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[[2016年]]4月、元[[民主党_(日本_1998-2016)|民主党]]で連合大阪推薦の森山禎久市議(無所属)が会派「OSAKAみらい」を離脱し、自民党会派に移籍。これにより自民党会派は市会第二会派となった<ref>{{Cite web |date= 2015-12-02|url= http://mainichi.jp/articles/20160412/ddl/k27/010/420000c|title= 大阪市議会 無所属系会派の森山氏が自民へ|publisher= 毎日新聞|accessdate=2016-04-12|}}</ref>。 |
[[2016年]]4月、元[[民主党_(日本_1998-2016)|民主党]]で連合大阪推薦の森山禎久市議(無所属)が会派「OSAKAみらい」を離脱し、自民党会派に移籍。これにより自民党会派は市会第二会派となった<ref>{{Cite web |date= 2015-12-02|url= http://mainichi.jp/articles/20160412/ddl/k27/010/420000c|title= 大阪市議会 無所属系会派の森山氏が自民へ|publisher= 毎日新聞|accessdate=2016-04-12|}}</ref>。 |
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定数が86から83に変更された[[2019年]]の[[第19回統一地方選挙]]では、自民・公明・共産が議席を減らす中で大阪維新の会が公示前の35議席を上回る40議席を獲得。[[立憲民主党 (日本)|立憲民主党]] などその他の政党は議席を獲得出来なかった。 |
定数が86から83に変更された[[2019年]]の[[第19回統一地方選挙]]では、自民・公明・共産が議席を減らす中で大阪維新の会が公示前の35議席を上回る40議席を獲得。[[立憲民主党 (日本 2017)|立憲民主党]] などその他の政党は議席を獲得出来なかった。 |
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2020年11月1日 (日) 10:10時点における版
大阪市会 | |
---|---|
種類 | |
種類 | |
役職 | |
議長 | 本田リエ(大阪維新の会)、 2020年5月28日より現職 |
副議長 | 八尾進(公明党)、 2020年5月28日より現職 |
構成 | |
定数 | 83 |
院内勢力 | 市政与党 (58)
大阪維新の会(40)
公明党 (18)
市政野党 (25) 自由民主党 (19)
日本共産党 (4)
市民つながる(2) |
選挙 | |
中選挙区制 | |
前回選挙 | 2019年4月7日 |
議事堂 | |
日本、大阪府大阪市北区中之島1丁目3番20号 大阪市役所 | |
ウェブサイト | |
大阪市会 |
概要
1889年(明治22年)の市制施行に伴って議決機関として「大阪市会」を設置した経緯から、地方自治法改正により市会を「市議会」と改称した後も「市会」と称している(横浜市、名古屋市、京都市、神戸市も同様)。
長きにわたり自由民主党系の会派が議会最大勢力であったが、大阪府知事の橋下徹が率いる大阪維新の会が過半数の議席を目指して候補者を大量に擁立を表明。若手・中堅を中心に12名の市議が自民党を離党し維新の会へ入党した。
2011年(平成23年)の市議選では、自民・民主が大きく議席を減らしたものの維新の会は過半数の議席を獲得することはできなかった。
2013年(平成25年)12月、市会議長であった美延映夫(大阪維新の会)が不祥事の責を問われて議長辞任に追い込まれた。同月17日、美延の後継議長の選出選挙が行われた。それまで、市会議長は比較第1党の議員が選ばれるというのが常例であったが、今回は第1党である大阪維新の会以外の全会派が維新の議長候補者に投票せず、比較第3党の自民党の候補者に投票した。その結果、自民党議員の木下吉信が新議長に選出された。また、翌年5月末の議長選出選挙でも同様に維新以外の会派の結束により自民党から床田正勝が選出された。
大阪都構想が争点となった2015年の第18回統一地方選挙では、都構想推進派の大阪維新の会が大きく議席を獲得し、民主党は全議席を失い大敗した。(大阪府議会でも、民主党当選者は一人。)自民・共産は微増。民社協会所属で連合大阪推薦で初当選した福田武洋が自民党会派に入会。
2016年4月、元民主党で連合大阪推薦の森山禎久市議(無所属)が会派「OSAKAみらい」を離脱し、自民党会派に移籍。これにより自民党会派は市会第二会派となった[1]。
定数が86から83に変更された2019年の第19回統一地方選挙では、自民・公明・共産が議席を減らす中で大阪維新の会が公示前の35議席を上回る40議席を獲得。立憲民主党 などその他の政党は議席を獲得出来なかった。
施設
市会は大阪市役所の7階(市会図書室・特別委員会室・委員会室)、8階(議場・会派控室・市会運営委員会室・委員会室・市会事務局・議長室)、屋上1階(傍聴席)にある。
会派
2020年3月現在、大阪維新の会・公明党・大阪中央大阪市会議員団の3会派が市政与党である。
会派名 | 議員数 | 所属党派 | 女性議員数 | 女性議員の比率(%) |
---|---|---|---|---|
大阪維新の会大阪市会議員団 | 40 | 大阪維新の会 | 11 | 27.5% |
自由民主党・市民クラブ大阪市会議員団 | 19 | 自由民主党・無所属(民社協会推薦) | 4 | 21.05% |
公明党大阪市会議員団 | 18 | 公明党 | 2 | 11.11% |
日本共産党 | 4 | 日本共産党 | 3 | 75% |
市民とつながる・くらしが第一大阪市会議員団 | 2 | 無所属(連合大阪推薦) | 0 | 0% |
定数 | 83 | ※2020年8月現在[2] | 20 | 24.10 |
選挙区・定数・選出議員
大阪市会の選挙制度は、各行政区を選挙区とする中選挙区制(単記非移譲式)である。
選挙区 | 定数 | 選出議員 | 政党(公認) | 会派 | 当選回数 |
---|---|---|---|---|---|
北区 | 4 | 高山美佳 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 2回 |
藏本隆之 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 1回 | ||
前田和彦 | 自由民主党 | 自由民主党・市民クラブ | 2回 | ||
山本智子 | 公明党 | 公明党 | 2回 | ||
都島区 | 3 | 岡田妥知 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 2回 |
大西聖一 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 1回 | ||
八尾進 | 公明党 | 公明党 | 5回 | ||
福島区 | 2 | 広田和美 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 4回 |
太田晶也 | 自由民主党 | 自由民主党・市民クラブ | 3回 | ||
此花区 | 2 | 大内啓治 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 6回 |
今田信行 | 公明党 | 公明党 | 1回 | ||
中央区 | 3 | 野上蘭 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 1回 |
有本純子 | 自由民主党 | 自由民主党・市民クラブ | 6回 | ||
塩中一成 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 1回 | ||
西区 | 3 | 西拓郎 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 1回 |
東貴之 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 5回 | ||
永井啓介 | 自由民主党 | 自由民主党・市民クラブ | 4回 | ||
港区 | 3 | 藤田暁 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 3回 |
西徳人 | 公明党 | 公明党 | 3回 | ||
山本長助 | 自由民主党 | 自由民主党・市民クラブ | 2回 | ||
大正区 | 2 | 出雲輝英 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 3回 |
金沢一博 | 公明党 | 公明党 | 5回 | ||
天王寺区 | 2 | 足高将司 | 自由民主党 | 自由民主党・市民クラブ | 7回 |
金子恵美 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 2回 | ||
浪速区 | 2 | 竹下隆 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 2回 |
森山禎久 | 無所属[3] | 自由民主党・市民クラブ | 4回 | ||
西淀川区 | 3 | 山田肇 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 1回 |
佐々木哲夫 | 公明党 | 公明党 | 3回 | ||
荒木幹男 | 自由民主党 | 自由民主党・市民クラブ | 6回 | ||
淀川区 | 5 | 山下昌彦 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 4回 |
坂井肇 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 1回 | ||
杉田忠裕 | 公明党 | 公明党 | 5回 | ||
北野妙子 | 自由民主党 | 自由民主党・市民クラブ | 5回 | ||
寺戸月美 | 日本共産党 | 日本共産党・市民とつながる・くらしが第一 | 4回 | ||
東淀川区 | 5 | 守島正 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 3回 |
小笹正博 | 公明党 | 公明党 | 8回 | ||
杉山幹人 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 2回 | ||
石川博紀 | 自由民主党 | 自由民主党・市民クラブ | 1回 | ||
長岡ゆりこ | 日本共産党 | 日本共産党・市民とつながる・くらしが第一 | 1回 | ||
東成区 | 3 | 岡崎太 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 3回 |
川嶋広稔 | 自由民主党 | 自由民主党・市民クラブ | 4回 | ||
海老沢由紀 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 1回 | ||
生野区 | 4 | 木下誠 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 4回 |
武直樹 | 無所属 | 日本共産党・市民とつながる・くらしが第一 | 3回 | ||
原口悠介 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 1回 | ||
山田正和 | 公明党 | 公明党 | 3回 |
選挙区 | 定数 | 選出議員 | 政党(公認) | 会派 | 当選回数 |
---|---|---|---|---|---|
旭区 | 3 | 宮脇希 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 2回 |
福田武洋 | 無所属[4] | 自由民主党・市民クラブ | 2回 | ||
西崎照明 | 公明党 | 公明党 | 4回 | ||
城東区 | 5 | 飯田哲史 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 3回 |
本田リエ | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 3回 | ||
西川裕二 | 自由民主党 | 自由民主党・市民クラブ | 4回 | ||
明石直樹 | 公明党 | 公明党 | 5回 | ||
山中智子 | 日本共産党 | 日本共産党・市民とつながる・くらしが第一 | 6回 | ||
鶴見区 | 3 | 大橋一隆 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 3回 |
土岐恭生 | 公明党 | 公明党 | 3回 | ||
原田真梨子 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 1回 | ||
阿倍野区 | 3 | 木下吉信 | 自由民主党 | 自由民主党・市民クラブ | 8回 |
丹野壮治 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 3回 | ||
梅園周 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 3回 | ||
住之江区 | 4 | 佐々木理江 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 2回 |
岸本栄 | 公明党 | 公明党 | 2回 | ||
片山一歩 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 3回 | ||
松崎孔 | 無所属 | 日本共産党・市民とつながる・くらしが第一 | 7回 | ||
住吉区 | 5 | 多賀谷俊史 | 自由民主党 | 自由民主党・市民クラブ | 7回 |
井上浩 | 日本共産党 | 日本共産党・市民とつながる・くらしが第一 | 4回 | ||
上田智隆 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 2回 | ||
伊藤亜美 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 1回 | ||
中田光一郎 | 公明党 | 公明党 | 1回 | ||
東住吉区 | 4 | 田辺信広 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 3回 |
高見亮 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 2回 | ||
加藤仁子 | 自由民主党 | 自由民主党・市民クラブ | 6回 | ||
辻義隆 | 公明党 | 公明党 | 5回 | ||
平野区 | 6 | 杉村幸太郎 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 3回 |
新田孝 | 自由民主党 | 自由民主党・市民クラブ | 8回 | ||
永田典子 | 公明党 | 公明党 | 2回 | ||
永井広幸 | 公明党 | 公明党 | 2回 | ||
吉見美佐子 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 1回 | ||
田中宏樹 | 自由民主党 | 自由民主党・市民クラブ | 1回 | ||
西成区 | 4 | 辻淳子 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 5回 |
山口悟朗 | 公明党 | 公明党 | 1回 | ||
花岡美也 | 自由民主党 | 自由民主党 | 1回 | ||
藤岡寛和 | 大阪維新の会 | 大阪維新の会 | 2回 |
議員報酬と諸手当
役職 | 月額報酬 | 期末手当年額 | 政務活動費 | 年収 |
---|---|---|---|---|
議長 | 95万円 | 511万9200円 | 月額 51万3000円 | 1651万9200円 |
副議長 | 84万4000円 | 455万 | 400円1467万8400円 | |
議員 | 77万4000円 | 417万1200円 | 1345万9200円 | |
“大阪市市政§大阪市特別職の報酬等の状況(平成28年6月19日時点)”. 2016年10月閲覧。 |
大阪市会は「“大阪市市政 大阪市会議員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の特例に関する条例”. 2016年10月閲覧。」により、平成29年3月31日まで上記の額に減額されている。
出身者
首長
国会議員 (現職)
- 井上英孝 - 日本維新の会衆議院議員
- 美延映夫 - 日本維新の会衆議院議員
- 大西宏幸 - 自由民主党衆議院議員
- 清水忠史 - 日本共産党衆議院議員
- 長尾秀樹 - 立憲民主党衆議院議員
- 村上史好 - 立憲民主党衆議院議員
国会議員 (元職)
- 近江巳記夫 - 公明党元衆議院議員、元科学技術庁長官
- 神崎敏雄 - 日本共産党元衆議院議員、元大阪府議会議員
- 中山正暉 - 自由民主党元衆議院議員、元建設大臣・郵政大臣
- 松岡徹 - 民主党元参議院議員、部落解放同盟中央書記長
- 柳本卓治 - 自由民主党参議院議員、元衆議院議員
前職・元職
不祥事
- 不破忠幸(中央区選出、大阪維新の会=逮捕後に離党)が、2019年4月2日、ウグイス嬢を手配した女と、手配を仲介した男に報酬として計75万6000円を渡したとして、公職選挙法違反の疑いで逮捕される[6]。9月6日、大阪地方裁判所は不破に懲役1年、執行猶予5年(求刑懲役1年)を言い渡した[7]。11月21日、大阪高等裁判所は1審地裁判決を支持、不破の控訴を棄却する即日判決を言い渡した[8]。2020年2月17日、大阪市選挙管理委員会は、不破の有罪が13日に確定し、当選が無効となったと告示。不破は失職し、再選挙が3月13日告示、22日投開票の日程で行われると発表した[9]。
脚注
- ^ “大阪市議会 無所属系会派の森山氏が自民へ”. 毎日新聞 (2015年12月2日). 2016年4月12日閲覧。
- ^ “会派別名簿”. 大阪市会. 2020年8月6日閲覧。
- ^ 自民党推薦。
- ^ 民社協会推薦。
- ^ プロフィール | 吉村洋文 前衆議院議員
- ^ “選挙カー運動員の奪い合い、大阪市議逮捕の背景か”. 産経新聞 2019.6.4 21:40. 2020年8月16日閲覧。
- ^ “元維新の市議有罪=ウグイス嬢手配で報酬-大阪地裁”. 時事通信 2019年09月06日17時19分. 2020年8月16日閲覧。
- ^ “2審も有罪 元維新の大阪市議 運動員手配で不正報酬”. 産経新聞 2019.11.21 22:16. 2020年8月17日閲覧。
- ^ “大阪市議再選挙は3月22日、公選法違反で当選無効”. 日本経済新聞 2020/2/18 10:18. 2020年8月17日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 大阪市会(公式サイト)