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2020年11月1日 (日) 09:22時点における版
はむらし 羽村市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 関東地方 | ||||
都道府県 | 東京都 | ||||
市町村コード | 13227-6 | ||||
法人番号 | 1000020132276 | ||||
面積 |
9.90km2 | ||||
総人口 |
53,798人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 5,434人/km2 | ||||
隣接自治体 | 青梅市、福生市、あきる野市、西多摩郡瑞穂町 | ||||
市の木 | イチョウ | ||||
市の花 | サクラ | ||||
市の鳥 | アオバズク | ||||
羽村市役所 | |||||
市長 | 橋本弘山 | ||||
所在地 |
〒205-8601 東京都羽村市緑ケ丘五丁目2番地1 北緯35度46分1.8秒 東経139度18分39.4秒 / 北緯35.767167度 東経139.310944度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
東京都で最も人口が少ない市である。
地理
多摩川中上流左岸に広がる(一部右岸)。西と北を青梅市、東を西多摩郡瑞穂町、南を福生市、あきる野市と接する。平成22年国勢調査によれば、青梅市への通勤率は12.4%である。
経済的には北西部の小作地区は青梅市と、南東部の羽(はね)地区は福生市との結びつきが深い。玉川上水の開削に際しては、羽村に取水堰が設けられた。近代以後は養蚕を主とする農村だったが、高度経済成長期以後、自動車工場の誘致・建設などで人口が増加、また、東京のベッドタウンとなった。
- 面積
面積は9.90平方キロメートル。全国の市で7番目に小さく、東京都の市の中でも、狛江市、国立市に次いで3番目に小さい。
隣接している自治体
歴史
多摩川の河岸段丘上には数多くの考古遺跡が分布し、市域でも縄文時代中期の山根坂上遺跡をはじめとする中期集落遺跡が分布している。弥生時代の遺跡は見られず、古墳時代も後期の遺物がわずかに出土しているのみ。
律令制下では武蔵国多摩郡に属し、中世前期に至り三田氏の支配する杣保長淵郷に比定される。戦国期には相模国の後北条氏が関東へ進出し三田氏を滅ぼし、市域も後北条領国に含まれ北条氏照領が置かれている。
近世を通じて3か村が存在する。生業は市域の大半で畑作が主軸で、多摩川流域の一部地域で米麦栽培が行われる。武蔵野台地では永安2年(1653年)には玉川上水が開削され本格な新田開発が行われるが、羽村取水口が設置され水元の村となった市域には羽村堰陣屋が設置され、江戸表からの出役人が交代で勤務し、地元百姓も水番人を務め水質などを管理した。天明4年(1784年)には武州村山騒動が発生する。
年表
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、羽村(はねむら)・五ノ神村・川崎村が合併して神奈川県西多摩郡西多摩村が発足。[1][2]
- 1893年(明治26年)4月1日 - 三多摩の東京府(現在の東京都)移管により東京府西多摩郡西多摩村になる。
- 1894年(明治27年)11月19日 - 青梅鉄道(現在の青梅線)が開業。
- 1956年(昭和31年)10月1日 - 西多摩村は町制施行により西多摩郡羽村町(はむらまち)となる。
- 1982年(昭和57年)4月30日 - 防災行政無線運用開始(当時の夕方のチャイムは「埴生の宿(鐘系)」)。
- 1986年(昭和61年)4月1日 - 防災行政無線の夕方のチャイム「思い出(鐘系)」放送開始。
- 1991年(平成3年)11月1日 - 羽村町は市制施行し羽村市となる。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 防災行政無線のチャイムの音色が変更される。
- 2012年(平成24年)9月1日 - 防災行政無線放送等変更。
変遷表
羽村市市域の変遷表 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1868年 以前 |
明治22年 4月1日 |
明治22年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | ||||
羽村 | 西多摩村 | 昭和31年10月1日 羽村町に町制改称 |
平成3年11月1日 市制 |
羽村市 | ||||
五ノ神村 | ||||||||
川崎村 |
人口
羽村市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
昼夜間人口
2005年に夜間人口(居住者)は56,452人である。市外からの通勤者と通学生および居住者のうちの市内に昼間残留する人口の合計である昼間人口は55,966人で昼は夜の0.991倍の人口となり、昼夜間人口比が均衡している。
通勤者・通学者で見ると市内から市外へ出る通勤者17,293人、市外から市内へ入る通勤者は18,392人。学生では市内から市外に出る通学生は2,447人、市外から市内へ入る通学生は862人である[3]。なお、国勢調査では年齢不詳の者が東京都だけで16万人おり、この項の昼夜間人口に関しては年齢不詳の人物は数字に入っていないので数字の間に若干の誤差は生じる。
地域
羽村市では、一部の区域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。また、土地区画整理事業が完了した区域等で町名地番整理が実施されている。
町名 | 町名の読み | 設置年月日 | 住居表示実施年月日 | 住居表示実施直前の町名 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
川崎 | かわさき | 1889年4月1日 | 未実施 | ||
川崎一〜四丁目 | かわさき | 1978年6月5日 | 1978年6月5日 | 大字川崎の一部 | |
横田基地内 | よこたきちない | 未実施 | |||
五ノ神 | ごのかみ | 1889年4月1日 | 未実施 | ||
五ノ神一〜四丁目 | ごのかみ | 1979年4月29日 | 未実施 | 町名地番整理実施区域 | |
羽 | はね | 1889年4月1日 | 未実施 | ||
神明台一〜四丁目 | しんめいだい | 1969年3月30日 | 未実施 | 町名地番整理実施区域 | |
栄町一〜三丁目 | さかえちょう | 1966年8月2日 | 未実施 | 町名地番整理実施区域 | |
緑ヶ丘一〜五丁目 | みどりがおか | 1979年4月29日 | 未実施 | 町名地番整理実施区域 | |
玉川一・二丁目 | たまがわ | 1978年6月5日 | 1978年6月5日 | 大字川崎、大字羽の各一部 | |
富士見平一〜三丁目 | ふじみだいら | 1979年4月29日 | 未実施 | 町名地番整理実施区域 | |
羽東一〜三丁目 | はねひがし | 1980年11月4日 | 1980年11月4日 | 大字羽、大字川崎、大字五ノ神の各一部 | |
羽中一〜四丁目 | はねなか | 1980年11月4日 | 1980年11月4日 | 大字羽の一部 | |
羽加美一〜四丁目 | はねかみ | 1980年11月4日(二〜四) | 1980年11月4日 | 大字羽の一部 | |
2001年2月10日(一) | 未実施 | 町名地番整理実施区域 | |||
羽西一〜三丁目 | はねにし | 1980年11月4日 | 1980年11月4日 | 大字羽の一部 | |
双葉町一〜三丁目 | ふたばちょう | 1991年11月1日 | 1991年11月1日 | 松原町1〜3の全部並びに大字川崎の一部 | |
小作台一〜五丁目 | おざくだい | 1993年11月27日 | 未実施 | 町名地番整理実施区域 |
行政
市長
- 並木心(なみき しん、5期目、任期満了日:2021年4月25日)
議会
羽村市議会
- 定数:18人
- 任期:2019年5月1日 - 2023年4月30日[4]
- 議長: 馳平耕三(はせひら こうぞう、選出日:2017年5月16日)
会派名 | 議席数 |
新政会 | 4 |
公明党 | 4 |
日本共産党 | 2 |
新しい風 | 2 |
立憲民主党 | 1 |
国民民主党 | 1 |
市民ネットワーク「いきいき広場」 | 1 |
羽村21 | 1 |
リフレッシュ羽村 | 1 |
世論 | 1 |
東京都議会
- 選挙区:西多摩選挙区(福生市、羽村市、あきる野市、瑞穂町、日の出町、檜原村、奥多摩町)
- 定数:2人
- 任期:2017年7月23日 - 2021年7月22日
- 投票日:2017年7月2日
- 当日有権者数:209,019人
- 投票率:47.21%
候補者名 | 当落 | 年齢 | 党派名 | 新旧別 | 得票数 |
---|---|---|---|---|---|
清水康子 | 当 | 50 | 都民ファーストの会 | 新 | 33,526票 |
田村利光 | 当 | 50 | 自由民主党 | 新 | 27,771票 |
島田幸成 | 落 | 49 | 無所属 | 現 | 23,468票 |
西村雅人 | 落 | 50 | 日本共産党 | 新 | 12,469票 |
衆議院
- 選挙区:東京都第25区 (青梅市・昭島市・福生市・あきる野市・羽村市・西多摩郡)
- 任期:2017年(平成29年)10月22日 - 2021年(令和3年)10月21日(「第48回衆議院議員総選挙」参照)
議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
---|---|---|---|
井上信治 | 自由民主党 | 6 | 選挙区 |
警察・消防
警察
消防
- 東京消防庁福生消防署羽村出張所
経済
産業
1966年に日本住宅公団によって、青梅市にまたがる西東京工業団地が造成された。
- 工業
- カシオ計算機羽村技術センター(NHKプロジェクトX、2002年7月2日放送第090回 「男たちの復活戦 デジタルカメラに賭ける」の舞台となった。)
- 三和電気計器羽村工場(同企業子会社の三和M.I.テクノス、三和テスメックスの本社も所在する)
- 日野自動車羽村工場
- オーデリック羽村工場
- あすか製薬西東京事業所
- カリモク家具多摩ショールーム
- 商業
- 農業
- JAにしたま羽村市農産物直売所
- かつて存在した施設
- 日立国際電気羽村工場 - 2013年10月閉鎖。跡地全体に「イオンタウン羽村(仮称)」建設計画があったが、2017年12月頃に敷地の一部を医療機器メーカーのニプロが購入し、メーカーの関連施設(工場・研究所など)として、残りの部分は引き続きイオンタウン敷地として整備する予定[6]。
- 忠実屋、トポス - かつて駅前にあった。
- HondaCars東京都西羽村PDIセンター - 羽村市栄町3-3にあった。2018年11月末オープンに向けて(仮称)サクラモールへの改築工事が行われている(Hondaカーディーラー、大型小売チェーン、回転すしチェーンなどの商業施設や医療施設が入る予定)[7]。
姉妹都市・提携都市
教育
小学校
- 羽村市立羽村東小学校
- 羽村市立羽村西小学校
- 羽村市立富士見小学校
- 羽村市立栄小学校
- 羽村市立松林小学校
- 羽村市立小作台小学校
- 羽村市立武蔵野小学校
中学校
- 羽村市立羽村第一中学校
- 羽村市立羽村第二中学校
- 羽村市立羽村第三中学校
高等学校
特別支援学校
文化施設
- 生涯学習センターゆとろぎ - 854席の大ホールなどを備える複合文化施設
スポーツ施設
- 羽村市スポーツセンター
- 羽村市スイミングセンター
その他施設
- 西多摩自動車学校
- 羽村市富士見斎場
- 羽村市クリーンセンター
- 堰下レクリエーション広場
- 米軍横田基地 - 一部が羽村市に入っており、12ゲート(メインゲート)が基地、15ゲート(ウエストゲート)が西住宅地区の入口になっている[8]。
医療施設
- 西多摩病院
- 羽村三慶病院
- 羽村透析クリニック
- 介護老人保健施設 葵の園・羽村
交通
隣接する青梅市、福生市とは鉄道で結ばれている。同様に隣接するあきる野市、瑞穂町へ通じる鉄道の便はない。
鉄道
- 中心となる駅
- 羽村駅
利用客数は小作駅の方が多い。
バス
市内では、羽村市コミュニティバス「はむらん」が運行されている(西東京バス青梅営業所へ委託)。羽村市内の運行だが、一部の時間帯は、福生市内を通る公立福生病院経由ルートで運行されている。
ほかに、小作駅より青梅・あきる野・福生方面のバスが西東京バスにより運行されている
羽村駅より箱根ヶ崎駅や瑞穂方面に立川バス、栄町や青梅市新町9丁目方面に西東京バスが運行されている。
道路
市の北西端を圏央道が通過しているが、インターチェンジはない。また、市の東部には国道16号(周囲が横田基地に囲まれているので、市内の他の道路とは接続していない)が通っており、さらに、都道立川青梅線(奥多摩街道)と都道福生青梅線(産業道路)が市を南北に縦断し、都道羽村瑞穂線(羽村街道)および都道あきる野羽村線が東西に横断しており、隣接市町村を通過する国道16号や国道411号などと連絡している。
- 国道
- 国道16号
- 国道468号(圏央道)
- 東京都道29号立川青梅線(奥多摩街道・新奥多摩街道)
- 一般都道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 名所・旧跡
- 羽村取水堰(玉川上水)(多摩川からの取水口) - 上水開削に尽力した玉川兄弟の像がある。
- 羽村市郷土博物館 [2] - 「羽村の民家(旧下田家住宅)とその生活用具」は国の重要有形民俗文化財に指定されている
- まいまいず井戸 - 東京都指定史跡
- 羽村橋のケヤキ - 東京都指定天然記念物
- 旧鎌倉街道
- 阿蘇神社
- 羽村駅前 - CLANNAD (ゲーム)の聖地として有名。謎のオブジェがある。
- レジャー施設
- 祭・イベント
- どんど焼き(1月の成人の日) - 羽村堰下橋下多摩川河川敷と宮の下運動公園子ども広場で行われる[10]。
- 活力市「だるま市」(1月上旬) - 羽村市農産物直売所駐車場にて開催。
- 駅伝大会(3月上旬)
- はむら花と水のまつり「さくらまつり」(3月中旬 - 4月中旬) - 羽村取水堰周辺にて開催。
- はむら花と水のまつり「チューリップまつり」(4月上旬 - 4月下旬) - 根がらみ前水田にて開催。終了後は稲の栽培が行われる。
- 春祭り(4月第2土・日曜日) - 市内神社を中心に宵宮・本祭が催される。
- 七夕祭り(7月7日頃) - 小作駅東口ロータリー周辺にて開催。
- 活力市「あさがお・ほおずき市」(7月上旬) - 羽村市農産物直売所駐車場にて開催。
- はむら夏まつり(7月の最終土・日曜日) - 羽村駅周辺にて開催。
- はむらふるさと祭り(9月の最終土・日曜日または10月最初の土・日曜日) - 小作駅東口ロータリー周辺にて開催。よさこいソーランなどを披露。
- 市民体育祭(10月上旬) - 富士見公園グラウンドで開催。
- 羽村市産業祭(11月第1土・日曜日) - 富士見公園にて開催。
市・公式キャラクター
- はむりん
2013年に誕生した公式キャラクターで、「水・花・緑」をモチーフにしたデザインをしている。
特産品
※出典は こちら を参照。
- 「羽村米」 - 根がらみ前水田で栽培された米。及び羽村米を使った料理がB級グルメとして料理店や各種イベントで出される[11]。
- 「水はむら」 - 地下水をペットボトルに詰めて販売。
- 「まいまいずポテト」 - B級グルメの一つ。史跡「まいまいず井戸」にちなんで、ジャガイモをらせん状に薄く切って揚げたもの。
- 「羽衣の堰」 - 羽村市の地酒。
- 羽村市農産物直売所で販売している野菜や花。
著名な出身者
- 中里介山 - 作家 小説「大菩薩峠」
- 小林祐三 - サッカー選手、サガン鳥栖
- 工藤静香 - 歌手
- 高橋知幸 - 東海テレビ放送アナウンサー、元新潟放送アナウンサー
- 城定信次 - 元サッカー選手、浦和レッズ、湘南ベルマーレ。現在浦和レッズハートフルクラブのコーチ
- 聖れい - 元宝塚歌劇団、雪組 男役
- 登坂広臣 - 歌手、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEボーカル
- 凰羽みらい - 元宝塚歌劇団、星組 男役
- 鳥海剛史 - 作曲家
- LIFriends[12] - 東京都立羽村高等学校出身ロックバンド、はむら応援隊長
- カトリーナ陽子 - ものまねタレント
ゆかりの著名人
その他
脚注
注釈・出典
- ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 13 東京都』、角川書店、1978年、ISBN 4040011309より
- ^ 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180より
- ^ 東京都編集『東京都の昼間人口2005』平成20年発行152-153ページ
- ^ “任期満了日(定数)一覧”. 東京都. 2019年5月2日閲覧。
- ^ “議員名簿”. 羽村市議会. 2017年10月7日閲覧。
- ^ はむらっ子通信 第43号 - 羽村市議会議員 橋本ひろたかHP
- ^ 仮称)さくらモール メディカルステーション - y's journal 2018年5月4日閲覧。
- ^ 横田基地の概要 - 福生市立図書館
- ^ [1]
- ^ どんど焼き - 全国観るなびHP
- ^ 特産品(羽村市) - 西多摩ネットワーク。
- ^ LIFriends(リフレンズ):プロフィール / IMPERIAL RECORDS
関連項目
外部リンク
青梅市 | 西多摩郡瑞穂町 | |||
羽村市 | ||||
あきる野市 | 福生市 |