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2020年9月15日 (火) 12:18時点における版
桜島武町 | |
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桜島内の地名と山の地図 | |
北緯31度36分44秒 東経130度37分6.4秒 / 北緯31.61222度 東経130.618444度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 鹿児島県 |
市町村 | 鹿児島市 |
地域 | 桜島地域 |
地区 | 桜島地区 |
人口 (2020年(令和2年)4月1日現在) | |
• 合計 | 469人 |
等時帯 | UTC+9 (JST) |
郵便番号 |
891-1416 |
桜島武町(さくらじまたけちょう Sakurajimatake-Chō)は、鹿児島県鹿児島市の町名。旧大隅国大隅郡桜島郷武村、鹿児島郡西桜島村大字武、鹿児島郡桜島町武。郵便番号は891-1416。人口は469人、世帯数は265世帯(2020年4月1日現在)[1]。
地理
桜島の北部に所在し、火山扇状地の扇端部に位置する。町域の北東には深谷川を挟んで桜島藤野町、南西に長谷川を挟んで桜島赤生原町がそれぞれ隣接しており、北西には鹿児島湾に面している。
主に温州みかんやビワなどを中心とした果樹が生産されている。1949年(昭和24年)には地内から武貝塚が発掘され縄文土器が出土している[2]。
歴史
先史時代
1944年(昭和19年)と1949年(昭和24年)に地内で発掘調査が行われ、縄文期の頃のものと見られる武貝塚が発見された。貝塚の上層からは市来式土器、西平式土器、中層からは上層より古い市来式土器や鐘崎式土器、下層からは指宿式土器、出水式土器が発掘され、他にも動物の骨、磨製石器なども発掘されている。
福岡県で主に出土される鐘崎式土器、熊本県で主に出土される西平式土器が発掘されていることから、この頃より九州各地との交流が行われていたとされる[3]。
武の成立
岳という地名は戦国期より見え、大隅国向島のうちであった。天文6年の本田紀伊守宛島津勝久宛行状に記述が見えるのが地名の初見であるとされる。天正元年以降は北郷時久領となった[4]。
近世
江戸期には大隅国大隅郡桜島郷(外城)のうちであり、村高は「天保郷帳」では297石余、「旧高旧領取調帳」では350石余で、桜島では最大の石高数であった[5]。このころより、武村と称されるようになった。
安永8年の桜島大噴火では噴石や降灰による被害が甚大であり、村民は鹿児島城下に避難した[6]。
町村制施行以後
1889年(明治22年)に町村制が施行されたのに伴い、桜島の西半分の区域より西桜島村が成立し、江戸期の武村は西桜島村の大字「武」となった。1973年(昭和48年)には西桜島村が町制施行し、桜島町の大字となった[6]。
2004年(平成16年)に桜島町が鹿児島市に編入され、大字武は鹿児島市の町名「桜島武町」となった[7]。
施設
- 教育
- 桜島保育園
- 郵便局
- 西桜島郵便局
- 1893年(明治26年)に大字横山(現在の桜島横山町)に設置されたが、1914年(大正3年)に発生した大正大噴火により局舎が溶岩に埋没し、翌年の1915年(大正4年)に武に移転した[2][8]。
- 寺社
- 南方神社
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[11]。
町丁 | 番・番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
桜島武町 | 全域 | 鹿児島市立桜洲小学校 | 鹿児島市立桜島中学校 |
交通
道路
脚注
- ^ “年齢(5歳階級)別・町丁別住民基本台帳人口(平成27~令和2年度)”. 鹿児島市 (2020年4月1日). 2020年5月8日閲覧。
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』 p.918 角川書店
- ^ 桜島町郷土誌 第2編 歴史 (PDF) p.60 - 鹿児島市 2012年6月22日閲覧。
- ^ 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』 p.405-406 角川書店
- ^ 桜島町郷土誌 第2編 歴史 (PDF) p.117 - 鹿児島市 2012年6月22日閲覧。
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』 p.406 角川書店
- ^ 合併後の住所表示 - 鹿児島市 2012年6月22日閲覧。
- ^ 桜島町郷土誌 第3編 現代 (PDF) pp.277-279 - 鹿児島市 2012年6月22日閲覧。
- ^ 南方神社 - 鹿児島県神社庁 2012年6月22日閲覧。
- ^ 桜島町郷土誌 第3編 現代 (PDF) pp.721 - 鹿児島市 2012年6月22日閲覧。
- ^ “小・中学校の校区表”. 鹿児島市役所. 2010年8月31日閲覧。