「小山田町 (鹿児島市)」の版間の差分
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2020年9月15日 (火) 12:04時点における版
座標: 北緯31度39分44秒 東経130度29分10秒 / 北緯31.66222度 東経130.48611度
小山田町 | |
---|---|
北緯31度39分44秒 東経130度29分10秒 / 北緯31.66222度 東経130.48611度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 鹿児島県 |
市町村 | 鹿児島市 |
地域 | 伊敷地域 |
人口 (2020年(令和2年)4月1日現在) | |
• 合計 | 2,247人 |
等時帯 | UTC+9 (JST) |
郵便番号 |
899-2531(小山田町の一部) 891-1231(一部を除く全域) |
小山田町(こやまだちょう Koyamada-Chō)は、鹿児島県鹿児島市の町名。旧薩摩国日置郡鹿児島近在小山田村、鹿児島郡鹿児島近在小山田村、鹿児島郡伊敷村大字小山田。世帯数は1,169世帯。人口は2,247人(2020年4月1日現在)[1]。郵便番号は、5199番地・5200番地・5205番地は899-2531、その他の地域は891-1231。
地理
鹿児島市の北部、平成の大合併前の鹿児島市域の北西端にあり、甲突川の中流域に位置している。町域の北方には郡山町、東俣町、南方には犬迫町、石谷町、日置市伊集院町竹之山、西方には日置市伊集院町中川及び鹿児島市西俣町、東方には川田町、皆与志町が接している。
北西の郡山地域から甲突川が南東方向に流れる。国道3号が東西を通り、国道328号が小山田町交差点から分岐する。近年は、鹿児島県道210号小山田谷山線のバイパス開通などによる交通の改善により鹿児島市南部方面の交通も利便性が増している。また、南九州西回り自動車道の開通により国道3号の交通量が減少している[2]。
また、甲突川にある小山田発電所は鹿児島電気(現在の九州電力の前身の一つ)によって九州地方で最初に建設された水力発電所であり[3]、1898年(明治31年)に完成、運用を開始した[4]。出力は240kWであり、かつては鹿児島市電や下伊敷に所在していた歩兵第45連隊の兵営にも供給されており、2011年現在も発電が行われている[5][6]。
小山田町内には2013年現在で上、中ノ甲、上原、名越、下、永吉の6つの町内会が存在している[6]。
歴史
中世から近世
小山田という地名は鎌倉期より見え、薩摩国満家院のうちであり、江戸時代初期まで隣接する郡山地域と共に満家院に属していた。
その後は日置郡小山田村(鹿児島近在であったが鹿児島郡の所属でなかった)となり、村高は「天保郷帳」には2,097石余、「旧高旧領」には1,836石余であったとある。遅くとも1871年以前[7][8]に鹿児島郡に移管された。
町村制施行以後
1889年(明治22年)に町村制が施行されたのに伴い、鹿児島近在の一部より伊敷村が成立し、江戸期の小山田村は伊敷村の大字「小山田」となった。1950年(昭和25年)には伊敷村が鹿児島市に編入されたのに伴い、それまでの大字小山田は鹿児島市の町名「小山田町」に改称された[9]。
1993年(平成5年)8月6日夕刻に発生した8.6水害において国道3号が同町内の名越付近で大きく陥没し、しばらく迂回路が使われていた[10]。
施設
- 公共
-
- 小山田交番
- 教育
- 郵便局
- その他
-
- 鹿児島みらい農業協同組合小山田支店(小山田簡易郵便局併設)
- 小山田給油所
- 鹿児島みらい農業協同組合小山田支店(小山田簡易郵便局併設)
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[11]。
町丁 | 番・番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
小山田町 | 河頭地区 | 鹿児島市立伊敷小学校 | 鹿児島市立河頭中学校 |
小山田町 | 上記を除く全域 | 鹿児島市立小山田小学校 |
道路
脚注
- ^ “年齢(5歳階級)別・町丁別住民基本台帳人口(平成27~令和2年度)”. 鹿児島市 (2020年4月1日). 2020年5月8日閲覧。
- ^ http://www.qsr.mlit.go.jp/kakoku/hodo/h19/pdf/070628.pdf [リンク切れ]
- ^ 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店 p.684
- ^ 発電所の役割 - 九州電力 2011年10月19日閲覧。
- ^ 発電所の概要 - 九州電力 2011年10月19日閲覧。
- ^ a b 『南日本新聞』 2013年6月4日付 18面(ふるさと新聞 小山田町版)
- ^ 『薩隅日地理纂考』では鹿児島近在の1か村として扱われている(当項目では『鹿児島県市町村変遷史』44頁からの孫引き)。
- ^ 『角川日本地名大辞典』には日置郡から鹿児島郡に移管された時期が記載されていない。
- ^ 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店 p.299
- ^ 川辺禎久 「1993年鹿児島水害を見る」 地質調査所 『地質ニュース474号』 pp.41、実業広報社、1994年
- ^ “小・中学校の校区表”. 鹿児島市役所. 2010年7月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月26日閲覧。
参考資料
- 鹿児島県総務部参事室編『鹿児島県市町村変遷史』 鹿児島県、1967年。
- 『角川日本地名大辞典46 鹿児島県』 角川書店、1983年 p.299。
- 鹿児島市小中学校校区表