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2020年8月27日 (木) 00:47時点における版
バレーボール中華人民共和国女子代表 | |
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国または地域 | 中国 |
大陸連盟 | アジアバレーボール連盟 |
協会 | 中国バレーボール協会 |
監督 | 郎平 |
国名コード | CHN (China, People's Rep. of) |
FIVBランキング | 1位(2019年)[1] |
オリンピック | |
出場回数 | 9 (優勝回数=3)回 |
初出場 | 1984 ロサンゼルス |
最高成績 | 金メダル(1984、2004、2016) |
世界選手権 | |
出場回数 | 13 (優勝回数=2)回 |
初出場 | 1956 世界選手権 |
最高成績 | 金メダル(1982、1986) |
ワールドカップ | |
出場回数 | 11 (優勝回数=5)回 |
初出場 | 1977 ワールドカップ |
最高成績 | 優勝(1981、1985、2003、2015、2019) |
アジア選手権 | |
出場回数 | 18回 |
最高成績 | 優勝(1979、1987、1989、1991、1993、1995、1997、1999、2001、2003、2005、2011、2015) |
バレーボール中華人民共和国女子代表(バレーボールちゅうかじんみんきょうわこく じょしだいひょう)は、バレーボールの国際大会で編成される中華人民共和国の女子バレーボールナショナルチームである。
歴史
1953年に国際バレーボール連盟へ加盟[2]。初めての世界大会は1956年世界選手権で、初出場ながらオーストリア、オランダ、ドイツなどを破り6位の成績を収めた。中国はヨーロッパチームの高いトスを両サイドに上げて攻撃するヨーロッパバレーに対し、速いコンビネーションを多用するオリエンタルバレーで対抗して世界のバレー界から注目を集めた。
1964年東京五輪での東洋の魔女の活躍は中国に影響を与えた。本格的にチームを強化するために東京五輪の日本代表監督を務めた大松博文を招き、1965年4月から1ヶ月間指導を受けた。
1980年代には袁偉民監督の下、エースアタッカーの郎平を中心に国際大会で多くの結果を残し、1981年から1986年にかけては3大大会で5連覇を達成した。
1990年代はアトランタ五輪、1998年の世界選手権で銀メダルを獲得したが、1999年のワールドカップバレー1999で日本に敗戦を喫するなど5位に終わり、2000年のシドニー五輪では準々決勝でアメリカに敗れメダルにあと一歩手が届かなかった。
地元開催が決定した北京五輪を目標に若返りをし、2001年の2001年ワールドグランドチャンピオンズカップでロシアやブラジルらを下し初優勝を飾った。 2003年のワールドカップバレー2003にて圧倒的な強さで全勝優勝した。
2004年アテネオリンピックでは久しぶりに金メダルを獲得した。
2005年に入り諸外国が次々と代表の世代交代をしていく中で中国代表はさほどの変化を見せなかった。それはもともと北京五輪の金メダルを目標として形成された若い代表だった為である。
2006年になると17歳のレフトでパワースパイカーの王一梅と196cmの身長を誇る徐雲麗が代表に加わった。2006ワールドグランプリでは決勝に進んだものの5位に終わった。世界選手権2006では1次ラウンドでロシア、ドイツに敗れ3位で通過することとなり、2次ラウンドでは2日目にブラジルと対戦した。2セット取ってから3セット取られて逆転負けをした。その後もオランダに敗れるなどの波乱があったが、順位決定の決勝ラウンドではキューバと日本を倒し5位で大会を終えた。年末のアジア競技大会では決勝で日本に逆転勝ちし3大会連続6度目の金メダルを獲得した。
しかし、2007年はキャプテンでセッターの馮坤が膝の手術で代表を離れると、新キャプテンには周蘇紅が就任した。中国国際で優勝、モントルーバレー2007優勝、エリツィン杯優勝と、主力がいないながらも好成績のスタートとなった。同年のワールドグランプリ2007では予選ラウンドで5勝4敗と8位であったが、開催国のため繰り上がりで進出した。寧波で行われた決勝ラウンドでオランダに敗れたが、イタリア、ブラジルらを下し準優勝を決めた。直後の第14回アジア選手権は5年ぶりに日本に敗れ、同大会で続いていた連覇記録が10で途切れた。なお、ワールドカップには北京五輪の出場権を獲得済みのため不参加だった。
2008年、地元開催の北京五輪では初戦でポーランドに快勝し予選ラウンドで3勝2敗で決勝トーナメントへと進み、準々決勝ではアテネ五輪決勝のロシアとの再現となった。そのロシアを3-0で破り準決勝に駒を進めブラジルと対戦したが、ブラジルの前にストレートで敗戦を喫し大会2連覇は成らなかった。それでも3位決定戦でキューバに勝利し銅メダルを確保した。同年10月の第1回アジアカップで北京五輪銅メダリストが名を連ねて初代チャンピオンに輝いた。
2009年、監督、スタッフが新たに変わり、選手構想も一気に若返った。新キャプテンの魏秋月、エースの王一梅を中心に、モントルーバレーマスターズ、トリノ国際で3位となった。だが、ワールドグランプリ2009で5位とメダルに手が届かず、第15回アジア選手権では決勝でタイに1-3で敗れ、女王奪回はならなかった。
2010年から監督が代わり、中国国際、モントルーバレーマスターズで優勝と幸先のよいスタートを切った。しかし、ワールドグランプリ2010で4位とメダルに届かず、世界選手権では1次ラウンドでトルコ、韓国、ロシアに敗れ2勝3敗と4位通過になった。そこから、2次ラウンドで持ち直すも9位決定戦でポーランドに敗れて10位と低迷した。その結果から直後の広州アジア大会には決勝で韓国を逆転勝ちで下し7度目の優勝を飾った。
2011年の中国国際、エリツィン杯では優勝を果たした。同年のワールドグランプリ2011では全試合を地元開催した。しかし決勝ラウンドで全敗し8位と過去最低に終わった。直後の第16回アジア選手権では決勝で日本を3-1で下し2005年大会以来の優勝を飾った。
2012年は4月に日本との遠征を行い、エースの王一梅が怪我により不在だった6月のワールドグランプリ2012は決勝ラウンドで1勝のみに終わり5位だった。さらに同年7-8月のロンドンオリンピックでは、準々決勝でこれまでオリンピックでは無敗だった日本に敗戦を喫し[3]、3大会ぶりにメダル無しに終わった。その後、第3回アジアカップ決勝でタイにも1-3で敗れ、連覇も2で途絶えてしまった。
2013年、かつての中国代表エースとしてロサンゼルス五輪金メダリストである郎平が監督に就任した。新主将に選ばれた惠若琪、代表デビューを飾った朱婷らの活躍で同年8月のワールドグランプリでは予選ラウンドを全勝で突破すると、最終的には2位に入った。2014年にイタリアで開催された世界選手権では準決勝で開催国イタリアに勝利し決勝に進出したが、アメリカとの決勝では1-3で敗れはしたものの世界選手権では16年ぶりに銀メダルを獲得した。2016年のリオオリンピックでは予選Bブロック4位通過から巻き返し、3大会ぶりの金メダル獲得を果たした[4]。
過去の成績
オリンピックの成績
1964年から1980年まで不参加
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世界選手権の成績
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ワールドカップの成績
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アジア選手権の成績
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現在の代表
バレーボールの ポジション |
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2018年FIVBバレーボール・ネイションズリーグに登録されたメンバー[6][7]。
監督 | 郎平 | |||||
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No. | 選手名 | シャツネーム | 身長 | 所属 | P | 備考 |
1 | 袁心玥 | Yuan X.Y. | 201 | 八一女子排球 | MB | |
2 | 朱婷 | Zhu | 198 | ワクフバンク | WS | |
3 | 楊方旭 | Yang F.X. | 190 | 山東 | OP | |
4 | 楊涵玉 | Yang H.Y. | 192 | 山東 | MB | |
5 | 高意 | Gao Y. | 186 | 八一女子排球 | MB | |
6 | 龔翔宇 | Gong X.Y. | 186 | 江蘇 | OP | |
7 | 王媛媛 | Wang Y.Y. | 195 | 天津 | MB | |
8 | 曾春蕾 | Zeng C.L. | 182 | 北京 | OP | |
10 | 劉暁彤 | Liu X.T. | 188 | 北京 | WS | |
11 | 姚笛 | Yao D. | 182 | 天津 | S | |
12 | 李盈瑩 | Li Y.Y. | 192 | 天津 | OP | |
13 | 刁琳宇 | Diao L.Y. | 182 | 江蘇 | S | |
15 | 林莉 | Lin L. | 171 | 福建 | L | |
16 | 丁霞 | Ding.X | 180 | 遼寧 | S | |
17 | 顔妮 | Yan N. | 180 | 遼寧 | MB | |
18 | 王夢潔 | Wang M.J. | 172 | 山東 | L | |
19 | 劉晏含 | Liu Y.H. | 188 | 八一女子排球 | WS | |
20 | 段放 | Duan F. | 186 | 遼寧 | WS | |
21 | 任凱懿 | Ren K.Y. | 182 | 北京クラブ | WS | |
25 | 胡銘媛 | Hu M.Y. | 187 | 遼寧 | MB | |
26 | 孟子璇 | Meng Z.X. | 180 | 天津 | L |
歴代代表選手
★マークはバレーボール殿堂入りのプレーヤー。
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参考文献
- 紅い魔女たち: 中国女子バレーボール物語 ISBN 4931033393
脚注
- ^ FIVB. “FIVB Senior World Ranking - Women”. 2017年8月22日閲覧。
- ^ “Asian Volleyball Confederation (AVC)”. FIVB. 2010年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月7日閲覧。
- ^ Quarterfinal 2. “Women's Volleyball”. 2012年8月16日閲覧。
- ^ Looking back: China win Olympic gold - FIVB
- ^ 北京オリンピック開催国のため、出場権が無かった。
- ^ TEAM ROSTER
- ^ FIVBバレーボール・ネーションズリーグ2018 女子豊田大会 オフィシャルプログラム 27ページ
関連項目
外部リンク
- バレーボール中華人民共和国女子代表(英語)
- 中国排球協会(中国語(簡体字))