「金泉尚武FC」の版間の差分
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2020年8月26日 (水) 23:30時点における版
尚州尚武 | |||
---|---|---|---|
原語表記 | 상주 상무 축구단 | ||
愛称 | 不死鳥 | ||
クラブカラー | 赤・白・黒 | ||
創設年 | 2011年 | ||
所属リーグ | Kリーグ1 | ||
所属ディビジョン | 1部 | ||
ホームタウン | 尚州市 | ||
ホームスタジアム | 尚州市民運動場 | ||
収容人数 | 20,000 | ||
監督 | 金泰完 | ||
公式サイト | 公式サイト | ||
| |||
■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
尚州尚武FC(サンジュ・サンムFC、상주 상무 축구단)は、韓国の慶尚北道尚州市を本拠地とするプロサッカークラブである。韓国プロサッカーリーグ・Kリーグ1に加盟している。
2010年までは「光州尚武(クワンジュ・サンム、광주 상무)」というチーム名で光州広域市を本拠地としていた。また、2012年まではクラブエンブレムに描かれた鳳凰にちなんで「尚州尚武フェニックス」の愛称をもっていた。
概要・歴史
通称「尚武」と呼ばれる国軍体育部隊第1競技隊のサッカー部として部隊創設とともに存在してきた(アマチュア時代及びK2リーグ時代は、単に「尚武」と名乗っていた)。兵役服務中の選手が在籍するというチームの性格上、本来はアマチュアの選手だけに入隊を許可していたが、オリンピックにプロ選手の参加が認められるようになってからはプロの選手も入隊できるようになった。選手は兵役期間である2年間しか在籍せず、外国人選手の在籍も認められていないためチーム力は劣るが、曺宰溱や趙源熙のように他クラブで出場機会のない若手選手などは経験を積むことができるという面もある。また、入団のためにはKリーグの選手である必要があるため、海外クラブに在籍している選手は金聖吉や金正友のように一度他のKリーグのクラブへ移籍してから入団する形をとる。
2003年よりKリーグに参加。Kリーグ昇格前は京畿道城南市にある本隊のグラウンドで試合を行った。Kリーグに昇格してからは、それまでサッカークラブが存在しなかった光州広域市とフランチャイズ契約を結び、日韓W杯のため建設された光州ワールドカップ競技場をホームスタジアムとしてきた。光州広域市は2010年に新たに「光州FC」を設立し、尚武とはフランチャイズ契約を更新しなかったことから2011年より尚州市に移転した。ちなみに当初の計画では安養市に移転する予定であったが、諸事情により断念している。この移転に合わせ、これまでのユニホームのカラーリングを「オレンジ・黒」から「赤・白・黒」に変更している。
アジアサッカー連盟 (AFC) からは「プロ選手によるクラブチーム」とみなされていないこともあり、現状ではAFCチャンピオンズリーグ (ACL) への出場資格を満たす成績を挙げても参加できない。このことから、2012年9月11日、韓国サッカー連盟は、尚州尚武の2部降格を決めた[1]。ただこの段階では降格先のカテゴリーが「(プロのみの1・2部制導入の場合の)Kリーグの2部」なのか、Nリーグ(現在の2部相当に当たるアマチュアリーグ)なのかは未定だったが、これに反発する形で体育部隊は2日後の9月13日、尚武のKリーグの残りシーズン全試合のボイコットと2013年シーズン以降のKリーグ脱退・アマチュアチームへの移行を発表[2]。その後連盟とクラブとの交渉の結果、クラブを軍から独立させることを条件に2部リーグのKリーグチャレンジに参加することとなった[3]。これに伴い尚武の愛称である「フェニックス」の名が外された。
2013年、Kリーグチャレンジで優勝し、江原FCとの入れ替え戦に出場。2戦合計4-2で勝利し、2014年のKリーグクラシックに昇格。しかし2014年の同リーグで最下位となり、1年で再びKリーグチャレンジに降格。2015年のKリーグチャレンジで再び優勝し、再々昇格を果たした。
不祥事
しかし尚州移転後の2011年7月9日、FCソウル戦で4人中3人のゴールキーパーが八百長問題(Kリーグ八百長事件)で検察に呼ばれ、残りの1人は出場停止となったため、ディフェンダー登録の選手がゴールキーパーとして出場することとなった[4]。ゴールキーパー登録以外の選手がゴールキーパーで出場するのは、Kリーグ初。この日、尚武のイ・スチョル監督は、八百長問題の緊急会議のためにベンチ入りできなかったが2日後の11日、イ監督が八百長に関与した選手の父母から金をゆすり取ったとして逮捕された[5]。2011年10月18日、イ前監督が自殺した[6]。
タイトル
国内タイトル
- 大統領杯:1回
- 1984年
- 全国サッカー選手権大会:1回
- 1996年
過去の成績
シーズン | ディビジョン | 韓国FAカップ | チャンピオンシップ | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リーグ | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 点 | 順位 | |||
2003 | Kリーグ | 44 | 13 | 7 | 24 | 41 | 60 | 46 | 10位 | ベスト16 | 資格なし |
2004 | Kリーグ | 24 | 6 | 11 | 7 | 18 | 20 | 29 | 8位 | 準々決勝敗退 | 資格なし |
2005 | Kリーグ | 24 | 4 | 5 | 15 | 23 | 38 | 17 | 13位 | ベスト16 | 資格なし |
2006 | Kリーグ | 26 | 5 | 8 | 13 | 17 | 29 | 23 | 14位 | ベスト16 | 資格なし |
2007 | Kリーグ | 26 | 2 | 6 | 18 | 14 | 44 | 12 | 14位 | ベスト16 | 資格なし |
2008 | Kリーグ | 26 | 3 | 7 | 16 | 22 | 46 | 16 | 14位 | 準々決勝敗退 | 資格なし |
2009 | Kリーグ | 28 | 9 | 3 | 16 | 33 | 40 | 30 | 11位 | ベスト16 | 資格なし |
2010 | Kリーグ | 28 | 3 | 10 | 15 | 17 | 43 | 19 | 14位 | 準々決勝敗退 | 資格なし |
2011 | Kリーグ | 30 | 7 | 8 | 15 | 36 | 53 | 29 | 14位 | ベスト16 | 資格なし |
2012 | Kリーグ | 44 | 7 | 6 | 31 | 29 | 74 | 27 | 16位 | ベスト16 | 大会なし |
2013 | Kチャレンジ | 35 | 23 | 8 | 4 | 65 | 30 | 77 | 1位 | ベスト16 | |
2014 | Kクラシック | 38 | 7 | 13 | 18 | 39 | 62 | 34 | 12位 | 準決勝敗退 | |
2015 | Kチャレンジ | 40 | 20 | 7 | 13 | 77 | 57 | 67 | 1位 | 3回戦敗退 | |
2016 | Kクラシック | 38 | 12 | 7 | 19 | 54 | 65 | 43 | 6位 | ベスト32 | |
2017 | Kチャレンジ | 38 | 8 | 11 | 19 | 41 | 66 | 35 | 11位 | 準々決勝敗退 | |
2018 | Kリーグ1 | 38 | 10 | 10 | 18 | 41 | 52 | 40 | 10位 | ベスト32 | |
2019 | Kリーグ1 | 38 | 16 | 7 | 15 | 49 | 53 | 55 | 7位 | 準決勝敗退 | |
2020 | Kリーグ1 | 位 |
現所属メンバー
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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歴代監督
歴代所属選手
- 李東国 (イ・ドングク)
- 金度勲 (キム・ドフン)
- 崔成勇 (チェ・ソンヨン)
- 崔龍洙 (チェ・ヨンス)
- 曺宰溱 (チョ・ジェジン)
- 洪明甫 (ホン・ミョンボ)
- 趙源熙 (チョ・ウォンヒ)
- 朴柱成 (パク・チュソン)
- 鄭暻鎬 (チョン・ギョンホ)
- 金泳徹 (キム・ヨンチョル)
- 南翼璟 (ナム・イッキョン)
- 金正友 (キム・ジョンウ)
- 金水連 (キム・スヨン)
- 李根鎬(イ・グノ)
- 李浩(イ・ホ)
- 韓相云(ハン・サンウン)
- 姜敏壽(カン・ミンス)
- 呂成海(ヨ・ソンヘ)
脚注
- ^ “Kリーグ:尚州尚武、来年から2部リーグでプレー”. 朝鮮日報. (2012年9月12日)
- ^ “Kリーグ:軍人チームの尚武、アマチュアに転向へ”. 朝鮮日報. (2012年9月14日)
- ^ “Kリーグ:尚武一転「来年は2部リーグで」”. 朝鮮日報. (2012年9月25日)
- ^ “急造キーパーで公式戦=八百長捜査でGK不在に―韓国サッカー”. 時事通信. (2011年7月9日) 2011年7月13日閲覧。
- ^ “選手の親を恐喝、監督逮捕=八百長ネタに―韓国サッカー”. 時事通信. (2011年7月11日) 2011年7月13日閲覧。
- ^ Korean military team's ex-coach found dead