「新・必殺仕置人」の版間の差分
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2020年8月19日 (水) 23:58時点における版
新・必殺仕置人 | |
---|---|
ジャンル | 時代劇 |
出演者 |
藤田まこと 中村嘉葎雄 火野正平 中尾ミエ 山崎努 |
ナレーター | 芥川隆行 |
オープニング | 作曲:平尾昌晃「闇に裁く」 |
エンディング | 川田ともこ「あかね雲」 |
製作 | |
プロデューサー |
山内久司(朝日放送) 仲川利久(朝日放送) 櫻井洋三(松竹) |
制作 | 朝日放送 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1977年1月21日 - 11月4日 |
放送時間 | 金曜日22:00 - 22:54 |
放送分 | 54分 |
回数 | 41 |
『新・必殺仕置人』(しん ひっさつしおきにん)は1977年1月21日から11月4日まで、NET → テレビ朝日系で毎週金曜日22:00 - 22:54に放送された、朝日放送と松竹(京都映画撮影所、現・松竹撮影所)共同製作のテレビ時代劇。全41話。
映像上のタイトルには新を□で囲ったものが(中点は無い)使用されているが、本項では「新・必殺仕置人」と表記する。
あらすじ
江戸。暦の寅の日になると「寅の会」なる句会が開かれる。これは表向きは句会を装いながら、金で殺しを請け負う殺し屋(仕置人)たちの寄り合いであった。句会では標的となる人物の名前が織り込まれた俳句が詠まれ、ここに集った仕置人たちが殺しの依頼を競り落としていく。念仏の鉄は巳代松(中村嘉葎雄)、正八(火野正平)、おてい(中尾ミエ)に自分を加えた4人でチームを組み、「寅の会」で競り落とした仕置きを行っていた。
そんなある日、句会でかつての仲間、中村主水の名が詠み上げられる。主水は仕業人から足を洗った後、囚人の牢破りを未然に防いだ功により、定町廻り同心に復帰していた。鉄は寅の会の掟を破り、密かに主水と接触。主水の命が競り落とされたことを告げる。
4年振りに鉄と再会した主水は、仕業人時代の仲間、赤井剣之介(中村敦夫)とその妻、お歌(中尾ミエ)の無惨な最期を語り、「生き残ったら、自分も仲間に加えてくれ」と言い残してその場を去る。
その後、主水は鉄たちの助けを借りて窮地を脱し、「寅の会」に属する鉄のチームに加わる。主水を仲間に加えた鉄たちは、人々の晴らせぬ怨みを晴らしていく。
概要
当時の必殺シリーズは視聴率が低迷しており、制作スタッフは人気の高かった『仕置人』の続編を企画、念仏の鉄(山崎努)を再登場させた。本作では闇の一大殺し屋組織「寅の会」を登場させ、主水もその標的とするなど、それまでの必殺シリーズを踏まえつつ、いくつか新機軸も見られる。
その結果、視聴率も回復し、本作を前期シリーズの集大成として評価する声も多い[1][2]。1985年発売のBGM集に載せられた必殺ファンクラブ「とらの会」会長の山田誠二は最終回「解散無用」は必殺シリーズ中でも白眉の出来で、第一次黄金時代の終了を意味するとコメントしている。
当シリーズでの新機軸としては、既存の殺し屋グループに主水が新加入するという幕開けや、再出演するゲスト俳優の多さ、標的によって仕置の時期を変えている点などが挙げられる。
寅の会
本作では闇の一大殺し屋組織「寅の会」が裏稼業を取り仕切り、劇中に登場する江戸の仕置人は「寅の会」に所属することになっている。(なお、第35話では「巳の会」、最終回では「辰の会」という外道組織も言及される。ちなみに、必殺シリーズに登場する同じような組織としては『必殺商売人』(最終回)や『必殺仕事人V・激闘編』の「闇の会」などがある。)
頼み人は元締の虎に、晴らせぬ恨みを晴らしてくれるように頼む。虎は毎月2回の寅の日[3]に催される句会で、依頼を競りにかける。句会には各仕置人グループの代表者が俳諧師として参加し、標的の名を織り込み俳句に託した依頼文が詠み上げられると「値引き競り(ダッチ・オークション)」が始まる。底値を提示した俳諧師のグループが依頼を受け、差額は虎の取り分となる。
依頼を落札した仕置人グループは、次の寅の日までに仕置を行う[4]。
外道仕置や標的との談合を禁じているが、その他にも以下の掟があり、これに背いたときは目付役の死神または虎に粛清される。
- 依頼を落札したグループが仕置に失敗しても、頼み人が死亡するか願いを取り下げない限り、次点入札の仕置人グループが仕置を受け継ぐ[5]。
- 頼み人から仕置を直接依頼された場合でも、必ず「寅の会」を通さなければならない[6]。
- 仕置人同士で談合をしてはならない[7]。
- 句会に無断で遅刻したり欠席してはならない[8]。
- 虎の私生活を探ってはいけない[9]。
通常句会は屋内で開かれるが、依頼が無い場合は屋外などの人目に付く場所で催され、世間の目を欺く趣向となる[10]。急ぎの場合は句会を介さず、虎が直々に斡旋することもある[11]。
登場人物
鉄グループ
- 念仏の鉄
- 演 - 山崎努[12]
- 表向きは観音長屋で、骨接ぎ師を営む。月に一度、殺しをしないと気が済まないと言いながらも、外道仕置人を徹底して嫌っており、虎からも一目置かれている。無類の女好きで頻繁に女郎屋に通い、そのために常に金欠で仲間に金の無心をすることも多い。
- 第7話より、両耳にピアスを付け、金のブレスレットを右腕に装着するようになる。第23話以降は髪を伸ばす。
- ときには女郎の変装姿で仕置を行うなど、以前よりも豪快さが強調された。
- 自分たちのチームを「仲良し五人組」と呼んだりするものの、裏の仕事に関わる揉め事が起こる度に、おてい以外のメンバー全員に鉄拳制裁を加えている。その一方で、自身の女好きが嵩じて仕事上のトラブルを起こしかけたりもした(第14話)。
- 最終話で、殺しに使う右腕を焼かれるが、標的と相討ちになりながらも自らの手で仕置した。その後、女郎の床で絶命する。
- 巳代松(みよまつ)※クレジットでは「己代松」
- 演 - 中村嘉葎雄
- 鋳掛屋。通称マツ。鉄同様、観音長屋に住む。冷めた口調と態度だが、人情家で、仕置きにはドライな鉄や主水とは一線を画す。本職よりも仕置きに用いる竹鉄砲の改良に執念を燃やす。
- かつて鉄と果たし合い、互いに重傷を負うが、それが縁で仲間となる。
- 実兄のために島送りになった過去があるが、それは目が不自由な実兄の窮状を案じて身代わりを申し出た事によるものであった。しかし、のちに兄の負傷が島送りを逃れるための策略と判明、その外道ぶりに怒り、兄を自ら仕置した(第2話)。同じ境遇の人間に同情することも多く、腕の入れ墨を利用して悪人の懐に潜入し調査に役立てたこともある(第12話)。
- 最終話で、奉行所に捕らえられ、拷問を受けた挙句に廃人となるが、おていに連れられて江戸を去る。
- 正八
- 演 - 火野正平
- 絵草子屋。陽気で、お調子者の青年。鉄グループの密偵を務める。絵草子屋の地下蔵が、鉄グループの隠れ家となっている。
- 武芸の心得などは無く、非力だが、第30話では例外的に短刀を用いて殺しを行っている。
- 最終話で、江戸を旅立つ巳代松とおていを見送り、自身は江戸に残る。
- おてい
- 演 - 中尾ミエ[13]
- 女巾着切り。正八と共に、グループの密偵を務める。姉御肌の性格で仕置相手の囮となって、殺しをサポートする事もある。
- 最終話で、捕らえられた巳代松とは恋仲であることが発覚、鉄たちの助けを乞う。廃人となり、解き放たれた巳代松を大八車に乗せ、正八と共に最後の仕置を成功させる。その後、巳代松を連れて江戸を発つ。
- 中村主水
- 演 - 藤田まこと
- 南町奉行所の同心。『必殺仕業人』では牢屋見廻り役だったが、牢破りを未然に防いだ功績により、定町廻りへ復帰。牢破りを巡る一件で寅の会に命を狙われるが、鉄たちの助力により裏稼業に復帰した。剣客としての実力から腕の立つ武士や大人数相手の仕置を担当することが多かったが、知恵袋として計画の立案なども行う。
- 一度は寅の会の標的にされたことと、掟に背いてグループ入りをしたことから、その正体は秘匿され、虎や死神にも素性を知られることはなかった。これは最終回への伏線ともなっているが、鉄のグループに入った後も、寅の会の標的とされることがあった[14]。
寅の会
- 元締・虎
- 演 - 藤村富美男(元阪神タイガース)
- 闇の一大殺し屋組織「寅の会」を束ねる大元締。
- 江戸中に散在していた仕置人達を一斉にまとめ上げ、「寅の会」を作り上げる。かつては凄腕の仕置人であり、劇中では粛清のため、裏切り者をバット状の棍棒「物干し竿」で葬っている(第3話)
- 最終話で、配下の辰蔵が作った外道組織「辰の会」に寝返った吉蔵(虎の側近)らに長屋を襲撃され、殺害される。死に際に、辰蔵一味の仕置を鉄に依頼した。
- 第19話で、配下の仕置人 さそりの弥八に預けた娘がいることが明らかになるが、父娘の名乗りを挙げることはなかった。
- 死神
- 演 - 河原崎建三[15]
- 虎の側近の仕置人で、寅の会の用心棒も務める。
- 口数が少なく、無表情で訥々とした語り口が特徴的な青年。仕置の際は眼を遮光器で覆い、標的を確実に葬る。仕置の目付役であり、仕置人たちからも恐れられている。虎の警護役であり、虎以外の人間に気を許すことはない。
- その出自はギリヤーク人で、幼い頃に罪を犯した父親に連座し、父子ともども追放刑にされたが、父親は途中で死に、一人残された小舟で海を漂っている所を虎に拾われ、彼の養子として育てられた。
- 第40話で、女仕置人のお徳と相思相愛となるが、足抜けを図った彼女は仲間に粛清される。これに怒った死神は標的を殺し、奉行所と寅の会から追われる。逃亡中に正八と出会い、彼に斡旋された隠れ家でお徳の遺体と対面した後、お徳に寄り添うように自害した。
- サウンドトラックにおける解説、およびメディアでの訥々とした死神の語りの文字表記は片仮名で記載されている。
- 嘉平
- 演 - 灰地順[16]
- 虎の側近。仕置きする人物の俳句を詠む。第3話で裏付け調査に手落ちがあった引責を取り、詰め腹を切らされる。
- 吉蔵(きちぞう)
- 演 - 北村光生[17]
- 虎の側近。粛清された嘉平に代わり、第4話より登場した。最終話で結成された「辰の会」に寝返り、虎を裏切る。
- 正八の押す大八車に乗った巳代松とおていに追われ、仕置された。
その他
- 中村せん
- 演 - 菅井きん
- 主水の姑。主水が牢屋見廻り同心から、定町廻り同心に復帰したことから、前作に比べ、いびりはやや穏やかになっている。
- 中村りつ
- 演 - 白木万理
- 主水の妻。せんとともに、婿養子の主水をいびる。
- 屋根の男
- 演 - マキ[18]
- 鉄たちが住む観音長屋の屋根の上から赤い褌一丁で瓢箪を浮き代わりに、釣り糸を垂らして座っている謎の男。長屋の住人なのかは不明。鉄や主水を観察しており、呆れられたり、悪口を言われると、それに応じて、何か一言述べる。正八と町娘二人の雰囲気を壊したり、勝手に他人の長屋に上がり、飯をあさりに来たこともあった。最終話で、某藩の若君と判明する。
- 闇の俳諧師
- 演 - 藤沢薫、原聖四郎、堀北幸夫、瀬下和久、阿井美千子、伴勇太郎、沖時男、秋山勝俊、遠山欽、伊波一夫
- 与力 高井
- 演 - 辻萬長[19]
- 同心 真木
- 演 - 三好久夫[20]
- おしん
- 演 - 吉本真由美[21]
ゲスト
- 第1話 「問答無用」
- 第2話 「情愛(なさけ)無用」
- 第3話 「現金(げんなま)無用」
- 第4話 「暴徒無用」
- 第5話 「王手無用」
- 第6話 「偽善無用」
- 第7話 「貸借無用」
- 第8話 「裏切無用」
- 第9話 「悪縁無用」
- 第10話 「女房無用」
- 第11話 「助人無用」
- 第12話 「親切無用」
- 第13話 「休診無用」
- 第14話 「男狩無用」
- 第15話 「密告無用」
- 第16話 「逆怨無用」(さかうらみむよう)
- 第17話 「代役無用」
- 第18話 「同情無用」
- 第19話 「元締無用」
- 第20話 「善意無用」
- 第21話 「質草無用」
- 第22話 「奸計無用」
- 第23話 「訴訟無用」
- 第24話 「誘拐無用」
- 第25話 「濡衣無用」
- 第26話 「抜穴無用」
- 第27話 「約束無用」
- 第28話 「妖刀無用」
- 第29話 「良縁無用」
- 第30話 「夢想無用」
- 第31話 「牢獄無用」
- 第32話 「阿呆無用」
- 第33話 「幽霊無用」
- 第34話 「軍配無用」
- 第35話 「宣伝無用」
- 第36話 「自害無用」
- 第37話 「生命無用」
- 第38話 「迷信無用」
- 第39話 「流行無用」
- 第40話 「愛情無用」
- 第41話 「解散無用」
殺し技
- 中村主水
- 大刀で悪人を斬る、刺す[24]。正面からの立ち回り以外に、脇差による突き刺しも多い。第26話は敵の仕込み十手を立ち回り中に奪い取って突き刺した。
- 念仏の鉄
- 右手の親指と人差指と中指で悪人の脊椎や胸骨、頸椎を折って絶命させる[25]。挿入されるレントゲン映像は仕置人放送当時よりも技術的進歩を遂げている。
- 仕置人の頃に比べて、相手の自由を奪うために骨を外すことは少なくなり、直接殺害することが多い。女郎、歌舞伎役者、武者、捕り方に変装して仕置することもあった。
- 巳代松
- 手製の竹鉄砲(短筒)で悪人を撃ち殺す[26]。ただし、使用する火薬の性質上、射程距離がわずか二間(約3.6m)しかなく、一度発射すると銃身が砕け散るばかりか、反動で自身も吹っ飛んでしまう。度重なる改良を行った結果、吹っ飛ぶ事はなくなったが、二間の壁は最後まで破れなかった。
- 目的に応じて「バズーカ型短筒」(第8話)、「五連発短筒」(第9話)、「爆発短筒」(第10話)、「消音器付き短筒」(第11話)「二連(発)短筒」(第16話)、「照準器付き短筒」(第18話)、「傘型短筒」(第23話)などを開発、使用した。
- 第1 - 4話は仕置に際して、釜底の煤を顔に塗っていた。また、弾が命中する際は効果音が挿入されていた。
- 死神
- 狩猟に用いる紐付きの鉄製の銛を投げ、相手の首筋を貫く。寅の会の目付役として、闇に紛れたり地面の下に隠れるなど、神出鬼没である。
- 「トレードマークの眼帯(遮光器)」と「銛」は彼のルーツ(ギリヤーク人)を物語る重要な伏線となっている。第1話の撮影現場で、監督の工藤栄一が考え出したもので、脚本には「飛び出しナイフ状の刃物」と記されていた[27]。
- 元締・虎
- バット状の棍棒「物干し竿」で、悪人の頭部を強打し撲殺する。これは虎を演じた藤村富美男が阪神タイガース現役時代に使用していた長尺バット「物干し竿」を意識したもので、仕置の場面には選手時代の藤村の映像が挿入される演出があった(第3話)。
- 殺しを披露したのは第3、8話の2回のみだが、第16話では裏切り者(女仕置人)を自ら仕置したと鉄に語っている。
スタッフ
- プロデューサー - 山内久司、仲川利久(朝日放送)、櫻井洋三(松竹)
- 脚本 - 放送日程参照
- 監督 - 放送日程参照
- 音楽 - 平尾昌晃
- 制作協力 - 京都映画撮影所(現・松竹撮影所)
- 制作 - 朝日放送、松竹
主題歌・挿入歌
- 主題歌 - 川田ともこ「あかね雲」(東芝レコード(現・ユニバーサルミュージック・EMI Records Japan))
- 挿入歌 - 火野正平「想い出は風の中」(ディスコメイトレコード)
- 作詞・作曲:火野正平、編曲:比呂公一
- 第17、30話の挿入歌。第40話では、火野演じる正八自身が「劇中歌」として披露した。
- 挿入歌 - 火野正平「海」
- 作詞・作曲:火野正平、編曲:比呂公一
- 「想い出は風の中」のB面曲。第40話の挿入歌。
- 挿入歌 - 川田ともこ「つむぎ唄」
- 作詞:片桐和子、作曲:平尾昌晃、編曲:竜崎孝路
- 「あかね雲」のB面曲。ジャケットに「『新・必殺仕置人』挿入歌」の記述あり。
放送日程
- サブタイトルのフォーマットは漢字二文字と、その後に「無用」。
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|
第1話 | 1977年 | 1月21日問答無用 | 野上龍雄 | 工藤栄一 |
第2話 | 1977年 | 1月28日情愛(なさけ)無用 | 村尾昭 | |
第3話 | 1977年 | 2月 4日現金(げんなま)無用 | 松野宏軌 | |
第4話 | 1977年 | 2月11日暴徒無用 | 安倍徹郎 | |
第5話 | 1977年 | 2月18日王手無用 | 工藤栄一 | |
第6話 | 1977年 | 2月25日偽善無用 | 中村勝行 | 大熊邦也 |
第7話 | 1977年 | 3月 4日貸借無用 | 大和屋竺 | 松野宏軌 |
第8話 | 1977年 | 3月11日裏切無用 | 野上龍雄 | 高坂光幸 |
第9話 | 1977年 | 3月18日悪縁無用 | 保利吉紀 | 松野宏軌 |
第10話 | 1977年 | 3月25日女房無用 | 中村勝行 | |
第11話 | 1977年 | 4月 1日助人無用 | 大熊邦也 | |
第12話 | 1977年 | 4月 8日親切無用 | 松原佳成 | 高坂光幸 |
第13話 | 1977年 | 4月15日休診無用 | 中村勝行 | 渡邊祐介 |
第14話 | 1977年 | 4月22日男狩無用 | 安倍徹郎 | |
第15話 | 1977年 | 4月29日密告無用 | 保利吉紀 | 大熊邦也 |
第16話 | 1977年 | 5月 6日逆怨無用 | 村尾昭 | 松野宏軌 |
第17話 | 1977年 | 5月13日代役無用 | 保利吉紀 | 高坂光幸 |
第18話 | 1977年 | 5月20日同情無用 | 中村勝行 | 松野宏軌 |
第19話 | 1977年 | 5月27日元締無用 | 村尾昭 | 工藤栄一 |
第20話 | 1977年 | 6月 3日善意無用 | 中村勝行 | 松野宏軌 |
第21話 | 1977年 | 6月10日質草無用 | 保利吉紀 | 高坂光幸 |
第22話 | 1977年 | 6月17日奸計無用 | 松原佳成 | 松野宏軌 |
第23話 | 1977年 | 6月24日訴訟無用 | 高坂光幸 | |
第24話 | 1977年 | 7月 1日誘拐無用 | 保利吉紀 | 松野宏軌 |
第25話 | 1977年 | 7月 8日濡衣無用 | 松田司 | 高坂光幸 |
第26話 | 1977年 | 7月15日抜穴無用 | 松原佳成 嵯峨忍 |
松野宏軌 |
第27話 | 1977年 | 7月22日約束無用 | 野上龍雄 | 工藤栄一 |
第28話 | 1977年 | 7月29日妖刀無用 | 和久田正明 | 松野宏軌 |
第29話 | 1977年 | 8月 5日良縁無用 | 松原佳成 | |
第30話 | 1977年 | 8月12日夢想無用 | 保利吉紀 | 高坂光幸 |
第31話 | 1977年 | 8月19日牢獄無用 | 松原佳成 | 松野宏軌 |
第32話 | 1977年 | 8月26日阿呆無用 | 村尾昭 | 高坂光幸 |
第33話 | 1977年 | 9月 2日幽霊無用 | 岡本克己 | |
第34話 | 1977年 | 9月 9日軍配無用 | 古市東洋司 | 原田雄一 |
第35話 | 1977年 | 9月16日宣伝無用 | 村尾昭 | 高坂光幸 |
第36話 | 1977年 | 9月23日自害無用 | 疋田哲夫 志村正浩 |
工藤栄一 |
第37話 | 1977年10月 | 7日生命無用 | 松原佳成 | 高坂光幸 |
第38話 | 1977年10月14日 | 迷信無用 | 保利吉紀 | 原田雄一 |
第39話 | 1977年10月21日 | 流行無用 | 中村勝行 | 工藤栄一 |
第40話 | 1977年10月28日 | 愛情無用 | 野上龍雄 | 高坂光幸 |
第41話 | 1977年11月 | 4日解散無用 | 村尾昭 | 原田雄一 |
ネット局
- 系列は放送当時のもの。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 備考 |
---|---|---|---|
近畿広域圏 | 朝日放送 | テレビ朝日系列 | 制作局 |
関東広域圏 | テレビ朝日 | 1977年3月まではNETテレビ | |
北海道 | 北海道テレビ | ||
青森県 | 青森テレビ | TBS系列 | 1977年3月まで |
青森放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
1977年4月から | |
岩手県 | 岩手放送 | TBS系列 | 現・IBC岩手放送 |
宮城県 | 東日本放送 | テレビ朝日系列 | |
秋田県 | 秋田テレビ | フジテレビ系列 | |
山形県 | 山形放送 | 日本テレビ系列 | |
福島県 | 福島テレビ | TBS系列 フジテレビ系列 |
|
新潟県 | 新潟総合テレビ | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
現・NST新潟総合テレビ |
長野県 | 長野放送 | フジテレビ系列 | |
山梨県 | テレビ山梨 | TBS系列 | |
富山県 | 富山テレビ | フジテレビ系列 | |
石川県 | 北陸放送 | TBS系列 | |
福井県 | 福井テレビ | フジテレビ系列 | |
静岡県 | 静岡放送 | TBS系列 | |
中京広域圏 | 名古屋テレビ | テレビ朝日系列 | |
鳥取県・島根県 | 山陰放送 | TBS系列 | |
岡山県 | テレビ岡山 | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
現・岡山放送 当時の放送免許エリアは岡山県のみ |
広島県 | 広島ホームテレビ | テレビ朝日系列 | |
山口県 | テレビ山口 | TBS系列 フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列 | 第32話は制作協力として、クレジットされている |
香川県 | 瀬戸内海放送 | テレビ朝日系列 | 当時の放送免許エリアは香川県のみ |
愛媛県 | 南海放送 | 日本テレビ系列 | |
高知県 | テレビ高知 | TBS系列 | |
福岡県 | 九州朝日放送 | テレビ朝日系列 | |
長崎県 | 長崎放送 | TBS系列 | |
熊本県 | 熊本放送 | ||
大分県 | 大分放送 | ||
宮崎県 | 宮崎放送 | ||
鹿児島県 | 南日本放送 | ||
沖縄県 | 琉球放送 | 「11PM」金曜日のネット開始に伴い、第5話で打ち切られた |
補足事項
- 第5話「王手無用」では、被害者役の女流棋士に蛸島彰子女流四段(当時)をキャスティングしようとしたが、蛸島が殺される役だったことに蛸島の同門の兄弟子である芹沢博文八段(当時)が異議を唱えたため、蛸島は外され、撮影されたシーンはお蔵入りとなった[28]。
- 最終回の脚本は実際の放送とかなりの違いがある。脚本段階では「おていは巳代松の子を身ごもる」。「虎は辰蔵の手下にではなく、鉄に自分が殺されるように仕向ける」。「ラストシーンは主水と正八が鉄の遺体を流し、それをじっと見つめている場面で終わる」とされていた[29]。
脚注
- ^ 山田誠二著、発行:データハウス『必殺!大全集』
- ^ 「必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 1stシーズン伍 新必殺仕置人 念仏の鉄」講談社 ISBN 978-4063670073
- ^ 3話では裏切り者の粛清と、それに関連する仕置の競りを目的とした『寅の会番外』を開催している。
- ^ 10話で仕置が間に合わなかった俳諧師は、仕置料を全額返還した上で、その倍額の詫料を差し出すことで粛清を免れた。32話では標的が阿波に里帰りしてしまい、期日までの仕置が不可能になり、標的の一人を仕置した巳代松を虎への人質に差し出して期限を延長させた。25話では鉄が大物過ぎる標的を仕置する条件として、期限無しの仕置を虎に承諾させている。
- ^ 1話および12話での中村主水の仕置依頼は、前者は頼み人が死亡、後者は頼み人が真の標的の存在に気づいたため取り下げられている。だが25話で虎の恩人である頼み人が死亡した際は、知らされることなく仕置が続行された。
- ^ 3話では仕置人の玄達をこの咎で公開処刑している。ただし36話で鉄たちが独断で仕置を引き受け、遂行した際には、警告こそ発したものの黙認している。
- ^ 2話では仕置人の吉五郎が、妹夫婦の仇である標的を自分に譲るよう鉄に申し出る場面を目撃した死神が警告を発した。4話では鉄が自分に詰め寄る同業者たちを追い払うために、この掟を利用している。
- ^ 14話では、二十五両で誰も引き受けなかった仕置を鉄への罰として五両で引き受けさせた。26話では標的の配下の者に句会が監視されていたために取り消しになりかけた仕置を、遅参した鉄が与り『怪我の功名』となった
- ^ 5話の鉄の言葉によると、それを行って処刑された仕置人もいるらしい。22話では頼み料が贋金であることを報告すべく、虎を追いかけていた鉄を死神が殺そうとする場面がある。
- ^ 9話では屋外で競りを行い、無言のまま指で競り値を示した。また仕置と無関係な句会は任意参加らしい。
- ^ 11話では虎の兄貴分である天狗の鞍三の頼みを受け、彼に仕置の仕事を斡旋している。同話の鞍三の援護および護衛、16話での相模屋島蔵、19話での猫の勘兵ヱへの仕置などは鉄に直接依頼している。
- ^ クレジットは「起こし」による強調
- ^ 第1-19、25-28、31-36、38、39、41話
- ^ 第12話
- ^ 第1 - 40話
- ^ 第1 - 3話
- ^ 第4 - 41話
- ^ 第21 - 41話
- ^ 第2、3、5、7話
- ^ 第16、17、19、20話
- ^ 第24、27話
- ^ 川田は主題歌歌手。
- ^ 第1 - 3話まで、嘉平を演じていた。
- ^ 第4、24話を除く。
- ^ 第27話を除く。
- ^ 第30話を除く。
- ^ 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』p28
- ^ 山田史生『将棋名勝負の全秘話全実話』(講談社アルファ文庫、2002年)、178-179ページ
- ^ 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』p83
前後番組
NET → テレビ朝日系 金曜22時台(当時は朝日放送の制作枠) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
必殺からくり人・血風編
(1976年10月29日 - 1977年1月14日) |
新・必殺仕置人
(1977年1月21日 - 1977年11月4日) |
新・必殺からくり人
(1977年11月18日 - 1978年2月10日) |