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* [[吉蔵]] - 『観無量寿経義疏』1巻 |
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* [[道綽]] - 『[[安楽集]]』2巻 |
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2020年8月16日 (日) 12:11時点における版
『観無量寿経』(かんむりょうじゅきょう)は、大乗仏教の経典の一つ。別名『観無量寿仏経』、『無量寿仏観経』、『無量寿観経』ともいい、『観経』と略称される。
サンスクリット原典、 チベット語訳が発見されていないため中国撰述説もある。
訳本
漢訳
畺良耶舎訳の仏説観無量寿経
曇摩蜜多の観無量寿経
- 『観無量寿経』1巻 劉宋の曇摩蜜多訳。残存していない。
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ウイグル語訳は、残簡が大谷探検隊により敦煌にて発見されているが、漢訳経典からの翻訳とみられている(中央アジアもしくは中国で作られたとの説もある)。
内容
阿闍世という名の太子が、悪友の提婆達多にそそのかされて、父の頻婆娑羅王を幽閉し餓死させようとした「王舎城の悲劇」を導入部として、王の后である韋提希夫人の願いにより釈迦が、極楽世界や阿弥陀仏、観音・勢至の二菩薩を観想する13の観法を説く。そして、極楽世界に往生する者を「上品上生」から「下品下生」まで九品に分類し、最後に釈迦が阿難に向って「無量寿仏の名号を、常に心にとどめ続けよ」と説く。 一方、極楽往生することよりも五悪に穢れた現世で精進することの方が功徳があると説く五悪段があるが、これは中国的な思想であるため、偽経説の拠り所の一つとなっている。
注釈書
脚注
- ^ 日本の浄土教においては、善導の撰述した書を、『観経』の注釈書とするのが通例である。
参考文献
- 浄土宗総合研究所 編『[現代語版]浄土三部経』浄土宗出版、2011初版刊行。ISBN 978-4-88363-052-3。
- 浄土真宗教学編集所 浄土真宗聖典編纂委員会 編纂『<浄土真宗聖典>浄土三部経 -現代語版-』本願寺出版社、1996初版刊行。ISBN 978-4-89416-601-1。
- 中村元、早島鏡正・紀野一義 訳注『浄土三部経』 下、岩波書店〈岩波文庫 青306-2〉、1990年。ISBN 4-00-333062-5。
関連項目
外部リンク
- 教学伝道研究センター「ダウンロード 『浄土真宗聖典』聖教データベース」 - 原典版と註釈版あり
- 聖教電子化研究会『仏説観無量寿経』
- 何で 何で ナモ なの(本願寺派・妙念寺ホームページ) - 現代語訳