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2020年6月20日 (土) 11:26時点における版
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法人番号 | 6700150004988 | |||
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設立 | 1969年3月1日 | |||
ハブ空港 |
仁川国際空港 金浦国際空港 | |||
準ハブ空港 |
金海国際空港 済州国際空港 | |||
焦点空港 |
大邱国際空港 清州国際空港 | |||
マイレージサービス | スカイパス | |||
会員ラウンジ | KALラウンジ | |||
航空連合 |
スカイチーム スカイチーム・カーゴ | |||
親会社 | 韓進グループ | |||
子会社 | ジンエアー など | |||
保有機材数 | 169機 | |||
就航地 | 126都市 | |||
スローガン | Excellence in Flight | |||
本拠地 | 韓国 ソウル市江西区 | |||
代表者 | 趙源泰 | |||
外部リンク |
www |
大韓航空 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 대한항공 |
漢字: | 大韓航空 |
発音: |
テハナンゴン (テハンハンゴン) |
日本語読み: | だいかんこうくう |
2000年式: MR式: 英語: |
Daehan hanggong Taehan hangkong Korean Air |
大韓航空(だいかんこうくう 韓国語: 대한항공 英語: Korean Air)は、韓国の最大手航空会社(フラッグ・キャリア)である。
概要
韓国最大かつアジアで大手の航空会社の一つであり、仁川国際空港を国際線用ハブ空港として、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニア、北米を結ぶ航空ネットワークを構築している。また、国際貨物輸送で世界2位、国際旅客輸送では世界17位である[2]。国内線用ハブ空港は金浦国際空港。航空券の座席予約システム(CRS)は、アマデウスITグループが運営するアマデウスを利用している[3][4]。
韓進グループの中核企業として
韓進グループの中核企業で、創業家の趙一家が経営を握っており、2000年代初頭にグループ会長となった趙亮鎬のワンマン企業と目されている。後に、趙亮鎬の家族らも大韓航空の要職に就いたが、2014年に当時の副社長である趙顕娥が大韓航空ナッツ・リターン事件を起こしたほか、他の一族が私物を大韓航空の機材と称して関税を払わずに国内に持ち込んだ容疑などが浮上して[5]大韓航空本社が家宅捜索を受けるなど企業イメージを失墜させる事件も発生している[6]。2017年には、趙亮鎬の長男である趙源泰が社長に就任したが、過去の大学編入時の手続きに問題が指摘[7]されるなど創業者一族に依然として厳しい目が向けられている。2019年の定期株主総会では、趙亮鎬会長の取締役再任案が、第2位株主である国民年金公団や外国人株主などの反対で否決された。
歴史
1946年設立の大韓国民航空社を前身とし、国営会社である大韓航空公社として1962年に設立された。
国営航空会社時代は、国内線と近距離国際線をダグラス DC-3やDC-4、日本航空機製造YS-11などで運航していたが、赤字が続いていたため、当時の大統領である朴正煕が韓進グループの創業者・趙重勲に民営化を相談、1969年に韓進グループ主導で民営化され、株式会社となった。
初めての国際線は日本で、大阪(当時は伊丹)に開設された。民営化当時は、ジェット機1機、プロペラ機7機の計8機で運用していた。その前後にボーイング707やダグラス DC-8を導入し、韓国経済の急成長に合わせてヨーロッパやアメリカ線、中東線などの長距離路線を開設した。
1984年に英語名称を「KOREAN AIR LINES」から、現在使用している「KOREAN AIR」に変更した。ただし、近年までATB券の発券航空会社名欄では「Korean Airlines」を使用しており、また現在でも英文による正式な会社名は「KOREAN AIR LINES」である。英語名称変更以前は、機体には「大韓航空 KOREAN AIR LINES」と漢字と英字で表記され「KAL」との略称も書かれていた。
1988年までは、韓国では唯一の航空事業者として活躍していたが、アシアナ航空が設立されたことで、両社は歴としたライバル関係になり、運航機材や航空路線などにおいて、激しい競争を繰り広げている。特に、欧州エアバス社が開発した世界最大級の超大型機、エアバスA380に関しては、大韓航空が10機を発注、2011年に運航を開始したのに続き、6機を発注したアシアナ航空も、その3年後の2014年に運航を開始するほどである。
機体のカラーリングはかつては白地にレッドとブルーを配したデザインだったが、英語名称の変更と相前後して現在のライトブルーとシルバーを基調としたものにし、同時にシンボルマークは、韓国の国旗にも描かれる「太極」をイメージしたものに変更された(公式ロゴではKOREAN AIRの「O」の字にこのマークが当てられる)。2007年12月、LCCの「エア・コリア」(後にジンエアーと改称)を設立した。
2016年12月1日から、日本航空(JAL)の「JALマイレージバンク」との相互提携を開始。大韓航空運航便の沖縄/那覇ーソウル/仁川線以外の日韓線が対象となる[8]。
2020年4月7日、2019新型コロナウイルスの感染が拡大する中で航空需要が激減。従業員1万9000人のうち7割を対象に6か月間一時帰休を行うことを発表した[9]。
広告・制服
2005年8月にロッテと協賛で韓国旅行のキャンペーンを企画。ペ・ヨンジュン出演のキャンペーンCMでは、CGを駆使し新制服を着用した乗務員が機内のドアからあいさつをしている。また、この新制服は、2005年10月から着用されている。薄いベージュのジャケットにスカート、パンツ。アシスタントパーサー以上は薄いブルーのジャケット、同2色のブラウス、カーディガン、スカーフ、エプロン、そして髪飾りがある。なお、デザイナーは、ジャンフランコ・フェレである。
機内サービス
機内サービスの評価は高く、特に機内食では国際機内食協会が授与する機内食部門のオスカー賞と呼ばれるマーキュリー賞において、最優秀機内食賞(金賞)を2度受賞している。(1998年-「ビビンバ」、2006年-「ビビンククス(韓国風そうめん)」最優秀機内食賞)
座席のクラス編成
長距離路線はファーストクラス、プレステージクラス(ビジネスクラス)、エコノミークラスの3クラス制を採っていたが、2019年より座席を効率的に運営して収益性を高める措置として、70%の路線でファーストクラスを廃止し、ビジネスクラスに移行させる措置を発表している[10]。
機内誌
『Morning Calm』(モーニング・カーム)は、韓国の航空会社、大韓航空の機内誌である。毎月30万部が発行され、大韓航空の韓国国内線と国際線の全路線、全便の機内に搭載される。韓国語に加え、英語と中国語のページが掲載されている。
その日本語版は、毎月5万部が発行され、大韓航空の日本路線全便の機内に搭載される。
就航都市
新型コロナウイルスによるフライトキャンセル/減便案内等は以下のページを参照。
Flight Suspension/Reduction Information - Korean Air
新型コロナウイルス関連の主な出入国制限 - Korean Air
新型コロナウイルスアップロードセンター - Korean Air
1960年代に日本に乗り入れを開始し、東京-ソウル間に集中する日系航空会社とは対照的に、日本市場からの乗り継ぎ客の取り込みを図って地方都市にも採算度外視で積極的に乗り入れてきた[23]。
特に成田・羽田・関西・中部・新千歳・福岡にソウル(仁川・金浦)から、それぞれ1日に複数便で乗り入れている上、2004年8月から日本航空とコードシェア便提携を行い[24]高頻度運航を実現し、高い利便性を誇っている。また、成田 - ホノルル線も運航中。
日韓関係の悪化に伴い、2019年7月以降関西国際空港をはじめとした主要空港の発着便数が順次縮小されている[25]。
保有機材
リスト
2019年10月現在、大韓航空は訓練用機材やビジネス機、フライホイール機体を含め合計184機の航空機を保有している。航空機の平均機齢は9.5年。
以下の表において、「F」はファーストクラス、「B」はビジネスクラス、「E」はエコノミークラスを表す。
機種 | 機数 | 発注 | オプション | 搭乗乗客数 | 備考 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
F | B | E | 合計 | 出典 | |||||
エアバス A220-300 | 10 | 0 | 20 | 0 | 0 | 127 | 127 | 2機は、設立50周年記念の特別塗装機である。 | |
130 | 130 | ||||||||
エアバス A321neo | 0 | 30 | 20 | 確認中 | 2015年にパリ航空ショーで注文。2019年から2025年にかけて順次導入予定。 | ||||
エアバス A330-200 | 8 | 0 | 0 | 0 | 30 | 188 | 218 | 1機はスカイチーム塗装。 | |
エアバス A330-300 | 21 | 0 | 0 | 0 | 24 | 248 | 272 | ||
24 | 252 | 276 | |||||||
エアバス A380-800 | 10 | 0 | 0 | 12 | 94 | 301 | 407 | 2機は、設立50周年記念の特別塗装機である。 | |
ボーイング 737-800 | 9 | 0 | 0 | 0 | 12 | 126 | 138 | 2機はスカイチーム塗装。 | |
135 | 147 | ||||||||
ボーイング 737-900 | 16 | 0 | 0 | 0 | 8 | 180 | 188 | 同社は737-900を世界で最も多く導入した。 | |
ボーイング 737-900ER | 6 | 0 | 0 | 0 | 12 | 147 | 159 | ||
ボーイング 737 MAX 8 | 0 | 30 | 20 | 0 | 8 | 132 | 140 | 2015年にパリ航空ショーで注文。2019年から順次導入予定。 | |
ボーイング 747-400 | 2 | 0 | 0 | 12 | 24 | 368 | 404 | 2011年から順次退役している。 | |
ボーイング 747-8I | 10 | 0 | 0 | 6 | 48 | 314 | 368 | 747-400の後継機である。同社は、世界でも3社しかない旅客型の747-8を一般向けに運航している航空会社[26]の一つである。 | |
ボーイング 777-200ER | 14 | 0 | 0 | 8 | 28 | 212 | 248 | 1機はグリーン塗装の特別塗装機。 | |
8 | 28 | 225 | 261 | ||||||
ボーイング 777-300 | 4 | 0 | 0 | 6 | 35 | 297 | 338 | ||
ボーイング 777-300ER | 26 | 0 | 5 | 8 | 42 | 227 | 277 | スカイチーム塗装、グリーン塗装、設立50周年特別塗装の機体がそれぞれ1機ずつ存在する。 | |
8 | 56 | 227 | 291 | ||||||
ボーイング 787-9 | 10 | 10 | 10 | 0 | 24 | 245 | 269 | 2機は、設立50周年記念の特別塗装機である。 | |
ボーイング 787-10 | 0 | 20 | 0 | 確認中 | 2019年にパリ航空ショーで注文。 | ||||
ボーイング 747-400ERF | 4 | 0 | 0 | 貨物型機材 | |||||
ボーイング 747-8F | 7 | 0 | 0 | ||||||
ボーイング 777F | 12 | 0 | 0 | ||||||
ボーイング 737-700/BBJ1 | 1 | 0 | 0 | 専用機 | |||||
ボンバルディア グローバル・エクスプレス | 2 | 0 | 0 | ||||||
ガルフストリームG-650ER | 1 | 0 | 0 | ||||||
シコルスキーS-76C + | 1 | 0 | 0 | [27] | |||||
アグスタウェストランドAW-139 | 4 | 0 | 0 | ||||||
セスナ560 Citation II | 4 | 0 | 0 | 訓練用機材 | |||||
セスナ525 Citation CJ1 + | 2 | 0 | 0 | ||||||
合計 | 184 | 90 | 75 |
保有機材・発注機材について
大韓航空は、エアバスの機材とボーイングの機材をほぼ均一に運航していることも特徴である。
7機のエアバスA380型機を注文し、3機分のオプションも加える。最初のA380型機の納入予定は、2007年の終わりから2009年までに引き渡しが開始される[28]予定であったが、納入予定からずれ込んでおり、2011年5月より引き渡しが始まった。その後は順調に受領が進んで、2014年7月28日には最終号機となる10機目(HL7628)が導入され[29][30]、計画当初の通り10機が出そろった。
また同年5月31日にはボーイング 747-400ERFを8機発注している。
旅客部門では、2006年にボーイング 747-400の代替と位置づけ、ボーイング 777-300ERを9機(引渡し1機・オプション4機)発注し、2009年にはボーイング 747-8ICを5機発注している[31][32][33]。貨物部門ではボーイング 747-8Fを7機、そしてボーイング 777Fを5機発注している。同社は747-8における旅客型と貨物型両方を運航する、世界で唯一の航空会社である[34]。
ボーイング 787-9型初号機(機体番号 HL8081)を2017年2月22日に受領。2月24日、韓国に到着(今年[いつ?]中に更に4機、2019年までに更に5機〈合計10機〉導入する計画)。ファーストクラス6席、プレステージ(ビジネス)クラス18席、エコノミークラス245席の計269席で構成。3月7日より韓国国内で運航を開始。6月ごろよりトロント、マドリード、ロサンゼルスなどの長距離路線で運航する予定[35]。
なお、大韓航空が発注したボーイング社製航空機の顧客番号(カスタマーコード)はB5で、航空機の形式名は747-4B5、747-4B5F、777-2B5ER、777-3B5などとなる。
また、2015年11月7日には小型機のA321neoを30機確定発注したと発表した。今回の契約では、20機のオプションも設定した。今年[いつ?]初に結んだコミットメントに基づくもので、大韓航空がA320ファミリーを発注するのは初めてである。
マイレージサービス
マイレージサービスは、SKYPASS(スカイパス)である。2008年6月までは加算したマイルの有効期限が無かったが、同年7月からは10年間の有効期限がある[36]。配偶者、両親、子供、祖父母(父方のみ)、孫(父方のみ)のうち本人を含め5人までマイレージ合算して、特典に利用できる。また、11歳までの子供会員には「スカイパスジュニア」という専用の会員組織がある。大韓航空が加盟しているスカイチーム加盟各社のほか、下記の航空会社と提携している。
また日本国内では、三菱UFJニコス(「DCカード」《VISA・MasterCard【一般・ゴールド】》、「MUFGカード」《American Expressのみ》)とJCB(一般・ゴールド)と提携したクレジットカードをショッピングにて利用する事でマイレージが加算される。
KALリムジンバス
仁川国際空港(金浦国際空港)とソウル市内を結んでいる。搭乗航空会社に関係なく利用できる。
- 1路線(6701)(市庁方面):仁川国際空港→コリアナホテル→ソウルプラザホテル→ウェスティン朝鮮ホテル→ロッテホテルソウル→ニュー国際ホテル・ベストウェスタンニューソウルホテル→コリアナホテル→西小門大韓航空ビル→ロッテシティホテル麻浦→ベストウェスタンプレミア・ソウルガーデンホテル→仁川国際空港
- 2路線(6702)(南山方面):仁川国際空港→ベストウェスタンプレミア・ソウルガーデンホテル→ロッテシティホテル麻浦→ラマダホテル&スイート→ソウル駅→ミレニアムソウルヒルトンホテル→グランドハイアットソウルホテル(以下ループ線)→サミットホテル→KYヘリテージホテル東大門→東大門デザインプラザ(マリオット東大門)→グランドアンバサダーソウル→ホテル新羅→薬水駅→グランドハイアットソウルホテル
- 3路線(6703)(江南方面):仁川国際空港→シェラトンソウルパレス江南ホテル→砂平駅→ザ・リッツ・カールトンソウルホテル→ノボテルアンバサダー江南ホテル→三井(サムジョン)ホテル→新羅ステイ駅三→ルネッサンスソウルホテル→ベストウェスタンプレミア江南→砂平駅→ソウルパレス→仁川国際空港
- 4路線(6704)(COEX方面):仁川国際空港→インペリアルパレス→ラマダソウルホテル→COEXインターコンチネンタル→パークハイアットソウル→イビス・スタイル・アンバサダー・ソウル江南→グランドインターコンチネンタル(折り返し)
- 5路線(6705)(蚕室方面):仁川国際空港→ロッテワールド→東ソウル総合バスターミナル→クァンナル駅→Wソウルウォーカーヒルホテル、シェラトンウォーカーヒルホテル(折り返し)
- 金浦-蚕室方面(6706):金浦国際空港→ロッテワールド(折り返し)
- 金浦空港方面(6707A):グランドハイアット仁川ホテル→仁荷国際医療センター→仁川国際空港→金浦国際空港(折り返し)
- 仁川松島方面(6707B):仁川国際空港→グランドハイアット仁川ホテル→海洋警察庁→オラカイ松島パークホテル→松島セントラルパークホテル・敬源斎アンバサダー仁川→ホリデイ・イン仁川松島→仁川大入口駅→オークウッドプレミア仁川→シェラトン仁川
かつては釜山金海国際空港発着路線も存在したが、廃止された。
航空宇宙部門
大韓航空は1976年に航空宇宙部門「製造事業部」を設立しており、現在Korean Air Aerospace Division (KAL-ASD) として知られている。
航空宇宙に関する研究開発以外にも、航空機のライセンス生産や部品製作も請け負っており、世界で唯一の航空機を製造する部門を持つエアラインとなっている[38]。 UH-60、F-5、F-16のライセンス生産や、ボーイングやエアバスの旅客機向けの部品も幅広く手がけている。
製造事業部は、金海国際空港に位置してあり、業界従事者たちからテクセンターと呼ばれている。
事件・事故・トラブル
- 大韓航空機YS-11ハイジャック事件 - 1969年12月11日
- 大韓航空機銃撃事件(大韓航空902便) - 1978年4月20日
- 大韓航空機撃墜事件(大韓航空007便) - 1983年9月1日
- 大韓航空機爆破事件(大韓航空858便) - 1987年11月29日
- 大韓航空801便墜落事故 - 1997年8月6日
- 大韓航空6316便墜落事故 - 1999年4月15日
- 大韓航空8509便墜落事故 - 1999年12月22日
- 大韓航空85便ハイジャック誤報事件 - 2001年9月11日
- 大韓航空ナッツリターン事件 - 2014年12月5日
- 大韓航空2708便エンジン火災事故 - 2016年5月27日
大韓航空は1997年から1999年にかけて3年連続の墜落事故を起こした為、連邦航空局(FAA)は韓国の航空安全管理体制の評価を、カテゴリー「1」から「2」に格下げした(カテゴリー「2」国家の民間航空会社は、アメリカ合衆国路線の新設や増便、米航空会社とのコードシェア便が認められない)。なお、その後同社は、デルタ航空の副社長を社長に招聘するなどし、現在では元のカテゴリー「1」へと戻っている。[要出典]
竹島デモフライト事件
2011年(平成23年)6月16日、成田 - 仁川間に、新型機「エアバスA380」を投入するのに先立ち、同社の会長やマスコミを搭乗させ、トランスポンダを切った上で、日本と領有権問題のある日本海海上の竹島上空でデモ飛行を実施した。
これに対して、日本のマスメディアは「日本の外務省は、明確に領空侵犯にあたる」として、日本国外務省の全職員が公務での大韓航空機の利用を同年7月18日から1ヶ月間、自粛することを決定し発表した[39][40]。
これに対し韓国政府は、「非常に遺憾」とし撤回を要求したが、自粛は予定通り実施された[41][42]。
この件についてサーチナによると、『KOREAN AIR』と書かれている旅客機に大韓航空の会長と韓国の各省庁の長官まで搭乗させて竹島上空を飛んだのは、領有権を主張する日本からすれば敏感にならざるを得ないとの航空関係者の見方を伝えた[43]。
脚注
- ^ “JO 7340.2J - Contractions - Including Change 1”. Federal Aviation Administration. p. 3-1-53 (10 October 2019). 26 January 2020閲覧。
- ^ [1]
- ^ “日本発着路線をもつアルテア利用航空会社 (2015年6月現在)”. アマデウス・ジャパン. 2015年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月26日閲覧。
- ^ “Airlines using Amadeus” (英語). アマデウスITグループ. 2015年9月27日閲覧。
- ^ “大韓航空本社など捜索 創業家一族の「密輸」容疑で=韓国関税庁”. WOW korea (2018年4月23日). 2018年4月27日閲覧。
- ^ “韓国検察、大韓航空本社を家宅捜索…横領・背任容疑”. 中央日報 (2018年5月31日). 2018年12月7日閲覧。
- ^ “大韓航空社長、「不正編入」で大卒認定取り消しか”. 日本経済新聞 (2018年7月11日). 2018年12月8日閲覧。
- ^ JALと大韓航空、マイレージプログラムで相互連携 日韓線対象 Traicy 2016年11月30日付
- ^ “韓国の大韓航空、従業員の7割を一時帰休に 新型コロナで打撃”. AFP (2020年4月8日). 2020年4月8日閲覧。
- ^ “大韓航空が国際線の70%でファーストクラスなくす理由”. 中央日報 (2019年5月2日). 2019年5月2日閲覧。
- ^ 大韓航空、旭川〜ソウル/仁川線を開設 6月1日から週5便 Traicy 2019年3月7日付
- ^ 大韓航空、5月5日から那覇/仁川線に就航へ 777-200でデイリー運航 FlyTeam 2016年3月30日付
- ^ a b c 大韓航空、クラーク・南京・張家界・杭州に就航 冬スケジュールに Traicy 2019年10月3日付
- ^ 大韓航空、ザグレブ就航 アジアとクロアチアを結ぶ初の定期便 Traicy 2018年6月7日付
- ^ 大韓航空、ソウル/仁川〜ブダペスト線開設 5月23日から週3便 Traicy 2020年2月4日付
- ^ 大韓航空、バルセロナへ新規就航 アメリカ4都市行きでは増便 Traicy 2016年11月27日付
- ^ 大韓航空、2019年4月に仁川/ボストン線を開設 787-9で週5便 FlyTeam 2018年8月9日付
- ^ 大韓航空が静岡-ソウル線を運休 来月30日から 中日新聞 2014年2月7日付
- ^ 大韓航空、国際線3路線を運休 10月28日から Traicy 2018年10月15日付
- ^ a b c 大韓航空、2017年2月に仁川発着のシェムリアップ、ジェッダ線を運休 FlyTeam 2016年11月29日付
- ^ 大韓航空、リオ五輪後の9月下旬に仁川/サンパウロ線を運休 FlyTeam 2016年6月15日付
- ^ 2019年12月に再開予定。
- ^ 杉浦一機『空港ウォーズ―日本は「大航空時代」に生き残れるか』中央書院、1999年、31-33頁。
- ^ 当初は日本から韓国へ就航するJAL路線へのKALのコードシェアは全便であったのに対して、韓国から日本国内へ就航するKAL路線へのJALのコードシェアは一部路線であったが、2014年4月22日から両社の日本 - 韓国間の全路線に拡大された。その一方でJAL自社の機材による運航は成田・羽田に縮小された。
- ^ 関空発着の韓国便2割減
- ^ ほかの2社はルフトハンザドイツ航空と中国国際航空である。
- ^ http://kr.koreanair.com/kalmain/kalsrv/Business%20Jet%20Service/00_05_Sikorsky.html
- ^ Airbus Press Releases, 2003年6月
- ^ 大韓航空の次世代旅客機 A380で新しい空の旅を
- ^ Korean Air to Introduce the Tenth Airbus A380 SEOUL, Korea (July 29, 2014)
- ^ “Boeing, Korean Air Announce Order for New 747-8 Intercontinental(英語版)”. Boeing. 2009年12月4日閲覧。
- ^ “ボーイング747-8インターコンチネンタル、大韓航空から5機を受注(日本語版)”. Boeing. 2009年12月4日閲覧。
- ^ 世界で初めて747-8の旅客・貨物両型を発注した。
- ^ “大韓航空、747-8など11機発注へ”. Aviation Wire. 2019年10月17日閲覧。
- ^ “大韓航空 ボーイングB787-9 ドリームライナーを受領 米国ボーイング社にて記念式典を開催”. 大韓航空 (2017年2月23日). 2019年3月23日閲覧。
- ^ 大韓航空、来年7月「マイレージ有効期間制」導入へ
- ^ 東京(成田)-ソウル(仁川)、東京(羽田)-ソウル(金浦)、東京(成田)-釜山のJAL運航便における特典航空券利用に限る。JAL便名でのSKYPASSへのマイレージ加算および日本-韓国間直行便以外のJALの路線における特典航空券利用はできない。2016年12月1日から提携開始。(JALと大韓航空(KE)、特典航空券の相互交換を開始)
- ^ 韓国の宇宙産業の概要2015/03/31閲覧。
- ^ 2011年7月14日 読売新聞
- ^ MSN産経ニュース 2011年6月16日あえて竹島上空でA380のテスト飛行した大韓航空
- ^ 2011年7月18日 聯合ニュース
- ^ 韓国、日本に大韓航空利用自粛の撤回を求める 2011年7月15日 CNN
- ^ 外務省、大韓航空の竹島デモ飛行に反発、職員に利用自粛を指示 2011年7月14日 サーチナ