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「普陀山」の版間の差分

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*[[舟山普陀山空港]]:[[北京]]、[[上海]]、[[アモイ]]、[[晋江市|晋江]]、[[福州]]、[[武夷山]]から直行便がある。[[中国東方航空]]、[[アモイ航空]]、[[山東航空]]、[[深セン航空|深圳航空]]が乗り入れている。
*[[舟山普陀山空港]]:[[北京]]、[[上海]]、[[アモイ]]、[[晋江市|晋江]]、[[福州]]、[[武夷山]]から直行便がある。[[中国東方航空]]、[[アモイ航空]]、[[山東航空]]、[[深圳航空]]が乗り入れている。
===フェリー===
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*高速フェリー:[[寧波]]大謝埠頭から70分で到着。[[舟山島]]沈家門埠頭からは10分で到着。
*高速フェリー:[[寧波]]大謝埠頭から70分で到着。[[舟山島]]沈家門埠頭からは10分で到着。

2020年6月20日 (土) 11:23時点における版

普陀山観音像

普陀山(ふださん、拼音: Pǔtúo Shān)は中華人民共和国浙江省舟山群島にある中国四大仏教名山仏教聖地五台山九華山峨眉山、普陀山)の一つで、観音菩薩が祀られている。年間360万人を超える観光客が訪れる。

由来

普陀山の海岸と寺院

当地が観音霊場となった由来は、後述の「普済禅寺」の項にも記述される通り、916年、中国への渡来僧である慧萼(えがく)が、中国留学を終えて日本に帰国しようとした際、日本に招来しようとした観音菩薩が当地で日本に渡ること拒んだ(=不肯去)、という故事にちなんでいる。よって、その観音菩薩は「不肯去観音」と称されており、そのお堂は「不肯去観音院」と呼ばれる。以後、この舟山群島中の普陀山は、観音菩薩の浄土である補陀落に擬せられ、人々の信仰を集める中国有数の霊場となった。「普陀山」という名称の由来も、「補陀落」である。

普陀山の浜辺を俯瞰する

地理

普陀山は杭州湾の出口から東シナ海海上を東に約100海里にあり、全島面積早く12.5平方キロメートル。細長い形をした島で、最高地点は仏頂山で海抜約300メートル。

行政的には浙江省舟山市普陀区中国四大仏教名山のうち唯一の海上聖地であり、「海天佛国」と呼ばれる。

「磐陀石」「二亀聴法石」「説法台石」などの奇岩が多い。

宗教活動

普陀山の海辺の洞窟

全山方丈

  • 妙善:1979年に全山代理方丈に推挙され、1989年より正式に全山方丈となる。2000年死去。
  • 戒忍:2002年12月に全山方丈となる。

主な寺院・施設

観光

普陀山多宝塔
  • 仏頂山ロープウェイ
  • 「普陀山の春旅行フェスティバル」:普陀山管理委員会、中国旅遊協会が開催する旅行関連イベント。
  • 心字石

交通

航空

フェリー

  • 高速フェリー:寧波大謝埠頭から70分で到着。舟山島沈家門埠頭からは10分で到着。

備考

  • 江戸時代後期の平戸藩主・松浦静山は『平戸考』・『美祢良久考』を著し、普陀山が「和漢ノ境」にあり、かつて日本の領域であったという説を引用し、江戸幕府に調査の必要性を働きかけたが認められなかったという[1]

脚注

  1. ^ 吉村雅美「松浦静山のみた境界と「属地」-普陀山をめぐる考証から」井上泰至 編『近世日本の歴史叙述と対外意識』(勉誠出版、2016年) ISBN 978-4-585-22152-4

参考文献

外部リンク