「原ノ町駅」の版間の差分
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|画像説明 = 駅舎(2017年8月) |
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|よみがな = はらのまち |
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2020年2月15日 (土) 02:24時点における版
原ノ町駅 | |
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駅舎(2017年8月) | |
はらのまち Haranomachi | |
◄磐城太田 (4.5 km) (7.5 km) 鹿島► | |
福島県南相馬市原町区旭町二丁目27-2[1] | |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■常磐線 |
キロ程 | 286.9 km(日暮里起点) |
電報略号 | ノマ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,024人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1898年(明治31年)4月3日[1] |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 |
原ノ町駅(はらのまちえき)は、福島県南相馬市原町区旭町二丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線の駅である[1]。
南相馬市および福島県相双地方の代表駅。常磐線仙台エリアにおけるSuica利用区域の南端であり、当駅よりいわき方面へSuicaによる自動改札の利用はできない。
東日本大震災発生前は常磐線の特急「スーパーひたち」が全列車停車し、当駅止まりの特急も存在した。
概要
当駅は南相馬市(旧)原町市の中心駅であり、同市中心市街地、雲雀ヶ原祭場地(相馬野馬追)、憶・原町無線塔の最寄り駅である。
歴史
- 1898年(明治31年)4月3日:日本鉄道磐城線の駅として開業[1]。
- 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道が国有化され、官設鉄道の所属となる。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により常磐線の所属となる。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道が発足。
- 1967年(昭和42年)8月20日:常磐線全線電化完成(草野駅 - 岩沼駅間)で、当駅にも電車が発着するようになる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 1992年(平成4年):駅レンタカー営業所営業開始[2]。
- 1999年(平成11年)3月31日:駅レンタカー営業所営業終了[3]。
- 2005年(平成17年)3月27日:自動改札機導入。
- 2007年(平成19年)3月18日:ダイヤ改正により、普通列車は当駅以南での415系使用拡大による車両とホームの段差の関係で、一部を除き当駅で乗り換えになった(701系のみ直通)。
- 2008年(平成20年)3月:指定席券売機導入。
- 2009年(平成21年)3月14日:ICカード「Suica」の供用開始。
- 2011年(平成23年)
- 2015年(平成27年)1月31日:当駅 - 竜田駅間で代行バスの運行を開始。バスの運行は1日2往復であり、途中駅はすべて通過扱いとなる[8]。
- 2016年(平成28年)
- 3月14日 - 3月19日:震災後当駅構内留置を行っていた651系K202編成と415系K534編成が撤去される[9]。
- 7月12日:小高駅 - 当駅間の運転再開。ただし当駅 - 竜田駅間で運行中の代行バスは地元からの要望や利便性を考慮し、引き続き当駅から運行され[10]、小高駅への停車を開始。
- 2017年(平成29年)4月1日:浪江駅 - 小高駅間の運転再開に伴い、上り列車は全て浪江駅まで運転となる。また代行バスは上り方面がすべて浪江駅発となり、下り1本のみ当駅まで運行となる[11]。
駅名について
所在地の名前は「はらまち」だが、旧原町市を通っていた陸前浜街道の宿場は原町(はらのまち)宿と読んでいたため、駅名は後者を取って「はらのまち」とされたと推測される。
駅構造
2面3線のホームを持つ地上駅であり、留置線が敷設され夜間滞泊が設定されている。
駅の北側には東口方面へ行く跨線橋があり、車椅子用のエレベーターが設置されている。駅舎正面の「ひさし」を支えているのは竹筋コンクリート製支柱だった。現在は鉄筋コンクリート製となり、竹筋コンクリートの柱の一部が駅舎内に保存されている。
終日社員配置駅(駅長・助役配置)。構内にはみどりの窓口・自動券売機・指定席券売機・自動改札機・NewDays(Suica利用可能・日中のみ営業)がある。
震災前はびゅうプラザも営業をしていた。しかし震災の影響で営業を休止したまま、2015年6月30日付けで閉鎖した。現在、びゅうプラザが設置されていた場所に、「原ノ町駅陣屋」として相馬野馬追に関する観光展示スペースが設けられており、駅係員に申し出ることで、甲冑の試着ならびに記念撮影が可能である[12]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2・3 | ■常磐線 | 下り | 岩沼・仙台方面[13] |
上り | 浪江方面[13] |
浪江方面の列車は原則として2番線で折り返す。仙台方面の列車は主に駅舎側の1番線を使用するが、浪江方面の列車との接続時分や運用の都合によっては3番線も使用する。
富岡駅発の代行バスのうち1本が当駅を終点としている。なお、当駅始発の代行バスの設定はない。
ギャラリー
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原ノ町駅改札口付近(2008年3月)
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原ノ町駅改札口付近(2008年3月)
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構内(2008年4月)
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改札口(2012年11月)
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駅構内(2012年11月)
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震災以降放置されていた651系K202編成(2012年10月)
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竜田駅との間を結んでいた代行バス(2017年1月)
利用状況
JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は1,024人である[利用客数 1]。
近年の推移は以下のとおりである。減少傾向であり、2010年度(平成22年度)は2000年度(平成12年度)の約70%程度、震災後はおおむね2000年度(平成12年度)の約25%程度となっている。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 2,336 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 2,219 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 2,144 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 2,088 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 2,042 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 1,991 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 1,906 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 1,851 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 1,815 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 1,717 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 1,679 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | ||
2012年(平成24年) | 619 | [利用客数 13] |
2013年(平成25年) | 613 | [利用客数 14] |
2014年(平成26年) | 593 | [利用客数 15] |
2015年(平成27年) | 609 | [利用客数 16] |
2016年(平成28年) | 672 | [利用客数 17] |
2017年(平成29年) | 975 | [利用客数 18] |
2018年(平成30年) | 1,024 | [利用客数 1] |
当駅における輸送上の特徴
当駅は常磐線内における運行上の拠点駅であり、大半の普通列車は当駅を境に系統分離されている。
駅周辺
駅は南相馬市中心部に位置する。
- 南相馬市役所(旧・原町市役所)
- 原町区役所
- 南相馬市民文化会館
- 原町郵便局
- 原ノ町駅前郵便局
- 福島県南相馬合同庁舎
- 南相馬警察署
- 原ノ町駅前交番・安心ネットワーク
- 相馬地方広域消防本部
- 南相馬消防署
- 南相馬市立病院
- 相馬公共職業安定所原町出張所
- 桜井古墳
- 福島交通原町車庫(旧:原町営業所)
- 常磐交通観光原町営業所
- 福島県道12号原町川俣線
- 福島県道49号原町浪江線
- 福島県道62号原町二本松線
- 福島県道74号原町海老相馬線
- 福島県道120号浪江鹿島線(陸前浜街道)
- 福島県道263号下渋佐南新田線
- 国道6号
- 道の駅南相馬
- 新田川
- 相馬野馬追祭場地
- 南相馬市馬事公苑
- 丸屋(ホテルおよび原ノ町駅弁調製元)
- ヨークベニマル原町店(※震災後休業中)
- ココス原町店
- 原町中央自動車学校
- セブン-イレブン原ノ町駅前店
- セブン-イレブン原町錦町店
- まるまつ原町店
- 東北労働金庫原町支店
- 丸三製紙本社工場
- 大町病院
- 小野田病院
- 原町シーサイドパーク
- 東北電力原町火力発電所
- 高の倉ダム(ダム公園まで約8km)
- 常磐自動車道南相馬IC
路線バス
- 南相馬市応急仮設住宅巡回バス
- 東北アクセスが運行(月曜日~金曜日運行、無料)。市立図書館前に発着。
- 新常磐交通(※当分の間運休)
- 小浜・戸屋入口経由原町大甕循環、小浜・戸屋入口経由大甕行、滝行、高倉公会堂行、下渋佐行、牛島行、高平小学校行(詳細は新常磐交通北営業所を参照)
隣の駅
脚注
記事本文
- ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 50号 郡山駅・会津若松駅・三春駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年8月4日、21頁。
- ^ 『JR時刻表』1992年4・12月号
- ^ 『JR時刻表』1999年4月号
- ^ 東北地区運転再開状況 東日本旅客鉄道 2011年4月6日閲覧
- ^ 在来線の地上設備の主な被害と復旧状況 2011年4月6日閲覧
- ^ JR代行バス 原ノ町駅 - 亘理駅 (PDF)
- ^ “常磐線の運転計画について”. JR東日本水戸支社 (2011年12月14日). 2012年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月14日閲覧。
- ^ “常磐線竜田駅〜原ノ町駅間代行バスの運行について” (PDF). 東日本旅客鉄道水戸支社 (2015年1月22日). 2015年1月24日閲覧。
- ^ 震災で止まって置き去りの電車、撤去作業開始 - 2016年3月14日 読売新聞
- ^ 常磐線(小高駅~原ノ町駅間)の運転再開について (PDF) - 2016年5月31日 東日本旅客鉄道水戸支社
- ^ 富岡町、浪江町の避難指示解除に伴う常磐線の運行について (PDF) - 2017年3月10日 東日本旅客鉄道株式会社水戸支社
- ^ 南相馬観光協会Facebook、2017年6月16日
- ^ a b “時刻表 原ノ町駅”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月8日閲覧。
- ^ a b “原ノ町駅時刻表”. 駅探. 2019年9月21日閲覧。
- ^ “全路線バス時刻表”. 東北アクセス. 2019年3月17日閲覧。 PDF(2017年12月以降)
利用状況
- ^ a b “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月6日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月3日閲覧。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 原ノ町運輸区
- 陸前原ノ町駅
- saku saku - 駅そばキングのコーナーで当駅の駅そばが取り上げられた。
- 東日本大震災による鉄道への影響
外部リンク
- 駅の情報(原ノ町駅):JR東日本