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{{混同|加悦鉄道資料館}} |
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{{博物館 |
{{博物館 |
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|名称 = 加悦SL広場 |
| 名称 = 加悦SL広場 |
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| 画像 = 加悦SL広場 駅舎 展示室2.jpg |
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|画像説明 = 加悦SL広場 |
| 画像説明 = 加悦SL広場構内へのメインゲート 駅舎・展示室 |
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| map_caption = 加悦SL広場の位置<br />{{maplink2|frame=yes|plain=yes|type=point|type2=point|type3=point|zoom=14|frame-align=center|frame-width=300|frame-height=250|coord= {{Coord|35|29|53.1|N|135|5|34.1|E}}|title=加悦SL広場(大江山鉱山駅跡)|coord2={{coord|35|30|12.8|N|135|05|41.9|E}}|title2=加悦駅跡|coord3={{coord|35|30|14.7|N|135|05|41.1|E}}|title3=旧加悦駅舎([[加悦鉄道資料館]])|marker-color=2073E0|marker=rail|marker2=rail|marker-color2=db120b|marker-color3=05801E|marker3=museum}}加悦SL広場と加悦鉄道遺産の位置関係<br />青:加悦SL広場(大江山鉱山駅跡)<br />赤:加悦駅跡<br />緑:旧加悦駅舎(加悦鉄道資料館) |
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|map_caption = 加悦SL広場の位置 |
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|正式名称 = 加悦SL広場 |
| 正式名称 = 加悦SL広場 |
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|愛称 = |
| 愛称 = |
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|前身 = |
| 前身 = |
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|専門分野 = [[鉄道]] |
| 専門分野 = [[鉄道]] |
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|事業主体 = |
| 事業主体 = |
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|管理運営 = 宮津海陸運輸 |
| 管理運営 = 宮津海陸運輸 |
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|開館 = [[1977年]]9月 |
| 開館 = [[1977年]]9月 |
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|所在地郵便番号 = 629-2422 |
| 所在地郵便番号 = 629-2422 |
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|所在地 = [[京都府]][[与謝郡]][[与謝野町]]字滝941-2 |
| 所在地 = [[京都府]][[与謝郡]][[与謝野町]]字滝941-2 |
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'''加悦SL広場'''(かやSLひろば)は[[京都府]][[与謝野町]][[加悦町|加悦]]にあ |
'''加悦SL広場'''(かやSLひろば)は、かつて[[京都府]][[与謝野町]][[加悦町|加悦]]にあった[[鉄道保存展示施設]]。[[2020年]]([[令和]]2年)3月末をもって閉園した<ref name="閉園後報道" />。主に[[加悦鉄道]]で活躍した車両を展示していた。[[1977年]]([[昭和]]52年)9月に開設された。当初は[[加悦駅]]構内([[1985年]](昭和60年)に営業廃止)にあったが、[[1993年]]([[平成]]5年)に当時の加悦町へ加悦駅用地を譲渡することになったため、[[1996年]](平成8年)11月に現在の[[加悦SL広場#大江山鉱山駅(跡)|大江山鉱山駅]]跡に移転・再開した。加悦鉄道から社名変更した「カヤ興産株式会社」が運営していたが、[[2011年]](平成23年)[[4月1日]]に同社と宮津港運株式会社が合併して設立された「宮津海陸運輸株式会社」の運営となった。閉園時には、全部で27両を保存展示していた。そのうち11両が[[動態保存]]されていた。 |
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== 概要 == |
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かつては鉄道関連のお土産や定食などを提供した、ショップ蒸気店やサハ3104の中で食事ができる、カフェトレイン蒸気店があったが、カフェトレイン蒸気店は2018年9月25日に、ショップ蒸気店は2018年12月31日をもって閉店している。 |
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昭和40年代のいわゆる[[SLブーム]]を考慮し、2号機関車を筆頭に当時営業していた加悦鐡道加悦駅構内で休廃車を展示していた。さらに[[日本国有鉄道|国鉄]]より、[[1973年]](昭和48年)と[[1975年]](昭和50年)に[[国鉄C57形蒸気機関車|C57 189]]、[[国鉄C58形蒸気機関車|C58 390]]をそれぞれ借り入れ、[[1977年]](昭和52年)「加悦SLの広場」を開設したのが、はじまりである<ref name="加悦鐡道保存会2014(上)p43"/>。 |
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構内に保存展示されている'''旧加悦鉄道2号機関車(123号機関車)'''は、国の[[重要文化財]]及び、[[日本遺産]]「[[丹後ちりめん回廊]]」の構成文化財に指定されている<ref name="加悦鐡道保存会2014(下) p4">{{Cite book|和書|author=NPO法人加悦鐡道保存会 |title=加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(下) |publisher=株式会社ネコ・パブリッシング |year=2014.9 |page=4 |isbn=}}</ref><ref name="丹後ちりめん回廊">{{Cite web|和書|url=https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/stories/story043/index.html |title=300年を紡ぐ絹が織り成す丹後ちりめん回廊 日本遺産ポータルサイト |publisher=文化庁 |accessdate=2023-07-30 |archive-url=https://web.archive.org/web/20230711161129/https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/stories/story043/ |archive-date=2023-07-11 |website=日本遺産ポータルサイト}}</ref>。 |
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かつては鉄道関連のお土産や定食などを提供した、ショップ蒸気店やサハ3104の中で食事ができる、カフェトレイン蒸気店があったが、カフェトレイン蒸気店は[[2018年]](平成30年)[[9月25日]]に、ショップ蒸気店は2018年(平成30年)[[12月31日]]をもって閉店している。 |
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[[2019年]]([[令和]]元年)12月に[[2020年]](令和2年)3月末での閉園を検討していることが報じられ([[加悦SL広場#車両の修復保全活動の歴史|後述]])<ref name="閉園報道1">{{Cite news |title=重文「123号」など展示 与謝野の観光拠点 加悦SL広場 閉園検討 |newspaper=京都新聞 社会面 |date=2019-12-24 |author=平野巧 |page=26}}</ref><ref name="閉園報道2">{{Cite news|和書 |title=SL広場20年3月末閉園 老朽化 明治初期の重文など展示 京都・与謝野 |newspaper=毎日新聞 |date=2019-12-29 |archive-url=https://web.archive.org/web/20220127121507/https://mainichi.jp/articles/20191229/k00/00m/040/097000c |archive-date=2022-01-27 |access-date=2023-07-30 |url=https://mainichi.jp/articles/20191229/k00/00m/040/097000c}}</ref>、2020年(令和2年)[[2月17日]]、宮津海陸運輸が同年[[3月31日]]をもって閉園することを発表した<ref name="閉園発表">{{Cite web|和書|url=http://mku.co.jp/image/kayaSLhiroba20200217.pdf |title=加悦SL広場 閉園のお知らせ |publisher=宮津海陸運輸 |accessdate=2023-07-30 |archive-date=2022-01-23 |archive-url=https://web.archive.org/web/20220123192633/http://mku.co.jp/image/kayaSLhiroba20200217.pdf |date=2020-02-17 |format=PDF}}</ref>。 |
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2020年(令和2年)[[3月28日]] - [[3月29日|29日]]には、加悦鐡道保存会主催の「さようなら『加悦SL広場』再現列車運転会」が開かれ、28日には全国から家族連れや鉄道ファンら約450人訪れ、同会が[[2004年]](平成16年)に動態復元した[[1936年]](昭和11年)製造の「キハ101」が走行した。「地域の車両が博物館ではなく、地元に保存されていることは意味があること。(閉園は)もったいない」と惜しむ声もあった<ref name="閉園前イベント">{{Cite news |title=思い出の乗り物 懐かしい SL広場との別れ惜しむ |newspaper=京都新聞 地域面 |date=2020-03-29 |author=平野巧 |page=27}}</ref>。 |
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2020年(令和2年)3月31日をもって閉園した<ref name="閉園後報道"/>。閉園後も車両保存に向けた取り組みが行われている([[加悦SL広場#閉園後の車両保存に向けた取り組み|後述]])。 |
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== 沿革 == |
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* [[1977年]]([[昭和]]52年)9月:営業中であった旧加悦駅構内の一部を利用して「加悦SLの広場」開設<ref name="加悦鐡道保存会2014(上)p46">{{Cite book|和書|author=NPO法人加悦鐡道保存会 |title=加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(上) |publisher=株式会社ネコ・パブリッシング |year=2014.8 |page=46|isbn=}}</ref>。 |
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* [[1979年]](昭和54年):サハ3104を来客用休憩車に改造<ref name="加悦鐡道保存会2014(上)p43">{{Cite book|和書|author=NPO法人加悦鐡道保存会 |title=加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(上) |publisher=株式会社ネコ・パブリッシング |year=2014.8 |page=43|isbn=}}</ref>。 |
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* [[1985年]](昭和60年)[[4月30日]]:加悦鉄道営業終了<ref name="加悦鐡道保存会2014(上)p46"/>。同年、鉄道事業の廃止に伴い、加悦鉄道株式会社がカヤ興産株式会社に商号変更<ref name="宮津海陸運輸沿革">{{Cite web|和書|url=http://mku.co.jp/history.html |title=会社案内 沿革 |publisher=宮津海陸運輸 |accessdate=2023-07-30 |archive-date=2021-11-02 |archive-url=https://web.archive.org/web/20211020170958/http://mku.co.jp/history.html |url-status=unfit |url-status-date=2023-07-30}}</ref>。 |
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* [[1996年]]([[平成]]8年):加悦SLの広場が大江山鉱山駅跡に移転。「加悦SL広場」としてリニューアルオープンした<ref name="加悦鐡道保存会2014(上)p47">{{Cite book|和書|author=NPO法人加悦鐡道保存会 |title=加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(上) |publisher=株式会社ネコ・パブリッシング |year=2014.8 |page=47|isbn=}}</ref>。来客用休憩車となっていたサハ3104が移転に伴いカフェ車に改造され、カフェトレイン蒸気屋として営業<ref name="加悦鐡道保存会2014(上)p43"/>。 |
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* [[2000年]](平成12年):2号機関車、木造客車5両(ハ21、ハブ3、フハ2、ハ10)、有蓋貨物1両(ワブ3)の合計7両が日本産業考古学会の産業遺産に認定<ref name="加悦鐡道保存会2014(下)p48">{{Cite book|和書|author=NPO法人加悦鐡道保存会 |title=加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(下) |publisher=株式会社ネコ・パブリッシング |year=2014.9 |page=48|isbn=}}</ref>。 |
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* [[2003年]](平成15年):[[蒸気機関車]]3両(2、4、1261)、木造[[客車]]5両(ハ21、ハブ3、フハ2、ハ10)、[[有蓋貨車|有蓋貨物]]1両(ワブ3)、気動車2両(キハ101、キハ51)、合計11両が旧加悦町(現・与謝野町)文化財に指定<ref name="加悦鐡道保存会2014(下)p48"/>。 |
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* [[2005年]](平成17年)[[6月9日]]:'''旧加悦鉄道2号機関車(123号機関車)'''が車歴簿とともに'''国の重要文化財'''に指定<ref name="加悦鐡道保存会2014(下)p48"/>。 |
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* [[2010年]](平成22年)7月:車両以外の加悦鉄道遺産を集約し、与謝野町指定文化財である加悦駅舎にて[[加悦鉄道資料館]]として一般公開を始めた<ref name="加悦鐡道保存会2014(下)p48"/>。 |
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* [[2011年]](平成23年):宮津港運株式会社とカヤ興産株式会社が合併。宮津海陸運輸株式会社が発足<ref name="宮津海陸運輸沿革" />。以後、宮津海陸運輸の社員に加悦鐡道保存会が協力する形で車両の維持並びに加悦SL広場の運営を行っている<ref name="閉園報道2" />。 |
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* [[2020年]]([[令和]]2年) |
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** [[3月28日]]・[[3月29日|29日]]:加悦鐡道保存会主催の「さようなら『加悦SL広場』再現列車運転会」が開かれた<ref name="閉園前イベント"/>。 |
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** [[3月31日]]:加悦SL広場が閉園<ref name="閉園発表"/>。 |
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== 車両の修復保全活動の歴史 == |
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[[ファイル:Kaya Steam Lomotive Square Kiha 101.jpg|thumb|加悦SL広場に保存されているキハ101]] |
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=== 後の加悦SL広場に繋がる約10年間に及ぶ大修復 === |
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{| class=wikitable border="1" style="text-align:left" |
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|+廃線時に[[加悦駅]]構内にあった車両と状態<ref name="加悦鐡道保存会2014(下) p2"/>{{Refnest|group="注釈"|文献には『両』は『輌』と明記}} |
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!車両(型)||状態 |
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|- |
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|蒸気機関車3両(2、4、1261) |
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|style="text-align:left"| 積極的な静態保存に努め、比較的良好な状態。 |
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|- |
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|内燃機関車4両(DB201、DⅭ351、DD352、TMC100) |
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|style="text-align:left"|DB201、DⅭ351を除き稼働状況良好。 |
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|- |
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|気動車4両(キハ101、キハ51、キハ08 3、キハ10 18) |
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|style="text-align:left"|廃線時まで運行していたキハ08 3、キハ10 18は稼働状態。<br/>他の2両は外装塗装に屋根の傷み酷く、機関の始動叶わず。 |
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|- |
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|付随客車7両(ハブ3、ハ10、フハ2、ハ4995、ハ21、ハ2、サハ3104) |
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|style="text-align:left"|いずれも休車になってから20年近く経過。木部の損傷は極めて著しい。 |
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|- |
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|貨車4両(ワブ1、ワブ3、トム79、トム80) |
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|style="text-align:left"|付随客車同様木部の腐食がかなり進行。 |
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|} |
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歴代で加悦鉄道及び日本冶金工業に在籍していた車両は89両あったが、[[1985年]](昭和60年)の廃線時、その約25%にあたる22両は旧加悦駅舎内にあった。廃線後は、車両の維持管理が疎かになり、状況は悪くなる一方で、地元紙で酷評されても仕方のない有り様であった<ref name="加悦鐡道保存会2014(下) p2">{{Cite book|和書|author=NPO法人加悦鐡道保存会 |title=加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(下) |publisher=株式会社ネコ・パブリッシング |year=2014.9 |page=2 |isbn=}}</ref>。 |
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そんな中、当時は旧加悦駅構内で運営されていた「加悦SLの広場」を存続させるためには、傷みの激しい車両の修復を行うべきとの経営判断により、3年後の[[1988年]](昭和63年)、年間約1両ペースでの修復作業を開始した。修復作業には日本冶金工業から派遣された高度な技能を有する職人が専属的に担当した。降雨量の多い地域かつ屋外保存ということもあり、木造客車は屋根、特に二重屋根は全取替を要するような状態であり、窓枠等の腐食は相当進んでいたが、車内は比較的原状を保っていた。しかしながら、特に損傷が大きかったハ2、貨車は、ワブ3以外の3両が廃線から3年のうちに解体処分となっている。ハ4995は、機関庫の屋根下になるべく保管されていたことから損傷の程度は軽度であったものの修復期間に1年を要した<ref name="加悦鐡道保存会2014(上)p46"/><ref name="加悦鐡道保存会2014(下) p2-3">{{Cite book|和書|author=NPO法人加悦鐡道保存会 |title=加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(下) |publisher=株式会社ネコ・パブリッシング |year=2014.9 |page=2-3 |isbn=}}</ref>。 |
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図面は正確なものがなく、腐食の進んだ現車を丁寧に調査・実測した修復作業を行った。多くの識者の助言もあり、修復に大いに役立った。約10年間のうちに10両の車両の修復を行った。これは後の「加悦SL広場」に繋がる大修復であったといえる<ref name="加悦鐡道保存会(下)2014 p3">{{Cite book|和書|author=NPO法人加悦鐡道保存会 |title=加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(下) |publisher=株式会社ネコ・パブリッシング |year=2014.9 |page=3 |isbn=}}</ref>。 |
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加悦SL広場は、加悦鉄道廃止後も各種車両6両を展示用に受け入れている<ref name="加悦鐡道保存会2014(上) p46">{{Cite book|和書|author=NPO法人加悦鐡道保存会 |title=加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(上) |publisher=株式会社ネコ・パブリッシング |year=2014.8 |page=46 |isbn=}}</ref>。 |
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{| class=wikitable border="1" style="text-align:left" |
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|+廃線後に受け入れた車両<ref name="加悦鐡道保存会2014(上) p46"/>{{Refnest|group="注釈"|文献には『両』は『輌』と明記}} |
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!車両の種類 |
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!車番 |
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!製造所 |
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!製造年 |
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!SL広場使用年 |
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!前所有者 |
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|蒸気機関車 |
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|style="text-align:left"|103 |
|||
|style="text-align:left"|H.K.Porter(米) |
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|style="text-align:left"|1915年(大正4年) |
|||
|style="text-align:left"|2003年(平成15年) |
|||
|style="text-align:left"|宝塚ファミリーランド |
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|- |
|||
|内燃機関車 |
|||
|style="text-align:left"|DB202 |
|||
|style="text-align:left"|日立製作所 |
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|style="text-align:left"|1963年(昭和38年) |
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|style="text-align:left"|1991年(平成3年) |
|||
|style="text-align:left"|日本冶金工業(株) |
|||
|- |
|||
|内燃機関車 |
|||
|style="text-align:left"|KD-4 |
|||
|style="text-align:left"|加藤製作所 |
|||
|style="text-align:left"|1956年(昭和31年) |
|||
|style="text-align:left"|1999年(平成11年) |
|||
|style="text-align:left"|加悦鐡道保存会 |
|||
|- |
|||
|電動客車 |
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|style="text-align:left"|モハ1202 |
|||
|style="text-align:left"|南海電鉄天下茶屋工場 |
|||
|style="text-align:left"|1933年(昭和8年) |
|||
|style="text-align:left"|1995年(平成7年) |
|||
|style="text-align:left"|南海電気鉄道 |
|||
|- |
|||
|無蓋貨車 |
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|style="text-align:left"|ト404 |
|||
|style="text-align:left"|大阪梅鉢鉄工所 |
|||
|style="text-align:left"|1923年(大正12年) |
|||
|style="text-align:left"|2000年(平成12年) |
|||
|style="text-align:left"|遠州鉄道 |
|||
|- |
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|京都市電 |
|||
|style="text-align:left"|N5号 |
|||
|style="text-align:left"|大阪梅鉢鉄工所 |
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|style="text-align:left"|1911年(明治44年) |
|||
|style="text-align:left"|2003年(平成15年) |
|||
|style="text-align:left"|宝塚ファミリーランド |
|||
|} |
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=== 加悦鐡道保存会による保全活動 === |
|||
'''加悦鐡道保存会'''は、加悦SL広場や旧加悦鉄道沿線地域での加悦鉄道遺産の保存継承活動及び、各種イベントや学習会などの事業を行うNPO法人として、[[2006年]](平成18年)に設立され、[[加悦鉄道資料館]]の管理並びに、加悦SL広場の運営にも協力している<ref name="閉園報道1"/><ref name="加悦鐡道保存会概要">{{Cite web|和書|url=https://www.npo-homepage.go.jp/npoportal/detail/026000287 |title=特定非営利活動法人加悦鐵道保存会 |publisher=内閣府 |accessdate=2023-07-30 |archive-url=https://web.archive.org/web/20220817154317/https://www.npo-homepage.go.jp/npoportal/detail/026000287 |archive-date=2022-08-17 |website=内閣府NPOホームページ}}</ref><ref name="旧加悦鉄道加悦駅舎">{{Cite web|和書|url=http://www.town-yosano.jp/wwwg/info/detail.jsp?common_id=838 |title=旧加悦鉄道加悦駅舎 |publisher=与謝野町 |accessdate=2023-07-30 |archive-date=2021-01-16 |archive-url=https://web.archive.org/web/20210116012751/http://www.town-yosano.jp/wwwg/info/detail.jsp?common_id=838 |url-status=unfit}}</ref>。 |
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=== 閉園についての一連の報道と発表の経緯 === |
|||
2019年(令和元年)12月現在、車両の整備を行う社員が1名いるが、技術継承が難しく、車両の腐食が進んでいる。運営する「宮津海陸運輸株式会社」は車両の維持が難しいと判断し、2020年(令和2年)3月末をもっての閉園を検討し、車両の引き取り手を探したいと考えていることが2019年12月に報じられた<ref name="閉園報道1"/><ref name="閉園報道2" />。[[鉄道チャンネル]]の取材に、NPO法人加悦鐡道保存会の理事長は決定事項ではないものの、「閉園の方向に向けて調整に入っていることは事実」と認めたうえで、一両でも多くの車両を残すための最善の策を模索しているという<ref name="閉園報道3">{{Cite web|和書|url=https://tetsudo-ch.com/9967424.html |title=加悦SL広場「閉園の方向で調整に入っている」 |publisher=エキスプレス |accessdate=2023-07-30 |date=2019-12-25 |archive-date=2022-12-02 |archive-url=https://web.archive.org/web/20221202155849/https://tetsudo-ch.com/9967424.html |website=鉄道チャンネル}}</ref>。宮津海陸運輸は[[ジェイ・キャスト#J-CASTニュース|J-CASTニュース]]による取材に、「人材不足以上に展示車両の老朽化の方が深刻な理由」と述べており、来場客の安全面も危惧している状況にある。車両については「残せる方法をいろいろ検討し残していきたい」としている<ref name="閉園報道4">{{Cite web|和書|url=https://www.j-cast.com/2019/12/26376108.html?p=all |title=重文SL保存施設も閉園検討 地方の鉄道遺産が直面する苦境とは |publisher=ジェイ・キャスト |accessdate=2023-07-30 |date=2019-12-26 |archive-url=https://web.archive.org/web/20191227183315/https://www.j-cast.com/2019/12/26376108.html?p=all |archive-date=2019-12-27 |website=J-CASTニュース}}</ref>。 |
|||
さらに、閉園について報じた[[京都新聞社]]の記者は自身のコラムで、2019年(令和元年)[[12月4日]]に京都市内に展示されていた蒸気機関車C160が与謝野町に帰郷したことに触れ、『そんな中にあって、(中略)閉園が検討されているのは「青天のへきれき」だ。』と述べ、与謝野町の歴史を学ぶ時、身近に町を支えた車両があるということは代え難い財産であること、他の地域で車両が保存された場合、今以上に歴史的価値を高めていくことの難しさについて言及し、今後も町内に残せるのか、動向を見守っていきたいという<ref name="記者コラム">{{Cite news |title=北斗星 鉄道と町の歴史 |newspaper=京都新聞 地域面(丹後・中丹) |date=2020-01-17 |author=平野巧 |page=20}}</ref>。 |
|||
加悦SL広場は、1990年代は[[観光バス]]の立ち寄り地の[[観光地]]としてにぎわっていたが、[[山陰近畿自動車道]]の[[京丹後市]]への延伸の影響もあり、客足が遠のいており、2019年(令和元年)6月からは水曜日だけであった定休日に火曜日と木曜日を追加している<ref name="閉園報道2" /><ref name="定休日変更">{{Cite web|和書|url=http://www.kyt-net.jp/kayaslhiroba/posts/news4.html |title=定休日変更のお知らせ |publisher=加悦SL広場HP |accessdate=2023-07-30 |archive-date=2019-12-31 |archive-url=https://web.archive.org/web/20191231140330/http://www.kyt-net.jp/kayaslhiroba/posts/news4.html |url-status=unfit |url-status-date=2023-07-30}}</ref>。 |
|||
2020年(令和2年)2月17日、宮津海陸運輸が同年3月31日をもって閉園することを発表した<ref name="閉園発表"/>。 |
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== 閉園後の車両保存に向けた取り組み == |
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2020年(令和2年)3月31日をもって、加悦SL広場は閉園したものの、閉園前3月の来場者は、2019年同期比の10倍の約6100人に上っており、車両の移設先として既に青森県など、全国から10件程度の引き合いがあり、今後、宮津海陸運輸や与謝野町、京都府、加悦鐡道保存会が協議を進め、3ヶ月ほどで移設先を固めるとしている<ref name="閉園後報道">{{Cite news |title=加悦SL広場 最後の警笛 鉄道ファンら閉園惜しむ 車両の移設、保存検討 |newspaper=京都新聞 地域面 |date=2020-04-01 |author=平野巧 |page=25}}</ref>。 |
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2021年(令和3年)1月、宮津海陸運輸によると27両のうち、18両の譲渡先が決まっていると京都新聞が報じた<ref name="DC351保存"/>。 |
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2021年(令和3年)5月、宮津海陸運輸は「ハ10」、「DB202」、「C58 390」の3両の無償譲渡先の公募を始めた<ref name="無償公募">{{Cite web|和書|url=https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/555343 |title=大正の木造客車「ハ10」無償で譲ります 展示施設閉園で、SLとディーゼル機関車も |
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|publisher =京都新聞|accessdate =2020-05-02}}</ref>。 |
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=== 与謝野町内での保存の動き === |
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車両の保存に向けた議論が与謝野町議会で交わされており、2020年の3月定例会では複数の議員から加悦SL広場の存続に関する質問がなされ、町長は、町の観光の遺産・資源であることから車両保存と加悦SL広場存続を民間の会社等による事業継承の模索をしたが実現に至っていないとしたうえで車両保存を軸として引き続き、協議をしていきたいと答弁し、27車両を出来る限り保存したいと述べている<ref name="3月定例会">{{Cite web|和書|date=2020-05-25 |url=https://www.town.yosano.lg.jp/assets/0000028579.pdf |title=よさの議会だより 第56号 |format=PDF |publisher=与謝野町議会 |accessdate=2019-05-26}}</ref>。 |
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与謝野町は、2020年(令和2年)[[6月30日]]、旧加悦鉄道2号機関車(123号機関車)と輸入客車「ハ4995」、「ハブ3」を与謝野町内で保存する意向を宮津海陸運輸へ伝えた。保存先は[[加悦鉄道資料館]]である。町が同社から無償譲渡を受け、維持管理費用は町が負担する。加悦鉄道を走行した「キハ101」など3両は、加悦鐡道保存会が譲り受け、与謝野駅裏町有地での動態保存を目指すとの報道がなされた<ref name="車両保存決定">{{Cite web|和書|url=https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/295442 |title=「鉄道史を物語る宝物」重文の機関車など3両、保存先決まる 京都・与謝野 |publisher=京都新聞 |accessdate=2023-07-30 |archive-url=https://web.archive.org/web/20220322172018/https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/295442 |archive-date=2022-03-22 |date=2020-07-01}}</ref><ref>{{Cite news|和書 |url=https://mainichi.jp/articles/20200703/k00/00m/040/061000c |title=国重文のSL、京都・与謝野町が保存へ 広場閉園で引き取り「貴重な文化財」 |date=2020-07-03 |newspaper=毎日新聞 |access-date=2023-07-30 |archive-date=2020-10-08 |archive-url=https://web.archive.org/web/20201008082725/https://mainichi.jp/articles/20200703/k00/00m/040/061000c}}</ref>。なお、2020年9月6日時点では正式に保存が決定している車両はなく関係者による調整が続けられている<ref>{{Cite web|和書|url=http://kayatetsu.web.fc2.com/|title=NPO法人 加悦鐵道保存会トップページ|publisher=特定非営利活動法人 加悦鐵道保存会|accessdate=2020-11-03|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201101110023/http://kayatetsu.web.fc2.com/|archivedate=2020-11-01}}</ref>。与謝野町の9月議会でも前述の報道の件に対して進捗状況についての質問がなされており、町長は保存に対し町が補助金を充てるという誤認識があったことで協議が一時後退したことや、今後も保存会の活動を支援する意向を示した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.town.yosano.lg.jp/assets/0000029848.pdf |title=SL広場車両移設4者会議の進展は("一般質問 ここが聞きたい"内) |format=PDF |publisher=与謝野町 |date=2020-11-10 |accessdate=2023-07-30 |work=与謝野議会だより 第58号}}</ref>。 |
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加悦鐵道保存会では、[[クラウドファンディング]]による町有地での一部車両の保存も検討したが、町有地の借用での手続きを進めていくことが難しいことが分かり、断念した<ref name="閉園1年報道">{{Cite web|和書|url=https://www.sankei.com/article/20210321-5KNRSONXUFK7XPVFLWO3X7TPWA/ |title=SL広場閉園1年でも見つからない名車8両の「終着駅」 |publisher=産経新聞 |accessdate=2023-07-30 |archive-url=https://web.archive.org/web/20230521103647/https://www.sankei.com/article/20210321-5KNRSONXUFK7XPVFLWO3X7TPWA/ |archive-date=2023-05-21 |date=2021-03-21}}</ref>。 |
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2021年(令和3年)2月、令和3年度の主要事業として旧加悦鉄道覆屋建築工事が「令和3年度当初予算(案)の概要」に盛り込まれた。宮津海陸運輸から譲渡予定の旧加悦鉄道2号機関車(123号機関車)1両と輸入客車2両を旧加悦駅舎(加悦鉄道資料館)の敷地内に設置するにあたる、車両の設置に必要な整備と保護用の覆屋の建築を行い、旧加悦駅舎の展示品の目玉としての活用を図るというもの<ref name="旧加悦鉄道覆屋建築工事">{{Cite web|和書|url=https://www.town.yosano.lg.jp/assets/r3yosangaiyo.pdf |title=令和3年度当初予算(案)の概要 - 与謝野町 |format=PDF |publisher=与謝野町 |date=2020-02-26 |accessdate=2023-07-30 |archive-url=https://web.archive.org/web/20220613235221/https://www.town.yosano.lg.jp/assets/r3yosangaiyo.pdf |archive-date=2022-06-13}}</ref>。 |
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2021年(令和3年)11月には、車両を譲渡した宮津海陸運輸が日本冶金工業のグループ会社であったことから、日本冶金工業が上屋設置支援を目的として「企業版ふるさと納税」を活用、1千万円を町へ寄付した。上屋は2022年3月完成予定で総工費は2千700万円である<ref name="企業版ふるさと納税">{{Cite web|和書|url=https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/675796 |title=京都の廃線重文SL保存に1000万円寄付、日本冶金工業が地元の町に |publisher=京都新聞 |accessdate=2023-07-30 |archive-url=https://web.archive.org/web/20220418135522/https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/675796 |archive-date=2022-04-18 |url-status=dead|url-status-date=2023-07-30 |date=2021-11-17}}</ref>。 |
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2022年(令和4年)4月、旧加悦鉄道2号機関車(123号機関車)と「ハ4995」、「ハブ3」の3両について加悦鉄道資料館に移設され、公開が開始された<ref name="加悦鉄道資料館リニューアル2022">{{Cite news |title=与謝野・加悦鉄道資料館 重文機関車移設し一新 地域活性化へ期待 |newspaper=京都新聞 地域面 |date=2022-04-17 |author=衣川千尋 |page=25}}</ref>。 |
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{| class=wikitable border="1" style="text-align:left" |
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|+与謝野町への譲渡を公表した車両一覧<ref name="加悦鐡道保存会プレス1">{{Cite web|和書|url=http://kayatetsu.web.fc2.com/press_release_2.html |title=加悦SL広場の車輌譲渡先について(2021.7.10) |publisher=加悦鐡道保存会 |date=2021-07-10 |accessdate=2023-07-30 |archive-date=2021-09-14 |archive-url=https://web.archive.org/web/20210914071330/http://kayatetsu.web.fc2.com/press_release_2.html}}</ref> |
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!車両(型)||車両の保存先 |
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|- |
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|style="text-align:center"|2号蒸気機関車 |
|||
|style="text-align:left"|加悦鉄道資料館 |
|||
|- |
|||
|style="text-align:center"|ハ4995 |
|||
|style="text-align:left"|加悦鉄道資料館 |
|||
|- |
|||
|style="text-align:center"|ハブ3 |
|||
|style="text-align:left"|加悦鉄道資料館 |
|||
|} |
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=== 与謝野町外への移設保存の動き === |
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2020年(令和2年)11月、加悦SL広場で保存されていた[[長門鉄道]][[国鉄1045形蒸気機関車|101]]が、[[長門鉄道]]の沿線有志が[[山口県]][[下関市]][[豊田町 (山口県)|豊田町]]への引き取りを目指して準備を進めた結果、譲渡される確約を加悦SL広場を運営していた宮津海陸運輸から取り付けたと[[山口新聞]]が報じた。有志は豊田町内での常設展示を目指し準備会を立ち上げており、正式契約のめどが立てば正式な会を設立し、会費や寄付、市の援助等で運搬や展示の費用を賄う方針という<ref name="長門鉄道101保存">{{Cite web|和書|url=https://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/e-yama/articles/17709 |title=「長門ポッポ」帰還 下関、地元有志が準備進める |publisher=山口新聞 |accessdate=2020-11-15 |date=2020-11-13}}</ref>。その後、2021年(令和3年)9月28日、常設展示される[[道の駅蛍街道西ノ市]]([[山口県]][[下関市]]豊田町中村)に陸送された<ref>{{Cite web|和書|date=2021-09-29 |url=https://yama.minato-yamaguchi.co.jp/e-yama/articles/32689 |title=長門鉄道開業時のSL「長門ポッポ」74年ぶり豊田へ |accessdate=2023-07-30 |publisher=山口新聞 |archive-date=2022-07-24 |archive-url=https://web.archive.org/web/20220724075536/https://yama.minato-yamaguchi.co.jp/e-yama/articles/32689}}</ref>。 |
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2021年(令和3年)1月には、ディーゼル機関車「DC351」が旧[[南部鉄道]]の唯一の現存車両として、[[青森県]][[五戸町]]に無償譲渡されることになったことを京都新聞が報じた。五戸町は同町にある歴史資料館に屋根付きの展示場所を設ける予定で、2022年度中の公開を目指しクラウドファンディングなどの活用も検討中という<ref name="DC351保存">{{Cite web|和書|url=https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/462337 |title=機関車DC351、青森へ半世紀ぶり「帰郷」 旧南部鉄道で唯一現存の車両、京都から無償譲渡 |publisher=京都新聞 |accessdate=2023-07-30 |archive-date=2022-04-23 |archive-url=https://web.archive.org/web/20220423082017/https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/462337 |year=2021-01-11}}</ref>。2022年(令和4年)4月、ディーゼル機関車「DC351」はフェリーでの輸送後、4月15日深夜に五戸町に搬入され、ごのへ郷土館の敷地内に設置されている<ref>{{Cite web|和書|title=「おかえり」地元歓迎 55年ぶり五戸帰郷 機関車「DC351」 |url=https://www.daily-tohoku.news/archives/105068 |accessdate=2023-07-30 |publisher=デーリー東北 |archive-url=https://web.archive.org/web/20220518200518/https://www.daily-tohoku.news/archives/105068 |archive-date=2022-05-18 |date=2022-04-17}}</ref>。 |
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2021年(令和3年)12月、京都市電のN電No.5が、譲渡先である[[大阪府]][[和泉市]]の法要施設に陸送された<ref name="加悦鐡道保存会プレス2">{{Cite web|和書|url=http://kayatetsu.web.fc2.com/press_release_3.html |title=加悦SL広場の車輌譲渡先について(2022.2.10) |publisher=加悦鐡道保存会 |date=2022-02-10 |accessdate=2023-07-30 |website=加悦谷だより |archive-date=2022-05-18 |archive-url=https://web.archive.org/web/20220307225532/http://kayatetsu.web.fc2.com/press_release_3.html}}</ref><ref name="N電保存">{{Cite web|和書|url=http://kayatetsu.web.fc2.com/2021/1207.html |title=活動報告 令和3(2021)年12月7日(火) |publisher=加悦鐡道保存会 |date=2021-12-07 |accessdate=2022-08-25 |website=加悦谷だより |archive-url=https://web.archive.org/web/20220824223747/http://kayatetsu.web.fc2.com/2021/1207.html |archive-date=2022-08-24}}</ref>。 |
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2022年(令和4年)3月、ワブ3号貨車が[[三重県]][[いなべ市]]の[[貨物鉄道博物館]]に<ref name="ワブ3保存">{{Cite web|和書|date=2022-04-30 |url=https://rail.hobidas.com/feature/389959/ |title=加悦SL広場から…加悦鉄道ワブ3、貨物鉄道博物館へ…! |publisher=鉄道ホビダス |accessdate=2023-07-30 |archive-url=https://web.archive.org/web/20230604140951/https://rail.hobidas.com/feature/389959/ |archive-date=2023-06-04}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.ctv.co.jp/tekken4/article/0fq4jdsix24wu10u.html |title=貨物鉄道博物館(2)ワブ1形3号とテワ1。 |access-date=2023-07-30 |publisher=中京テレビ |editor=稲見眞一 |website=稲見駅長の鉄道だよ人生は!! |date=2023-05-28 |archive-date=2023-07-30 |archive-url=https://web.archive.org/web/20230730094247/https://www.ctv.co.jp/tekken4/article/0fq4jdsix24wu10u.html}}</ref>、TMC100形モーターカーが[[鳥取県]][[八頭町]]の[[若桜鉄道]][[八東駅]]に<ref name="TMC100保存">{{Cite web|和書|date=2022-04-07 |url=https://www.yomiuri.co.jp/local/tottori/news/20220406-OYTNT50131/ |title=ディーゼル機関車 八頭活性期待乗せ |publisher=読売新聞 |accessdate=2023-07-30 |url-status=dead|url-status-date=2023-07-30 |archive-date=2022-08-24 |archive-url=https://web.archive.org/web/20220824223748/https://www.yomiuri.co.jp/local/tottori/news/20220406-OYTNT50131/}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://yazukanko.jp/eventcalender/tmc100bs/ |title=八東駅「TMC100BS」お披露目式 |access-date=2023-07-30 |publisher=八頭町観光協会 |year=2022 |archive-url=https://web.archive.org/web/20230428002036/https://yazukanko.jp/eventcalender/tmc100bs/ |archive-date=2023-04-28 |website=やずナビ |quote=車両に関する解説は「[https://web.archive.org/web/20230428002109/https://yazukanko.jp/wp-content/uploads/2022/10/1fee46150eba2738b3a8ee9fe6b48f49.pdf TMC100BS 型 軌道モーターカーについて](PDF)」を参照。 |month=10}}</ref>それぞれ陸送された。 |
|||
2023年11月、青森県の旧[[南部縦貫鉄道線|南部縦貫鉄道]]の南部縦貫レールバス愛好会がト404を引き取ったことを公表<ref>{{twitter status|Railbus_jyuukan|1724032063228268861|||}}</ref>。 |
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{| class=wikitable border="1" style="text-align:left" |
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|+与謝野町外の譲渡を公表した車両一覧<ref name="加悦鐡道保存会プレス1"/><ref name="加悦鐡道保存会プレス2"/> |
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!車両(型)||車両の譲渡先||備考 |
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|- |
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|style="text-align:center"|DC351 |
|||
|style="text-align:left"|青森県五戸町 |
|||
|style="text-align:left"|南部鉄道への里帰り |
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|- |
|||
|style="text-align:center"|103号蒸気機関車 |
|||
|style="text-align:left"|山口県下関市豊田町の有志団体 |
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|style="text-align:left"|旧長門鉄道への里帰り |
|||
|- |
|||
|style="text-align:center"|京都市電No.5 |
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|style="text-align:left"|霊園 |
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|style="text-align:left"|大阪府和泉市内の霊園に設置 |
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|- |
|||
|style="text-align:center"|ワブ3号貨車 |
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|style="text-align:left"|NPO法人貨物鉄道博物館 |
|||
|style="text-align:left"|三重県いなべ市の貨物鉄道博物館で展示 |
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|- |
|||
|style="text-align:center"|TMC100 |
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|style="text-align:left"|若桜線SL遺産保存会 |
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|style="text-align:left"|鳥取県八頭町若桜鉄道八東駅構内に展示 |
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|- |
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|style="text-align:center"|1261号 |
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|個人 |
|||
|不明 |
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|} |
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== 大江山鉱山駅(跡) == |
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{{駅情報 |
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|社色 = #ccc |
|||
|文字色 = #000 |
|||
|駅名 = 大江山鉱山駅 |
|||
|画像 = Ooe mine Station Ruins Information signboard 20200331.jpg |
|||
|pxl = 300 |
|||
|画像説明 = 駅跡に設けられた看板(2020年3月) |
|||
|地図 = {{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=300|type=point|marker=rail|coord={{coord|35|28|53.1|N|135|5|34.1|E}}}} |
|||
|よみがな = おおえやまこうざん |
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|ローマ字 = |
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|隣の駅 = |
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|前の駅 = [[加悦駅|加悦]]{{Refnest|group="注釈"|加悦駅と大江山鉱山駅間には旅客運送を見据えて桜内駅が設けられていたが、運用されないまま廃線を迎えた<ref name="加悦鐡道保存会2014(上)p32"/>。}} |
|||
|駅間A = 2.6 |
|||
|駅間B = |
|||
|次の駅 = |
|||
|電報略号 = |
|||
|駅番号 = |
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|所属事業者 = |
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|所属路線 = 日本冶金専用鉄道大江山線<ref name="NPO保存会加悦SL広場"/> |
|||
|キロ程 = 2.6 |
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|起点駅 = [[加悦駅|加悦]] |
|||
|所在地 = [[京都府]][[与謝郡]][[与謝野町]]字滝 |
|||
|座標 = {{coord|35|28|53.1|N|135|5|34.1|E|region:JP_type:railwaystation}} |
|||
|駅構造 = |
|||
|ホーム = |
|||
|開業年月日 = |
|||
|廃止年月日 = |
|||
|乗車人員 = |
|||
|乗降人員 = |
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|統計年度 = |
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|乗換 = |
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|備考 = 路線廃止に伴う[[廃駅]]<br />(現在は加悦SL広場として整備) |
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}} |
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'''大江山鉱山駅'''(おおえやまこうざんえき)は、かつて大江山にニッケル鉱山([[大江山鉱山]])が発見されたことに伴い、[[加悦鉄道]][[加悦駅]]から鉱土輸送のための貨物専用線(大江山線)として2.6 km延伸された際に設置されていた駅<ref name="加悦SL広場加悦鉄道歴史">{{Cite web|和書|url=http://www.kyt-net.jp/kayaslhiroba/custom1.html |title=加悦鉄道の歴史 加悦SL広場 |publisher=加悦SL広場 |accessdate=2023-07-30 |archive-url=https://web.archive.org/web/20191226135433/http://www.kyt-net.jp/kayaslhiroba/custom1.html |archive-date=2019-12-26 |url-status-date=2023-07-30|url-status=unfit}}</ref><ref name="NHKアーカイブス">{{Cite web|和書|url=https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0004170016_00000 |title=加悦鉄道 丹後ちりめんを運んだ路線 |publisher=NHK |accessdate=2019-12-26 |work=NHKアーカイブス}}</ref>。大江山線は、[[1940年]](昭和15年)6月には開通していた<ref name="加悦鐡道保存会2014(上)p24">{{Cite book|和書|author=NPO法人加悦鐡道保存会 |title=加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(上) |publisher=株式会社ネコ・パブリッシング |year=2014.8 |page=24|isbn=}}</ref>。[[1945年]]([[昭和]]20年)の終戦後、ニッケル鉱山の採掘が休止、ニッケル鉱土輸送は廃止された。 |
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その後、地方鉄道として営業許可を申請。[[1948年]](昭和23年)に認可され、翌1949年(昭和24年)には旅客運賃制定も認可。運行を開始する予定であったが、路線バスとの競合により実現することはなかった<ref name="加悦鐡道保存会2014(上)p32">{{Cite book|和書|author=NPO法人加悦鐡道保存会 |title=加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(上) |publisher=株式会社ネコ・パブリッシング |year=2014.8 |page=32|isbn=}}</ref>。加悦鉄道が[[1985年]]([[昭和]]60年)4月30日に廃止されるまでの間、大江山鉱山が[[1955年]](昭和30年)の6月から9月の4ヶ月間、一時的に掘削を再開した期間に貨物列車が走行した。大江山鉱山は1967年(昭和42年)にも一時的に掘削を再開しているが、その際は線路の状態が思わしくなく、ダンプによる陸路輸送だった。その状況を鑑みた日本冶金は大江線の復旧作業に着手、完成させたが、[[1975年]](昭和50年)頃までの年2回程度の[[試運転]]と称したキハ101の走行を行っていたのみで本格的な列車は走行せず、廃線を迎えた<ref name="加悦鐡道保存会2014(上)p35-36">{{Cite book|和書|author=NPO法人加悦鐡道保存会 |title=加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(上) |publisher=株式会社ネコ・パブリッシング |year=2014.8 |page=35-36|isbn=}}</ref>。 |
|||
現在は、加悦SL広場として整備されており、[[1970年]]([[昭和]]45年)より、旧加悦駅構内の一区画で営業していたものを施設を新たに建築し、[[1996年]]([[平成]]8年)移転リニューアルさせたものである<ref name="NPO保存会加悦SL広場">{{Cite web|和書|url=http://kayatetsu.web.fc2.com/square.html |title=旧加悦SL広場 |publisher=加悦鐡道保存会 |accessdate=2023-07-30 |website=加悦谷だより |archive-url=https://web.archive.org/web/20200331055419/http://kayatetsu.web.fc2.com/square.html |archive-date=2020-03-31}}</ref><ref name="加悦SL広場加悦鉄道歴史"/>。 |
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== 営業時間 == |
== 営業時間 == |
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2019年時点の案内を記す<ref group="注釈">(※営業時間・入場料とも、2009年4月1日に変更が行われた)</ref><ref>{{Cite web|和書|url=http://www.kyt-net.jp/kayaslhiroba/access1.html |title=ご案内 |access-date=2023-07-30 |publisher=加悦SL広場 |archive-url=https://web.archive.org/web/20191226135445/http://www.kyt-net.jp/kayaslhiroba/access1.html |archive-date=2019-12-26 |url-status=unfit |url-status-date=2023-07-30}}</ref>。 |
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* 営業時間:年中無休 |
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* 営業時間 |
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** 通年 10:00 - 17:00 |
** 通年 10:00 - 17:00 |
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** 定休日:火曜・水曜・木曜(祝日は営業、年末年始は別途案内)<ref name="営業案内">{{Cite web|和書|url=http://www.kyt-net.jp/kayaslhiroba/|title=加悦SL広場 <丹後の里に 明治・大正・昭和の汽笛>|publisher=加悦SL広場|accessdate=2023-07-30|archivedate=2020-03-15 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20200315045906/http://www.kyt-net.jp/kayaslhiroba/|url-status=dead|url-status-date=2023-07-30}}</ref> |
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* 入場料 |
* 入場料 |
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** 中学生以上 |
** 大人(中学生以上):400円 |
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** 小学生 |
** 小人(3歳 - 小学生):200円 |
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** 3歳未満:無料{{Ublist|※団体(20名以上)・障がい者の各割引あり。}} |
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** 小学校入学前の小児は無料 |
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** ※2009年4月1日に入場料金、および営業時間を変更。 |
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== 保存車両 == |
== 保存車両 == |
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=== 蒸気機関車 === |
=== 蒸気機関車 === |
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* [[国鉄120形蒸気機関車|加悦鉄道2]] - [[重要文化財]]に指定。 |
* [[国鉄120形蒸気機関車|加悦鉄道2]] - [[重要文化財]]に指定。産業考古学会産業遺産に認定。 |
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* [[国鉄1200形蒸気機関車#1250形・1265形(川崎造船所製1200系)|加悦鉄道4]] ← 河東鉄道([[長野電鉄]])3 |
* [[国鉄1200形蒸気機関車#1250形・1265形(川崎造船所製1200系)|加悦鉄道4]] ← 河東鉄道([[長野電鉄]])3 - 与謝野町[[文化財]]に指定 |
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* 加悦鉄道[[国鉄1260形蒸気機関車|1261]] ← 旧[[木次線|簸上鉄道]]1261 |
* 加悦鉄道[[国鉄1260形蒸気機関車|1261]] ← 旧[[木次線|簸上鉄道]]1261 - 与謝野町文化財に指定 |
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* [[国鉄C57形蒸気機関車|国鉄C57 189]] |
* [[国鉄C57形蒸気機関車|国鉄C57 189]] |
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* [[国鉄C58形蒸気機関車|国鉄C58 390]] |
* [[国鉄C58形蒸気機関車|国鉄C58 390]] |
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* [[東レ|東洋レーヨン]]103 ← [[長門鉄道]][[国鉄1045形蒸気機関車|101]] |
* [[東レ|東洋レーヨン]]103 ← [[長門鉄道]][[国鉄1045形蒸気機関車|101]] |
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Kaya 2 in Kaya SL Square.jpg|2 |
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Kaya 4 in Kaya SL Square.jpg|4 |
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Kaya 1261 in Kaya SL Square.jpg|1261 |
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C57 189 in Kaya SL Square.jpg|C57 189 |
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C58 390 in Kaya SL Square.jpg|C58 390 |
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Toyo 103 in Kaya SL Square.jpg|103 |
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=== ディーゼル機関車 === |
=== ディーゼル機関車 === |
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* 加悦鉄道DB201- [[動態保存]](現存する唯一の[[森製作所]]製造の機関車) |
* 加悦鉄道DB201- [[動態保存]](現存する唯一の[[森製作所]]製造の機関車) |
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* 加悦鉄道DC351 |
* 加悦鉄道DC351 ←[[南部鉄道]]DC351 |
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* [[神奈川臨海鉄道]]DB202 - 動態保存 |
* [[神奈川臨海鉄道]]DB202 - 動態保存 |
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* TMC100形モーターカー - 動態保存 |
* TMC100形モーターカー - 動態保存 |
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* [[日本専売公社]]岡山KD-4 - 動態保存 |
* [[日本専売公社]]岡山KD-4 - 動態保存 |
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Kaya Steam Lomotive Square db201.JPG|DB201 |
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Kaya Steam Locomotive Square dc351.jpg|DC351 |
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Kaya Steam Locomotive Square DB202.jpg|DB202 |
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Kaya Steam Locomotive Square DB202-2020.jpg|DB202 塗装変更後 |
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Kaya Steam Locomotive Square TMC100.jpg|TMC100 |
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Kaya Steam Locomotive Square KD-4.jpg|KD-4 |
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=== 気動車 === |
=== 気動車 === |
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* 加悦鉄道キハ101 - 動態保存(日本に現存する唯一の[[片ボギー]]車両) |
* 加悦鉄道キハ101 - 動態保存(日本に現存する唯一の[[片ボギー]]車両) - 与謝野町文化財に指定 |
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* 加悦鉄道キハユニ51 ← [[船木鉄道]] ← [[芸備鉄道]]キハユニ18 |
* 加悦鉄道キハユニ51 ← [[船木鉄道]] ← [[芸備鉄道]]キハユニ18 - 与謝野町文化財に指定 |
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* [[国鉄キハ08系気動車|加悦鉄道キハ08 3]] |
* [[国鉄キハ08系気動車|加悦鉄道キハ08 3]] |
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* [[国鉄キハ10系気動車|加悦鉄道キハ10 18]] |
* [[国鉄キハ10系気動車|加悦鉄道キハ10 18]] |
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Kaya Steam Lomotive Square Kihayuni51.JPG|キハユニ51 |
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加悦鉄道キハ083, 2005.jpg|キハ08 3 |
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加悦鉄道キハ1018 (2005-08-14).jpg|キハ10 18 |
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=== 客車 === |
=== 客車 === |
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* 加悦鉄道ハ21 - 1928年に国鉄ハ4995(←ロ550<ref> |
* 加悦鉄道ハ21 - 1928年に国鉄ハ4995(←ロ550<ref>{{Cite web|和書|url=https://dl.ndl.go.jp/pid/2942239/1/93 |title=『客車略図』形式503 |access-date=2023-07-30 |publisher=国立国会図書館 |website=国会図書館デジタルコレクション}} </ref>)を購入し1935年に車体を新製したもの<ref name=fjur>藤浦哲夫「四輪車の経歴調査」『鉄道史料』No.10、137頁</ref> - 与謝野町文化財に指定。産業考古学会産業遺産に認定。 |
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* 加悦鉄道ハブ3(1926年8月譲渡1969年7月廃車) ← [[伊賀鉄道伊賀線|伊賀鉄道(初代)]] |
* 加悦鉄道ハブ3(1926年8月譲渡1969年7月廃車) ← [[伊賀鉄道伊賀線|伊賀鉄道(初代)]]ハブ2 ← [[鉄道省|鉄道院]]ユニ3906<ref>{{Cite web|和書|url=https://dl.ndl.go.jp/pid/2942239/1/387 |title=『客車略図』形式3907 |access-date=2023-07-30 |publisher=国立国会図書館 |quote=(原型は片側オープンデッキ、郵便室に廊下付) |website=国立国会図書館デジタルコレクション}}</ref> ← [[山陽鉄道]]2325 ← [[讃岐鉄道]]<ref>「近畿日本鉄道伊賀線」18頁</ref><ref> 『 丹波の煙 伊勢の径(下)』64頁</ref> - 与謝野町文化財に指定。産業考古学会産業遺産に認定。 |
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* 加悦鉄道ハ4995(復元) - 1935年ハ21製作により旧車体は加悦駅構内で30年以上倉庫として使用されていたが、1970年に車体とハ20(旧国鉄ハ4999)の下回りを組み合わせた<ref name=fjur/>。 |
* 加悦鉄道ハ4995(復元) - 1935年ハ21製作により旧車体は加悦駅構内で30年以上倉庫として使用されていたが、1970年に車体とハ20(旧国鉄ハ4999)の下回りを組み合わせた<ref name=fjur/>。 - 与謝野町文化財に指定。産業考古学会産業遺産に認定。 |
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* 加悦鉄道フハ2 |
* 加悦鉄道フハ2 - 与謝野町文化財に指定。産業考古学会産業遺産に認定。 |
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* 加悦鉄道ハ10 - 自社発注の[[帝國車輛工業|梅鉢]]製ボギー客車 |
* 加悦鉄道ハ10 - 自社発注の[[帝國車輛工業|梅鉢]]製ボギー客車。与謝野町文化財に指定。産業考古学会産業遺産に認定。 |
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* 加悦鉄道[[東急3000系電車 (初代)|サハ3104]] - 「カフェトレイン蒸気屋」として使用されていた。2018年9月25日をもって「カフェトレイン蒸気屋」は閉店<ref> |
* 加悦鉄道[[東急3000系電車 (初代)|サハ3104]] - 「カフェトレイン蒸気屋」として使用されていた。2018年[[9月25日]]をもって「カフェトレイン蒸気屋」は閉店<ref>{{Cite web|和書|url=http://kyt-net.jp/kayaslhiroba/kakosouko.html |title=カフェトレイン蒸気屋の閉店について("加悦SL広場からお知らせ"内) |access-date=2023-07-30 |publisher=加悦SL広場 |archive-date=2019-02-03 |archive-url=https://web.archive.org/web/20190203030532/http://www.kyt-net.jp/kayaslhiroba/kakosouko.html |url-status=unfit |url-status-date=2023-07-30|work=過去倉庫}}</ref>。 |
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Kaya Steam Lomotive Square Ha21.JPG|ハ21 |
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Kaya Steam Lomotive Square Habu3.JPG|ハブ3 |
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Kaya Steam Locomotive Square Ha4995.jpg|ハ4995 |
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Kaya Steam Locomotive Square fuha2.jpg|フハ2 |
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Kaya Steam Lomotive Square Ha10.JPG|ハ10 |
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Kaya Steam Lomotive Square saha3104.jpg|サハ3104 |
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* [[南海電気鉄道|南海電鉄]][[南海1201形電車|モハ1202]] - 保存のために譲り受け |
* [[南海電気鉄道|南海電鉄]][[南海1201形電車|モハ1202]] - 保存のために譲り受け |
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Kyoto-shiden-23 in Kaya SL Square.jpg|京都市電23(表記は5) |
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Nankai 1201 series 1202 in Kaya SL Square.JPG|モハ1202 |
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=== 貨車 === |
=== 貨車 === |
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* [[遠州鉄道]]ト404 |
* [[遠州鉄道]]ト404 |
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* 加悦鉄道ワブ3 |
* 加悦鉄道ワブ3 - 与謝野町文化財に指定。産業考古学会産業遺産に認定。 |
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* [[国鉄ヨ2000形貨車|国鉄ヨ2047]] |
* [[国鉄ヨ2000形貨車|国鉄ヨ2047]] |
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* [[国鉄キ100形貨車|国鉄キ165]] |
* [[国鉄キ100形貨車|国鉄キ165]] |
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* [[蒲原鉄道]]保線用トロッコ |
* [[蒲原鉄道]]保線用トロッコ |
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Kaya Steam Lomotive Square to404.JPG|ト404 |
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Kaya Steam Locomotive Square wabu3.jpg|ワブ3 |
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Kaya Steam Lomotive Square Yo 2047.jpg|ヨ2047 |
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Ki-165Russel-Car.jpg|キ165 |
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=== 与謝野町指定文化財 === |
=== 与謝野町指定文化財 === |
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* 有形文化財 |
* 有形文化財 |
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** 旧加悦鉄道車両群(歴史資料) - 2003年(平成15年)12月12日指定<ref name="一覧">{{PDFlink|[http://www.town-yosano.jp/open_imgs/info/0000014467.pdf 与謝野町の指定文化財等一覧]}}(与謝野町ホームページ)。</ref>。 |
** 旧加悦鉄道車両群(歴史資料) - 2003年(平成15年)12月12日指定<ref name="一覧">{{PDFlink|[https://web.archive.org/web/20180508121617/http://www.town-yosano.jp/open_imgs/info/0000014467.pdf 与謝野町の指定文化財等一覧]}}(与謝野町ホームページ)。</ref>。 |
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== イベント == |
== イベント == |
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* 毎年[[ゴールデンウィーク]]と、[[11月]][[初旬]]には、「加悦鉄道祭り」が開催され |
* 毎年[[ゴールデンウィーク]]と、[[11月]][[旬 (単位)|初旬]]には、「加悦鉄道祭り」が開催されていた。「再現列車乗車会(動態保存車両の運転)」や、ミニバザーなどが行われていた。 |
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== アクセス == |
== アクセス == |
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; 鉄道 |
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* [[京都丹後鉄道宮豊線]]:[[与謝野駅]]から |
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* [[京都丹後鉄道]][[京都丹後鉄道宮豊線|宮豊線]][[与謝野駅]]または[[西日本旅客鉄道|JR]][[山陰本線]]・[[福知山線]]・京都丹後鉄道[[京都丹後鉄道宮福線|宮福線]][[福知山駅]]より[[丹後海陸交通]]バス。「SL広場西」停留所下車、徒歩5分。 |
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** [[丹後海陸交通]]バス(与謝、共栄高校ゆき)「SL広場西」下車、徒歩5分。 |
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* [[西日本旅客鉄道|JR西日本]][[山陰本線]]・[[福知山線]]・[[京都丹後鉄道宮福線]]:[[福知山駅]]から |
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** 丹後海陸交通バス(傘松ケーブル下行き)「SL広場西」下車、徒歩5分 |
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*** 与謝野駅からに比べると、本数が少ない。 |
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; コミュニティバス(与謝野町内) |
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: その他、毎週月曜・水曜・金曜(祝祭日・年末年始をのぞく)のみ、[[与謝野町コミュニティバス]]:[[与謝野町コミュニティバス#加悦奥・奥滝線|加悦奥・奥滝線]]が本広場に乗り入れる。 |
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* [[与謝野町コミュニティバス]][[与謝野町コミュニティバス#奥滝線|奥滝線]]「SL広場」停留所下車。{{Ublist|※コミュニティバスは毎週火曜・金曜のみ運行(祝日と年末年始を除く)<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.tankai.jp/wp-content/uploads/2020/03/himawari_timetable_2019.10.1.pdf |title=与謝野町コミュニティバス ひまわり(運行路線・時刻表) |access-date=2023-07-30 |publisher=丹後海陸交通 |format=PDF}}</ref>。}} |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
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{{脚注ヘルプ}} |
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<references /> |
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=== 注釈 === |
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=== 出典 === |
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{{Reflist|2}} |
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== 参考文献 == |
== 参考文献 == |
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* 篠崎 隆「加悦SL広場運営のために… <small>開設のいきさつ、維持・管理の苦労 etc.</small>」、電気車研究会『[[鉄道ピクトリアル]]』1999年11月号 No.677 |
* 篠崎 隆「加悦SL広場運営のために… <small>開設のいきさつ、維持・管理の苦労 etc.</small>」、電気車研究会『[[鉄道ピクトリアル]]』1999年11月号 No.677 p16{{~}}p22 |
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* 高橋正雄「加悦鉄道ものがたり」『鉄道ファン』No.498 2002年10月号 |
* 高橋正雄「加悦鉄道ものがたり」『鉄道ファン』No.498 2002年10月号 |
||
* [[三木理史]]「近畿日本鉄道伊賀線」[[鉄道友の会#会報「RAIL FAN」|「RAIL FAN」]] No.371 1984年10月号 |
* [[三木理史]]「近畿日本鉄道伊賀線」[[鉄道友の会#会報「RAIL FAN」|「RAIL FAN」]] No.371 1984年10月号 |
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* 湯口徹『 丹波の煙 伊勢の径(下)』、エリエイ/プレス・アイゼンバーン、2000年 |
* 湯口徹『 丹波の煙 伊勢の径(下)』、エリエイ/プレス・アイゼンバーン、2000年 |
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* NPO法人加悦鐡道保存会『加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(上)』株式会社ネコ・パブリッシング、2014年8月 |
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* NPO法人加悦鐡道保存会『加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(下)』株式会社ネコ・パブリッシング、2014年9月 |
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== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
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* [[加悦鉄道資料館]] |
* [[加悦鉄道資料館]] |
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* [[自転車道|サイクリングロード]]([[京都府道803号加悦岩滝自転車道線|加悦岩滝自転車道]]) |
* [[自転車道|サイクリングロード]]([[京都府道803号加悦岩滝自転車道線|加悦岩滝自転車道]]) |
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* [[道の駅シルクのまち かや]] |
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* [[岸由一郎]] |
* [[岸由一郎]] |
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* [[廃線]] |
* [[廃線]] |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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{{commonscat|Kaya Steam Locomotive Square}} |
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* {{Wayback|url=http://www.kyt-net.jp/kayaslhiroba/ |title=加悦SL広場 公式サイト |date=20200315045906}} |
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* [http://kayatetsu.web.fc2.com/ 加悦 |
* [http://kayatetsu.web.fc2.com/ 加悦谷だより] - NPO法人加悦鐵道保存会 |
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* [http://park.geocities.jp/ka8kako/ 加鐡保作業局] |
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[[Category:与謝野町の交通|廃かやえすえるひろは]] |
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[[Category:加悦鉄道]] |
[[Category:加悦鉄道]] |
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[[Category:与謝野町の歴史]] |
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{{rail-stub}} |
2024年7月16日 (火) 11:36時点における最新版
加悦SL広場 | |
---|---|
加悦SL広場構内へのメインゲート 駅舎・展示室 | |
施設情報 | |
正式名称 | 加悦SL広場 |
専門分野 | 鉄道 |
管理運営 | 宮津海陸運輸 |
開館 | 1977年9月 |
所在地 |
〒629-2422 京都府与謝郡与謝野町字滝941-2 |
位置 | 北緯35度28分53.1秒 東経135度5分34.1秒 / 北緯35.481417度 東経135.092806度座標: 北緯35度28分53.1秒 東経135度5分34.1秒 / 北緯35.481417度 東経135.092806度 |
プロジェクト:GLAM |
加悦SL広場(かやSLひろば)は、かつて京都府与謝野町加悦にあった鉄道保存展示施設。2020年(令和2年)3月末をもって閉園した[1]。主に加悦鉄道で活躍した車両を展示していた。1977年(昭和52年)9月に開設された。当初は加悦駅構内(1985年(昭和60年)に営業廃止)にあったが、1993年(平成5年)に当時の加悦町へ加悦駅用地を譲渡することになったため、1996年(平成8年)11月に現在の大江山鉱山駅跡に移転・再開した。加悦鉄道から社名変更した「カヤ興産株式会社」が運営していたが、2011年(平成23年)4月1日に同社と宮津港運株式会社が合併して設立された「宮津海陸運輸株式会社」の運営となった。閉園時には、全部で27両を保存展示していた。そのうち11両が動態保存されていた。
概要
[編集]昭和40年代のいわゆるSLブームを考慮し、2号機関車を筆頭に当時営業していた加悦鐡道加悦駅構内で休廃車を展示していた。さらに国鉄より、1973年(昭和48年)と1975年(昭和50年)にC57 189、C58 390をそれぞれ借り入れ、1977年(昭和52年)「加悦SLの広場」を開設したのが、はじまりである[2]。
構内に保存展示されている旧加悦鉄道2号機関車(123号機関車)は、国の重要文化財及び、日本遺産「丹後ちりめん回廊」の構成文化財に指定されている[3][4]。
かつては鉄道関連のお土産や定食などを提供した、ショップ蒸気店やサハ3104の中で食事ができる、カフェトレイン蒸気店があったが、カフェトレイン蒸気店は2018年(平成30年)9月25日に、ショップ蒸気店は2018年(平成30年)12月31日をもって閉店している。
2019年(令和元年)12月に2020年(令和2年)3月末での閉園を検討していることが報じられ(後述)[5][6]、2020年(令和2年)2月17日、宮津海陸運輸が同年3月31日をもって閉園することを発表した[7]。
2020年(令和2年)3月28日 - 29日には、加悦鐡道保存会主催の「さようなら『加悦SL広場』再現列車運転会」が開かれ、28日には全国から家族連れや鉄道ファンら約450人訪れ、同会が2004年(平成16年)に動態復元した1936年(昭和11年)製造の「キハ101」が走行した。「地域の車両が博物館ではなく、地元に保存されていることは意味があること。(閉園は)もったいない」と惜しむ声もあった[8]。
2020年(令和2年)3月31日をもって閉園した[1]。閉園後も車両保存に向けた取り組みが行われている(後述)。
沿革
[編集]- 1977年(昭和52年)9月:営業中であった旧加悦駅構内の一部を利用して「加悦SLの広場」開設[9]。
- 1979年(昭和54年):サハ3104を来客用休憩車に改造[2]。
- 1985年(昭和60年)4月30日:加悦鉄道営業終了[9]。同年、鉄道事業の廃止に伴い、加悦鉄道株式会社がカヤ興産株式会社に商号変更[10]。
- 1996年(平成8年):加悦SLの広場が大江山鉱山駅跡に移転。「加悦SL広場」としてリニューアルオープンした[11]。来客用休憩車となっていたサハ3104が移転に伴いカフェ車に改造され、カフェトレイン蒸気屋として営業[2]。
- 2000年(平成12年):2号機関車、木造客車5両(ハ21、ハブ3、フハ2、ハ10)、有蓋貨物1両(ワブ3)の合計7両が日本産業考古学会の産業遺産に認定[12]。
- 2003年(平成15年):蒸気機関車3両(2、4、1261)、木造客車5両(ハ21、ハブ3、フハ2、ハ10)、有蓋貨物1両(ワブ3)、気動車2両(キハ101、キハ51)、合計11両が旧加悦町(現・与謝野町)文化財に指定[12]。
- 2005年(平成17年)6月9日:旧加悦鉄道2号機関車(123号機関車)が車歴簿とともに国の重要文化財に指定[12]。
- 2010年(平成22年)7月:車両以外の加悦鉄道遺産を集約し、与謝野町指定文化財である加悦駅舎にて加悦鉄道資料館として一般公開を始めた[12]。
- 2011年(平成23年):宮津港運株式会社とカヤ興産株式会社が合併。宮津海陸運輸株式会社が発足[10]。以後、宮津海陸運輸の社員に加悦鐡道保存会が協力する形で車両の維持並びに加悦SL広場の運営を行っている[6]。
- 2020年(令和2年)
車両の修復保全活動の歴史
[編集]後の加悦SL広場に繋がる約10年間に及ぶ大修復
[編集]車両(型) | 状態 |
---|---|
蒸気機関車3両(2、4、1261) | 積極的な静態保存に努め、比較的良好な状態。 |
内燃機関車4両(DB201、DⅭ351、DD352、TMC100) | DB201、DⅭ351を除き稼働状況良好。 |
気動車4両(キハ101、キハ51、キハ08 3、キハ10 18) | 廃線時まで運行していたキハ08 3、キハ10 18は稼働状態。 他の2両は外装塗装に屋根の傷み酷く、機関の始動叶わず。 |
付随客車7両(ハブ3、ハ10、フハ2、ハ4995、ハ21、ハ2、サハ3104) | いずれも休車になってから20年近く経過。木部の損傷は極めて著しい。 |
貨車4両(ワブ1、ワブ3、トム79、トム80) | 付随客車同様木部の腐食がかなり進行。 |
歴代で加悦鉄道及び日本冶金工業に在籍していた車両は89両あったが、1985年(昭和60年)の廃線時、その約25%にあたる22両は旧加悦駅舎内にあった。廃線後は、車両の維持管理が疎かになり、状況は悪くなる一方で、地元紙で酷評されても仕方のない有り様であった[13]。
そんな中、当時は旧加悦駅構内で運営されていた「加悦SLの広場」を存続させるためには、傷みの激しい車両の修復を行うべきとの経営判断により、3年後の1988年(昭和63年)、年間約1両ペースでの修復作業を開始した。修復作業には日本冶金工業から派遣された高度な技能を有する職人が専属的に担当した。降雨量の多い地域かつ屋外保存ということもあり、木造客車は屋根、特に二重屋根は全取替を要するような状態であり、窓枠等の腐食は相当進んでいたが、車内は比較的原状を保っていた。しかしながら、特に損傷が大きかったハ2、貨車は、ワブ3以外の3両が廃線から3年のうちに解体処分となっている。ハ4995は、機関庫の屋根下になるべく保管されていたことから損傷の程度は軽度であったものの修復期間に1年を要した[9][14]。
図面は正確なものがなく、腐食の進んだ現車を丁寧に調査・実測した修復作業を行った。多くの識者の助言もあり、修復に大いに役立った。約10年間のうちに10両の車両の修復を行った。これは後の「加悦SL広場」に繋がる大修復であったといえる[15]。
加悦SL広場は、加悦鉄道廃止後も各種車両6両を展示用に受け入れている[16]。
車両の種類 | 車番 | 製造所 | 製造年 | SL広場使用年 | 前所有者 |
---|---|---|---|---|---|
蒸気機関車 | 103 | H.K.Porter(米) | 1915年(大正4年) | 2003年(平成15年) | 宝塚ファミリーランド |
内燃機関車 | DB202 | 日立製作所 | 1963年(昭和38年) | 1991年(平成3年) | 日本冶金工業(株) |
内燃機関車 | KD-4 | 加藤製作所 | 1956年(昭和31年) | 1999年(平成11年) | 加悦鐡道保存会 |
電動客車 | モハ1202 | 南海電鉄天下茶屋工場 | 1933年(昭和8年) | 1995年(平成7年) | 南海電気鉄道 |
無蓋貨車 | ト404 | 大阪梅鉢鉄工所 | 1923年(大正12年) | 2000年(平成12年) | 遠州鉄道 |
京都市電 | N5号 | 大阪梅鉢鉄工所 | 1911年(明治44年) | 2003年(平成15年) | 宝塚ファミリーランド |
加悦鐡道保存会による保全活動
[編集]加悦鐡道保存会は、加悦SL広場や旧加悦鉄道沿線地域での加悦鉄道遺産の保存継承活動及び、各種イベントや学習会などの事業を行うNPO法人として、2006年(平成18年)に設立され、加悦鉄道資料館の管理並びに、加悦SL広場の運営にも協力している[5][17][18]。
閉園についての一連の報道と発表の経緯
[編集]2019年(令和元年)12月現在、車両の整備を行う社員が1名いるが、技術継承が難しく、車両の腐食が進んでいる。運営する「宮津海陸運輸株式会社」は車両の維持が難しいと判断し、2020年(令和2年)3月末をもっての閉園を検討し、車両の引き取り手を探したいと考えていることが2019年12月に報じられた[5][6]。鉄道チャンネルの取材に、NPO法人加悦鐡道保存会の理事長は決定事項ではないものの、「閉園の方向に向けて調整に入っていることは事実」と認めたうえで、一両でも多くの車両を残すための最善の策を模索しているという[19]。宮津海陸運輸はJ-CASTニュースによる取材に、「人材不足以上に展示車両の老朽化の方が深刻な理由」と述べており、来場客の安全面も危惧している状況にある。車両については「残せる方法をいろいろ検討し残していきたい」としている[20]。
さらに、閉園について報じた京都新聞社の記者は自身のコラムで、2019年(令和元年)12月4日に京都市内に展示されていた蒸気機関車C160が与謝野町に帰郷したことに触れ、『そんな中にあって、(中略)閉園が検討されているのは「青天のへきれき」だ。』と述べ、与謝野町の歴史を学ぶ時、身近に町を支えた車両があるということは代え難い財産であること、他の地域で車両が保存された場合、今以上に歴史的価値を高めていくことの難しさについて言及し、今後も町内に残せるのか、動向を見守っていきたいという[21]。
加悦SL広場は、1990年代は観光バスの立ち寄り地の観光地としてにぎわっていたが、山陰近畿自動車道の京丹後市への延伸の影響もあり、客足が遠のいており、2019年(令和元年)6月からは水曜日だけであった定休日に火曜日と木曜日を追加している[6][22]。
2020年(令和2年)2月17日、宮津海陸運輸が同年3月31日をもって閉園することを発表した[7]。
閉園後の車両保存に向けた取り組み
[編集]2020年(令和2年)3月31日をもって、加悦SL広場は閉園したものの、閉園前3月の来場者は、2019年同期比の10倍の約6100人に上っており、車両の移設先として既に青森県など、全国から10件程度の引き合いがあり、今後、宮津海陸運輸や与謝野町、京都府、加悦鐡道保存会が協議を進め、3ヶ月ほどで移設先を固めるとしている[1]。
2021年(令和3年)1月、宮津海陸運輸によると27両のうち、18両の譲渡先が決まっていると京都新聞が報じた[23]。
2021年(令和3年)5月、宮津海陸運輸は「ハ10」、「DB202」、「C58 390」の3両の無償譲渡先の公募を始めた[24]。
与謝野町内での保存の動き
[編集]車両の保存に向けた議論が与謝野町議会で交わされており、2020年の3月定例会では複数の議員から加悦SL広場の存続に関する質問がなされ、町長は、町の観光の遺産・資源であることから車両保存と加悦SL広場存続を民間の会社等による事業継承の模索をしたが実現に至っていないとしたうえで車両保存を軸として引き続き、協議をしていきたいと答弁し、27車両を出来る限り保存したいと述べている[25]。
与謝野町は、2020年(令和2年)6月30日、旧加悦鉄道2号機関車(123号機関車)と輸入客車「ハ4995」、「ハブ3」を与謝野町内で保存する意向を宮津海陸運輸へ伝えた。保存先は加悦鉄道資料館である。町が同社から無償譲渡を受け、維持管理費用は町が負担する。加悦鉄道を走行した「キハ101」など3両は、加悦鐡道保存会が譲り受け、与謝野駅裏町有地での動態保存を目指すとの報道がなされた[26][27]。なお、2020年9月6日時点では正式に保存が決定している車両はなく関係者による調整が続けられている[28]。与謝野町の9月議会でも前述の報道の件に対して進捗状況についての質問がなされており、町長は保存に対し町が補助金を充てるという誤認識があったことで協議が一時後退したことや、今後も保存会の活動を支援する意向を示した[29]。
加悦鐵道保存会では、クラウドファンディングによる町有地での一部車両の保存も検討したが、町有地の借用での手続きを進めていくことが難しいことが分かり、断念した[30]。
2021年(令和3年)2月、令和3年度の主要事業として旧加悦鉄道覆屋建築工事が「令和3年度当初予算(案)の概要」に盛り込まれた。宮津海陸運輸から譲渡予定の旧加悦鉄道2号機関車(123号機関車)1両と輸入客車2両を旧加悦駅舎(加悦鉄道資料館)の敷地内に設置するにあたる、車両の設置に必要な整備と保護用の覆屋の建築を行い、旧加悦駅舎の展示品の目玉としての活用を図るというもの[31]。
2021年(令和3年)11月には、車両を譲渡した宮津海陸運輸が日本冶金工業のグループ会社であったことから、日本冶金工業が上屋設置支援を目的として「企業版ふるさと納税」を活用、1千万円を町へ寄付した。上屋は2022年3月完成予定で総工費は2千700万円である[32]。
2022年(令和4年)4月、旧加悦鉄道2号機関車(123号機関車)と「ハ4995」、「ハブ3」の3両について加悦鉄道資料館に移設され、公開が開始された[33]。
車両(型) | 車両の保存先 |
---|---|
2号蒸気機関車 | 加悦鉄道資料館 |
ハ4995 | 加悦鉄道資料館 |
ハブ3 | 加悦鉄道資料館 |
与謝野町外への移設保存の動き
[編集]2020年(令和2年)11月、加悦SL広場で保存されていた長門鉄道101が、長門鉄道の沿線有志が山口県下関市豊田町への引き取りを目指して準備を進めた結果、譲渡される確約を加悦SL広場を運営していた宮津海陸運輸から取り付けたと山口新聞が報じた。有志は豊田町内での常設展示を目指し準備会を立ち上げており、正式契約のめどが立てば正式な会を設立し、会費や寄付、市の援助等で運搬や展示の費用を賄う方針という[35]。その後、2021年(令和3年)9月28日、常設展示される道の駅蛍街道西ノ市(山口県下関市豊田町中村)に陸送された[36]。
2021年(令和3年)1月には、ディーゼル機関車「DC351」が旧南部鉄道の唯一の現存車両として、青森県五戸町に無償譲渡されることになったことを京都新聞が報じた。五戸町は同町にある歴史資料館に屋根付きの展示場所を設ける予定で、2022年度中の公開を目指しクラウドファンディングなどの活用も検討中という[23]。2022年(令和4年)4月、ディーゼル機関車「DC351」はフェリーでの輸送後、4月15日深夜に五戸町に搬入され、ごのへ郷土館の敷地内に設置されている[37]。
2021年(令和3年)12月、京都市電のN電No.5が、譲渡先である大阪府和泉市の法要施設に陸送された[38][39]。
2022年(令和4年)3月、ワブ3号貨車が三重県いなべ市の貨物鉄道博物館に[40][41]、TMC100形モーターカーが鳥取県八頭町の若桜鉄道八東駅に[42][43]それぞれ陸送された。
2023年11月、青森県の旧南部縦貫鉄道の南部縦貫レールバス愛好会がト404を引き取ったことを公表[44]。
車両(型) | 車両の譲渡先 | 備考 |
---|---|---|
DC351 | 青森県五戸町 | 南部鉄道への里帰り |
103号蒸気機関車 | 山口県下関市豊田町の有志団体 | 旧長門鉄道への里帰り |
京都市電No.5 | 霊園 | 大阪府和泉市内の霊園に設置 |
ワブ3号貨車 | NPO法人貨物鉄道博物館 | 三重県いなべ市の貨物鉄道博物館で展示 |
TMC100 | 若桜線SL遺産保存会 | 鳥取県八頭町若桜鉄道八東駅構内に展示 |
1261号 | 個人 | 不明 |
大江山鉱山駅(跡)
[編集]大江山鉱山駅 | |
---|---|
駅跡に設けられた看板(2020年3月) | |
おおえやまこうざん | |
所在地 | 京都府与謝郡与謝野町字滝 |
所属路線 | 日本冶金専用鉄道大江山線[45] |
キロ程 | 2.6 km(加悦起点) |
備考 |
路線廃止に伴う廃駅 (現在は加悦SL広場として整備) |
大江山鉱山駅(おおえやまこうざんえき)は、かつて大江山にニッケル鉱山(大江山鉱山)が発見されたことに伴い、加悦鉄道加悦駅から鉱土輸送のための貨物専用線(大江山線)として2.6 km延伸された際に設置されていた駅[47][48]。大江山線は、1940年(昭和15年)6月には開通していた[49]。1945年(昭和20年)の終戦後、ニッケル鉱山の採掘が休止、ニッケル鉱土輸送は廃止された。
その後、地方鉄道として営業許可を申請。1948年(昭和23年)に認可され、翌1949年(昭和24年)には旅客運賃制定も認可。運行を開始する予定であったが、路線バスとの競合により実現することはなかった[46]。加悦鉄道が1985年(昭和60年)4月30日に廃止されるまでの間、大江山鉱山が1955年(昭和30年)の6月から9月の4ヶ月間、一時的に掘削を再開した期間に貨物列車が走行した。大江山鉱山は1967年(昭和42年)にも一時的に掘削を再開しているが、その際は線路の状態が思わしくなく、ダンプによる陸路輸送だった。その状況を鑑みた日本冶金は大江線の復旧作業に着手、完成させたが、1975年(昭和50年)頃までの年2回程度の試運転と称したキハ101の走行を行っていたのみで本格的な列車は走行せず、廃線を迎えた[50]。
現在は、加悦SL広場として整備されており、1970年(昭和45年)より、旧加悦駅構内の一区画で営業していたものを施設を新たに建築し、1996年(平成8年)移転リニューアルさせたものである[45][47]。
営業時間
[編集]- 営業時間
- 通年 10:00 - 17:00
- 定休日:火曜・水曜・木曜(祝日は営業、年末年始は別途案内)[52]
- 入場料
- 大人(中学生以上):400円
- 小人(3歳 - 小学生):200円
- 3歳未満:無料
- ※団体(20名以上)・障がい者の各割引あり。
保存車両
[編集]蒸気機関車
[編集]- 加悦鉄道2 - 重要文化財に指定。産業考古学会産業遺産に認定。
- 加悦鉄道4 ← 河東鉄道(長野電鉄)3 - 与謝野町文化財に指定
- 加悦鉄道1261 ← 旧簸上鉄道1261 - 与謝野町文化財に指定
- 国鉄C57 189
- 国鉄C58 390
- 東洋レーヨン103 ← 長門鉄道101
-
2
-
4
-
1261
-
C57 189
-
C58 390
-
103
ディーゼル機関車
[編集]- 加悦鉄道DB201- 動態保存(現存する唯一の森製作所製造の機関車)
- 加悦鉄道DC351 ←南部鉄道DC351
- 神奈川臨海鉄道DB202 - 動態保存
- TMC100形モーターカー - 動態保存
- 日本専売公社岡山KD-4 - 動態保存
-
DB201
-
DC351
-
DB202
-
DB202 塗装変更後
-
TMC100
-
KD-4
気動車
[編集]- 加悦鉄道キハ101 - 動態保存(日本に現存する唯一の片ボギー車両) - 与謝野町文化財に指定
- 加悦鉄道キハユニ51 ← 船木鉄道 ← 芸備鉄道キハユニ18 - 与謝野町文化財に指定
- 加悦鉄道キハ08 3
- 加悦鉄道キハ10 18
-
キハユニ51
-
キハ08 3
-
キハ10 18
客車
[編集]- 加悦鉄道ハ21 - 1928年に国鉄ハ4995(←ロ550[53])を購入し1935年に車体を新製したもの[54] - 与謝野町文化財に指定。産業考古学会産業遺産に認定。
- 加悦鉄道ハブ3(1926年8月譲渡1969年7月廃車) ← 伊賀鉄道(初代)ハブ2 ← 鉄道院ユニ3906[55] ← 山陽鉄道2325 ← 讃岐鉄道[56][57] - 与謝野町文化財に指定。産業考古学会産業遺産に認定。
- 加悦鉄道ハ4995(復元) - 1935年ハ21製作により旧車体は加悦駅構内で30年以上倉庫として使用されていたが、1970年に車体とハ20(旧国鉄ハ4999)の下回りを組み合わせた[54]。 - 与謝野町文化財に指定。産業考古学会産業遺産に認定。
- 加悦鉄道フハ2 - 与謝野町文化財に指定。産業考古学会産業遺産に認定。
- 加悦鉄道ハ10 - 自社発注の梅鉢製ボギー客車。与謝野町文化財に指定。産業考古学会産業遺産に認定。
- 加悦鉄道サハ3104 - 「カフェトレイン蒸気屋」として使用されていた。2018年9月25日をもって「カフェトレイン蒸気屋」は閉店[58]。
-
ハ21
-
ハブ3
-
ハ4995
-
フハ2
-
ハ10
-
サハ3104
電車
[編集]-
京都市電23(表記は5)
-
モハ1202
貨車
[編集]-
ト404
-
ワブ3
-
ヨ2047
-
キ165
その他
[編集]文化財
[編集]重要文化財(国指定)
[編集]与謝野町指定文化財
[編集]- 有形文化財
- 旧加悦鉄道車両群(歴史資料) - 2003年(平成15年)12月12日指定[60]。
イベント
[編集]アクセス
[編集]- 鉄道
- コミュニティバス(与謝野町内)
- 与謝野町コミュニティバス奥滝線「SL広場」停留所下車。
- ※コミュニティバスは毎週火曜・金曜のみ運行(祝日と年末年始を除く)[61]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 平野巧 (2020年4月1日). “加悦SL広場 最後の警笛 鉄道ファンら閉園惜しむ 車両の移設、保存検討”. 京都新聞 地域面: p. 25
- ^ a b c NPO法人加悦鐡道保存会『加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(上)』株式会社ネコ・パブリッシング、2014年8月、43頁。
- ^ NPO法人加悦鐡道保存会『加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(下)』株式会社ネコ・パブリッシング、2014年9月、4頁。
- ^ “300年を紡ぐ絹が織り成す丹後ちりめん回廊 日本遺産ポータルサイト”. 日本遺産ポータルサイト. 文化庁. 2023年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月30日閲覧。
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- ^ a b c NPO法人加悦鐡道保存会『加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(上)』株式会社ネコ・パブリッシング、2014年8月、46頁。
- ^ a b “会社案内 沿革”. 宮津海陸運輸. 2021年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月30日閲覧。
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- ^ a b c d NPO法人加悦鐡道保存会『加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(下)』株式会社ネコ・パブリッシング、2014年9月、48頁。
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- ^ NPO法人加悦鐡道保存会『加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(下)』株式会社ネコ・パブリッシング、2014年9月、2-3頁。
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- ^ [1]
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参考文献
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- 三木理史「近畿日本鉄道伊賀線」「RAIL FAN」 No.371 1984年10月号
- 湯口徹『 丹波の煙 伊勢の径(下)』、エリエイ/プレス・アイゼンバーン、2000年
- NPO法人加悦鐡道保存会『加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(上)』株式会社ネコ・パブリッシング、2014年8月
- NPO法人加悦鐡道保存会『加悦鉄道-丹後ちりめんを運んだ「絹の鉄道」-(下)』株式会社ネコ・パブリッシング、2014年9月
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 加悦SL広場 公式サイト - ウェイバックマシン(2020年3月15日アーカイブ分)
- 加悦谷だより - NPO法人加悦鐵道保存会