八東駅
八東駅 | |
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駅舎(2007年8月) | |
はっとう Hattō | |
◄安部 (2.7 km) (1.8 km) 徳丸► | |
鳥取県八頭郡八頭町才代字中ソガメ140-2 | |
所属事業者 | 若桜鉄道 |
所属路線 | ■若桜線 |
キロ程 | 9.8 km(郡家起点) |
電報略号 | ハト |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
60人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)12月1日[1] |
備考 | 簡易委託駅 |
八東駅(はっとうえき)は、鳥取県八頭郡八頭町才代字中ソガメにある、若桜鉄道若桜線の駅。
歴史
[編集]- 1930年(昭和5年)12月1日:国鉄若桜線の隼駅 - 若桜駅間延伸により開業[1]。旅客・貨物の取扱を開始[1]。
- 1974年(昭和49年)
- 1987年(昭和62年)
- 2008年(平成20年)7月23日:国の登録有形文化財に登録される[4][5]。
- 2020年(令和2年)3月14日:2面2線へ拡張[6]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有し、列車交換が可能な地上駅。ホームから坂を下った所に木造の駅舎がある。駅舎がある線路南側ののりばが1番線ホーム、線路北側ののりばが2番線ホームとなっている。1番線ホーム上には木造の待合所がある。駅舎および1番線ホームと2番線ホームの行き来には構内踏切を通る必要がある。
2020年(令和2年)3月14日のダイヤ改正を機に列車交換設備を設置し、2面2線の相対式ホームとなった[6][7]。
かつて駅舎の事務室部分は山岡電機の八東工場となっており、簡易委託駅として同社が乗車券の販売を受託していた。 2015年(平成27年)7月、山岡電機の撤退後空室となっていた事務室に喫茶店「ひとやすみ」がオープンした[8]。 喫茶店の閉店後、2017年(平成29年)4月からは地域住民による乗車券の受託販売や駅舎の管理が行われており、事務室は管理人室として利用されている[9]。 なお駅舎の東隣には男女別の水洗式便所が設置されている。
駅本屋および1番線プラットホームは1930年(昭和5年)の建築であり、2008年(平成20年)には国の登録有形文化財に登録された[4][5]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■若桜線 | 上り | 鳥取・郡家方面 |
2 | 下り | 若桜方面 |
旧貨物ホーム
[編集]1番線ホーム南側には旧貨物ホームが残存しており、若桜線SL遺産保存会によりかつて当駅が貨物輸送の拠点駅だったことを再現する復元活動が進められている[10][11]。
2010年(平成22年)に土砂に埋没していた引込線跡地が整備され、レールの再敷設が行われた[11]。
2011年(平成23年)にはワフ35000形有蓋緩急車(ワフ35597)が搬入された[12]。同車は廃車後長らく宇都宮貨物ターミナル駅に放置されていたが、若桜線SL遺産保存会が地域活性化や貨物ホーム復元活動の一環のため購入したものである。同車の修復作業が完成した2014年(平成26年)には貨車の説明看板が設置され、あわせて「八東駅貨物ホーム和富(ワフ)祭」が開催された[10][13]。また、同年に貨物ホーム上の荷物の仮置場となる建屋(貨物上屋)も復元された[11]。
2022年(令和4年)3月には、2020年3月に閉園した加悦SL広場から富士重工業製TMC100BS形排雪モーターカーが搬入された[14]。
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ワフ35597
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TMC100BS(加悦SL広場展示当時)
利用状況
[編集]1日の平均乗降人員は以下の通りである[15]。
乗降人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2011年 | 103 |
2012年 | 81 |
2013年 | 93 |
2014年 | 70 |
2015年 | 71 |
2016年 | 70 |
2017年 | 66 |
2018年 | 60 |
駅周辺
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、326-327頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “日本国有鉄道公示第271号”. 官報. (1974年10月31日)
- ^ 「通報 ●若桜線隼駅ほか3駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1974年10月31日、2面。
- ^ a b 若桜鉄道八東駅本屋(2008年〈平成20年〉7月8日指定、登録有形文化財)、国指定文化財等データベース(文化庁) 2024年1月14日閲覧。
- ^ a b 若桜鉄道八東駅プラットホーム(2008年〈平成20年〉7月8日指定、登録有形文化財)、国指定文化財等データベース(文化庁) 2024年1月14日閲覧。
- ^ a b 「行き違い施設運用開始 若桜鉄道 ダイヤ改正し増便 八東駅」『日本海新聞』新日本海新聞社、2020年3月15日、朝刊、25面。
- ^ 『広報やず』2020年2月号 No.179 (PDF)
- ^ 「木造駅舎、ほっこりカフェ「ひとやすみ」 文化財・八東駅の店、人気」『朝日新聞』朝日新聞社、2015年8月21日、大阪地方版/鳥取、27面。
- ^ わかてつ便り6号 (PDF) (若桜鉄道もりあげ隊2018年3月)記事内に地域住民による八東駅駅舎管理の記述あり。
- ^ a b 若桜鉄道八東駅で「ワフ祭」…4月13日(レスポンス2014年4月11日)
- ^ a b c しゅっぽっぽ便り第7号 (PDF) (若桜線SL遺産保存会2021年11月)
- ^ 昭和初期の貨車里帰り 若桜鉄道八東駅に展示へ 鳥取(朝日新聞2011年9月19日)
- ^ 『広報やず』2014年5月号 No.110 (PDF)
- ^ ディーゼル機関車 八頭活性期待乗せ(読売新聞2022年4月7日)
- ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ - 国土交通省、2021年3月10日閲覧