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== あらすじ == |
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あらゆる人物になりきる優れた演技力を持つアマチュア舞台俳優にして大泥棒・七色いんこ。彼を追いながらも次第に心惹かれていく女性刑事・千里万里子の追求をかわしつつ、いんこは今日も相棒の玉サブローと共に、世界各地を舞台に金持ちの金品を掠め取る。 |
あらゆる人物になりきる優れた演技力を持つ正体不明のアマチュア舞台俳優にして大泥棒・七色いんこ。彼を追いながらも次第に心惹かれていく女性刑事・千里万里子の追求をかわしつつ、いんこは今日も相棒の玉サブローと共に、世界各地を舞台に観客たちを魅了しつつも裏で金持ちの金品を掠め取る。果たして、彼の素顔とは…。 |
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== 登場人物 == |
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; 千里 万里子(せんり まりこ) |
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: いんこを追う女性[[刑事]]。捜査二課、詐欺・知能犯担当。年齢は第7話時点で24歳2か月(初版では19歳2ヶ月)。当初は[[SP]]志望だった。 |
: いんこを追う女性[[刑事]]。捜査二課、詐欺・知能犯担当。年齢は第7話時点で24歳2か月(初版では19歳2ヶ月)。当初は[[SP]]志望だった。 |
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: 高校時代は関東女番長連合の中ボス「スケバン千里」として名を馳せていて、他校の男番長の肋骨を3本折ったこともあるらしい。演劇や恋愛を好む奴はひ弱な奴だと言って馬鹿にしていたせいか、あまり教養は無い。女らしい服装や言動は好まず、怒るとすぐに手が出る。その経歴から腕っ節は非常に強く、女性警官としても射撃大会などで成績を残し既に相当の名を上げている模様。 |
: 高校時代は関東女番長連合の中ボス「スケバン千里」として名を馳せていて、他校の男番長の肋骨を3本折ったこともあるらしい。演劇や恋愛を好む奴はひ弱な奴だと言って馬鹿にしていたせいか、あまり教養は無い。女らしい服装や言動は好まず、怒るとすぐに手が出る。その経歴から腕っ節は非常に強く、女性警官としても射撃大会などで成績を残し既に相当の名を上げている模様。この他、[[空手]]や[[フェンシング]]も嗜んでいる。 |
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: 鳥に強烈なアレルギーを持っており、鳥の姿を見たり声を聞いたりすると、じんましんが出て身体が三頭身ほどの子供じみた体格(バストはやや小ぶりになるが大きいまま)に縮んでしまう |
: 鳥に強烈なアレルギーを持っており、鳥の姿を見たり声を聞いたりすると、じんましんが出て身体が三頭身ほどの子供じみた体格(バストはやや小ぶりになるが大きいまま)に縮んでしまう<ref group="注">種類を問わずあらゆる鳥に拒否反応を起こし、挙句にフライドチキンまでにも反応する。また、東京都心でカラスの群れに出くわした際にはダルマのような体型にまで縮んでしまったことも。</ref>。鳥から離れた上で体を洗うか一定時間が経過すると元に戻るが、一度その姿で[[七五三]]の時の着物を着た(基本的に縮んでいるときに服を着ると体に合わせたサイズになるものの、縮んだ体に合う晴れ着がなかったため)まま元に戻り、反対に服の大きさが体に合わなくなる一幕も見られた。 |
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: いんこを追っているが、その一方で初対面にて急接近されたことが切っ掛けで好意を抱いていて、本人は否定するものの実際は彼に会いたがっている。いんこに危機が訪れた際には本気で心配し、いんこがラブシーンを演じた際には嫉妬したことも。 |
: いんこを追っているが、その一方で初対面にて急接近されたことが切っ掛けで好意を抱いていて、本人は否定するものの実際は彼に会いたがっている。いんこに危機が訪れた際には本気で心配し、いんこがラブシーンを演じた際には嫉妬したことも。 |
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; 玉サブロー(たまサブロー) |
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: 七色いんこ(鍬潟陽介)の素顔であったことが明らかになる。18話に登場する父・隆介が作らせた息子・陽介を模した人形もまたこの顔であった。 |
: 七色いんこ(鍬潟陽介)の素顔であったことが明らかになる。18話に登場する父・隆介が作らせた息子・陽介を模した人形もまたこの顔であった。 |
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; 千里 万里子(本名:朝霞 モモ子(あさか モモこ)) |
; 千里 万里子(本名:朝霞 モモ子(あさか モモこ)) |
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: 実はかつて七色いんこと仲が良かった「朝霞モモ子」という女の子だった。彼女の父親は新聞記者で鍬潟隆介の悪事を暴いたのだったが、鍬潟隆介は口封じに事故を装ってモモ子の家族もろとも殺害しようとした。訓練された鳥に車を襲わせ、車に事故を起こさせたため、モモ子は鳥が苦手になっており、彼女の鳥アレルギー、および身体の幼児化はその時の[[トラウマ]]によるものであった。運良く彼女だけは一命を取り留めたものの記憶喪失となり、現在の養父が引き取った。 |
: 実はかつて七色いんこと仲が良かった「朝霞モモ子」という女の子だった。彼女の父親は新聞記者で鍬潟隆介の悪事を暴いたのだったが、鍬潟隆介は口封じに事故を装ってモモ子の家族もろとも殺害しようとした。訓練された鳥に車を襲わせ、車に事故を起こさせたため、モモ子は鳥が苦手になっており、彼女の鳥アレルギー、および身体の幼児化はその時の[[トラウマ]]によるものであった。運良く彼女だけは一命を取り留めたものの記憶喪失となり、現在の養父(つまり千里警部)が引き取った。 |
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== サブタイトル == |
== サブタイトル == |
2019年5月5日 (日) 03:21時点における版
『七色いんこ』(なないろいんこ)は、手塚治虫の漫画作品。1981年から1982年まで、週刊少年チャンピオン(秋田書店)に連載、全47話。2000年に稲垣吾郎、2018年に伊藤純奈の主演で舞台化。
概要
代役専門で舞台役者を請け負いながら、幕間に金持ち客の金品を失敬する役者泥棒・七色いんこと彼を追う女刑事・千里万里子の物語である。
当初は『ブラック・ジャック』のような、七色いんこを狂言回しとしたシリアスな話が多かったが、次第に名作劇をパロディ化した作品が多くなっていった。また、連載当時に開催されていたポートピア'81に関する記述が多々見られる。
あらすじ
あらゆる人物になりきる優れた演技力を持つ正体不明のアマチュア舞台俳優にして大泥棒・七色いんこ。彼を追いながらも次第に心惹かれていく女性刑事・千里万里子の追求をかわしつつ、いんこは今日も相棒の玉サブローと共に、世界各地を舞台に観客たちを魅了しつつも裏で金持ちの金品を掠め取る。果たして、彼の素顔とは…。
登場人物
- 七色いんこ(なないろいんこ)
- 老若男女どんな役でもこなす、代役専門の舞台俳優。
- まったくの素人で本業の役者ではないのだが、卓越した変装と声色の技術を持っており、客のみならず有名演出家や一流の女優を唸らせうるほどの演技力を持つ。セリフの記憶力も非常に高く、当日ギリギリの依頼でも難なく引き受ける。
- しかし、観客を熱狂させる名優というのは彼の一面でしかなく、その本業は泥棒。舞台に立つ際には出演料を貰わない代わりに、その変装術を活かして劇場内にやって来る金持ちから宝石類などの金品を盗む。演劇の際以外にも、金持ちぶりを振りまいている人間や悪党をターゲットにし、彼らを騙すなどしてしばしば盗みを働いたり、儲け話に介入したりしている。本人に言わせると「モノマネがうまい素人役者、そしてドロボー」らしい。
- 盗みをする理由は本人曰く、「かつて、演劇が大道芸だった頃は見物人の中の金持ちが気前よくお金を払い、貧乏人はお金を払わなくても黙認されていた、かつての美習を踏襲した」という事だが、どうにも言い訳くさく、実際には演劇とは全く関係無く盗みをする場合も多い(作中では何らかの事情で結局は失敗、もしくはいんこ自身が盗みをやめることが多い)。
- 演技をしていない時は青みがかった緑色のおかっぱのカツラとサングラスで変装しているが、これはカツラの裏にビニールマスクなどの変装道具を隠しているためである。また、有名な劇場などには必ずと言っていいほど変装道具を隠している。お気に入りのコーヒーショップがあり、いつもそこでコーヒーを飲んだり漫画を読んだりしてくつろいでいる。よくなついた手乗りインコを飼っているほか、ある事件をきっかけに犬の玉サブローと一緒に暮らしている。
- 出演の依頼をするには「新宿区私書箱5826432」に速達で手紙を郵送すること。正装したインコの絵が描かれている独自の名刺を持っており、自己紹介の際にはそれを使っている。キザで知性的な印象だが、憧れの役者に出会ってテンションが上がる、ホンネらに振り回されて困惑したりドジを踏むなど、時折コミカルな描写も見せる。
- いんこのホンネ
- いんこにしか見えない幻覚(姿は「ママー」そっくり)。他人にはボロ切れにしか見えない。ウサギのような丸い糞を大量に排便することも。医者によれば、常日頃から他人を演じ続けることで潜在的な自分の欲求が幻覚として現れたものらしい。
- いんこが意地をはっているときに現れ、「本当は〜したいんだろう」と嫌味ったらしい言葉をかける。いんこはホンネの言葉のせいでさらに意地をはってとんでもない結果を招いたり、良心の呵責に耐えかね渋々ホンネに従ったりすることになる。他にも家中の食べ物を食い荒らしたり、妻や2人の子供と共にいんこの周囲で大騒ぎして度々事態を引っかき回したりと、いんこはこのホンネのせいで度々ひどい目に遭っている。
- 千里 万里子(せんり まりこ)
- いんこを追う女性刑事。捜査二課、詐欺・知能犯担当。年齢は第7話時点で24歳2か月(初版では19歳2ヶ月)。当初はSP志望だった。
- 高校時代は関東女番長連合の中ボス「スケバン千里」として名を馳せていて、他校の男番長の肋骨を3本折ったこともあるらしい。演劇や恋愛を好む奴はひ弱な奴だと言って馬鹿にしていたせいか、あまり教養は無い。女らしい服装や言動は好まず、怒るとすぐに手が出る。その経歴から腕っ節は非常に強く、女性警官としても射撃大会などで成績を残し既に相当の名を上げている模様。この他、空手やフェンシングも嗜んでいる。
- 鳥に強烈なアレルギーを持っており、鳥の姿を見たり声を聞いたりすると、じんましんが出て身体が三頭身ほどの子供じみた体格(バストはやや小ぶりになるが大きいまま)に縮んでしまう[注 1]。鳥から離れた上で体を洗うか一定時間が経過すると元に戻るが、一度その姿で七五三の時の着物を着た(基本的に縮んでいるときに服を着ると体に合わせたサイズになるものの、縮んだ体に合う晴れ着がなかったため)まま元に戻り、反対に服の大きさが体に合わなくなる一幕も見られた。
- いんこを追っているが、その一方で初対面にて急接近されたことが切っ掛けで好意を抱いていて、本人は否定するものの実際は彼に会いたがっている。いんこに危機が訪れた際には本気で心配し、いんこがラブシーンを演じた際には嫉妬したことも。
- 玉サブロー(たまサブロー)
- いんこに飼われている白い小型犬。
- 元は演劇界の重鎮だった老人・牛沢氏の飼い犬で、彼に息子代わりに育てられ芸を仕込まれた。そのため、犬を超越した演技力や知能、身体能力を持つ。二足歩行もたやすく行い、人間の子どもに変装したこともある。いんこにはよく町中に散歩に連れて行ってもらっており、いんこに連れられて盗みの手伝いをすることもある。
- 酒好きで頻繁に酔っ払っていることもあって、よく流し目を送ったりつぶらな目をトロンとさせているのが特徴。また、いんこに抱きついたり股間に首を突っ込むなど、ホモを疑わせる行動が多々みられる。その一方、いつの間にかいんこと別れて以降の彼の姿が描かれた「タマサブローの大冒険」ではテレビで人気のスターであるメス犬に一目惚れする一幕も見せた。
- 千里警部(せんりけいぶ)
- 万里子の直属の上司であり、かつ父親。外見は手塚作品の「下田警部」。
- 警察官としては厳格だが、親として万里子に接する際は娘を気遣う優しい父親である。万里子がいんこを担当するようになったのも、元は演劇におしゃれをして行くような女性になって欲しいという警部の計らいが含まれている。
- 小田原 丁珍(おだわら ちょうちん)
- 捜査二課、七色いんこ担当の刑事。
- 万里子が七色いんこの事件の担当になったことで彼女の部下となり、よく万里子と共に張り込みなどを行っている。実直に仕事をしていて、万里子のことは「(千里)刑事どの」と呼ぶ。
- 男谷 マモル(おたに マモル)
- 万里子が見合い相手として父親から紹介された男性で、アメリカ・バークレイ大学の研究室に籍を置く心理学者。
- しかし、万里子にとっては「ガリ勉」として嫌悪の対象でしかなく、父親の手前ある程度は取り繕うそぶりは見せているが、内心では万里子から大いに煙ったがられている。
- 鍬潟 隆介(くわがた りゅうすけ)
- いくつもの会社を経営している日本の財界のドン。裏では際どい事をちょくちょく行っており、そのため黒い噂も絶えない。一人息子の事は不器用ながら愛していたふしがある。
- ピエロのトミー
- 本名トマス・ウイリアムズ。「終幕」に登場するいんこの師匠。いんこが着用しているカツラはトミーが着用していたカツラと同じ意匠である。
- アメリカで凍死しそうになっていたいんこを助け、演技力を磨かせた。
- ベトナム戦争帰還兵で、戦地で民間人虐殺行為をやらされており、それをやらせた兵器産業社長の悪事を公表することがトミーの目的でもあった。
結末で明かされる登場人物の素顔など
- 七色いんこ(本名:鍬潟 陽介(くわがた ようすけ))
- 七色いんこの正体は鍬潟隆介の息子の鍬潟陽介であることが明かされる[注 2]。また、かつて実父である鍬潟隆介が朝霞モモ子(後述)を殺しかけた経緯などから隆介に復讐を誓っている。
- 師匠のトミーと同じく、パントマイムの独り芝居で鍬潟隆介の罪を公表するため、劇場の買い取り、マスコミや有力者へのチケット配布を行い(この資金確保に泥棒活動を行っていた)、最後の舞台の幕が上がったところで、終劇となる。
- 男谷 マモル
- 七色いんこ(鍬潟陽介)の素顔であったことが明らかになる。18話に登場する父・隆介が作らせた息子・陽介を模した人形もまたこの顔であった。
- 千里 万里子(本名:朝霞 モモ子(あさか モモこ))
- 実はかつて七色いんこと仲が良かった「朝霞モモ子」という女の子だった。彼女の父親は新聞記者で鍬潟隆介の悪事を暴いたのだったが、鍬潟隆介は口封じに事故を装ってモモ子の家族もろとも殺害しようとした。訓練された鳥に車を襲わせ、車に事故を起こさせたため、モモ子は鳥が苦手になっており、彼女の鳥アレルギー、および身体の幼児化はその時のトラウマによるものであった。運良く彼女だけは一命を取り留めたものの記憶喪失となり、現在の養父(つまり千里警部)が引き取った。
サブタイトル
タイトルのほとんどが実在する演劇や小説からとられている。
話数 | サブタイトル | 原作者 |
---|---|---|
1 | ハムレット | ウィリアム・シェイクスピア |
2 | どん底 | マクシム・ゴーリキー |
3 | 人形の家 | ヘンリック・イプセン |
4 | 修善寺物語 | 岡本綺堂 |
5 | ガラスの動物園 | テネシー・ウィリアムズ |
6 | 検察官 | ニコライ・ゴーゴリ |
7 | 電話 | ジャン=カルロ・メノッティ |
8 | ゴドーを待ちながら | サミュエル・ベケット |
9 | アルト=ハイデルベルク | ヴィルヘルム・マイヤー=フェルスター |
10 | 誤解 | アルベール・カミュ |
11 | ピーター・パン | ジェームス・マシュー・バリー |
12 | ヴァージニア・ウルフなんかこわくない | エドワード・オールビー |
13 | 幕間 | なし |
14 | 化石の森 | ロバート・シャーウッド |
15 | じゃじゃ馬ならし | ウィリアム・シェイクスピア |
16 | 彦市ばなし | 木下順二 |
17 | シラノ・ド・ベルジュラック | エドモン・ロスタン |
18 | 青い鳥 | モーリス・メーテルリンク |
19 | 南総里見八犬伝 | 曲亭馬琴 |
20 | オンディーヌ | ジャン・ジロドゥ |
21 | 12人の怒れる男 | レジナルド・ローズ |
22 | 悪魔の弟子 | ジョージ・バーナード・ショー |
23 | 棒になった男 | 安部公房 |
24 | タルチュフ | モリエール |
25 | ピグマリオン | ジョージ・バーナード・ショー |
26 | 靱猿 | 不明 |
27 | 森は生きている | サムイル・マルシャーク |
28 | セールスマンの死 | アーサー・ミラー |
29 | 三文オペラ | ベルトルト・ブレヒト |
30 | 王女メディア | エウリピデス |
31 | 犀 | ウジェーヌ・イヨネスコ |
32 | R・U・R | カレル・チャペック |
33 | 結婚申込 | アントン・チェーホフ |
34 | 俺たちは天使じゃない | アルベール・ユッソン |
35 | ベニスの商人 | ウィリアム・シェイクスピア |
36 | 仮名手本忠臣蔵 | 竹田出雲、三好松洛、並木千柳 |
37 | 幕間II | なし |
38 | コルヌヴィルの鐘 | ロベール・プランケット |
39 | 恋わずらいのなおし方 | ソーントン・ワイルダー |
40 | サロメ | オスカー・ワイルド |
41 | 欲望という名の列車 | テネシー・ウィリアムズ |
42 | 作者を探す六人の登場人物 | ルイージ・ピランデッロ |
43 | オセロ | ウィリアム・シェイクスピア |
44 | 十一ぴきのねこ | 馬場のぼる、井上ひさし |
45 | 探偵(スルース) | アンソニー・シェーファー |
46 | 終幕 | なし |
47 | タマサブローの大冒険 | なし |
その他
- 『鉄腕アトム』の『盗まれた太陽』というエピソードに、シャーロック・ホームスパンというゲストキャラが登場する(勿論シャーロック・ホームズとアルセーヌ・ルパンのもじりである)。原作ではホームズもどきだったが、『鉄腕アトム (アニメ第2作)』ではスター・システムにより、七色いんこがキャストされた(声:富山敬)。
- 『アストロボーイ・鉄腕アトム』においても、爆弾魔カトウに七色いんこがキャストされている(声:子安武人)。
- 『アストロボーイ・鉄腕アトム』のゲーム版『ASTRO BOY・鉄腕アトム -アトムハートの秘密-』では、前述のシャーロック・ホームスパン役で登場している。
- ニンテンドーDS用ゲーム『ブラック・ジャック 火の鳥編』では七色いんことして登場するが、泥棒稼業を休み『七色いんこ探偵事務所』にて安楽椅子探偵をしている設定。
- スパイダーが、大勢で登場したシーンがある。
- 『ブラック・ジャック』の前日譚として描かれている漫画『ヤング ブラック・ジャック』(脚本:田畑由秋、漫画:大熊ゆうご)では、終幕に登場する七色いんこの師匠「ピエロのトミー」が役者業を始める前のベトナム帰還兵として登場している。また、トミーが登場するエピソードを収録した単行本3巻の余白ページに、大熊による七色いんこのイラストが描かれている。
コミックス
- 少年チャンピオン・コミックス『七色いんこ』(秋田書店)全7巻 - 各話冒頭に辻真先、西村博子、辻啓子によるモチーフとなった作品の解説を収録。一部のエピソードは未収録。
- 手塚治虫漫画全集『七色いんこ』(講談社)全7巻
- 秋田文庫『七色いんこ』(秋田書店)全5巻
- 手塚治虫文庫全集『七色いんこ』(講談社)全3巻
舞台
2000年版
『七色インコ』のタイトルで、5月14日から30日まで東京・TBS赤坂ACTシアターで上演[1]。
2018年版
2018年、伊藤純奈(乃木坂46)の主演により舞台化。10月4日から8日まで、東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoで上演[2]。
- キャスト[3]
- スタッフ
-
- 脚本 - 畑雅文
- 演出 - 三浦香
脚注
注釈
出典
- ^ “『七色インコ』”. 方南ぐみ 公式ホームページ. 2018年10月12日閲覧。
- ^ “乃木坂46伊藤純奈&けやき坂46松田好花、手塚治虫「七色いんこ」舞台で共演”. ナタリー (ナターシャ). (2018年9月4日) 2017年2月6日閲覧。
- ^ “手塚治虫原作の舞台「七色いんこ」、伊藤純奈・松田好花が役に扮したビジュアル”. ナタリー (ナターシャ). (2018年9月14日) 2018年9月14日閲覧。
外部リンク
- 手塚治虫公式サイト内作品ページ
- 手塚治虫オンデマンドマガジン
- 舞台「七色いんこ」公式サイト(2018年版)
- 舞台「七色いんこ」公式Twitter(2018年版)