ソーントン・ワイルダー
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ソーントン・ワイルダー(Thornton Niven Wilder, 1897年4月17日 - 1975年12月7日)は、アメリカ合衆国の劇作家、小説家。アメリカ演劇史における代表的劇作家の1人とみなされている。
生涯
[編集]ウィスコンシン州マディソンに生まれる。父親は新聞の編集者で、領事として香港、上海に赴任したため、1911年から12年まで、中国でイギリス系とドイツ系のミッションスクールに通った。のちアメリカのイェール大学に進学し、さらに考古学の勉強のためローマのアメリカン・アカデミーに留学した。学業を終えてからは、ニュージャージー州のローレンスヒルでフランス語の教師になっている。
小説『サン・ルイ・レイの橋』(The Bridge of San Luis Rey, 1928年)でピューリッツァー賞を受賞した。同年、1幕劇集の『平静を乱した天使』(The Angel That Troubled the Waters and Other Plays)を出版する。
戯曲『わが町』(1938年)で2度目の、『危機一髪』(1943年)で3度のピューリッツァー賞を受賞する。1957年にはドイツ書籍協会平和賞を受賞した。
1955年、ハーバード大学教授となる。
主要な作品(上記以外)
[編集]- 長い長いクリスマスディナー(The Long Christmas Dinner, 1931年)
- ヨンカーズの商人(The Merchant of Yonkers, 1938年)
- 危機一髪(The Skin of Our Teeth, 1942年)
- 結婚仲介人(The Matchmaker, 1954年)
- テオフィリス・ノース(Theophilus North, 1973年) - 日本語訳は『ミスター・ノース』