松村達雄 (英文学者)
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人物情報 | |
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生誕 |
1911年4月29日 日本大阪府 |
死没 | 1990年8月13日 (79歳没) |
出身校 | 東京帝国大学 |
学問 | |
研究分野 | 文学(英文学) |
研究機関 | 世界経済調査会、明治大学、東京大学、玉川大学 |
松村 達雄(まつむら たつお、1911年4月29日 - 1990年8月13日[1])は、日本の英文学者、翻訳家。専門は英国近代小説。
略歴
[編集]1911年(明治44年)大阪市心斎橋生まれ[2]。大阪高等学校 (旧制)を卒業後、東京帝国大学英文学科に入学。同大学院に進み、1938年(昭和13年)に修士課程を修了。
卒業後は世界経済調査会で研究員を務めた後、明治大学文学部教授に就任[3]。戦後、東京大学教養学部教授を務めた。1972年に東京大学を定年退官し、名誉教授となった。その後は玉川大学教授として教鞭をとった。
著書
[編集]- 『翻訳の論理 英語から日本語へ』(玉川大学出版部) 1978
- 『E・M・フォースター』(研究社出版) 1992
翻訳
[編集]- 『感情旅行』(ロレンス・スターン、養徳社) 1947
- 改題『センチメンタル・ジャーニー』(岩波文庫) 1952、復刊1987
- 『アツシャー家の崩壊』(エドガー・アラン・ポウ、青磁社) 1949
- 『サン・ルイス・レイ橋』(ソーントン・ワイルダー、岩波文庫) 1951、復刊1987
- 『ドストエフスキー』(E・H・カー、中橋一夫共訳、社会思想研究会出版部) 1952
- 単独で改訳『ドストエフスキー』(筑摩書房、筑摩叢書) 1968、復刊1985
- 『すばらしい新世界』(オルダス・ハックスレー、土井治共訳、三笠書房、現代世界文学全集14) 1954
- 『リップ・ヴァン・ウィンクル』(ワシントン・アーヴィング、創元社、世界少年少女文学全集) 1955
- 『漁師とその魂』(オスカー・ワイルド、東京創元社、世界少年少女文学全集) 1956
- 『マンスフィールド短篇集』(マンスフィールド、創元社、世界少年少女文学全集) 1956
- 『わが町』(ワイルダー、鳴海四郎共訳、研究社出版) 1957
- 『最後の夜 / リンゴの木』(エリザベス・ボウエン、土井治共訳、英宝社) 1957
- 『ユートピアだより』(ウィリアム・モリス、岩波文庫) 1968、度々復刊
- 『覆面の騎士』(スコット、講談社、世界の名作図書館39) 1969
- 『フランダースの犬』(ウィーダ、玉川大学出版部) 1976
- 『幸福な王子』(ワイルド、玉川大学出版部) 1977
- 『オズの魔法使い』(ライマン・フランク・バーム、講談社文庫) 1981