村松潔
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村松 潔(むらまつ きよし、1946年12月1日[1] - )は、日本の翻訳家(英仏文学)。
人物・来歴
[編集]東京都江東区生まれ。臨海小学校卒。深川第三中学校卒。東京都立両国高等学校卒。
1971年 国際基督教大学教養学部 卒業[1]。5年間フランスに留学、パリ大学でフランス現代文学を学ぶ[2]。1974年 パリ大学3大学院 現代仏文学専攻修士課程修了[1]。
1993年に訳出した『マディソン郡の橋』はベストセラーになった。 マティソン郡の橋の売上が頭打ちになっていた1993年、11月14日の「関口宏のサンデーモーニング」に取り上げられ一気に注文が来たという[3]。
翻訳
[編集]- 『エリック・サティ』(アンヌ・レエ、白水社) 1985、のち白水社Uブックス
- 『ミステリーゾーン 2』(ロッド・サーリング、矢野浩三郎共訳、文春文庫) 1986
- 『偽の亡命詩人』(リチャード・ラウリー、文春文庫) 1987
- 『迎撃のスホーイ』(リシャール・ケルラン、文藝春秋) 1988、のち文春文庫
- 『ミスター・ノース』(ソーントン・ワイルダー、文藝春秋) 1989
- 『ジャズ1930年代』(レックス・スチュワート、草思社) 1990
- 『8(エイト)』(キャサリン・ネヴィル、文藝春秋) 1991、のち文春文庫
- 『ダーク・ハーフ』(スティーヴン・キング、文藝春秋) 1992、のち文春文庫
- 『ガンの神秘の扉をひらく 遺伝子治療の最前線から』(スティーヴン・A・ローゼンバーグ,ジョン・M・バリー、文藝春秋) 1993
- 『マタハリの恋 ヤング・インディ・ジョーンズ3』(原案:ジョージ・ルーカス、文春文庫) 1993
- 『青い湖水に黄色い筏』(マイケル・ドリス、文藝春秋) 1994
- 『写真集「マディソン郡の橋」』(マーク・F・ヘフロン、文藝春秋) 1994
- 『ホースウィスパラー』(ニコラス・エヴァンス、新潮社) 1996、のち新潮文庫
- 『旅の終わりの音楽』(エリック・フォスネス・ハンセン、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 1998、のち新潮文庫
- 『グアヴァ園は大騒ぎ』(キラン・デサイ、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 1999
- 『月曜日はいつもブルー』(アルノン・フルンベルク、草思社) 2000
- 『パリ左岸のピアノ工房』(T・E・カーハート、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2001
- 『ワインと戦争 ヒトラーからワインを守った人々』(ドン&ペティ・クラドストラップ、飛鳥新社) 2003
- 『炎への翼』1 - 2(ニコラス・エヴァンス、新潮社) 2004
- 『光の谷間』(テリー・ケイ、バジリコ) 2004
- 『遠い音』(フランシス・イタニ、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2005
- 『ヒストリー・オブ・ラヴ』(ニコール・クラウス、新潮社) 2006
- 『海に帰る日』(ジョン・バンヴィル、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2007
- 『家族の終わりに』(リチャード・イエーツ、ヴィレッジブックス) 2008
- 『ディビザデロ通り』(マイケル・オンダーチェ、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2009
- 『無限』(ジョン・バンヴィル、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2010
- 『海底二万里』(ジュール・ヴェルヌ、新潮文庫) 2012
- 『いにしえの光』(ジョン・バンヴィル、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2013
- 『果報者ササル ある田舎医者の物語』(ジョン・バージャー,ジャン・モア、みすず書房) 2016
- 『眠れる森の美女 シャルル・ペロー童話集』(シャルル・ペロー、新潮文庫) 2016
- 『美女と野獣』(ボーモン夫人、新潮文庫) 2017
- 『家なき子』(エクトール・マロ、新潮文庫) 2019
- 『友だち』(シーグリッド・ヌーネス、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2020
テリー・ホワイト
[編集]- 『殺し屋マックスと向う見ず野郎』(テリー・ホワイト、文春文庫) 1988
- 『悪い奴は友を選ぶ』(テリー・ホワイト、文春文庫) 1989
- 『木曜日の子供』(テリー・ホワイト、文春文庫) 1991
ポール・セロー作品
[編集]- 『モスキート・コースト』(ポール・セロー、中野圭二共訳、文藝春秋) 1987
- 『ハーフムーン・ストリート』(ポール・セロー、文藝春秋) 1988
- 『O=ゾーン』(ポール・セロー、文藝春秋) 1991
- 『写真の館』(ポール・セロー、文藝春秋) 1995
ロバート・ジェームズ・ウォラー作品
[編集]- 『マディソン郡の橋』(ロバート・ジェームズ・ウォラー、文藝春秋) 1993、のち文春文庫
- 『スローワルツの川』(ロバート・ジェームズ・ウォラー、文藝春秋) 1994、のち文春文庫
- 『マディソン郡の風に吹かれて』(ウォラー、文藝春秋) 1995、のち改題『一本の道さえあれば…』(文春文庫)
- 『ボーダー・ミュージック』(ロバート・ジェームズ・ウォラー、文藝春秋) 1997
- 『マディソン郡の橋 終楽章』(ウォラー、ソニー・マガジンズ) 2002 のちヴィレッジブックス
トマス・H・クック作品
[編集]- 『夜の記憶』(トマス・H・クック、文春文庫) 2000
- 『心の砕ける音』(トマス・H・クック、文春文庫) 2001
- 『神の街の殺人』(トマス・H・クック、文春文庫) 2002
- 『闇に問いかける男』(トマス・H・クック、文春文庫) 2003
- 『孤独な鳥がうたうとき』(トマス・H・クック、文藝春秋) 2004
- 『蜘蛛の巣のなかへ』(トマス・H・クック、文春文庫) 2005
- 『緋色の迷宮』(トマス・H・クック、文春文庫) 2006
- 『石のささやき』(トマス・H・クック、文春文庫) 2007
- 『ローラ・フェイとの最後の会話』(トマス・H・クック、早川書房) 2011、のちハヤカワ・ミステリ文庫
- 『サンドリーヌ裁判』(トマス・H・クック、早川書房) 2015
イアン・マキューアン作品
[編集]- 『初夜』(イアン・マキューアン、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2009
- 『ソーラー』(イアン・マキューアン、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2011
- 『甘美なる作戦』(イアン・マキューアン、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2014
- 『未成年』(イアン・マキューアン、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2015
- 『憂鬱な10か月』(イアン・マキューアン、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2018