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「藤田医科大学」の版間の差分

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2018年10月19日 (金) 11:53時点における版

学校法人藤田学園 > 藤田医科大学
藤田医科大学
学校法人藤田医大正門
大学設置 1968年
創立 1964年
学校種別 私立
設置者 学校法人藤田医科大学
本部所在地 愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1番地98
北緯35度4分10.16秒 東経137度0分4.8秒 / 北緯35.0694889度 東経137.001333度 / 35.0694889; 137.001333座標: 北緯35度4分10.16秒 東経137度0分4.8秒 / 北緯35.0694889度 東経137.001333度 / 35.0694889; 137.001333
学部 医学部
医療科学部
研究科 医学研究科
看護学研究科
ウェブサイト http://www.fujita-hu.ac.jp/
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藤田医科大学(ふじたいかだいがく、英語: Fujita Health University、公用語表記: 藤田医科大学)は、愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1番地98に本部を置く日本私立大学1964年創立、1968年大学設置。大学の略称は藤田医大(ふじたいだい)、藤医(とうい)、藤大(ふじだい)、藤田(ふじた)。 大学名は2018年10月10日から藤田医科大学に改称(英語名は変えない)[1]

概説

創立時には、名古屋保健衛生大学という大学名だったが、設立者である藤田啓介・藤田学園総長1925年3月21日-1995年6月11日名古屋帝国大学医学部卒、元岩手医科大学助教授・元愛知学院大学歯学部教授)の名前および学園名に因んで命名された。当初は、名古屋保健衛生大学の名称で、のち藤田学園保健衛生大学、藤田保健衛生大学と改称、2018年10月、大学創立50周年を機に、「保健衛生」よりも、より医療の臨床場面をイメージし易いようにと、藤田医科大学に改称。

建学の理念は「独創一理」であり、あなた自身がもつ創造力で新しい時代を切り拓いていく力となり得る、という考え方を示したものである(2010年学校案内より)。

1970年代に設置された新設私立医大である。 2003年に医学系分野で超低侵襲標的化診断治療開発センターとして21世紀COEプログラム研究教育拠点に採択された。研究で拠点リーダーは浅野喜造医学部小児科教授(1944年-、名古屋大学医学部卒)。また、2004年には、短期大学文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム」に採択された。また最近ではアルツハイマーに関して、異常たんぱくが脳内でつくられる仕組みについて総合医科学研究所・前田明教授の研究グループが取り上げられている。

2013年に学校法人で病院を持つ大学としては国内初とする「地域包括ケア中核センター」を開設。医療科学部と併設する大学・病院が連携して地域の医療と介護の両面をサポートしている。

医学部の6年間の学費は、2,980万円程度([1])。名古屋大学医学部や慶應義塾大学医学部出身の教授が多いが、1999年以降は自校出身の教授も何人か誕生している。また、准教授以下の研究者には多くの自校出身者がいる。毎年10月下旬に、学園祭"Fujita Festival"が開催される。

学生全員が学部・学校の枠を越えた共通の活動を通して、チーム医療に必要な力を習得する独自のプログラム「アセンブリ教育」を実践している。アセンブリⅠからアセンブリⅢまで、入学から継続した学びを段階的に実施している(2018年度学校案内より)。

医療系単科大の特性上、担任制、学年制をとっており、クラス体系で同じ学科の人間と毎日同じ授業を受けることが多い。

1リットルの涙』の原作者・木藤亜也の主治医である山本纊子は、この大学の助教授を務めていた。第2教育病院である藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院の元病院長である(2009年度学校案内より)。 イギリスの高等教育専門週刊誌『タイムズ・ハイアー・エデュケーション』が2004年から毎年秋に公表している世界の大学ランキングで、2017年9月5日に発表された「THE世界大学ランキング2018年度版」で≪501-600位≫にランクイン。600位までにランキングいりした日本の大学は、12校。私立大学では、1位。藤田保健衛生大学は、今回初めてのエントリーになる。

沿革

  • 1964年(昭和39年)9月 - 藤田啓介が学校法人藤田学園設立
  • 1968年(昭和43年)5月 - 名古屋保健衛生大学衛生学部衛生技術学科、衛生看護学科設置
  • 1972年(昭和47年)4月 - 名古屋保健衛生大学医学部及び総合医科学研究所設置
  • 1973年(昭和48年)12月 - 藤田学園生薬研究塾開所
  • 1978年(昭和53年)3月 - 名古屋保健衛生大学大学院医学研究科設置
  • 1984年(昭和59年)6月 - 藤田学園保健衛生大学に改称
  • 1987年(昭和62年)4月 - 藤田学園保健衛生大学衛生学部診療放射線技術学科設置
  • 1991年(平成3年)4月 - 藤田保健衛生大学に改称
  • 1998年(平成10年)4月 - 藤田保健衛生大学藤田記念生薬研究所(現藤田記念七栗研究所)開設
  • 2001年(平成13年)4月 - 藤田保健衛生大学大学院保健学研究科設置
  • 2004年(平成16年)4月 - 藤田保健衛生大学衛生学部リハビリテーション学科理学療法専攻・作業療法専攻設置
  • 2008年(平成20年)4月 - 藤田保健衛生大学衛生学部は藤田保健衛生大学医療科学部に改組
  • 2014年(平成26年)10月 - 学校法人藤田学園 創立50周年式典
  • 2018年(平成30年)10月 - 大学名称を「藤田保健衛生大学」から「藤田医科大学」に改称[1]

象徴

  • 学園歌
    山上路夫 作詞 藤田啓介 訳詞
    A.Hawthorne 作曲 松永英雄 作曲 藤田啓介 編曲

8時45分頃、大学病院内にメロディーが流れる。

大気と太陽と水のマーク
  • シンボルマーク

「太陽と大気と水」のマーク、略称プロミネンス・マークを古代風鏡の中に嵌入したものである。太陽と大気と水のあるところに「生命の起源」があり、生物の進化があり、人類の誕生があった。このマークは、生命の存在しうるところに、生命よ永遠なれとの敬虔な祈りの象徴である。それはまた、医の一切の指向を「生命の尊厳」を高く掲げる生命科学として、ライフ・サイエンス・マークとも言われる。鏡は、絶えず、自らを映して、ソクラテスの言葉「人よ、汝自らを知れ」の示唆である。

50周年記念事業の一環として藤田学園の新しい視覚的な象徴(シンボル、カラー、施設名ロゴタイプ)を定めた。

藤田学園の伝統的シンボルであったプロミネンスマークの「太陽・大気・水」の要素を継承し、現代的にシンプルに表現。シンボルに用いる基本的なカラー(色彩)には、「フジタ ウィスタリア」(藤色)を採用し、併記する文字列のデザインとして施設名ロゴタイプも定めた。

シンボルに込める未来へのメッセージとして、建学の理念と学園ビジョンに基づき、"私たちの創造力を人々のために Our creativity for the people"の言葉を学園は掲げる。

新しいシンボルには、少子・超高齢社会の到来やグローバル化などを背景に競争的環境が加速度的に進む中、必ず学園ビジョンを達成し、一層高いブランド性を持って人々の期待に応えて行こうという本学園の熱い気概が込められてる。

そして、これらの象徴(シンボル、カラー、施設名ロゴタイプ)やメッセージ、学園が築いていくブランドを総称して Fujita Academy Identity(F.A.I.)と命名している。

学部等

大学院

  • 医療科学専攻<博士後期課程>
    • 生体情報検査科学分野
    • 医用量子科学分野
    • リハビリテーション療法科学分野
  • 保健学専攻<修士課程>
    • 臨床検査学領域
    • 看護学領域
    • 医用放射線科学領域
    • リハビリテーション学領域
    • 臨床工学領域
    • 医療経営情報学領域

研究・教育施設

  • 総合医科学研究所
  • 研究支援推進センター
  • 疾患モデル教育研究施設
  • 共同利用研究施設
  • ダヴィンチ低侵襲トレーニングセンター
  • 放射線棟
  • 地域包括ケア中核センター

附属病院(教育病院)・診療所

藤田医科大学病院

キャンパス

藤田学園合同校舎など

名古屋市南部に隣接する豊明校地には第1教育病院と医学部医学科、医療科学部がある。看護専門学校も同キャンパス内にある。

創立者である藤田啓介の存命中に建てられた校舎の多くは、ベンゼン環をモデルとした6角形構造である。

医学部3号館、看護専門学校、フジタホール2000、医療科学部8号館、医療科学部9号館で藤田学園合同校舎を構成している。

  • 医学部1号館
    藤田学園 医学・保健衛生学図書館、実習室、研究室、フジタホール500等が入る。大学病院1及び3号棟に接続している。
  • 医学部3号館(総合医科学研究所)
    超低侵襲標的化診断治療開発センター等が入る。
  • 生涯教育研修センター1号館
    地上14階建て。藤田学園法人本部、医学部事務部、医学部の講義室が入る。1階には獨創一理祈念館 がある。3階と4階で医学部1号館のほか生涯教育研修センター2号館に連絡通路で接続している。
藤田学園生涯教育研修センター1号館
  • 生涯教育研修センター2号館
    2016年完成、地上6階・地下1階建て。1階には医療科学部の事務部、臨床検査学科と看護学科と放射線学科の講義室が入る。
  • 医療科学部5号館
    放射線学科が入る。
  • 医療科学部7号館
    リハビリテーション学科が入る。
  • 医療科学部8号館(旧短期大学)
    臨床工学科が入る。
    ダビンチ低侵襲手術トレーニングセンター
  • 医療科学部9号館
    医療経営情報学科が入る。
  • 看護専門学校
  • フジタホール2000
    通称は2000人ホールである。全学合同入学式、卒業式、入学記念コンサートの行事で使用されるほか、公開講座などの講演会等。藤田学園合同校舎の中央に位置する。地下は学生食堂、6階は看護学科の自習室となっている。
  • アセンブリホール(体育館)
    現在のアセンブリホールは旧テニスコート跡地に建てられた。旧アセンブリホール跡地には放射線棟が完成し、すでに運用されている。
  • 総合フジタグラウンド
    正門を入った正面に位置する。DNAの二重らせんをモデルにした聖火台がある。
  • 基礎科学実験センター
  • 情報教育センター棟
  • レストピアふじた(一般食堂)
    大学病院ロータリー横に移転新築された。2階にレストピアふじた、1階にファミリーマートとベーカリーカフェがある。

フジタホール

グループ関連会社等

対外関係

他大学との協定

大学関係者と組織

大学関係者一覧

利用可能なバス路線

  • 名鉄バス・「藤田医科大学病院」バス停
    • 藤田医科大学病院 - 豊明団地 - 前後駅
    • 地下鉄徳重 - 藤田医科大学病院 - 豊明団地 - 前後駅
    • 赤池駅 - 地下鉄徳重 - 藤田医科大学病院 - 豊明団地 - 前後駅
    • 藤田医科大学病院 - 勅使台 - 文化会館 - 前後駅
  • 名古屋市営バス・「藤田医科大学病院」バス停 かつては名古屋市境の「諸ノ木」バス停で病院の連絡マイクロバスへの乗り換えであったが、2003年3月27日に直接病院へ乗り入れるようになって利便性が向上した。
    • 徳重13 藤田医科大学病院 - 地下鉄徳重 - 地下鉄原
    • 鳴子16 藤田医科大学病院 - 地下鉄鳴子北
    • 徳重巡回 藤田医科大学病院 - 地下鉄神沢 - 地下鉄徳重 - 白土
    • 緑巡回 藤田医科大学病院 - 大高駅 - 名鉄有松

その他のアクセス

  • 鉄道駅(前後駅・徳重駅)から離れているため、バスが公共交通機関となる。駐車場が整備されているため、豊明市や名古屋市などから自動車やバイク、自転車で通学する学生も少なくない(ただし、高台に位置しているため上り坂となることが多い)。なお、本キャンパス自体は豊明市に位置するが、敷地の一部(正門など)は名古屋市に位置している。

脚注

外部リンク

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