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福岡県出身<ref name="Sponichi"/>。ガーナ人の父と[[日本人]]の母を両親に持つ<Ref name="sportiva">[https://web.archive.org/web/20150722201054/http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/2015/07/01/16_2/index.php 日本短距離の新星。17歳、サニブラウン・ハキームの将来性](2015年7月22日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]]) - Sportiva 2015年7月1日</ref>。父親は[[ガーナ]]で[[サッカー]]選手の経験があり、母親は[[ハードル]]で[[全国高等学校総合体育大会陸上競技大会]]に出場した経歴を持っているアスリート一家であった<ref name="sankei150806">{{cite news|url=http://www.sankei.com/west/news/150806/wst1508060009-n1.html|title=潜在能力は桐生以上!?…陸上界最強ハーフ、サニブラウン|newspaper=産経WEST|date=2015-08-06|accessdate=2017-08-11}}</ref>。サニブラウンも子供の頃は[[サッカー]]に取り組み、ポジションは[[フォワード (サッカー)|フォワード]]だったが、小学校4年生の時に母親からの薦めで陸上競技を始める<Ref name="sportiva"/><ref name="sankei150806"/><ref>[https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170810-00000280-sph-spo 【世界陸上】サニブラウン、香川真司から激励ユニ 決勝進出は「いい報告になった」]</ref>。 |
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[[城西大学附属城西中学校・高等学校]]に進学し<ref>[http://josai-trackandfield.jimdo.com/member/ 城西高校陸上部Member] 城西大学城西高等学校陸上競技部ホームページ参照</ref>、クラブ顧問の[[山村貴彦]](元日本代表・[[シドニーオリンピック]]出場)の指導を受けるようになり、高校1年生時の[[第69回国民体育大会]][[100メートル競走|100m]](少年B)に10秒45で優勝<Ref name="sportiva"/>。2015年1月には、[[東京オリンピック (2020年)|東京オリンピック]]代表選手候補に期待される[[日本陸上競技連盟]]の「ダイヤモンドアスリート」に認定された<Ref name="sportiva"/><ref>[https://web.archive.org/web/20150127044112/http://www.jaaf.or.jp/diamond_league/ 2020東京オリンピック「ダイヤモンドアスリート」を認定!](2015年1月27日時点の[[インターネット |
[[城西大学附属城西中学校・高等学校]]に進学し<ref>[http://josai-trackandfield.jimdo.com/member/ 城西高校陸上部Member] 城西大学城西高等学校陸上競技部ホームページ参照</ref>、クラブ顧問の[[山村貴彦]](元日本代表・[[シドニーオリンピック]]出場)の指導を受けるようになり、高校1年生時の[[第69回国民体育大会]][[100メートル競走|100m]](少年B)に10秒45で優勝<Ref name="sportiva"/>。2015年1月には、[[東京オリンピック (2020年)|東京オリンピック]]代表選手候補に期待される[[日本陸上競技連盟]]の「ダイヤモンドアスリート」に認定された<Ref name="sportiva"/><ref>[https://web.archive.org/web/20150127044112/http://www.jaaf.or.jp/diamond_league/ 2020東京オリンピック「ダイヤモンドアスリート」を認定!](2015年1月27日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]]) - 日本陸上競技連盟</ref>。 |
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高校2年生となった2015年6月の[[日本陸上競技選手権大会]]は3着と同タイム着差ありの100m2位、2着と同タイム[[着差]]なしの[[200メートル競走|200m]]2位であった<Ref name="sportiva"/>。2015年7月に[[コロンビア]]の[[サンティアゴ・デ・カリ]]でおこなわれた第9回[[世界ユース陸上競技選手権大会]]では、100mに10秒28、200mに20秒34と共に大会記録で優勝し、2冠を達成した<ref name="dayly">{{cite news|url=http://www.daily.co.jp/newsflash/general/2015/07/20/0008227167.shtml|title=“怪物”高校生ハキームが2冠に|newspaper=デイリースポーツ|date=2015-07-20|accessdate=2017-08-11}}</ref>。 |
2017年9月4日 (月) 20:48時点における版
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選手情報 | |||||||||||||||
フルネーム | サニブラウン・アブデル・ハキーム | ||||||||||||||
ラテン文字 | Abdul Hakim Sani Brown | ||||||||||||||
国籍 | 日本 | ||||||||||||||
種目 | 短距離走 | ||||||||||||||
生年月日 | 1999年3月6日(25歳) | ||||||||||||||
出身地 | 福岡県[1] | ||||||||||||||
身長 | 188cm | ||||||||||||||
体重 | 79kg | ||||||||||||||
コーチ担当者 | 〘ラーナレイダー〙 | ||||||||||||||
自己ベスト | |||||||||||||||
100m | 10秒05(2017年) | ||||||||||||||
200m | 20秒32(2017年) | ||||||||||||||
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編集 |
サニブラウン・アブデル・ハキーム(Abdul Hakim Sani Brown、1999年3月6日[2] - )は、日本の陸上競技選手。専門は短距離走。
来歴
福岡県出身[1]。ガーナ人の父と日本人の母を両親に持つ[3]。父親はガーナでサッカー選手の経験があり、母親はハードルで全国高等学校総合体育大会陸上競技大会に出場した経歴を持っているアスリート一家であった[4]。サニブラウンも子供の頃はサッカーに取り組み、ポジションはフォワードだったが、小学校4年生の時に母親からの薦めで陸上競技を始める[3][4][5]。
城西大学附属城西中学校・高等学校に進学し[6]、クラブ顧問の山村貴彦(元日本代表・シドニーオリンピック出場)の指導を受けるようになり、高校1年生時の第69回国民体育大会100m(少年B)に10秒45で優勝[3]。2015年1月には、東京オリンピック代表選手候補に期待される日本陸上競技連盟の「ダイヤモンドアスリート」に認定された[3][7]。
高校2年生となった2015年6月の日本陸上競技選手権大会は3着と同タイム着差ありの100m2位、2着と同タイム着差なしの200m2位であった[3]。2015年7月にコロンビアのサンティアゴ・デ・カリでおこなわれた第9回世界ユース陸上競技選手権大会では、100mに10秒28、200mに20秒34と共に大会記録で優勝し、2冠を達成した[8]。
また2015年世界陸上競技選手権大会(中華人民共和国北京市)日本代表にも選出され、男子200mでは準決勝に進出し[9]、男子4×100mリレーでも予選でサニブラウンを温存して決勝レースでのアンカー起用の構想があったが、日本チームが予選敗退を喫したため、幻に終わった[10]。
2015年の国際陸上競技連盟年間表彰『IAAF World Athletes of the Year for 2015』にて、「RISING STAR AWARD」(新人賞)を受賞することが発表された[11][12]。
2016年11月10日、2017年の秋期からフロリダ大学に進学し、練習拠点もフロリダ州ゲインズビルに移すことを発表[13]。
第101回日本陸上競技選手権大会男子100mでは、予選・準決勝と10秒06をマークして決勝進出、当時の自己ベストを0秒12縮めた。決勝では突然の雨の中、更に縮めて10秒05のタイムで初優勝を勝ち取った。男子200m決勝でも20秒32の自己ベストで初優勝、2003年の末續慎吾以来14年ぶりとなる短距離二冠を達成した[14]。
戦績
年 | 大会 | 場所 | 種目 | 結果 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
2015 | 世界ユース選手権 | カリ | 100m | 優勝 | 10.28 (-0.4) | 大会新記録 |
200m | 優勝 | 20.34 (-0.4) | 大会新記録 | |||
第15回世界選手権大会 | 北京 | 200m | 準決勝 | 20.47 (-0.2) | 2組5着 16歳での準決勝進出は同種目で史上最年少となる。 | |
2017 | 第16回世界選手権大会 | ロンドン | 100m | 準決勝 | 10.28 (-0.2) | 2組7着 予選の10.05 (-0.6)は世界選手権における日本最高記録、日本歴代6位 |
200m | 7位 | 20.63 (-0.1) | 18歳5ヶ月での決勝進出は同種目で史上最年少となる。 |
氏名の表記
マスメディア等における名前の略記は、「サニブラウン」が使用されるケース(スポーツニッポン等)[1]と「ハキーム」が使用されるケース(デイリースポーツ等)[8]とが混在する。なお、姓は「サニブラウン」である。父親の祖国であるガーナでは新しく生まれた子供の名前を祖父がつける慣習があり、アブデル=「司る人」、ハキーム=「賢い」の意味を持つ。[要出典]
名前の表記についても「アブデル」をミドルネームとみなし「サニブラウン・ハキーム」と表記するケース[1]も存在している。
ベスト記録
記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
種目 | 記録 | 年月日 | 場所 | 備考 |
---|---|---|---|---|
100m | 10秒05 (+0.6) 10秒05 (-0.6) |
2017年6月24日 2017年8月5日 |
大阪市 ロンドン |
日本歴代6位 ジュニア世界歴代10位 ジュニア日本歴代2位 |
200m | 20秒32 (+0.3) | 2017年6月25日 | 大阪市 | 日本歴代8位 ジュニア日本歴代2位 |
脚注
- ^ a b c d “サニブラウン ボルト超えで2冠!史上最年少代表入り確実”. スポニチアネックス. (2015年7月21日) 2017年8月11日閲覧。
- ^ エントリー選手一覧 - 日本陸上競技連盟
- ^ a b c d e 日本短距離の新星。17歳、サニブラウン・ハキームの将来性(2015年7月22日時点のアーカイブ) - Sportiva 2015年7月1日
- ^ a b “潜在能力は桐生以上!?…陸上界最強ハーフ、サニブラウン”. 産経WEST. (2015年8月6日) 2017年8月11日閲覧。
- ^ 【世界陸上】サニブラウン、香川真司から激励ユニ 決勝進出は「いい報告になった」
- ^ 城西高校陸上部Member 城西大学城西高等学校陸上競技部ホームページ参照
- ^ 2020東京オリンピック「ダイヤモンドアスリート」を認定!(2015年1月27日時点のアーカイブ) - 日本陸上競技連盟
- ^ a b ““怪物”高校生ハキームが2冠に”. デイリースポーツ. (2015年7月20日) 2017年8月11日閲覧。
- ^ “サニブラウン200m史上最年少の決勝進出ならず”. 日刊スポーツ. (2015年8月26日) 2017年8月11日閲覧。
- ^ “日本男子400リレー敗退 サニブラウン温存裏目”. 日刊スポーツ. (2015年8月30日) 2017年8月11日閲覧。
- ^ Eaton and Dibaba are crowned 2015 IAAF World Athletes of the Year IAAFプレスリリース 26 NOV 2015
- ^ サニブラウンに国際陸連新人賞 世界ユース優勝を評価(2015年11月27日時点のアーカイブ) - 朝日新聞 2015年11月27日閲覧
- ^ “サニブラウン、フロリダ大学へ進学 将来の夢はスポーツマネジメント”. スポニチアネックス. (2016年11月11日) 2017年8月11日閲覧。
- ^ “サニブラウン 200も制し末続以来14年ぶりの2冠”. スポニチアネックス. (2017年6月25日) 2017年8月11日閲覧。
外部リンク
- サニブラウン・アブデル・ハキーム - ワールドアスレティックスのプロフィール
- サニブラウン・アブデル・ハキーム - 日本陸上競技連盟の選手名鑑