「アサヒる問題」の版間の差分
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* [[11月15日]] - [[日本テレビ放送網]]の[[情報番組]]『[[おもいッきりイイ!!テレビ]]』において「アサヒる」が紹介された<ref name="doujin"/>。番組中では、「朝日新聞が政治などに対して厳しい見解を示す記事が多いことから、執拗に責め立てること」と説明された<ref name="doujin"/>が、これは先述の発生時の意味とは異なる解釈であり、 インターネット上では「日テレがアサヒった」「アサヒるをアサヒった」 とも言われた<ref name="doujin"/>。その一方で「アベする」については石原の用例に沿った解釈で説明された。なお、『現代用語の基礎知識2008』に掲載予定のはてなダイアリーキーワードの「アサヒる」には、「捏造する」という意味のみが記述されており、由来の解説にも「朝日新聞社が“アベする”なる語句を創出し、『この言葉が流行している』と捏造としか考えられない記事を書いてまで、自らの論調に相容れない安倍首相(当時、第1期)を執拗に攻撃したことから」<ref name="hatenakey">「[http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%B5%A5%D2%A4%EB はてなダイアリーキーワード「アサヒる」]」: 2007年11月17日閲覧</ref>とあり、文全体としては日本テレビの報じた「厳しい論調で執拗に責め立てている」というよりも「捏造してまで執拗に責め立てた」という意味合いになっていた。 |
* [[11月15日]] - [[日本テレビ放送網]]の[[情報番組]]『[[おもいッきりイイ!!テレビ]]』において「アサヒる」が紹介された<ref name="doujin"/>。番組中では、「朝日新聞が政治などに対して厳しい見解を示す記事が多いことから、執拗に責め立てること」と説明された<ref name="doujin"/>が、これは先述の発生時の意味とは異なる解釈であり、 インターネット上では「日テレがアサヒった」「アサヒるをアサヒった」 とも言われた<ref name="doujin"/>。その一方で「アベする」については石原の用例に沿った解釈で説明された。なお、『現代用語の基礎知識2008』に掲載予定のはてなダイアリーキーワードの「アサヒる」には、「捏造する」という意味のみが記述されており、由来の解説にも「朝日新聞社が“アベする”なる語句を創出し、『この言葉が流行している』と捏造としか考えられない記事を書いてまで、自らの論調に相容れない安倍首相(当時、第1期)を執拗に攻撃したことから」<ref name="hatenakey">「[http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%B5%A5%D2%A4%EB はてなダイアリーキーワード「アサヒる」]」: 2007年11月17日閲覧</ref>とあり、文全体としては日本テレビの報じた「厳しい論調で執拗に責め立てている」というよりも「捏造してまで執拗に責め立てた」という意味合いになっていた。 |
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* [[12月2日]] - NHKの『[[未来観測 つながるテレビ@ヒューマン]]』内で、流行語として挙げられたが、解説はされなかった<ref name="doujin"/>。 |
* [[12月2日]] - NHKの『[[未来観測 つながるテレビ@ヒューマン]]』内で、流行語として挙げられたが、解説はされなかった<ref name="doujin"/>。 |
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* [[12月14日]] - [[2ちゃんねる検索]]の運営母体である[[未来検索ブラジル]]が主催した『[[ネット流行語大賞]]2007』において、「アサヒる」が年間大賞金賞に選ばれた<ref>[http://news.livedoor.com/article/detail/3429417/ 【トレビアン】ネット流行語大賞は朝日新聞社の「アサヒる」に決定!] - livedoor トレビアンニュース 2007年12月14日</ref><ref>[http://web.archive.org/web/20071215101106/http://sankei.jp.msn.com/life/trend/071214/trd0712141434017-n1.htm ネット流行語大賞、金賞は「アサヒる」 ] - MSN産経ニュース 2007年12月14日(2007年12月15日時点の[[インターネット |
* [[12月14日]] - [[2ちゃんねる検索]]の運営母体である[[未来検索ブラジル]]が主催した『[[ネット流行語大賞]]2007』において、「アサヒる」が年間大賞金賞に選ばれた<ref>[http://news.livedoor.com/article/detail/3429417/ 【トレビアン】ネット流行語大賞は朝日新聞社の「アサヒる」に決定!] - livedoor トレビアンニュース 2007年12月14日</ref><ref>[http://web.archive.org/web/20071215101106/http://sankei.jp.msn.com/life/trend/071214/trd0712141434017-n1.htm ネット流行語大賞、金賞は「アサヒる」 ] - MSN産経ニュース 2007年12月14日(2007年12月15日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>。 |
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* [[4月6日]] - 朝日新聞のコラム「天声人語」で「与謝野る」に仲間から抜けるという第2の意味が加わるかもしれないと元財務相の行動を揶揄した事に対し、インターネット上では、「そのような表現が流行しているとはいえず、第2のアサヒるではないか?」という主張がなされた<ref>[http://web.archive.org/web/20100411201453/http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20100408/dms1004081159000-n2.htm 第2の“アサヒる”?天声人語に「与謝野る」登場も何?] - ZAKZAK([[夕刊フジ]]) 2010年4月8日(2010年4月11日時点の[[インターネット |
* [[4月6日]] - 朝日新聞のコラム「天声人語」で「与謝野る」に仲間から抜けるという第2の意味が加わるかもしれないと元財務相の行動を揶揄した事に対し、インターネット上では、「そのような表現が流行しているとはいえず、第2のアサヒるではないか?」という主張がなされた<ref>[http://web.archive.org/web/20100411201453/http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20100408/dms1004081159000-n2.htm 第2の“アサヒる”?天声人語に「与謝野る」登場も何?] - ZAKZAK([[夕刊フジ]]) 2010年4月8日(2010年4月11日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>{{要高次出典|date=2016年8月}}。 |
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* [[6月16日]] - DIAMOND online に石原壮一郎本人が、当時を回顧したコラムを掲載し<ref>[http://diamond.jp/articles/-/8448 「石原壮一郎「大人のネットマナー教室」【第10回】首相交代記念! 今だから語れる事件の真相 あの「アベする」騒動を振り返る ブログの炎上を体験して実感した大人のマナー」]</ref>、「自分の周囲でお互いに知らない同士の何人もが使っていた「アベする」という言葉に対して、「流行語」という表現を使ったことが間違っていたとは思っていません。」と記述した。 |
* [[6月16日]] - DIAMOND online に石原壮一郎本人が、当時を回顧したコラムを掲載し<ref>[http://diamond.jp/articles/-/8448 「石原壮一郎「大人のネットマナー教室」【第10回】首相交代記念! 今だから語れる事件の真相 あの「アベする」騒動を振り返る ブログの炎上を体験して実感した大人のマナー」]</ref>、「自分の周囲でお互いに知らない同士の何人もが使っていた「アベする」という言葉に対して、「流行語」という表現を使ったことが間違っていたとは思っていません。」と記述した。 |
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* [http://web.archive.org/web/20071012033501/http://www.asahi.com/politics/update/0924/TKY200709240194.html 青白い顔、張りない声 おわびで幕 安倍首相会見] - asahi.com(朝日新聞) 2007年9月25日(2007年10月12日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]]) |
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2017年9月4日 (月) 15:58時点における版
アサヒる問題(アサヒるもんだい)とは、朝日新聞(2007年9月24日付)に掲載された安倍晋三に関する石原壮一郎のコラムをきっかけに、インターネット上で流行した「アサヒる」という言葉が朝日新聞への批判やパロディ化の一形態として使われるようになったことに関する一連の議論や論争を指す。本頁では「アサヒる」の語源・定義と、流行するに至った背景・経緯について解説する。
「アサヒる」の語義
- 定義
朝日新聞が「安倍元首相への蔑称が流行している」と(自らの主義主張に相容れない者に対し)事実を捏造してまで執拗に攻撃したとされることから。
本件報道の経過
2007年
- 9月12日 - 自民党の安倍晋三が所信表明演説直後に首相辞任を表明し、翌日慶應義塾大学病院へ入院。
- 9月24日 - 安倍は慶應義塾大学病院で記者会見を行い、自身の健康状態を理由に退陣した経緯を説明し、政府・国会関係者・日本国民に対して謝罪。
- 9月25日 - 朝日新聞の会見記事の中で、コラムニスト石原壮一郎の談として「『アタシ、もうアベしちゃおうかな』という言葉があちこちで聞こえる。仕事も責任も放り投げてしまいたい心情の吐露だ。そんな大人げない流行語を首相が作ってしまったのがカナシイ 」という内容が紹介された[4]。石原は、自身のブログで「『アベする』が雑誌の見出しとして使用されていたことがあり、朝日新聞社内以外で聞いたこともある」と主張している[5]。ただし、これをもって「流行語となっている」とする根拠については不明確である。J-CASTニュースの調査によると、石原の記事が掲載される以前にもインターネット上で流行語大賞候補として挙げる意見が存在したり、9月19日付朝日新聞(大阪本社版)の読者投稿欄で「アベする」が使用されていることから、全くの新語というわけではないが、石原の記事が掲載される以前は極めて露出が少なかった[5]。
- 9月25日 - 日本文化チャンネル桜が番組内で上記の朝日新聞記事を取り上げ、キャスターの桜林美佐が「アサヒしちゃってるんですよ」と発言[6]。『同人用語の基礎知識』によると、この動画がYou Tubeなどに転載され、同日中に「朝日新聞が捏造すること」を「アサヒる」と表現することがインターネット上で広まった[6]。
- 9月26日 - 翌9月27日付の東京スポーツ紙で、石原からの情報として「安倍する」が紹介された。安倍の「大人力」の無さに言及しながらも、首相としての大きなプレッシャーに同情する内容であった。
- 9月下旬 - ネット上の掲示板やブログで「Googleで検索したが『アベする』という流行語はヒットしない」「『アベする』は捏造ではないのか?」「安倍・阿部等の姓をもった人に対していじめなどが起きかねない」との疑問が提示され、批判が続出した。逆に事実を捏造し、流布した疑惑が強いとして「アサヒる:捏造すること、事実でないことを事実のようにこしらえていうこと」という言葉が自然発生し、以後主に2ちゃんねるにおいて「アサヒる」という言葉が流行した[7]。
- 10月4日 - この日に発売された週刊新潮の10月11日号にて、本件がインターネット上で話題となっている旨の記事が掲載された。
- 10月30日 - 中日新聞(東京新聞)のコラム「一筆両談」において、中日新聞社論説部員の川北隆雄が「アベするという語句は捏造だとネットで指摘されたが、コラムニストが紹介する以前から公の場で使用されていたことは明らかであり、捏造疑惑のほうが捏造である。この語は流行語大賞に推薦したい」という趣旨の記事を執筆した[8]。
- 11月上旬 - 中日新聞(東京新聞)のコラムに対して、インターネット上で「論拠が示されていない」「論理の飛躍も甚だしい」といった批判が続出し「捏造語大賞に推薦したい」という皮肉も出た。この件について論説委員に論拠を尋ねたところ、「(回答は)勘弁して欲しい」旨の返答がよせられたとする出来事があった[9]。
- 11月14日 - 「アサヒる」が新語辞典『現代用語の基礎知識2008』(自由国民社)に収録されると発表された[10]。
- 11月15日 - 日本テレビ放送網の情報番組『おもいッきりイイ!!テレビ』において「アサヒる」が紹介された[6]。番組中では、「朝日新聞が政治などに対して厳しい見解を示す記事が多いことから、執拗に責め立てること」と説明された[6]が、これは先述の発生時の意味とは異なる解釈であり、 インターネット上では「日テレがアサヒった」「アサヒるをアサヒった」 とも言われた[6]。その一方で「アベする」については石原の用例に沿った解釈で説明された。なお、『現代用語の基礎知識2008』に掲載予定のはてなダイアリーキーワードの「アサヒる」には、「捏造する」という意味のみが記述されており、由来の解説にも「朝日新聞社が“アベする”なる語句を創出し、『この言葉が流行している』と捏造としか考えられない記事を書いてまで、自らの論調に相容れない安倍首相(当時、第1期)を執拗に攻撃したことから」[11]とあり、文全体としては日本テレビの報じた「厳しい論調で執拗に責め立てている」というよりも「捏造してまで執拗に責め立てた」という意味合いになっていた。
- 12月2日 - NHKの『未来観測 つながるテレビ@ヒューマン』内で、流行語として挙げられたが、解説はされなかった[6]。
- 12月14日 - 2ちゃんねる検索の運営母体である未来検索ブラジルが主催した『ネット流行語大賞2007』において、「アサヒる」が年間大賞金賞に選ばれた[12][13]。
2010年
- 4月6日 - 朝日新聞のコラム「天声人語」で「与謝野る」に仲間から抜けるという第2の意味が加わるかもしれないと元財務相の行動を揶揄した事に対し、インターネット上では、「そのような表現が流行しているとはいえず、第2のアサヒるではないか?」という主張がなされた[14][信頼性要検証]。
- 6月16日 - DIAMOND online に石原壮一郎本人が、当時を回顧したコラムを掲載し[15]、「自分の周囲でお互いに知らない同士の何人もが使っていた「アベする」という言葉に対して、「流行語」という表現を使ったことが間違っていたとは思っていません。」と記述した。
関連項目
- 第21回参議院議員通常選挙
- マスゴミ - マスコミ全般を非難するインターネットスラング
- 偏向報道
- ネガティブキャンペーン
脚注
- ^ トレビアンニュース (livedoor ニュース) (2007年12月14日10時45分). “【トレビアン】ネット流行語大賞は朝日新聞社の「アサヒる」に決定!(トレビアンニュース) - IT - livedoor ニュース”. LINE Corporation. 2013年8月9日閲覧。
- ^ “日経がネットの流行を「捏造した」と話題に(トピックニュース) - 経済 - livedoor ニュース”. LINE Corporation (2011年11月11日16時37分). 2013年8月9日閲覧。
- ^ 仲森 智博 (2007年10月12日12:12). “「アサヒる」の「民主主義」 - 産業動向 - Tech-On!”. Nikkei Business Publications, Inc.. 2013年8月9日閲覧。
- ^ 朝日新聞: 2007年9月25日
- ^ a b “「アベする」は流行語?騒動 コラムニストブログ「炎上」”. ジェイ・キャスト (2007年9月28日). 2007年10月8日閲覧。
- ^ a b c d e f “アサヒる”. 同人用語の基礎知識. 2016年8月23日閲覧。
- ^ 클릭、도쿄N‘아베’ 하니 ‘아사히’ 하네]」。2007年10月1日、京郷新聞(韓国語)。
- ^ 川北隆雄『「流行語大賞」はこれだ』 中日新聞 夕刊 p.11(E版 愛知・岐阜・三重版): 2007年10月30日
- ^ “「アベする」捏造疑惑こそ捏造? 東京新聞コラムの説明責任”. ジェイ・キャスト (2007年11月1日). 2007年11月17日閲覧。
- ^ 「アサヒる」「初音ミク」「ローゼン麻生」、現代用語の基礎知識に - ITmedia ニュース
- ^ 「はてなダイアリーキーワード「アサヒる」」: 2007年11月17日閲覧
- ^ 【トレビアン】ネット流行語大賞は朝日新聞社の「アサヒる」に決定! - livedoor トレビアンニュース 2007年12月14日
- ^ ネット流行語大賞、金賞は「アサヒる」 - MSN産経ニュース 2007年12月14日(2007年12月15日時点のアーカイブ)
- ^ 第2の“アサヒる”?天声人語に「与謝野る」登場も何? - ZAKZAK(夕刊フジ) 2010年4月8日(2010年4月11日時点のアーカイブ)
- ^ 「石原壮一郎「大人のネットマナー教室」【第10回】首相交代記念! 今だから語れる事件の真相 あの「アベする」騒動を振り返る ブログの炎上を体験して実感した大人のマナー」
参考文献
外部リンク
- 青白い顔、張りない声 おわびで幕 安倍首相会見 - asahi.com(朝日新聞) 2007年9月25日(2007年10月12日時点のアーカイブ)