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テレビ東京系列で[[1990年]]10月18日から[[1991年]]9月26日まで放送、原作をベースとした手塚プロダクション制作の連続アニメーションシリーズ。全48話。手塚の没後、初めて製作された手塚アニメである。原作にあった残酷な描写やエロティックなサービスカットは極力控えられ、より低年齢向けになっている。ラストは原作とは異なり、ボルボックがパワーアップした怪植物・スーパーボルボックと写楽たちとの対決で終わる。また[[湾岸戦争]]時に他局が報道特番を行う中、同局のみ通常番組として同作品を放送し、結果19.0%([[ビデオリサーチ]]調べ、関東地区)<ref>[http://web.archive.org/web/20030407053336/http://www.yomiuri.co.jp/yomidas/konojune/toku/90tv/91tv15.htm [視聴率の現場]湾岸戦争でTV特番戦争 NHKは強かった]、『[[読売新聞]]』1991年1月23日付東京夕刊。([[インターネット |
テレビ東京系列で[[1990年]]10月18日から[[1991年]]9月26日まで放送、原作をベースとした手塚プロダクション制作の連続アニメーションシリーズ。全48話。手塚の没後、初めて製作された手塚アニメである。原作にあった残酷な描写やエロティックなサービスカットは極力控えられ、より低年齢向けになっている。ラストは原作とは異なり、ボルボックがパワーアップした怪植物・スーパーボルボックと写楽たちとの対決で終わる。また[[湾岸戦争]]時に他局が報道特番を行う中、同局のみ通常番組として同作品を放送し、結果19.0%([[ビデオリサーチ]]調べ、関東地区)<ref>[http://web.archive.org/web/20030407053336/http://www.yomiuri.co.jp/yomidas/konojune/toku/90tv/91tv15.htm [視聴率の現場]湾岸戦争でTV特番戦争 NHKは強かった]、『[[読売新聞]]』1991年1月23日付東京夕刊。([[インターネットアーカイブ]]のキャッシュ)</ref>という高視聴率を得た。 |
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なお、福岡県では[[TVQ九州放送|TXN九州]]開局後分のみ放送され、1991年3月以前の分は既存4局でも放送されていない。他のアニメについても、同様の措置がほとんどとられている。 |
なお、福岡県では[[TVQ九州放送|TXN九州]]開局後分のみ放送され、1991年3月以前の分は既存4局でも放送されていない。他のアニメについても、同様の措置がほとんどとられている。 |
2017年9月4日 (月) 14:36時点における版
三つ目がとおる | |
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漫画 | |
作者 | 手塚治虫 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 週刊少年マガジン |
発表期間 | 1974年 - 1978年3月 |
アニメ:三つ目がとおる (24時間テレビ版) | |
原作 | 手塚治虫 |
監督 | 芹川有吾 |
脚本 | 山崎晴哉 |
キャラクターデザイン | 清山滋崇 |
音楽 | 大谷和夫 |
製作 | 今田智憲(東映動画) |
放送局 | 日本テレビ |
放送期間 | 1985年8月 - 1985年8月 |
アニメ:三つ目がとおる(テレビ東京版) | |
原作 | 手塚治虫 |
監督 | うえだひでひと |
シリーズ構成 | 関島眞頼 |
キャラクターデザイン | 宇田川一彦 |
メカニックデザイン | 山根公利 |
音楽 | 渡辺俊幸 |
製作 | テレビ東京 日本経済社 学習研究社 手塚プロダクション |
放送局 | テレビ東京系列 |
放送期間 | 1990年10月18日 - 1991年9月26日 |
話数 | 全48話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画、アニメ |
ポータル | 漫画、アニメ、手塚治虫 |
『三つ目がとおる』(みつめがとおる)は、手塚治虫による日本の少年漫画。また、それを原作としたテレビアニメ。
概要
『週刊少年マガジン』(講談社刊)に1974年から1978年3月まで連載された。1973年頃の『週刊少年マガジン』は、それまでの劇画偏重路線がたたって『週刊少年ジャンプ』や『週刊少年チャンピオン』に読者を奪われ、発行部数を落としていた[1]。そこで少年誌への回帰を図る一環として、1965年の“W3事件”以来『週刊少年マガジン』および講談社との関係が途絶えていた手塚治虫に白羽の矢が立てられた[1]。1974年に月1回の読切として連載が開始されたが、好評を受け翌年から毎週連載となり、『週刊少年チャンピオン』連載の『ブラック・ジャック』とともに手塚の復活を印象づけた。1977年に『ブラック・ジャック』と本作により、手塚は第1回講談社漫画賞を受賞した。同年には、講談社から『手塚治虫漫画全集』が刊行開始されるなど、手塚と講談社の関係は修復された。
当初、手塚は「SF的な推理もの」を意図しており、写楽保介と和登さんの名がそれぞれシャーロック・ホームズとワトソンに由来しているのもそのためである[2]。しかし、1970年代の超能力、超古代文明などのオカルトブームという「時代の要請」を受けて次第にオカルトを前面に押し出すようになり[2]、結果としてそれが人気を得ることになった。
アニメ化作品には、手塚がシノプシスを手がけた『24時間テレビ』内のアニメスペシャル『悪魔島のプリンス 三つ目がとおる』、手塚の死後にテレビ東京系列で放送されたテレビアニメシリーズの2種類が存在している。
また、手塚のスター・システムにより、『ブラック・ジャック』や『海底超特急マリンエクスプレス』にも写楽や和登さんが登場している。
ストーリー
いじめられっ子の主人公・写楽保介は、おとなしく無邪気で純粋な性格の、ごく普通の平凡な中学生。しかしその正体は、古代ムー大陸で高度な超古代文明を繁栄させた「三つ目族」の末裔で、額に貼られた絆創膏をはがすことにより、その下に封じられた第3の眼がもたらす三つ目族の驚異的な超能力と天才的頭脳を兼ね備えた、冷酷な「悪魔のプリンス」に変身するという秘密を持つ。
三つ目になった時の写楽は現代文明を滅ぼして「三つ目王国」を再興するという野望を持つが、そのたびに親友で想いを寄せる少女・和登さんこと和登千代子に阻止されていく。
そんな日々の中、学園生活や日常の中で様々な事件に巻き込まれた写楽と和登さんが、謎を解き明かし解決していく伝奇SF漫画である。
超古代文明など、1970年代のオカルトブームが反映されている。またストーリーの魅力として、古代遺跡に手塚独自の解釈があてられていることが挙げられ、例えば酒船石は古代人が奴隷を服従させるための秘薬の精製装置であるとしている(「酒船石奇談」)。
一話完結の短編のほか、複数話にまたがる「長編」があり、短編よりもさらにスケールの大きな冒険が展開される。
長編概要
- 三つ目族の謎編
- ある日突然、犬持邸に謎の黒い球が送りつけられる。それは写楽の叔父で、同じく三つ目族の末裔であるゴブリン伯爵から甥の写楽に贈られたもので、表面に琵琶湖の湖底に眠る三つ目族の遺産の隠し場所が示され、鉄球の中にはその案内役となる天人鳥が収められていた。写楽と和登さんは飛石連休を利用して琵琶湖へ調査に出かける。
- グリーブの秘密編
- 写楽の通う学校に特別講師として赴任して来た上底先生は、なぜか写楽一人に執拗な体罰を繰り返す。実は、彼女の真の目的は写楽にネイティブ・アメリカンの遺跡・グリーブについて調査させることだった。長編では唯一アニメ化されていない。
- 怪植物ボルボック編
- 写楽たちは三つ目族が開発した霊長植物・ボルボックを発見する。ボルボックは人間の命令に従い、地上の植物を思いのままに茂らせたり枯らしたりする能力を持っていた。写楽ははじめこれを手なずけようとするが、ボルボックが三つ目族を滅ぼした張本人であることが分かり、一転してボルボックの殲滅を目指す。
- イースター島航海編
- 写楽の前に現れた長耳族の末裔・パンドラは半人半猿の配下であるポキ族を差し向け犬持博士らの謀殺を図るが、写楽たちは辛くも逃れる。その後、写楽と雲名警部は幽霊船に乗せられ、パンドラ(アニメではミスターマネー)によってイースター島への航海に導かれる。
- 古代王子ゴダル編
- 自分が滅ぼしたウル王朝のシグアナ姫の復讐で4500年もの間「ホア・カバリ・キルマの壷」に封じられてきた三つ目族の王子・ゴダルは、和登さんの体を乗っ取ることで世に再びその姿を現す。ゴダルと写楽、二人の三つ目人は国際会議を控えた京都の街で騒動を巻き起こしていく。
- 地下の都編
- バンソウコを貼った写楽は縄文時代の遺跡を発見し、一人で掘り進めていく。その後、富士山の火山灰土に覆われた地下の都を発見し、そこで古代の巫女・アヌイと出会う。アニメでは11話〜13話に相当。
- 怪鳥モア編
- 写楽はトルテカ人の忘れ形見・モアの雛を親鳥から託される。舞台は変わってメキシコとなり、写楽はモアを狙うヒットマン・ケツアルからモアを守り抜こうと奮闘する。
サブタイトル一覧
サブタイトル | 掲載日 | 備考 |
---|---|---|
三つ目登場 | 1974年7月7日号 | |
赤い案内書 | 1974年8月11日号 | |
魔法産院 | 1974年9月15日号 | |
酒船石奇談 | 1974年10月13日号 | |
寿命院邸の地下牢 | 1974年11月10日号 | |
三角錐コネクション | 1974年12月8日号 | |
文福登場 | 1975年1月19+26日号 - 2月16日号 | 単行本未収録 |
三つ目族の謎編 | 1975年2月23日号 - 5月25日号 | 長編 |
グリーブの秘密編 | 1975年6月1日号 - 8月24日号 | 長編 |
めおと岩がくっついた | 1975年8月31日号 | |
キャンプに蛇がやってきた | 1975年9月7日号・9月14日号 | |
王者の剣 | 1975年9月28日号 | |
円盤騒ぎ | 1975年10月5日号 | |
オハグロ沼の怪物 | 1975年10月12日号 | |
怪植物ボルボック編 | 1975年10月19日号 - 1976年3月7日号 | 長編 |
貝塚の怪 | 1976年3月14日号 | |
文福脱走 | 1976年3月21日号 | |
墓あらし | 1976年3月28日号 | |
カンニング | 1976年4月4日号 | |
七蛇寺の七ふしぎ | 1976年4月11日号 | 単行本未収録 |
暗黒街 | 1976年4月18日号 | |
神々の食糧 | 1976年4月25日号 | |
ガイコツ・ショー | 1976年5月2日号 | |
タワーリング・ミラクル | 1976年5月9日号 | |
わんわん物語 | 1976年5月16日号 | |
カオスの壷 | 1976年5月23日号 | 単行本未収録 |
魔術師 | 1976年5月30日号・6月6日号 | |
給食 | 1976年6月13日号 | 単行本未収録 |
復活の谷 | 1976年6月20日号 | |
猪鹿中学 | 1976年6月27日号 | 単行本未収録 |
長耳族 | 1976年7月4日号 | 単行本未収録 |
イースター島航海編 | 1976年7月25日号 - 12月26日号 | 長編 |
舌を出すな! | 1977年1月2日号 | 単行本未収録 |
ナゾの浮遊物 | 1977年1月9日号 | |
ビバゴン現わる! | 1977年1月16+23日号 | |
古代王子ゴダル編 | 1977年1月30日号 - 4月24日号 | 長編 |
地下の都編 | 1977年5月1日号 - 1977年7月10日号 | 長編 |
親子車 | 1977年7月17日号 | |
怪鳥モア編 | 1977年8月7日号 - 1978年1月15日号 | 長編 |
石の玉 | 1978年1月29日号 | |
メダルの謎 | 1978年2月12日号 | 単行本未収録 |
スキャンダル | 1978年2月19日号 | 単行本未収録 |
浦島太郎の遺産 | 1978年2月26日号 | |
イカヅチ山が泣いている | 1978年3月12日号 | |
スマッシュでさよなら | 1978年3月19日号 |
登場人物
主要人物
- 写楽 保介(しゃらく ほうすけ)
- 声 - 藤田淑子(24時間テレビ版)、伊倉一恵(テレビ東京版)、田中真弓(まんがビデオ版)[3]、肝付兼太(海底超特急マリンエクスプレス(ムー帝国王子・シャラクとして))
- 本作の主人公で中学生。「第三の目」と呼ばれる独自の感覚器官を額に戴く三つ目族の最後の生き残りで自称「悪魔のプリンス」。「第三の目」にバンソウコを貼られている状態では幼稚園児並みの知能で性格も無邪気で人畜無害だが、ひとたび第三の目があらわになると、世人を凌駕する優れた頭脳と、強力なサイコキネシスを操れるようになり、性格も極悪非道で非常に攻撃的になる。現代社会を滅ぼし、古代ムー大陸に存在した三つ目族だけの三つ目王国を再興することを夢としている。いわゆるダークヒーロー的存在。三つ目になると学ランをマントのように羽織るのも特徴。テレビ東京版では三つ目になると普段の青色の学生服が黒く変色する。
- また、「アブトル・ダムラル・オムニス・ノムニス・ベル・エス・ホリマク われとともり来たり われとともに滅ぶべし[4]」と呪文を唱えると、メカを起動させたり、三つ目文明の遺産である槍のような武器・赤いコンドルを呼び寄せたりできる。アニメでは更にまだんきゅうという球状の乗り物も標準使用するようになる。他に、難解な古代文字を容易く解読したり、ゴミやガラクタから超科学的なメカを作り出す能力も持つ。なお、バンソウコが貼られている状態の写楽は三つ目になった時の記憶を持たないが(逆に三つ目人状態の写楽にはバンソウコが貼られている時の記憶も残っている)、バンソウコが剥がされるのを非常に嫌がることから、自分の本性の危険性を本能的に理解している節がある。
- 一方で、幼い頃死別した母親の愛情には飢えており、形見の服を大切にしている。母性を見出した和登にだけは心を許しており、和登が唯一にして最大の弱点。バンソウコを上手く剥がせるのも和登だけである。
- 前述の通り名前はシャーロック・ホームズにちなむものであり、東洲斎写楽とは基本的に関係がない[5]。キャラクター造形のモデルはルーニー・テューンズのエルマー・ファッド[6]。原作では途中で「猪鹿(いのしか)中学」に転校しているが、転校の際のエピソードは単行本から省かれているため有耶無耶になっている[7]。
- 和登 千代子(わと ちよこ)
- 声 - 高島雅羅(24時間テレビ版)、松井菜桜子(テレビ東京版)、横山智佐(まんがビデオ版)[3]
- 本作のヒロイン。写楽保介と同じ学校に通う同級生で、寺の一人娘であるショートカットの美少女。一人称は「ボク」。体育会系の生徒を十把一絡げになぎ倒したりと男勝りな性格で、正義感が強く面倒見がいい。三つ目になった写楽に魅力を感じ、バンソウコを貼った彼に何かと世話を焼く。冷静で洞察力があり、三つ目になった写楽の相棒兼ストッパーとして活躍。
- 作中で「和登(わと)さん」と呼ばれるように、名前の由来はシャーロック・ホームズの相棒ジョン・H・ワトスンから。原作では写楽に対してヒロインのような立ち位置で描かれることが多かったが、アニメでは写楽の保護者としての側面が強い。本人は認めていないが、バンソウコが貼られた写楽の方にも惹かれているらしい(テレビ東京版)。
- 犬持(けんもち)医師
- 声 - 岸野一彦(24時間テレビ版)、嶋俊介(テレビ東京版)
- 写楽の養父である医師。写楽の亡き母親から、赤子の写楽を預かり育ててきた。写楽が普通の男の子として成長することを願い、彼の「第三の目」があらわにならないよう常に気を配っている。
- 三つ目の写楽は犬持の物言いに反発するが、犬持を父親として認めているところもある。テレビ東京版では大学の考古学教授であり、古代文明の中でも特に三つ目族の研究を専門に行っている。
- 須武田(すぶた)博士
- 声 - 田中康郎
- 大学の考古学教授。犬持の親友で、古代文明の研究をしている。考古学に関しては利己的な所があり、犬持の反対を押し切って写楽のバンソウコを剥がし研究に協力させようとする。テレビ東京版には登場せず、犬持がその役割を果たしている[8]。
- 雲名(うんめい)警部
- 声 - 熊倉一雄(24時間テレビ版)、玄田哲章(テレビ東京版パイロットフィルム)、石塚運昇(テレビ東京版)
- ベートーベン似の刑事。なぜか写楽がらみの事件をよく担当する。イースター島航海編では写楽との航海に付き合わされる羽目になる。自称「捜査界の学聖」(楽聖のもじり)。ベートーヴェンよろしく「私は不幸だ!」が口癖。アニメ版ではヒゲオヤジとは犬猿の仲で、「へっぽこ警部」と呼ばれる。意外と腕は立ち、また推理も意外と正鵠を射ているところもある。ただし毎回のように不幸な目に遭わされる。
- ヒゲオヤジ
- 声 - 八奈見乗児(24時間テレビ版)、緒方賢一(テレビ東京版)
- 写楽が住み込みで働いている中華料理屋(もしくはラーメン屋)「来々軒(らいらいけん)」の店長。犬持同様写楽の言動に手を焼いている。江戸っ子風の熱血漢で自称「バカ田大学出」だが、意外に機転が利く一面を持つ。アニメでは犬持の旧友であり、犬持が研究出張時に写楽を預かるほどの仲である。
- 写楽のバンソウコウは彼特製の「ラーメン油」を使わないと剥がせない(無理やり剥がすのはかなりの無茶)。
その他のキャラクター
- 写楽の母
- 名も知れぬ三つ目族の女性。犬持に写楽を託して去った直後、雷に頭部を砕かれ凄惨な死をとげる。なお、彼女が死の間際に着ていた服は犬持が保管しており、写楽にとって母親との絆を感じさせる大事な宝物となっている。
- 鬼胴 三郎[9](きどう さぶろう)
- 声 - 塩沢兼人(24時間テレビ版)、速水奨(テレビ東京版)
- 写楽と同じ学校に通う不良グループのリーダー。美形で成績優秀な富豪の御曹司。和登が好きで邪魔な写楽に陰湿な虐めを繰り返し、三つ目になった写楽の作った機械で脳ミソをトコロテン(テレ東版アニメではラーメン)にされてしまった。テレビ東京版では機械が「試作品」だったため回復し、その後もたびたび登場しては写楽達に因縁をつけている。
- オサム
- 声 - 田野恵
- アニメオリジナルキャラクターで写楽のクラスメート。温和だが気弱な性格。顔つきは手塚治虫の自画像のそれである。
- タカシ
- 声 - 石田彰
- アニメオリジナルキャラクター。写楽のクラスメートで、オサムとコンビを組む。3話では未熟児のため入院していた妹のルミ子が騒ぎに巻き込まれる。
- バンカラ
- 声 - 桜井敏治
- アニメオリジナルキャラクター。本名は坂東唐三郎。柔道部の主将で、9話では人数合わせのために写楽たちを強制的に柔道部に入部させる。その後もたびたび登場し、13話では和登さんと共に写楽を窮地から救った。『ゴッドファーザーの息子』に登場の「明石」に酷似。
- 草井(くさい)
- 声 - 立木文彦
- ニューカーク大学教授を名乗るが、実際は遺跡泥棒。盗堀した出土品をコレクションしている。ボルボック事件にて、ボルボックに溶かされて死亡。『鉄腕アトム』などで悪党として名高い「スカンク草井」だが、『三つ目がとおる』ではテレビ東京版のみの登場である。
- 緒方(おがた)刑事
- 声 - 幹本雄之
- アニメオリジナルキャラクター。雲名警部の部下で、怪盗オズマとの戦いで初登場。ワインレッドのスーツを着たダンディーな刑事。口数は少ないが、たびたび姿を見せており、スーパーボルボックとの戦いの際も避難勧告で現場に立っている。最終回のエンディングでも雲名に振り回されているような一面が見られた。
- 原作のイースター島航海編序盤にてモデルと思わしき雲名の部下が登場しているが、こちらは名前も呼ばれずポキ族の襲撃で殺害された。
- 名前は雲名が呼び掛けるのみで、EDのクレジットでは「刑事」と記されている。
- 文福 福太郎(ぶんぶく ふくたろう)
- 声 - 屋良有作
- 写楽につきまとう謎の男。悪のりした写楽と結託することもある。ボサボサ髪が特徴。スカートめくりのクセのあるカラスのクロや、タヌキのような猫のニコポン(原作のみ)を連れて手先に使っている。なお、彼の原作における初登場回「文福登場」は通常の単行本には収録されていない。アニメでは悪の組織デビルコンツェルンの一員。反旗を翻したモエギとスーパーボルボックにより組織は壊滅するが生死は不明。
- ゴブリン伯爵(ゴブリンはくしゃく)
- 声 - 青野武
- 写楽のおじで、写楽の母親と面識があった。前頭部の大きなコブと、第三の目の痕跡も隠す特殊な形のサングラスが特徴。三つ目族の出身であるが、額の目は機能しておらず、その痕跡を残すのみである。そのためか、写楽のような超人的な能力がなく、代わりに写楽を利用して三つ目族の遺産を掘り出そうと企む。アニメ版では琵琶湖での戦いで消息を絶つ。
- マクベス
- 声 - 大友龍三郎
- ゴブリンの執事兼運転手を務める大男。力が強い反面ドジなところもある。アニメ版ではゴブリン同様に消息を絶つ。
- 公卿(くぎょう)
- 声 - 佐々木望
- 琵琶湖湖底の墓所を守る墓守一族の末裔。アニメではゴブリンとの戦いで超能力を使い、写楽を救うも力尽きて亡くなる。和登に恋心を抱いており、死の間際、写楽から「和登さんは君のことが好き」と告げられ、笑いながら「嘘吐き」と返した。
- ガロン
- 声 - 石塚運昇
- アニメオリジナルで、元は『魔神ガロン』などに登場する巨人。土木工事のために三つ目族が作ったが、その凶悪さゆえに解体され封印されていた。犬持教授らの復元作業により再びその姿を現し、街を破壊しはじめる。
- 吾平 / モエギ
- 声 - 天野由梨(モエギ)
- ボルボックの手掛かりを知る人物。強烈な体臭や奇行ゆえに村人から相手にされず、兄の青玉にかくまわれている。アニメでは「モエギ」という少女に描き換えられており、最終回にも登場する。
- パンドラ / ミスターマネー
- 声 - 横沢啓子(パンドラ)、井上和彦(ミスターマネー)
- 「さまよえるオランダ人」を名乗る男装の麗人。写楽をイースター島への航海に誘う。絶滅しかかっていたポキ族を発見し、調教して手先とした。長耳族の子孫を自称し、宿敵である三つ目族の子孫であるとして日本人を憎む。『悪魔島のプリンス』ではヒトラーの孫にしてネオナチのリーダーであり、テレ東のアニメではミスターマネーという男性に描き換えられている。
- ポゴ
- 声 - 深雪さなえ
- ポキ族の長であるメスで、簡単な人語を解する。写楽を慕っており、写楽の手助けをする。ポキ族とは猿人と人類の中間に位置する種族(ミッシングリンク)。パンドラ(アニメではミスターマネー)が彼らを調教し、手先に使う。
- ゴダル王子
- 声 - 伊倉一恵
- 古代レムリア王国の三つ目族の王子で、その姿は写楽に瓜二つ。超能力や呪術に長け、しかも残虐非道な性格。シグアナ姫に心底惚れており、三つ目族最大の超能力のひとつで命の危険を伴う「ホア・カバリ・キルマ」の術を見せるようシグアナ姫に言いくるめられ、魂が体から離れた隙にシグアナ姫によって体を溶かされてしまう。以来4千5百年の間「ホア・カバリ・キルマの壷」の中に魂を封じられてしまうが、壷に近付いた和登さんに乗り移って再び体を得る。しかし二つ目の体では最大限の力が発揮できないため、三つ目族の体を求め、表向きは写楽に協力しつつ写楽の体に乗り移る機会をさぐる。
- シグアナ姫
- 声 - 松井菜桜子
- 和登と瓜二つの古代人。ゴダル王子に滅ぼされたウル王国の王女。王国を滅ぼして自分を無理やり奴隷にしたゴダル王子への恨みから、ついにはゴダル王子の魂を「ホア・カバリ・キルマの壷」の中に封じてしまう。
- マヌイ
- 声 - 鷹森淑乃
- 地下の都で写楽が出会った縄文時代の巫女。古代に噴火した富士山を鎮めようと人柱になったが、写楽にはその姿を感じとることができた。
- エビラ
- 声 - 片岡富枝
- マヌイに仕える従者で弓の使い手。土偶のような体形をしている。
- モア
- 声 - 大谷育江、安達忍
- 史実ではニュージーランドに生息した飛べない巨鳥だが(モアを参照)、本作では尻からガスを噴射し、ロケットのように飛ぶことが出来る。危機を悟った親鳥(声:滝沢ロコ)から写楽が卵を託され、孵化させる。アニメでは中盤に登場し、マスコットとして長く活躍した。
- ガンケット、アロンゾ、ブッチャー
- 声 - 金尾哲夫(ガンケット)、森利也(アロンゾ)、安西正弘・桜井敏治(ブッチャー)
- アニメオリジナルキャラクターで、ブラッドリーの手下のトリオ。悪の組織デビルコンツェルンのボス・ブラッドリーの命令で、復活させたモアを追って日本にやってくる。ガンケットはマシンガンが武器で、アロンゾは吹き矢で毒針を飛ばし、巨漢のブッチャーはブーメランや縄を投げ飛ばすのが得意。ガンケットは『ブラック・ジャック』の「ドクター・キリコ」から、アロンゾは手塚作品によく登場する「ハム・エッグ」からそれぞれ容姿を流用している。
- ケツアル
- 声 - 谷口節
- メキシコ人の殺し屋。モアの始末を請け負う。名は「ケツァルコアトル」にちなむ。
- ペペ
- 声 - 辻村真人
- メキシコ人。酒に溺れている。写楽とモアをケツアルに売り飛ばそうとするが、写楽の純真さにふれて考えを改める。
- セリーナ
- 声 - 松井菜桜子
- ペペの娘で和登と瓜二つの容姿をもつ。原作では彼女の正体は写楽と同じ三つ目族であったことが明かされるが、アニメ版では三つ目族との関係はない。
- ヘパトーム / ブラッドリー
- 声 - 島香裕(ブラッドリー)
- ケツアルの依頼人。第二次大戦時にSSに所属しており、トルテカ人の財宝を利用してナチスの復活を目論んでいる。アニメでは容姿はそのままにブラッドリーという人物に置き換えられており、悪の組織デビルコンツェルンのボスとされている。
作品の改編等について
他の手塚作品にも見られるように、本作も単行本化に際して加筆・改編が行われている。特に連載前半における修正が多く、掲載時には切れ目のない一連のストーリーとして描かれていたものが、単行本では1冊ないし2冊に収まるようにまとめられた。そのために、雑誌連載版で描かれながらも省かれたエピソードも存在する。グリーブ編の改編は特に顕著であり、雑誌連載版からの改編だけでなく、講談社コミック(KC)版と講談社コミックスペシャル(KCSP)版以降の単行本でもそれぞれ結末が異なっている。また当初は、単行本に収められなかった短編も複数あった。
『手塚治虫漫画全集』の刊行に当たっては、当時6巻まで発売されていた講談社コミックス(KC)版を打ち切り[10]にし、その続きから優先して全集に収録されることになった。このため全集への収録順序は連載時の順序と大きく異なるものとなるが、「講談社コミックスペシャル(KCSP)」 以降の版では本来の順に戻されている。
単行本未収録話については、ファンからの要望を受け、2003年に講談社プラチナコミック版(コンビニコミック)に収録、2008年1月には講談社漫画文庫より「三つ目がとおる秘蔵短編集」として単行本未収録話を全て収録し発売している。
- 講談社コミックス(KC) 全6巻
- 講談社コミックスペシャル(KCSP) 全8巻
- 手塚治虫漫画全集 全13巻
- 講談社漫画文庫 全8巻
- 講談社コミックスグランドコレクション 全8巻
- 講談社プラチナコミック 全14巻
- 手塚治虫文庫全集 全7巻
2007年4月からスタートした「手塚治虫オンデマンドマガジン」サービスでは、単行本未収録話を含む全エピソードの中から自分で選んで単行本化することができるようになった。
アニメ
24時間テレビ版
『悪魔島のプリンス 三つ目がとおる』と題された本作は、1985年8月に日本テレビの『24時間テレビ』内で放送された。手塚治虫のシノプシスに基づいて東映動画(現:東映アニメーション)が製作した。ストーリーは原作のイースター島航海編をベースにしているが、ネオナチが登場するなどオリジナル色も強い。
長らくソフト化の機会に恵まれなかったが、アニメ映画『手塚治虫のブッダ』の公開を記念し、2011年5月21日にDVDが発売された。ただし諸般の事情により、本編を一部編集[11]したバージョンとなる。
スタッフ
- 原作・構成 - 手塚治虫
- 製作 - 今田智憲(東映動画)
- 企画 - 都築忠彦(日本テレビ)、松谷孝征(手塚プロダクション)
- 脚本 - 山崎晴哉
- キャラクター設計・作画監督 - 清山滋崇
- 美術設定 - 池田祐二
- 撮影 - 森田俊昭(トランス・アーツ)
- 音楽 - 大谷和夫
- 監督 - 芹川有吾
- プロデューサー - 武井英彦(日本テレビ)、田宮武(東映動画)
- 企画協力 - 手塚プロダクション
- 制作 - 日本テレビ、東映動画
テレビ東京版
テレビ東京系列で1990年10月18日から1991年9月26日まで放送、原作をベースとした手塚プロダクション制作の連続アニメーションシリーズ。全48話。手塚の没後、初めて製作された手塚アニメである。原作にあった残酷な描写やエロティックなサービスカットは極力控えられ、より低年齢向けになっている。ラストは原作とは異なり、ボルボックがパワーアップした怪植物・スーパーボルボックと写楽たちとの対決で終わる。また湾岸戦争時に他局が報道特番を行う中、同局のみ通常番組として同作品を放送し、結果19.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)[12]という高視聴率を得た。
なお、福岡県ではTXN九州開局後分のみ放送され、1991年3月以前の分は既存4局でも放送されていない。他のアニメについても、同様の措置がほとんどとられている。
スタッフ
- 原作 - 手塚治虫
- 企画 - 後藤田進(日本経済社)、古岡秀樹(学習研究社)、松谷孝征(手塚プロダクション)
- シリーズ構成 - 関島眞頼
- 総作画監督・キャラクターデザイン - 宇田川一彦
- メカニックデザイン - 山根公利
- 色彩設定 - 佐久間クミ子
- 美術監督 - 岡田和夫
- 撮影監督 - 白井久男
- 音響監督 - 加藤敏(東北新社)
- 音楽 - 渡辺俊幸(選曲 - 合田豊)
- 監督 - うえだひでひと
- プロデューサー - 小長光信(テレビ東京)、荒井俊茂(日本経済社)、大西邦明(学習研究社)
- 製作 - テレビ東京、日本経済社、学習研究社、手塚プロダクション
主題歌
- エンディングテーマ
上記各曲を収録したCDは、いずれも日本コロムビアより発売された。
各話リスト
話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | コンテ | 演出 | 原作話タイトル |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1990年 10月18日 |
三つ目登場 ボクが写楽だ | 山下久仁明 関島眞頼 |
うえだひでひと | 広嶋秀樹 | 赤い案内書 |
2 | 10月25日 | ラーメン戦争!怒りの一撃 | 山下久仁明 | 芦沢剛史 | 三つ目登場 | |
3 | 11月1日 | かわいい赤ちゃんは侵略者 | 中弘子 | 吉田健次郎 | 魔法産院 | |
4 | 11月8日 | 迷子のUFOをさがせ | 荒川稔久 | 望月敬一郎 | 円盤騒ぎ | |
5 | 11月15日 | ハイテク暴走車を追え | 早川正 | 横山広行 | 松見真一 | 親子車 |
6 | 11月22日 | 美少女はヘビの使い? | 岸間信明 | うえだひでひと | 広嶋秀樹 | キャンプに蛇がやってきた |
7 | 11月29日 | のっとられた写楽 | 影山由美 | 芦沢剛史 | メダルの謎 | |
8 | 12月6日 | 三つ目イヌ誕生 | 中弘子 | 五月女有作 | わんわん物語 | |
9 | 12月13日 | 三つ岩山の秘密 | 山下久仁明 | しのだよしの | 望月敬一郎 | (オリジナル) |
10 | 12月20日 | うそ!?写楽が悪魔 | 岸間信明 | 生頼昭憲 | 暗黒街 | |
11 | 12月27日 | 守れ!ボクの宝物 | 山下久仁明 | 松見真一 | 地下の都編 | |
12 | 1991年 1月10日 |
守れ!地下の都 | 早川正 | 芦沢剛史 | ||
13 | 1月17日 | 守れ!第三の目 | 関島眞頼 | うえだひでひと | 広嶋秀樹 | |
14 | 1月24日 | 爆発!宇宙パワー | 中弘子 | 横山広行 | 吉村文宏 | 三角錐コネクション |
15 | 1月31日 | 超能力VS超魔術 | 荒川稔久 | 望月敬一郎 | 魔術師 | |
16 | 2月7日 | 発見!伝説の怪物 | 影山由美 | 生頼昭憲 | オハグロ沼の怪物 | |
17 | 2月14日 | 受験戦争と平和!? | 山下久仁明 | 横山広行 | 松見真一 | カンニング |
18 | 2月21日 | 不思議鳥モア!! | 岸間信明 | 石山タカ明 | 芹沢剛史 | 怪鳥モア編 |
19 | 2月28日 | 古代魔神めざめる | 早川正 | うえだひでひと | 広嶋秀樹 | (オリジナル) |
20 | 3月7日 | 心を開け古代魔神 | 中弘子 | 望月敬一郎 | ||
21 | 3月14日 | 321 ドカーン | 岸間信明 | 松見真一 | 貝塚の怪 | |
22 | 3月21日 | 怪盗オズマの挑戦 | 早川正 | 藤みねお | 芦沢剛史 | (オリジナル) |
23 | 3月28日 | 三つ目族の謎 古代からの使者 | 中弘子 | 石山タカ明 | 広嶋秀樹 | 三つ目族の謎編 |
24 | 4月4日 | 三つ目族の謎 湖底に眠るひみつ | 荒川稔久 | 望月敬一郎 | ||
25 | 4月11日 | 三つ目族の謎 財宝をさがし出せ | 岸間信明 | 五月女有作 | 吉村文宏 | |
26 | 4月18日 | 三つ目族の謎 秘められた使命 | 影山由美 | しのだよしの | 芦沢剛史 | |
27 | 4月25日 | 不思議の国の写楽 | 岸間信明 | 石山タカ明 | 松見真一 | カオスの壷 |
28 | 5月2日 | 悪党文福あらわる | 早川正 | 望月敬一郎 | 文福登場 | |
29 | 5月16日 | 古代王子ゴダル もう一人の写楽 | 山下久仁明 | うえだひでひと | 広嶋秀樹 | 古代王子ゴダル編 |
30 | 古代王子ゴダル 最終兵器を探せ! | 中弘子 | しのだよしの | 芦沢剛史 | ||
31 | 5月23日 | 古代王子ゴダル 始動せよ!ゴモラ | 影山由美 | 松見真一 | ||
32 | 5月30日 | 古代王子ゴダル 地球乗っ取り計画 | 岸間信明 | 望月敬一郎 | ||
33 | 6月6日 | 古代王子ゴダル 魂を取り戻せ! | 山下久仁明 | 石山タカ明 | 広嶋秀樹 | |
34 | 6月13日 | 文福再びあらわる | 早川正 | 横山広行 | 松見真一 | 文福脱走 |
35 | 6月20日 | 怪植物ボルボック 出現!七本の柱 | 中弘子 | うえだひでひと | 高田淳 | 怪植物ボルボック編 |
36 | 7月4日 | 怪植物ボルボック 不思議少女モエギ | 影山由美 | しのだよしの | 芦沢剛史 | |
37 | 7月11日 | 怪植物ボルボック 地底にひそむ影 | 岸間信明 | 五月女有作 | 松見真一 | |
38 | 7月18日 | 怪植物ボルボック 動き出した大地 | 荒川稔久 | 望月敬一郎 | ||
39 | 7月25日 | 怪植物ボルボック 決戦!写楽VSボルボック | 中弘子 | 横山広行 | 広嶋秀樹 | |
40 | 8月1日 | イースター島航海 サルが喋った! | 山下久仁明 | 望月敬一郎 | 芦沢剛史 | イースター島航海編 |
41 | 8月8日 | イースター島航海 上陸!悪魔の住む島 | 松見真一 | |||
42 | 8月15日 | イースター島航海 結婚?ポゴと写楽 | 石山タカ明 | 望月敬一郎 | ||
43 | 8月22日 | イースター島航海 さようなら、ポゴ | うえだひでひと | 広嶋秀樹 | ||
44 | 8月29日 | 狙われたモア! | 荒川稔久 | しのだよしの | 芹沢剛史 | 怪鳥モア編 |
45 | 9月5日 | メキシコ上空大バトル | 中弘子 | 横山広行 | 松見真一 | |
46 | 9月12日 | モア暗殺計画 | 岸間信明 | 石山タカ明 | 望月敬一郎 | |
47 | 9月19日 | 復活!スーパーボルボック | 早川正 | 五月女有作 | (オリジナル) | |
48 | 9月26日 | 明日への誓い | 関島眞頼 | うえだひでひと | 高田淳 |
ネット局
- 同時ネット局:テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TXN九州(現・TVQ九州放送)(開局した1991年4月から)
- 時差ネット局:テレビ岩手、東北放送、山形放送、新潟総合テレビ、テレビ信州、静岡第一テレビ、奈良テレビ、テレビ和歌山、中国放送、長崎放送、TOKYO MX.テレビ(現・TOKYO MX)
まんがビデオ
1991年11月に日立マクセル、アートポートから『まんがビデオ 三つ目がとおる』というVHSのビデオソフトが8800円で発売。三つ目族の謎編の漫画原稿を撮影した映像に声と効果音をつけたもの。声の出演は、田中真弓、横山智佐、北村弘一、有本欽隆、緒方賢一、立木文彦。監督は香川真吾。87分[3]。
小説
- 田中啓文「三つ目がとおる 天狗山の秘密」『SF Japan』Vol.03 手塚治虫スペシャル、徳間書店、2002年。 - オリジナル短編小説。現在は徳間デュアル文庫の『手塚治虫COVER タナトス篇』に収録。
- デュアル文庫編集部編 編『手塚治虫cover タナトス篇』徳間書店〈徳間デュアル文庫〉、2003年5月。ISBN 4-19-905140-6。
- 山崎晴哉『三つ目がとおる 悪魔島のプリンス』角川書店〈角川文庫〉、1985年8月。ISBN 4-04-164101-2。 - 24時間テレビで放映されたスペシャルアニメのノベライズ。
ゲーム
- 『三つ目がとおる』 - MSX、ナツメ(1989年)
- 『三つ目がとおる』 - ファミリーコンピュータ、トミー(1992年)
- 『ASTRO BOY・鉄腕アトム -アトムハートの秘密-』 - GBA、セガ(2003年)アトムの宿敵として登場。
コラボ作品
- 『Peeping Life -手塚プロ・タツノコプロワンダーランド- 』
- 2013年に『Peeping Life』と手塚プロ&タツノコプロとのコラボレーションアニメを放送。
リメイク漫画
脚注
- ^ a b 二階堂黎人『僕らが愛した手塚治虫』《激動編》、原書房、2012年、266頁。ISBN 9784562047550
- ^ a b 池田啓晶『手塚治虫キャラクター図鑑 第5巻』 朝日新聞社、1998年、10頁。ISBN 9784023302242
- ^ a b c 『アニメソフト総合カタログ2001』日之出出版、2001年、p.367
- ^ アニメでは「〜ホリマク」のあとに「来たれ、赤いコンドルよ」と続く。
- ^ アニメではアイキャッチに東洲斎写楽の大首絵などがモチーフとして使われ、「わんわん物語」(アニメ第8話「三つ目イヌ誕生」)では額にバンソウコが貼られており写楽の手で三つ目に改造された子犬・ホクサイ(声:大谷育江)が登場する。
- ^ 全集の後書きで手塚本人が書いている。
- ^ 転校のエピソードはのちに『三つ目がとおる 秘蔵短編集』(講談社漫画文庫)ISBN 4063705218 に収録されている。
- ^ パイロットフィルム紹介では一度だけ姿を現している。
- ^ アニメでは単に「鬼胴」。
- ^ 厳密には続刊停止の扱いで、講談社コミックス版の既刊は少なくとも1982年頃までは再版は続いている。
- ^ 犬持医院 に人面鳥が襲撃に来るシーンで、写楽が見ていたTVに映るキン肉マンの映像。
- ^ [視聴率の現場]湾岸戦争でTV特番戦争 NHKは強かった、『読売新聞』1991年1月23日付東京夕刊。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
関連項目
- ブラック・ジャック
- おけさのひょう六
- 海底超特急マリンエクスプレス
- 遊☆戯☆王(高橋和希による漫画。主人公・武藤遊戯とヒロイン・真崎杏子のキャラクターや、作品初期のコンセプトは当作品に影響を受けているとされる)
外部リンク
- 手塚治虫公式サイト内作品ページ(マンガ)
- 手塚治虫公式サイト内作品ページ(アニメ)
- 手塚治虫公式サイト内作品ページ(アニメ『悪魔島のプリンス 三つ目がとおる』)
- 手塚治虫マガジン倶楽部 - 三つ目がとおる
- 手塚マンガ あの日あの時 第12回:『三つ目がとおる』誕生(虫ん坊 2010年9月号)
- 手塚治虫オンデマンドマガジン
テレビ東京系 木曜19:30枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ジャングル大帝(第3作)
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三つ目がとおる
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TOKYO MX.テレビ 月-金曜8:30帯枠 | ||
ふしぎなメルモ(リニューアル版)
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三つ目がとおる
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