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「ニュー・ウェイヴ (音楽)」の版間の差分

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*[http://techno.org/electronic-music-guide/ Ishkur's Guide to Electronic Music]
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* [http://web.archive.org/web/20070825031150/http://www.ongen.net/international/serial/tigerhole/new_wave/index.php ニュー・ウェイヴ特集:ジャンル虎の穴] - OnGen(2007年8月25日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])
* [http://web.archive.org/web/20070825031150/http://www.ongen.net/international/serial/tigerhole/new_wave/index.php ニュー・ウェイヴ特集:ジャンル虎の穴] - OnGen(2007年8月25日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])
*[http://listen.jp/store/genre_154.htm ListenJapan]
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2017年9月4日 (月) 14:22時点における版

ニュー・ウェーヴ
様式的起源 パンク・ロックアート・ロックガレージロック実験音楽グラムロックパブロックスカレゲエファンク電子音楽ポップ・ミュージック[1] ディスコ[2]
文化的起源 1970年代後半
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イギリスの旗 イギリス
使用楽器 エレクトリック・ギターエレクトリックベースドラムスシンセサイザーボーカル
派生ジャンル ニューロマンティックシンセポップ - Neue Deutsche Welle
融合ジャンル
Synthpunk2トーンエレクトロクラッシュニューレイヴ
地域的なスタイル
イギリス - アメリカ - ドイツ - フランス - イタリア - スペイン - ユーゴスラビア - 日本
関連項目
ポストパンクオルタナティヴ・ロック
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ニュー・ウェーヴ(New Wave) とは、パンク・ムーブメントによって音楽環境が一変したイギリスで、ポストパンク現代音楽クラフトワークなどの電子音楽といったさまざまなジャンルの影響によって成立したロックの一ジャンル[3]。元々はパンク・ロックのことを指す言葉。1970年代後半から1980年代初頭にかけて世界的に流行した。

1983年頃には商業化が進行し、ニュー・ロマンティックスとして売り出されたイギリスのバンドが多数アメリカ進出を果たし、第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンと呼ばれた。

概要

New Waveという言葉は、1977年8月ごろに英『Melody Maker』紙が、XTCスクィーズなどを紹介する記事の中ではじめて使ったという[要出典]

70年代後半には、英国出身でカントリー・ギターの影響が強かったダイアー・ストレイツも、ニュー・ウェイヴのカテゴリーに含まれた。また日本では、アンダーグラウンドのパンクバンドたち(東京ロッカーズなど)がニュー・ウェイヴとして紹介されたこともある。当時の日本におけるニューウェイブの定義は、英国のパンク・ムーブメントの後に登場した、新しいスタイルのロック・ミュージックというもので、その定義は曖昧だった。

1981年にニュー・ロマンティクスが台頭してからは、ニュー・ウェイヴという言葉は比較的使われなくなった。当時、人気のあったアダム・アンド・ジ・アンツデュラン・デュランなどは、ニュー・ロマンティクス、フューチャリストと呼ばれた。

また2004年頃から、英国を中心にポスト・パンク/ニュー・ウェイヴ的な音楽を演奏するバンドが多数現れ、ポスト・パンク/ニュー・ウェイヴ・リバイバルと呼ばれた。テクノ系は、特にエレクトロクラッシュと呼ばれた。

パンクやニュー・ウェーヴの流れは既存の音楽産業に取り込まれることを拒むという要素もあったため、のちのインディーズと呼ばれる自主制作やマイナー・レーベルの活性化を促した[4]

ニュー・ウェーヴの主なアーティスト

ニュー・ウェーヴの代表的なバンド及びミュージシャンは以下の通り。

ポストパンク/サイケデリック・ロック|ネオ・サイケ/オルタナティヴ・ロック系

エコー&ザ・バニーメンザ・フォールギャング・オブ・フォーワイヤーオー・ペアーズマガジンメコンズザ・サイケデリック・ファーズパブリック・イメージ・リミテッドザ・レインコーツストラングラーズスリッツスウェル・マップスU2ビリー・アイドルアイシクル・ワークスオルタード・イメージキッチンズ・オブ・ディスティンクションシンプル・マインズオルタナティヴTVコムサット・エンジェルズザ・ドゥルッティ・コラムジーザス&メリーチェインザ・ザアソシエイツブームタウン・ラッツフライング・リザーズモダン・イングリッシュポジティヴ・ノイズハウス・オブ・ラヴザ・サウンドチャーチオポジションヤング・マーブル・ジャイアンツなど

ゴシック・ロック/ポジティヴ・パンク/ダーク・ウェーヴ系

ザ・キュアースージー・アンド・ザ・バンシーズジョイ・ディヴィジョンバウハウスカメレオンズコクトー・ツインズキリング・ジョークニュー・モデル・アーミートーンズ・オン・テイルラヴ・アンド・ロケッツエイリアン・セックス・フィエンドダンス・ソサエティセックス・ギャング・チルドレンサザン・デス・カルト(後のカルト)、シスターズ・オブ・マーシーミッションヴァージン・プルーンズレッド・ローリー・イエロー・ローリーフレッシュ・フォー・ルルプレイ・デッドクリスチャン・デスなど

パブロック系

エルヴィス・コステロニック・ロウブリンズレー・シュウォーツドクター・フィールグッドパイレーツグラハム・パーカーなど

モッズ/ネオモッズ系

ザ・ジャムなど

パワー・ポップ系

プリテンダーズスクィーズマーシャル・クレンショウジョー・ジャクソンアウトフィールドオンリー・ワンズビッグ・カントリーなど

ネオアコ/ギターポップ系

アズテック・カメラオレンジ・ジュースフェルトワイルド・スワンズザ・ソフト・ボーイズティアドロップ・エクスプローズモノクローム・セットヘアカット100ザ・スミスロータス・イーターズチャイナ・クライシスエヴリシング・バット・ザ・ガールアイレス・イン・ギャザモーマスペイル・ファウンテンズザ・パステルズストロベリー・スウィッチブレイドドリーム・アカデミーライトニング・シーズジョーボクサーズフェアーグラウンド・アトラクションなど

エレクトロ・ポップ/シンセポップ/ダンス系

ガゼボA-haユーリズミックスヒューマン・リーグティアーズ・フォー・フィアーズバナナラマXTCバリー・アンドリューズ在籍時)、デッド・オア・アライヴキム・ワイルドハワード・ジョーンズトーマス・ドルビーバルティモラフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドゲイリー・ニューマンチューブウェイ・アーミー)、オーケストラル・マヌヴァーズ・イン・ザ・ダーク(OMD)、トンプソン・ツインズデペッシュ・モード808ステイトZTT在籍時)、アート・オブ・ノイズウェン・イン・ローマバグルスヘヴン17(別プロジェクトとしてB.E.Fとしても活動)、カジャグーグーウルトラヴォックスミッジ・ユーロヤズーテレックストランス-Xイレイジャーニック・カーショウアーケイディアネイキッド・アイズビラヴドビル・ネルソンフィクション・ファクトリーブレックファスト・クラブブロンスキ・ビートペット・ショップ・ボーイズミート・ビート・マニフェストメン・ウィズアウト・ハッツシェイメンワン・チャンアニモーションインフォメーション・ソサイエティコーギズエイス・ワンダーブラックなど

ニューロマンティック系

ジャパンデュラン・デュランフロック・オブ・シーガルズヴィサージABCトーク・トークソフト・セルクラシックス・ヌヴォースパンダー・バレエなど

ノイズ/インダストリアル/アバンギャルド系

スロッビング・グリッスルスワンズスキニー・パピーナイン・インチ・ネイルズミニストリーサイキックTVコイルキャバレー・ヴォルテールディス・ヒートホワイトハウステスト・デパートメントソビエト:フランスなど

ブルー・アイド・ソウル/ファンク/アダルト・コンテンポラリー系

イアン・デューリーデキシーズ・ミッドナイト・ランナーズカルチャー・クラブWham!ポール・ヤングシンプリー・レッドスタイル・カウンシルシャーデーパワー・ステーションスウィング・アウト・シスターブルー・ナイルブロウ・モンキーズアリソン・モイエファイン・ヤング・カニバルズスクリッティ・ポリッティジェームス・チャンスリビング・イン・ア・ボックスキュリオシティー・キルド・ザ・キャットなど

レゲエ/スカ/ダブ系

ポリススペシャルズザ・ビートマッドネス、セレクター、UB40バッド・マナーズベル・スターズマーク・スチュワートトロージャンズ、など

エスニック/ファンカラティーナ系

アダム&ジ・アンツブルー・ロンド・アラ・タークバウ・ワウ・ワウア・サーテン・レイシオピッグ・バッグポップ・グループモダン・ロマンス、など

アメリカ合衆国のバンド

The B-52'sブロンディカーズトーキング・ヘッズディーヴォテレヴィジョンペル・ウブベルリンスーサイドバングルスゴーゴーズザ・ナックシンディ・ローパーザ・フーターズプリムソウルズオインゴ・ボインゴレッド・クレイオラザ・クランプスマイケル・ペンミッション・オブ・バーマヴァイオレント・ファムズヴェイパーズクック・ロビンエニイ・トラブルR.E.M.トム・トム・クラブリプレイスメンツクロームカトリーナ&ジ・ウェイヴスキッド・クレオール&ザ・ココナッツザ・フィックスザ・ロマンティックスルビナーズリフレックスウォール・オブ・ブードゥースタージェッツミッシング・パーソンズモーテルズチューブスなど

カナダのバンド

ブライアン・アダムスコリー・ハートなど

ジャーマン・ニューウェイヴ(ノイエ・ドイッチェ・ヴェレ)/ドイツ出身のバンド

プロパガンダDAFニナ・ハーゲンアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンアルファヴィルクラウス・ノミデアプランピロレイターパレ・シャンブルグピーター・シリングホルガー・ヒラーアンドレアス・ドラウディー・クルップストミー・シュタンプメビウス・プランク・ノイメイヤーリエゾン・ダンジュルーズネーナなど

オーストラリア、ニュージーランド出身のバンド

ザ・セインツINXSメン・アット・ワークレイディオ・バードマンスプリット・エンズリアル・ライフバースデイ・パーティクラウデッド・ハウスアイスハウスミッドナイト・オイルなど

日本のバンド

イエロー・マジック・オーケストラシーナ&ザ・ロケッツヒカシューP-MODELムーンライダーズフリクションオート・モッド有頂天ヴァージンVSLIZARDPhewビートニクスプラスチックス四人囃子(「NEO-N」や再結成後の「DANCE」)、立花ハジメ佐久間正英チャクラパール兄弟MELONサンディー&ザ・サンセッツ、一風堂ジュランSHI-SHONENDER ZIBET人生(ZIN-SAY!)など

後継者

など

日本のバンド

など

脚注

  1. ^ Cooper,Kim, Smay, David, Bubblegum Music is the Naked Truth (2001), page 248 "Nobody took the bubblegum ethos to heart like the new wave bands"/
  2. ^ Bernard Edwards, 43, Musician In Disco Band and Pop Producer The New York Times 22 April 1996 "As disco waned in the late 70s, so did Chic's album sales. But its influence lingered on as new wave, rap and dance-pop bands found inspiration in Chic's club anthems"
  3. ^ 直訳は「新しい波」という意味であるが、一般的な意味ではなく特定の時期のことを示す
  4. ^ 宮入恭平、佐藤生実『ライブシーンよ、どこへいく』青弓社、2011年
  5. ^ 戸川純

参考文献

外部リンク