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1994年から1997年には[[SEパルメイラス]]の下部組織<ref>{{cite web |url=http://www.cacau.de/v2/cms/website.php?id=/de/index/cacau/geschichte_wie-alles-begann.htm |title=Geschichte – Wie alles begann |work=Cacau's official website |language=German |accessdate=2011-03-30}}</ref> に、その後は[[モギ・ダス・クルーゼス]]の下部組織<ref>{{cite web |url=http://www.cacau.de/v2/cms/website.php?id=/de/index/cacau/geschichte_schwierige-phase.htm |title=Geschichte – Schwierige Phase |work=Cacau's official website |language=German |accessdate=2011-03-30}}</ref> に在籍した。
1994年から1997年には[[SEパルメイラス]]の下部組織<ref>{{cite web |url=http://www.cacau.de/v2/cms/website.php?id=/de/index/cacau/geschichte_wie-alles-begann.htm |title=Geschichte – Wie alles begann |work=Cacau's official website |language=German |accessdate=2011-03-30}}</ref> に、その後は[[モギ・ダス・クルーゼス]]の下部組織<ref>{{cite web |url=http://www.cacau.de/v2/cms/website.php?id=/de/index/cacau/geschichte_schwierige-phase.htm |title=Geschichte – Schwierige Phase |work=Cacau's official website |language=German |accessdate=2011-03-30}}</ref> に在籍した。


ドイツで所属した最初のクラブは9部相当のリーグに所属する<ref>[http://news.biglobe.ne.jp/sports/879/ism_100515_8790843111.html 絶好調カカウ、9部リーグから独代表のスタメン定着へ] BIGLOBEニュース、2010年5月15日</ref>[[SVテュルク・ギュジュ・ミュンヘン]]で、その後[[1.FCニュルンベルク]]のリザーブチームに移った。リザーブチームでの活躍が認められ、2001年11月18日の[[ハンザ・ロストック]]戦でトップチームデビューすると、12月8日の[[バイヤー・レバークーゼン]]戦で初得点した。2001-02シーズンは17試合出場6得点で終えたが、2002-03シーズンは27試合に出場して2得点にとどまり、クラブは[[2. ブンデスリーガ (ドイツサッカー)|ツヴァイテリーガ]](2部)降格となった。2003年1月に[[VfBシュトゥットガルト]]への移籍が内定し、同年夏に移籍した。2003-04シーズンは[[UEFAチャンピオンズリーグ]]4試合に出場した。2004-05シーズンはリーグ戦で12得点し、チーム2位の得点数を記録した。[[UEFAヨーロッパリーグ|UEFAカップ]]では1回戦の[[ウーイペシュトFC]](ハンガリー)戦で2試合連続2得点を記録し、グループリーグ初戦の[[KSベベレン]](ベルギー)戦でも2得点するなど、8試合すべてにフル出場して7得点を挙げた。2005-06シーズンは不本意なシーズンとなり、リーグ戦では4得点に終わったが、2006-07シーズンは鍵となる選手のひとりとなり、チーム2位の13得点を挙げてリーグ優勝に貢献した。特に[[バイエルン・ミュンヘン]]戦(2-0)での2得点、[[VfLボーフム]]戦(3-2)での決勝点など、シーズン終盤に重要な得点を挙げて大活躍した。このシーズンの[[DFBポカール]]では6試合で5得点し、ボーフム(4-1)、[[ヘルタ・ベルリン]](2-0)、[[VfLヴォルフスブルク]](1-0)などを破って決勝に進出した。決勝の古巣[[1.FCニュルンベルク]]戦では20分に先制点を挙げたが、得点の11分後にレッドカードを受けて退場処分となり、延長戦の末に2-3で敗れて準優勝に終わった。カカウはアウェーでのニュルンベルクとのリーグ戦でも得点しているが、リーグ戦ではホーム&アウェーで2連敗しており、同クラブにはシーズン3回目の敗戦となった。2007-08シーズンは[[UEFAチャンピオンズリーグ]]で5試合に出場し、11月27日の[[レンジャーズFC]](スコットランド)戦(ホーム、3-2)で同点弾を決めた。リーグ戦では27試合に出場して9得点を挙げ、チームは6位でシーズンを終えた。2008-09シーズンは24得点を決めたFW[[マリオ・ゴメス]]のパートナーとしてチーム2位の7得点を決めた。特に、[[マルクス・バッベル]]監督就任後の活躍が著しかった。2009-10シーズン前半戦はクラブの低迷に合わせて2得点と沈黙したが、23節の[[1.FCケルン]]戦(5-1)で1試合4得点と爆発すると<ref>{{cite web |url=http://soccernet.espn.go.com/report?id=273014&cc=5739 |title=FC Cologne 1–5 VfB Stuttgart |date=2010-02-20 |work=ESPN |accessdate=2010-02-23}}</ref>、その試合から最終節までの12試合で11得点し、順位を7位まで上げて[[UEFAヨーロッパリーグ]]出場権を獲得した。2010年5月1日、クラブとの契約を2013年夏まで延長した<ref>{{cite web |url=http://vfb.de/archiv/en/aktuell/news/2009/36415.php |title=Cacau staying at VfB |accessdate=2010-05-01 |date=2010-05-01 |work=VfB Stuttgart}}</ref>。2011-12シーズンは序盤から好調を続け、2011年8月6日の[[シャルケ04]]戦(3-0)ではヘディングシュートを決めて快勝に貢献した<ref>{{cite web |url=http://soccernet.espn.go.com/gamecast?id=321039&cc=5901 |title=VfB Stuttgart 3–0 Schalke 04 |publisher=ESPN Soccernet |date=2011-08-06 |accessdate=2011-08-06}}</ref>。2014年5月3日、契約満了により2013-14シーズン限りでシュトゥットガルトを退団することが発表された<ref>{{cite web |url=http://www.vfb.de/de/aktuell/meldungen/news/2014/abschiede-cacau-boka-traore/page/7845-1-3-.html?f3 |title=Tchau, salut und ade |publisher=VfBシュトゥットガルト公式 |date=2014-05-03 |accessdate=2014-05-04}}</ref>。
ドイツで所属した最初のクラブは9部相当のリーグに所属する<ref>[http://news.biglobe.ne.jp/sports/879/ism_100515_8790843111.html 絶好調カカウ、9部リーグから独代表のスタメン定着へ] BIGLOBEニュース、2010年5月15日</ref>[[SVテュルク・ギュジュ・ミュンヘン]]で、その後[[1.FCニュルンベルク]]のリザーブチームに移った。リザーブチームでの活躍が認められ、2001年11月18日の[[ハンザ・ロストック]]戦でトップチームデビューすると、12月8日の[[バイヤー・レバークーゼン]]戦で初得点した。2001-02シーズンは17試合出場6得点で終えたが、2002-03シーズンは27試合に出場して2得点にとどまり、クラブは[[2. ブンデスリーガ (ドイツサッカー)|ツヴァイテリーガ]](2部)降格となった。2003年1月に[[VfBシュトゥットガルト]]への移籍が内定し、同年夏に移籍した。2003-04シーズンは[[UEFAチャンピオンズリーグ]]4試合に出場した。2004-05シーズンはリーグ戦で12得点し、チーム2位の得点数を記録した。[[UEFAヨーロッパリーグ|UEFAカップ]]では1回戦の[[ウーイペシュトFC]](ハンガリー)戦で2試合連続2得点を記録し、グループリーグ初戦の[[KSベベレン]](ベルギー)戦でも2得点するなど、8試合すべてにフル出場して7得点を挙げた。2005-06シーズンは不本意なシーズンとなり、リーグ戦では4得点に終わったが、2006-07シーズンは鍵となる選手のひとりとなり、チーム2位の13得点を挙げてリーグ優勝に貢献した。特に[[FCバイエルン・ミュンヘン|バイエルン・ミュンヘン]]戦(2-0)での2得点、[[VfLボーフム]]戦(3-2)での決勝点など、シーズン終盤に重要な得点を挙げて大活躍した。このシーズンの[[DFBポカール]]では6試合で5得点し、ボーフム(4-1)、[[ヘルタ・ベルリン]](2-0)、[[VfLヴォルフスブルク]](1-0)などを破って決勝に進出した。決勝の古巣[[1.FCニュルンベルク]]戦では20分に先制点を挙げたが、得点の11分後にレッドカードを受けて退場処分となり、延長戦の末に2-3で敗れて準優勝に終わった。カカウはアウェーでのニュルンベルクとのリーグ戦でも得点しているが、リーグ戦ではホーム&アウェーで2連敗しており、同クラブにはシーズン3回目の敗戦となった。2007-08シーズンは[[UEFAチャンピオンズリーグ]]で5試合に出場し、11月27日の[[レンジャーズFC]](スコットランド)戦(ホーム、3-2)で同点弾を決めた。リーグ戦では27試合に出場して9得点を挙げ、チームは6位でシーズンを終えた。2008-09シーズンは24得点を決めたFW[[マリオ・ゴメス]]のパートナーとしてチーム2位の7得点を決めた。特に、[[マルクス・バッベル]]監督就任後の活躍が著しかった。2009-10シーズン前半戦はクラブの低迷に合わせて2得点と沈黙したが、23節の[[1.FCケルン]]戦(5-1)で1試合4得点と爆発すると<ref>{{cite web |url=http://soccernet.espn.go.com/report?id=273014&cc=5739 |title=FC Cologne 1–5 VfB Stuttgart |date=2010-02-20 |work=ESPN |accessdate=2010-02-23}}</ref>、その試合から最終節までの12試合で11得点し、順位を7位まで上げて[[UEFAヨーロッパリーグ]]出場権を獲得した。2010年5月1日、クラブとの契約を2013年夏まで延長した<ref>{{cite web |url=http://vfb.de/archiv/en/aktuell/news/2009/36415.php |title=Cacau staying at VfB |accessdate=2010-05-01 |date=2010-05-01 |work=VfB Stuttgart}}</ref>。2011-12シーズンは序盤から好調を続け、2011年8月6日の[[シャルケ04]]戦(3-0)ではヘディングシュートを決めて快勝に貢献した<ref>{{cite web |url=http://soccernet.espn.go.com/gamecast?id=321039&cc=5901 |title=VfB Stuttgart 3–0 Schalke 04 |publisher=ESPN Soccernet |date=2011-08-06 |accessdate=2011-08-06}}</ref>。2014年5月3日、契約満了により2013-14シーズン限りでシュトゥットガルトを退団することが発表された<ref>{{cite web |url=http://www.vfb.de/de/aktuell/meldungen/news/2014/abschiede-cacau-boka-traore/page/7845-1-3-.html?f3 |title=Tchau, salut und ade |publisher=VfBシュトゥットガルト公式 |date=2014-05-03 |accessdate=2014-05-04}}</ref>。


8月11日、[[Jリーグ]]の[[セレッソ大阪]]へ2015年6月までの契約で移籍した<ref>{{cite web |url=http://www.cerezo.co.jp/news_detail.asp?c_idx=10013972&contents_code=100100100 |title=カカウ選手と契約合意のお知らせ |publisher=セレッソ大阪公式 |date=2014-08-11 |accessdate=2014-08-11}}</ref>。2015年6月9日、6月末日までの契約期間を前倒しして、セレッソ大阪との契約を打ち切った<ref>{{cite web |url=https://www.cerezo.co.jp/news/2015-06-09-3/ |title=カカウ選手との契約について |publisher=セレッソ大阪公式 |date=2015-06-09 |accessdate=2015-06-091}}</ref>。
8月11日、[[Jリーグ]]の[[セレッソ大阪]]へ2015年6月までの契約で移籍した<ref>{{cite web |url=http://www.cerezo.co.jp/news_detail.asp?c_idx=10013972&contents_code=100100100 |title=カカウ選手と契約合意のお知らせ |publisher=セレッソ大阪公式 |date=2014-08-11 |accessdate=2014-08-11}}</ref>。2015年6月9日、6月末日までの契約期間を前倒しして、セレッソ大阪との契約を打ち切った<ref>{{cite web |url=https://www.cerezo.co.jp/news/2015-06-09-3/ |title=カカウ選手との契約について |publisher=セレッソ大阪公式 |date=2015-06-09 |accessdate=2015-06-091}}</ref>。

2017年8月29日 (火) 10:42時点における版

カカウ
2016年のカカウ
名前
本名 クラウデミール・ジェロニモ・バレット
Claudemir Jerônimo Barretto
愛称 カカウ(Cacau),
ヘルムート(Helmut)
ラテン文字 CACAU
基本情報
国籍 ドイツの旗 ドイツ
ブラジルの旗 ブラジル
生年月日 (1981-03-27) 1981年3月27日(43歳)
出身地 サント・アンドレ [1]
身長 179cm
体重 74kg
選手情報
ポジション FW
利き足 右足
ユース
1994-1997 ブラジルの旗 パルメイラス
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1997-1999 ブラジルの旗 ナシオナル-SP
1999-2001 ドイツの旗 テュルク・ギュジュ 31 (7)
2001-2003 ドイツの旗 ニュルンベルク 44 (8)
2003-2014 ドイツの旗 シュトゥットガルト 263 (80)
2014-2015 日本の旗 セレッソ大阪 24 (7)
2016 ドイツの旗 シュトゥットガルトII 9 (3)
代表歴2
2009-2012 ドイツの旗 ドイツ 23 (6)
1. 国内リーグ戦に限る。2016年6月10日現在。
2. 2014年8月10日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

カカウ(Cacau)ことクラウデミール・ジェロニモ・バレット(Claudemir Jerônimo Barretto[2][3][4][5], 1981年3月27日 - )は、ブラジルサンパウロ州サント・アンドレ出身の元サッカー選手。元ドイツ代表。ポジションはフォワード

2009年2月にドイツ国籍を取得し同年5月の中国との親善試合でドイツ代表デビュー、2010年に2010 FIFAワールドカップに出場した[6]

経歴

クラブ

1994年から1997年にはSEパルメイラスの下部組織[7] に、その後はモギ・ダス・クルーゼスの下部組織[8] に在籍した。

ドイツで所属した最初のクラブは9部相当のリーグに所属する[9]SVテュルク・ギュジュ・ミュンヘンで、その後1.FCニュルンベルクのリザーブチームに移った。リザーブチームでの活躍が認められ、2001年11月18日のハンザ・ロストック戦でトップチームデビューすると、12月8日のバイヤー・レバークーゼン戦で初得点した。2001-02シーズンは17試合出場6得点で終えたが、2002-03シーズンは27試合に出場して2得点にとどまり、クラブはツヴァイテリーガ(2部)降格となった。2003年1月にVfBシュトゥットガルトへの移籍が内定し、同年夏に移籍した。2003-04シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ4試合に出場した。2004-05シーズンはリーグ戦で12得点し、チーム2位の得点数を記録した。UEFAカップでは1回戦のウーイペシュトFC(ハンガリー)戦で2試合連続2得点を記録し、グループリーグ初戦のKSベベレン(ベルギー)戦でも2得点するなど、8試合すべてにフル出場して7得点を挙げた。2005-06シーズンは不本意なシーズンとなり、リーグ戦では4得点に終わったが、2006-07シーズンは鍵となる選手のひとりとなり、チーム2位の13得点を挙げてリーグ優勝に貢献した。特にバイエルン・ミュンヘン戦(2-0)での2得点、VfLボーフム戦(3-2)での決勝点など、シーズン終盤に重要な得点を挙げて大活躍した。このシーズンのDFBポカールでは6試合で5得点し、ボーフム(4-1)、ヘルタ・ベルリン(2-0)、VfLヴォルフスブルク(1-0)などを破って決勝に進出した。決勝の古巣1.FCニュルンベルク戦では20分に先制点を挙げたが、得点の11分後にレッドカードを受けて退場処分となり、延長戦の末に2-3で敗れて準優勝に終わった。カカウはアウェーでのニュルンベルクとのリーグ戦でも得点しているが、リーグ戦ではホーム&アウェーで2連敗しており、同クラブにはシーズン3回目の敗戦となった。2007-08シーズンはUEFAチャンピオンズリーグで5試合に出場し、11月27日のレンジャーズFC(スコットランド)戦(ホーム、3-2)で同点弾を決めた。リーグ戦では27試合に出場して9得点を挙げ、チームは6位でシーズンを終えた。2008-09シーズンは24得点を決めたFWマリオ・ゴメスのパートナーとしてチーム2位の7得点を決めた。特に、マルクス・バッベル監督就任後の活躍が著しかった。2009-10シーズン前半戦はクラブの低迷に合わせて2得点と沈黙したが、23節の1.FCケルン戦(5-1)で1試合4得点と爆発すると[10]、その試合から最終節までの12試合で11得点し、順位を7位まで上げてUEFAヨーロッパリーグ出場権を獲得した。2010年5月1日、クラブとの契約を2013年夏まで延長した[11]。2011-12シーズンは序盤から好調を続け、2011年8月6日のシャルケ04戦(3-0)ではヘディングシュートを決めて快勝に貢献した[12]。2014年5月3日、契約満了により2013-14シーズン限りでシュトゥットガルトを退団することが発表された[13]

8月11日、Jリーグセレッソ大阪へ2015年6月までの契約で移籍した[14]。2015年6月9日、6月末日までの契約期間を前倒しして、セレッソ大阪との契約を打ち切った[15]

セレッソ退団後は、未所属の期間が続いたが、2016年2月に降格の危機にあるセカンドチームを助けたいという理由で、ドイツ3部に属するシュトゥットガルトのセカンドチームのシュトゥットガルトIIでプレー。同年10月に現役引退を発表した[16]

代表

ブラジル生まれであるが、ブラジル代表に招集されることはなかった。1999年からのドイツ在住歴が8年を超え[17]、2009年2月にブラジルとの二重国籍という形でドイツ国籍を取得[18][19]。同年5月19日、ヨアヒム・レーヴ監督によってドイツ代表への招集が発表され[20]、5月29日の中国との親善試合(1-1)でマリオ・ゴメスとの交代で途中出場してドイツ代表初出場を果たした[21]。4日後のアラブ首長国連邦(UAE)戦(7-2)にはルーカス・ポドルスキに代わって後半開始から出場し、ハットトリック達成となったゴメスの得点をアシストした[22]。2010年5月13日、マルタとの親善試合(3-0)では代表初得点を含む2ゴールを挙げ[23]、クラブでの活躍などもあって2010 FIFAワールドカップに出場するドイツ代表メンバーに名を連ねた[24]。グループリーグ初戦のオーストラリア戦(4-0)に途中出場し、投入直後にホルガー・バトシュトゥバーのアシストから駄目押しとなる4点目を挙げた[25][26]。この試合の終盤には転倒がシミュレーションと判断されてイエローカードを受けた[27][28][29]。2戦目のセルビア戦(0-1)は70分にメスト・エジルに代わって途中出場し、3戦目のガーナ戦(1-0)は1トップで先発フル出場した。決勝トーナメント1回戦のイングランド戦(4-1)、準々決勝のアルゼンチン戦(4-0)、準決勝のスペイン戦(0-1)は出番がなかったが、3位決定戦のウルグアイ戦(3-2)には1トップとして先発出場して73分までプレーした。

UEFA EURO 2012予選では初戦のベルギー戦(アウェー、1-0)から第4戦のカザフスタン戦(アウェー、3-0)まで4試合連続で途中出場したが、予選中盤にはクラブでの不振から招集外となった。2011年8月には母国ブラジルとの親善試合に招集された[30]。すでに本大会出場を決めた後の予選最終戦・ベルギー戦(ホーム、3-1)で再び途中出場したが、予選では5試合出場(いずれも途中出場)無得点に終わった。2012年2月29日、フランスとの親善試合(1-2)でチーム唯一の得点を挙げ[31]UEFA EURO 2012本大会に向けてのドイツ代表暫定メンバー27人に選ばれたが[32]、5月28日に発表された23人の出場メンバーからは漏れた[33]

人物

兄弟のヴラデミールもサッカー選手であり、パラナ・クルーベなどでプレーしている[34]

2009年初めにドイツ国籍を取得して以来、VfBシュトゥットガルトやドイツ代表ではヘルムート(Helmut)というニックネームで呼ばれている。シュトゥットガルトでチームメイトだったスイス代表リュドヴィク・マニャンが、ドイツ人としてのカカウは「ドイツ人らしい」名前を持つべきだとして名付けた[35]

カカウはクリスチャンである[36]

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
ドイツ リーグ戦 リーグ杯DFBポカール 期間通算
2000–01 テュルク・ギュジュ 9. ブンデス 31 7 - - 31 7
2001–02 ニュルンベルク 1. ブンデス 17 6 0 0 0 0 17 6
2002–03 27 2 2 0 0 0 29 2
2003–04 シュトゥットガルト 16 4 3 1 4 0 23 5
2004–05 32 12 3 2 8 7 43 21
2005–06 24 1 1 5 0 0 26 5
2006–07 32 13 6 5 0 0 38 18
2007–08 25 9 1 0 5 1 31 10
2008–09 25 7 1 1 6 0 32 8
2009–10 25 13 2 2 6 1 33 16
2010–11 27 8 2 2 7 1 36 11
2011–12 33 8 3 3 0 0 36 11
2012–13 5 1 2 0 4 0 11 1
2013–14 21 1 2 0 4 0 27 1
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2014 C大阪 33 J1 12 5 2 0 1 0 15 5
2015 18 J2 12 2 - - 12 2
ドイツ リーグ戦 リーグ杯DFBポカール 期間通算
2015–16 シュトゥットガルトⅡ 36 3. リーガ 9 3 - - 9 3
通算 ドイツ 1. ブンデス 309 85 28 21 44 10 381 205
ドイツ 3. リーガ 9 3 0 0 0 0 9 3
ドイツ 9. ブンデス 31 7 - - 31 7
日本 J1 12 5 2 0 1 0 15 5
日本 J2 12 2 - - 12 2
総通算 373 102 30 21 45 10 466 131

代表での得点

タイトル

クラブ

VfBシュトゥットガルト

脚注

  1. ^ "Ich will einfach nur spielen"” (German). Der Spiegel (2010年6月12日). 2010年6月17日閲覧。
  2. ^ Profil” (German). Cacau's official website. 2010年3月31日閲覧。
  3. ^ 18 Cacau” (German). VfB Stuttgart (2010年3月31日). 2010年3月31日閲覧。
  4. ^ Cacau” (German). Kicker. 2010年3月31日閲覧。
  5. ^ Player and corresponding CBF id”. CBF. 2010年3月31日閲覧。
  6. ^ 19 Cacau”. FIFA. 2010年6月13日閲覧。
  7. ^ Geschichte – Wie alles begann” (German). Cacau's official website. 2011年3月30日閲覧。
  8. ^ Geschichte – Schwierige Phase” (German). Cacau's official website. 2011年3月30日閲覧。
  9. ^ 絶好調カカウ、9部リーグから独代表のスタメン定着へ BIGLOBEニュース、2010年5月15日
  10. ^ FC Cologne 1–5 VfB Stuttgart”. ESPN (2010年2月20日). 2010年2月23日閲覧。
  11. ^ Cacau staying at VfB”. VfB Stuttgart (2010年5月1日). 2010年5月1日閲覧。
  12. ^ VfB Stuttgart 3–0 Schalke 04”. ESPN Soccernet (2011年8月6日). 2011年8月6日閲覧。
  13. ^ Tchau, salut und ade”. VfBシュトゥットガルト公式 (2014年5月3日). 2014年5月4日閲覧。
  14. ^ カカウ選手と契約合意のお知らせ”. セレッソ大阪公式 (2014年8月11日). 2014年8月11日閲覧。
  15. ^ カカウ選手との契約について”. セレッソ大阪公式 (2015年6月9日). 2015-06-091閲覧。
  16. ^ 元C大阪カカウ引退「興味深いオファーがなかった」”. 日刊スポーツ (2016年10月11日). 2016年10月13日閲覧。
  17. ^ FIFA Status (2009 Edition): REGULATIONS GOVERNING THE APPLICATION OF THE STATUTES Article 17”. FIFA. 2009年8月24日閲覧。
  18. ^ Dual-Nationality for Cacau”. VfB Stuttgart (2009年2月3日). 2009年2月3日閲覧。
  19. ^ ブラジルからの帰化選手カカウ サウスアフリカ2010、2010年6月14日
  20. ^ Four newcomers for Asia-trip”. DFB]] (2009年5月19日). 2009年5月18日閲覧。
  21. ^ China trotzt dem DFB-Team” (German). Kicker (2009年5月29日). 2009年5月29日閲覧。
  22. ^ Gomez ist wieder da – Neuer überzeugt voll und ganz” (German). Kicker (2009年6月2日). 2009年7月17日閲覧。
  23. ^ ドイツ、カカウの活躍でマルタに勝利 uefa.com、2010年5月13日
  24. ^ 負傷者続出ドイツ、W杯メンバー決定 Goal.com、2010年6月2日
  25. ^ Lyon, Sam (2010年6月13日). “Germany 4–0 Australia”. BBC Sport. http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/world_cup_2010/matches/match_08/default.stm 2010年6月23日閲覧。 
  26. ^ ドイツ、オーストラリアに圧勝 Goal.com、2010年6月14日
  27. ^ Rage at the referees”. The Globe and Mail (2010年6月14日). 2010年6月28日閲覧。
  28. ^ “Germany vs Aust: As it happened”. TVNZ. Reuters. http://tvnz.co.nz/2010-fifa-world-cup-news/germany-vs-aust-happened-3585987 2010年10月18日閲覧。 
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外部リンク