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2017年8月29日 (火) 00:09時点における版

ムーチョマッチョマン
2013年BCクラシックのムーチョマッチョマン
現役期間 2010年 - 2014年
欧字表記 Mucho Macho Man
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2008年6月15日(16歳)[1]
マッチョウノ
Ponche De Leona
母の父 Ponche
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産者 John D. Rio & Carole A. Rio[1]
馬主 Dream Team One Racing Stable
Reeves Thoroughbred Racing
Stronach Stables[1]
調教師 Katherine Ritvo[1]
競走成績
生涯成績 25戦9勝[1]
獲得賞金 562万5410ドル[1]
勝ち鞍
GI ブリーダーズカップ・クラシック 2013年
GI オーサムアゲインステークス 2013年
GII リズンスターステークス 2011年
GII サバーバンハンデキャップ 2012年
GII ガルフストリームパークハンデキャップ 2012年
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ムーチョマッチョマン (Mucho Macho Man 2008年6月15日[1]-) はアメリカ合衆国の元競走馬種牡馬2013年ブリーダーズカップクラシックに優勝した。馬名は父マッチョウノからの連想とヴィレッジピープルの楽曲「"Macho Man"」から[2]で「Mucho」はスペイン語で「たくさんの」「たいへん」の意味(英語の「many/much」に相当する[3])。

経歴

各レースの出典については#競走成績を参照。

誕生からデビューまで

ムーチョマッチョマンの生産牧場はフロリダ州オカラ近郊にあるローズグローヴファームである。同牧場はジョンとキャロルのリオ夫妻が経営する、敷地面積は40エーカー・繁殖牝馬は4頭だけという小さな牧場[4]で4頭のうちの1頭がムーチョマッチョマンの母ポンチェデレオナである。

ポンチェデレオナは現役時代は30戦8勝。アノアキアステークスに勝利している[5]。その後、アデナスプリングスで繁殖入りしたがマッチョウノの仔を受胎した状態で3万3千ドルでリオ夫妻に購入された[6]

そうして2008年の出産シーズンを迎えたが予定日を過ぎても中々産まれなかった。予定日から3週間以上経った6月15日父の日に産まれたが、産まれた後も微動だにせず死産かと思われた。キャロルたちの心臓マッサージにより数分後に息を吹き返し、その後は健康体となった[4]。牧場時代、キャロルたちは心停止状態から蘇ったこの馬のことをキリストの友人でキリストに復活された人物にちなんでラザロと呼んでいた[7]

遅生まれで死産寸前という出生にも拘らずその後はすくすくと育ち体高17ハンド(約173cm)という大柄な馬になった[8]。ドリームチームレーシングの代表ジム・カルバーに購入され[9]、ウィリアム・P・ホワイト調教師に預けられることとなる。

2歳

デビュー戦は7月のコールダー競馬場での未勝利戦(ダート6ハロン)となった。ルイス・アランゴを鞍上に4番人気で挑んだがグルメディナーの2着に敗れた。このレースの後にディーン・リーヴスと妻のパティ・リーヴスのリーヴス・サラブレッド・レーシングがこの馬の所有権の50%を買い取ってドリームチームレーシングとの共同所有となり、同時にティモシー・リトヴォ調教師に管理が移された。この売買の際に元々リーヴス夫妻は勝ったグルメディナーの方を購入する予定だったが、「2着の馬の方が良く見える」といってムーチョマッチョマンの方を購入したということである[10]

その後8月の未勝利戦(ダート7ハロン)に3着した後、3戦目の9月の未勝利戦(ダート8ハロン70ヤード)でエイバー・コア英語版を鞍上に4馬身差で快勝し、初勝利を挙げた。なおこのレースの後で管理調教師がティモシーから妻のキャサリン・リトヴォ英語版へと移された[11]

キャサリンは兄と父を共に心臓の病で失っており[12]、自身も重い心臓病で入院することとなった。幸いにして彼女は2008年に心臓移植を受けることが出来てこの頃は毎日薬を飲む必要はあったものの調教師の仕事が問題なくできるまでになっていた。産まれた時に心臓が止まっていたムーチョマッチョマンをキャサリンは自分と重ね合わせ、強い思い入れを持っていた[13]

4戦目は重賞初挑戦となる11月のG2ナシュアステークス英語版(ダート8ハロン)。このレースはデイビッド・コーエンが騎乗。前走未勝利戦を8馬身差で圧勝してきたトゥーオナーアンドサーブが断然の1番人気。ムーチョマッチョマンは5頭立ての3番人気で挑んだ。レースはトゥーオナーアンドサーブが最初から快調に逃げを打ち、ムーチョマッチョマンは向正面で2番手に上がってトゥーオナーアンドサーブを追撃するものの直線で更に差を広げられて4馬身差の2着に終わった。

5戦目は鞍上をコアに戻して11月末のG2レムゼンステークス英語版(ダート9ハロン)。このレースでは再びトゥーオナーアンドサーブが断然1番人気。ムーチョマッチョマンは5頭立ての最低人気で出走となった。レースはトゥーオナーアンドサーブが逃げ、ムーチョマッチョマンは2番手で追走するものの追いつけず2馬身差の2着となった。

2歳時は5戦1勝で終わる。

3歳

年明け1月末のG3ホーリーブルステークス英語版(ダート8ハロン)から始動。1番人気で臨んだものの勝ったダイアルドイン英語版から4馬身、3着グルメディナーからも3馬身離された4着に敗れた。

次走は2月のG2リズンスターステークス英語版(ダート8.5ハロン)、ラジブ・マラージ英語版に乗り替わった。スタートから2番手に付け、向正面で先頭に立ち、そのまま押し切って1番人気のサンティヴァに1と半馬身差を付けて重賞初勝利を挙げた。

更に3月のG2ルイジアナダービー英語版(ダート9ハロン)に挑む。前走勝ちが評価されて1番人気になったものの上手く前に出られず、直線でようやく2番手に上がって逃げるパンツオンファイア英語版を追いかけたが、右前足の落鉄(蹄鉄が外れること)を起こしており[14]、これも影響して後ろから来たネーロにも差されて3着に終わる。

そして本番のケンタッキーダービーを迎える。この年のケンタッキーダービーはホーリーブルステークスの後にフロリダダービーにも勝ったダイアルドインが1番人気、パンツオンファイアが2番人気、ネーロが3番人気とかなりの混戦であった。ムーチョマッチョマンは10.3倍[注釈 1]の4番人気で大一番に臨む。レースは12番人気のシャックルフォード英語版が逃げを打ち、ムーチョマッチョマンは7・8番手で道中を進む。4番手で直線に入り、じわじわと追い込んでシャックルフォードはかわしたものの先に抜け出していたアニマルキングダムとネーロには追いつけず3着に終わった。(レース動画

プリークネスステークスではアニマルキングダム・ダイアルドインに次ぐ6.2倍の3番人気に支持される。レースは道中7から9番手で進むもののまたしてもレース中に落鉄を起こしてしまい[14]、直線では全く伸びを欠いて勝ったシャックルフォードから7馬身差の6着に終わる。

三冠ラストのベルモントステークスに鞍上をラモン・ドミンゲス英語版に代えて9.2倍の5番人気に挑んだ。所が最低人気で隣の11枠にいたイズントヒーパーフェクトがスタート直後にいきなり斜行してムーチョマッチョマンに激突。この衝撃でムーチョマッチョマンも反対の9枠にいたアニマルキングダムに激突[15]。このアクシデントに加え、当日が大の苦手[16]の不良馬場だったことから終始精彩を欠いて、1着のルーラーオンアイス英語版から24馬身差の7着と惨敗した。アニマルキングダムはムーチョマッチョマンの前15馬身差での6着。イズントヒーパーフェクトは最下位で騎手のマラージは一週間の騎乗停止処分を受けた[15][17]

このマラージの騎乗についてアニマルキングダムの騎手ジョン・ヴェラスケスはマラージがムーチョマッチョマンから降ろされた腹いせにわざとやったと主張したが、マラージは当然ながら否定した[15]

ベルモントステークス後、呼吸器系の手術を受けるために長期休養に入る[18]。11月に復帰、オプショナルクレーミング[注釈 2]で勝利して3歳シーズンを終える。3歳時は7戦2勝であった。

4歳

4歳シーズンは1月末のサンシャインミリオンズクラシックステークスから始動。このレースはフロリダ州産馬限定レースで格付けこそ低いが1着24万ドル[注釈 3]と並のG1より賞金が高い[注釈 4]ため中々のメンツが揃った。

ジェロームステークス勝ちのアディオスチャーリーが1番人気、次いでムーチョマッチョマンが2番人気、後にユナイテッドネイションズステークスを勝つターボコンプレッサーが3番人気、後にサンタアニタハンデキャップジョッキークラブ金杯などを勝つロンザグリークが4番人気だった。レースはムーチョマッチョマンが2番手で進み、直線に入って逃げるターボコンプレッサーをかわして先頭に立ち、追い込んできたロンザグリークを1と1/2馬身抑え込んで勝利した。

次走は3月のG2ガルフストリームパークハンデキャップ英語版(ダート8ハロン)。1番人気に押され、スタートで少しもたついたものの三角で先頭に立ち、そのまま2着のタックルベリーに2馬身差をつけて優勝。キャリア初めての連勝となった。

更に3連勝を目指して5月のG2アリシーバステークス英語版(ダート8.5ハロン)に出走。このレースにはのちにBCクラシックで激突するフォートラーンド英語版が参戦していた。123ポンドのトップハンデながらムーチョマッチョマンが1番人気、重賞2連勝中のネイティズマインシャフトが2番人気、ファイエットステークス英語版などの勝ち馬サクセスフルダンが3番人気、フォートラーンドが4番人気だった。レースでは4番手で進め、直線に3番手で入って先頭のフォートラーンドを追いかけるが逆に差は開き、勝ったサクセスフルダンから7馬身差の3着に完敗した。


騎手をドミンゲスからマイク・スミスに代えて挑んだのが7月のG2サバーバンハンデキャップ。前走の完敗から評価を落としてムーチョマッチョマンは4番人気。1番人気は2歳時のレムゼンステークス以来の対戦となるトゥーオナーアンドサーブ、トラヴァーズステークスの勝ち馬ステイサースティが2番人気、ドンハンデキャップ勝ちのヒムブックが3番人気だった。レースではスタートから2番手につけ、直線で逃げるトリックマイスターをかわしてそのまま押し切って勝利。

秋になり、BCクラシックへの足掛かりとして9月のG1ウッドワードステークスを選んだ。1.8倍で1番人気となり、2番人気トゥーオナーアンドサーブとの再戦となった。道中3番手で進むトゥーオナーアンドサーブと4番手で進むムーチョマッチョマン。直線に入り先に抜け出したトゥーオナーアンドサーブに競りかけていくが、トゥーオナーアンドサーブが粘りを見せて抜かせずクビ差で敗れた。

そして迎えた大一番、ブリーダーズカップ・クラシック。断然の1番人気に押されたのがハリウッド金杯オーサムアゲインステークスなどここまでG1競走4勝のゲームオンデュード、離れての2番人気にジョッキークラブ金杯連覇のフラットアウト、ムーチョマッチョマンは7.3倍で3番人気、フォートラーンドが4番人気だった。

レースはフォートラーンドが最初から逃げを打ち、ムーチョマッチョマンは2番手で追走。3番手にゲームオンデュードの形でレースは進む。直線に入った所でフォートラーンドとムーチョマッチョマンが完全に抜け出して2頭の競り合いになる。必死で追うムーチョマッチョマンだが、フォートラーンドが粘り、1/2馬身差の2着に敗れる[19]

このレースを持って4歳シーズンを終えた。4歳時は6戦3勝であった。

5歳

5歳シーズンも前年と同じくサンシャインミリオンズクラシックから始動。前年2着のロンザグリークが出走していたが当然の1番人気に押される。しかし当日は大の苦手の不良馬場。3番手で進み、三角で2番手まで上がったもののその後はズルズルと後退。結局スミス騎手の判断で競走を中止した(レースはロンザグリークが優勝)。

このレースの後に去年と同じくガルフストリームパークハンデに向かう予定だったがウイルス性の疾患にかかっていることが判明し、メリーランド州にあるフェアヒルトレーニングセンターで治療生活に入る[20]

復帰戦は6月のクリミナルタイプステークスになった。このレースから騎手をエドガー・プラードに代えて5頭立ての1番人気で臨んだ。ヒムブックが2番人気、フィリップ・H・アイズリンステークス英語版勝ち馬のサンパブロが3番人気だった。道中2番手で進み3コーナーで先頭に立つものの直線でサンパブロとヒムブックに差されて3着に終わった。

次走は8月のG1ホイットニーハンデキャップ。このレースにはかなりレベルの高いメンバーが揃っており、フォートラーンドが1番人気、前走メトロポリタンハンデキャップに2着してきた上がり馬クロストラフィックが2番人気、サクセスフルダンが3番人気、ロンザグリークが4番人気。ムーチョマッチョマンは9.5倍の6番人気だった。レースはクロストラフィックが快調に逃げ、フォートラーンドがそれに続く。ムーチョマッチョマンは3番手で進み、直線でフォートラーンドをかわして2番手に上がるがクロストラフィックには追いつけず、外から来たサクセスフルダンにも差されて3着になった。

その後去年と同じウッドワードステークスに登録していたが当日に不良馬場になったため回避[21]

ウッドワードステークスを回避した後、陣営はムーチョマッチョマンのためのチームを組んでブリーダーズカップが開催されるサンタアニタパーク競馬場へ乗り込んだ。たたき台として9月のオーサムアゲインステークスに出走。このレースからゲイリー・スティーブンスに乗り替わり、2.6倍の1番人気で挑む。前年のベルモントステークス2着馬でハスケルインビテーショナルハンデキャップ勝ちのペインター (競走馬)英語版が2番人気で、レースでは道中5番手で進み、速い仕掛けから直線で先頭に立つと後続との差を広げていきペインターに4と1/4馬身差をつけて快勝。ようやくのG1初勝利となった。

2013BCクラシック 内側がムーチョマッチョマン

そして本番のBCクラシック。前年BCクラシック敗北後からG1競走3勝を含む6連勝中と絶好調のゲームオンデュードが1番人気、ムーチョマッチョマンが5倍で2番人気。欧州から参戦してきたクイーンアンステークスインターナショナルステークスの勝ち馬デクラレーションオブウォーが3番人気、この年のベルモントステークス勝ち馬パレスマリスが4番人気、この年のトラヴァーズステークス勝ちのウィルテイクチャージが5番人気。前年優勝のフォートラーンドは6番人気だった。

レースはゲームオンデュードが逃げ、10番人気のモレノとフォートラーンドがそれに続く。途中からモレノが脱落してムーチョマッチョマンが先頭グループに入り、ムーチョマッチョマン・フォートラーンド・ゲームオンデュードの三頭並んで直線に入る。まずゲームオンデュードが脱落、更にフォートラーンドも競り落としてムーチョマッチョマンが先頭に立つ。そのままゴールに逃げ込もうとするところにデクラレーションオブウォーとウィルテイクチャージが後ろから追い込んできて、ムーチョマッチョマンとウィルテイクチャージがほぼ並んだところでゴール。写真判定の結果はハナ差でムーチョマッチョマンの勝利[22]。ついにムーチョマッチョマンは米国ダートの頂点に立った。

キャサリン・リトヴォ調教師にとって、更に女性調教師として初のBCクラシック優勝となった[23]。また鞍上ゲイリー・スティーブンスはほとんどの大レースを勝っていたがBCクラシックは15回目の挑戦にしてこれが初勝利となった[24]

5歳時5戦2勝で、この年のエクリプス賞年度代表馬・最優秀古馬は共にブリーダーズカップ・マイル連覇のワイズダンが獲得して[25]ムーチョマッチョマンは無冠に終わったが、この年のワールド・サラブレッド・ランキングではレーティング125を獲得してダート部門では一位になっている[26]。またファンによってえらばれるセクレタリアト民衆の声賞を受賞[27]、更にこの年に最も印象に残ったレースとしてBCクラシックが選ばれモーメントオブザイヤーを受賞した[28]

6歳

BCクラシック連覇を目指して6歳シーズンも現役を続行[29]。三度サンシャインミリオンズクラシックからの始動となった。特に相手になるような馬もおらず当然の1番人気で良馬場にも恵まれ、14馬身差のぶっちぎりで勝利。

ドバイワールドカップ参戦の話もあったが、3月のサンタアニタハンデを選択[30]。ゲームオンデュードやウィルテイクチャージとの再戦となったが2.2倍の1番人気。しかしこのレースでは勝ったゲームオンデュードから10馬身以上付けられての4着と完敗。

その後はフロリダに帰って復帰のために調教を積んでいたが、その動きが思わしくなく、更に足首の打撲が見つかった[31]。結局7月15日に現役引退が発表され、父マッチョウノやフォートラーンドがいるアデナスプリングスのケンタッキー牧場で種牡馬入りすることが発表された[32]。初年度の種付け料は1万5千ドル[33]

ムーチョマッチョマンの活躍を記念してそれまでガルフストリームパークダービーの名前で行われていたレースが2015年からムーチョマッチョマンステークスと改称された[34]

競走成績

出走日 競馬場 競走名 人気 着順 騎手 距離 馬場状態 タイム 着差 1着(2着)馬 出典
2010.7.17 カルダー 未勝利 4人 2着 R・アランゴ D6F 1身 Gourmet Dinner [Race 1]
8.21 サラトガ 未勝利 2人 3着 G・ゴメス D7F 1 3/4身 Curlinello [Race 2]
9.19 モンマスパーク 未勝利 1人 1着 E・コア D8F70Y 1:42.84 4身 (Bellamy's Boss) [Race 3]
11. 6 アケダクト ナシュアS G2 3人 2着 D.コーエン D8F 4身 To Honor and Serve [Race 4]
11.27 アケダクト レムゼンS G2 5人 2着 E.コア D9F 2身 To Honor and Serve [Race 5]
2011. 1.30 ガルフストリーム ホーリーブルS G3 1人 4着 E.コア D8F 4 1/2身 Dialed In [Race 6]
2.19 フェアグラウンズ リズンスターS G2 3人 1着 R.マラージ D8.5F 1:43.98 1 1/2身 (Santiva) [Race 7]
3.26 フェアグラウンズ ルイジアナダービー G2 1人 3着 R.マラージ D9F 3/4身 Pants On Fire [Race 8]
5. 7 チャーチルダウンズ ケンタッキーダービー G1 4人 3着 R.マラージ D10F 3身 Animal Kingdom [Race 9]
5.21 ピムリコ プリークネスS G1 3人 6着 R.マラージ D9.5F 7 1/2身 Shackleford [Race 10]
6.11 ベルモントパーク ベルモントS G1 5人 7着 R.ドミンゲス D12F 不良 24 1/4身 Ruler on Ice [Race 11]
11. 9 アケダクト オプショナルクレーミング 2人 1着 R.ドミンゲス D8F 1:34.72 5 3/4身 (Gallant Fields) [Race 12]
2012. 1.28 ガルフストリーム サンシャインミリオンズクラシック 2人 1着 R.ドミンゲス D9F 1:47.91 1 1/2身 (Ron the Greek) [Race 13]
3.10 ガルフストリーム ガルフストリームパークH G2 1人 1着 R.ドミンゲス D8F 1:35.50 2身 (Tackleberry) [Race 14]
5. 4 チャーチルダウンズ アリシーバS G2 1人 3着 R.ドミンゲス D8.5F 7身 Successful Dan [Race 15]
7. 7 ベルモントパーク サバーバンH G2 4人 1着 M.スミス D9F 1:46.58 2 1/2身 (Hymn Book) [Race 16]
9. 1 サラトガ ウッドワードS G1 1人 2着 M.スミス D9F クビ To Honor and Serve [Race 17]
11. 3 サンタアニタ BCクラシック G1 3人 2着 M.スミス D10F 1/2身 Fort Larned [Race 18]
2013. 1.19 ガルフストリーム サンシャインミリオンズクラシック 1人 中止 M.スミス D9F 不良競走中止 Ron the Greek [Race 19]
6.14 ベルモントパーク クリミナルタイプS 1人 3着 E.プラード D8.5F 稍重 4 1/4身 San Pablo [Race 20]
8. 3 サラトガ ホイットニーH G1 6人 3着 E.プラード D9F 2 1/4身 Cross Traffic [Race 21]
9.28 サンタアニタ オーサムアゲインS G1 1人 1着 G・スティーヴンス D9F 1:48.30 4 1/4身 (Paynter) [Race 22]
11. 2 サンタアニタ BCクラシック G1 2人 1着 G・スティーヴンス D10F 2:00.72 ハナ (Will Take Charge) [Race 23]
2014. 1.18 ガルフストリーム サンシャインミリオンズクラシック 1人 1着 G・スティーヴンス D9F 1:48.76 14身 (Joshua's Comprise) [Race 24]
3. 8 サンタアニタ サンタアニタH G1 1人 4着 G・スティーヴンス D10F 10 1/2身 Game On Dude [Race 25]

血統

マッチョウノ2000年BCジュヴェナイル勝ち馬で米2歳チャンピオン。詳しくは当該項目を参照。母Ponche de Leonaは上述のとおり現役時代30戦8勝[5]。2013年生まれの半妹Southern Girl(父Tapit)はシャインアゲインステークスに勝利、7戦4勝の成績を上げている[35]。その他のPonche de Leona産駒の値段も高騰しており、2016年のセールで半弟(父Tapit)が200万ドルで落札されている[36]

牝系の近親にこれといった活躍馬は無し。5代母Carolwoodまで遡ればその子孫に全日本2歳優駿勝ちのサウンドスカイ(7代母がCarolwood)や米ホープフルステークス勝ちのYonaguska(5代母がCarolwood)などを見つけることが出来るもののとても近親とはいえない。またCarolwoodのいとこが何度となく対戦したTo Honor and Serveの5代母Golden Trailであり、Golden Trailの孫にブライアンズタイムがいる。

母父父Two Punchは現役時代8戦4勝、バチェラーステークス勝ちがある程度の平凡な競走馬だったが[37]、種牡馬としてはSmoke Glacken(G1ホープフルステークス)など複数の重賞勝ち馬を出して成功した[38]。母父Poncheは現役時代47戦16勝、プランテーションハンデなどの勝ちがあるこちらも平凡な競走馬だった[39]。種牡馬入りした後もステークス勝ちは5頭だけと平凡な成績に終わった[40]

Mucho Macho Man血統ヒムヤー系 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ヒムヤー系
[§ 2]

Macho Uno
芦毛 1998
父の父
Holy Bull
芦毛 1991
Great Above Minnesota Mac
Ta Wee
Sharon Brown Al Hattab
Agathea's Dawn
父の母
Primal Force
鹿毛 1987
Blushing Groom Red God
Runnaway Bride
Prime Prospect Mr. Prospector
Square Generation

Ponche de Leona
1999
Ponche
1989
Two Punch Mr. Prospector
Heavenly Cause
Street Ballet Nijinsky
Street Dancer
母の母
Perfect and Proud
1986
Nonparrell Hoist the Flag
Floral Victory
Proud Sal Proudest Roman
Gal Sal
母系(F-No.) 4号族(FN:4-r) [§ 3]
5代内の近親交配 Mr.Prospector 4×4 Grey Dawn 5×5 [§ 4]
出典
  1. ^ ムーチョマッチョマン 5代血統表2017年7月7日閲覧。
  2. ^ ムーチョマッチョマン 5代血統表2017年7月7日閲覧。
  3. ^ ムーチョマッチョマン 5代血統表2017年7月7日閲覧。
  4. ^ ムーチョマッチョマン 5代血統表2017年7月7日閲覧。


注釈・出典

注釈

  1. ^ アメリカでは元本分を除いた倍率であらわされるため出典元では9.3と表記される。以下の倍率はすべて同じ。
  2. ^ オプショナルクレーミングとは出走馬の売買を目的としたクレーミングレースに対して売買を目的としない馬も出走できるレースのこと。このレースでムーチョマッチョマンは売買対象外。
  3. ^ 当時。2017年現在で12万ドル。
  4. ^ 2013年にこの馬が勝ったオーサムアゲインステークスが1着15万ドル。

出典

  1. ^ a b c d e f g Mucho Macho Man, Horse Profile & Statistics”. Equibase. 2017年7月7日閲覧。
  2. ^ Steve Haskin (2017年6月17日). “A Father's Day Birth Led to an Epic BC Classic”. BloodHorse. 2017年7月7日閲覧。
  3. ^ mucho”. Wiktionary. 2017年7月7日閲覧。
  4. ^ a b Deirdre B. Biles (2011年6月7日). “Mucho Macho Man: Blame Him on the Rios”. BloodHorse. 2017年7月7日閲覧。
  5. ^ a b Ponche de Leona, Horse Profile & Statistics”. Equibase. 2017年7月7日閲覧。
  6. ^ Claire Novak (2011年6月7日). “Adena Buys Interest in Mucho Macho Man”. BloodHorse. 2017年7月7日閲覧。
  7. ^ Bill Dwyre (2013年11月2日). “Breeders' Cup Classic produces improbable story”. Los Angels Times. 2017年7月19日閲覧。
  8. ^ Jennie Rees (2013年10月17日). “Breeders' Cup: Mucho Macho Man's work has Gary Stevens jazzed”. courier-journal. 2017年7月30日閲覧。
  9. ^ Steve Haskin (2011年4月25日). “Ky. Derby Trail: Macho Man Was Born to Run”. BloodHorse. 2017年7月22日閲覧。
  10. ^ Steve Haskin (2014年1月16日). “Gourmet Dinner, Macho Man Reunion”. BloodHorse. 2017年7月22日閲覧。
  11. ^ Steve Haskin (2011年4月22日). “Mucho Macho Man a Gift of the Heart”. BloodHorse. 2017年7月22日閲覧。
  12. ^ Mike Welsch (2011年1月13日). “Kathy Ritvo: As tough as they come”. Daily Racing Form. 2017年7月22日閲覧。
  13. ^ Bill Dwyre (2013年10月20日). “Life is good for Mucho Macho Man trainer Kathy Ritvo”. Los Angels Times. 2017年7月22日閲覧。
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  15. ^ a b c Joe Drape (2011年6月15日). “Officials Suspend Jockey After Incident in Belmont for Mucho Macho Man”. The New York Times. 2017年7月22日閲覧。
  16. ^ Rees, Jeannie (2013年10月27日). “Breeders' Cup: Mucho Macho Man's Camp All in for Classic”. The Courier-Journal (Louisville, Kentucky). http://blogs.courier-journal.com/racing/2013/10/27/breeders-cup-mucho-macho-mans-camp-all-in-for-classic/ 、現在記事削除→アーカイブ
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外部リンク

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