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2017年8月29日 (火) 00:08時点における版

マッチョウノ
欧字表記 Macho Uno
品種 サラブレッド
性別 牡
毛色 芦毛
生誕 1998年4月24日
父 ホーリーブル
母 Primal Force
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
（フロリダ州）
生産者 アデナスプリングズ
馬主 Stronach Stables
調教師 ジョセフ・オルセノ（アメリカ）
競走成績
生涯成績 14戦6勝
獲得賞金 185万1803ドル
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マッチョウノ (Macho Uno) とはアメリカ合衆国の競走馬である。BCジュヴェナイルに優勝して2000年のアメリカ最優秀2歳牡馬に選ばれた。種牡馬としても成功をおさめており父ホーリーブルの血を広めている。

戦績

父ホーリーブルはアメリカ競馬殿堂馬。母Primal Forceは現役時代に目立った成績は無いが、マッチョウノが生まれた年に半兄オーサムアゲインがBCクラシックに優勝している。

2歳

ジョセフ・オルセノ調教師の調教を受けて2000年の7月にサラトガ競馬場のダート5.5ハロンの未勝利戦でエドガー・プラードを鞍上にデビュー。1番人気にこたえて初勝利を飾る。2戦目は9月のG1ホープフルステークスで3着に入り、次は10月のカナダウッドバイン競馬場のG1グレイブリーダーズカップステークス（英語版）（ダート8.5ハロン、翌年よりG2に格下げ。2017年現在はG3）に鞍上をジェリー・ベイリーに代えて出走。ここに勝利して11月の大一番BCジュヴェナイルを迎える。

この年のBCジュヴェナイルにはストリートクライ・ポイントギヴンなどが参戦しており、4番人気でレースに臨んだ。道中は4番・5番手で進み、直線で逃げるアラビアンライトをかわして先頭に立つ。大外からポイントギヴンが猛烈に追い込んできたがこれを鼻差抑え込んで優勝。父ホーリーブルに縁のなかったブリーダーズカップのタイトルを獲得した。

2歳時、4戦3勝。BCジュヴェナイル勝ちが評価されてエクリプス賞最優秀2歳牡馬に選出された。

3歳

明けて3歳になり当然クラシックを目指していたものの体調不良で結局クラシックは全休。復帰戦は7月の一般戦（ダート7ハロン）になった。ここで2着となり、次戦はフィラデルフィア競馬場のG3ペンシルベニアダービーに出走。このレースからゲイリー・スティーヴンスに乗り替わってここを快勝。更にG2オハイオダービー（ダート9ハロン）を叩いて（3着）本番のBCクラシックに臨む。

この年の1番人気はここまでG1競走3連勝中のアプティテュード、2番人気がこの年のエプソムダービー・キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを勝ったガリレオ、3番人気が前走凱旋門賞に勝利してきたサキー、4番人気が前年のこのレースの勝ち馬で連覇を狙うティズナウ、マッチョウノは8番人気だった。中団でレースを進めて直線に入って追い込んできたものの前3頭からは離された4着となった。

3歳時は4戦1勝の成績であった。

4歳

明けて4歳、3月の一般競走（8ハロン70ヤード）からスタートしまずここに勝利。このレースはレネ・ダグラス（英語版）が乗ったが次走からゲイリー・スティーヴンスに戻る。次走は6月のG3マサチューセッツハンデキャップ（ダート9ハロン）に出走。ここでも3ヶ月後にジョッキークラブ金杯を勝つイヴニングアタイア（英語版）を抑えて優勝。幸先のいいスタートを切った。しかし7月のG2サバーバンハンデキャップ（ダート10ハロン）、8月のG1ホイットニーH、9月のG2ワシントンパークハンデキャップ（ダート9.5ハロン）をそれぞれ3着、4着、5着と勝ちきれないまま本番のBCクラシックに臨む。

この年のBCクラシックは前走トラヴァーズステークスに勝利してきたメダグリアドーロが1番人気。この年のケンタッキーダービー・プリークネスステークスの二冠馬ウォーエンブレムが2番人気。マサチューセッツハンデキャップで対戦したイヴニングアタイアが3番人気、マッチョウノは前年と同じ8番人気だった。馬群後方でレースを進め途中から前に進出しようとしたものの直線で伸びず5着に終わった。

このレースを持って引退し、アデナスプリングスのケンタッキー牧場で種牡馬入りした。

競走成績

出走日 競馬場 競走名 格 頭数 人気 着順 騎手 距離 馬場状態 タイム 着差 1着（2着）馬 出典
2000.7.26 サラトガ 未勝利 7頭 1人 1着 E・プラード D5.5F 速 1.04.48 2 3/4身 (Devil's Domain) [Race 1]
9.2 サラトガ ホープフルステークス G1 11頭 5人 3着 E・プラード D7F 速 クビ Yonaguska
City Zip[注釈 1]		 [Race 2]
10. 9 ウッドバイン グレイブリーダーズCS G1 4頭 1人 1着 J.ベイリー D8.5F 速 1.44.13 ハナ （Indygo Shiner） [Race 3]
11. 4 チャーチルダウンズ BCジュヴェナイル G1 14頭 4人 1着 J.ベイリー D8.5F 速 1.42.05 ハナ （Point Given） [Race 4]
2001. 7.25 サラトガ 一般競走 7頭 1人 2着 J.ベイリー D7F 速 ― ハナ Wicked Will [Race 5]
9. 3 フィラデルフィア ペンシルベニアダービー G3 6頭 1人 1着 G.スティーブンス D9F 速 1.49.69 1 1/2身 （Unbridled Elaine） [Race 6]
9.29 シッスルダウン オハイオダービー G2 6頭 1人 3着 G.スティーヴンス D9F 速 ― 3/4身 Western Pride [Race 7]
10.27 ベルモントパーク BCクラシック G1 13頭 8人 4着 G.スティーヴンス D10F 速 ― 4 1/2身 Tiznow [Race 8]
2002. 3.23 ガルフストリーム 一般競走 8頭 1人 1着 R.ダグラス D8F70Y 速 1.41.0 1 1/2身 （Hail the Chief） [Race 9]
6. 1 サフォークダウンズ マサチューセッツH G2 9頭 2人 1着 G.スティーヴンス D9F 速 1.50.52 1 3/4身 （Evening Attire） [Race 10]
7. 6 ベルモントパーク サバーバンH G2 7頭 1人 3着 G.スティーヴンス D10F 速 ― 1 3/4身 E Dubai [Race 11]
8. 3 サラトガ ホイットニーH G1 6頭 4人 4着 P.デイ D9F 速 ― 2 3/4身 Left Bank [Race 12]
9.29 アーリントンパーク ワシントンパークH G2 5頭 1人 5着 G.スティーヴンス D9.5F 速 ― 6身 Tenpis [Race 13]
10.26 アーリントンパーク BCクラシック G1 12頭 8人 5着 G.スティーヴンス D10F 速 ― 10身 Volponi [Race 14]

種牡馬時代

初年度の種付け料は1万5千ドル、その後最高で3万ドルまで上昇したが2017年現在は1万5千ドル。2年目からは同じアデナスプリングスのフロリダ牧場へ移されたが後に再びケンタッキーへ戻っている[1]。

2009年にマッチョアゲイン（英語版）がスティーブンフォスターHに優勝して産駒G1初勝利。更に2013年に自身が二度挑んで敗れているBCクラシックをムーチョマッチョマンが優勝。他にヴォスバーグステークス連覇のプライヴェートゾーンなどコンスタントに活躍馬を送り出して種牡馬として成功を収めた。他のホーリーブルの仔らは種牡馬としては芳しくなく、ホーリーブルの後継種牡馬第一候補となっている。日本にもダノンレジェンドが持込馬として走って活躍し、種牡馬入りしている[2]。

代表産駒

G1勝ち馬のみ。

血統表

マッチョウノの血統ヒムヤー系 （血統表の出典）
父

Holy Bull
1991 芦毛
父の父
Great Above
1972 黒鹿毛 		Minnesota Mac Rough'n Tumble
Cow Girl
Ta Wee Intentionally
Aspidistra
父の母
Sharon Brown
1980 芦毛 		Al Hattab The Axe
Abyssinia
Agathea's Dawn Grey Dawn
Agathea
母

Primal Force
1987 鹿毛 		Blushing Groom
1974 栗毛 		Red God Nasrullah
Spring Run
Runaway Bride Wild Risk
Aimee
母の母
Prime Prospect
1978 鹿毛 		Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Square Generation Olden Times
Chavalon F-No.22-d


注釈・出典

注釈

  1. ^ 2頭同着

出典

  1. ^ “Macho Uno”. RacingPost. 2017年6月18日閲覧。
  2. ^ “Macho Uno”. AdenaSprings. 2017年6月11日閲覧。

レース結果の出典

  1. ^ “Salatoga - July 26, 2000 - Race 6” (PDF). Equibase. 2017年8月3日閲覧。
  2. ^ “Salatoga - September 2, 2000 - Race 9” (PDF). Equibase. 2017年8月3日閲覧。
  3. ^ “Woodbine - October 9, 2000 - Race 8” (PDF). Equibase. 2017年8月5日閲覧。
  4. ^ “Churchill Downs - November 4, 2000 - Race 8” (PDF). Equibase. 2017年8月5日閲覧。
  5. ^ “Saratoga - July 25, 2001 - Race 8” (PDF). Equibase. 2017年8月5日閲覧。
  6. ^ “Philadelphia Park - September 3, 2001 - Race 11” (PDF). Equibase. 2017年8月5日閲覧。
  7. ^ “Thistledown - September 29, 2001 - Race 11” (PDF). Equibase. 2017年8月5日閲覧。
  8. ^ “Belmont Park - October 27, 2001 - Race 10” (PDF). Equibase. 2017年8月5日閲覧。
  9. ^ “GulfStream Park - March 23, 2002 - Race 9” (PDF). Equibase. 2017年8月5日閲覧。
  10. ^ “Suffolk Downs - June 1, 2002 - Race 13” (PDF). Equibase. 2017年8月5日閲覧。
  11. ^ “Belmont Park - July 6, 2002 - Race 10” (PDF). Equibase. 2017年8月5日閲覧。
  12. ^ “Salatoga - August 3, 2002 - Race 9” (PDF). Equibase. 2017年8月5日閲覧。
  13. ^ “Arlington - September 29, 2002 - Race 7” (PDF). Equibase. 2017年8月5日閲覧。
  14. ^ “Arlington - October 26, 2002 - Race 10” (PDF). Equibase. 2017年8月5日閲覧。

外部リンク

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