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メダグリアドーロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
メダグリアドーロ
欧字表記 Medaglia d'Oro[1][2]
品種 サラブレッド[2]
性別 [2]
毛色 黒鹿毛[2]
生誕 1999年4月11日[1]
El Prado[1]
Cappucino Bay[1]
母の父 [1]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国(ケンタッキー州)[1]
生産者 Albert Bell & Joyce Bell[1]
馬主 Edmund A.Gann[1]
調教師 Robert J. Frankel[1]
競走成績
生涯成績 17戦8勝[2]
獲得賞金 575万4720ドル[1]
勝ち鞍
GI トラヴァーズステークス 2002年
GI ホイットニーハンデキャップ 2003年
GI ドンハンデキャップ 2004年
GII サンフェリペステークス 2002年
GII ジムダンディステークス 2002年
GII ストラブステークス 2003年
GII オークローンハンデキャップ 2003年
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メダグリアドーロ (Medaglia d'Oro) [2][3]アメリカ合衆国生産、調教の競走馬種牡馬。主な勝ち鞍に、2002年トラヴァーズステークス2003年ホイットニーハンデキャップ2004年ドンハンデキャップ。馬名はイタリア語金メダルを意味する。

日本語表記には他に、メダーリアドーロ[4]、メダグリアドロー[5]、メダグリアドロ[6]などがある。

戦績

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  • 特記事項なき場合、本節の出典はEQIBASE[1]

2001年12月7日、ターフウェイパーク競馬場英語版のメイドン競走でデビューし2着、2002年の初戦となる2戦目で初勝利を挙げる。続くG2競走サンフェリペステークスで初重賞勝利を挙げG1競走初出走となったウッドメモリアルステークスは優勝のブッダとはアタマ差の2着に終わるも4戦2勝2着2回と連対を外していない戦績でクラシック三冠競走に向かい、第一冠ケンタッキーダービーは2番人気支持もウォーエンブレムの4着[5]。二冠目プリークネスステークスもウォーエンブレムの8着に崩れたが、ウォーエンブレムの三冠がかかったベルモントステークスでは、6番人気ながらサラヴァの2着に入った[5]サラトガ競馬場でのジムダンディステークス1着ののちトラヴァーズステークスも制してG1競走初勝利を挙げる[5]。秋はブリーダーズカップ・クラシックに直接向かったが、レースでは1番人気に推されたものの12頭立ての最低人気だった伏兵ヴォルポニに6馬身半も離された2着に終わった[7]

4歳となった2003年、初戦のストラブステークス、2戦目のオークローンハンデキャップ英語版とG2競走を2連勝ののち、8月のホイットニーハンデキャップではヴォルポニに1馬身差をつけて、前年のブリーダーズカップ・クラシックの雪辱を果たした。しかし、続くパシフィッククラシックステークスはレコードタイムで駆け抜けたキャンディライドの2着に終わり[8]、続くブリーダーズカップ・クラシックでは前年同様に1番人気に推されるものの、7番人気のプレザントリーパーフェクトの前に2年連続の2着に終わった[9]。選出されていたジャパンカップダート[3]や、次走に予定されていたクラークハンデキャップ[10]をパスして2003年のシーズンを終える。

5歳となる2004年の初戦ドンハンデキャップでは、前年2003年の二冠馬ファニーサイドらの挑戦を退けてG1競走3勝目を挙げ、ドバイワールドカップミーティングに向かう[11]ドバイワールドカップでは、ブリーダーズカップ・クラシックに続いてプレザントリーパーフェクトと相まみえ、長いたたき合いの末に再び2着に終わった[12]。その後、6月に引退が発表された[5]

競走成績

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以下の内容は、EQIBASE[1]およびRacing Post[13]の情報および記載法に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離 頭数 枠番
(PP)
馬番
(Pgm)
着順 騎手 斤量(lb./kg換算) タイム 着差 勝ち馬/(2着)馬
2001.12.07 ターフウェイパーク メイドン ダ6f 12 12 12 02着 J. ロペス 121/55 (2馬身3/4) Spicey Marcloud
2002.02.09 オークローンパーク メイドン ダ6f 10 04 04 01着 J. ロペス 117/53 1:10.97 4馬身1/4 (Tallest Timber)
0000.03.17 サンタアニタ サンフェリペS G2 D8.5f 06 02 03 01着 L. ピンカイJr. 116/52.5 1:41.95 2馬身1/2 (U.S.S.Tinosa)
0000.04.13 アケダクト ウッドメモリアルS G1 ダ9f 08 04 04 02着 L. ピンカイJr. 123/55.5 (アタマ) Buddha
0000.05.04 チャーチルダウンズ ケンタッキーダービー G1 ダ10f 18 09 09 04着 L. ピンカイJr. 126/57 (8馬身) War Emblem
0000.05.18 ピムリコ プリークネスS G1 ダ9.5f 13 05 05 08着 J. ベイリー 126/57 (17馬身1/4) War Emblem
0000.06.08 ベルモントパーク ベルモントS G1 ダ12f 11 07 08 02着 K. デザーモ 126/57 (1/2馬身) Sarava
0000.08.04 サラトガ ジムダンディS G2 ダ9f 09 06 06 01着 J. ベイリー 121/55 1:47.82 13馬身3/4 (DQ-Quest)
0000.08.24 サラトガ トラヴァーズS G1 ダ10f 09 05 05 01着 J. ベイリー 126/57 2:02.53 1/2馬身 (Repent)
0000.10.26 アーリントンパーク ブリーダーズカップ・クラシック G1 ダ10f 12 07 07 02着 J. ベイリー 121/55 (6馬身1/2) Volponi
2003.02.01 サンタアニタ ストラブS G2 ダ9f 06 06 06 01着 J. ベイリー 123/55.5 1:48.04 7馬身 (Olmodavor)
0000.04.05 オークロンパーク オークローンH G2 ダ9f 05 01 01 01着 J. ベイリー 122/55.5 1:47.66 2馬身3/4 (Sider)
0000.08.02 サラトガ ホイットニーH G1 ダ9f 07 05 05 01着 J. ベイリー 123/55.5 1:47.69 1馬身 (Volponi)
0000.08.24 デルマー パシフィッククラシックS G1 ダ10f 04 02 02 02着 J. ベイリー 124/56 (3馬身1/4) Candy Ride
0000.10.25 サンタアニタ ブリーダーズカップ・クラシック G1 ダ10f 10 08 08 02着 J. ベイリー 126/57 (1馬身1/2) Pleasantly Perfect
2004.02.07 ガルフストリームパーク ドンH G1 ダ9f 08 03 03 01着 J. ベイリー 122/55.5 1:47.68 4馬身3/4 (Seattle Fitz)
0000.03.27 ナドアルシバ ドバイワールドC G1 ダ10f 12 11 07 02着 J. ベイリー 126/57 (3/4馬身) Pleasantly Perfect

引退後

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2005年からヒルンデイルファームで種牡馬として供用された[5]。初年度の種付料は3万5000ドル。翌2006年にストーンウェルファームに移動。2009年に初年度産駒のレイチェルアレクサンドラケンタッキーオークスを20馬身差で圧勝、プリークネスステークスを牝馬として85年ぶりに制するなどの活躍で、同年のエクリプス賞年度代表馬および最優秀3歳牝馬の座に就いた。2009年夏に非公開の価格でダーレーグループが所有権の半数を購買しジョナベルファームに移動、またオーストラリアへのシャトル種牡馬としても供用された[6][14]2015年には、ジョナベルファームに移動時から据え置きだった種付料が12万5000ドルにまで上昇した[15]。総合リーディングは自己最高の2位をマーク。2018年は自己最高の25万ドルを記録した。25歳を迎えた2024年は7万5000ドルで供用されている。

主な産駒

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※G1競走優勝馬のみ

母の父としての主な産駒

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血統表

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メダグリアドーロ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サドラーズウェルズ系
[§ 2]

El Prado
1989 芦毛
父の父
Sadler's Wells
1981 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
父の母
Lady Capulet
1974 芦毛
Sir Ivor Sir Gaylord
Attica
Cap and Bells Tom Fool
Ghazni

Cappucino Bay
1989 鹿毛
Bailjumper
1974 鹿毛
Damascus Sword Dancer
Kerala
Court Circuit Royal Vale
Cycle
母の母
Dubbed in
1973 栗毛
Silent Screen Prince John
Prayer Bell
Society Singer Restless Wind
Social Position F-No.9-b
母系(F-No.) (FN:9-b) [§ 3]
5代内の近親交配 アウトブリード [§ 4]
出典
  1. ^ [43]
  2. ^ [44]
  3. ^ [43]
  4. ^ [43][44]


脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l Medaglia d'Oro (KY)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年4月21日閲覧。
  2. ^ a b c d e f Medaglia d'Oro(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月21日閲覧。
  3. ^ a b 【JCダート】メダグリアドーロ、ヴォルポニなど選出馬8頭発表 [News]”. 中央競馬実況中継 競馬実況web. 日経ラジオ社 (2003年10月24日). 2020年4月21日閲覧。
  4. ^ レーチェルアレクサンドラの父メダーリアドーロがダーレーへ”. 競馬ブックWeb. 2023年5月20日閲覧。
  5. ^ a b c d e f メダグリアドロー引退”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2004年6月7日). 2020年4月21日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i メダグリアドロ産駒のゴールデンシックスティーが香港ダービー制覇(香港)[生産]”. 海外競馬ニュース. 公益社団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2020年3月26日). 2020年4月21日閲覧。
  7. ^ 昨年のBCクラシック勝ち馬、ヴォルポニが引退”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2003年10月29日). 2020年4月21日閲覧。
  8. ^ 無敗の王者キャンディライド、現役引退”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2004年9月1日). 2020年4月21日閲覧。
  9. ^ ブリーダーズCの結果1”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2003年10月26日). 2020年4月21日閲覧。
  10. ^ メダグリアドロー、来年も現役続行”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2003年11月7日). 2020年4月21日閲覧。
  11. ^ メダグリアドロー圧勝、ドバイWC挑戦も”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2004年2月9日). 2020年4月21日閲覧。
  12. ^ ドバイワールドC、日本馬3頭は敗退”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2004年3月28日). 2020年4月21日閲覧。
  13. ^ Result - Dubai World Cup (Group 1) (Dirt)” (英語). Racing Post. 2020年4月21日閲覧。
  14. ^ レイチェルアレクサンドラの父メダグリアドーロが豪州にシャトル(アメリカ)[生産]”. 海外競馬ニュース. 公益社団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2010年4月1日). 2020年4月21日閲覧。
  15. ^ 2015年ダーレー牧場の種付料(国際)【生産】”. 海外競馬情報. 公益社団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2014年12月20日). 2020年4月21日閲覧。
  16. ^ シーエスシルク(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月21日閲覧。
  17. ^ ギャビーズゴールデンギャル(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月21日閲覧。
  18. ^ Rachel Alexandra(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月21日閲覧。
  19. ^ Warrior's Reward(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月21日閲覧。
  20. ^ シャンパンドーロ(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月21日閲覧。
  21. ^ Passion for Gold”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月21日閲覧。
  22. ^ Marketing Mix(CAN)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月21日閲覧。
  23. ^ Plum Pretty(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月21日閲覧。
  24. ^ Coffee Clique”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月21日閲覧。
  25. ^ Lochte(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月21日閲覧。
  26. ^ Mshawish(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月21日閲覧。
  27. ^ Violence(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月21日閲覧。
  28. ^ Vancouver(AUS)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月21日閲覧。
  29. ^ Dickinson”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年9月21日閲覧。
  30. ^ Bar of Gold(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年9月21日閲覧。
  31. ^ Songbird”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月21日閲覧。
  32. ^ タリスマニック(GB)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月21日閲覧。
  33. ^ Astern(AUS)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年9月21日閲覧。
  34. ^ Elate(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年9月21日閲覧。
  35. ^ New Money Honey(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年9月21日閲覧。
  36. ^ Bolt d'Oro(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年9月21日閲覧。
  37. ^ ゴールデンシックスティー”. JBISサーチ (2021年1月24日). 2021年1月24日閲覧。
  38. ^ East Avenue (KY)”. Equibase. 2024年10月6日閲覧。
  39. ^ ファントムシーフ”. JBISサーチ. 2023年2月12日閲覧。
  40. ^ National Treasure (KY)”. Equibase. 2023年5月21日閲覧。
  41. ^ Prince of Monaco (KY)”. Equibase. 2023年9月11日閲覧。
  42. ^ GOLDRUSH GURU (AUS)”. breednet.com.au. 2024年11月2日閲覧。
  43. ^ a b c Medaglia d'Oro(USA) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月21日閲覧。
  44. ^ a b Medaglia d'Oroの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年4月21日閲覧。

外部リンク

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