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2016年11月12日 (土) 02:35時点における版
三田 明 | |
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出生名 | 辻川 潮 |
生誕 | 1947年6月14日(77歳) |
出身地 | 日本, 東京都昭島市 |
学歴 | 八王子学園八王子高等学校・中学校 |
ジャンル | 演歌、歌謡曲 |
職業 | 歌手、俳優 |
活動期間 | 1963年 - |
レーベル | ビクターエンタテインメント |
事務所 | 太陽企画 |
公式サイト | 三田明公式サイト |
三田 明(みた あきら、1947年6月14日 - )は、日本の演歌歌手、俳優。東京都出身。
本名・辻川 潮(つじかわ うしお)。太陽企画所属。
清純な風貌と美声で1960年代を中心にヒットを飛ばした。また、『長七郎江戸日記』など時代劇を中心に俳優としても活動している。
経歴
1962年、日本テレビ系のオーディション番組『味の素ホイホイ・ミュージック・スクール』で作曲家・吉田正に認められ、芸能界入り。翌1963年に『美しい十代』で日本ビクターから歌手デビューするとともに、さらに翌1964年には同名の映画で映画初主演。同曲は、往時を知る多くの者達に歌い継がれている青春歌謡であり、代表曲である。
御三家(橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦)に比べると後発のイメージがあるが、全国歌謡ベストテンでは10曲以上の1位をもつなど御三家以上に大健闘した。また当時、この3人に彼を加え「四天王」とも呼ばれた。
1964年から1969年まで6年連続で紅白歌合戦に出場。三島由紀夫は三田のファンであり、昭和天皇について「彼にはエロティシズムを感じない、あんな老人のために死ぬわけにはいかない」とこき下ろした一方、「三田明が天皇だったらいつでも死ぬ」と発言したことがあったという[1]。
1971年に所属事務所である東洋企画が倒産、マネージャーが勝手に三田名義で多額の借金を作り失踪、その返済の為に日本全国への巡業を余儀なくされる。
1972年11月に発生した日本航空351便ハイジャック事件に乗客として、江利チエミらと共に遭遇している。事件発生中に三田は熟睡中で、事件のことを語れず、マスコミから「スチュワーデスと付き合いたい」と、事実無根のことを書かれる。
1970年代、三田を支えていたものとして、バラエティ番組での活躍が挙げられる。もともと「ものまね上手」で知られた三田は自身のショーにも「ものまねコーナー」を作っていたほどだったので[2]、NETテレビの『象印スターものまね大合戦』など、当時全盛の「スターが他のスターの物真似をする番組」では、五木ひろし、森昌子らとともに大賞の常連だった[3]。
1979年12月、自宅火災で顔面に大火傷を負う。
1985年、結婚。
2001年、萬成プライムキャピタル証券(現・ばんせい証券)のCMに平安貴族のスタイルで出演。
2004年、第46回日本レコード大賞功労賞を受賞。
妹の夫は元プロ野球選手で、現:福岡ソフトバンクホークス二軍バッテリーコーチの森浩之。
ディスコグラフィ
代表曲
- 美しい十代(1963年11月)
- みんな名もなく貧しいけれど(1963年11月)
- 作詞:宮川哲夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 湖畔の丘)
- 友よ歌おう(1964年3月)
- 作詞:宮川哲夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 永遠にかがやくあの星に)
- 若い港(1964年4月)
- 作詞:宮川哲夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 初恋の夢)
- すばらしき級友(1964年5月)
- 作詞:佐伯孝夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 僕のトランペット)
- ごめんねチコちゃん(1964年5月)
- 赤い夕陽(1964年7月)
- 作詞:宮川哲夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 君こそ明日の太陽だ)
- 高校騎兵隊(1964年8月)
- 作詞:川内康範、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 虹は消えても)
- 君さようなら(1964年10月)
- 作詞:宮川哲夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 青春作戦)
- 若い二人の心斎橋(1964年10月)デュエット:吉永小百合
- 作詞:佐伯孝夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w いとはん可愛いや - 作詞:佐伯孝夫、作曲・編曲:吉田正、歌:和田弘とマヒナスターズ)
- 安寿と厨子王(1964年11月)
- 作詞:宮川哲夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 森蘭丸)
- 美しいあした(1964年11月)
- 作詞:宮川哲夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 若い坂道)
- スキー仲間(1964年12月)
- 作詞:佐伯孝夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w あの娘はいない)
- 燃ゆる白虎隊(1965年4月)
- 作詞:吉川静夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 横笛三郎)
- 明日は咲こう花咲こう(1965年4月)デュエット:吉永小百合
- 泣かせてごめんネ(1965年8月)
- 作詞:白鳥朝詠、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 高校生活一週間)
- 僕のそばには君がいる(1965年10月)
- 作詞:水島哲、作曲・編曲:吉田正
- (c/w ひとりぼっちの夜)
- 若い翼(1965年11月)
- 作詞:山上路夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 東京で二人)
- 美しい恋人たち(1965年12月)
- 作詞:宮川哲夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 夜の空にはしごをかけて)
- 牛若丸(1966年2月)
- 作詞:佐伯孝夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 花笠娘)
- アイビー東京(1966年4月)
- 作詞:白鳥朝詠、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 悲しきラブレター)
- 悲しいくちづけ(1966年7月)
- 作詞:白鳥朝詠、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 今夜の君はすてきだぜ)
- 愛の手紙は幾年月(1966年8月) デュエット:柏木由紀子
- 作詞:佐伯孝夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 愛馬マーチ)
- 恋のアメリアッチ(1966年8月5日)
- 作詞:山上路夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w タッチアンドゴー)
- 山に登って(1966年10月)
- 作詞:山上路夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 大阪の空の上で)
- 恋人ジュリー(1966年10月5日)
- 作詞・作曲・編曲:吉田正
- (c/w 青山通り)
- カリブの花(1967年2月15日)
- 作詞:山上路夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 世界の街で恋をしよう)
- また逢う日まで(1967年5月15日)
- 作詞:宮川哲夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 花を求めて)
- 恋人の泉(1967年7月5日)
- 作詞:水島哲、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 海の道)
- 夕子の涙(1967年10月5日)
- 作詞・作曲・編曲:吉田正
- (c/w 今夜は早く帰ろうね)
- 数寄屋橋ブルース(1967年12月5日)
- 作詞:佐伯孝夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 星と貝がら)
- ブルーシャンペン(1968年1月5日)
- 作詞:川内康範、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 恋よりつよい愛を見た)
- 初恋こいさん(1968年3月5日)
- 作詞:石浜恒夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 大阪ナイト)
- 薔薇の涙(1968年4月25日)
- 作詞:水島哲、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 愛の誓い)
- 真珠の恋人(1968年7月10日)
- 作詞:佐伯孝夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 夜霧の36階)
- ナイト・イン六本木(1968年9月1日)
- 作詞:橋本淳、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 純愛のバラード)
- 街に泉があった(1968年10月5日)
- 作詞:岩谷時子、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 裏町天子)
- タートル・ルックのいかす奴(1968年12月25日)
- 作詞:東次郎、作曲・編曲:吉田正
- (c/w あなたの横顔)
- 惜別のワルツ(1969年3月5日)
- 作詞:山上路夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 神秘な恋)
- 太陽のカーニバル(1969年7月5日)
- 作詞:山上路夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 鎌倉の夜)
- サロマ湖の空(1969年9月5日)
- 作詞:山上路夫、作曲・編曲:吉田正
- (c/w おしゃれな季節)
- あなたの涙(1969年12月10日)
- 涙と微笑み(1970年3月5日)
- 作詞:橋本淳、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 美少女)
- ふれあい(1970年7月5日)
- 振り返ってみたけれど(1970年11月5日)
- よけりゃ死ぬまでついてこい(1971年2月5日)
- 作詞:川内康範、作曲・編曲:曽根康明
- (c/w 純愛)
- しのび泣き(1971年4月5日)
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:曽根康明
- (c/w 風のワルツ)
- 愛があれば(1971年7月5日)
- 作詞:宮川哲夫、作曲:渡久地政信、編曲:近藤進
- (c/w 別れの霧笛)
- 運命と云うのはたやすいが(1971年10月5日)
- さよならした長崎(1972年1月25日)
- 太陽の恋人たち(1972年6月25日)
- 作詞:阿久悠、作曲・編曲:吉田正
- (c/w 朝やけに愛をこめて)
- 来た道・寄り道・帰り道(1972年10月25日)
- 並木の雨(1973年3月25日)
- 作詞:千家和也、作曲:鈴木淳、編曲:近藤進
- (c/w 君は倖せかい)
- 赤毛のおんな(1973年9月5日)
- 作詞:千家和也、作曲:吉田正、編曲:近藤進
- (c/w 東京ラブロマン)
- 戻っておくれ(1973年12月5日)
- 作詞:吉田旺、作曲:鈴木淳、編曲:近藤進
- (c/w あなたは火の鳥)
- ほおずき・うそつき(1974年4月25日)
- 作詞:喜多條忠、作曲:吉田正、編曲:寺岡真三
- (c/w 旅の空)
- あのころ(1974年8月25日)
- 作詞:千家和也、作・編曲:馬飼野康二
- (c/w 北国慕情)
- 孤独の部屋(1975年1月25日)
- いい人ならばいいけれど(1975年7月25日)
- 作詞:山口洋子、作曲:中村泰士、編曲:近藤進
- (c/w 思いやり)
- 心がさむい(1976年1月25日)
- 作詞・曲:中村泰士、編曲:ボブ佐久間
- (c/w 死んでもいい)
- さよならの向こうで(1976年7月25日)
- 作詞:喜多条忠、作曲:浜圭介、編曲:馬飼野俊一
- (c/w 星影の二人)
- 五月のバラ(1977年5月25日)
- 悲しみに乾杯(1978年2月25日)
- いい人ならばいいけれど(1980年5月25日) デュエット:野川亜美
- 作詞:山口洋子、作曲:中村泰士、編曲:竜崎孝路
- (c/w 二人のみなと町)
- 雨のわかれ(1981年5月21日)
- しあわせの法則(2000年)
- 青春という名の旅人(2003年)
- しあわせ追いかけて(2006年)
- 美しい時代をもう一度(2009年)
- 北のなごり駅(2011年3月16日)
- (c/w 再会)
オリジナル・アルバム
- 雲にのりたい(1969年)
- 三田明 ワールド・ヒット・アルバム(1971年9月)
- 来た道・寄り道・帰り道(1973年)
ライヴ・アルバム
- 三田 明 リサイタル(1968年)
著書
- 三田明の手相百発百中(1996年、たちばな出版)
主な出演
映画
- 美しい十代(1964年、日活)
- 明日の夢があふれてる(1964年、松竹)
- 明日は咲こう 花咲こう(1965年、日活)
- 恋人の泉(1967年、松竹)
- 街に泉があった(1968年、東宝)
- 東京⇔パリ 青春の条件(1970年、松竹)
- 刑事物語3 潮騒の詩(1984年、東宝)
テレビドラマ
- みんなでスコール(1964年、NTV)
- 美しい明日 (1965年、CX)
- 燃ゆる白虎隊 (1965年、TBS)
- あゝ忠臣蔵(1969年、KTV) - 大石主税 役
- スコッチョ大旅行 (1971年、ABC)
- 初春寄席賑 (1973年、MBS)
- せい子宙太郎-忍宿借夫婦巷談(1977年 TBS)
- 彫師伊之助捕物覚え(1982年、CX)
- 斬り捨て御免! PART3 第20話「女ねずみが天井裏で鳴く」(1982年、12ch) - 庄五郎 役
- 松平右近事件帳 第33話「妻恋しぐれ」(1982年、NTV) - 仁吉 役
- 新春ワイド時代劇 「寛永御前試合」(1983年、ANB) - 徳川家光 役
- 時代劇スペシャル「岡っ引どぶIV」(1983年、CX) - 卯太郎 役
- 新・松平右近 第17話「浮世絵女の怨み唄」(1983年、NTV) - 兼吉 役
- シリーズ・水曜の女「ひと夏の復讐」(1983年、MBS)
- 大岡越前 第7部 第16話「見合い相手は殺人鬼」(1983年8月8日、TBS・C.A.L) - 圭助
- 銭形平次(CX)第888話「ああ十手ひとすじ!!八百八十八番大手柄 さらば我らの平次よ永遠に」(1984年) - 福田屋多吉 役
- 長七郎江戸日記(1983年~1988年、NTV・ユニオン映画) - 沢木兵庫 役
- 年末時代劇スペシャル 「忠臣蔵」(1985年、NTV) - 倉橋伝助 役
- 水戸黄門 第17部 第17話「黄門様のおしのび指南・松山」(1987年12月21日、TBS・C.A.L) - 伊予松山藩主 松平定直 役
その他
- 象印スターものまね大合戦(NET)
- 音楽クイズ・セクションフォー(東海テレビ、1977年 - )
- 森田一義アワー 笑っていいとも!(フジテレビ、1982年10月 - 1983年3月 ※水曜日担当)
- ライオンのごきげんよう(フジテレビ)
- 午後は○○おもいッきりテレビ(日本テレビ、2002年 - )
- 田舎に泊まろう!(テレビ東京、2007年)
- 独占!金曜日の告白スペシャル(フジテレビ、2008年6月27日)
- おもいッきりDON!(日本テレビ、2009年4月24日)
- NHK歌謡コンサート(NHK、2010年3月2日)
- 木曜8時のコンサート〜名曲!にっぽんの歌〜(テレビ東京)
- BS日本のうた(BSプレミアム)
NHK紅白歌合戦出場歴
- 1964年 第15回「ごめんねチコちゃん」
- 1965年 第16回「若い翼」
- 1966年 第17回「恋人ジュリー」
- 1967年 第18回「夕子の涙」
- 1968年 第19回「バラの涙」
- 1969年 第20回「サロマ湖の空」
脚注
- ^ 中条省平編『続・三島由紀夫が死んだ日』p.185、実業之日本社、2005年
- ^ BIG3(前篇)■合わせて203歳のおそらく最後の"狂宴"■チャンネルNECO
- ^ 【み】三田 明(月刊カラオケファン2003年6月号より)合田道人 童謡の謎web site