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2016年11月6日 (日) 08:22時点における版
ミッキー吉野 | |
---|---|
出生名 | 吉野 光義 |
生誕 | 1951年12月13日(73歳) |
出身地 | 日本・神奈川県横浜市 |
学歴 | バークリー音楽大学卒業 |
ジャンル |
グループ・サウンズ J-POP 歌謡曲 |
職業 |
作曲家 編曲家 オルガニスト キーボーディスト |
担当楽器 |
ピアノ オルガン キーボード |
活動期間 | 1966年 - |
共同作業者 |
ザ・ゴールデン・カップス ゴダイゴ |
公式サイト | ミッキー吉野公式サイト |
著名使用楽器 | |
ローランド・SH-101 ローランド・JD-800 |
ミッキー吉野(ミッキー よしの、1951年12月13日 - )は、日本の音楽家。ロックバンド『ゴダイゴ』のピアノ、オルガン、キーボードプレイヤーである。バークリー音楽大学卒業。
ゴダイゴのリーダーで、作曲と、ほとんどの曲の編曲を担当する。本名は吉野 光義(よしの みつよし)。
来歴
- 1951年 - 神奈川県横浜市に生まれる。4歳でピアノを習う。
- 1966年 - バンド「ミッドナイト・エクスプレス・ブルース・バンド」(のちの「ベベス」)に参加。米軍キャンプや横浜本牧界隈で活動。
- 1968年 - 「長い髪の少女」をヒットさせた人気バンド「ザ・ゴールデン・カップス」に参加。その後1970年まで在籍する。
- 1970年 - 冨田勲の招きで大阪万博にて読売交響楽団と共にハモンドオルガンを演奏している。大麻使用容疑で逮捕される。
- 1971年 - バンド「サンライズ」(Sunrise)をスティーブ・フォックスと結成。 9月、バークリー音楽院に留学。その後、バンド「ダッチ・ベイカー」「フレッシュ&ブラッド」などに参加。ギタリストジョン・スコフィールドなどと交流。ドラマートミー・スナイダーと知り合う。
- 1974年 - バークリー音楽院卒業後に帰国。バンド「ミッキー吉野グループ」を結成。ジョニー野村の紹介でタケカワユキヒデのレコーディングに参加。
- 1975年 - ミッキー吉野グループにタケカワを加え、「ゴダイゴ」に。ゴダイゴの名付け親であり、リーダーとして活躍。
- 1978年 - 「ガンダーラ」、「モンキー・マジック」、「ビューティフル・ネーム」、「銀河鉄道999」が大ヒットとなる。
- 1980年 - ネパールの首都カトマンズ・王立競技場で観客数6万人のゴダイゴコンサート。中国・天津で初のロックコンサートを2日間行う。
- 1984年 - オーストラリア、ロイヤル・メルボルン・ショーに招かれ、「ゴダイゴ」としてのライヴを行う。
- 1985年 - 「ゴダイゴ」活動休止。
- 1988年 - タイガース・メモリアル・クラブ・バンドに2年間在籍。
- 1990年 - ドラゴンクエスト アベル伝説のBGMを担当。その後は音楽専門学校の顧問やアーティストのプロデュースなどをする。
- 1992年 - 覚醒剤使用容疑で逮捕される。
- 1999年 - 「ゴダイゴ」を期間限定で再結成し、翌年まで活動。
- 2004年 - バンド「ザ・ゴールデン・カップス」の限定再結成に参加。矢口史靖監督映画『スウィング・ガールズ』の音楽を担当し、岸本ひろしと共に第28回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞。
- 2006年 - 「ゴダイゴ」再結成。
- 2007年 - 『市原悦子ドラマライブ あらしのよるに』におばさん山羊役で出演し、舞台音楽も担当。なお、2004年の初演にも出演している。東京・池袋、東京芸術劇場よりロックコンサートの音楽監督に招かれ、「2007 TOKYO 新創世紀」と題し、ゴダイゴを中心に和楽器と大勢のゴスペルクワイヤーを迎えたコンサートをする。
- 2008年 - 矢口史靖監督映画『ハッピーフライト』の音楽を担当。
- 2015年 - 片島章三監督映画『ハッピーウエディング』の音楽を担当。
ディスコグラフィ
ザ・ゴールデン・カップス時代
→「ザ・ゴールデン・カップス」を参照
ゴダイゴ時代
→「ゴダイゴ」を参照
タイガース・メモリアル・クラブ・バンド時代
- シングル
- 懐かしきラブ・ソング
- 君よ女神のままに
- アルバム
- タイガース・メモリアル・クラブ・バンド
- タイガース・メモリアル・クラブ・バンド II 「ぼくと、ぼくらの夏」
シングル
- COME BACK! MY BAY BLUES
- RETURN TO CHINA
- 愛する彼方へ
アルバム
- 『残・曾根崎心中』(1975年)
- 花柳流の舞踊家・花柳幻舟と、ミッキー吉野グループ(ミッキー吉野、スティーヴ・フォックス、浅野孝已、原田祐臣)のコラボレート作。
- 近松門左衛門の「曽根崎心中」を基に、舞台を現代に置き換えて制作。
- この年にアルバム『走り去るロマン』でデビューしたタケカワユキヒデが「淋しい鳩」でヴォーカルを務めている。
- 2004年12月にCD復刻された。
- 『これが70年代のスター 小さなスーパーマン・ガンバロン』(1977年)
- 同名テレビ映画のサントラ盤。表記は作曲・編曲のミッキー吉野のみだが、全面的にゴダイゴが音楽制作を手掛けている。
- 永らく幻のレコードであったが2007年5月25日、ミッキー吉野監修の元GEAR-maticsシリーズの第1弾としてCD復刻。
- 『神様なぜ愛にも国境があるの』(1979年)
- 国広富之が主演した同名映画のサントラ盤。
- ゴダイゴのライヴ・アルバム『マジック・カプセル』に収録されている「MICKIE'S PIANO SOLO」の前半部分は、この盤の「LEAVING FOR THE BETTER DAYS」。
- 『AMERICAN ROAD』(1986年4月21日)
- 後期ゴダイゴと並行して活動していたミッキーの2つのユニット「PAN」「DEBUT!」の楽曲集。
- ポール・ジャクソンJr、トミー・スナイダー、元シャープ・ホークスのアンディ小山、ミッキー自身らがヴォーカルを担当。
- 永らくCD化されていなかったが、2008年9月にGEAR-maticsシリーズ第3弾として紙ジャケCDで復刻された。
- 『P.S.M.ALL STARS vol.1』(1987年)
- ミッキーが校長を務めていた「パン・スクール・オヴ・ミュージック」の参加メンバーと制作したアルバム。
- 『LONGWAY FROM HOME ロングウェイ・フロム・ホーム』(1988.6.21)
- NHK「テレビ音楽館」やCM使用のタイアップ曲を収録。
- ゴダイゴ最後の劇判となったドラマ『若き血に燃ゆる』で使用された「LONGWAY FROM HOME」は、マイク・ダンがヴォーカルを務めた新録版。
- ジャケット絵は萩原健一。
- 2008年9月にGEAR-maticsシリーズ第3弾として紙ジャケCDで復刻。
- 『BOUE』(1991年12月16日)
- ミッキー吉野のBoue名義で全編ささやくようなヴォーカルが特徴的なソロ・アルバム。
- 「PARADISE」「BE YOURSELF WITH ME」など自身で作曲したものだけでなく、「MONKEY MAGIC」などのタケカワ作の曲もカヴァー。
- 『COME BACK MY BAY BLUES』(1993年)
- ミッキーのユニット、VALCOのミニ・アルバム。
- 4曲とも日本語で歌唱。
- 『IN THE BOOK OF HEAVEN』(1994年12月21日)
- THE SPIRITS OF GODIEGO名義のアルバム。
- 「TRY TO WAKE UP TO A MORNING」をセルフカヴァー。
- またタケカワの「GANDHARA '95」とほぼ同時期に「GANDHARA」もカヴァー。
- スティーヴやザ・ゴールデン・カップスのエディ藩がゲスト参加。
- 『THE EARTHMATICS 1 ゴダイゴ記』(1996年4月)
- THE EARTHMATICS名義のアルバム。
- 浅野、スティーヴが参加。
- 『ART,ART,ART, FOR THE EARTH FROM MY HEART (ORIGINAL TRACKS "R"・"B"・"G")』(1998年11月15日)
- デビュー30周年を記念して発売された3枚組ソロ・アルバム。
- アルファベット順に10曲ずつ収録。
- 『ME & 70's』(2008年9月26日)
- アルバム『アメリカン・ロード』『ロングウェイ・フロム・ホーム』の紙ジャケCD復刻と同時にGEAR-maticsシリーズ第3弾としてリリース。
- 1970年のゴールデン・カップス在籍時に録音されたものの諸事情で発売されなかったソロアルバムと1975年ミッキー吉野グループのデモ演奏からなる2枚組CD。
その他・エピソード
- ローランドなどとのシンセサイザーなどの開発に参加。
- 映画「地獄の黙示録」は、当初冨田勲がメインの音楽、ゴダイゴがロックパートを担当するという企画であったが、所属レコード会社の関係で実現しなかった。
- 2007年10月8日、画家の大内祥江(のちミニー吉野と改名)と19歳差の恋を実らせ都内の教会で挙式・披露宴を行った。司祭は、ゴダイゴのメンバーでもあるスティーヴ・フォックスが務めた。
- タモリによると、耳で歌を聴いた瞬間から伴奏ができるらしい。
テレビドラマ
- 男たちの旅路 第二部第二話「冬の樹」 (1977年2月12日) ロックバンド「ゴダイゴ」のミッキー吉野役
- 若き血に燃ゆる〜福沢諭吉と明治の群像 (1984年1月2日) 西郷隆盛役
映画
- ハウス HOUSE (1977年7月30日公開) 東京駅の若者役
- ブラックジャック 瞳の中の訪問者 (1977年11月26日公開) ディスコの若者役
- ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム(2004年11月20日公開)