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2016年10月17日 (月) 13:04時点における版
ニール・ヤング | |
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ニール・ヤング(2006年) | |
基本情報 | |
出生名 | Neil Percival Young |
生誕 | 1945年11月12日(79歳) |
出身地 | カナダオンタリオ州トロント |
ジャンル |
ロック フォーク カントリー パンク フォークロック グランジ ニューウェイブ |
職業 | ミュージシャン |
担当楽器 |
ギター ハーモニカ キーボード |
活動期間 | 1960年- |
レーベル |
リプリーズ・レコード ゲフィン・レコード |
共同作業者 |
バッファロー・スプリングフィールド クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング クレイジー・ホース |
公式サイト | Neil's Garage |
ニール・ヤング(Neil Young, 1945年11月12日 - )は、カナダ・トロント出身のシンガーソングライター、ミュージシャン。クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングやバッファロー・スプリングフィールドのメンバーとしても活躍。1969年にソロデビューし、1995年にはロックの殿堂入りを果たした。
バンクーバーオリンピックの閉会式では、カナダ代表のミュージシャンとしてライブ・パフォーマンスをした。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第83位、2011年の改訂版では第17位。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第37位[1]。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第34位。
「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第65位[2]。
ソロ活動
ソロ活動で行動を共にすることが多いのが、クレイジー・ホース(Crazy Horse)である。元々は6人編成のバンドだったザ・ロケッツから、ダニー・ウィットン(ギター)、ラルフ・モリーナ(ドラムス)、ビリー・タルボット(ベース)の3人がニールに見初められて、彼のバックバンドとしてクレイジー・ホースが結成された。しかし、1972年12月、ギタリストのダニーが死亡したため(ヘロイン中毒のため)、新メンバーとしてギタリストのフランク・サンペドロが加入した(なお、ニールとの活動とは別に、クレイジー・ホースとしてのアルバムも発表している)。
しかし、このクレイジー・ホースと共に作り出す、ハードで豪快なロック・サウンドが、ニール・ヤングのすべてではない。時として、がらりとサポートメンバーを入れ替えて、フォークやカントリー、ロカビリー、テクノ、グランジなど、発表作品ごとにバラエティに富んだアプローチをとることも多い。とはいえ、一芸に安住せず、また(大ベテランでありながら)巷の評価に拘泥することなく、絶えず新しいものに挑戦し続ける姿勢こそ、ニールの真骨頂であるともいえよう。
ボーカルも個性的で、その鼻にかかったような弱々しい印象のハイトーンの声は、バラードには無垢な繊細さ、ハードなロック・ナンバーには悲痛な表情を与えている。 ギタープレイに関してはいわゆるテクニカルな側面は強くないが、歪ませた爆音の如きサウンドで多彩な情感を引き出すそのプレイは、まさにオンリー・ワンと言うべきものとして支持される。 また、武骨かつ繊細なアコースティック・ギターのプレイも人気が高い。
1995年にソロとして、1997年にはバッファロー・スプリングフィールドとしてロックの殿堂入りを果たした。
人物
- 1990年の湾岸戦争の際には、コンサート会場でボブ・ディランの「風に吹かれて」を歌い、また2001年の「9月11日事件」直後には、放送が自粛されていたジョン・レノンの「イマジン」を敢えて歌った。そしてイラク戦争後は、ブッシュ政権打倒の姿勢を鮮明にしている。
- ミュージシャン達の交友範囲は、同世代から若手まで幅広い。ロックの殿堂の授賞式では、これまでジミ・ヘンドリックス、ポール・マッカートニー、プリテンダーズ、トム・ウェイツの4組のプレゼンターを務め、逆にニールのプレゼンターをパール・ジャムのエディ・ヴェダーが務めた。また、ニルヴァーナのカート・コバーンの自殺に深く心を痛めた(コバーンの遺書には、ニールの歌詞の一節が引用されていた)。
社会活動
自身の子供が障害児であるという経緯から、障害者の支援にも積極的に関わっており、夫婦でチャリティー・コンサート「ブリッジ・スクール・ベネフィット・コンサート」を毎年開催、自身の顔の広さを活かし、過去にボブ・ディラン、サイモン&ガーファンクル、エルトン・ジョン、ルー・リード、ピート・タウンゼント、ブライアン・ウィルソン、ドン・ヘンリー、ブルース・スプリングスティーン、トム・ペティ、エルヴィス・コステロ、ジャクソン・ブラウン、ジェームス・テイラー、R.E.M.、メタリカ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ガンズ・アンド・ローゼズ、ソニック・ユース、パール・ジャム、シェリル・クロウ、スマッシング・パンプキンズ、グリーン・デイ、ベック、フー・ファイターズ、ジャック・ホワイト、クリス・マーティン、ノラ・ジョーンズなどの錚々たるミュージシャンを招いている。また、ニール・ヤング自身もてんかん発作の持病がある。
「ファーム・エイド」にも設立以来長くに渡って参加しており、農業経営者への支援を呼びかけている。
ディスコグラフィー
発表年 | アルバム名 | 名義 | |
---|---|---|---|
邦題 | 原題 | ||
オリジナル・アルバム | |||
1969年1月 | ニール・ヤング | Neil Young | Solo |
1969年5月 | ニール・ヤング・ウィズ・クレイジー・ホース | Everybody Knows This Is Nowhere | Crazy Horse |
1970年8月 | アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ | After The Gold Rush | Solo |
1972年 | ハーヴェスト | Harvest | The Stray Gators |
1972年 | 過去への旅路 | Journey Through the Past | Solo |
1973年 | 時は消え去りて | Time Fades Away | The Stray Gators |
1974年 | 渚にて | On The Beach | Solo |
1975年6月 | 今宵その夜 | Tonight's The Night | The Santa Monica Flyers |
1975年11月 | ズマ | Zuma | Crazy Horse |
1977年 | アメリカン・スターズン・バーズ | American Stars N' Bars | Solo |
1978年10月 | カムズ・ア・タイム | Comes A Time | Solo |
1979年7月 | ラスト・ネヴァー・スリープス | Rust Never Sleeps | Crazy Horse |
1979年11月 | ライヴ・ラスト | Live Rust | Crazy Horse |
1980年 | タカ派とハト派 | Hawk & Doves | Solo |
1981年 | リアクター | Reactor | Crazy Horse |
1982年 | トランス | Trans | Solo |
1983年 | エヴリバディズ・ロッキン | Everybody's Rockin | Shocking Pinks |
1985年 | オールド・ウェイズ | Old Ways | Solo |
1986年7月 | ランディング・オン・ウォーター | Landing On Water | Solo |
1987年 | ライフ | Life | Crazy Horse |
1988年4月 | ディス・ノーツ・フォー・ユー | This Note's For You | The Bluenotes |
1989年4月 | エルドラド | Eldorado (Mini-LP) | Restless |
1989年10月 | フリーダム | Freedom | Solo |
1990年9月 | 傷だらけの栄光 | Ragged Glory | Crazy Horse |
1991年10月 | ウェルド:ライブ・イン・ザ・フリー・ワールド | Weld | Crazy Horse |
1991年11月 | Arc | Crazy Horse | |
1992年10月 | ハーヴェスト・ムーン | Harvest Moon | Solo |
1993年6月 | MTVアンプラグド | Unplugged | Solo |
1994年8月 | スリープス・ウィズ・エンジェルズ | Sleeps With Angels | Crazy Horse |
1995年6月 | ミラー・ボール | Mirror Ball | Solo |
1996年7月 | ブロークン・アロー | Broken Arrow | Crazy Horse |
1997年6月 | イヤー・オブ・ザ・ホース | Year Of The Horse | Crazy Horse |
2000年4月 | シルヴァー・アンド・ゴールド | Silver & Gold | Solo |
2000年11月 | ロード・ロック | Road Rock vol.1 | Friends & Relatives |
2002年3月 | アー・ユー・パッショネイト? | Are You Passionate? | Solo |
2003年8月 | グリーンデイル | Greendale | Crazy Horse |
2005年10月 | プレーリー・ウィンド | Prairie Wind | Solo |
2006年6月 | リヴィング・ウィズ・ウォー | Living With War | Solo |
2007年10月 | クローム・ドリームスⅡ | Chrome Dreams Ⅱ | Solo |
2009年4月 | フォーク・イン・ザ・ロード | Fork in the Road | Solo |
2010年9月 | ル・ノイズ | Le Noise | Solo |
2012年6月 | アメリカーナ | Americana | Crazy Horse |
2012年8月 | サイケデリック・ピル | Psychedelic Pill | Crazy Horse |
2014年4月 | ア・レター・ホーム | A Letter Home | Solo |
2014年11月 | ストーリートーン | Storytone | Solo |
2015年6月 | ザ・モンサント・イヤーズ | The Monsanto Years | Promise of the Real |
2016年6月 | アース | Earth | Promise of the Real |
コンピレーション | |||
1977年11月 | デケイド:輝ける10年 | Decade | |
1993年1月 | ラッキー・サーティーン | Lucky Thirteen | |
2004年11月 | グレイテスト・ヒッツ | Greatest Hits | |
アーカイブシリーズ | |||
2006年11月 | ライヴ・アット・ザ・フィルモア・イースト | Live At The Fillmore East | Crazy Horse |
2007年4月 | ライヴ・アット・マッシー・ホール1971 | Live At Massey Hall 1971 | Solo |
2008年12月 | シュガー・マウンテン・ライヴ・アット・カンタベリー・ハウス・1968 | Sugar Mountain: Live at Canterbury House 1968 | Solo |
2009年6月 | Neil Young Archives Volume 1:1963-1972 | ||
2009年12月 | ドリーミン・マン・ライヴ '92 | Dreamin' Man Live '92 | Solo |
2011年7月 | ア・トレジャー | A Treasure | Solo |
2014年1月 | ライヴ・アット・ザ・セラー・ドア | Live at the Cellar Door | Solo |
2015年11月 | ブルーノート・カフェ | Neil Young and Bluenote Cafe | Solo |
来日公演
- 1976年(Crazy Horse)
- 3月3日・愛知県体育館、3月4日-3月6日・フェスティバルホール、3月8日・九電記念体育館、3月10日-3月11日・日本武道館
- 1989年(Lost Dogs)
- 4月27日・横浜文化体育館、4月28日-4月30日・NHKホール、5月2日・フェスティバルホール、5月5日・名古屋市公会堂
- 2001年(Crazy Horse)
- 7月28日・フジ・ロック・フェスティバル
- 2003年(Crazy Horse - Greendale tour)
脚注
- ^ Rolling Stone. “100 Greatest Singers: Neil Young”. 2013年5月26日閲覧。
- ^ “Rocklist.net...Q Magazine Lists..”. Q - 100 Greatest Singers (2007年4月). 2013年5月21日閲覧。
関連項目
- バッファロー・スプリングフィールド
- クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング
- ウッドストック・フェスティバル
- ジョニ・ミッチェル
- ジョン・レノン
- ボブ・ディラン
- グレイトフル・デッド
- いちご白書
- イージー・ライダー
- ラスト・ワルツ
- ヒッピー
- カウンターカルチャー
- アンダーグラウンド (文化)
- ファーム・エイド
- Pono
外部リンク
- Neil's Garage公式ページ
- ニール・ヤング アーティストトップワーナーミュージック・ジャパンによる公式ページ
- Neil Young's Archives Top Page
- Neil Young - Country Home
- グリーンデイル
- HEART OF GOLD