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クロスビー、スティルス&ナッシュ (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『クロスビー、スティルス&ナッシュ』
クロスビー、スティルス&ナッシュスタジオ・アルバム
リリース
録音 ロサンゼルス、ウォーリー・ハイダー・スタジオ III(1969年2月11日 (1969-02-11) - 3月)
ジャンル ロック
時間
レーベル アトランティック・レコード
プロデュース クロスビー、スティルス&ナッシュ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 6位(アメリカ[1]
  • 25位(イギリス[2]
  • クロスビー、スティルス&ナッシュ アルバム 年表
    -クロスビー、スティルス&ナッシュ
    (1969年 (1969)
    CSN
    (1977年 (1977)
    テンプレートを表示

    クロスビー、スティルス&ナッシュ』(Crosby, Stills & Nash)は、クロスビー、スティルス&ナッシュ(通称:CS&N)が1969年に発表したファースト・アルバム。

    概要

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    1968年12月、ジョン・セバスチャンはデヴィッド・クロスビースティーヴン・スティルスグラハム・ナッシュの3人に「僕のうちに泊まればいい」と提案し、ニューヨーク州サフォーク郡サグ・ハーバーの自宅へ呼び寄せた。同年12月22日、3人組はニューヨークで初レコーディングに臨んだ。コントロール・ルームにはポール・A・ロスチャイルドが座った。「泣くことはないよ」「どうにもならない望み」などが演奏されたが、3人の満足のいくものではなく、いずれのテイクもお蔵入りになった[3]。その後、彼らはロングアイランドで数週間リハーサルを行った。

    1969年2月11日から3月にかけてロサンゼルスのウォーリー・ハイダー・スタジオ III(Wally Heider Studios)でレコーディングは行われた。エンジニアはビル・ハルヴァーソン(Bill Halverson)が務めた[4][5]。グループはセッションから外部の人間を排除し、コントロール・ルームに入ろうとした、アーメット・アーティガンアトランティック・レコード創設者)でさえ丁重に断った。しかし「プリ・ロード・ダウン」のレコーディング中にキャス・エリオットママス&パパス)が姿を現し、「私に歌わせないなら、あなたたちはもう我が家に出入り禁止よ」と迫る。3人は抵抗できず、同曲のハーモニーにはエリオットの声が重ねられた(ノン・クレジット)[6]

    同年5月29日に発売され、ビルボードのアルバムチャートの6位を記録した。その後『ローリング・ストーン』誌が選んだ「歴代最高のアルバム500選」において161位に選ばれている[7]

    収録曲の日本語表記はワーナーミュージック・ジャパンの公式サイトに拠る[8]

    2006年の再発盤には4曲のボーナス・トラックが追加された。

    ジャケット

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    ウェスト・ハリウッドのサンタ・パーム・カー・ウォッシュを隔てた815パーム・アヴェニューにある廃屋を見つけたとき、グループの3人は自分達のイメージに完璧だと考えた。3人は家の前のソファに座りジャケット用の写真を撮る。カメラマンはメンバーの友人であるヘンリー・ディルツ。そして「クロスビー、スティルス&ナッシュ」というグループ名が決まったのはその数日後だった。写真は左からナッシュ、スティルス、クロスビーの順で写っていたことから、彼らは撮り直すために再び現地を訪れたが、すでに家は解体され廃材の山になっていた。裏のジャケットには窓にドラムのダラス・テイラーが写っている。これは後からはめ込んだものである。

    ジャケットの内側の見開きの写真はカリフォルニア州のビッグ・ベアで撮影された[9]

    収録曲

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    Side 1

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    1. 組曲: 青い眼のジュディ - Suite: Judy Blue Eyes (7:25)
      作詞・作曲:スティーヴン・スティルス
    2. マラケッシュ行急行 - Marrakesh Express (2:39)
      作詞・作曲:グラハム・ナッシュ
    3. グウィニヴィア - Guinnevere (4:40)
      作詞・作曲:デヴィッド・クロスビー
    4. 泣くことはないよ - You Don't Have to Cry (2:45)
      作詞・作曲:スティーヴン・スティルス
    5. プリ・ロード・ダウン - Pre-Road Downs (3:01)
      作詞・作曲:グラハム・ナッシュ

    Side 2

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    1. 木の舟 - Wooden Ships (5:29)
      作詞・作曲:デヴィッド・クロスビー、ポール・カントナー、スティーヴン・スティルス
    2. 島の女 - Lady of the Island (2:39)
      作詞・作曲:グラハム・ナッシュ
    3. どうにもならない望み - Helplessly Hoping (2:41)
      作詞・作曲:スティーヴン・スティルス
    4. ロング・タイム・ゴーン - Long Time Gone (4:17)
      作詞・作曲:デヴィッド・クロスビー
    5. 49のバイ・バイズ - 49 Bye-Byes (5:16)
      作詞・作曲:スティーヴン・スティルス

    脚注

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    参考文献

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    • ピーター・ドゲット 著、川村まゆみ 訳『CSNY――クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングの真実』DU BOOKS、2020年6月26日。ISBN 9784866471044 

    外部リンク

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