「島村三七雄」の版間の差分

島村三七雄
島村三七雄
生誕	1904年7月9日; 日本・大阪府大阪市
死没	1978年10月25日（74歳没）; 日本・東京都板橋区
国籍	日本
出身校	東京美術学校西洋画科
著名な実績	洋画
代表作	「巽橋」（1967年）
受賞	「舞妓集まる」（1964年）第32回独立展G賞; 「巽橋」（1967年）日本芸術院賞; 勲四等旭日小綬章
選出	独立美術協会会友（1940年）; 日本壁画会会員（1940年）; 独立美術協会会員（1945年）; 新樹会会員（1956年）
活動期間	1928年 - 1977年
影響を受けた; 芸術家	藤島武二
影響を与えた; 芸術家	絹谷幸二

履歴の双方向閲覧

削除された内容追加された内容

ビジュアルウィキテキスト

インライン

2024年12月2日 (月) 06:22時点における最新版

島村三七雄（しまむらみなお、1904年（明治37年）7月9日^[1]^[6] - 1978年（昭和53年）10月25日^[1]^[6]）とは、日本の洋画家^[1]^[6]^[2]。大阪府大阪市北区出身^[1]。

来歴

1904年（明治37年）7月9日、大阪府大阪市北区に生まれる^[1]^[6]^[2]。

1924年（大正13年）3月、大阪府立天王寺中学校卒業^[1]。同年4月、東京美術学校西洋画科入学^[1]^[8]。在学中の1928年（昭和3年）10月、帝展に「読書」が初入選^[1]。翌1929年（昭和4年）、東京美術学校西洋画科を卒業^[7]^[2]^{[注釈 2]}。

同年渡仏^[2]、フランスで「午後」がサロン・ドートンヌ入選^[2]。翌1930年（昭和5年）パリ国立美術学校のリュシアン・シモン教室に入学するも2年後の1932年（昭和7年）に中退する^[1]^[2]。その後ポール・ランソンのアカデミー・ランソンでフレスコ画法を学び^[2]、1933年（昭和8年）からサロン・デザルティスト・フランセに毎年出品を開始、翌1934年（昭和9年）出品の「ユゲット・トノン孃肖像」はマンション・オノラブル賞を受賞している^[2]。帰国直前の1936年（昭和11年）までに「幼児の思い出」（1933年）「日本大使館付武官澄田中佐像」（1935年）など出品は続けられ、その後も入選を続けた^[1]^[2]。同年帰国^[2]。在仏中は学資を得るために壁画制作助手を務めた^[1]^[2]。

1940年（昭和15年）5月、第4回日本壁画会展に「英霊に捧ぐ」「工業の日本」の2点を出品し日本壁画会会員となる^[1]^[2]。同年独立美術協会の第10回独立展で「村婢」「支那楽」「駅」の3点を出品、独立賞^{[注釈 3]}を受賞し会友に選出^[1]^[6]^[2]。1946年（昭和21年）独立美術協会会員^[6]^[2]。1956年（昭和31年）新樹会会員^[2]。

1957年（昭和32年）、母校東京美術学校の後進である東京芸術大学にて講師となり壁画フレスコ画法を指導する^[1]^[6]^[2]。1964年（昭和39年）、中間冊夫、山下大五郎、原精一らと欅会を結成^[9]。

1966年（昭和41年）、第34回独立展出品作「巽橋」が昭和41年度第23回日本芸術院賞受賞^[10]。同年東京芸術大学助教授を経て翌1967年（昭和42年）同校教授^[1]^[2]、1971年（昭和46年）退官まで教職を続けた^[2]。

1978年（昭和53年）10月25日、食道がんにより東京都板橋区の日大付属板橋病院で死去^[1]、享年74^[1]^[6]。没後、勲四等旭日小綬章受章^[1]。

著作

島村三七雄『人物デッサン』鶴書房、1967年6月。
島村三七雄、竹内晟『油絵入門』鶴書房、1968年。全国書誌番号:68011582。
島村三七雄『島村三七雄"若き日のパリ"展』日動出版部、1974年。ASIN B000J93694。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

^ 現東京芸術大学美術学部油画科^[7]。
^ 卒業生同期に橋本八百二、倉員辰雄、斎藤二男などがいた^[7]。
^ 別資料によれば「協会賞」^[6]^[2]。

出典

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ ^o ^p ^q ^r ^s ^t ^u ^v ^w ^x ^y ^z ^aa ^ab ^ac ^ad 東京文化財研究所刊「日本美術年鑑」より：「島村三七雄」（2015年12月14日）、2016年10月6日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ ^o ^p ^q ^r ^s ^t ^u ^v 20世紀日本人名事典. “島村三七雄シマムラミナオ”. コトバンク. 2016年10月6日閲覧。
^ “物故会員名簿”. 独立美術協会. 2016年10月6日閲覧。
^ “「黙示録 - 絹谷幸二」展”. 丹青社. 2016年10月6日閲覧。
^ “特集連載『私の履歴書　⑨』＝洋画家　絹谷　幸二（きぬたに・こうじ）＝”. 日経新聞: p. 44. (2015年11月10日)
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j デジタル版日本人名大辞典+Plus. “島村三七雄しまむらみなお”. コトバンク. 2016年10月6日閲覧。
^ ^a ^b ^c “斎藤二男略歴”. 盛岡市 (2016年8月21日). 2016年10月6日閲覧。
^ “第44回放談会” (PDF). ＮＰＯ法人あーと・わの会. p. 2 (2016年1月11日). 2016年10月6日閲覧。
^ 東京文化財研究所刊「日本美術年鑑」より：「山下大五郎」（2015年12月14日）、2016年10月6日閲覧。
^ “作品詳細”. 日本芸術院. 2016年10月6日閲覧。

外部リンク

島村三七雄 - 東京文化財研究所

[8] 現東京芸術大学美術学部油画科^[7]。

[10] 卒業生同期に橋本八百二、倉員辰雄、斎藤二男などがいた^[7]。

[11] 別資料によれば「協会賞」^[6]^[2]。

[toubunken-1] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ ^o ^p ^q ^r ^s ^t ^u ^v ^w ^x ^y ^z ^aa ^ab ^ac ^ad 東京文化財研究所刊「日本美術年鑑」より：「島村三七雄」（2015年12月14日）、2016年10月6日閲覧。

[kotobank2-2] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ ^o ^p ^q ^r ^s ^t ^u ^v 20世紀日本人名事典. “島村三七雄シマムラミナオ”. コトバンク. 2016年10月6日閲覧。

[3] “物故会員名簿”. 独立美術協会. 2016年10月6日閲覧。

[4] “「黙示録 - 絹谷幸二」展”. 丹青社. 2016年10月6日閲覧。

[5] “特集連載『私の履歴書　⑨』＝洋画家　絹谷　幸二（きぬたに・こうじ）＝”. 日経新聞: p. 44. (2015年11月10日)

[kotobank-6] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j デジタル版日本人名大辞典+Plus. “島村三七雄しまむらみなお”. コトバンク. 2016年10月6日閲覧。

[morioka-7] “斎藤二男略歴”. 盛岡市 (2016年8月21日). 2016年10月6日閲覧。

[artwa-9] “第44回放談会” (PDF). ＮＰＯ法人あーと・わの会. p. 2 (2016年1月11日). 2016年10月6日閲覧。

[12] 東京文化財研究所刊「日本美術年鑑」より：「山下大五郎」（2015年12月14日）、2016年10月6日閲覧。

[13] “作品詳細”. 日本芸術院. 2016年10月6日閲覧。

[1]

[6]

[注釈 1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[8]

[7]

[注釈 2]

[注釈 3]

[9]

[10]

@@ 10行目: / 10行目: @@
 | 誕生日       = [[1904年]][[7月9日]]<ref name=toubunken>{{東文研|id=9661|date=2015-12-14|accessdate=2016-10-6|switch=none}}</ref>
 | 出生地       = {{JPN}}・[[大阪府]][[大阪市]]{{R|toubunken}}
-| 死没年月日   = {{死亡年月日と没年齢|1904|7|9|1978|10|25}}{{R|toubunken}}<ref name=kotobank>{{Cite web|url=https://kotobank.jp/word/%E5%B3%B6%E6%9D%91%E4%B8%89%E4%B8%83%E9%9B%84-1081059|title=島村三七雄 しまむら みなお|publisher=[[コトバンク]]|author=デジタル版 日本人名大辞典+Plus|accessdate=2016-10-6}}</ref>
+| 死没年月日   = {{死亡年月日と没年齢|1904|7|9|1978|10|25}}{{R|toubunken}}<ref name=kotobank>{{Cite web|和書|url=https://kotobank.jp/word/%E5%B3%B6%E6%9D%91%E4%B8%89%E4%B8%83%E9%9B%84-1081059|title=島村三七雄 しまむら みなお|publisher=[[コトバンク]]|author=デジタル版 日本人名大辞典+Plus|accessdate=2016-10-06}}</ref>
 | 死没地       = {{JPN}}・[[東京都]][[板橋区]]{{R|toubunken}}
 | 墓地         = <!-- 墓碑の位置 -->
 | 墓地座標     = <!-- {{Coord|LAT|LONG|type:landmark|display=inline}} -->
 | 国籍         = {{JPN}}
-| 出身校       = [[東京美術学校 (旧制)|東京美術学校]]西洋画科{{R|toubunken}}{{Refnest|group=注釈|現[[東京芸術大学]]美術学部油画科<ref name=morioka>{{Cite web|url=http://www.city.morioka.iwate.jp/kosodate/gakushu/art/kengai/saitofutao/1003469.html|title=斎藤 二男 略歴|publisher=[[盛岡市]]|date=2016-8-21|accessdate=2016-10-6}}</ref>。}}
+| 出身校       = [[東京美術学校 (旧制)|東京美術学校]]西洋画科{{R|toubunken}}{{Efn|現[[東京芸術大学]]美術学部油画科<ref name=morioka>{{Cite web|和書|url=http://www.city.morioka.iwate.jp/kosodate/gakushu/art/kengai/saitofutao/1003469.html|title=斎藤 二男 略歴|publisher=[[盛岡市]]|date=2016-08-21|accessdate=2016-10-06}}</ref>。}}
 | 芸術分野     = [[洋画]]
 | 代表作       = 「巽橋」（1967年）{{R|toubunken}}
@@ 22行目: / 22行目: @@
 | 配偶者       = <!-- 特筆性のない一般人の配偶者名は記入しないで下さい -->
 | 受賞         = 「舞妓集まる」（1964年）第32回独立展G賞{{R|toubunken}}<br />「巽橋」（1967年）[[日本芸術院賞]]{{R|toubunken}}<br />[[旭日章|勲四等旭日小綬章]]{{R|toubunken}}
-| 会員選出組織 = [[独立美術協会]]会友（1940年）{{R|toubunken}}<br />[[日本壁画会]]会員（1940年）{{R|kotobank2}}<br />独立美術協会会員（1945年）{{R|toubunken}}<ref>{{Cite web|url=http://www.dokuritsuten.com/kokaiin/index.html|title=物故会員名簿|publisher=独立美術協会|accessdate=2016-10-6}}</ref><br />[[新樹会]]会員（1956年）{{R|kotobank2}}
+| 会員選出組織 = [[独立美術協会]]会友（1940年）{{R|toubunken}}<br />[[日本壁画会]]会員（1940年）{{R|kotobank2}}<br />独立美術協会会員（1945年）{{R|toubunken}}<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.dokuritsuten.com/kokaiin/index.html|title=物故会員名簿|publisher=独立美術協会|accessdate=2016-10-06}}</ref><br />[[新樹会]]会員（1956年）{{R|kotobank2}}
 | patrons      = <!-- 芸術家を支援した人物 -->
 | メモリアル   = <!-- 記念碑、銘板、主題にちなんで名づけられたエンティティなど -->
 | 活動期間     = 1928年 - 1977年{{R|toubunken}}
-| 被影響芸術家 = [[藤島武二]]<ref name=kotobank2>{{Cite web|url=https://kotobank.jp/word/%E5%B3%B6%E6%9D%91+%E4%B8%89%E4%B8%83%E9%9B%84-1646767|title=島村 三七雄 シマムラ ミナオ|publisher=[[コトバンク]]|author=20世紀日本人名事典|accessdate=2016-10-6}}</ref>
+| 被影響芸術家 = [[藤島武二]]<ref name=kotobank2>{{Cite web|和書|url=https://kotobank.jp/word/%E5%B3%B6%E6%9D%91+%E4%B8%89%E4%B8%83%E9%9B%84-1646767|title=島村 三七雄 シマムラ ミナオ|publisher=[[コトバンク]]|author=20世紀日本人名事典|accessdate=2016-10-06}}</ref>
-| 与影響芸術家 = [[絹谷幸二]]<ref>{{Cite web|url=http://www.museum.or.jp/modules/im_event/?controller=event_dtl&input%5Bid%5D=12495|title=「黙示録 - 絹谷幸二」 展|publisher=[[丹青社]]|accessdate=2016-10-6}}</ref><ref>{{Cite news|title=特集連載『私の履歴書　⑨』＝洋画家　絹谷　幸二（きぬたに・こうじ）＝|newspaper=[[日経新聞]]|date=2015-11-10|page=44}}</ref>
+| 与影響芸術家 = [[絹谷幸二]]<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.museum.or.jp/modules/im_event/?controller=event_dtl&input%5Bid%5D=12495|title=「黙示録 - 絹谷幸二」 展|publisher=[[丹青社]]|accessdate=2016-10-06}}</ref><ref>{{Cite news|title=特集連載『私の履歴書　⑨』＝洋画家　絹谷　幸二（きぬたに・こうじ）＝|newspaper=[[日経新聞]]|date=2015-11-10|page=44}}</ref>
-| ウェブサイト = <!-- {{URL|hogehoge.com}} -->
+| ウェブサイト = <!-- {{URL|https://example.com/}} -->
 }}
-'''島村 三七雄'''（しまむら みなお、[[1904年]]（[[明治]]37年）[[7月9日]]{{R|toubunken|kotobank}} - [[1978年]]（[[昭和]]53年）[[10月25日]]{{R|toubunken|kotobank}}）は、[[大阪府]][[大阪市]][[北区 (大阪市)|北区]]出身の[[日本]]の[[洋画家]]{{R|toubunken|kotobank|kotobank2}}。
+'''島村 三七雄'''（しまむら みなお、[[1904年]]（[[明治]]37年）[[7月9日]]{{R|toubunken|kotobank}} - [[1978年]]（[[昭和]]53年）[[10月25日]]{{R|toubunken|kotobank}}）とは、[[日本]]の[[洋画家]]{{R|toubunken|kotobank|kotobank2}}。[[大阪府]][[大阪市]][[北区 (大阪市)|北区]]出身{{R|toubunken}}。
 == 来歴 ==
 年（明治37年）7月9日、大阪府大阪市北区に生まれる{{R|toubunken|kotobank|kotobank2}}。
-年（[[大正]]13年）3月、[[大阪府立天王寺高等学校|大阪府立天王寺中学校]]卒業{{R|toubunken}}。同年4月、東京美術学校西洋画科入学{{R|toubunken}}<ref name=artwa>{{Cite web|url=http://www.wa-nokai.org/new_houdankai/houdankai_pdf/44.pdf|title=第44回放談会|publisher=ＮＰＯ法人あーと・わの会|date=2016-1-11|accessdate=2016-10-6|format=PDF|page=2}}</ref>。在学中の1928年（昭和3年）10月、[[日本美術展覧会|帝展]]に「読書」が初入選{{R|toubunken}}。翌1929年（昭和4年）、東京美術学校西洋画科を卒業{{R|morioka|kotobank2}}{{Refnest|group=注釈|卒業生同期に[[橋本八百二]]、[[倉員辰雄]]、[[斎藤二男]]などがいた{{R|morioka}}。}}。
+年（[[大正]]13年）3月、[[大阪府立天王寺高等学校|大阪府立天王寺中学校]]卒業{{R|toubunken}}。同年4月、東京美術学校西洋画科入学{{R|toubunken}}<ref name=artwa>{{Cite web|和書|url=http://www.wa-nokai.org/new_houdankai/houdankai_pdf/44.pdf|title=第44回放談会|publisher=ＮＰＯ法人あーと・わの会|date=2016-01-11|accessdate=2016-10-06|format=PDF|page=2}}</ref>。在学中の1928年（昭和3年）10月、[[日展|帝展]]に「読書」が初入選{{R|toubunken}}。翌1929年（昭和4年）、東京美術学校西洋画科を卒業{{R|morioka|kotobank2}}{{Efn|卒業生同期に[[橋本八百二]]、[[倉員辰雄]]、[[斎藤二男]]などがいた{{R|morioka}}。}}。
-同年渡仏{{R|kotobank2}}、フランスで「午後」が[[サロン・ドートンヌ]]入選{{R|kotobank2}}。翌1930年（昭和5年）[[エコール・デ・ボザール|パリ国立美術学校]]ルシアン・シモン教室に入学するも2年後の1932年（昭和7年）に中退する{{R|toubunken|kotobank2}}。その後[[ポール・ランソン]]のアカデミー・ランソンで[[フレスコ|フレスコ画法]]を学び{{R|kotobank2}}、1933年（昭和8年）から[[サロン・デザルティスト・フランセ]]に毎年出品を開始、翌1934年（昭和9年）出品の「ユゲット・トノン孃肖像」はマンション・オノラブル賞を受賞している{{R|kotobank2}}。帰国直前の1936年（昭和11年）までに「幼児の思い出」（1933年）「日本大使館付武官澄田中佐像」（1935年）など出品は続けられ、その後も入選を続けた{{R|toubunken|kotobank2}}。同年帰国{{R|kotobank2}}。在仏中は学資を得るために壁画制作助手を勤めた{{R|toubunken|kotobank2}}。
+同年渡仏{{R|kotobank2}}、フランスで「午後」が[[サロン・ドートンヌ]]入選{{R|kotobank2}}。翌1930年（昭和5年）[[エコール・デ・ボザール|パリ国立美術学校]]の[[リュシアン・シモン]]教室に入学するも2年後の1932年（昭和7年）に中退する{{R|toubunken|kotobank2}}。その後[[ポール・ランソン]]のアカデミー・ランソンで[[フレスコ|フレスコ画法]]を学び{{R|kotobank2}}、1933年（昭和8年）から[[サロン・デザルティスト・フランセ]]に毎年出品を開始、翌1934年（昭和9年）出品の「ユゲット・トノン孃肖像」はマンション・オノラブル賞を受賞している{{R|kotobank2}}。帰国直前の1936年（昭和11年）までに「幼児の思い出」（1933年）「日本大使館付武官澄田中佐像」（1935年）など出品は続けられ、その後も入選を続けた{{R|toubunken|kotobank2}}。同年帰国{{R|kotobank2}}。在仏中は学資を得るために壁画制作助手を務めた{{R|toubunken|kotobank2}}。
-年（昭和15年）5月、第4回日本壁画会展に「英霊に捧ぐ」「工業の日本」の2点を出品し[[日本壁画会]]会員となる{{R|toubunken|kotobank2}}。同年[[独立美術協会]]の第10回独立展で「村婢」「支那楽」「駅」の3点を出品、独立賞{{Refnest|group=注釈|別資料によれば「協会賞」{{R|kotobank|kotobank2}}。}}を受賞し会友に選出{{R|toubunken|kotobank|kotobank2}}。1946年（昭和21年）独立美術協会会員{{R|kotobank|kotobank2}}。1956年（昭和31年）[[新樹会]]会員{{R|kotobank2}}。
+年（昭和15年）5月、第4回日本壁画会展に「英霊に捧ぐ」「工業の日本」の2点を出品し[[日本壁画会]]会員となる{{R|toubunken|kotobank2}}。同年[[独立美術協会]]の第10回独立展で「村婢」「支那楽」「駅」の3点を出品、独立賞{{Efn|別資料によれば「協会賞」{{R|kotobank|kotobank2}}。}}を受賞し会友に選出{{R|toubunken|kotobank|kotobank2}}。1946年（昭和21年）独立美術協会会員{{R|kotobank|kotobank2}}。1956年（昭和31年）[[新樹会]]会員{{R|kotobank2}}。
 年（昭和32年）、母校東京美術学校の後進である[[東京芸術大学]]にて講師となり壁画フレスコ画法を指導する{{R|toubunken|kotobank|kotobank2}}。1964年（昭和39年）、[[中間冊夫]]、[[山下大五郎]]、[[原精一]]らと[[欅会]]を結成<ref>{{東文研|id=10395|title=山下大五郎|date=2015-12-14|accessdate=2016-10-6|switch=none}}</ref>。
-年（昭和41年）、第34回独立展出品作「巽橋」が昭和41年度第23回[[日本芸術院賞]]受賞<ref>{{Cite web|url=http://www.geijutuin.go.jp/index.php?action_Collection_Detail=1&ci=218|title=作品詳細|publisher=[[日本芸術院]]|accessdate=2016-10-6}}</ref>。同年東京芸術大学助教授を経て翌1967年（昭和42年）同校教授{{R|toubunken|kotobank2}}、1971年（昭和46年）退官まで教職を続けた{{R|kotobank2}}。
+年（昭和41年）、第34回独立展出品作「巽橋」が昭和41年度第23回[[日本芸術院賞]]受賞<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.geijutuin.go.jp/index.php?action_Collection_Detail=1&ci=218|title=作品詳細|publisher=[[日本芸術院]]|accessdate=2016-10-06}}</ref>。同年東京芸術大学助教授を経て翌1967年（昭和42年）同校教授{{R|toubunken|kotobank2}}、1971年（昭和46年）退官まで教職を続けた{{R|kotobank2}}。
 年（昭和53年）10月25日、食道がんにより東京都板橋区の日大付属板橋病院で死去{{R|toubunken}}、[[享年]]74{{R|toubunken|kotobank}}。没後、[[旭日章|勲四等旭日小綬章]]受章{{R|toubunken}}。
 == 著作 ==
-* {{Cite book|和書|author=島村三七雄|date=1967-6|title=人物デッサン|publisher=[[鶴書房]]|url=http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I867044-00}}
+* {{Cite book|和書|author=島村三七雄|date=1967-6|title=人物デッサン|publisher=[[鶴書房]]|url=https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I867044-00}}
 * {{Cite book|和書|author=島村三七雄、[[竹内晟]]|date=1968|title=油絵入門|publisher=[[鶴書房]]|id={{全国書誌番号|68011582}}}}
 * {{Cite book|和書|author=島村三七雄|date=1974|title=島村三七雄"若き日のパリ"展|publisher=[[日動出版部]]|id={{ASIN|B000J93694}}}}
 == 脚注 ==
+{{脚注ヘルプ}}
-; 注釈
-{{Reflist|group=注釈}}
+=== 注釈 ===
+{{Notelist}}
-; 脚注
+=== 出典 ===
 {{Reflist}}
 == 外部リンク ==
 * {{東文研|id=9661}}
-{{-}}
 {{日本芸術院賞}}
 {{Normdaten}}
 {{DEFAULTSORT:しまむら みなお}}
-[[Category:大阪府出身の人物]]
+[[Category:20世紀日本の画家]]
 [[Category:洋画家]]
+[[Category:日本藝術院賞受賞者]]
+[[Category:勲四等旭日小綬章受章者]]
+[[Category:東京芸術大学の教員]]
+[[Category:東京芸術大学出身の人物]]
+[[Category:大阪府立天王寺高等学校出身の人物]]
+[[Category:大阪市出身の人物]]
 [[Category:1904年生]]
 [[Category:1978年没]]
-[[Category:東京芸術大学の教員]]
-[[Category:勲四等旭日小綬章受章者]]

典拠管理データベース
全般	ISNI VIAF
国立図書館	日本
学術データベース	CiNii Books CiNii Research

島村三七雄
生誕	1904年 7月9日^[1] 日本・大阪府大阪市^[1]
死没	(1978-10-25) 1978年 10月25日（74歳没）^[1]^[6] 日本・東京都板橋区^[1]
国籍	日本
出身校	東京美術学校西洋画科^[1]^{[注釈 1]}
著名な実績	洋画
代表作	「巽橋」（1967年）^[1]
受賞	「舞妓集まる」（1964年）第32回独立展G賞^[1] 「巽橋」（1967年）日本芸術院賞^[1] 勲四等旭日小綬章^[1]

選出	独立美術協会会友（1940年）^[1] 日本壁画会会員（1940年）^[2] 独立美術協会会員（1945年）^[1]^[3] 新樹会会員（1956年）^[2]
活動期間	1928年 - 1977年^[1]
影響を受けた芸術家	藤島武二^[2]
影響を与えた芸術家	絹谷幸二^[4]^[5]