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2016年9月29日 (木) 11:40時点における版
Microsoft Surface RT | |
製造元 | マイクロソフト |
---|---|
種別 | タブレット端末 / コンピュータ |
発売日 |
RT 2012年10月26日 Pro 2013年2月9日 |
デジタルカメラ |
RT&Pro フロントカメラ, リアカメラ |
外部接続 | Wi-Fi , Bluetooth, USB |
オンラインサービス | Windowsストア |
重量 |
RT 680g Pro 903g |
関連商品 | Windows 8 |
ウェブサイト | www.surface.com |
Microsoft Surface(マイクロソフト サーフェス[1])は、2012年6月18日に発表された、マイクロソフトが開発しているタブレットPCである。Windows 8 Proがインストールされたモデルと Windows RTがインストールされたモデルがある。Windows RT搭載モデル(以降、「RTモデル」と呼ぶ)はWindows 8の発売日と同じ、2012年10月26日に発売された。Windows 8 Pro搭載モデル(以降、「Proモデル」と呼ぶ)は、2013年2月9日発売。日本ではRTモデルを2013年3月15日に発売、Proモデルは2013年6月7日に発売。
概要
Surface Proには電磁誘導方式のペンが付属しており、搭載OSであるWindows 8に関しても、タブレットPC用の機能(Tablet PC入力パネル、Windows Journal等)が標準で搭載されていて、ハードウェア・ソフトウェア共に、タブレットPCとして使うことが出来る設計になっている。 特徴として、キーボードとカバーを兼ねたもので、ノートパソコンのようなスタイルで使うことができる。 1024レベルの筆圧感知に対応しており、液晶ペンタブレットとしての使い方が可能である。GPSはついていない。
ラインナップ
Surface RT
Surface(Surface RT) | Surface 2 | Surface 3 | |
---|---|---|---|
発売日 | 2012年10月26日 | 2013年10月22日 | Win 8.1: 2015年5月5日 Win 10: 2015年7月29日 |
日本発売 | 2013年3月15日 | 2013年10月25日(一般) 2013年11月1日(法人) |
Win 8.1: 2015年6月19日 Win 10: 2015年10月9日 |
OS | Windows RT | Windows RT 8.1 | Windows 8.1 Windows 10 |
CPU | NVIDIA Tegra 3 | NVIDIA Tegra 4 | Intel Atom x7-Z8700 |
RAM (GB) | 2 | 2(64GBモデル) 4(128GBモデル) | |
ストレージ (GB) | 32/64 | 64/128 | |
ディスプレイ px |
10.6インチ 1366x 768 |
10.6インチ 1920x1080 |
10.8インチ 1920x1280 |
タッチ | 5点タッチ | 10点タッチ | |
グラフィックス | Intel HD Graphics | ||
質量 | 680g | 676g | 622g (Wi-Fi) 641g (4G LTE) |
バッテリー | ビデオ再生時最大10時間 | ||
キックスタンド | 3段階 | ||
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | ||
Bluetooth | ver 4.0 | ||
インターフェース | USB 3.0ポート microSDカードリーダー Mini DisplayPort タイプカバー接続用のCoverポート マイクロ USB 充電端子 (USB 2.0 データ通信対応) Nano-SIMカード スロット(4G LTEのみ) ヘッドフォンジャック | ||
センサー | 光センサー 近接センサー 加速度計 ジャイロスコープ 磁気センサー 電子コンパス / GPS Assisted GPS GLONASS(4G LTEのみ) |
Surface Pro
Surface Pro | Surface Pro 2 | Surface Pro 3 | Surface Pro 4 | |
---|---|---|---|---|
発売日 | 2013年2月9日 | 2013年10月22日 | 2014年6月20日 | 2015年10月26日 |
日本発売 | 2013年6月7日 | 2015年11月12日 (Core m3, i5モデル) | ||
OS | Windows 8 Pro | Windows 8.1 Pro | Windows 10 Pro | |
CPU | 第3世代(Ivy Bridge) | 第4世代(Haswell) | 第6世代 (Skylake) | |
Corei5-3317U | Core i5-4200U Core i5-4300U |
Core i3-4020Y Core i5-4300U Core i7-4600U |
Core m3-6Y30 Core i5-6300U Core i7-6560U | |
RAM(GB) | 4(128GBモデル) 8(256, 512GBモデル) |
4/8 | 4/8/16 | |
ストレージ(GB) | 64/128 日本仕様128/256 |
128/256/512 | 128/256/512/1TB | |
ディスプレイ px |
10.6インチ 1920x1080 |
12.0インチIPS液晶 2160x1440 |
12.3インチIPS液晶 2736x1824 | |
タッチ | 10点タッチ | マルチタッチ | 10点タッチ | |
グラフィックス | HD Graphics 4200 (i3) HD Graphics 4400 (i5, i7) |
HD Graphics 515 (m3) HD Graphics 520 (i5) Iris (i7) | ||
質量 | 903g | 907g | 798g | 766g (m3) 786g (i5, i7) |
バッテリー | Web閲覧で最大9時間 | ビデオ再生で最大9時間 | ||
キックスタンド | 0〜150度まで任意の角度に調節可能 | |||
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | |||
Bluetooth | ver 4.0 | |||
インターフェース | USB 3.0ポート microSDカードリーダー Mini DisplayPort タイプカバー接続用のCoverポート 充電用ポート ヘッドフォンジャック |
USB 3.0ポート microSDカードリーダー Mini DisplayPort タイプカバー接続用のCoverポート SurfaceConnect(ドック端子) ヘッドフォンジャック |
Surface Book
Surface Book | |
---|---|
発売日 | 2015年10月26日 |
OS | Windows 10 Pro |
CPU | 第6世代 (Skylake) |
Core i5 Core i7 | |
RAM (GB) | 8/16 |
SSD (GB) | 128/256/512/1TB |
ディスプレイ px |
13.5インチIPS液晶 3000 x 2000 |
グラフィックス | HD Graphics 520 (i5) GeForce (i5, i7) |
質量 | 1516g(キーボード装着時) |
バッテリー | ビデオ再生で最大12時間 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | ver 4.0 |
インターフェース | USB 3.0ポート×2 SDカードリーダー Mini DisplayPort SurfaceConnect(ドック端子) ヘッドフォンジャック |
アクセサリ
初代Surface用
- Touch Cover
- 感圧式。タッチカバー付属モデルに付属。
- 価格:7980円
- 色:ブラック、ホワイト、シアンブルー、マゼンタピンク
- Type Cover
- 薄型の物理キーボード。カバーにもなる。
- 価格:10980円
- 色:ブラック
第2世代Surface用
- Touch Cover 2
- 感圧式
- 価格:11,980円
- キーボードバックライトを搭載。
- Type Cover 2
- 初代より1mm薄型化し、キーストロークは1.5mmになり初代より静音化できる。
- キーにバックライトが追加されている。
- カラーはシアン、マゼンタ、パープル、ブラックの4色がある。
- Touch Cover 2
- 2.75mm厚に薄型化・軽量化されている。
- キーにバックライトが追加されている。
- センサーの数が1029個に増えた。
- Power Cover[2]
- Type Cover と同じようにキーが沈む物理キーボードである。違いは大容量のバッテリーが内蔵されたこと。内蔵バッテリーによってSurfaceのバッテリー駆動時間を延長できる。
- このPower Coverを使用するとSurfaceの稼働時間が、60~70%延長できる。
- 2014年3月19日(現地時間)にアメリカで出荷された。
- 重さは約535g。
- (注意)初めて使う前に、Windows 更新プログラムを適用する必要がある。ただし、Surface RTに対しては給電、充電は出来ず、キーボードとしてのみ使用可能。
Surface Pro 3用
- Surface ペン
- Surface Pro3とBluetooth 4.0 で接続する
- 新たにOneNoteと連携された
- タイプカバー
- 全部で5色用意されている(パープル、赤、青、シアン、黒)※赤はMicrosoftストア限定
- 36 W 電源アダプター
- コネクター形状が変更された
- Surface イーサネット アダプター
- ドッキングステーション
- USB 3.0ポート、10/100/1000ギガビットイーサーネットポート、セキュリティーロックポートなどを搭載する
Surface Pro 4, Book用
- Surface Dock
- SurfaceConnectに接続するドック。Mini DisplayPort、ギガビットイーサネット、USB3.0、オーディオ出力端子を備える。Surface Pro 3でも使用できる。
- 65W電源
Surface Pro 4用
- Surface Pro 4 Type Cover
- 色はブラック、シアン、ブルー、レッド、ティールグリーン。アメリカでは指紋センサーを内蔵するブラックモデルもある。
- Surface Pen Tip Kit
- Surfaceペンの交換用ペン先のセット。4種類の硬度の異なるペン先が入っている。
歴史
2012年
- 6月18日 - Surfaceが発表される。今までSurfaceとして開発販売されていたテーブル型コンピュータは、Microsoft PixelSenseと改称された。
- 7月30日 - 発売日が明らかになる。
- 10月26日 - RT モデルを発売。
2013年
- 2月9日 - Pro モデルを発売。
- 3月1日 - 日本マイクロソフトがRTモデルの日本での発売を発表。
- 3月15日 - 日本ではビックカメラ、ソフマップ、コジマ、ヤマダ電機、ベスト電器、ヨドバシカメラでRTモデルの販売開始[3]。
- 5月17日 - RTモデルの販売店に上記の6社に加え、エディオン、100満ボルト、ケーズデンキが追加。[4]
- 5月29日 - 日本マイクロソフトがProモデルの日本発売を発表。他地域に先駆けて256GBモデルを投入する。[5]
- 6月7日 - 日本でPro モデルが販売される。
- 7月12日 - RTモデルを一律1万円値下げ。
- 9月25日 - Proモデルを一律1万円値下げ。RTモデルを3000円から8000円値下げ。タッチカバーを2000円値下げ。
- 10月24日 - 第2世代であるSurface 2及びSurface Pro 2を同月25日より日本に投入することを発表。
- 10月25日 - Surface 2及びSurface Pro 2 の日本国内販売を開始。
- 10月29日 - 日本マイクロソフトが公式Twitterアカウントで、Surface Pro 2の512GBモデルが延期することを発表。
- 11月18日 - 日本マイクロソフトはSurfaceのショールーム「Surface表参道ショールーム」を、期間限定で表参道ヒルズ1Fで開設することを発表。期間は、2013年12月5日から2014年1月末まで。[6][7]
- 11月29日 - 日本マイクロソフトはSurface Pro 2の512GBモデルを発売。
- 12月5日 - 「Surface表参道ショールーム」を期間限定で開設した。2014年1月27日まで。
2014年
- 5月20日(アメリカ時間)Surface Pro 3をニューヨークで開催したイベントで発表。
- 6月2日 - 日本でSurface Pro 3が正式に発表された。
- 7月17日 - 日本でSurface Pro 3が発売される。
2015年
- 5月19日 - 日本でLTE対応モデルのSurface 3(4G LTE)をソフトバンクグループ(ソフトバンクモバイル(現・ソフトバンク)及びウィルコム沖縄)で販売することを発表(なお、LTE対応モデルは日本が世界で初めて発売)。
- 6月19日 - 日本でSurface 3(4G LTE)の販売を開始。なお、個人向けはY!mobileブランド、法人向けはSoftBankブランドでそれぞれ販売される。
- 10月6日(アメリカ時間)Surface Pro 4, Surface Bookをニューヨークで開催したイベントで発表。
Surface導入事例
- 2013年8月 - 株式会社 北國銀行が、すべての行内業務行員の2,300名に対して、Surface Proを採用。[8]
- 2013年9月30日(現地時間) - 米デルタ航空が、パイロット11,000人にSurface 2を携行させることを発表。航空機のマニュアルや地図などを電子化する目的で導入。[9]
- 2013年11月5日 - 立命館小学校(京都市)は4~5年生の児童約240人にSurface RT(初代)を本格導入した。[10]
- 2013年11月14日 - バレー全日本男子チームが公式タブレットに初代Surfaceを採用。[11]
問題点
- RTモデルの発売直後、Touch Coverに亀裂が入り中の配線が露出するなどの不具合が多く報告された。マイクロソフトは交換に応じた[12]。
- RTモデルはストレージ容量32GBの場合、ユーザーが実際に使用できる空き容量は16GBにすぎない。Windows RTの使用容量がiOSやAndroid等と比較して著しく多いためである。購入者の一部はマイクロソフトの周知が不足しているとして訴訟を起こした[13]。
脚注
- ^ 日本語表記は、マイクロソフトサーフェス公式サイトに準ずる。
- ^ http://japanese.engadget.com/2013/09/23/surface-power-cover-type-cover-2-touch-cove/
- ^ 日本MSが10.6型タブレット「Surface RT」を3月15日発売、32GBモデルは4万9800円 ITpro
- ^ “進化したタブレット「Surface RT」の販売パートナーを拡大し、販売を加速”. 日本マイクロソフト. (2013年5月17日) 2013年5月30日閲覧。
- ^ “「Surface」シリーズの製品ラインアップを拡充。進化したタブレット型 PC「Surface Pro」を日本市場に最適化し、6月7日(金)より発売”. 日本マイクロソフト. (2013年5月29日) 2013年5月30日閲覧。
- ^ http://topics.jp.msn.com/digital/microsoft/article.aspx?articleid=2297392
- ^ http://www.microsoft.com/ja-jp/news/Press/2013/Nov13/131118_Surface_omotesando.aspx
- ^ http://www.microsoft.com/ja-jp/news/Press/2013/Aug13/130828_hokkoku.aspx
- ^ http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/20131001_617652.html
- ^ http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1311/05/news127.html
- ^ http://news.mynavi.jp/news/2013/11/14/198/
- ^ “Surface tablet's Touch Cover splits at seam, users gripe”. CNET. (2012年11月9日) 2012年11月27日閲覧。
- ^ “Surface 所有者、32GBモデルでも空き容量が16GBしかないとして Microsoft を訴える”. japan.internet.com. (2012年11月19日) 2012年11月27日閲覧。