「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」の版間の差分
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ソース不明の没エンディングをとりあえず噂扱いに |
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=== ゲーム音楽 === |
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すぎやまこういちは前作でベースにしていた[[クラシック音楽]]に加え、[[ポップス]]寄りの曲も[[作曲]]していた。エンディング曲『この道わが旅』は、[[アニメ]]『[[DRAGON QUEST -ダイの大冒険-]]』でもエンディング曲として採用され、また、[[学校]]の[[卒業式]]で流れる事も多い。 |
すぎやまこういちは前作でベースにしていた[[クラシック音楽]]に加え、[[ポップス]]寄りの曲も[[作曲]]していた。エンディング曲『この道わが旅』は、[[アニメ]]『[[DRAGON QUEST -ダイの大冒険-]]』でもエンディング曲として採用され、また、[[学校]]の[[卒業式]]で流れる事も多い。 |
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フィールドマップの広さは前作の4倍となっている。冒険できる範囲が広がり、徒歩だけでなく、船に乗って冒険することや、「旅の扉」で遠隔地へ瞬時に移動することも可能となった。 |
フィールドマップの広さは前作の4倍となっている。冒険できる範囲が広がり、徒歩だけでなく、船に乗って冒険することや、「旅の扉」で遠隔地へ瞬時に移動することも可能となった。 |
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以下に、本作で取り入れられた主なシステムを挙げる。 |
以下に、本作で取り入れられた主なシステムを挙げる。これらの大部分は後の作品にも受け継がれている。 |
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==== パーティ制 ==== |
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==== 復活の呪文 ==== |
==== 復活の呪文 ==== |
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前作同様、ファミコン版およびMSX/MSX2版にはセーブ用のメモリが搭載されていないため、'''復活の呪文'''とよばれる[[パスワード (コンピュータゲーム)|パスワード]]を記録しておかなければならない。本作では最大52文字と長く、この呪文を1文字でも記載ミスすると、古い記載時点 |
前作同様、ファミコン版およびMSX/MSX2版にはセーブ用のメモリが搭載されていないため、'''復活の呪文'''とよばれる[[パスワード (コンピュータゲーム)|パスワード]]を記録しておかなければならない。本作では最大52文字と長く、この呪文を1文字でも記載ミスすると、古い記載時点(メモを残していなければ最初)からやり直しという事態に陥る。 |
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前作とは違い世界が広いため、複数の場所で復活の呪文を聞くことができる。 |
前作とは違い世界が広いため、複数の場所で復活の呪文を聞くことができる。 |
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前作の舞台はアレフガルドだけであったが、本作ではそのアレフガルドを含んだ世界すべてが舞台となる。物理的なマップの広さは前作の4倍となっている。 |
前作の舞台はアレフガルドだけであったが、本作ではそのアレフガルドを含んだ世界すべてが舞台となる。物理的なマップの広さは前作の4倍となっている。 |
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なお、世界地図の北端と南端、東端と西端はそれぞれ繋がっており、例えば世界地図の北西に位置するルプガナから北方へ向かうと南西のベラヌールに、西方へ向かうと北東のローレシア大陸に着く(物理的には[[地球]]のような球形とは異なると考えられる。[[トーラス]]も参照)。これは以降の作品全てについていえることである。 |
なお、世界地図の北端と南端、東端と西端はそれぞれ繋がっており、例えば世界地図の北西に位置するルプガナから北方へ向かうと南西のベラヌールに、西方へ向かうと北東のローレシア大陸に着く(物理的には[[地球]]のような球形とは異なると考えられる。[[トーラス]]も参照)。これは以降の作品全て、ひいては大部分のRPGについていえることである。 |
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=== 地名一覧 === |
=== 地名一覧 === |
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: 2人目の仲間キャラクター。前作の主人公の子孫の一人。打撃攻撃も呪文攻撃もどちらもそこそこ威力があるが、旧作では威力の大きい武器を装備できないのが欠点。サマルトリア城には妹がいる。また、小説版、CDシアター版では、「コナン」という名が与えられている。 |
: 2人目の仲間キャラクター。前作の主人公の子孫の一人。打撃攻撃も呪文攻撃もどちらもそこそこ威力があるが、旧作では威力の大きい武器を装備できないのが欠点。サマルトリア城には妹がいる。また、小説版、CDシアター版では、「コナン」という名が与えられている。 |
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; ムーンブルクの王女 |
; ムーンブルクの王女 |
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: 3人目の仲間キャラクター。前作の主人公の子孫の一人。ハーゴンの呪いにより犬にされてしまった。HPは低く、扱える武器の種類も少ないが、唱えられる呪文の種類が豊富である。 |
: 3人目の仲間キャラクター。前作の主人公の子孫の一人。ハーゴンの呪いにより犬にされてしまった。HPは低く、扱える武器の種類も少ないが、唱えられる呪文の種類が豊富である。小説版、CDシアター版では「セリア」だが、この名前は本来のゲームには登場しない。 |
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; 竜王の子孫 |
; 竜王の子孫 |
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== 豆知識 == |
== 豆知識 == |
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* ファミコン版のパッケージイラストは、左側で大神官ハーゴンがあざ笑い、中央にはそのハーゴンに斬りかかろうとする主人公のローレシア王子、そしてその脇にサマルトリア王子とムーンブルク王女がおり、本作がパーティ制であることをこのイラストで表している。背景にはラストボスである悪霊の神シドーが姿を現している。 |
* ファミコン版のパッケージイラストは、左側で大神官ハーゴンがあざ笑い、中央にはそのハーゴンに斬りかかろうとする主人公のローレシア王子、そしてその脇にサマルトリア王子とムーンブルク王女がおり、本作がパーティ制であることをこのイラストで表している。背景にはラストボスである悪霊の神シドーが姿を現している。 |
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* スーパーファミコン版『ドラゴンクエストI・II』のパッケージイラストは、中央にローレシア王子が立ち、その両脇にサマルトリア王子とムーンブルク王女が立っている構図であるが、スーパーファミコン版では彼らの |
* スーパーファミコン版『ドラゴンクエストI・II』のパッケージイラストは、中央にローレシア王子が立ち、その両脇にサマルトリア王子とムーンブルク王女が立っている構図であるが、スーパーファミコン版では彼らの等身がファミコン版よりも高くなっており、キャラクターの髪の形や色もファミコン版と異なっている。ファミコン版と同様、背景にはシドーの姿がある。 |
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* 『ゲームボーイ ドラゴンクエストI・II』のパッケージイラストは、ローレシア王子たち3人がリンゴを食べながら歩いており、その後ろからは数種類のモンスターが覗いているというイラストである。主に低年齢層をターゲットとしているため、主人公たちは3頭身にデフォルメされている。なお、イラスト内のモンスターの中には、アルミラージなど『III』以降で登場するモンスターも含まれている。 |
* 『ゲームボーイ ドラゴンクエストI・II』のパッケージイラストは、ローレシア王子たち3人がリンゴを食べながら歩いており、その後ろからは数種類のモンスターが覗いているというイラストである。主に低年齢層をターゲットとしているため、主人公たちは3頭身にデフォルメされている。なお、イラスト内のモンスターの中には、アルミラージなど『III』以降で登場するモンスターも含まれている。 |
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* 旧作のみ、ペルポイの町には、ゲーム中の名前・パスワード入力時に使用されている楽曲『Love Song 探して』を歌う[[牧野アンナ]]が「アンナ」の名前でゲスト出演しており、話しかけるとBGMが『Love Song 探して』に変化する。リメイク版ではこの演出は無くなり、ゲーム中の『Love Song 探して』も静かな印象の曲に変化している。なお、牧野アンナの『Love Song 探して』のシングル盤は当時の[[オリコン]]シングルチャートでは最高33位・累計売上28,000枚(100位圏内にチャートインしたときのみの累計)を記録している。 |
* 旧作のみ、ペルポイの町には、ゲーム中の名前・パスワード入力時に使用されている楽曲『Love Song 探して』を歌う[[牧野アンナ]]が「アンナ」の名前でゲスト出演しており、話しかけるとBGMが『Love Song 探して』に変化する。リメイク版ではこの演出は無くなり、ゲーム中の『Love Song 探して』も静かな印象の曲に変化している。なお、牧野アンナの『Love Song 探して』のシングル盤は当時の[[オリコン]]シングルチャートでは最高33位・累計売上28,000枚(100位圏内にチャートインしたときのみの累計)を記録している。 |
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* ロンダルキアへの洞窟を抜けた直後に雪景色のロンダルキア高原が広がるという演出は、洞窟の難易度とあいまって、本作品中の視覚的表現の中でもユーザーから非常に評価の高いものである。もっとも、これは[[川端康成]]の『[[雪国 (文学)|雪国]]』を連想させる、あるいは類似しているという指摘もある。 |
* ロンダルキアへの洞窟を抜けた直後に雪景色のロンダルキア高原が広がるという演出は、洞窟の難易度とあいまって、本作品中の視覚的表現の中でもユーザーから非常に評価の高いものである。もっとも、これは[[川端康成]]の『[[雪国 (文学)|雪国]]』を連想させる、あるいは類似しているという指摘もある。 |
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* ファミコン版の説明書に載っていたローレシア城などのCGは、元々ゲームに入るはずだったが、容量の問題でカットされた。 |
* ファミコン版の説明書に載っていたローレシア城などのCGは、元々ゲームに入るはずだったが、容量の問題でカットされた。 |
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=== バグ === |
=== バグ === |
2006年6月9日 (金) 13:06時点における版
ジャンル | ロールプレイングゲーム |
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対応機種 |
ファミリーコンピュータ(FC)/NES、MSX2、MSX、iアプリ、EZアプリ ※iアプリ版は前編・後編に分けて配信。「N901iS」では前編がプレインストール、後編については無料ダウンロード可能 |
開発元 | FC,MSX,MSX2:チュンソフト |
発売元 |
FC,MSX,MSX2:エニックス i,EZ:スクウェア・エニックス |
人数 | 1人 |
メディア |
FC:1Mbロムカセット MSX,MSX2:ロムカセット |
発売日 |
FC:1987年1月26日 MSX:1988年2月 MSX2:1988年5月 i:2005年6月24日 EZ:2006年1月19日 NES:1990年10月 |
売上本数 |
FC:約241万本 |
その他 |
※スーパーファミコン版、ゲームボーイ版のデータはドラゴンクエストI・II参照 ※本項ではファミコン版とMSX版、MSX2版を総称して「旧作」、スーパーファミコン版、ゲームボーイ版、携帯電話版を総称して「リメイク版」と呼ぶ。 |
『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』(-ツー あくりょうのかみがみ)は、エニックス(現スクウェア・エニックス)より発売されたゲームソフト。ジャンルはRPG。
概要
堀井雄二の脚本・ゲームデザイン、鳥山明のキャラクター、すぎやまこういちのクラシカルな音楽などにより爆発的な人気を博したドラゴンクエストシリーズの第2作。発売から徐々に人気が高まって行き、最終的には大ヒットとなり、後にドラゴンクエスト現象といわれる基礎を作った。
日本では、1987年にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売された。翌年にはMSX、MSX2にも移植された。その後、リメイク版としてスーパーファミコン版『ドラゴンクエストI・II』、ゲームボーイ版『ゲームボーイ ドラゴンクエストI・II』に収録されている。2000年代後半に入ると携帯電話用アプリ(iアプリ、EZアプリ(BREW))としての配信も行われるようになった。日本以外では、北米で"Dragon Warrior II" としてNESにて発売され、後にゲームボーイ版 "Dragon Warrior I & II" にも収録されている。
本作(特にファミコン版)は、ドラゴンクエストシリーズで最も高い難易度を誇るといわれる。特に終盤の「ロンダルキアへの洞窟」や、その洞窟を抜けた後に出現するモンスターに多くのプレイヤーは苦戦を強いられた。だが逆にその難易度の高さにより挑戦意欲を大いに掻き立てられたプレイヤーもおり、「ロンダルキアへの洞窟」をクリアしたときの達成感と喜びを理由に、この作品をドラゴンクエストシリーズ史上最高傑作ではないかと呼ぶ声も数多ある。
ゲーム内容
本作と前作『ドラゴンクエスト』、次作『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』はストーリーの関連があることから、この3作は登場する英雄「ロト」の名を取って「勇者ロトの伝説シリーズ」とされ、また簡単に「ロト3部作」とも呼ばれる。本作のゲーム内の時代設定は前作の100年後とされており、ロト3部作の中で最も後の時代の物語である。
主人公たち3人は勇者ロトの血を引く前作の主人公の子孫たち。主人公のローレシア王子はまず仲間のサマルトリア王子とムーンブルク王女を見つけ、そして3人で力をあわせて悪の大神官ハーゴンに立ち向かう。
ゲーム音楽
すぎやまこういちは前作でベースにしていたクラシック音楽に加え、ポップス寄りの曲も作曲していた。エンディング曲『この道わが旅』は、アニメ『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』でもエンディング曲として採用され、また、学校の卒業式で流れる事も多い。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
ゲームの特徴・システム
ファミコン版
前作は主人公1人だけで冒険をするシステムであったが、本作では主人公たちが複数人のキャラクターでまとまって行動するパーティシステムを採用。これは家庭用ゲーム機のRPGにおいて初めてのことである。戦闘では主人公たちも敵モンスターも複数となり、呪文や特殊攻撃も多彩となった。
グラフィック面でも変化があり、マップの地形が前作と比べややリアルになった(フィールドの海岸線や建物の壁など)ほか、キャラクターにうしろや横を向いたパターンが追加され、前作のように「はなす」コマンド実行時に方角を指定する必要がなくなった。しかし戦闘シーンでは、モンスターが複数表示されるようになったため、ファミコンのメモリ容量の都合上、前作で採用されていた背景のグラフィックが削除され、背景が黒一色の戦闘シーンとなってしまった。
フィールドマップの広さは前作の4倍となっている。冒険できる範囲が広がり、徒歩だけでなく、船に乗って冒険することや、「旅の扉」で遠隔地へ瞬時に移動することも可能となった。
以下に、本作で取り入れられた主なシステムを挙げる。これらの大部分は後の作品にも受け継がれている。
パーティ制
スタート時は主人公1人だけだが、ストーリーが進むと味方キャラクターが増え、最終的には3人パーティとなる。
経験値やHP(ヒットポイント)などのステータスは各キャラクターで別々となっている。アイテムも各キャラクターごと個別に管理され、それぞれ装備品を含めて8個まで持つことができる。仲間がいるときは、移動中にアイテムを他のキャラクターに渡したり、回復用のアイテムや呪文を他のメンバーに対して使ったりすることもできる。
戦闘では敵・味方ともパーティを組むようになったため、複数のキャラクターを対象とする呪文や特殊攻撃が登場した。
戦闘システム
本作から、戦闘シーンはターン制が取り入れられた。このシステムは、後に発売される多くのコンピュータRPG作品に採用されることとなる。
最初に味方全員の行動をコマンド選択で一度に指示し、そして1ターン内に敵・味方が各キャラクター1回ずつ(複数回連続攻撃する敵もいる)行動する。ただし時々、戦闘の最初のターンでこちらから一方的に攻撃できる場合や、逆に敵から一方的に攻撃を受ける場合もある(先制攻撃)。現れた敵を全て倒すと勝利になり、経験値は止めを刺したキャラクターとは関係なく全員平等に手に入る。ただし死んでいるキャラクターは経験値を得ることはできない。途中で逃げた場合は、一部の敵を倒していても経験値やゴールドは手に入らない。
プレイヤーキャラクター誰かのHPが0になるとそのキャラクターは死んでしまい、一切の行動ができなくなる。そして全員が死ぬと全滅となり、所持金が半減し、主人公のみが生き返り、直前に「復活の呪文」を聞いた場所に戻される。
また、本作から、戦闘に勝利したときに敵モンスターが一定確率で宝箱を落とすようになった。中には「ふしぎなぼうし」「ふっかつのたま」など、敵の宝箱からしか手に入らないレアアイテムもある。
武器・防具
前作と異なり、武器・防具と道具(やくそうなど)が同様の扱いとなり、すべて「どうぐ」ウィンドウで扱うようになった。
武器・防具の威力を有効にするには「そうび」コマンドで使う武器を選択する必要がある。また、ローレシア王子はすべての武器・防具を装備できるが、サマルトリア王子とムーンブルク王女は装備できる武器・防具が限定されている。「そうび」の操作を行わなかったために素手の状態のままとなり、ゲーム序盤で苦戦してしまうプレイヤーも多かった。
戦闘中に「どうぐ」で使うことにより、特殊な効果を発揮する武器や防具も登場した。
船
シリーズで初めての乗り物として、海や川の上を移動することができる「船」が登場した。
フィールド上から主人公たちが乗り込むことによって、水上を自由に移動することができる。歩いて通ることのできる地形に接岸すれば降りられるが、浅瀬は通れない。地上同様、水上でもモンスターとの戦闘は発生する。また、瞬間移動の呪文「ルーラ」や道具「キメラのつばさ」を使ったときは、主人公たちと同時に船も町の近くへ移動する。
復活の呪文
前作同様、ファミコン版およびMSX/MSX2版にはセーブ用のメモリが搭載されていないため、復活の呪文とよばれるパスワードを記録しておかなければならない。本作では最大52文字と長く、この呪文を1文字でも記載ミスすると、古い記載時点(メモを残していなければ最初)からやり直しという事態に陥る。
前作とは違い世界が広いため、複数の場所で復活の呪文を聞くことができる。
有名な復活の呪文に、「もょもと」という名前でレベル48の状態からプレイできるものがある。
その他の新システム
上記以外にも、次の要素が追加されている。
- 教会
- 城や町などに新たに登場した施設。寄付金を払うことにより、死んでしまったキャラクターの蘇生、毒の治療、呪いの解除が可能。
- 福引所
- 「ふくびきけん」1枚につき1回福引(スロットマシン形式)に挑戦でき、絵柄が揃えばアイテムが手に入る。
- 旅の扉
- 城・町やほこらなどにある青い渦巻状の物体。ここに飛び込むと、遠く離れた場所に一瞬で移動することができる。これを使わないと行くことのできない場所もある。
- 毒
- 仲間キャラクターのステータス異常。毒を受けると、歩くごとにHPが減っていってしまい、治療するにはアイテム「どくけしそう」や呪文「キアリー」を使うか、教会へ行き「どくのちりょう」を行うかする必要がある。
MSX版・MSX2版
内容はファミコン版とほぼ同じだが、オリジナルアイテムとして「あぶないみずぎ」が追加されている。MSX版では「あぶないみずぎ」入手時のイベントで特殊なグラフィックが表示されるという演出もある。BGMについてもアレンジが施されており、特にパスワードを入力する際のBGM『Love Song 探して』はファミコン版とは雰囲気が大きく違う。ここではポルタメントを多用し、「歌」を強く意識したアレンジとなっている。
なお、MSX、MSX2共にハードウェアの性能がファミコンよりも劣るため、
- 移動中のキャラクターの背景ブロックが黒く表示さる(MSX版のみ)
- スクロールなどの動作がファミコン版のように滑らかではない
- 効果音が鳴っている間はBGMのパートが一部欠ける
など、グラフィックやサウンド面でファミコン版と異なっている部分がある。
北米版(NES版)
日本版には無かったプロローグ(ムーンブルク城が襲われるシーン)が追加されている。このシーンは以後、日本でリメイクされる『ドラゴンクエストII』でも取り入れられる。
また、バッテリーバックアップシステムが採用されているほか、日本版での教会の十字架が五芒星のマークに、棺桶が幽霊のグラフィックに変更されている。
スーパーファミコン版・ゲームボーイ版
詳細はドラゴンクエストI・IIの項目を参照。
操作性の改良やグラフィック面など、多くの変更点が見られる。町の人の台詞なども一部が変更・追加されたほか、ゲーム中盤でのシナリオの追加も行われた。なお、ゲームボーイ版ではその場でゲームを中断する「中断の書」機能が追加されている。
携帯電話版
スーパーファミコン版・ゲームボーイ版での変更点に加え、さらに以下の点が変更されている。なお、ゲームボーイ版同様、携帯電話版でも「中断の書」機能が搭載されている。
- レベルや必要経験値、呪文習得レベルの設定が異なっている。
- 次の各呪文の効力が変更されている。
- ギラ、ベギラマ - 従来の『II』ではギラが単体対象、ベギラマが全体対象であったが、携帯版では2つとも『III』以降のようにグループ対象になっている。
- ルーラ - 従来の『II』では前回パスワードを聞いた(セーブした)場所へのワープであったが、携帯版では『III』以降のように行先を選択できるようになっている。
- 海上に出てくる「ゆうれい」が「しにがみ」に変更された。
- 「命の紋章」の入手場所が他機種版とは異なっている。また、ロンダルキアの洞窟に入るための条件が増えている。
世界
前作の舞台はアレフガルドだけであったが、本作ではそのアレフガルドを含んだ世界すべてが舞台となる。物理的なマップの広さは前作の4倍となっている。
なお、世界地図の北端と南端、東端と西端はそれぞれ繋がっており、例えば世界地図の北西に位置するルプガナから北方へ向かうと南西のベラヌールに、西方へ向かうと北東のローレシア大陸に着く(物理的には地球のような球形とは異なると考えられる。トーラスも参照)。これは以降の作品全て、ひいては大部分のRPGについていえることである。
地名一覧
※太字は地方名、通常字体は城・町・村、斜体字 はダンジョンを表す。地名の前に「*」のあるものは、復活の呪文のメモまたはセーブが可能な場所を表す(「(*)」はリメイク版のみ)。日本語地名の右の( )内の英語表記は北米版での地名(2つ併記してあるものは、左側がNES版、右側がGB版)。なお、ここでの地方名・地方区分は便宜上のものであり、公式に定められているものではない。
- ローレシア大陸 - 世界の北東に位置する広大な大陸。
- *ローレシア (Midenhall, Lorasia) - 前作の主人公が作った王国の城であり、本作のスタート地点でもある。大陸東部の海岸沿いに位置する。はるか南の島に通じる旅の扉がある。
- リリザ (Leftwyne) - ローレシアとサマルトリアの中間地点にある町。教会と福引所が初登場。
- *サマルトリア (Cannock) - 前作の主人公が作った王国の城。ローレシアの北西の森林に囲まれた場所にある。
- 勇者の泉の洞窟 - ローレシアの北方にある1層のみの洞窟。「勇者の泉」では水を飲むと体力を回復できる。
- 湖の洞窟 - サマルトリアの西にある2層構造の洞窟。ある鍵が眠る。
- ローラの門 - サマルトリアの南からムーンブルク地方に通じる海底トンネル。サマルトリアの王子を見つけなければ通れない。名前の由来は前作のアレフガルド王女、ローラから来ている。
- ムーンブルク国領 - ロンダルキア台地の北に接する地域。サマルトリアの南。ローレシア大陸とは「ローラの門」で結ばれている。
- *ムーンペタ (Hamlin) - ムーンブルク城の北にある町。「人と人が出会う町」と呼ばれている。
- ムーンブルク (Moonbrooke, Moonbrook) - 前作の主人公が作った王国の城。ハーゴンの軍勢に攻められ、廃墟となっている。
- 風の塔 - ムーンブルク地方にある8階建ての塔。風にまつわる品物があるが、この塔へ行くにはムーンペタからいったん北上し、東海岸沿いに出て南下して行かなければならない。
- ルプガナ地方 - アレフガルドから海を挟んで西の地域。ドラゴンの角の南には大砂漠がある。ムーンペタからルプガナに至るまではかなりの距離を歩かなくてはならない。
- ドラゴンの角 - ルプガナの南に、運河をはさんで建つ双子の塔。船無しで運河を越えるにはある方法でこの塔から飛び降りる必要がある。北側の塔には羽衣の作成に必要なアイテムが落ちている。
- (*)ルプガナ (Lianport) - アレフガルドの対岸にある港町。しかしここではよそ者には船を貸さないという慣わしがある。
- アレフガルド - 前作の舞台となった国。ローレシア大陸、ムーンブルク、ルプガナに囲まれた位置にある。前作で登場したマイラ、リムルダール、メルキドなどの町村は消滅している。
- *ラダトーム (Tantegel) - 前作のスタート地点であったアレフガルドの中心の城と城下町。本作では城と城下町が1つのマップに統合されている。ラダトーム王はハーゴンを怖れて身を隠している。
- 竜王の城 - ラダトームの対岸の城。かつては竜王が住んでいたが、本作ではその子孫が住む。前作と同じく伝説の剣が眠る。迷宮の構造はファミコン版第1作とほぼ同じ。
- 大灯台 - アレフガルドの南の島にある8階建ての塔。塔のダンジョンの中で最も階層が多く、広い。塔のどこかに謎の老人がいる。
- ベラヌール地方 - 世界の南西にある島。
- *ベラヌール (Beran) - 島のほぼ中央にある水の都。ロンダルキアのふもとに通じる旅の扉があるが、鉄格子によって阻まれている。
- テパ地方 - ロンダルキア台地の西に接する森林地帯。川などが複雑に入り組んでいる。
- テパ (Tuhn) - ロンダルキアの西方、森の中にある村。水門があるが、鍵を盗賊によって奪われてしまった。また、羽衣職人ドン・モハメが住む。
- 満月の塔 - テパの南にある7階建ての塔で、潮の満ち引きを操る品がある。テパの水門を開かないと行くことができない。
- デルコンダル国 - ローレシアの南にある島国。
- *デルコンダル (Osterfair) - 島にある城。玉座のすぐ前に闘技場があり、王は決闘に勝った者に対して褒美を与える。一部の関連書籍では、『III』に登場した大盗賊カンダタが作った国とされている。
- 海上の島々
- ザハン (Zahan) - はるか南東の小島の町。漁師の町であったが、漁師たちは魔物に襲われ海の藻屑と化した。したがってこの町で見られるのはほとんどが女性。
- 海底の洞窟 - デルコンダルの西の海に浮かぶ、浅瀬に囲まれた島の洞窟。邪神を祭る礼拝堂がある。MPを吸い取る「ふしぎなおどり」を使う敵が多く、歩くたびにHPを減らす溶岩や罠が仕掛けられた宝箱もあり、さらに階段の数も多く非常に複雑な構造となっており、ロンダルキアへの洞窟と並ぶ難所である。
- ペルポイ地方 - ロンダルキア台地の南東に接する地域。ロンダルキアの洞窟の入口周辺は、旅の扉を利用しないと行くことができない。
- ペルポイ (Wellgarth) - ロンダルキアのふもとの町。魔物の攻撃を避けるため地下に作られており、対応する鍵がないと町に入れない。道具屋では人には言えない秘密のものが売られている。
- ロンダルキアへの洞窟 - ペルポイの西の沼地からロンダルキア台地へ通じるダンジョン。入口は岩山によって隠されている。7層にも及ぶ広さと、強力な敵、落とし穴や永久ループなどの仕掛けのために登頂は困難を極め、ドラゴンクエストシリーズ史上最も難易度の高いダンジョンとして知られる。
- ロンダルキア (Rhone) - 世界地図のほぼ中心にある台地。雪に閉ざされている。
- *ロンダルキアのほこら - ロンダルキアで唯一の安らぎの場。回復と、復活の呪文の記録(セーブ)ができる。下界へ戻る一方通行の旅の扉もある。
- ハーゴンの神殿 - ロンダルキアにそびえる敵の本拠地。侵入者に対して幻を見せ、これを打ち破らない限り神殿には入れない。
登場キャラクター
人物名右の( )内の英語表記は北米版での名前(2つ併記してあるものは、左側がNES版、右側がGB版)。
主要人物
サマルトリアの王子、ムーンブルクの王女の名前は主人公の名前によって自動的に決定されるが、隠しコマンドを使うことによって自分の好きなように名前を付けることも可能。
- ローレシアの王子
- この物語の主人公。前作の主人公の子孫であり、勇者ロトの血を引いている。攻撃力は高く、全ての武器・防具を扱えるが、呪文は一切使えない。また、小説版、CDシアター版では、「アレン」という名が与えられている。
- サマルトリアの王子
- 2人目の仲間キャラクター。前作の主人公の子孫の一人。打撃攻撃も呪文攻撃もどちらもそこそこ威力があるが、旧作では威力の大きい武器を装備できないのが欠点。サマルトリア城には妹がいる。また、小説版、CDシアター版では、「コナン」という名が与えられている。
- ムーンブルクの王女
- 3人目の仲間キャラクター。前作の主人公の子孫の一人。ハーゴンの呪いにより犬にされてしまった。HPは低く、扱える武器の種類も少ないが、唱えられる呪文の種類が豊富である。小説版、CDシアター版では「セリア」だが、この名前は本来のゲームには登場しない。
- 竜王の子孫
- 前作のラストボスであった竜王の子孫。本作では敵としての登場ではなく、主人公たちに重要な情報を教えてくれる。ハーゴンの暴挙を相当恨んでいる。
- ラゴス (Roge Fastfinger, Lagos)
- テパの村から重要なアイテムを奪った盗賊。ペルポイの町の某所に隠れている。彼を見つけることができずにゲームが行き詰まり、苦しめられたプレイヤーも多い。
- ドン・モハメ (don Mahone, don Mohame)
- テパに住む羽衣職人。「みずのはごろも」を作ることができる。
- ルビス (Rubiss)
- かつてアレフガルドを創った精霊。本作では台詞のみ登場。
ボスキャラクター
以下は、イベントによって戦うことになるモンスターである。通常エンカウントモンスターとしても登場する。
- グレムリン - 小悪魔のモンスター。ルプガナで少女を助けるときは2匹登場、大灯台で目的の宝物を手に入れるときには4匹で襲いかかってくる。
- キラータイガー - デルコンダルの決闘場で戦うこととなるモンスター。
- べビル - ムーンペタの地下牢にいる赤い悪魔のモンスター。2匹で出現。
- じごくのつかい - 海底の洞窟で邪神の礼拝堂を守っている。2匹で出現。ローレシア城の地下牢にも出現する(ローレシアはリメイク版ではあくましんかん)。
以下は、ハーゴンの神殿に登場するボスモンスターである。
- アトラス - ハーゴンの神殿4階に出現。オレンジ色のギガンテスの強化版。
- バズズ - ハーゴンの神殿5階に出現。紫色のデビルロードの強化版。
- ベリアル - ハーゴンの神殿6階に出現。黄色のアークデーモンの強化版。
- ハーゴン (Hargon) - 主人公の倒すべき敵である。大神官であり、サブタイトルにある「悪霊の神(シドー)」を召喚したとされる。アトラス、バズズ、ベリアルに関しては、悪霊の神という説と、ハーゴンの側近という説がある。
- シドー (Malroth) - 最終ボス。ハーゴンの死に際に召喚される悪霊の神。6本の腕を持っている。ファミコン版では、完全回復呪文「ベホマ」を使用することがあるという他のラスボスにはない特徴を持つ。
ストーリー
プロローグ
アレフガルドを恐怖に陥れた竜王は勇者ロトの血を引く勇者によって倒され、勇者はその後、ラダトームの姫であったローラとともに新たな地を訪れ、3人の子供を産んだ。そしてその3人はそれぞれ、ローレシア・サマルトリア・ムーンブルクという3つの王国を設けたのである。それ以来、世界は平和な時代が続いた。
しかし100年が経ち、その平和は破られた。今度現れたのは邪教の教祖、大神官ハーゴンである。ある日、ムーンブルク王国の城がハーゴンの手先によって滅ぼされ、ムーンブルクから1人の兵士がローレシアにやってきた。兵士はハーゴンのことをローレシア王・王子に伝えるとその場で息絶えた。
このままではサマルトリアやローレシアもハーゴンの手に落ちてしまう。ロトの末裔、ローレシアの王子(主人公)は、ハーゴン討伐のためローレシアを旅立つ。
冒険
主人公はまず、同じロトの血を引いた2人の仲間を探す。最初にサマルトリアの王子を仲間にし、次にムーンブルク王女にかけられていた呪いを解き、仲間にする。
次に、ルプガナで船を手にいれた一行は、ロト伝説に関連の深いアレフガルドの地を訪れる。かつての敵であった竜王のひ孫から、世界に散らばる5つの「紋章」の話を聞いた一行は、船で世界各地を巡り、それらの紋章を集めていく。
そして全ての紋章を集め、精霊ルビスの加護を受けた一行は、敵地ロンダルキアへ乗り込み、ハーゴンに戦いを挑む。
豆知識
- ファミコン版のパッケージイラストは、左側で大神官ハーゴンがあざ笑い、中央にはそのハーゴンに斬りかかろうとする主人公のローレシア王子、そしてその脇にサマルトリア王子とムーンブルク王女がおり、本作がパーティ制であることをこのイラストで表している。背景にはラストボスである悪霊の神シドーが姿を現している。
- スーパーファミコン版『ドラゴンクエストI・II』のパッケージイラストは、中央にローレシア王子が立ち、その両脇にサマルトリア王子とムーンブルク王女が立っている構図であるが、スーパーファミコン版では彼らの等身がファミコン版よりも高くなっており、キャラクターの髪の形や色もファミコン版と異なっている。ファミコン版と同様、背景にはシドーの姿がある。
- 『ゲームボーイ ドラゴンクエストI・II』のパッケージイラストは、ローレシア王子たち3人がリンゴを食べながら歩いており、その後ろからは数種類のモンスターが覗いているというイラストである。主に低年齢層をターゲットとしているため、主人公たちは3頭身にデフォルメされている。なお、イラスト内のモンスターの中には、アルミラージなど『III』以降で登場するモンスターも含まれている。
- 旧作のみ、ペルポイの町には、ゲーム中の名前・パスワード入力時に使用されている楽曲『Love Song 探して』を歌う牧野アンナが「アンナ」の名前でゲスト出演しており、話しかけるとBGMが『Love Song 探して』に変化する。リメイク版ではこの演出は無くなり、ゲーム中の『Love Song 探して』も静かな印象の曲に変化している。なお、牧野アンナの『Love Song 探して』のシングル盤は当時のオリコンシングルチャートでは最高33位・累計売上28,000枚(100位圏内にチャートインしたときのみの累計)を記録している。
- ロンダルキアへの洞窟を抜けた直後に雪景色のロンダルキア高原が広がるという演出は、洞窟の難易度とあいまって、本作品中の視覚的表現の中でもユーザーから非常に評価の高いものである。もっとも、これは川端康成の『雪国』を連想させる、あるいは類似しているという指摘もある。
- ファミコン版の説明書に載っていたローレシア城などのCGは、元々ゲームに入るはずだったが、容量の問題でカットされた。
- 開発段階において、シドーをサマルトリア王子がメガンテで倒した場合(実際に発売されたゲームではシドーにメガンテは効かない)、ローレシア王子をサマルトリア王子の妹が短剣で切りつける…というイベントが考えられていた、という噂がある。
バグ
旧作において、次のようなバグが確認された。 これらは雑誌などでは「裏技」として紹介され、多くのプレイヤーがこれらの現象を試した。また、その一部はゲームブック版(エニックス刊)でもネタとして採用された。詳細は、外部のファンサイト等を参照のこと。
- 「はかいのつるぎ」の攻撃力で「はやぶさのけん」の効力(2回連続攻撃)を発揮できる。しかも呪われていない。
- 1個しか入手できないはずの防具である「みずのはごろも」を2個入手することができる。
- デルコンダルでラストボスとの戦闘が発生し、倒した後は普通では起こりえない現象がいろいろと起きる。
ゲーム中の楽曲
「*」印はリメイク版のみに使用される曲。
- タイトル系
- ドラゴンクエストマーチ - タイトル画面のBGM。前作の「序曲」を改題。リメイク版ではエンディング時の一シーンでも使用される。
- Love Song 探して - 名前・復活の呪文入力時のBGM。ちなみにこの曲には発売当時に歌詞がつけられ、牧野アンナが歌いレコードを発売していた。また、千葉ロッテマリーンズ応援団の応援歌「俺達の誇り」の原曲である。
- 城・町・ほこら系
- 王城 - 城で流れるBGM。
- *ラダトーム城 - リメイク版でのラダトーム城で流れるBGM。第1作と共通。
- 街の賑わい - 町や村で流れるBGM。
- 聖なるほこら - ほこら用のBGM。
- ダンジョン系
- 恐怖の地下洞 - 洞窟内で流れるBGM。旧作ではムーンブルクでも流れる。
- *洞窟 - リメイク版での竜王の城で流れるBGM。第1作と共通。
- 魔の塔 - 塔の中で流れるBGM。
- フィールド系
- 遥かなる旅路 - パーティー3人が全員揃っていない時のメインフィールド用BGM。
- 果てしなき世界 - 3人全員が揃っている時のメインフィールド用BGM。旧作では3人揃っていてもそのうちの誰かが死亡しているときは前述の「遥かなる旅路」に変わる。
- 広野を行く - アレフガルドで流れるBGM。第1作と共通。
- 乗り物系
- 海原を行く - 船に乗っている際のBGM。
- 戦闘系
- 戦い - 通常の戦闘中のBGM。
- 死を賭して - 最終ボス(シドー)との戦闘時のBGM。
- イベント系
- *パストラール~カタストロフ - リメイク版で新たに追加されたプロローグで流れるBGM。
- その他
- レクイエム - 全滅した際に流れるBGM。リメイク版ではムーンブルクや、オープニングのワンシーンでも流れる。
- エンディング系
- この道わが旅 - エンディングのスタッフロール時のBGM。(愛知和男のデビュー曲)
スタッフ
関連商品
ガイドブック
ファミリーコンピュータ版
- ファミコン神拳奥義大全書 ドラゴンクエストII 悪霊の神々
- ドラゴンクエストII 完全攻略本 (ISBN 4-19-723470-8)
- ドラゴンクエストII 悪霊の神々 公式ガイドブック (ISBN 4-900527-02-5)
スーパーファミコン版
- Vジャンプブックスゲームシリーズ ドラゴンクエストI・II
- ドラゴンクエストI・II 公式ガイドブック (ISBN 4-87025-741-6)
ゲームボーイ版
- Vジャンプブックスゲームシリーズ ゲームボーイ ドラゴンクエストI・II (ISBN 4-0877-9036-3)
- ゲームボーイ ドラゴンクエストI・II 公式ガイドブック 上巻 世界編 (ISBN 4-7575-0115-3)
- ゲームボーイ ドラゴンクエストI・II 公式ガイドブック 下巻 知識編 (ISBN 4-7575-0116-1)
その他
CD
- CDシアター ドラゴンクエストII
- 組曲 ドラゴンクエストの世界 ドラゴンクエストII 悪霊の神々(アポロン音楽工業、BY30-5136) - 東京弦楽合奏団演奏のオーケストラと、ファミコン版のゲーム音源を収録。廃盤。
- スーパーファミコン版 すぎやまこういち交響組曲 ドラゴンクエストII(ソニー・ミュージックエンタテインメント、SRCL-2734) - ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団演奏のオーケストラと、SFC版のゲーム音源集。廃盤。
- 交響組曲 ドラゴンクエストI・II(SPEビジュアルワークス、SVWC-7062) - ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団演奏。
- 交響組曲 ドラゴンクエストII 悪霊の神々(アニプレックス、SVWC-7246) - 東京都交響楽団演奏。「聖なるほこら」が追加。
派生作品
- ゲーム『ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート』
- 本作『ドラゴンクエストII』の世界の未来の話という設定になっている。主人公は『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』のキーファ。