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2016年6月8日 (水) 05:55時点における版
やまね しげゆき 山根 成之 | |
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本名 | 山根 成之(同じ) |
生年月日 | 1936年6月14日 |
没年月日 | 1991年12月27日(55歳没) |
出生地 |
日本 東京府東京市向島区寺島町 (現・東京都墨田区東向島) |
国籍 | 日本 |
職業 | 映画監督、脚本家 |
ジャンル | コメディ、青春、アイドル |
山根 成之(やまね しげゆき、1936年6月14日 - 1991年12月27日)は、日本の映画監督、脚本家。1970年代に松竹の映画で活動した。
来歴・人物
東京府東京市向島区寺島町(現・東京都墨田区東向島)の生まれ。
帽子屋の息子として生まれた。小学生の頃から浅草の映画館に通うほどの大の映画好きで、都立両国高校3年の時には年間800本を記録した。その一方で演劇部で活躍し、舞台俳優を目指し劇団俳優座への入団を志したが、方向転換して日本大学芸術学部映画学科に入学し、1960年に卒業後、松竹に入社。高橋治、小林正樹、中村登、篠田正浩、野村芳太郎らの作品の助監督につく。作風では、他社(日活)であるが鈴木清順の作品の影響を受けたという。
1968年、『復讐の歌が聞こえる』(貞永方久と共同)で監督に昇格。1973年、『同棲時代』シリーズで単独でメガホンを執る。
以来、コメディや青春もの、芸能事務所と共同製作したアイドルものを多数監督した。
1976年、『さらば夏の光よ』と『パーマネント・ブルー 真夏の恋』で第19回ブルーリボン賞監督賞を受賞。長らく小品の名手として評価されてきたが、1979年から『黄金の犬』『五番町夕霧楼』と一本立大作に進出。見掛け倒しの大作邦画に対する批判が高まっていた時期でもあり、パンフレットなどで「ブルータスの徹は踏まない」と意欲を語っていたが、その後は映画作品は急減する。
1980年代からはテレビドラマの演出も手がける。1991年12月27日、55歳の若さで逝去した。
監督
映画
- 復讐の歌が聞こえる(1968年)
- 同棲時代 今日子と次郎(1973年)
- 新・同棲時代 愛のくらし(1973年) ※脚本も担当
- しあわせの一番星(1974年)
- 愛と誠(1974年) ※脚本も担当
- あした輝く(1974年) ※脚本も担当
- 続・愛と誠(1975年) ※脚本も担当
- おれの行く道(1975年) ※脚本も担当
- 港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ(1975年) ※脚本も担当
- さらば夏の光よ(1976年)
- 忍術 猿飛佐助(1976年) ※脚本も担当
- パーマネント・ブルー 真夏の恋(1976年)
- おとうと(1976年)
- 突然、嵐のように(1977年) ※脚本も担当
- 愛情の設計(1977年)
- ワニと鸚鵡とオットセイ(1977年)
- ダブル・クラッチ(1978年)
- 九月の空(1978年)
- 黄金の犬(1979年)
- 五番町夕霧楼(1980年)
- ヘッドフォン・ララバイ(1983年)
- 地球物語 テレパス2500(1984年)
テレビ
- 京都殺人案内2「呪われた婚約」(1980年、朝日放送)
- ザ・ハングマン(1981年、朝日放送)
- 加山雄三のブラックジャック(1981年、テレビ朝日)
- 松本清張の脊梁(1982年、日本テレビ)
- 必殺シリーズ(朝日放送)
- 必殺渡し人(1983年)
- 必殺仕事人V・風雲竜虎編(1987年)
- 必殺剣劇人(1987年)
- 女捜査官シリーズ(朝日放送)
- 松本清張スペシャル・わるいやつら(1985年、日本テレビ)
- 赤かぶ検事奮戦記シリーズ(朝日放送)
- 赤かぶ検事奮戦記IV(1985年)
- 赤かぶ検事奮戦記 笑う楊貴妃観音殺人事件(1990年)
- 赤かぶ検事奮戦記 南紀勝浦温泉殺人迷路(1991年)
- 花婿は殺人者(1988年、日本テレビ)
- 松本清張スペシャル・家紋(1990年、日本テレビ)
- 参上! 天空剣士(1990年、テレビ東京)
脚本
- さよなら列車(1966年)
- コント55号と水前寺清子の大勝負(1970年)
- コント55号とミーコの絶体絶命(1971年)
- スプーン一杯の幸せ(1975年)
- 愛と誠 完結篇(1976年)