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2016年6月8日 (水) 05:09時点における版

丸山 祐市
名前
愛称 マル[1]
カタカナ マルヤマ ユウイチ
ラテン文字 MARUYAMA Yuichi
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1989-06-16) 1989年6月16日(35歳)
出身地 東京都世田谷区[2]
身長 183cm
体重 74kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 FC東京
ポジション DF (CB,LSB)
背番号 5
利き足 左足[2][1]
ユース
1993-2001
2002-2004
2005-2007
2008-2011
バディSC
FC東京U-15
國學院久我山高校
明治大学
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2012- FC東京 23 (0)
2014 湘南ベルマーレ (loan) 41 (2)
代表歴
2010-2011  日本U-21/22
獲得メダル
ユニバーシアード
2011 深圳 サッカー
1. 国内リーグ戦に限る。2016年1月1日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

丸山 祐市(まるやま ゆういち、1989年6月16日 - )は、東京都世田谷区出身のサッカー選手。ポジションはディフェンダーセンターバック(CB)、左サイドバック(SB)[3])。

来歴

4歳の時にサッカーを始める[1]。小学5年生からFC東京スクールに加わり[4]中学時代はFC東京U-15でプレー。トップ下から左SBへコンバートされた[5][4]。同期は宮阪政樹大竹洋平椋原健太廣永遼太郎田端信成岡田翔平田中奏一井澤惇加藤淳也など。

國學院久我山高校サッカー部に入るが、前十字靭帯損傷の怪我もあって[4][6][7]全国高校サッカー選手権では東京都ベスト8で終わるなど[8]目立った活躍はできず(なお、高校での1学年後輩に田邉草民が在籍)、明治大学へはスポーツ推薦ではなく指定校推薦で進学した[8][9]。大学では3年時にレギュラーに据えられると[10]CBとして関東大学1部リーグ制覇に大きく貢献した[11]。左足のキック精度に自信を持ち[12][13]、プレースキッカーとしても活躍[8]。大学の同期には宮阪、高木駿らがいた。ロンドンオリンピックを目指す世代別代表にも招集され、複数のJリーグクラブによる争奪となった[14][15][7]

2012年からFC東京へ加入[2]9月5日のナビスコカップ準決勝清水戦で公式戦初先発。第21節戦でJリーグ出場を果たす。

2014年に湘南ベルマーレ期限付き移籍[16][17]。J2第1節山形戦で早速先発出場。3バックの中央に配され、完封勝利に貢献した。続く第2節長崎戦では直接FKを沈め[18]公式戦初得点を挙げた。通年のインターセプト及びボール奪取数でチーム最多を記録し[19]的確なリスク管理で堅守を構築、速く正確なフィードを放つことで一気呵成に攻めあがるサッカーの起点ともなった[20][21]

2015年、湘南での活躍を高く評価され[22]、2015年よりFC東京へ復帰[23][24]。CB兼SBのバックアッパーとして[25]1stステージは全試合にベンチ入り。当初CBとしては森重真人カニーニ吉本一謙に次ぐ4番手だったものの[26]2ndステージに入り先発を確保すると、同年8月には負傷離脱した槙野智章に代わって2018 FIFAワールドカップ・アジア2次予選を戦う日本代表に初選出された[27][28]。希少な左利きのCBとして[29]ヴァヒド・ハリルホジッチ監督の評価を得て[30]同年11月発表の日本代表にも選出された。

エピソード

  • 高校時代は大怪我からの復帰後まもなくしてサッカー部を引退しており[10][12]、大学でも1、2年時は試合に出られなかったことからプロを意識できずにいた[10]。そのため、一般企業(金融機関[7][12])への就職を目指していたが[12]、第1志望の企業からの内定を得られず「第2志望、第3志望と他の企業に行けばサッカーに対して後悔する」[14][6]とプロ入りへ翻意した。
  • FC東京入りを選んだ理由の一つとして、日本代表DF今野泰幸の存在を挙げる。日本代表DF栗原勇蔵が所属する横浜FMからもオファーを受けていたが、フィジカルが強い栗原よりも頭を使ったプレーをする今野を目指したいとコメントしている[15]。ただし、今野は2011年限りでFC東京を退団。共にプレーすることはできなかった。
  • リーグデビュー戦後、「僕は大卒なのでその辺は分かっているので。鼻の下を伸ばすのは今日までにして、また明日からは天皇杯に向けて、アピールしていきたいと思います」と鼻の下を伸ばす(=好色そうな顔つきをする)という言葉の意味を完全に勘違いし、かつ高卒選手を見下したコメントを残している[31]
  • 閉所恐怖症で飛行機移動が苦手[32]

所属クラブ

ユース経歴
プロ経歴

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2009 明治大 13 - - - 3 0 3 0
2012 FC東京 16 J1 3 0 2 0 1 0 6 0
2013 0 0 1 0 3 0 4 0
2014 湘南 14 J2 41 2 - 2 1 43 3
2015 FC東京 5 J1 20 0 6 0 1 0 27 0
2016  
J3 - -
通算 日本 J1 23 0 9 0 5 0 37 0
日本 J2 41 2 - 2 1 43 3
日本 - - 3 0 3 0
総通算 64 2 9 0 10 1 83 3
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2012 FC東京 16 1 0
2016 5 7 0
通算 AFC 8 0
その他の国際大会
出場歴

代表歴

出場大会

試合数


日本代表国際Aマッチ
出場得点
2015 0 0
通算 0 0

タイトル

FC東京U-15
明治大学体育会サッカー部
ユニバーシアード日本代表
湘南ベルマーレ

個人

  • 関東大学サッカーリーグ戦 ベストイレブン (2010年、2011年)
  • 関東大学サッカー連盟 特別賞 (2011年)

脚注

注釈
  1. ^ 2004年に「U-15深川」に改称。
出典
  1. ^ a b c 『Jリーグ選手名鑑 2014J1・J2・J3エルゴラッソ特別編集』三栄書房、2014年、208頁。 
  2. ^ a b c 丸山祐市選手 (明治大学) 来季新加入内定のお知らせ FC東京、2011.10.05
  3. ^ a b サッカー部 DF丸山、U-22日本代表召集! 明大スポーツ (2011年11月18日)
  4. ^ a b c d 「センターバックというポジションは誰にも譲りたくないと思っている」FC東京 x 湘南ベルマーレ Pre-match Words -FC東京 丸山祐市選手編- (3/4) J SPORTS (2015年10月16日)
  5. ^ 週刊サッカーマガジン増刊 2012J1&J2リーグ選手名鑑 2012年 3/10号』、132頁。 
  6. ^ a b 【メルマガ】明治大・丸山祐市、Jへ進路変更~ミニインタビュー (Vol.53より) College Soccer Central、2011.05.24
  7. ^ a b c 明大・丸山、関塚JAPANで「金」獲る サンケイスポーツ、2011.11.18
  8. ^ a b c [MOM74]明治大DF丸山祐市(3年) 注目CBが決めた左足での一撃 ゲキサカ、2010.05.24
  9. ^ [C☆voice43]明治大DF丸山祐市「自分の背中で見せていきたい」 ゲキサカ、2011.05.20
  10. ^ a b c [大学サッカー]横浜F・マリノスから受けていたオファーを断った丸山祐市のラストシーズン - ウェイバックマシン(2011年7月4日アーカイブ分) エル・ゴラッソweb版 blogola、2011.04.28
  11. ^ [C☆voice_35]明治大DF丸山祐市「アジア大会はやっぱり出たかった気持ちがある」 ゲキサカ、2010.12.09
  12. ^ a b c d [MOM133]全日本大学選抜DF丸山祐市(明治大) 全日本のプライド守る左足FK弾! ゲキサカ、2011.03.06
  13. ^ U22に「高さ」大型SB大岩&丸山起用へ 日刊スポーツ、2011.10.19
  14. ^ a b 明治大DF丸山の獲得へ、J9クラブが争奪戦!! ゲキサカ、2011.07.08
  15. ^ a b “今野2世”目指す! 明大丸山、FC東京入り決断 スポーツニッポン、2011.09.11
  16. ^ 丸山祐市選手 湘南ベルマーレへ期限付き移籍のお知らせ FC東京 (2014年1月2日)
  17. ^ FC東京 丸山祐市選手 移籍加入のお知らせ 湘南ベルマーレ (2014年1月2日)
  18. ^ 湘南が3発快勝…宇佐美、丸山がJ初ゴール ゲキサカ (2014年3月9日)
  19. ^ エル・ゴラッソ特別編集 J2リーグ総集編2014』三栄書房、2015年、15頁。 
  20. ^ 月刊J2マガジン 6月号』ベースボール・マガジン社、2014年、43頁。 
  21. ^ 月刊J2マガジン 2014年7月号』ベースボール・マガジン社、2014年、8頁。 
  22. ^ 【湘南】DF丸山がF東京復帰 - ウェイバックマシン(2014年11月28日アーカイブ分) スポーツ報知 (2014年11月29日)
  23. ^ 丸山祐市選手 FC東京へ復帰のお知らせ 湘南ベルマーレ (2014年12月3日)
  24. ^ 丸山祐市選手 FC東京復帰のお知らせ FC東京 (2014年12月3日)
  25. ^ 太田 左太腿を負傷…G大阪&横浜戦は欠場濃厚 スポーツニッポン (2015年3月6日)
  26. ^ FC東京の主力CBに定着、さらには日の丸も。丸山祐市、プロとしての礎を築いた湘南での1年間 (2/5) フットボールチャンネル (2015年10月20日)
  27. ^ SAMURAI BLUE(日本代表)選手変更のお知らせ 日本サッカー協会 (2015年8月31日)
  28. ^ 槙野「やれると思って…」負傷離脱、DF丸山を招集 日刊スポーツ 2015年8月31日閲覧
  29. ^ 東京DF丸山祐市、初23人選出 希少な左利きCB 日刊スポーツ (2015年11月6日)
  30. ^ ハリル氏左利き重視?選手寸評要旨 デイリースポーツ (2015年11月5日)
  31. ^ DF丸山「鼻の下を伸ばすのは今日まで」 ゲキサカ、2012.09.05
  32. ^ 丸山祐市「閉所恐怖症なんです」飛行機嫌い告白 日刊スポーツ (2015年11月9日)
  33. ^ U-21日本代表 <第16回アジア競技大会 (2010/広州)>メンバー変更のお知らせ 日本サッカー協会、2010.11.01

関連項目

外部リンク