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原川力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
原川 力
名前
愛称 リキ
カタカナ ハラカワ リキ
ラテン文字 HARAKAWA Riki
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1993-08-18) 1993年8月18日(31歳)
出身地 山口県山口市
身長 175cm
体重 72kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 FC東京
ポジション MF
背番号 40
利き足 右足
ユース
1997-2008 日本の旗 レオーネ山口山口市立良城小学校 / 山口市立鴻南中学校
2009-2011 日本の旗 京都サンガF.C.U-18(立命館宇治高等学校
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2011-2015 日本の旗 京都サンガF.C. 39 (0)
2014 日本の旗 愛媛FC(loan) 32 (1)
2014 日本の旗 Jリーグ・アンダー22選抜 1 (0)
2016-2017 日本の旗 川崎フロンターレ 4 (0)
2017 日本の旗 サガン鳥栖(loan) 33 (7)
2018-2020 日本の旗 サガン鳥栖 88 (9)
2021-2023 日本の旗 セレッソ大阪 51 (2)
2023 日本の旗 FC東京(loan) 10 (1)
2024- 日本の旗 FC東京
代表歴2
2013  日本 U-20
2014-2016  日本 U-23 1 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年12月18日現在。
2. 2021年3月18日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

原川 力(はらかわ りき、1993年8月18日 - )は、山口県山口市出身のプロサッカー選手JリーグFC東京所属。ポジションはミッドフィールダー(MF)

京都サンガでユース出身として初めて10番を着けた選手[1]

来歴

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プロ入り前

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ジュニアユースチームのレオーネ山口(現・レノファ山口FCアカデミー)でサッカーを始めた。鴻南中学校のサッカー部に所属していた久保裕也は、チームこそ違うものの同中学の同級生で、中学校の校庭や学校の隣にある維新百年記念公園で朝練をしていた間柄であった[2]。中学3年時の2008年には高円宮杯第20回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会に初出場、中心選手としてベスト4進出を果たす。また、同年のチャレンジ! おおいた国体サッカー少年男子競技にも久保と共に山口県代表として出場した。2009年、鴻南中を卒業後、同級生の久保と共に京都サンガF.C.U-18に入団。

京都サンガ

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2011年シーズンに京都サンガF.C.に2種登録され、トップチームに帯同。2012年より、トップチームへ昇格[3]。7月22日、J2第25節の愛媛FC戦で後半33分から出場し、プロデビューを果たす。

愛媛FC

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2014年1月、出場機会を得るために愛媛FCへ期限付き移籍[4]。この年32試合に出場しプロ初得点も挙げた。

京都サンガ復帰

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2014年12月、京都への復帰が発表され[5]、2015年シーズンはJ2リーグ戦・天皇杯合わせて32試合に出場した。

川崎フロンターレ

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2015年12月24日、川崎フロンターレに完全移籍することが発表された[6]2016年活躍に期待されたが、大島僚太エドゥアルド・ネットの壁が崩せず、スタメンには定着できなかった。風間八宏監督の戦術理解に苦しみSB等で自分のプレーを見つめ直したり努力はしたが、シーズン通しての出場は少なかった。

サガン鳥栖

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2017年1月4日、サガン鳥栖に期限付き移籍で加入することが発表された。2月25日、柏レイソルとの開幕戦でフリーキックから移籍後初得点を決め、3月11日に行われた第3節のサンフレッチェ広島戦でもホームで2戦連続となるフリーキックを決めた[7]。12月9日、期限付きから完全移籍でサガン鳥栖に加入することが発表された[8]

セレッソ大阪

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2020年12月27日、セレッソ大阪に完全移籍で加入した[9]。怪我が重なった。

2023年、ボランチでは奥埜博亮鈴木徳真がレギュラーだったが、新加入の香川真司がボランチとして新境地を開拓したことや、喜田陽が出場機会を増やしたことで、鈴木と共に序列が低下した。

FC東京

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同年7月24日、FC東京へ期限付き移籍で加入することが発表された[10]。ガンバ大阪戦で移籍後初得点、その後も先発に定着した[11]。2024年シーズンからは完全移籍に移行[12]

日本代表

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2014年1月、オマーンで開催されたAFC U-22アジアカップ2013に出場するU-21日本代表に追加招集され3試合に出場[13]。初陣となったイラン戦では、2016年リオデジャネイロオリンピック出場を目指す手倉森誠ジャパンの第1号ゴールを決めた[14]

2016年リオデジャネイロオリンピック出場権が懸かったAFC U-23選手権2016カタール)に臨むU-23サッカー日本代表メンバーに招集される。大会準決勝となったU-23サッカーイラク代表戦では、1-1の同点で迎えた後半アディショナルタイムで、南野拓実のクロスをパンチングでイラクのゴールキーパーが弾き返したボールをペナルティエリア外で拾い、左足でミドルシュートを放ってゴールに突き刺して得点を挙げた。これが日本にとって6大会連続となるオリンピック出場を決める決勝点となった[15][16]

2016年7月、リオデジャネイロオリンピックの代表登録メンバーに選出された。初戦のナイジェリア戦にスタメンで出場するも、残り2試合は出場せずにチームはグループリーグ敗退となった。

2021年3月18日、国際親善試合およびFIFAワールドカップ2022カタールアジア2次予選AFCアジアカップ中国2023予選モンゴル代表戦のメンバーとして日本代表に初選出されたが[17]、怪我により不参加となった[18]

人物

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  • 田中陽子2012 FIFA U-20女子ワールドカップ日本代表)も、学校こそ異なるものの小学2年から6年までレオーネで共にプレーした幼馴染である[19]
  • 2014年3月18日、大阪府出身の一般女性と結婚した[20][21]。同年8月に第一子となる長女が、2017年5月には第二子となる長男が誕生した[22][23]

所属クラブ

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個人成績

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2012 京都 27 J2 3 0 - 0 0 3 0
2013 7 0 - 1 0 8 0
2014 愛媛 10 32 1 - 1 0 33 1
2015 京都 29 0 - 3 0 32 0
2016 川崎 15 J1 4 0 2 0 1 0 7 0
2017 鳥栖 4 33 7 2 0 1 0 36 7
2018 29 2 1 0 3 1 33 3
2019 31 4 3 1 2 0 36 5
2020 28 3 0 0 - 28 3
2021 C大阪 26 2 4 0 3 0 33 2
2022 18 0 6 0 1 0 25 0
2023 7 0 5 0 2 0 14 0
FC東京 40 10 1 2 0 - 12 1
2024
通算 日本 J1 186 19 25 1 13 1 224 21
日本 J2 71 1 - 5 0 76 1
総通算 257 20 25 1 18 1 300 22
  • 2011年 2種登録選手としての公式戦出場はなし。
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2021 C大阪 4 5 0
通算 AFC 5 0

その他の公式戦

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 期間通算
出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 期間通算
2014 J-22 - J3 1 0 1 0
2015 0 0 0 0
通算 日本 J3 1 0 1 0
総通算 1 0 1 0

タイトル

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代表

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U-23日本代表

代表歴

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出場大会

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脚注

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出典

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  1. ^ MF Riki HARAKAWA 原川 力”. セレッソ大阪オフィシャルウェブサイト. 2023年3月8日閲覧。
  2. ^ “山口・鴻南中出身、久保、原川選手 サッカーU-22代表に選出”. 山口新聞. (2015年3月11日). オリジナルの2015年3月15日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150315024105/http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2015/0311/4p.html 2016年1月17日閲覧。 
  3. ^ トップチームへ昇格のお知らせ”. 京都サンガF.C. (2011年12月6日). 2012年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月17日閲覧。
  4. ^ 原川力選手 愛媛FCへ期限付き移籍のお知らせ”. 京都サンガF.C. (2014年1月8日). 2014年1月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月17日閲覧。
  5. ^ 原川 力選手 愛媛FCへの期限付き移籍期間満了ならびに復帰のお知らせ』(プレスリリース)京都サンガF.C.、2014年12月25日。オリジナルの2014年12月25日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20141225141240/http://www.sanga-fc.jp/news/detail/279162014年12月25日閲覧 
  6. ^ 原川力選手加入のお知らせ - 川崎フロンターレオフィシャルサイト(2015年12月24日閲覧)
  7. ^ 鳥栖MF原川“デジャブ”…ホーム2戦連続FK弾で苦手・広島を沈める ゲキサカ(2017年3月11日)
  8. ^ 原川力選手 完全移籍加入のお知らせ サガン鳥栖(2017年12月9日)
  9. ^ セレッソ大阪がMF原川力とFW加藤陸次樹を獲得。DF片山瑛一は清水エスパルスへ”. フットボールチャンネル (2020年12月27日). 2020年12月27日閲覧。
  10. ^ 原川力選手 期限付き移籍加入のお知らせ”. FC東京 (2023年7月24日). 2023年7月24日閲覧。
  11. ^ FC東京・原川 完全移籍で獲得へ 今夏C大阪から期限付きで加入”. スポニチ Sponichi Annex. スポーツニッポン (2023年11月29日). 2023年11月29日閲覧。
  12. ^ 原川力選手 完全移籍加入のお知らせ”. FC東京オフィシャルホームページ (2023年12月18日). 2023年12月18日閲覧。
  13. ^ 原川力選手 U-21日本代表「AFC U-22選手権Oman2013」メンバー追加招集のお知らせ”. 京都サンガF.C. (2013年12月25日). 2014年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月17日閲覧。
  14. ^ イランと激しい打ち合い…手倉森ジャパンの初陣は3-3ドロー - ゲキサカ(2014年1月13日閲覧)
  15. ^ サッカー:AFC U-23選手権・準決勝 日本vs.イラク(アブドゥラー・ビン・ハリファ・スタジアム)”. スポーツナビ (2016年1月26日). 2016年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月17日閲覧。
  16. ^ 原川力「非常にうれしくて達成感もある」 五輪最終予選 イラク戦後、選手コメント スポーツナビ 2016年1月27日閲覧
  17. ^ SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー 国際親善試合韓国代表戦(3/25 神奈川/日産スタジアム)FIFAワールドカップ2022カタールアジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選モンゴル代表戦(3/30 千葉/フクダ電子アリーナ)”. JFA|公益財団法人日本サッカー協会. 2021年3月18日閲覧。
  18. ^ 原川 力選手 SAMURAI BLUE(日本代表) 不参加のお知らせ』(プレスリリース)セレッソ大阪、2021年3月21日https://www.cerezo.jp/news/2021-03-21-21-30/2021年3月25日閲覧 
  19. ^ サンガ日記 意外な関係”. 京都サンガF.C. (2012年9月6日). 2014年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月17日閲覧。
  20. ^ MF Riki HARAKAWA 原川 力”. 2023年3月8日閲覧。
  21. ^ U-21日本代表、愛媛MF原川が一般女性との入籍を発表”. ゲキサカ (2014年5月9日). 2019年4月7日閲覧。
  22. ^ U-21日本代表MF原川に第一子誕生 「自覚と責任を持って」”. ゲキサカ (2014年8月30日). 2019年4月7日閲覧。
  23. ^ 鳥栖MF原川力に第2子、「毎日努力し続けたい」”. ゲキサカ (2017年5月25日). 2019年4月7日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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