コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「名古屋章」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
P906i (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m WP:BOTREQ: Category:東京都区部出身の人物新設に伴う貼り変え作業
396行目: 396行目:
[[Category:日本の男性声優]]
[[Category:日本の男性声優]]
[[Category:過去の文学座所属者]]
[[Category:過去の文学座所属者]]
[[Category:東京都出身の人物]]
[[Category:東京都区部出身の人物]]
[[Category:大映テレビの人物]]
[[Category:大映テレビの人物]]
[[Category:1930年生]]
[[Category:1930年生]]

2016年6月8日 (水) 03:36時点における版

なごや あきら
名古屋 章
本名 名古屋 章
生年月日 (1930-12-08) 1930年12月8日
没年月日 (2003-06-24) 2003年6月24日(72歳没)
出生地 日本の旗 日本東京府東京市麹町区
(現:東京都千代田区九段
死没地 日本の旗 日本東京都新宿区河田町
身長 170 cm
血液型 AB型
職業 俳優
声優
ジャンル 映画
テレビドラマ
アフレコ・ナレーション
活動期間 1949年 - 2003年
活動内容 1949年:NHK東京放送劇団養成所入所
1952年芸術祭賞受賞
1959年文学座入団
1963年:劇団雲に移籍
1975年:フリーランス
主な作品
映画
男の紋章』『日本沈没
麻雀放浪記』『マルタイの女
テレビドラマ
柔道一直線』『刑事くん
ウルトラマンタロウ
スクール☆ウォーズ』『HOTEL
吹き替え
ひょっこりひょうたん島
テンプレートを表示

名古屋 章(なごや あきら、1930年(昭和5年)12月8日 - 2003年(平成15年)6月24日)は、日本俳優声優ナレーター。本名同じ[1]

東京府東京市麹町区(現、東京都千代田区九段出身。身長170cm、体重78kg[1]旧制九段中学卒業

NHK東京放送劇団文学座劇団雲を経て、1975年(昭和50年)以降はフリー1950年代から半世紀に渡り、数多くの舞台映画ドラマラジオに出演、ナレーターなどもこなした。

来歴・人物

幼少期、名古屋が珍しい姓であったことや父の氏名が(名古屋)愉快[2]のため級友からからかわれていた。 1949年(昭和24年)に旧制中学を卒業すると、NHK東京放送劇団養成所に3期生として入所。同期には後に声優として活躍する勝田久高橋和枝らがいた。

1952年(昭和27年)にはラジオドラマ『ぼたもち』に主演し、その年の芸術祭賞を獲得。ラジオドラマにはその他、『一丁目一番地』など。

1959年(昭和34年)に文学座へ入団。1963年(昭和38年)に劇団雲の創立に参加、1975年(昭和50年)には雲の解散により以後はフリーで活動し、地人会こまつ座などの舞台にも出演した演劇人でもあった。1971年(昭和46年)には『釘』で第6回紀伊国屋演劇賞個人賞を、1983年(昭和58年)に『雨』で芸術祭演劇部門大賞を受賞している。

ラジオドラマ時代はその美声により二枚目を担当し、数多の女性ファンを獲得した[3]。ラジオドラマには晩年まで出演したが、映画への出演ではくせのある敵役や悪役でならし、テレビ時代に入り何十年もの間バイプレイヤーとして、その風貌を活かし人情味ある庶民の役をこなした。またドラマでは、刑事役で出演する事が多かった。特に『赤いシリーズ』や『スクール☆ウォーズ』などの大映テレビ制作のドラマに数多く出演するなど、名脇役ぶりで親しまれた。

特撮分野では『帰ってきたウルトラマン』のナレーター、『ウルトラマンタロウ』のZATの朝日奈勇太郎隊長役が知られる[4]。また、NHKの人形劇ひょっこりひょうたん島』のドン・ガバチョ役を藤村有弘から引継ぎ、1991年(平成3年)から2代目の声の担当を務めた。

2003年(平成15年)6月24日肺炎のため死去。72歳没。同年3月には脳腫瘍で手術を受けリハビリをしながらも、3ヶ月後の9月まで仕事のスケジュールが入っており、現役の俳優として迎えた死だった。亡くなる13日前に収録したNHK教育テレビの番組『ピタゴラスイッチ』の声優の仕事が遺作となった。死去時の追悼番組として放送されたのは、ホテルの料理長を演じたテレビドラマHOTEL』である。2006年(平成18年)発売のDVD版『ウルトラマンタロウ』Vol.12の特典映像にも現存するインタビュー映像が追悼収録された[5]

生前の趣味は、鉄道模型絵画ゴルフ

後任

名古屋の死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。

出演作品

テレビドラマ

映画

舞台

  • アントニーとクレオパトラ(1968年、劇団雲
  • 榎本武揚』(1967年、劇団雲) - 殺し
  • きらめく星座(1985年・1987年、こまつ座
  • 雨(1987年、こまつ座)
  • 父の詫び状(1993年・1995年)
  • 恋風〜昭和ブキウギ物語(1993年・1996年、東宝
  • 真夏の夜の夢
  • 黄金の国
  • 憎いあんちくしょう(2002年) - 長兵衛(おろくの父親)

テレビアニメ

OVA

劇場アニメ

吹き替え

洋画・海外ドラマ

海外アニメ

人形劇

CD

  • 名古屋章+石立鉄男 FEATURING DJ takawo「1+1」- カエルカフェ製作。二人のドラマでの声をサンプリングしたCD
  • 寺山修司ラジオ・ドラマCD「鳥籠になった男」「大礼服」-「鳥籠になった男」(CBC1965年11月放送)で「探偵7」を演じている。

CM

その他

脚注・出典

  1. ^ a b 『日本タレント名鑑2003』VIPタイムズ社、2003年、276頁。ISBN 978-4990124212 
  2. ^ 日本タレント名鑑1975 名古屋章の項より
  3. ^ 能村庸一『実録テレビ時代劇史 ちゃんばらクロニクル1953-1998』東京新聞出版局(中日新聞東京本社)、1999年(平成11年)、20-21頁。
  4. ^ なお、第51話から第53話まではナレーションを務めていた。
  5. ^ これは、2003年に発売されたDVD版『帰ってきたウルトラマン』Vol.13特典映像である「店頭デモ映像」を再収録したものである。そして名古屋は同作品の「店頭デモ映像」のナレーターも担当した。

関連人物

  • 肥後克広ダチョウ倶楽部)- 持ちネタに名古屋のものまね「な、な、な、なんだ、おい…」がある。本人とバラエティ番組で共演した事がある。本人の死没後はものまねを封印している。

外部リンク