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2016年6月8日 (水) 00:33時点における版
かわづ ゆうすけ 川津 祐介 | |
---|---|
本名 | 川頭 祐一 |
生年月日 | 1935年5月12日(89歳) |
出生地 |
日本、東京府東京市 (現・東京都新宿区) |
ジャンル | 俳優 |
活動期間 | 1958年 - |
活動内容 | 映画・テレビドラマ・舞台・情報番組 |
著名な家族 | 川津花(長女、女優)、川津春(三女、女優)、川頭義郎(兄、映画監督) |
主な作品 | |
映画:『人間の條件』 TVドラマ:『ザ・ガードマン』『Gメン'75』 TV各種:『くいしん坊!万才』『てれび博物館』 |
川津 祐介(かわづ ゆうすけ、1935年5月12日 - )は、日本の俳優である。
来歴・人物
1935年(昭和10年)5月12日、東京府東京市四谷区新宿(現在の東京都新宿区新宿)に生まれる。
慶應義塾大学医学部(その後文転し経済学部を卒業)[要出典]在学中の1958年(昭和33年)、映画監督木下惠介の勧めもあって同年『この天の虹』(松竹)でスクリーンデビュー。以後青春スターとして人気を誇る。松竹退社後はフリーとなり、松竹時代の青春路線とは異なる敵役や癖のある準主役など、様々な役柄を演じた。
1965年(昭和40年)からはテレビドラマ『東京警備指令 ザ・ガードマン』の荒木隊員役や『スパイキャッチャーJ3』の壇俊介役などでアクションスターとしても人気を集める。
『Gメン75』でのバイクでのアクションシーンで、簡単なスタントであったにも関わらず、過度のダイエットが祟り大ケガを負ってしまい、長期入院で番組も降板し、仕事が途絶えてしまうという苦境に立たされた。しかし、食品会社のコマーシャルに家族全員で出演することによって、ピンチを脱することができたと『こんなにヤセていいかしら』で述懐している。
1988年(昭和63年)にはダイエット本である著書『こんなにヤセていいかしら』がベストセラーになり、同書の中核である「骨盤体操」を世に流行らせた。同時期「ララの巣」という自然食レストランを経営。キチンキトサンの持つ毒素吸着効果に着目し、廃棄物処理されていたエビ・カニの殻を安定仕入れするための独自ルートを構築。殻から抽出したスープ類を提供していた。
1995年(平成7年)、60歳の時に心臓左心室壊死という病気にかかり、20数年間司会を務めた早朝の科学番組『てれび博物館』(東海テレビ)において、手術のために降板することを自身の口から視聴者に告げる。医師からは余命3週間、長くて3ヶ月と診断されていたが、奇跡的に手術が成功して復帰。この手術の一部始終は『てれび博物館』で放送された。現在は『土曜スペシャル』(テレビ東京系)等で夫婦睦まじい姿を見られる。趣味は陶芸、油絵、料理など。2009年(平成21年)4月から京都造形芸術大学芸術学部映画学科客員教授に就任(任期は1年)。
2014年(平成26年)4月、長田紀生監督作品『ナンバーテン・ブルース さらばサイゴン』が日本初公開された。川津主演作品であったが、諸般の事情からお蔵入りになっており1975年にベトナム戦争下で撮影されて以来、満39年後の初公開となった。
大好物は鰹であったが、『くいしん坊!万才』のロケ先で何度もリテイクを撮らされ、更には地元から鰹料理を振る舞われたことで、食べ過ぎて嫌いになったという。そのため、家庭で食事に出された豆腐でも「鰹の臭いがする」といって手を付けないほどだったが、時間が経つにつれて再び食べられるようになったという。
主な出演
映画
- この天の虹(1958年、松竹) ※デビュー作品
- 人間の條件 第3部・第4部(1959年、松竹)
- どんと行こうぜ(1959年、松竹)
- ふるさとの風(1959年、松竹)
- 手さぐりの青春(1959年、松竹)
- 明日の太陽(1959年、松竹)
- 春を待つ人々(1959年、松竹)
- 風花(1959年、松竹)
- 惜春鳥(1959年、松竹)
- 青春残酷物語(1960年、松竹)
- 太陽の墓場(1960年、松竹)
- 続・次郎物語 若き日の怒り(1960年、松竹)
- 笛吹川(1960年、松竹)
- 二度とこないぞ青春は(1960年、松竹)
- 鑑賞用男性(1960年、松竹)
- 春の夢(1960年、松竹)
- 大いなる愛の彼方に(1960年、松竹)
- 人間の條件 3, 4, 5, 6(1961年、松竹) ※第3部・第4部 * 第5部と共にヴェネツィア国際映画祭サン・ジョルジョ賞、イタリア批評家賞受賞作品
- はったり青年紳士(1961年、松竹)
- もず(1961年、松竹)
- わが恋の旅路(1961年、松竹)
- 学生重役(1961年、松竹)
- 好人好日(1961年、松竹)
- 三味線とオートバイ(1961年、松竹)
- 水溜り(1961年、松竹)
- 恋の画集(1961年、松竹)
- 小さな花の物語(1961年、松竹)
- 京化粧(1961年、松竹)
- 義士始末記(1962年、松竹)
- からみ合い(1962年、松竹)
- 千客万来(1962年、松竹)
- かあちゃん結婚しろよ(1962年、松竹)
- 背くらべ(1962年、松竹)
- かあさん長生きしてね(1962年、松竹)
- 湖愁(1962年、松竹)
- 三人娘乾杯!(1962年、松竹)
- 歌え若人達(1963年、松竹)
- つむじ風(1963年、松竹)
- 島育ち(1963年、松竹)
- 結婚式・結婚式(1963年、松竹)
- 「可否道」より なんじゃもんじゃ(1963年、松竹)
- 剣(1964年、大映)
- 十七才の狼(1964年、大映)
- 卍(1964年、大映)
- 海抜0米(1964年、松竹)
- 青い性(1964年、大映)
- 渚を駈ける女(1964年、松竹)
- 悶え(1964年、大映)
- 霧の旗(1965年、松竹)
- おしゃべりな真珠(1965年、松竹)
- 怪談片目の狼(1965年、東映)
- 野菊のごとき君なりき(1966年、大映)
- スパイキャッチャーJ3 SOS危機一髪(1966年、東映)
- 赤い天使(1966年、大映)
- けんかえれじい(1966年、日活)
- 逃亡列車(1966年、日活)
- 網走番外地 悪への挑戦(1967年、東映)
- 眠狂四郎 人肌蜘蛛(1968年、大映)
- 女賭博師 尼寺開帳(1968年、大映)
- 黒蜥蜴(1968年、松竹)
- 昆虫大戦争(1968年、松竹)
- 新宿育ち(1968年、松竹)
- 昭和おんな仁義(1969年、大映)
- 眠狂四郎 円月殺法(1969年、大映)
- 黒薔薇の館(1969年、松竹)
- 女体(1969年、大映)
- 華やかな女豹(1969年、日活)
- 兇状流れドス(1970年、大映)
- でんきくらげ(1970年、大映)
- しびれくらげ(1970年、大映)
- 柔の星(1970年、東宝)
- モナリザお京(1971年、大映)
- 激動の昭和史 沖縄決戦(1971年、東宝) - 神 直道
- 告白的女優論(1971年、ATG)
- 江戸川乱歩の陰獣(1977年、松竹)
- 動乱(1980年、東映)
- 遙かなる走路(1980年、松竹)
- 炎のごとく(1981年、東宝)
- 冒険者カミカゼ -ADVENTURER KAMIKAZE- (1981年、東映)
- ブルートレインひとり旅 (1982年、中山映画株式会社)
- 化石の荒野(1982年、角川春樹事務所 / 東映)
- 恋する女たち(1986年、東宝)
- バカヤロー!3 へんな奴ら 第二話「過ぎた甘えは許さない」(1990年、松竹)
- 豪姫(1992年、松竹) - 板倉勝重
- きらきらひかる(1992年、ヘラルド・エース=日本ヘラルド)
- ゴジラvsメカゴジラ(1993年、東宝)
- ガメラ2 レギオン襲来(1996年、大映 / 東宝) - 野尻 明雄
- ガメラ3 邪神覚醒(1999年、大映 / 東宝) - 野尻 明雄
- 地雷を踏んだらサヨウナラ(1999年、シネカノン)
- TAIZO〜戦場カメラマン・一ノ瀬泰造の真実〜(2003年、チームオクヤマ)
- エリ・エリ・レマ・サバクタニ(2006年、ファントム・フィルム)
- サッド ヴァケイション(2007年、スタイルジャム)
- 純愛(2007年)
- 黄金花(2009年)
- ナンバーテン・ブルース さらばサイゴン(1975年製作、2014年公開)
など
テレビドラマ
- 太閤記(1965年、NHK) - 前田利家
- ザ・ガードマン(1965年 - 1971年、TBS / 大映テレビ室) - 荒木隊員
- スパイキャッチャーJ3(1965年 - 1966年、NET / 東映) - J3(壇俊介)
- 風 第17話「いのち果てるとも」(1968年、TBS / 松竹)
- 銭形平次(CX / 東映)
- 第105話「風車の唄」(1968年) - 三之助
- 第801話「命売ろう」(1982年) - 大熊半兵衛
- 大江戸捜査網(12ch / 日活)
- 第57話「峠に地獄の雨が降る」(1972年) - つむじ風の仙太郎
- 第233話「恋に舞う非情の掟」(1976年) - 大岡清順
- 忍法かげろう斬り 第14話「ぎやまん地獄の美女」(1972年、KTV / 東映) - 千崎弥源太
- 笹沢左保 股旅シリーズ / 狂女が唄う信州路(1972年、CX / C.A.L) - 抜かずの丈八
- ワイルド7(1972年 - 1973年、NTV / 国際放映) - 草波勝
- 恐怖劇場アンバランス 第1話「木乃伊(ミイラ)の恋」(1973年、CX / 円谷プロ) - 古曽部正次
- トリプル捜査線(1973年、CX / 大映テレビ)
- 人生の並木路(1973年、TBS)
- 事件狩り(1974年、TBS / 大映テレビ) - 西条文彦
- 白い牙(1974年、NTV / 大映テレビ) - 佐竹俊次
- Gメン'75(TBS / 東映)
- 第16話「Gメン皆殺しの予告」(1975年) - 岡田
- 第86話「パリ警視庁の五百円紙幣」・第87話「冬のパリの殺し屋」・第88話「パリ-紺碧海岸 縦断捜査」(1977年) - 朝吹
- 第94話「ブリュッセル国際空港の女」(1977年) - 有吉
- 第175話「香港カラテ対Gメン」(1978年) - 折口保安二課長
- 第227話「Gメン対香港の人喰い虎」~第305話「ノーパン喫茶殺人事件」(1979年 - 1981年) - 南雲義明警視
- 破れ傘刀舟 悪人狩り(NET / 三船プロ)
- 第61話「さむらい無情」(1975年) - 松浦軍臓
- 第119話「初春の虹をこえて」(1977年) - 己之助
- ポーラテレビ小説(TBS)
- 加奈子(1975年 - 1976年) - 長谷川安造
- からっ風と涙(1979年) - 上泉文太郎
- おゆう(1983年) - 清吉
- 花王 愛の劇場 / 君恋し(1976年、TBS)
- 特捜最前線 第37話「犯罪都市・25時の慕情」(1977年、ANB / 東映) - ヤカタ・タツヒコ (南米コネクションの殺し屋・黄色いコンドル)
- 赤穂浪士(1979年、ANB / 東映) - 小林平七
- メガロマン(1979年、CX / 東宝) - 獅子堂剛(特別出演)
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍 第69話「名刀誇りあり」(1979年、ANB / 東映) - 岡本左内
- 3年B組金八先生 第2シリーズ(1980年 - 1981年、TBS) - 上林先生
- 刑事犬カールII 第2話「命のロープを放すな」(1981年、TBS)
- 木曜ゴールデンドラマ / 松本清張の強き蟻(1981年、YTV)
- 関ヶ原(1981年、TBS) - 小西行長
- 3年B組貫八先生(1982年 - 1983年、TBS) - 上林先生
- 徳川家康(1983年、NHK) - 島左近
- ザ・サスペンス(TBS)
- 地図にない道(1984年)
- 縄の証言(1984年)
- 長七郎江戸日記スペシャル / 血闘・荒木又右衛門(1986年、NTV / ユニオン映画)
- 連続テレビ小説 / 純ちゃんの応援歌(1988年、NHK) - 小野陽一郎
- 春日局(1989年、NHK) - 稲葉貞通
- 火曜サスペンス劇場 / フルムーン旅情ミステリー(6)断崖(1992年、NTV)
- ある日、突然…(1992年、MBS)
- ひとつ屋根の下(1993年、CX) - 榊隆雄
- 江戸の用心棒 第15話「大奥(秘)怨み節」(1994年、NTV / ユニオン映画) - 山城屋惣兵衛
- 素敵に女ざかり(1996年、NHK)
- ピュア・ラブ(2002年、MBS) - 森本宗達
- 名奉行! 大岡越前 第2部 第3話「仇を追って40年…男と女、愛と憎しみのお白州! 」(2006年、EX / 東映) - 浦沢源之助
など
舞台
など
ドラマ以外のテレビ番組
- スター千一夜(CX)
- くいしん坊!万才(CX) - 5代目レポーター(1984年)
- 平成教育委員会(CX)
- てれび博物館(THK)
- 川津祐介のおもしろサイエンス(THK)
- 小川宏ショー(CX)
- たのきん全力投球!(TBS)
- モーニングジャンボ奥さま8時半です(TBS)
- ジェスチャー(NHK)
- 連想ゲーム(NHK)
- クイズ日本人の質問(NHK)
- クイズ面白ゼミナール(NHK)
- 生活ほっとモーニング(NHK)
- 今夜はあなたとミステリー(NHK)
- TVムック・謎学の旅(NTV)
- 欽ちゃんのちゃーんと考えてみてネ!(NTV)
- 午後は○○おもいッきりテレビ(NTV)
- 遠くへ行きたい(NTV)
- 土曜スペシャル(TX)
- ミエと良子のおしゃべり泥棒(TX)
- 日曜ビッグスペシャル(TX)
- レディス4(TX)
- すてきな出逢い いい朝8時(MBS)
- バラエティワイド こんな時α(ABC)
- おはようワイド・土曜の朝に(ABC)
- 霊感ヤマカン第六感(ABC)
- 西村由紀江の日曜はピアノ気分(YTV)
- ワイドショーWHO(KTV)
- 愛ラブリビング(NTV)
- ヒューマンドキュメント とやま物語(BBT)
など
- ※各局旅番組にも出演
著書
- 『わが子に語る星と宇宙の話』(日本実業出版社、1983年)
- 『ジョリ・フリュイ-フルーツの本-』(いずみ出版、1984年)
- 『超能力健康法』<超能力入門シリーズ>(現代出版、1985年)
- 『18歳、女優をめざす娘に』(文化出版局、1987年)
- 『うちゅうとこころがひびきあうとき』(金の星社、1988年)
- 『こんなにヤセていいかしら-不思議な面白減量法 1回30秒だけで1日1キロ落ちる-』(青春出版社<プレイブックス>(P-471)、1988年)
- 『わが子に語る星と宇宙の話(改訂・増補)』(日本実業出版社、1990年)
- 『天使よはばたけ-いじめになんかまけるな-』(国土社、1996年)
- 『三回死んでわかったこと』(小学館<小学館文庫>、2005年)
- 『神様ありがとう。今日も元気!』(三宝出版、2008年)