スパイキャッチャーJ3
スパイキャッチャーJ3 | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 都筑道夫 |
企画 | 近藤照男 |
出演者 |
川津祐介 江原真二郎 丹波哲郎 |
オープニング | 「スパイキャッチャーJ3」 |
製作 | |
制作 | NET |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1965年10月7日 - 1966年3月31日 |
回数 | 26 |
『スパイキャッチャーJ3』(スパイキャッチャージェイスリー) は、1965年10月7日から1966年3月31日にかけて、NET(現・テレビ朝日)系で放送されたスパイアクション特撮テレビドラマ。東映東京制作所の第一回作品。全26話。30分番組。モノクロ作品。
あらすじ
[編集]TULIP (「チューリップ」、The Undercover Line of International Police) はニューヨークに本部を置き、世界各地に支部を持つ腕利きの対謀略組織である。そこで働くエージェントは、スパイキャッチャーと呼ばれている。国際謀略叛乱グループ TIGER (「タイガー」、The International Group of Esplionage and Revolt) と対決するTULIP日本支部のスパイキャッチャー、コードネームJ3こと壇俊介の物語である。J3の愛車はシボレー・コルベット・スティングレイを改造したもので、エアクラフトで空を飛び、潜水走行することも可能なスーパーカーという設定で[注 1]、まだ日本では実用化されていなかった自動車電話も登場している。和製スパイアクションものの本作品は後に『キイハンター[注 2]』 - 『Gメン'75』(TBS)へと続く東映アクションドラマの原点となった[1]。
スタッフ
[編集]- 原作:都筑道夫
- 企画:近藤照男
- 脚本:都筑道夫、佐藤純彌、池田雄一、播磨幸治
- 監督:加島昭、深作欣二、若林幹、小林恒夫、山田稔
- 撮影:飯村雅彦
- 美術:金子元昭
- 助監督:高桑信
- 音楽:菊池俊輔
- 主題歌:「スパイキャッチャーJ3」(作詞:水木かおる、作曲:伊部晴美、歌:叶修二)
- 進行主任:清河朝友
- 特殊撮影:上村貞夫、矢島信男(東映特殊技術部)
- 製作:東映、NET
キャスト
[編集]ゲスト
[編集]放送リスト
[編集]- SOS ポラリス潜水艦・前編
- SOS ポラリス潜水艦・後編
- SOS 火山トンネル・前編
- SOS 火山トンネル・後編
- SOS 大金塊・前編
- SOS 大金塊・後編
- SOS 原子力センター・前編
- SOS 原子力センター・後編
- SOS ダムサイト・前編
- SOS ダムサイト・後編
- SOS 超特急・前編
- SOS 超特急・後編
- SOS 死刑実験室・前編
- SOS 死刑実験室・後編
- SOS 秘密指令・前編
- SOS 秘密指令・後編
- SOS 誘拐作戦・前編
- SOS 誘拐作戦・後編
- SOS 暗殺計画・前編
- SOS 暗殺計画・後編
- SOS 追跡命令・前編
- SOS 追跡命令・後編
- SOS 危機一発・前編
- SOS 危機一発・後編
- SOS 絶体絶命・前編
- SOS 絶体絶命・後編
放送局
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- NET(制作局):木曜 19:00 - 19:30
- 北海道放送:日曜 18:00 - 18:30[4]
- 青森放送:木曜 18:00 - 18:30[5]
- 秋田放送:水曜 21:30 - 22:00[6]
- 山形放送:月曜 18:15 - 18:45[7]
- 仙台放送:木曜 18:15 - 18:45[8]
- 福島テレビ:月曜 - 金曜 17:15 - 17:45[9]
劇場版
[編集]- スパイキャッチャーJ3 SOS危機一発
- 1966年8月3日公開。第23話「SOS危機一髪 前編」・第24話「SOS危機一髪 後編」の再編集版である。
- 1961年公開作品『地獄に真赤な花が咲く』のリバイバル版と、1963年公開作品『暴力街』のリバイバル版と合わせて3本立てで公開された。
コミカライズ版
[編集]堀江卓によって「ぼくら」に掲載。堀江はソノシートの作画も担当している。
原作小説
[編集]都筑道夫の原作小説は1967年に桃源社ポピュラー・ブックスより「暗殺教程 スパイキャッチャーJ3」のタイトルで発行。1979年に集英社文庫「暗殺教程」、2003年に光文社文庫「都筑道夫コレクション(アクション編)暗殺教程」として再版されている。
映像ソフト化・再放送
[編集]- 本作品のポジフィルムの現存状況について、東映には第1話「SOS ポラリス潜水艦・前編」・第2話「SOS ポラリス潜水艦・後編」・第4話「SOS 火山トンネル・後編」の3本分と劇場版が保存されている。これら現存する3本・劇場版は不定期に東映チャンネルで放映した[10]。
- 劇場版が2007年12月7日に発売された「東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX」や、2009年10月21日の「東映特撮ヒーロー THE MOVIE Vol.1」(「THE MOVIE BOX」の各ディスクを単品販売したもの)に収録されている。
- オープニングと第2話のエンディング映像は、1985年に東映ビデオからリリースされたビデオ『TVヒーロー主題歌全集 特撮編 七色仮面から柔道一直線まで』と、その再発版のビデオ・LD・DVD『東映TV特撮主題歌大全集1』に収録されている。
- 2018年にベストフィールドからデジタルリマスター版のDVDが発売されている。ただし収録されているのは保存されている第1話・第2話・第4話の本編3本分と、劇場版の「SOS危機一髪」のみとなっている。特典映像として第5話「SOS大金塊(前編)」の次回予告が収録された。
- 全26話分が収録された本編のDVD・ブルーレイの発売はされていない。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 『全怪獣怪人』 上巻、勁文社、1990年3月24日、83頁。ISBN 4-7669-0962-3。C0676。
- ^ 『河北新報』1966年4月11日付朝刊、9面。
- ^ 『刑事マガジン Vol.1』辰巳出版〈タツミムック〉、2003年9月1日、49頁。ISBN 4-88641-908-9。
- ^ 『河北新報』1965年12月5日 - 1966年4月24日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1966年1月6日 - 4月27日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1966年1月5日 - 4月28日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1966年1月17日 - 5月2日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1966年4月21日 - 8月25日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1967年3月20日 - 4月24日付朝刊、テレビ欄。
- ^ “【スパイキャッチャーJ3スペシャル】”. 東映チャンネル (2011年4月1日). 2014年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月12日閲覧。
外部リンク
[編集]NET(現・テレビ朝日)系 木曜19:00枠 | ||
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