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2016年6月7日 (火) 23:13時点における版
横浜DeNAベイスターズ #15 | |
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2014年3月8日、横浜スタジアムにて | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 東京都江東区 |
生年月日 | 1986年5月1日(38歳) |
身長 体重 |
188 cm 91 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2012年 ドラフト3位 |
初出場 | 2013年4月4日 |
年俸 | 4,500万円(2016年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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井納 翔一(いのう しょういち、1986年5月1日 - )は、横浜DeNAベイスターズに所属するプロ野球選手(投手)。
経歴
プロ入り前
木更津総合高等学校時代は、2年夏にチームが第85回全国高等学校野球選手権大会に出場するも、自身はベンチ入りできずスタンドで応援していた[1]。3年夏は千葉大会準決勝で松本啓二朗のいた千葉経大附高に敗れた。甲子園出場経験はなし。
高校卒業後は上武大学に進学、関甲新学生野球連盟に所属する硬式野球部に入部。4年時から頭角を現し、春秋連続でリーグ優勝を果たし、自身も春夏連続で最優秀防御率をマークした[2]。同年の、第57回全日本大学野球選手権大会で全国マウンドに立った。大学時代の同期に豊田拓矢、1学年先輩に後にプロでもチームメイトとなる加賀繁や石川俊介(元阪神タイガース)、1学年後輩に松井雅人や安達了一がいた。
大学卒業後は、社会人野球のNTT東日本に入団。2年目の2010年の第37回社会人野球日本選手権大会で全国大会に登板するが、3年間は思うような活躍ができずに戦力外も覚悟したが、スプリットの習得とフォーム修正によって4年目の2012年は主軸となる[2]。第83回都市対抗野球大会では、準決勝で優勝チームであるJX-ENEOSに敗れた。社会人時代の同僚に、清田育宏や小石博孝がいる。
2012年10月25日、プロ野球ドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから3位指名を受けて[3]、入団。背番号は15。
プロ入り後
2013年は開幕ローテーション入りを果たし、4月4日の対読売ジャイアンツ戦でプロ初登板、5月7日の対広島東洋カープ戦でプロ初勝利を挙げた[4]。その後は体重の増加で体の切れを欠いたこともあり[1]、不安定な投球が続き一時は中継ぎも経験した。8月の一軍再昇格後は、体を絞ったこともありストレートが走り[1]、5試合で3勝を記録し、課題の立ち上がりも改善される傾向にあった。9月28日の対巨人戦では完投勝利を挙げた[5]。新人投手の対巨人戦完投勝利は、大洋時代となる1977年の斉藤明雄以来、36年ぶりのことだった。オフの11月には台湾で行われた「2013 BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイ」の日本代表に選出された[6]。
2014年3月29日の対東京ヤクルトスワローズ戦(明治神宮野球場)でシーズン初勝利[7]。5月9日の対東京ヤクルトスワローズ戦(横浜スタジアム)では6回表にNPBタイ記録の1イニング3暴投[8]を記録するものの順調に勝ち星を伸ばし、5月23日の対北海道日本ハムファイターズ戦(札幌ドーム)ではプロ初完封勝利で7勝目を挙げた[9]。5月までに7勝したのは、球団では1992年の佐々木主浩以来、22年振り10人目であった。5月は1完封を含む4勝0敗で、球団では投手では4年ぶり、DeNAとなってからはは初の月間MVPを受賞[10]。オールスターゲームにも監督推薦で初選出[11]されたほか、7月25日の対ヤクルト戦(神宮)で6回1失点で自身初の10勝目を挙げ、DeNAとなってからは初めての二桁勝利投手となった。リーグ10勝一番乗りは球団では1993年の野村弘樹以来21年ぶり[12]で、単独トップに限れば1985年の遠藤一彦以来29年ぶりであった[13]。オフの10月9日に、日米野球2014の日本代表に選出された[14]。
2015年は開幕前の2月16日に「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」の日本代表に選出された[15]。3月11日の第2戦に2番手として登板し、2回を投げている[16]。シーズンでは開幕当初は好調なチームを支えるように勝ち星を挙げていたものの、チームが失速していくに連れて成績が下降していった。結果的には、防御率こそ前年よりは改善したものの、被打率が3割を超えるなど不安定な投球に終始した。オフの11月に開催の第1回WBSCプレミア12では、7月16日に日本代表の第1次候補選手として発表された[17]ものの、最終ロースターの28名に残らなかった[18]。
2016年は、事前に開幕投手に指名されていた山口俊の負傷により井納が自身初の開幕投手を務めた。
選手としての特徴・人物
スリークォーターから平均球速約144km/h[19]、最速152km/h[注釈 1]のストレートと武器であるスプリットに加え、スライダーや大きな弧を描く110km/h台のスローカーブを投げる。さらにこのカーブ、大きく縦に変化をさせるドロップとして使用することもあり、相手打者を翻弄する[20]。
社会人時代のニックネームはイノビッシュで、プロ入り後は不思議な言動から宇宙人と呼ばれている[20]。愛車の故障中に借りた代車で4000kmを走破する、自身の誕生日に「いくつになったのか」と中畑監督に問われた際に「今日です」と答えるなど、「天然」系エピソードは枚挙に暇がない。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013 | DeNA | 18 | 14 | 1 | 0 | 0 | 5 | 7 | 0 | 2 | .417 | 401 | 89.1 | 101 | 7 | 35 | 0 | 2 | 66 | 1 | 0 | 56 | 53 | 5.34 | 1.52 |
2014 | 25 | 25 | 3 | 1 | 1 | 11 | 9 | 0 | 0 | .550 | 682 | 159.1 | 163 | 18 | 49 | 1 | 7 | 104 | 8 | 0 | 83 | 71 | 4.01 | 1.33 | |
2015 | 21 | 20 | 3 | 0 | 1 | 5 | 8 | 0 | 0 | .385 | 598 | 134.2 | 164 | 13 | 40 | 0 | 3 | 92 | 7 | 1 | 56 | 49 | 3.27 | 1.51 | |
通算:3年 | 64 | 59 | 7 | 1 | 2 | 21 | 24 | 0 | 2 | .467 | 1681 | 383.1 | 428 | 38 | 124 | 1 | 12 | 262 | 16 | 1 | 195 | 173 | 4.06 | 1.44 |
- 2015年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
表彰
- 月間MVP:1回 (2014年5月)
記録
- 投手記録
- 初登板・初先発:2013年4月4日、対読売ジャイアンツ2回戦(横浜スタジアム)、5回5失点(自責点3)で敗戦投手[21]
- 初奪三振:同上、1回表に脇谷亮太から見逃し三振[21]
- 初勝利・初先発勝利:2013年5月7日、対広島東洋カープ8回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、5回0/3を3失点[22]
- 初ホールド:2013年6月22日、対阪神タイガース7回戦(横浜スタジアム)、8回表に4番手で救援登板、1回無失点[23]
- 初完投勝利:2013年9月28日、対読売ジャイアンツ24回戦(横浜スタジアム)、9回6奪三振2失点
- 初完封勝利:2014年5月23日、対北海道日本ハムファイターズ1回戦(札幌ドーム)、9回10奪三振
- 打撃記録
- 初安打:2013年4月10日、対広島東洋カープ2回戦(横浜スタジアム)、3回裏にブライアン・バリントンから投手前内野安打[24]
- 初打点:2013年4月24日、対読売ジャイアンツ4回戦(京セラドーム大阪)、5回表に杉内俊哉から左中間適時二塁打[25]
- その他の記録
- 1イニング3暴投:2014年5月9日、対東京ヤクルトスワローズ6回戦(横浜スタジアム)、6回表に記録 ※史上12人目(日本タイ記録)
- オールスターゲーム出場:1回(2014年)
背番号
- 15 (2013年 - )
登場曲
- T-Pain feat. Ne Yo 「Turn All The Lights On」
代表歴
脚注
注釈
- ^ 2014年8月24日 対ヤクルト戦 3回裏に記録
2015年7月24日 対阪神戦 4回裏に記録
出典
- ^ a b c “さすが宇宙人!?井納、防御率4点台でもトップタイ6勝”. スポニチ Sponichi Annex (2014年5月17日). 2014年5月17日閲覧。
- ^ a b “横浜DeNA3位・井納翔一「入社4年目にして開花した大型右腕」 ~ルーキーたちの軌跡No.8~”. SPORTS COMMUNICATIONS (2013年1月4日). 2014年3月6日閲覧。
- ^ “2012年ドラフト会議 契約交渉権獲得選手について”. 横浜DeNAベイスターズ (2012年10月25日). 2014年3月6日閲覧。
- ^ “DeNA 5月以降で2038日ぶりの勝率5割 井納はプロ初勝利”. スポニチ Sponichi Annex (2013年5月7日). 2014年3月6日閲覧。
- ^ “DeNA3連勝! 井納、4安打2失点でプロ初完投勝利”. スポニチ Sponichi Annex (2013年9月28日). 2014年3月6日閲覧。
- ^ 2013 BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイ トップチーム 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト 2015年3月30日閲覧
- ^ “DeNA・井納、粘って今季初勝利「野手の方に感謝」”. SANSPO.COM (産経新聞(共同通信配信記事)). (2014年3月29日) 2014年6月17日閲覧。
- ^ “DeNA・井納「感謝」プロ野球ワースト1イニング3暴投も5勝目”. sanspo.com (産経新聞社). (2014年5月10日) 2014年5月10日閲覧。
- ^ “DeNA・井納初完封、ハーラートップ7勝”. nikkansports.com (日刊スポーツ). (2014年5月24日) 2014年6月17日閲覧。
- ^ “井納 DeNA投手では初の月間MVP”. nikkansports.com (日刊スポーツ). (2014年6月6日) 2014年6月6日閲覧。
- ^ “DeNA井納初球宴「感謝して投げたい」”. nikkansports.com (日刊スポーツ). (2014年7月3日) 2014年7月3日閲覧。
- ^ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140728-00000013-nallabout-base DeNA・井納がリーグ最速10勝で待望のエースへ]All About 7月28日(月)18時45分配信
- ^ DeNA井納10勝一番乗り 単独は85年遠藤以来チーム29年ぶりスポーツニッポン2014年7月26日配信
- ^ 2014年10月9日 侍ジャパン「2014 SUZUKI 日米野球」出場選手発表! 侍ジャパン公式サイト (2014年10月9日) 2015年3月26日閲覧
- ^ 欧州代表戦、侍ジャパン出場選手発表!6選手が小久保体制下で初招集 侍ジャパン公式サイト (2015年2月16日) 2015年3月22日閲覧
- ^ ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表 第2戦 2015年3月11日(水) 東京ドーム 打席結果・投打成績 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年3月11日) 2016年3月10日閲覧
- ^ トップチーム第一次候補選手発表!11月に行われる「WBSC世界野球プレミア12」へ向けて65名が名を連ねる 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト(2015年7月16日)同年8月4日閲覧
- ^ 「WBSC プレミア12」侍ジャパントップチーム最終ロースター28名発表!! 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト(2015年10月9日)同年11月11日閲覧
- ^ 『2014 プロ野球オール写真選手名鑑』日本スポーツ企画出版社、2014年、172頁頁。ISBN 978-4-905411-17-8。
- ^ a b “DeNA井納3回零封 中畑監督「名前通り、いーのー」”. スポニチ Sponichi Annex (2013年2月25日). 2014年3月6日閲覧。
- ^ a b 神奈川新聞、2013年4月5日。
- ^ 神奈川新聞、2013年5月7日。
- ^ 神奈川新聞、2013年6月23日。
- ^ 神奈川新聞、2013年4月11日。
- ^ 神奈川新聞、2013年4月25日。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 井納翔一 - NPB.jp 日本野球機構