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{{redirect|テネシー}} |
{{redirect|テネシー}} |
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{{基礎情報 アメリカ合衆国の州 |
{{基礎情報 アメリカ合衆国の州 |
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| 公式名称 = State of Tennessee |
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| 州旗 = Flag of Tennessee.svg |
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| 州章 = Seal of Tennessee.svg |
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| 地図 = Tennessee in United States.svg |
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| 愛称 = 志願兵の州<br />Volunteer State |
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| モットー = 農業と商業<br />Agriculture and Commerce |
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州都 = [[ナッシュビル]] | |
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| 州都 = [[ナッシュビル]] |
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最大都市 = [[メンフィス (テネシー州)|メンフィス]] | |
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| 最大都市 = [[ナッシュビル]] |
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州知事 = ビル・ハスラム ([[:en:Bill Haslam|Bill Haslam]])| |
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| 州知事 = {{ill2|ビル・リー (テネシー州の政治家)|en|Bill Lee (Tennessee politician)|label=ビル・リー}} |
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公用語 = [[英語]] <!--1984年--> | |
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| 公用語 = [[アメリカ英語|英語]] <!--1984年--> |
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面積順位 = 36 | |
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| 面積順位 = 36 |
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| 総面積 = 109,247 |
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| 面積大きさ = 1 E11 |
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| 陸地面積 = 106,846 |
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| 水域面積 = 2,400 |
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| 水面積率 = 2.2 |
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人口統計年 = 2010 | |
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| 人口統計年 = 2020 |
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| 人口順位 = 16 |
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| 人口値 = 6,910,840 |
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| 人口大きさ = 1 E6 |
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| 人口密度 = 64.7 |
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加入順 = 16 | |
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| 加入順 = 16 |
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| 加入日 = [[1796年]][[6月1日]] |
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| 時間帯 = -5, -6 |
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| 夏時間 = -4, -5 |
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| 緯度 = 34°59' - 36°41' |
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| 経度 = 81°39' - 90°19' |
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| 幅 = 710 |
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| 長さ = 195 |
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| 最高標高 = 2,025 |
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| 平均標高 = 270 |
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| 最低標高 = 54 |
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| ISOコード = US-TN |
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| Website = www.tennessee.gov |
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| 上院議員 = [[:en:Marsha Blackburn|マーシャ・ブラックバーン]]<br />[[ウィリアム・F・ハガティ|ビル・ハガティ]] |
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'''テネシー州'''(テネシーしゅう、{{lang-en-short|State of Tennessee}} {{IPA-en|tɛnᵻˈsiː||en-us-Tennessee.ogg}}、[[アメリカ合衆国各州の略号一覧|略号]]: '''TN'''<ref name="progressive">[https://kotobank.jp/jeword/%E3%83%86%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%83%BC%E5%B7%9E プログレッシブ和英中辞典(第3版)] [[コトバンク]]. 2018年10月24日閲覧。</ref><ref name="hyakka">[https://kotobank.jp/word/%E3%83%86%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%83%BC%5B%E5%B7%9E%5D-853851#E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.E3.83.9E.E3.82.A4.E3.83.9A.E3.83.87.E3.82.A3.E3.82.A2 百科事典マイペディア] [[コトバンク]]. 2018年10月24日閲覧。</ref>, '''Tenn.'''<ref name="progressive"/><ref name="hyakka"/><ref name="sekai">[https://kotobank.jp/word/%E3%83%86%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%83%BC%5B%E5%B7%9E%5D-853851#E4.B8.96.E7.95.8C.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.20.E7.AC.AC.EF.BC.92.E7.89.88 世界大百科事典 第2版] [[コトバンク]]. 2018年10月24日閲覧。</ref>、{{Rtl翻字併記|chr|ᏔᎾᏏ|tanasi}}{{#tag:ref|[[ウィクショナリー]]の [https://en.wiktionary.org/wiki/Tennessee#English Tennessee #English] {{en icon}}も参照されたい。|group="注"}})は、[[アメリカ合衆国]]南部の[[アメリカ合衆国の州|州]]<ref name="hyakka"/><ref name="sekai"/>。合衆国50州の中で陸地面積では第36位、人口では第16位でもある。[[南北戦争]]では[[アメリカ連合国|南部連合]]側に属し、[[:en:Shiloh National Military Park|シャイロー]]、[[ナッシュビル]]、[[マーフリーズボロ (テネシー州)|マーフリーズボロ]]などが戦場となった。 |
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'''テネシー州''' ('''Tennessee'''、略称 '''TN''') は、[[アメリカ合衆国|米国]]南部の[[州]]である。[[南北戦争]]では[[アメリカ南部連合|南部連合]]側に属し、[[:en:Shiloh National Military Park|シャイロー]]、ナッシュビル、マーフリーズボロなどが戦場となった。 |
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テネシー州は州境で8つの州([[ミズーリ州]]、[[ケンタッキー州]] |
テネシー州は、州境で8つの州(西に[[アーカンソー州]]と[[ミズーリ州]]、北に[[ケンタッキー州]]と[[バージニア州]]、東に[[ノースカロライナ州]]、南に[[ジョージア州]]、[[アラバマ州]]、[[ミシシッピ州]])と接している<ref name="nipponica">[https://kotobank.jp/word/%E3%83%86%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%83%BC-1979485#E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E5.85.A8.E6.9B.B8.28.E3.83.8B.E3.83.83.E3.83.9D.E3.83.8B.E3.82.AB.29 日本大百科全書(ニッポニカ)] [[コトバンク]]. 2018年10月24日閲覧。</ref>。米国の中でこのような州はミズーリ州とテネシー州だけで、州東部には[[アパラチア山脈]]がある。西側州境は[[ミシシッピ川]]である<ref name="nipponica"/>。 |
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[[州都]]は[[ナッシュビル]]で |
[[州都]]、および州の最大都市は[[ナッシュビル]]である(2020年現在<ref name="Census2020_QuickFacts">[https://www.census.gov/quickfacts/fact/table/US/POP010220 QuickFacts]. U.S. Census Bureau. 2020年.</ref>)。他の主要都市に[[メンフィス (テネシー州)|メンフィス]]、[[ノックスビル (テネシー州)|ノックスビル]]、[[チャタヌーガ (テネシー州)|チャタヌーガ]]などがある。 |
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「テネシー」の名の由来は、この地に先住する[[チェロキー族]][[インディアン]]の「タナシ村」から採ったものとされる。 |
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|title=家庭で話される言語(テネシー州) 2010<ref>[http://www.mla.org/map_data_results&state_id=23&mode=state_tops MLA Language Map Data Center". Modern Language Association.]</ref> |
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|titlebar=#ddd |
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|float=right |
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|bars= |
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{{bar percent|[[英語]]|red|93.78}} |
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{{bar percent|[[スペイン語]]|Purple|3.66}} |
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{{bar box |
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|title=人種構成(テネシー州) 2010 |
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|titlebar=#ddd |
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|bars= |
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{{bar percent|[[白人]]|blue|75.6}} |
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{{bar percent|[[アフリカ系アメリカ人|黒人]]|Purple|16.7}} |
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{{bar percent|[[ヒスパニック]]|pink|4.6}} |
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{{bar percent|[[アジア系アメリカ人|アジア系]]|brown|1.4}} |
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{{bar percent|[[インディアン]]|orange|0.3}} |
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{{bar percent|[[混血]]|yellow|1.7}} |
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== 州名の由来 == |
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[[ファイル:Tanasi-monument-cherokee-tennessee.jpg|right|thumb|モンロー郡のタナシ遺跡近くにある記念碑]] |
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テネシーとなった名前の変化形が最初に記録されたのは、1567年、[[スペイン]]の探検家フアン・パルドがその探検隊員と共に、[[サウスカロライナ州|サウスカロライナ]]から内陸に移動中に、「タナスキ」("Tanasqui")と呼ばれる[[インディアン]]の集落を通過したときだった。18世紀初期、[[イギリス人]]交易業者が現在の[[モンロー郡 (テネシー州)|モンロー郡]]で「タナシ」("Tanasi"あるいは"Tanase")という[[チェロキー族]]の町に出くわした。この町は同名の川<ref group="注">現在ではリトルテネシー川。</ref> 沿いにあり、1725年には既に地図に掲載された。フアン・パルドが遭遇した町と同じかどうかは不明であるが、最近の研究では、パルドの「タナスキ」はピジョン川とフレンチブロード川合流点、現在のニューポート市近くにあったとされている<ref>Charles Hudson, ''The Juan Pardo Expeditions:Explorations of the Carolinas and Tennessee, 1566–1568'' (Tuscaloosa, Ala.:University of Alabama Press, 2005), 36–40.</ref>。 |
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テネシーという言葉の意味と語源は不明である。ユチ語の初期形態をチェロキー語で修正したとする説がある。意味としては「集会の場所」、「曲がりくねった川」、「大きな屈曲部の川」など諸説ある<ref>{{Cite web|url=http://www.state.tn.us/sos/statelib/pubsvs/faq.htm#01|title=Tennessee State Library and Archives FAQ|publisher=Web.archive.org|date=|accessdate=2010-07-31|archiveurl=https://web.archive.org/web/20041023191026/http://www.state.tn.us/sos/statelib/pubsvs/faq.htm#01|archivedate=2004-10-23|url-status=dead|url-status-date=2017-09}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.tngenweb.org/campbell/hist-bogan/tennessee.html|title=Tennessee's Name Dates Back To 1567 Spanish Explorer Captain Juan Pardo|publisher=Tngenweb.org|date=2005-01-01|accessdate=2010-07-31}}</ref>。人類学者の[[ジェームズ・ムーニー]]に拠れば、「解析不可能」であり、その意味は失われたとなっている<ref>Mooney, pg. 534</ref>。 |
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現在の綴り''Tennessee''の始まりは、サウスカロライナ植民地総督ジェイムズ・グレンに帰されている。1750年代には公式書簡でこの綴りを使っていた。1765年に出版されたヘンリー・ティンバーレイクの『チェロキーの国の概要』で使われて一般化された。1788年、[[ノースカロライナ州]]は現在のテネシー州中部では3番目の郡としてテネシー郡を創設した。このテネシー郡は現在の[[モンゴメリー郡 (テネシー州)|モンゴメリー郡]]と[[ロバートソン郡 (テネシー州)|ロバートソン郡]]の前身である。1796年に[[南西部領土 (アメリカ合衆国)|南西部領土]]から新州を組織化するために憲法制定会議が招集されたとき、州名として''Tennessee''を採用した。 |
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=== ニックネーム === |
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テネシー州は「志願兵の州 Volunteer State」というニックネームがある。これは[[米英戦争]]のとき、特に1815年の[[ニューオーリンズの戦い]]で、テネシー州の志願兵が傑出した働きをしたことから名付けられた<ref name="volunteer">{{Cite web|url=http://www.state.tn.us/TSLA/history/military/tn1812.htm|title=Brief History of Tennessee in the War of 1812|publisher=Tennessee State Library and Archives|accessdate=2006-04-30|archiveurl=https://web.archive.org/web/20060427081440/http://www.state.tn.us/TSLA/history/military/tn1812.htm|archivedate=2006-04-27|url-status=dead|url-status-date=2017-09}} Other sources differ on the origin of the state nickname;according to the [http://www.bartleby.com/65/te/Tenn.html#17 Columbia Encyclopedia], the name refers to volunteers for the Mexican-American War.</ref>。 |
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== 歴史 == |
== 歴史 == |
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{{Main|1=南西部領土 (アメリカ合衆国)|2=テネシー州の歴史}} |
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=== 初期の歴史 === |
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[[ファイル:Castalian Springs Braden style Warrior gorget HRoe 2012.jpg|thumb|200px|right|[[ミシシッピ文化]]の貝細工、[[サムナー郡 (テネシー州)|サムナー郡]]のカスタリアンスプリングスで出土]] |
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=== 連邦に加盟するまで === |
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[[ファイル:Ftloudouninterior.jpg|thumb|right|200px|ラウドン砦の再現物、州内で最初のイギリス人による開拓地]] |
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=== 連邦への加盟 === |
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現在テネシー州となっている地域には12,000年前からパレオ・インディアンが住んでいた<ref>[http://mcclungmuseum.utk.edu/permanent/native/index.shtml "Archaeology and the Native Peoples of Tennessee". University of Tennessee, Frank H. McClung Museum. Retrieved on April 26, 2012.] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20120702205050/http://mcclungmuseum.utk.edu/permanent/native/index.shtml |date=2012年7月2日 }}</ref>。パレオ・インディアンが入ってから、ヨーロッパ人による接触が起こった時までに、この地域に住んだ部族の名前は明らかでないが、考古学者が名付けた古代(紀元前8000年-同1000年)、ウッドランド期(紀元前1000年-紀元後1000年)、[[ミシシッピ文化]](1000年-1600年)など幾つかの時代区分がある。ミシシッピ文化の支配者がテネシー川流域に住んだ[[クリーク族|マスコギー族]]の文化的祖先とされ、その後に[[テネシー川]]水源地域に[[チェロキー族]]が移住してきた。 |
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=== その後の歴史的出来事 === |
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テネシー州となった領域へのヨーロッパ人による遠征として記録されている初期のものは、1540年の[[エルナンド・デ・ソト]]、1559年のトリスタン・デ・ルナ、1567年のフアン・パルドといった[[スペイン人]]探検家に率いられたものがある。パルドはインディアンの集落名から「タナスキ」という言葉を記録し、それが現在の州名になった可能性がある。当時のテネシーにはマスコギー族やユチ族が住んでいた。ヨーロッパ人が伝えることになった伝染病によってインディアン人口が激減した可能性があり、この地域は人が住まなくなった。北部でヨーロッパ人による開拓地が広がり、チェロキー族は[[バージニア州|バージニア]]と呼ばれていた南部から移ってきた。ヨーロッパ人開拓者が地域に広がってくると、マスコギー族、ユチ族、[[チカソー]]族、[[チョクトー]]族などのインディアンは南や西に追い出された。 |
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テネシーで最初のイギリス人による開拓地は、現在のボノア近くにできたラウドン砦だった。当時は最も西にできたイギリスの前線基地だった。砦の設計はブラムのジョン・ウィリアム・ジェラードが行い、イギリス軍のレイモンド・デメア大尉が建設させた。砦が完成すると、デメア大尉は1757年8月14日に弟のポール・デメア大尉に砦の指揮を任せた。イギリス軍と近くに住む山岳部チェロキー族との間に敵対関係が生じ、ラウドン砦は包囲されて、1760年8月7日に降伏した。翌朝、ポール・デメア大尉とその多くの部下は待ち伏せにあって殺され、守備兵の残りの大半は捕虜になった<ref>Stanley Folmsbee, Robert Corlew, and Enoch Mitchell, ''Tennessee:A Short History'' (Knoxville, Tenn.:University of Tennessee Press, 1969), p. 45.</ref>。 |
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1760年代、バージニアの長距離を歩く狩猟者達がテネシーの東部や中部を探検し、この年代後半には最初のヨーロッパ人開拓者が地域に入ってくるようになった。18世紀の開拓者の大多数はイギリス人かその子孫だったが、20%近くはスコットランド・アイルランド系だった<ref>Robert E. Corlew, Tennessee:A Short History (Knoxville:University of Tennessee Press, 1981), page 106</ref>。これら開拓者はチェロキー族から借りた土地に建設した地域社会、ワトーガ同盟を結成した。 |
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[[アメリカ独立戦争]]の1776年、シカモア・ショールズ(現在の[[エリザベストン]])にあったワトーガ砦が、イギリスの[[ロイヤリスト]]と同盟したチェロキー族の酋長ドラッギングカヌーとその戦士集団に攻撃された。これら反抗するチェロキー族のことを開拓者達は「チカマウガ」と呼んでいた。彼等は[[ノースカロライナ州]]によるワシントン地区の併合と、さらに北と西でのトランシルベニア・コロニーへの入植に反対していた。ドラッギングカヌーの従姉妹ナンシー・ウォードからの警告により、開拓者の多くの命が戦士による最初の攻撃から救われた。このワトーガ川岸にあったフロンティアの砦は、1780年にオーバーマウンテンメンが[[アパラチア山脈]]を越えて遠征する準備地点となり、後にはノースカロライナ州での[[キングスマウンテンの戦い]]でイギリス軍と対戦し、これを破った。 |
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1784年、ワシントン地区の3郡(現在はテネシー州の一部)がノースカロライナ州から分離し、[[フランクリン国|フランクリン州]]を結成した。[[連合規約]]下のアメリカ合衆国に加盟する試みは失敗し、1789年にはノースカロライナ州に復帰した。1790年、アメリカ合衆国政府が[[南西部領土 (アメリカ合衆国)|南西部領土]]を組織化し、ノースカロライナ州はこの地域を合衆国政府に譲渡した。新しい領土に入ってくる開拓者を奨励するために、1787年、母州であるノースカロライナ州が、クリンチ山の南端(東テネシー)からフレンチリック(ナッシュビル)まで、開拓者がカンバーランド開拓地に入るための道路を切り開かせた。この道は「ノースカロライナ道路」あるいは「アベリーの道」と呼ばれ、「荒野の道」と呼ばれることもあった。 |
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=== 州昇格(1796年) === |
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テネシーは1796年6月1日に合衆国16番目の州として昇格した。アメリカ合衆国政府の管轄下にあった領土では最初に作られた州だった。建国時の[[13植民地]]に加えて、テネシー州の前には[[バーモント州]]と[[ケンタッキー州]]が作られており、そのどちらも合衆国政府の領土ではなかった<ref>{{cite book|last= Hubbard|first= Bill, Jr.|title= American Boundaries:the Nation, the States, the Rectangular Survey|year= 2009|publisher= University of Chicago Press|isbn= 978-0-226-35591-7|page= 55}}</ref>。テネシー州憲法第1条第31項に拠れば、テネシー州の領域はストーン山の最高点を通る線とバージニア州との州境が交わる地点に始まり、テネシーとノースカロライナ州を分けるアパラチア山脈の基本的に山頂を結ぶ線を辿り、インディアンのコウィーとチョタの町を過ぎ、そこからユニコイ山の主尾根を辿って南側境界に至る。こうして引かれた線より西にある全ての領土、土地と水域は、新設テネシー州の領域に含まれるとなっている。この規程の一部では、州の領域と管轄権が将来獲得する土地に及ぶことになっており、他州との交換で獲得する土地、あるいはミシシッピ川より西で獲得する可能性のある土地に言及していた。 |
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[[マーティン・ヴァン・ビューレン]]大統領政権の時に、17,000人に近いチェロキー族と、その所有する約2,000人の黒人奴隷が1838年から1839年に掛けてその故郷を追われ、[[アメリカ陸軍]]の護衛で東テネシーの「移民の停車駅」(カス砦など)から、[[アーカンソー州]]の西にある[[インディアン準州]]の地に行進させられた<ref>Carter (III), Samuel (1976). ''Cherokee sunset:A nation betrayed:a narrative of travail and triumph, persecution and exile''. New York:Doubleday, p. 232.</ref>。この移動中に推計4,000人のチェロキー族が死んだ<ref name="Ronald Satz">{{cite book|last=Satz|first=Ronald|title=Tennessee's Indian Peoples|publisher=University of Tennessee Press|location=Knoxville, Tennessee|isbn=0-87049-285-3|year=1979}}</ref>。この旅はチェロキー語で「''Nunna daul Isunyi''」すなわち「我々が泣いた道」と呼ばれた。アメリカ合衆国政府による[[インディアン移住|インディアン強制移住]]の結果としてチェロキー族のみならず多くの部族が移住を強いられ、特に「[[文明化五部族]]」が耐えた同様の行進は「[[涙の道]]」と呼ばれた。この言葉はチョクトー族の移住を表現するものとして始まった。 |
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=== 南北戦争とレコンストラクション === |
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1861年2月、アイシャム・ハリス知事に率いられたテネシー州政府の分離主義者達が、アメリカ合衆国との結びつきを断ち切るための会議について有権者の承認を求めたが、州民投票では反対56%対賛成46%で否決された。脱退への反対が強かったのは東テネシーだった(後には北軍と同盟する州設立の動きがあった)。4月に[[サムター要塞の戦い|サムター要塞への攻撃]]が起きた後、これに反応した[[エイブラハム・リンカーン|リンカーン]]がテネシー州など諸州に軍隊の立ち上げを要求したことで、ハリス知事は軍隊の動員を始め、議会には脱退条例案を提出し、[[アメリカ連合国]]政府とは直接予備交渉を行った。1861年5月7日、テネシー州議会はアメリカ連合国と軍事同盟を結ぶ協定書を批准した。同年6月8日、中部テネシーの住民が著しく考え方を変えたことで、州民投票により脱退を決めた。テネシー州は脱退を決めたことでは最後の州になった。 |
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[[南北戦争]]中に州内では大きな戦いが続き、その大半で[[北軍]]が勝った。1862年2月、[[ユリシーズ・グラント]]将軍と[[アメリカ海軍]]がカンバーランド川とテネシー川を掌握した。4月の[[シャイローの戦い]]で[[南軍]]の反撃を撃退した。6月にメンフィス市前のミシシッピ川で[[メンフィスの戦い|海戦]]があり、メンフィス市が陥落した。メンフィス市とナッシュビル市が落ちたことでテネシー州の西部と中部は北軍が支配した。1863年1月初旬、[[ストーンズリバーの戦い|マーフリーズボロの戦い]]とその後の[[タラホーマ方面作戦]]で、北軍の支配は確固としたものになった。 |
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[[ファイル:Battle of Franklin II 1864.jpg|thumb|250px|right|[[第二次フランクリンの戦い|フランクリンの戦い]]、1864年11月30日]] |
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東テネシーは、極端に南軍寄りの[[サリバン郡 (テネシー州)|サリバン郡]]を除いて北軍寄りの感情が強かったが、南軍はここを支配していた。1863年初秋の[[第三次チャタヌーガの戦い|チャタヌーガ方面作戦]]では南軍がチャタヌーガ市を包囲したが、11月にはグラント軍に駆逐された。南軍の敗北の多くは、[[ペリービルの戦い]]からチャタヌーガまで南軍のテネシー軍を率いた[[ブラクストン・ブラッグ]]将軍のお粗末な戦略眼に帰することができる。 |
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テネシー州での最後の大きな戦闘は、1864年11月に南軍が中部テネシーに侵略した時であり、[[第二次フランクリンの戦い|フランクリンの戦い]]で阻止され、12月の[[ナッシュビルの戦い]]で北軍[[ジョージ・ヘンリー・トーマス]]将軍の前に完全に潰えた。一方、エイブラハム・リンカーン大統領から文民の[[アンドリュー・ジョンソン]]がテネシー州軍政府長官に指名された。 |
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[[奴隷解放宣言]]が発せられたとき、テネシー州はほとんど北軍の支配下に入っていた。このためにテネシー州は解放宣言で奴隷が解放された州とはならず、宣言は如何なる奴隷も解放しなかった。それでも奴隷となっていた[[アフリカ系アメリカ人]]は、公式の解放を待たずに自由を得るために北軍戦線の内側に逃亡した。老いも若きも、男も女も、子供達も北軍の近くで宿営した。数多い元奴隷が北軍側で戦争を逃れ、その数は南部全体で20万人近くになった。 |
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テネシー州議会は1865年2月22日に州内で奴隷制度を禁じる州憲法修正案を承認した<ref>{{cite web|url=http://www.history.umd.edu/Freedmen/chronol.htm|title=Chronology of Emancipation during the Civil War|publisher=University of Maryland:Department of History|accessdate=2012-12-28}}</ref>。州民は3月にこの修正案を承認した<ref name="blackhistory">{{cite web|url=http://www.state.tn.us/tsla/exhibits/blackhistory/timelines/timeline_1861-1865.htm|title=This Honorable Body:African American Legislators in 19th Century Tennessee|publisher=Tennessee State Library and Archives|accessdate=2012-12-28}}</ref>。また同年4月7日には[[アメリカ合衆国憲法修正第13条]](全州での奴隷制度を廃止)を批准した。 |
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1864年、アンドリュー・ジョンソン(テネシー州のタカ派民主党員)がリンカーン大統領の副大統領に選出された。1865年4月に[[リンカーン大統領暗殺事件|リンカーンが暗殺]]された後は大統領に就任した。ジョンソンの寛大な再加盟政策の下で、テネシー州は最初に合衆国へ再加盟した州となり、1866年7月24日には代議員をアメリカ合衆国議会に送り出した。テネシー州は[[アメリカ合衆国憲法修正第14条]]を批准していたので、[[レコンストラクション]]時代にも軍政府長官を置かない唯一の元脱退派州となった。 |
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レコンストラクションが正式に終わっても南部社会での権力闘争が続いた。解放奴隷とその同盟者に対する暴力沙汰と脅迫行為があり、1870年代と1880年代にはテネシー州を始め南部中の州を白人[[民主党 (アメリカ合衆国)|民主党]]が政治的に支配した。その後の10年間で、州議会はアフリカ系アメリカ人を支配するために制限の強い法を成立させていった。1889年、州議会は選挙制度改革として4つの法を成立させ、田園部や小さな町に住むアフリカ系アメリカ人、さらには多くの貧乏白人から実質的に選挙権を取り上げた。この法には人頭税、有権者登録の時期、および記録の要求事項があった。数十万人の納税している市民が20世紀に入っても数十年間選挙権の無い状態に置かれた<ref name="tennesseeencyclopedia.net">[http://tennesseeencyclopedia.net/imagegallery.php?EntryID=D033 Disfranchising Laws, The Tennessee Encyclopedia of History and Culture]. Retrieved 11 March 2008.</ref>。この選挙権剥奪には19世紀に成立した[[ジム・クロウ法]]が伴い、州内での[[人種差別]]を課した。1900年時点でアフリカ系アメリカ人人口は480,430人、州人口の24%であり、大半は州中部と西部に住んでいた<ref>[http://fisher.lib.virginia.edu/collections/stats/histcensus/php/state.php Historical Census Browser, 1900 US Census, University of Virginia]. Retrieved 15 March 2008.</ref>。 |
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1897年、ナッシュビルで開催された博覧会で、テネシー州は州昇格100周年を祝った(ただし実際の100周年は1896年であり1年遅れだった)。現在のナッシュビル市[[センテニアル・パーク (テネシー州ナッシュビル)|センテニアルパーク]]には実物大の[[パルテノン神殿 (テネシー州ナッシュビル)|パルテノン神殿]]が建設された。 |
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=== 20世紀 === |
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[[ファイル:"A group of several hundred workers at Norris Dam construction camp site during noon hour." - NARA - 532734.jpg|thumb|ノリス・ダム建設現場の労働者、TVAはルーズベルト大統領の進める[[ニューディール政策]]の一環だった]] |
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1920年8月18日、テネシー州は[[女性参政権|女性に参政権]]を与える[[アメリカ合衆国憲法修正第19条]]の批准に必要な36番目の州となった。アフリカ系アメリカ人や貧困層の白人に対する選挙権剥奪はいまだ続いていたが、それでもとりあえずは男女は同権になった。 |
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[[世界恐慌]]のときに失業者のための仕事を生み出す必要性、田園部を電化する願望、テネシー川が毎年春に洪水を起こしていたのを制御する必要性、さらにテネシー川の輸送容量を改善する必要性など、これら全てが合わさって、1933年にTVA、[[テネシー川流域開発公社]]を設立させることになった。その推進力により、テネシー州は急速に国内でも最大の電力供給州となった。 |
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[[第二次世界大戦]]中、TVAの豊富な電力を生かした[[マンハッタン計画]]が推進され、東テネシーは兵器に使う[[核分裂性物質]]の生産と分離を行う主要地点の1つとなった。その施設と労働者を収容するために[[計画都市]]の[[オーク・リッジ (テネシー州)|オークリッジ]]が一から建設された。この場所は現在[[オークリッジ国立研究所]]、Y-12国立安全研究所、および東テネシー工業パークとなっている。 |
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貧乏白人の選挙権を制限する影響は認識されていたが、その後の州議会も全州をカバーするまで選挙権剥奪の法の範囲を広げていた。1949年、政治学者のV・O・キー・ジュニアは「人頭税の大きさは、それを払う不便さほどには投票を禁じてこなかった。郡役人は(ノックスビルでやったように)税を払う機会を与えることで有権者を規制し、あるいは支払をできる限り難しくすることで逆のことも図った。そのような税の操作、ひいては投票権の操作が都市における政治ボスと[[マシーン (政治)|政治マシーン]]の興隆機会を与えた。都市の政治家は人頭税の領収書を大量に購入し、それを黒人や白人に配って、指示通りに投票させた」と論じた<ref name="tennesseeencyclopedia.net" />。 |
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1953年、州議会は州憲法を修正し、人頭税を撤廃した。それでも黒人や貧乏白人が有権者登録するために障害となっていたものが多くの分野で存在し、[[投票権法 (1965年)|1965年の投票権法]]など全国的な公民権法が成立して、障害が取り払われた<ref name="tennesseeencyclopedia.net" />。 |
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1996年には州昇格200周年を祝った。「テネシー200」と題された祝祭が州全体で1年間続いたが、そのオープニングはナッシュビル市キャピトルヒルの麓で新しい州立公園(200周年モール)が開かれたことだった。 |
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[[1918年列車大事故|1918年に州内で起きた大列車事故]]は全米の歴史でも最悪とされる列車事故になった<ref name="Coggins2012">{{cite book|author=Allen R. Coggins|title=Tennessee Tragedies:Natural, Technological, and Societal Disasters in the Volunteer State|url=https://books.google.co.jp/books?id=SfK6aBuqohQC&pg=PA158&redir_esc=y&hl=ja|accessdate=2012-11-23|date=2012-01-15|publisher=Univ. of Tennessee Press|isbn=978-1-57233-829-6|page=158}}</ref>。1865年4月、メンフィス市に近いミシシッピ川で起きたSS''[[サルタナ]]''の爆発事故は、国内最大級の海洋事故となった<ref name="StearnsLewis1998">{{cite book|author1=Professor Peter N Stearns|author2=Peter N. Stearns Jan Lewis|title=An Emotional History of the United States|url=https://books.google.co.jp/books?id=Ul5XPiFk4KIC&pg=PA157&redir_esc=y&hl=ja|year=1998|publisher=NYU Press|isbn=978-0-8147-8088-6|page=157}}</ref>。 |
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== 地理 == |
== 地理 == |
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:''関連項目:[[テネシー州の郡一覧]]'' |
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[[ファイル:National-atlas-tennessee.PNG|thumb|300px|left|Map of Tennessee.]] |
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テネシー州は8つの他の州と隣接している。テネシー州は、北部で[[ケンタッキー州]]と[[バージニア州]]に、東部で[[ノースカロライナ州]]に、南部で[[ジョージア州]]、[[アラバマ州]]と[[ミシシッピ州]]に、西部で[[アーカンソー州]]と[[ミズーリ州]]にそれぞれ接している。この州は[[テネシー川]]によって3等分される。州の最高地点はテネシー州の東部、[[グレート・スモーキー山脈国立公園]]内の、[[アパラチア山脈]]に属する[[クリングマンズ・ドーム]]の頂上で、海抜2,025 メートル(6,643 フィート)である<ref name="usgs">{{cite web|date=2005-04-29|url=http://erg.usgs.gov/isb/pubs/booklets/elvadist/elvadist.html#Highest|title=Elevations and Distances in the United States|publisher=U.S Geological Survey|accessdate=2008-12-16}}</ref>。クリングマンズ・ドームは東部州境にあり、[[アパラチアン・トレイル]]でも最高地点である。テネシー州とノースカロライナ州の州境がその山頂を横切っている。州内最低地点はミシシッピ州との州境になるミシシッピ川であり、メンフィス市の最低地点でもある。標高は59 メートル (195 フィート) である。テネシー州の地理重心は[[マーフリーズボロ (テネシー州)|マーフリーズボロ]]にある。 |
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テネシー州は地理的かつ法的に[[テネシー州の大区分|3つの大区分]]に分けられている。すなわち東テネシー、中部テネシー、西テネシーである。州憲法では5人いるテネシー州最高裁判所判事のうち各大区分の出身者が2人を越えてはならないとしており、特定の委員会や理事会でも同様な規則を宛てている。一般的に、西テネシーと中部テネシーの分離線をテネシー川、中部テネシーと東テネシーの分離線を[[カンバーランド高原]]とする。 |
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地形的には6つに区分されている。すなわち[[ブルーリッジ山脈]]、アパラチア山脈・渓谷地域、カンバーランド高原、ハイランド・リム、ナッシュビル盆地、ガルフ海岸平原である。州内では8,350個の洞穴が登録されており、国内最大となっている。 |
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=== 東テネシー === |
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[[ファイル:Map of East Tennessee counties.png|thumb|left|東テネシーの領域図]] |
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州東端にあるブルーリッジ地域がノースカロライナ州との境を形成している。この地域は[[ブルーリッジ山脈]]の高山と岩が多い地形が特徴である。ブリーリッジ山脈はグレート・スモーキー山脈、ボールド山地、ユニコイ山地、ユナカ山地、ローン高原、アイアン山地など幾つかの支脈に分かれている。 |
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ブルーリッジ地域の平均標高は5,000フィート (1,500 m) である。州内最高地点である[[クリングマンズ・ドーム]]がこの地域にある。この地域はほとんど人が住まず、チェロキー国立の森、[[グレート・スモーキー山脈国立公園]]、さらに幾つかの連邦保護原生地と州立公園で保護されている。 |
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ブルーリッジ地域から西に約55マイル (88 km) 広がっているのがリッジ・アンド・バレー地域であり、多くの水流が合わさってテネシー渓谷のテネシー川になっている。この地域には肥沃な流域平野があり、その間をベイズ山やクリンチ山など森に覆われた尾根が分けている。テネシー渓谷の西部では低地が広く、尾根が低くなり、グレート・バレーと呼ばれている。このバレーには多くの町があり、州内で第3の都市[[ノックスビル (テネシー州)|ノックスビル]]と第4の都市[[チャタヌーガ]]があるなど、都市化された地域3つのうち2つがある。 |
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カンバーランド高原がテネシー渓谷の西に立ち上がっている。深く切り込んだ谷で分けられた頂上の平たい山があるのが特徴である。標高は1,500フィート (450 m) から2,000フィート (600 m) である。 |
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=== 中部テネシー === |
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[[ファイル:Map of Middle Tennessee counties.png|thumb|left|中部テネシーの領域図]] |
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カンバーランド高原の西にはハイランド・リムがあり、ナシュビル盆地を囲む高原になっている。その北部はタバコの生産量が多いことで知られ、ペニーロイヤル台地と呼ばれることもある。州内では主に南西部にある。ナッシュビル盆地は肥沃な農地になっており、野生生物も非常に多様である。 |
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中部テネシーは18世紀後半から19世紀初期に、バージニア州からアパラチア山脈を越えて入ってくる開拓者の共通目的地になっていた。ナチェズ・トレイスと呼ばれる重要な交易ルートは、インディアンが造り多世代にわたって使われていたものだが、中部テネシーとミシシッピ川下流の町ナチェズとを繋いでいた。このルートは現在、ナチェズ・トレイス・パークウェイと呼ばれる景観道路の元になっている。 |
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高木である[[クリ属|アメリカン・チェスナット]]の最後の生き残りがこの地域で自生している。この木は[[クリ胴枯病|胴枯れ病]]に強い樹木を育成するために役立っている。 |
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中部テネシーには州政府があることに加え、人口が集中し交通の中心になっている。州都ナッシュビル市、[[クラークスビル (テネシー州)|クラークスビル]]、マーフリーズボロなどの大都市がある。ナッシュビル市から半径600マイル (1,000 km) の範囲にテネシー州の人口の半分が住んでいる<ref>{{cite web|url=http://www.vanderbilt.edu/sociology/VDOS_Nashville.shtml|title=What's Happening in Nashville|publisher=Vanderbilt.edu|date=|accessdate=2010-08-07}}</ref>。州間高速道路24号線、40号線、65号線がこの地域を3分している。 |
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=== 西テネシー === |
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[[ファイル:Map of West Tennessee counties.png|thumb|left|西テネシーの領域図]] |
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ハイランド・リムとナシュビル盆地の西は、ガルフ海岸平原であり、ミシシッピ湾状形成部が含まれる。ガルフ海岸平原は[[メキシコ湾]]に始まり、北の[[イリノイ州]]南部まで広がる広大な平原の一部である。テネシー州内では、東のテネシー川から西のミシシッピ川までの間であり、3つの部分に分けられている。 |
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東の部分は幅約10マイル (16 km) であり、テネシー川西岸に沿った丘陵性の地域である。その西には、ミシシッピ川まで広がるうねりのある丘陵と水流の幅広い地域である。この地域はテネシー・ボトムとも呼ばれる。西端にあるメンフィス市では、ミシシッピ川を見下ろす険しい崖でテネシー・ボトムが終わっている。その西はミシシッピ川沖積平野であり、標高は300フィート (90 m) 未満である。この低地は氾濫原と湿地であり、[[ミシシッピ・デルタ]]と呼ばれることもある。西テネシーではメンフィス市が経済の中心であり、州内最大の都市でもある。 |
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テネシー州は8つの他の州と隣接している。テネシー州は、北部で[[ケンタッキー州]]と[[バージニア州]]に、東部で[[ノースカロライナ州]]に、南部で[[ジョージア州]]、[[アラバマ州]]と[[ミシシッピ州]]に、西部で[[アーカンソー州]]と[[ミズーリ州]]にそれぞれ接している。この州は[[テネシー川]]によって3等分される。州の最高地点はテネシー州の東部、グレートスモーキー山脈国立公園内の、[[アパラチア山脈]]に属するクリングマンズ・ドーム([[:en:Clingmans Dome|Clingmans Dome]])の頂上で、海抜2,025 メートル(6,643 フィート)。 |
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1818年にチカソー族がテネシー川とミシシッピ川の間の領土を譲渡した時まで、西テネシーの大半はインディアンの土地だった。このチカソー族譲渡の一部がケンタッキー州に入っており、現在はジャクソン購入地と呼ばれている。 |
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一般的に、テネシー州西部と中部の分離線をテネシー川、中部と東部の分離線を[[カンバーランド台地]]([[:en:Cumberland Plateau|Cumberland Plateau]])とする。 |
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=== 公 |
=== 公有地 === |
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[[ファイル:Clifftops4-7-07.jpg|thumb|right|[[グレート・スモーキー山脈国立公園]]にあるル・コント山頂上からの眺め、2007年7月撮影]] |
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[[アメリカの国立公園制度|国立公園局]]の管轄地域には以下が含まれる: |
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[[アメリカの国立公園制度|国立公園局]]の管轄地域には以下が含まれる。 |
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* アンドリュー・ジョンソン国立史跡 [[:en:Andrew Johnson National Historic Site|Andrew Johnson National Historic Site]]([[グリーンビル (テネシー州)|グリーンビル]]) |
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*アンドリュー・ジョンソン国立史跡([[グリーンビル (テネシー州)|グリーンビル市]]) |
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* [[アパラチアン・トレイル]] |
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*[[アパラチアン・トレイル]] |
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* ビッグ・サウス・フォーク国立河川 [[:en:Big South Fork National River and Recreation Area|Big South Fork National River and Recreation Area]] |
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*ビッグ・サウス・フォーク国立河川保養地域 |
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* フォート・ドネルソン国立古戦場 [[:en:Fort Donelson National Battlefield|Fort Donelson National Battlefield]]([[ドーバー (テネシー州)|ドーバー]]近郊) |
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*チカマウガとチャタヌーガ国立軍事公園 |
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* [[グレート・スモーキー山脈国立公園]] |
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*カンバーランド・ギャップ国立歴史公園 |
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* ナチェズ・トレイス公園道路 [[:en:Natchez Trace Parkway|Natchez Trace Parkway]] |
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*フットヒルズ・パークウェイ |
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* オベッド天然景勝河川 [[:en:Obed River|Obed Wild and Scenic River]]([[ワートバーグ (テネシー州)|ワートバーグ]]) |
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*ドネルソン砦国立古戦場と国立墓地([[ドーバー (テネシー州)|ドーバー]]近郊) |
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* オーヴァーマウンテン・ヴィクトリー国立歴史道 [[:en:Overmountain Victory National Historic Trail|Overmountain Victory National Historic Trail]] |
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*[[グレート・スモーキー山脈国立公園]] |
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* シャイロー国立軍事公園 [[:en:Shiloh National Military Park|Shiloh National Military Park]]([[シャイロー (テネシー州)|シャイロー]]) |
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*ナチェズ・トレイス公園道路 |
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* ストーンズ川国立古戦場 [[:en:Stones River National Battlefield|Stones River National Battlefield]](マーフリーズボロ) |
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*オベッド天然景勝河川([[ワートバーグ (テネシー州)|ワートバーグ]]近郊) |
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* [[涙の道|涙の道国立歴史道]] |
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*オーバーマウンテン・ビクトリー国立歴史道 |
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*シャイロー国立軍事公園と国立墓地([[シャイロー (テネシー州)|シャイロー]]) |
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*ストーンズ川国立古戦場と国立墓地([[マーフリーズボロ (テネシー州)|マーフリーズボロ市]]) |
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*[[涙の道|涙の道国立歴史道]] |
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この他、 |
この他、広さ534 [[キロメートル|km<sup>2</sup>]](132,000[[エーカー]])を占める54か所の州立公園、さらにグレート・スモーキー山脈国立公園の一部とチェロキー国有林、カンバーランド・ギャップ国立歴史公園がテネシー州内に設けられている。[[ニューマドリード地震]]でできたリールフット湖は、深い森のあった痕跡があり、浅い水域を覆う蓮の花と共に、異様な美しさを与えている。 |
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''関連項目:[[:en:List of Tennessee state parks|テネシー州の州立公園リスト]]'' |
''関連項目:[[:en:List of Tennessee state parks|テネシー州の州立公園リスト]]'' |
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=== 気候 === |
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テネシー州の大半は[[温暖湿潤気候]]にある。アパラチア山脈の標高が高い冷涼な地域が例外であり、山岳性温暖気候あるいは[[湿潤大陸性気候]]に分類される。テネシー州の気候には[[メキシコ湾]]が大きな影響を与えており、南からの風が年間を通じて雨水を運んできている。概して夏は暑く、冬は温暖から冷涼である。一年中降水がある。年間平均雨量は50インチ (1,300 mm) である。降雪量は、西テネシーでの5インチ (13 cm) から、東テネシーの高山での16インチ (41 cm) まで幅がある<ref name="Tennessee Agriculture">{{cite web|url=http://www.agclassroom.org/kids/stats/tennessee.pdf|title=A look at Tennessee Agriculture|publisher=Agclassroom.org|accessdate=2006-11-01|format=PDF}}</ref>。 |
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{{歴史的人口 |
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| [[:en:United States Census, 1790|1790年]] | 35691 |
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| [[:en:United States Census, 1800|1800年]] | 105602 |
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| [[:en:United States Census, 1810|1810年]] | 261727 |
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| [[:en:United States Census, 1820|1820年]] | 422823 |
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| [[:en:United States Census, 1830|1830年]] | 681904 |
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| [[:en:United States Census, 1840|1840年]] | 829210 |
|||
| [[:en:United States Census, 1850|1850年]] | 1002717 |
|||
| [[:en:United States Census, 1860|1860年]] | 1109801 |
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| [[:en:United States Census, 1870|1870年]] | 1258520 |
|||
| [[:en:United States Census, 1880|1880年]] | 1542359 |
|||
| [[:en:United States Census, 1890|1890年]] | 1767518 |
|||
| [[:en:United States Census, 1900|1900年]] | 2020616 |
|||
| [[:en:United States Census, 1910|1910年]] | 2184789 |
|||
| [[:en:United States Census, 1920|1920年]] | 2337885 |
|||
| [[:en:United States Census, 1930|1930年]] | 2616556 |
|||
| [[:en:United States Census, 1940|1940年]] | 2915841 |
|||
| [[:en:United States Census, 1950|1950年]] | 3291718 |
|||
| [[:en:United States Census, 1960|1960年]] | 3567089 |
|||
| [[:en:United States Census, 1970|1970年]] | 3923687 |
|||
| [[:en:United States Census, 1980|1980年]] | 4591120 |
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| [[:en:United States Census, 1990|1990年]] | 4877185 |
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| [[:en:United States Census, 2000|2000年]] | 5689283 |
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| [[:en:United States Census, 2010|2010年]] | 6346105 |
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}} |
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テネシー州の[[人口重心]]は[[マーフリーズボロ (テネシー州)|マーフリーズボロ市]]がある、[[ラザフォード郡 (テネシー州)|ラザフォード郡]]となっている<ref>[http://www.census.gov/geo/www/cenpop/statecenters.txt]</ref>。 |
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夏は概して暑く湿度が高い。夏季の日中平均最高気温は90{{°F}} (32 ℃) 近辺である。冬は温暖から冷涼であり、高地では冷涼の程度が強まる。高山を除けば、夜間の平均最低気温は氷点近くである。過去最高気温は1930年8月9日にペリービルで記録された113{{°F}} (45 ℃)、過去最低気温は1917年12月30日にマウンテンシティで記録された-32{{°F}} (-36 ℃) である。 |
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アメリカ合衆国統計局によると、2006年現在、テネシー州は前年より83,058人、または1.4%増加し、2000年より349,541人、または6.1%増加した、6,038,803人と概算された。これは142,266人(出生493,881人、死亡351,615人)と前回の国勢調査からの自然増並びに州内への移住者219,551人の増加が含まれている。アメリカ合衆国外からの移住は59,385人増加する事となり、合衆国内部の移住者は160,166人増加する事になる。 |
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テネシー州は海岸から遠いので、[[ハリケーン]]の影響を直接受けることは少ないが、1982年の熱帯低気圧クリスのように、[[熱帯低気圧]]の名残が上陸して弱くなったもののかなりの降水量をもたらすことがある。年間平均で雷雨発生日が50日ほどあり、その中には大きな[[雹]]を降らせたり、暴風を伴うものがある。州全体で[[竜巻]]が発生する可能性があり、特に西テネシーと中部テネシーで多い。時には強力な竜巻が発生する<ref name="Thunderstorm Hazard">{{Cite web|url=http://www.srh.noaa.gov/key/HTML/tstmhazards.htm|title=US Thunderstorm distribution|publisher=src.noaa.gov|accessdate=2006-11-01|archiveurl=https://web.archive.org/web/20061015060809/http://www.srh.noaa.gov/key/HTML/tstmhazards.htm|archivedate=2006-10-15|url-status=dead|url-status-date=2017-09}}</ref>。年間平均発生数は15個である<ref name="Annual Average Number of Tornadoes">{{cite web|url=http://www.ncdc.noaa.gov/img/climate/research/tornado/small/avgt5304.gif|title=Mean Annual Average Number of Tornadoes 1953–2004|publisher=ncdc.noaa.gov|accessdate=2006-11-01}}</ref>。竜巻は激しいものになる可能性があり、死者を出した竜巻の比率では全米最大である<ref name="Tornado Top 10 Lists">{{Cite web|url=http://www.tornadoproject.com/toptens/topten1.htm|title=Top ten list|publisher=tornadoproject.com|accessdate=2006-11-01|archiveurl=https://web.archive.org/web/20120204033709/http://www.tornadoproject.com/toptens/topten1.htm|archivedate=2012-02-04|url-status=dead|url-status-date=2017-09}}</ref>。冬の嵐も時としてやっかいなものになり、氷雨を伴う暴風が起こりやすい。スモーキー山地の大半では特に、[[霧]]が問題になっている。 |
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この州の人種的関係は: |
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* 79.2% 白人 |
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* 16.4% 黒人 |
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* 2.2% ヒスパニック |
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* 0.3% [[インディアン]] |
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* 1.0% アジア人 |
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* 1.1% 混血 |
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{|class="wikitable" style="text-align:center;font-size:90%;" |
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テネシー州内で5つの最大な祖先グループは:アメリカ人 (17.5%)、[[アフリカ系アメリカ人|アフリカ系]] (16.4%)、[[アイルランド系アメリカ人|アイルランド系]] (9.3%)、[[イギリス系アメリカ人|イギリス系]] (9.1%)、[[ドイツ系アメリカ人|ドイツ系]] (8.3%)。 |
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|colspan="13" style="text-align:center;font-size:120%;background:#E8EAFA;"|各都市の月別平均最高最低気温 (°F)<ref>{{cite web|url=http://www.weather.com/|title=National and Local Weather Forecast, Hurricane, Radar and Report|publisher=Weather.com|date=|accessdate=2010-07-31}}</ref> |
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|- |
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! style="background:#e5afaa;color:#000001;"|都市 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|1月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|2月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|3月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|4月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|5月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|6月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|7月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|8月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|9月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|10月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|11月 |
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! style="background:#e5afaa;color:#000;"|12月 |
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! style="background:#c5dfe1;color:#000;"|ブリストル |
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|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|44/25 |
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|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|49/27 |
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|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|57/34 |
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|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|66/41 |
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|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|74/51 |
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|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|81/60 |
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|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|85/64 |
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|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|84/62 |
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|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|79/56 |
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|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|68/43 |
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|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|48/27 |
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|- |
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! style="background:#f8f3ca;color:#000;"|チャタヌーガ |
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|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|49/30 |
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|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|54/33 |
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|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|63/40 |
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|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|72/47 |
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|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|79/56 |
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|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|86/65 |
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|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|90/69 |
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|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|89/68 |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|82/62 |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|72/48 |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|61/40 |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|52/33 |
|||
|- |
|||
! style="background:#c5dfe1;color:#000;"|ノックスビル |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|47/30 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|52/33 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|61/40 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|71/48 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|78/57 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|85/65 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|88/69 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|87/68 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|81/62 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|71/50 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|60/41 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|50/34 |
|||
|- |
|||
! style="background:#f8f3ca;color:#000;"|メンフィス |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|49/31 |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|55/36 |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|63/44 |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|72/52 |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|80/61 |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|89/69 |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|92/73 |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|91/71 |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|85/64 |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|75/52 |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|62/43 |
|||
|style="text-align:center;background:#f8f3ca;color:#000;"|52/34 |
|||
|- |
|||
! style="background:#c5dfe1;color:#000;"|ナッシュビル |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|46/28 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|52/31 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|61/39 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|70/47 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|78/57 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|85/65 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|90/70 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|89/69 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|82/61 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|71/49 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|59/40 |
|||
|style="text-align:center;background:#c5dfe1;color:#000;"|49/32 |
|||
|} |
|||
== 人口動態 == |
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アフリカ系アメリカ人はかつてこの州の人口の28%を占めたこともあったが、現在の全人口比は16%である。この州のアフリカ系人口はテネシー州西部及びナッシュビル市内に主に集中している。 |
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[[ファイル:Tennessee population map.png|thumb|350px|right|テネシー州の人口密度図]] |
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{{USCensusPop |
|||
|1790 = 35691 |
|||
|1800 = 105602 |
|||
|1810 = 261727 |
|||
|1820 = 422823 |
|||
|1830 = 681904 |
|||
|1840 = 829210 |
|||
|1850 = 1002717 |
|||
|1860 = 1109801 |
|||
|1870 = 1258520 |
|||
|1880 = 1542359 |
|||
|1890 = 1767518 |
|||
|1900 = 2020616 |
|||
|1910 = 2184789 |
|||
|1920 = 2337885 |
|||
|1930 = 2616556 |
|||
|1940 = 2915841 |
|||
|1950 = 3291718 |
|||
|1960 = 3567089 |
|||
|1970 = 3923687 |
|||
|1980 = 4591120 |
|||
|1990 = 4877185 |
|||
|2000 = 5689283 |
|||
|2010 = 6346105 |
|||
|2020 = 6910840 |
|||
}} |
|||
2020年の国勢調査では、テネシー州の人口は6,910,840人で、2010年国勢調査時点(6,346,105人)より8.90%の増加となった<ref name="Census2020_QuickFacts" />。テネシー州の[[人口重心]]は[[ラザフォード郡 (テネシー州)|ラザフォード郡]][[マーフリーズボロ (テネシー州)|マーフリーズボロ市]]にある<ref>{{cite web|title = Population and Population Centers by State:2000|publisher = United States Census Bureau|accessdate = 2008-12-06|url = http://www.census.gov/geo/www/cenpop/statecenters.txt}}</ref>。 |
|||
近年のテネシー州には北部州、カリフォルニア州およびフロリダ州からの移住者が多く入ってきている。これには生活費が安いことや、医療および自動車産業が活況を呈していることが寄与している。ナッシュビル都市圏にはこれらの要素があることで、国内でも成長速度の高い地域である。 |
|||
テネシー州の人口の6.6%は5歳以下、24.6%が18歳以下と報告され、12.4%が65歳以上である。女性は人口のおおよそ51.3%である。 |
テネシー州の人口の6.6%は5歳以下、24.6%が18歳以下と報告され、12.4%が65歳以上である。女性は人口のおおよそ51.3%である。 |
||
=== 人種及び祖先 === |
|||
2000年に州内で申告された祖先による構成比は以下の通りだった<ref>{{cite web|url=http://www.census.gov/prod/2004pubs/c2kbr-35.pdf|title=c2kbr01-2.qxd|format=PDF|date=|accessdate=2010-07-31}}</ref>。 |
|||
*17.3% アメリカ人 |
|||
*16.4% [[アフリカ系アメリカ人|アフリカ系]] |
|||
*9.3% [[アイルランド系アメリカ人|アイルランド系]] |
|||
*9.1% [[イギリス系アメリカ人|イギリス系]] |
|||
*8.3%[[ドイツ系アメリカ人|ドイツ系]] (8.3%)。 |
|||
自身をアメリカ人と申告する者の多くはイングランド系やスコットランド・アイルランド系である。推計で21ないし24%はイングランド人を祖先としている<ref>David Hackett Fischer, ''Albion's Seed:Four British Folkways in America'', New York:Oxford University Press, 1989, pp.633–639</ref><ref>[https://books.google.co.uk/books?id=SVoAXh-dNuYC&pg=PA57&dq=Sharing+the+dream:+white+males+in+multicultural+America++english+ancestry&cd=1&hl=en#v=onepage&q=&f=false Sharing the Dream:White Males in a Multicultural America] By Dominic J. Pulera.</ref>。1980年国勢調査では、1,435,147がイギリス系あるいは大半がイギリス系と申告しており、当時の人口(3,221,354人)の45%に相当していた<ref>{{cite web|url=http://www.census.gov/population/www/censusdata/files/pc80-s1-10/tab03.pdf|title=Ancestry of the Population by State:1980 - Table 3|format=PDF|date=|accessdate=2011-12-09}}</ref>。 |
|||
2010年の国勢調査によると、この州の人種的な構成は次の通りだった<ref>{{Cite web|和書|url=http://quickfacts.census.gov/qfd/states/47000.html |title=アーカイブされたコピー |accessdate=2015-02-07 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20150207081642/http://quickfacts.census.gov/qfd/states/47000.html |archivedate=2015-02-07 |url-status=dead|url-status-date=2017-09 }}</ref>。 |
|||
*77.6% 白人(非ヒスパニック白人は75.6%) |
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*16.7% 黒人 |
|||
*0.3% [[インディアン]] |
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*1.4% アジア系 |
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*0.1% 太平洋諸島系 |
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*1.7% 混血 |
|||
*4.6% ヒスパニック |
|||
アフリカ系アメリカ人はかつてこの州の人口の28%を占めたこともあったが、現在の全人口比は16%台である。この州のアフリカ系人口はテネシー州西部及びナッシュビル市内に主に集中している。 |
|||
2011年時点で、1歳未満の人口の36.3%は少数民族である<ref>{{cite news|url=http://www.cleveland.com/datacentral/index.ssf/2012/06/americas_under_age_1_populatio.html|title=Americans under age 1 now mostly minorities, but not in Ohio:Statistical Snapshot|last=Exner|first=Rich|date=2012-06-03|work=The Plain Dealer}}</ref>。 |
|||
=== 宗教 === |
=== 宗教 === |
||
テネシー州の住民の会派別信仰の状況は次の通りだった<ref>[http://www.gc.cuny.edu/faculty/research_briefs/aris/key_findings.htm American Religious Identification Survey] (2001). Five percent of the people surveyed refused to answer.</ref>。 |
|||
テネシー州の住民の宗教的関係は: |
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* |
*[[キリスト教]] –82% |
||
** |
**[[プロテスタント]] –64% |
||
*** |
***[[バプテスト教会|バプテスト]] –39% |
||
*** |
***[[メソジスト]] –10% |
||
*** |
***[[:en:Church of Christ|Church of Christ]] –6% |
||
*** |
***[[長老派教会]] –3% |
||
*** |
***他のプロテスタント/一般的なプロテスタント –6% |
||
** |
**[[カトリック教会|ローマ・カトリック]] –6% |
||
** |
**他のキリスト教 –12% |
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*イスラム教;1%<ref name="religions.pewforum.org">{{cite web|url=http://religions.pewforum.org/maps|title=The Pew Forum on Religion & Public Life|publisher=Religions.pewforum.org|date=|accessdate=2010-07-31}}</ref> |
|||
* 他の宗教 – 1% |
|||
* |
*他の宗教 –2% |
||
*無宗教 –9% |
|||
== インディアン部族 == |
== インディアン部族 == |
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[[ファイル:Trail of tears map NPS.jpg|left|thumb|250px|1835年、テネシー州のチェロキー族連合は[[インディアン準州]](現:[[オクラホマ州]])へ強制移住させられた]] |
|||
[[ファイル:8FranklinCounties.png|thumb|150px|right|[[フランクリン国|フランクリン州]]]] |
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[[チェロキー族]]、[[ショーニー族]]、[[カタウバ族]]、[[チアハ族]]、[[チカソー族]]、[[カスキナンポ族]]、[[モソペリア族]]、[[クリーク族|ムスコギー族]]、[[ナチェズ|ナチェス族]]、[[オフォ族]]、[[タリ族]]、[[タスキギー族]]、[[ユチ族]]などのインディアン部族が全域に集落を形成し、農耕生活を営んでいた。 |
[[チェロキー族]]、[[ショーニー族]]、[[カタウバ族]]、[[チアハ族]]、[[チカソー族]]、[[カスキナンポ族]]、[[モソペリア族]]、[[クリーク族|ムスコギー族]]、[[ナチェズ|ナチェス族]]、[[オフォ族]]、[[タリ族]]、[[タスキギー族]]、[[ユチ族]]などのインディアン部族が全域に集落を形成し、農耕生活を営んでいた。 |
||
最大勢力のチェロキー族はテネシー州で4つの地域に渡り、100を超える集落・村を持った。ことに州南部のチャタヌーガは、「チカマウガ地域」と呼ばれ、「ランニングウォーター」、「ニッカジャック」、「ロングアイランド」、「ルックアウトマウンテン」、「クロウタウン」が「インディアン五大集落」として知られた。 |
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[[Image:Trail of tears map NPS.jpg|left|thumb|250px|1835年、テネシー州のチェロキー族連合は[[インディアン準州]](現:[[オクラホマ州]])へ強制移住させられた]] |
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最大勢力のチェロキー族は同州で4つの地域に渡り、100を超える集落・村を持った。ことに州南部のチャタヌーガは、「チカマウガ地域」と呼ばれ、「ランニングウォーター」、「ニッカジャック」、「ロングアイランド」、「ルックアウトマウンテン」、「クロウタウン」が「インディアン五大集落」として知られた。 |
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白人入植者に対する[[インディアン]]部族の連合蜂起である[[チカマウガ戦争]] |
白人入植者に対する[[インディアン]]部族の連合蜂起である[[チカマウガ戦争]](1776〜1794年)は同州にも及び、多くのインディアン部族が虐殺された。この戦いの中、1785年には、州東部が完全に白人に制圧され、一帯は[[ベンジャミン・フランクリン]]にちなんだ「[[フランクリン国|フランクリン州]]」とされた。 |
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[[File:8FranklinCounties.png|thumb|150px|right|「フランクリン州」]] |
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さらに19世紀にはこれらのインディアン部族はすべて他州へ強制移住させられた。残った部族も20世紀には「絶滅部族」としてアメリカ連邦政府から公式認定を取り消されて[[インディアン居留地|保留地]](Reservation)を没収され、部族単位では存在しないことになっている。 |
さらに19世紀にはこれらのインディアン部族はすべて他州へ強制移住させられた。残った部族も20世紀には「絶滅部族」としてアメリカ連邦政府から公式認定を取り消されて[[インディアン居留地|保留地]](Reservation)を没収され、部族単位では存在しないことになっている。 |
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テネシー州法廷は、1983年から2000年までと2003年以降にかけ、州インディアン管理委員会内にアメリカ連邦政府の部族認定に沿ったインディアン部族の認定基準を設け、これに基づく部族認定の許可権を与えた。現在まで、この手続きを使ったインディアン部族でテネシー州が認めたものは一つもない。1978年に一部族のグループだけが州知事宣言によって認定されたが、1991年12月5日、州司法長官はこれを無効と宣言した。 |
テネシー州法廷は、1983年から2000年までと2003年以降にかけ、州インディアン管理委員会内にアメリカ連邦政府の部族認定に沿ったインディアン部族の認定基準を設け、これに基づく部族認定の許可権を与えた。現在まで、この手続きを使ったインディアン部族でテネシー州が認めたものは一つもない。1978年に一部族のグループだけが州知事宣言によって認定されたが、1991年12月5日、州司法長官はこれを無効と宣言した。インディアンが「インディアン部族である」としてアメリカ連邦政府・州政府から公式認定を受けるためには、連邦内務省や州議会に対して、大量の血統証明書類の提出が必要であり、申請活動が数10年に及ぶことは珍しいことではない。2004年以降も、6つのインディアン部族・団体が、連邦・州議会に対し、部族としての州認定要求を続けている。 |
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=== アメリカ連邦政府に公式認定を要求中の部族・団体 === |
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インディアンが「インディアン部族である」としてアメリカ連邦政府・州政府から公式認定を受けるためには、連邦内務省や州議会に対して、大量の血統証明書類の提出が必要であり、申請活動が数10年に及ぶことは珍しいことではない。2004年以降も、6つのインディアン部族・団体が、連邦・州議会に対し、部族としての州認定要求を続けている。 |
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{|width="800px" style="font-size:small" |
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|- valign=top |
|||
≪アメリカ連邦政府に公式認定を要求中の部族・団体≫ |
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|width="25%"| |
|||
*「[[チェロキー族]](アニ・ユン・ウェヤ)」 |
*「[[チェロキー族]](アニ・ユン・ウェヤ)」 |
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**「エトワー・チェロキー族」 |
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**「テネシー・チェロキー族」 |
|||
**「アッパー・カンバーランド・チェロキー族」 |
|||
**「オーバーヒル・チェロキー族」 |
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**「南東チェロキー連合・シュガークリーク・バンド」 |
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**「南東チェロキー連合・赤い粘土のバンド」 |
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**「東チェロキー族」 |
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**「東チェロキー族・オーバーヒル・バンド」 |
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**「東チェロキー族・テネシー」 |
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|width="25%"| |
|||
:「西チェロキー族・テネシー」 |
|||
**「西チェロキー族・テネシー」 |
|||
**「チカマウガ・チェロキー族」 |
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**「チカマウガ・チェロキー・エルク谷バンド」 |
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**「チカマウガ・チェロキー・クワタニ・ミッション」 |
|||
**「自由チェロキー・テネシー川バンド」 |
|||
**「自由チェロキー・エルク谷バンド」 |
|||
**「自由チェロキー・テネシー」 |
|||
**「自由チェロキー・チカマウガ」 |
|||
**「バッファローリッジ・チェロキー族」 |
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**「ファラウェイ・チェロキー族」 |
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:「狼の氏族」 |
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|width="25%"| |
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:「鹿の氏族」 |
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**「狼の氏族」 |
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**「鹿の氏族」 |
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:「チカマカ・バンド」 |
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**「大地の氏族」 |
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:「グッドメディシン・バンド」 |
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**「チカマカ・バンド」 |
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:「赤い棒の連合」 |
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**「グッドメディシン・バンド」 |
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**「赤い棒の連合」 |
|||
:「ターキータウン協会」 |
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**「白い狼の守護精霊トーカヘ・バンド」 |
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:「ツァラギ部族相互戦士協会」 |
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**「ターキータウン協会」 |
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:「南と東の部族連合」 |
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**「ツァラギ部族相互戦士協会」 |
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:「遠方のチェロキー・タナシ評議会」 |
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**「南と東の部族連合」 |
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:「タナシ・グループ」 |
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|width="25%"| |
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**「遠方のチェロキー・タナシ評議会」 |
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*「[[クリーク族]]連合(ムスコギー族)」 |
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**「タナシ・グループ」 |
|||
*「[[クリーク族]]連合(ムスコギー族)」 |
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*「カンバーランド・クリーク族連邦」 |
*「カンバーランド・クリーク族連邦」 |
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*「[[チョタ族]]」 |
*「[[チョタ族]]」 |
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*「[[テーハーナーマー族]]」 |
*「[[テーハーナーマー族]]」 |
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*「東部[[レナペ]]族連合中央支部」 |
*「東部[[レナペ]]族連合中央支部」 |
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|} |
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=== インディアン・カジノ === |
=== インディアン・カジノ === |
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テネシー州のインディアン部族はすべて絶滅したことになっており、インディアン部族が開設した「インディアン・カジノ」は一軒も無い。保留地を持たない彼らには、インディアン・カジノ開設の権利が無い。 |
テネシー州のインディアン部族はすべて絶滅したことになっており、インディアン部族が開設した「インディアン・カジノ」は一軒も無い。保留地を持たない彼らには、インディアン・カジノ開設の権利が無い。そもそもテネシー州自体が、誰であってもカジノ敷設及び運営を頑なに禁じている州である(それで州の住民は[[ミシシッピ州]]の[[トゥニカ|チュニカ]]へ赴く)。 |
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== 主要な都市と町 == |
== 主要な都市と町 == |
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{{See also|1=:en:List of cities and towns in Tennessee}} |
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[[Image:Nashvilleskyline.jpg|thumb|right|'''ナッシュビル''':人口569,891人(2000年)]] |
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[[州都]]は[[ナッシュビル]]。州内の市としては[[メンフィス (テネシー州)|メンフィス]]が最大の人口を抱えてい |
[[州都]]は[[ナッシュビル|ナッシュビル市]]である。州内の市としては[[メンフィス (テネシー州)|メンフィス市]]が最大の人口を抱えていたが、2016年までに逆転し、ナッシュビルの方が大都市圏として見るとやや大きく、州の人口の20%以上を構成している。[[チャタヌーガ|チャタヌーガ市]]と[[ノックスビル (テネシー州)|ノックスビル市]]は、どちらも州東部の[[グレート・スモーキー山脈国立公園]]の近くにあるが、メンフィスやナッシュビルの人口のおよそ3分の1程度の人口である。[[ブリストル (テネシー州)|ブリストル市]]([[:en:Bristol, Tennessee|Bristol]])、[[キングスポート (テネシー州)|キングスポート市]]([[:en:Kingsport, Tennessee|Kingsport]])と[[ジョンソンシティ (テネシー州)|ジョンソンシティー]]([[:en:Johnson City, Tennessee|Johnson City]])の3つの[[都市]]は州の北東部の山岳地帯にあり、州の5番目の人口集中地となっており、しばしば「トライシティーズ」(Tri-Cities)と呼ばれている。ノックスビル、[[キングストン (テネシー州)|キングストン]]、[[マーフリーズボロ (テネシー州)|マーフリーズボロ]]各市は過去に州都だったことがある。 |
||
{|class="wikitable" style="float:right;text-align:right;margin-left:10px;margin-right:10px;" |
|||
主要都市は以下の通り。 |
|||
|+市域人口上位10都市(2020年)<ref name="Census2020_QuickFacts" /> |
|||
|- |
|||
!順位 |
|||
!都市名 |
|||
!人口 |
|||
|- |
|||
|1 |
|||
|align="left"|[[ナッシュビル]] |
|||
|689,447 |
|||
|- |
|||
|2 |
|||
|align="left"|[[メンフィス (テネシー州)|メンフィス]] |
|||
|633,104 |
|||
|- |
|||
|3 |
|||
|align="left"|[[ノックスビル (テネシー州)|ノックスビル]] |
|||
|190,740 |
|||
|- |
|||
|4 |
|||
|align="left"|[[チャタヌーガ (テネシー州)|チャタヌーガ]] |
|||
|181,099 |
|||
|- |
|||
|5 |
|||
|align="left"|[[クラークスビル (テネシー州)|クラークスビル]] |
|||
|166,722 |
|||
|- |
|||
|6 |
|||
|align="left"|[[マーフリーズボロ (テネシー州)|マーフリーズボロ]] |
|||
|152,769 |
|||
|- |
|||
|7 |
|||
|align="left"|[[フランクリン (テネシー州)|フランクリン]] |
|||
|83,454 |
|||
|- |
|||
|8 |
|||
|align="left"|[[ジョンソンシティ (テネシー州)|ジョンソンシティ]] |
|||
|71,046 |
|||
|- |
|||
|9 |
|||
|align="left"|[[ジャクソン (テネシー州)|ジャクソン]] |
|||
|68,205 |
|||
|- |
|||
|10 |
|||
|align="left"|[[ヘンダーソンビル (テネシー州)|ヘンダーソンビル]] |
|||
|61,753 |
|||
|} |
|||
州の主な都市を列挙する。 |
|||
*ナッシュビル市 - [[カントリー・ミュージック]]産業の世界的な中心地。[[南部バプテスト連盟]]の本拠地がある。[[ヴァンタービルト大学|バンダーヴィルト大学]]と[[テネシー州立大学]]をはじめ、数多くの大学を擁する。プロスポーツ・チーム [[テネシー・タイタンズ]] ([[NFL]])と[[ナッシュビル・プレデターズ]] ([[NHL]])の本拠地。 |
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*メンフィス市 - [[ブルース]]音楽の中心地。[[エルヴィス・プレスリー]]が音楽活動を行った町である。[[メンフィス・グリズリーズ]] ([[NBA]])の本拠地, [[メンフィス大学]] ([[:en:University of Memphis|University of Memphis]]、旧メンフィス州立大学), 世界的な運送会社[[フェデックス]]の本拠地。[[マーティン・ルーサー・キング・ジュニア|キング牧師]]の暗殺が起きた。 |
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*ノックスビル市 - [[テネシー大学]]の本校がある。[[グレート・スモーキー山脈国立公園]]が近い。テネシー州最初の[[州都]]だった。 |
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*チャタヌーガ市 - 鉄道運輸の中心。愛称は「岩見る町」("See Rock City")。[[南北戦争]]の主戦場となった。 |
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*[[オーク・リッジ (テネシー州)|オークリッジ]] - [[マンハッタン計画]]で有名な[[オークリッジ国立研究所]]がある。 |
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*[[ブリストル (テネシー州)|ブリストル市]] - [[NASCAR]]のレース場、[[ブリストル・モーター・スピードウェイ]]の所在地 |
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*[[リンチバーグ (テネシー州)|リンチバーグ]] - [[テネシー・ウイスキー]]『[[ジャックダニエル]]』の製造所がある。 |
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*[[スマーナ (テネシー州)|スマーナ市]] - [[日産自動車]]の大きな工場がある。 |
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*[[スプリングヒル (テネシー州)|スプリングヒル]] - かつては[[ゼネラルモーターズ|GM]]の[[サターン (自動車)|サターン]]だったが、現在は[[シボレー]]自動車の大きな工場がある。 |
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*[[カーセージ (テネシー州)|カーセージ市]] - 元[[副大統領]]で[[2000年アメリカ合衆国大統領選挙]]大統領候補だった[[アル・ゴア]]が幼年期を送った。アル・ゴア所有の農場がある。 |
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*[[ローレンスバーグ (テネシー州)|ローレンスバーグ市]]([[:en:Lawrenceburg, Tennessee|Lawrenceburg]])- 開拓者[[デイヴィッド・クロケット]]が住んだ。 |
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*クラークスビル市 - [[オースティン・ピーイー州立大学]]([[:en:Austin Peay State University|Austin Peay State University]])がある。 |
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*[[フォート・キャンベル]]([[:en:Fort Campbell|Fort Campbell]])- [[アメリカ陸軍]]の[[第101空中強襲師団]]の基地がある。基地の本部と所在地は[[ケンタッキー州]]となっているが、基地の大部分はテネシー州に属する。 |
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*[[クリーブランド (テネシー州)|クリーブランド市]] - [[チャーチ・オブ・ゴッド (テネシー州クリーブランド)|チャーチ・オブ・ゴッド]]の本部がある。 |
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*マーフリーズボロ市 - ナッシュビルの近郊に位置し、[[ミドルテネシー州立大学]]がある。テネシー州の地理重心。[[南北戦争]]の主戦場で、[[ストーンズリバーの戦い|ストーンズ川の戦い]]別名マーフリーズボロの戦いがここで起った。テネシー州2番目の[[州都]]だった。 |
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*[[レバノン (テネシー州)|レバノン市]]([[:en:Lebanon, Tennessee|Lebanon]])- [[クラッカー・バレル]]([[:en:Cracker Barrel|Cracker Barrel]])レストランチェーンの本社と第一号店がある。近くにレース場「[[ナッシュビル・スーパースピードウェイ]]」がある。 |
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*[[ピジョン・フォージ (テネシー州)|ピジョン・フォージ]]([[:en:Pigeon Forge, Tennessee|Pigeon Forge]])- カントリー音楽歌手[[ドリー・パートン]]の[[テーマパーク]]『[[ドリウッド]]』([[:en:Dollywood|Dollywood]])がある。[[グレート・スモーキー山脈国立公園]]からも近い。 |
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*[[ガトリンバーグ (テネシー州)|ギャトリンバーグ市]]([[:en:Gatlinburg, Tennessee|Gatlinburg]])- [[グレート・スモーキー山脈国立公園]]の西側の入り口にあたる町。観光地。 |
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*ジャクソン市 - [[プロクター・アンド・ギャンブル]]の工場がある。[[シカゴ・カブス]]傘下のマイナーリーグAAのウェスト・テネシー・ダイアモンド・ジャックス([[:en:West Tenn Diamond Jaxx|West Tennessee Diamond Jaxx]])の本拠地。ちなみにホーム・グラウンドは、[[:en:Pringles Park|プリングルス・パーク・スタジアム]]。元[[福岡ソフトバンクホークス]]の[[フリオ・ズレータ]]もここでプレーしていた。[[関西学院大学]]の姉妹校、[[ランバス大学]]([[:en:Lambuth University|Lambuth University]])がある。 |
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*[[プラスキー (テネシー州)|プラスキー市]]([[:en:Pulaski, Tennessee|Pulaski]])- [[クー・クラックス・クラン]]発祥の地。 |
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ファイル:Chattanooga, Tennessee.jpg|[[チャタヌーガ|チャタヌーガ市]] |
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ファイル:Clarksville TN.jpg|[[クラークスビル (テネシー州)|クラークスビル市]] |
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ファイル:Cleveland-tennessee-ocoeestreet1.jpg|[[クリーブランド (テネシー州)|クリーブランド市]] |
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ファイル:Johnsoncitydowntown.jpg|[[ジョンソンシティ (テネシー州)|ジョンソンシティ市]] |
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ファイル:Kingsport skyline circa 2005.jpg|[[キングスポート (テネシー州)|キングスポート市]] |
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ファイル:Knoxville TN skyline.jpg|[[ノックスビル (テネシー州)|ノックスビル市]] |
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ファイル:Memphis skyline from the air.jpg|[[メンフィス (テネシー州)|メンフィス市]] |
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ファイル:JacksonTN.JPG|[[ジャクソン (テネシー州)|ジャクソン市]] |
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ファイル:Swanson building 9743.JPG|[[マーフリーズボロ (テネシー州)|マーフリーズボロ市]] |
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ファイル:Nashvilleskyline.jpg|[[ナッシュビル|ナッシュビル市]] |
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* [[メンフィス (テネシー州)|メンフィス市]] - [[ブルース]]音楽の中心地。[[エルヴィス・プレスリー]]が音楽活動を行った町である。[[メンフィス・グリズリーズ]] ([[NBA]])の本拠地, [[メンフィス大学]] ([[:en:University of Memphis|University of Memphis]]、旧メンフィス州立大学), 世界的な運送会社[[フェデックス]]の本拠地。[[キング牧師]]の暗殺が起った。 |
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* [[ナッシュビル]] - [[カントリー・ミュージック]]産業の世界的な中心地。 [[南部バプテスト連盟]]の本拠地がある。 [[ヴァンタービルト大学|バンダーヴィルト大学]]と[[テネシー州立大学]]([[:en:Tennessee State University|Tennessee State University]])をはじめ、数多くの大学を擁する。 プロスポーツ・チーム [[テネシー・タイタンズ]] ([[NFL]])と[[ナッシュビル・プレデターズ]] ([[NHL]])の本拠地。 |
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* [[ノックスビル (テネシー州)|ノックスビル市]] - [[テネシー大学]]の本校がある。[[グレート・スモーキー山脈国立公園]]が近い。 テネシー州の最初の[[州都]]であった。 |
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* [[チャタヌーガ|チャタヌーガ市]] - 鉄道運輸の中心。愛称は「岩見る町」("See Rock City")。[[南北戦争]]の主戦場となった。 |
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* [[オークリッジ (テネシー州)|オークリッジ]]([[:en:Oak Ridge, Tennessee|Oak Ridge]])- [[マンハッタン計画]]で有名な[[オークリッジ国立研究所]]がある。 |
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* [[ブリストル (テネシー州)|ブリストル市]]([[:en:Bristol, Tennessee|Bristol]])- [[NASCAR]]のレーシング場がある。 |
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* [[リンチバーグ (テネシー州)|リンチバーグ]]([[:en:Lynchburg, Tennessee|Lynchburg]])- [[テネシー・ウイスキー]]『[[ジャックダニエル]]』の製造所がある。 |
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* [[スマーナ (テネシー州)|スマーナ市]]([[:en:Smyrna, Tennessee|Smyrna]])- [[日産自動車]]の大きな工場がある。 |
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* [[スプリングヒル (テネシー州)|スプリングヒル]]([[:en:Spring Hill, Tennessee|Spring Hill]])- かつては[[ゼネラルモーターズ|GM]]の[[サターン (自動車)|サターン]]だったが、現在は[[シボレー]]自動車の大きな工場がある。 |
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* [[カーセッジ (テネシー州)|カーセッジ]]([[:en:Carthage, Tennessee|Carthage]])- 元[[副大統領]]で[[2000年アメリカ合衆国大統領選挙]]大統領候補だった[[アル・ゴア]]が幼年期を送った。[[アル・ゴア]]所有の農場がある。 |
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* [[ローレンスバーグ (テネシー州)|ローレンスバーグ市]]([[:en:Lawrenceburg, Tennessee|Lawrenceburg]])- 開拓者[[デイヴィッド・クロケット]]が住んだ。 |
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* [[クラークスビル (テネシー州)|クラークスビル市]]([[:en:Clarksville, Tennessee|Clarksville]])- [[オースティン・ピー州立大学]]([[:en:Austin Peay State University|Austin Peay State University]])がある。 |
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* [[フォート・キャンベル]]([[:en:Fort Campbell|Fort Campbell]])- [[アメリカ陸軍]]の[[第101空中強襲師団]]の基地がある。基地の本部と所在地は[[ケンタッキー州]]となっているが、基地の大部分はテネシー州に属する。 |
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* [[クリーブランド (テネシー州)|クリーブランド市]]([[:en:Cleveland, Tennessee|Cleveland]])- [[チャーチ・オブ・ゴッド]]の本部がある。 |
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* [[マーフリーズボロ (テネシー州)|マーフリーズボロ]]([[:en:Murfreesboro, Tennessee|Murfreesboro, Tennessee]])- ナッシュビルの近郊に位置し、[[ミドルテネシー州立大学]]がある。テネシー州の地理的な中心。[[南北戦争]]の主戦場で、[[ストーンズリバーの戦い|ストーンズ川の戦い]]([[:en:Battle of Stones River|Battle of Stones River]])あるいはマーフリーズボロの戦い (Battle of Murfreesboro)がここで起った。テネシー州の2番目の[[州都]]であった。 |
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* [[レバノン (テネシー州)|レバノン市]]([[:en:Lebanon, Tennessee|Lebanon]])- [[クラッカー・バレル]]([[:en:Cracker Barrel|Cracker Barrel]])レストランチェーンの本社と第一号店がある。近くにレーシング場「[[ナッシュビル・スーパースピードウェイ]]」([[:en:Nashville Superspeedway|Nashville Superspeedway]])がある。 |
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* [[ピジョン・フォージ (テネシー州)|ピジョン・フォージ]]([[:en:Pigeon Forge, Tennessee|Pigeon Forge]])- カントリー音楽歌手[[ドリー・パートン]]の[[テーマパーク]]『[[ドリウッド]]』([[:en:Dollywood|Dollywood]])がある。[[グレート・スモーキー山脈国立公園]]からも近い。 |
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* [[ギャトリンバーグ (テネシー州)|ギャトリンバーグ市]]([[:en:Gatlinburg, Tennessee|Gatlinburg]])- [[グレート・スモーキー山脈国立公園]]の西側の入り口にあたる町。観光地。 |
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* [[ジャクソン (テネシー州)|ジャクソン市]] - [[プロクター・アンド・ギャンブル]]の工場がある。[[シカゴ・カブス]]傘下のマイナーリーグAAのウェスト・テネシー・ダイアモンド・ジャックス([[:en:West Tenn Diamond Jaxx|West Tennessee Diamond Jaxx]])の本拠地。ちなみにホーム・グラウンドは、[[:en:Pringles Park|プリングルス・パーク・スタジアム]]。かの、[[福岡ソフトバンクホークス]]の[[フリオ・ズレータ]]もここでプレーしていた。[[関西学院大学]]の姉妹校、[[ランバス大学]]([[:en:Lambuth University|Lambuth University]])がある。 |
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* [[プラスキー (テネシー州)|プラスキー市]]([[:en:Pulaski, Tennessee|Pulaski]])- [[クー・クラックス・クラン]]発祥の地。 |
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== 政治と法律 == |
== 政治と法律 == |
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[[ファイル:Tennessee State Capitol 2009.jpg|thumb|200px|right|[[テネシー州会議事堂]]、ナッシュビル市]] |
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テネシー州知事の任期は4年間であり、連続して2期まで務めることができる。州知事のみが州全体の選挙で選出される。他の州とは異なり、副知事は直接選挙で選出せず、テネシー州上院が議長を選出し、副知事を兼務させる。 |
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立法府であるテネシー州議会は、33人の議員による上院と、99人の議員による下院の[[両院制]]である。上院議員の任期は4年間、下院議員の任期は2年間である。それぞれ議長を選任する。憲法で規定する立法府の役人は両院の合同総会で選任される。 |
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司法府の最高位にあるのがテネシー州最高裁判所である。主席判事1人と陪席判事4人が務める。テネシー州の地理的3大区分の出身者がそれぞれ2人を越えてはならないことになっている。テネシー州最高裁判所は州検事総長を指名する。この慣習は他の49州には無いものである。控訴裁判所と刑事控訴裁判所には12人の判事がいる<ref>{{Cite web|url=http://www.tsc.state.tn.us/geninfo/Bio/CrimAppeals/Biocca.htm|title=Court of Criminal Appeals|publisher=Tsc.state.tn.us|date=|accessdate=2010-07-31|archiveurl=https://web.archive.org/web/20100731015238/http://www.tsc.state.tn.us/geninfo/Bio/CrimAppeals/Biocca.htm|archivedate=2010-07-31|url-status=dead|url-status-date=2017-09}}</ref>。連邦、巡回、地域の多くの裁判所が事件を扱っている。 |
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現行テネシー州憲法は1870年に採択された。それ以前には2つの憲法があった。最初の憲法は1796年、テネシーが州に昇格した時に採択され、2番目の憲法が採択されたのは1834年だった。テネシー州憲法はその司法権内で[[戒厳令]]を違法としている。これは、南北戦争の後で、アメリカ合衆国政府の北軍が軍政を布いたことから生じた規程である可能性がある。 |
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=== 政治 === |
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{{See also|w:List of Tennessee Governors|w:U.S. Congressional Delegations from Tennessee|w:Tennessee's congressional districts|w:Political party strength in Tennessee}} |
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{|class="wikitable" style="float:right;font-size:95%;" |
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|+ '''大統領選挙の結果''' |
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|- style="background:lightgrey;" |
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! 年 |
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! [[共和党 (アメリカ)|共和党]] |
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! [[民主党 (アメリカ合衆国)|民主党]] |
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|- |
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|style="background:#fff3f3;"|[[2008年アメリカ合衆国大統領選挙|2008年]] |
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|style="background:#fff3f3;"|'''56.85%''' ''1,479,178'' |
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|style="background:#f0f0ff;"|41.79% ''1,087,437'' |
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|- |
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|style="background:#fff3f3;"|[[2004年アメリカ合衆国大統領選挙|2004年]] |
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|style="background:#fff3f3;"|'''56.80%''' ''1,384,375'' |
|||
|style="background:#f0f0ff;"|42.53% ''1,036,477'' |
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|- |
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|style="background:#fff3f3;"|[[2000年アメリカ合衆国大統領選挙|2000年]] |
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|style="background:#fff3f3;"|'''51.15%''' ''1,061,949'' |
|||
|style="background:#f0f0ff;"|47.28% ''981,720'' |
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|- |
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|style="background:#f0f0ff;"|[[1996年アメリカ合衆国大統領選挙|1996年]] |
|||
|style="background:#fff3f3;"|45.59% ''863,530'' |
|||
|style="background:#f0f0ff;"|'''48.00%''' ''909,146'' |
|||
|- |
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|style="background:#f0f0ff;"|[[1992年アメリカ合衆国大統領選挙|1992年]] |
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|style="background:#fff3f3;"|42.43% ''841,300'' |
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|style="background:#f0f0ff;"|'''47.08%''' ''933,521'' |
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|- |
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|style="background:#fff3f3;"|[[1988年アメリカ合衆国大統領選挙|1988年]] |
|||
|style="background:#fff3f3;"|'''57.89%''' ''947,233'' |
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|style="background:#f0f0ff;"|41.55% ''679,794'' |
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|- |
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|style="background:#fff3f3;"|[[1984年アメリカ合衆国大統領選挙|1984年]] |
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|style="background:#fff3f3;"|'''57.84%''' ''990,212'' |
|||
|style="background:#f0f0ff;"|41.57% ''711,714'' |
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|- |
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|style="background:#fff3f3;"|[[1980年アメリカ合衆国大統領選挙|1980年]] |
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|style="background:#fff3f3;"|'''48.70%''' ''787,761'' |
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|style="background:#f0f0ff;"|48.41% ''783,051'' |
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|- |
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|style="background:#f0f0ff;"|[[1976年アメリカ合衆国大統領選挙|1976年]] |
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|style="background:#fff3f3;"|42.94% ''633,969'' |
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|style="background:#f0f0ff;"|'''55.94%''' ''825,879'' |
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|- |
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|style="background:#fff3f3;"|[[1972年アメリカ合衆国大統領選挙|1972年]] |
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|style="background:#fff3f3;"|'''67.70%''' ''813,147'' |
|||
|style="background:#f0f0ff;"|29.75% ''357,293'' |
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|- |
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|style="background:#fff3f3;"|[[1968年アメリカ合衆国大統領選挙|1968年]] |
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|style="background:#fff3f3;"|'''37.85%''' ''472,592'' |
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|style="background:#f0f0ff;"|28.13% ''351,233'' |
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|- |
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|style="background:#f0f0ff;"|[[1964年アメリカ合衆国大統領選挙|1964年]] |
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|style="background:#fff3f3;"|44.49% ''508,965'' |
|||
|style="background:#f0f0ff;"|'''55.50%''' ''634,947'' |
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|- |
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|style="background:#fff3f3;"|[[1960年アメリカ合衆国大統領選挙|1960年]] |
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|style="background:#fff3f3;"|'''52.92%''' ''556,577'' |
|||
|style="background:#f0f0ff;"|45.77% ''481,453'' |
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|} |
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テネシー州の政治は、他州と同様[[共和党 (アメリカ)|共和党]]と[[民主党 (アメリカ合衆国)|民主党]]の二大政党が競い合っている。1920年代は全国的に共和党の大統領候補が大勝した時代だが、1920年のテネシー州は共和党の[[ウォレン・ハーディング]]をオハイオ州知事の[[ジェイムズ・コックス]]に対して辛うじて勝たせた。1928年は共和党の[[ハーバート・フーヴァー]]を[[ニューヨーク州知事]]の[[アル・スミス (ニューヨーク州知事)|アル・スミス]]に対して大勝させた。これらを除けば1950年代まで民主党支持の強いソリッドサウスであり続けた。1950年代は共和党の[[ドワイト・D・アイゼンハワー]]を2回支持し、その後はほとんど毎回共和党候補者を支持するようになった。 |
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州の半分以上は共和党がやや優勢に支配しているが、民主党は中部テネシーの田園部と西テネシーの北部ではそこそこの支持があり、ナッシュビル市やメンフィス市では強い。大都市にはアフリカ系アメリカ人の人口が多い<ref>[http://factfinder.census.gov/servlet/GCTTable?_bm=n&_lang=en&mt_name=DEC_2000_PL_U_GCTPL_ST2&format=ST-2&_box_head_nbr=GCT-PL&ds_name=DEC_2000_PL_U&geo_id=04000US47 Tennessee by County – GCT-PL. Race and Hispanic or Latino 2000] U.S. Census Bureau</ref>。共和党は1960年代まで東テネシーで大変強かった。アメリカ合衆国下院議員選挙区の第1区と第2区は東テネシーにあり、南部でも数少ない共和党支持の区域だった。第1区は1881年以降、第2区は1873年以降連続して共和党を支持してきた。 |
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対照的にアフリカ系アメリカ人は長く選挙権を取り上げられており、1960年の人口比率は16.45%と少数派だったので、白人共和党が1960年代まで州の残り地域における政治を支配していた。テネシー州の共和党は実質的に部分政党だった。1970年にウィンフィールド・ダンが州知事に、ビル・ブロックがアメリカ合衆国上院議員に当選し、共和党を州全体で選挙に勝てる政党にした。1970年以降、テネシー州知事は二大政党から選ばれている。 |
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[[2000年アメリカ合衆国大統領選挙]]で、テネシー州選出アメリカ合衆国上院議員と[[アメリカ合衆国副大統領]]を務めた[[アル・ゴア]]が、その出身州で勝てなかった。これはあまり無い例である。共和党の[[ジョージ・W・ブッシュ]]に対する支持は2004年に増加し、対抗馬との支持率の差は、2000年の4%から2004年の14%となった<ref>[http://www.rasmussenreports.com/public_content/politics/election_20082/2008_presidential_election/tennessee/tennessee_mccain_leads_both_democrats_by_double_digits Tennessee:McCain Leads Both Democrats by Double Digits] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20081224074929/http://www.rasmussenreports.com/public_content/politics/election_20082/2008_presidential_election/tennessee/tennessee_mccain_leads_both_democrats_by_double_digits |date=2008年12月24日 }} Rasumussen Reports, April 6, 2008</ref>。南部州から大統領候補になった民主党員、例えば[[リンドン・ジョンソン|リンドン・B・ジョンソン]]、[[ジミー・カーター]]、[[ビル・クリントン]]は、北部の民主党員よりもテネシー州で良い結果を残しており、特に大都市圏以外の浮動票には顕著である。 |
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テネシー州からはアメリカ合衆国下院に9人の代議員を送り出しており、2012年時点では共和党7人、民主党2人となっている。副知事のロン・ラムジーは140年ぶりに共和党員として州議会上院議長になった。2008年の選挙で共和党は州議会両院の多数派となったが、これはレコンストラクション時代以来のことになった。現在、州内有権者の30%は浮動票と考えられている<ref>{{cite news|url=http://online.wsj.com/article/SB122731165800249331.html?mod=googlenews_wsj|date=2008-11-22|title=Tennessee Resists Obama Wave|first=COREY|last=DADE|work=Wall Street Journal}}</ref>。 |
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1962年の[[合衆国最高裁判所|アメリカ合衆国最高裁判所]]による「ベイカー対カー事件」判決は、「一人一票」の原則を確立したものであり(一票の格差の是正)、テネシー州議会で田園部の偏見が入った議席指名に関する訴訟に基づいていた<ref>{{cite book|title=A Justice for All:William J. Brennan, Jr., and the decisions that transformed America|last=Eisler|first=Kim Isaac|authorlink=|coauthors=|year=1993|publisher=Simon &Schuster|location=New York|isbn=0-671-76787-9|pages= }}</ref><ref>{{cite book|chapter=Baker v. Carr|title=The Oxford companion to the Supreme Court of the United States|last=Peltason|first=Jack W.|authorlink=|editor=Hall, Kermit L. (ed.)|year=1992|publisher=Oxford University Press|location=New York|isbn=0-19-505835-6|pages=67-70 }}</ref><ref>{{cite book|title=I dissent:Great Opposing Opinions in Landmark Supreme Court Cases|last=Tushnet|first=Mark|authorlink=|coauthors=|year=2008|publisher=Beacon Press|location=Boston|isbn=978-0-8070-0036-6|pages=151-166 }}</ref>。この重要な裁定によって、州内の人口配分に比例し、都市部や郊外部の議員と州全体の役人の比率が増加した。また[[アラバマ州]]など、昔から田園部少数派よって支配されていた多くの州でも適用された。 |
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=== 法の執行 === |
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==== 州の機関 ==== |
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テネシー州には法の執行のために4つの機関がある。すなわち、テネシー州ハイウェイ・パトロール、テネシー州野生生物資源機関、テネシー州捜査局、テネシー州環境保護省である。 |
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テネシー州ハイウェイ・パトロールはハイウェイの安全規制と、野生生物以外の法執行に集中する主要法執行機関であり、テネシー州安全省の管轄下にある。テネシー州野生生物資源機関は州立公園の外側で、野生生物、船遊び、釣りに関する規制を行う独立機関である。テネシー州捜査局は最新の操作設備を備え、州全体の刑事事件捜査を行う部門である。テネシー州のパーク・レンジャーは州立公園体系の中で全ての活動と法執行に責任を持っている。 |
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==== 地方政府の機関 ==== |
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地方政府の法執行は、郡[[保安官]]事務所と自治体警察署に分けられる。テネシー州憲法は各郡に選挙によって選ばれる保安官を要求している。州内95郡の内94郡では、保安官が郡内の法執行官の長であり、郡全体に管轄権を持っている。各保安官事務所は保証サービス、役所の安全保障、監獄の運営と郡の未編入領域における主要な法執行、ならびに自治体警察署に対する支援を行う。法人化された自治体は警察署を維持して、その領域内での警察サービスを行うことが求められる。 |
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州内の3郡が都市圏政府の形を採っており、保安官を選ばねばならないという要求事項に対する紛争を解決するためにそれぞれが異なる方法を採用している。 |
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*ナッシュビル市/[[デビッドソン郡 (テネシー州)|デビッドソン郡]]は、メトロ保安官とメトロ警察処方の間で任務と権限を分けている。保安官はデビッドソン郡の法執行部門長ではない。デビッドソン郡保安官の任務は保証サービスと監獄の運営である。メトロ警察署長が法執行部門の長であり、メトロ警察署が郡全体の法執行を行っている。 |
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*リンチバーグ市/[[ムーア郡 (テネシー州)|ムーア郡]]は、より単純な形を選び、リンチバーグ警察署を廃止して、保安官事務所に統合し、全権限を与えた。 |
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*ハーツビル市/[[トラウスデール郡 (テネシー州)|トラウスデール郡]]は、州内で最も小さな郡ではあるが、ナッシュビル市と同様な仕組みを採用し、保安官事務所を維持しながら都市圏警察署も持っている。 |
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== 経済 == |
== 経済 == |
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[[アメリカ合衆国商務省経済分析局|経済分析局]]推計では2011年の州内実質総生産は2,339億9,700万米ドルになっていた。2003年の一人当たり収入は28,641米ドルであり、国内36位、全国平均 31,472米ドルの91%に相当した。2004年の世帯当たり収入は38,550米ドルであり、国内41位、全国平均 44,472米ドルの87%に相当した。 |
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テネシー州の主要産品は、繊維、綿花、牛、電力である。州内に82,000以上の農場があり、その内およそ59%は肉牛を生産している。テネシー州の初期に生産されたのは綿花だったが、テネシー川とミシシッピ川の間の土地が開放された1820年代になって、その栽培が始まっていた。ミシシッピ・デルタの上流端部がテネシー州南部に広がり、綿花を栽培できる肥沃な土地だった。西テネシーでは大豆も多く栽培され、特に州北西隅で多かった<ref>{{Cite web|url=http://www.nass.usda.gov/research/atlas02/index.html|title=USDA 2002 Census of Agriculture, Maps and Cartographic Resources|publisher=Nass.usda.gov|date=|accessdate=2010-07-31|archiveurl=https://web.archive.org/web/20100708051643/http://www.nass.usda.gov/research/atlas02/index.html|archivedate=2010-07-08|url-status=dead|url-status-date=2017-09}}</ref>。 |
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=== 主な会社など === |
=== 主な会社など === |
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テネシー州に本拠地のある企業には以下のようなものがある。 |
テネシー州に本拠地のある企業には以下のようなものがある。 |
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* [[ボスホス]]([[オートバイ]]メーカー)、[[ダイアーズバーグ (テネシー州)|ダイアーズバーグ市]] |
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* [[ジャック・ダニエルズ]]、([[テネシー・ウイスキー]]の蒸留所)、[[リンチバーグ (テネシー州)|リンチバーグ市]] |
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:メンフィス市 |
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* [[クラッカー・バレル]]([[:en:Cracker Barrel|Cracker Barrel]]、レストランチェーン)、[[レバノン (テネシー州)|レバノン市]] |
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* |
*[[フェデックス]](世界最大手の物流会社) |
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*オートゾーン・インコーポレイテッド |
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* [[ファイアストン|ブリヂストン・アメリカズ・インク]] (旧社名はブリヂストン・ファイアストン・ノースアメリカン・タイヤ)、[[ナッシュビル|ナッシュビル市]] |
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*インターナショナル製紙 |
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2008年には米国日産の本社がカリフォルニアから移転した。 |
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:ノックスビル市 |
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*パイロット・コーポレーション |
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*[[リーガル・エンターテインメント・グループ]] |
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:キングスポート市 |
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*[[イーストマン・ケミカル]] |
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:フランクリン市 |
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*日産自動車北米本社 |
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:ナッシュビル市 |
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*[[ギブソン (楽器メーカー)|ギブソン・ギター・コーポレーション]] |
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*キャタピラ・ファイナンシャル本社(キャタピラ社の財務部門) |
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*[[ファイアストン|ブリヂストン・アメリカズ・インク]] (旧社名はブリヂストン・ファイアストン・ノースアメリカン・タイヤ) |
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=== 主な産業など === |
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:ダイアーズバーグ市 |
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* [[農業]] |
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*[[ボスホス]]([[オートバイ]]メーカー) |
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* [[製造業]] |
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:リンチバーグ市 |
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* [[ウイスキー]]醸造([[テネシー・ウイスキー]]) |
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*[[ジャック・ダニエルズ]]、([[テネシー・ウイスキー]]の蒸留所) |
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* [[観光]] |
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:レバノン市 |
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*[[クラッカー・バレル]]([[:en:Cracker Barrel|Cracker Barrel]]、レストランチェーン) |
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:チャタヌーガ市 |
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*[[フォルクスワーゲン]]組立工場 |
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:クラークスビル市 |
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*ヘムロック・セミコンダクター・グループのポリシリコン生産設備 |
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テネシー州はその南側隣接州と同様に労働権の州である。組合活動は昔から低調であり、国内大半と同様に衰退し続けている。2011年11月時点での失業率は8.4%だった<ref>[http://data.bls.gov/cgi-bin/print.pl/news.release/metro.t01.htm Bls.gov];Local Area Unemployment Statistics</ref>。 |
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=== 税 === |
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テネシー州の[[所得税]]は給与や賃金には適用されないが、株式、債権、受取手形からの収入は課税される。単一対象では1,250米ドル、複数対象では2,500米ドルを超える配当や利子は6%課税される。大半の商品にかかる[[消費税]]と使用税の率は9.25%である。食品は5.5%と低いが、菓子類、ダイエット用サプリメント、加工食品は7%が課税される。地方課税管轄区による消費税加算は1.5%から2.75%の幅があり、足し合わせると8.5%から9.75%となって、国内でも高い方の部類である。無形資産は貸付会社、投資会社、保険会社あるいは有料墓地会社の株主持ち株比率によって評価される。評価率は資産価値の40%に税率を掛ける。テネシー州では一件の制限額(2006年以降、死亡者に対して100万ドル)を超える相続財産には[[相続税]]を課している<ref>{{cite web|url=http://www.state.tn.us/revenue/forms/inhgift/guideinhestate.pdf|title=A Guide to Tennessee Inheritance and Estate Taxes|format=PDF|date=|accessdate=2011-12-09}}</ref>。 |
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== 交通 == |
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=== 州間高速道路 === |
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[[ファイル:Hernando de Soto Bridge Memphis.jpg|thumb|right|ミシシッピ川に架かるエルナンド・デ・ソト橋、メンフィス市T]] |
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[[州間高速道路40号線]]が州内を東西に横切っている。その支線としてはメンフィス市の240号線、ナッシュビル市の440号線、ノックスビル市の140号線と640号線がある。[[州間高速道路]]26号線も東西方向であるが、ジョンソンシティの南、ノースカロライナ州との州境からキングスポート市で終わっている。州間高速道路24号線はチャタヌーガからクラークスビルに至る州内を斜めに横切る東西方向路である。[[州間高速道路22号線]]も東西方向路であり、メンフィスで240号線や269号線、アラバマ州バーミングハムで65号線と接続している。 |
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南北方向の州間高速道路は55号線、65号線、[[州間高速道路75号線|75号線]]、[[州間高速道路81号線|81号線]]がある。65号線はナッシュビルを通り、75号線はチャタヌーガとノックスビルを、55号線はメンフィスを通っている。81号線はブリストルで州内に入り、ダンドリッジ近くで40号線に突き当たって止まっている。55号線の支線が155号線である。75号線の唯一の支線が275号線であり、ノックスビルを通っている。 |
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=== 空港 === |
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州内の主要空港は、[[ナッシュビル国際空港]] (BNA)、[[メンフィス国際空港]] (MEM)、ノックスビルのマクギー・タイソン空港 (TYS)、チャタヌーガ市営空港 (CHA)、トリシティーズ地域空港 (TRI)、ジャクソン市のマッケラー・サイプス地域空港 (MKL)である。ナッシュビル空港からは、2018年5月より[[ロンドン・ヒースロー空港]]への直行便が開設され、[[東京]]への直行便も誘致している。メンフィス国際空港は[[フェデックス]]のハブ空港なので、世界最大の貨物取扱空港となっている。 |
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=== 鉄道 === |
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メンフィス市とニューバーン市には[[アムトラック]]の列車「[[シティ・オブ・ニューオーリンズ]]号」が停車する。この列車は[[シカゴ]]と[[ニューオーリンズ]]を結んでいる。 |
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ナッシュビル市は[[通勤列車|通勤鉄道]]のミュージックシティ・スターが運行されている。 |
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== 教育 == |
== 教育 == |
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[[ |
[[ファイル:UT-McClungPlaza.jpg|thumb|right|[[テネシー大学]]]] |
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[[ファイル:Vandy-kirkland.jpg|thumb|right|[[ヴァンダービルト大学]]]] |
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[[ファイル:Halliburton.jpg|thumb|right|ローズ大学]] |
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[[ファイル:WTN PeepHoles 052.JPG|thumb|right|[[テネシー州立大学]]ナッシュビル校]] |
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[[ファイル:Kirskey Old Main.jpg|thumb|right|[[ミドルテネシー州立大学]]、マーフリーズボロ市]] |
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州内には、公立、私立、チャーターによる予備校から大学まで幅広い高等教育機関がある。 |
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1920年代当時は[[聖書]]の教えに反する、としてダーウィンの「[[進化論]]」を教えることを禁止していた。(NHKスペシャル「映像の世紀〜それはマンハッタンから始まった〜」より) |
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=== 単科及び総合大学 === |
=== 単科及び総合大学 === |
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公立の高等教育機関は、テネシー大学システムとテネシー州教育理事会という2つの公立大学システムに指導を行うテネシー州高等教育委員会の監督下にある。さらに私立の多くのカレッジや大学が州内に鏤められている。 |
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<table><tr><td valign=top> |
<table><tr><td valign=top> |
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* |
*アクィナス大学([[:en:Aquinas College (Tennessee)|Aquinas College]]) |
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* |
*オースティン・ピー州立大学([[:en:Austin Peay State University|Austin Peay State University]]) |
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* |
*バプテスト医科大学([[:en:Baptist College of Health Sciences|Baptist College of Health Sciences]]) |
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* |
*[[ベルモント大学]]([[:en:Belmont University|Belmont University]]) |
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* |
*ベセル大学([[:en:Bethel College (Tennessee)|Bethel College]]) |
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* |
*ブライアン大学([[:en:Bryan College|Bryan College]]) |
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* |
*カーソン・ニューマン大学([[:en:Carson-Newman College|Carson-Newman College]]) |
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* |
*ラ・サール会大学([[:en:Christian Brothers University|Christian Brothers University]]) |
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* |
*コロンビア州立短期大学([[:en:Columbia State Community College|Columbia State Community College]]) |
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* |
*クライトン大学([[:en:Crichton College|Crichton College]]) |
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* |
*カンバーランド大学([[:en:Cumberland University|Cumberland University]]) |
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* |
*東テネシー州立大学([[:en:East Tennessee State University|East Tennessee State University]]) |
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* |
*フィスク大学([[:en:Fisk University|Fisk University]]) |
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* |
*フリード・ハーディマン大学([[:en:Freed-Hardeman University|Freed-Hardeman University]]) |
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* |
*ジョンソン神学大学([[:en:Johnson Bible College|Johnson Bible College]]) |
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* |
*キング大学([[:en:King College|King College]]) |
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* |
*ノックスビル大学([[:en:Knoxville College|Knoxville College]]) |
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* |
*ランバス大学([[:en:Lambuth University|Lambuth University]]) |
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* |
*レイン大学([[:en:Lane College|Lane College]]) |
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* |
*リー大学([[:en:Lee University|Lee University]]) |
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* |
*ルモイン・オーウェン大学([[:en:LeMoyne-Owen College|LeMoyne-Owen College]]) |
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* |
*リンカーン記念大学([[:en:Lincoln Memorial University|Lincoln Memorial University]]) |
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* |
*[[リプスコム大学]]([[:en:Lipscomb University|Lipscomb University]]) |
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</td><td valign=top> |
</td><td valign=top> |
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* |
*マーティン・メソジスト大学([[:en:Martin Methodist College|Martin Methodist College]]) |
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* |
*メアリーヴィル大学([[:en:Maryville College|Maryville College]]) |
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* |
*メハリー医科大学([[:en:Meharry Medical College|Meharry Medical College]]) |
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* |
*メンフィス芸術大学([[:en:Memphis College of Art|Memphis College of Art]]) |
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* |
*[[ミドルテネシー州立大学]](中部テネシー州立大学) |
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* |
*ミリガン大学([[:en:Milligan College|Milligan College]]) |
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* |
*ナッシュビル州立短期大学([[:en:Nashville State Community College|Nashville State Community College]]) |
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* |
*オモア・デザイン大学([[:en:O'More College of Design|O'More College of Design]]) |
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* |
*ローズ大学([[:en:Rhodes College|Rhodes College]]) |
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* |
*南部大学([[:en:Sewanee:The University of the South|The University of the South]]) |
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* |
*南部アドベンチスト大学([[:en:Southern Adventist University|Southern Adventist University]]) |
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* |
*[[テネシー州立大学]]([[:en:Tennessee State University|Tennessee State University]]) |
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* |
*[[テネシー工科大学]]([[:en:Tennessee Technological University|Tennessee Technological University]]) |
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* |
*テネシー・テンプル大学([[:en:Tennessee Temple University|Tennessee Temple University]]) |
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* |
*テネシー・ウェスレアン大学([[:en:Tennessee Wesleyan College|Tennessee Wesleyan College]]) |
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* |
*トレヴェッカ・ナザレン大学([[:en:Trevecca Nazarene University|Trevecca Nazarene University]]) |
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* |
*タスカラム大学([[:en:Tusculum College|Tusculum College]]) |
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* |
*[[ユニオン大学 (テネシー州)|ユニオン大学]]([[:en:Union University|Union University]]) |
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* |
*[[メンフィス大学]] ([[:en:University of Memphis|University of Memphis]]) |
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* |
*[[テネシー大学システム]] |
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** |
**[[テネシー大学]] (本校、ノックスビル) |
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** |
**[[テネシー大学チャタヌーガ校]]([[:en:University of Tennessee at Chattanooga|University of Tennessee at Chattanooga]]) |
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** |
**テネシー大学マーティン校([[:en:University of Tennessee at Martin|University of Tennessee at Martin]]) |
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** |
**テネシー大学医療科学センター([[:en:University of Tennessee Health Science Center|University of Tennessee Health Science Center]] |
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** |
**テネシー大学宇宙科学研究所([[:en:University of Tennessee Space Institute|University of Tennessee Space Institute]]) |
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* |
*[[ヴァンダービルト大学]]([[:en:Vanderbilt University|Vanderbilt University]]) |
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</td></tr></table> |
</td></tr></table> |
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=== 教育学区 === |
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公共の初等中等教育は郡、市、あるいは特別教育学区の単位で運営されている。教育学区はテネシー州教育省の管轄下にある。郡部には私立の学校も多い。 |
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== 芸術・文化 == |
== 芸術・文化 == |
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=== 音楽 === |
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テネシー州は[[ソウル・ミュージック]]、[[カントリー・ミュージック]]、[[ブルース]]、[[ロックンロール]]、[[ロカビリー]]などアメリカのポピュラー音楽の発展に重要な役割を果たしてきた。メンフィス市のビール通りはブルースの発祥の地とみなされており、W・C・ハンディなどのミュージシャンがそこのクラブで1909年には既に演奏していた<ref>Bobby Lovett, [http://tennesseeencyclopedia.net/imagegallery.php?EntryID=B019 Beale Street]. ''Tennessee Encyclopedia of History and Culture'', 2002. Retrieved:25 November 2009.</ref>。メンフィス市には、[[エルビス・プレスリー]]、[[ジョニー・キャッシュ]]、[[カール・パーキンス]]、[[ジェリー・リー・ルイス]]、[[ロイ・オービソン]]、チャーリー・リッチなどのミュージシャンがレコーディングを始めた[[サン・レコード]]もあり、1950年代にはロックンロールが形になり始めた<ref>Michael Bertrand, [http://tennesseeencyclopedia.net/imagegallery.php?EntryID=S117a Sun Records]. ''Tennessee Encyclopedia of History and Culture'', 2002. Retrieved:25 November 2009.</ref>。1927年のブリストル市で行われたビクター・レコーディングセッションがカントリーミュージックの始まりとされており、1930年代のラジオ番組「[[グランド・オール・オプリ]]」が、ナッシュビルをカントリーミュージック・レコーディング産業の中心にした<ref name=tehcwolfe>Charles Wolfe, [http://tennesseeencyclopedia.net/imagegallery.php?EntryID=M136 Music]. ''Tennessee Encyclopedia of History and Culture'', 2002. Retrieved:25 November 2009.</ref><ref>Ted Olson and Ajay Kalra, "Appalachian Music:Examining Popular Assumptions". ''A Handbook to Appalachia:An Introduction to the Region'' (Knoxville, Tenn.:University of Tennessee Press, 2006), pp. 163–170.</ref>。煉瓦とモルタルで作られた3つの博物館が様々な形態の音楽ジャンルを育てたテネシー州の役割を留めている。すなわち、メンフィスロックン・ソウル博物館、ナッシュビル市にある[[カントリー・ミュージック殿堂博物館]]およびジャクソン市の国際ロカビリー博物館である。さらにロカビリーの発展を記念するオンラインサイトとして、「ロカビリーの殿堂」がナッシュビル市を本拠地にしている。 |
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こうした豊かな音楽文化を背景に、州では全米最多となる12曲もの公式な[[アメリカ合衆国の州歌|州歌]]を制定している<ref>[http://www.tn.gov/main/article/state-songs State Songs]</ref>。代表的な楽曲は[[1911年]]に発表され[[1925年]]に最初の州歌として制定された“My Homeland, Tennessee”だが、一般的に有名なのは州公式[[ワルツ]]の“[[テネシーワルツ]]”である。<ref>[https://adp.library.ucsb.edu/index.php/matrix/detail/300010188/D7VB-2311-Tennessee_waltz Tennessee waltz] |
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2024年11月1日閲覧 Discography of American Historical Recordings</ref> |
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* My Homeland, Tennessee(「我が故郷、テネシー」、1925年制定) |
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* When It's Iris Time in Tennessee(「テネシーにアイリスの花咲く頃」、1935年制定) |
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* My Tennessee(「私のテネシー」、1955年制定) |
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* [[:en:Tennessee Waltz|The Tennessee Waltz]](「テネシーワルツ」、ピーウィー・キングが歌唱、1965年制定) |
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* [[:en:Rocky Top|Rocky Top]](「ロッキーの頂」、1982年制定) |
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* Tennessee(「テネシー」、1992年制定)<ref name="statesong">1992年制定の「テネシー」と2012年制定の「テネシー」は同名異曲。</ref> |
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* The Pride of Tennessee(「テネシーの誇り」、1996年制定) |
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* A Tennessee Bicentennial Rap: 1796-1996(「テネシー州200年記念ラップ」、1996年制定) |
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* [[:en:Smoky Mountain Rain|Smoky Mountain Rain]](「スモーキー・マウンテンの雨」1980年にロニー・ミルサップが歌唱、2010年制定) |
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* Tennessee(「テネシー」、2012年制定)<ref name="statesong" /> |
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* The Tennessee in Me(「私の中のテネシー」、2023年4月17日制定<ref name="statesong202304">{{Cite web |url=https://www.wjhl.com/news/local/copperhead-road-becomes-tennessees-newest-official-state-song/ |title=‘Copperhead Road’ becomes Tennessee’s newest official state song |publisher=WJHL |date=2023-04-26 |accessdate=2023-07-30}}</ref>) |
|||
* [[:en:Copperhead Road (song)|Copperhead Road]](「カッパーヘッド・ロード」スティーヴ・アールが歌唱、2023年4月25日制定<ref name="statesong202304" />) |
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}} |
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=== 劇場 === |
=== 劇場 === |
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=== スポーツチーム === |
=== スポーツチーム === |
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<table><tr><td valign=top> |
<table><tr><td valign=top> |
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* |
*[[メンフィス・グリズリーズ]], [[NBA]] |
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* |
*[[ナッシュビル・プレデターズ]], [[NHL]] |
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* |
*[[テネシー・タイタンズ]], [[NFL]] |
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* |
*[[ナッシュビルSC]], [[メジャーリーグサッカー]] |
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*[[マイナーリーグ]](野球) |
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** [[メンフィス・レッドバーズ]] |
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**[[メンフィス・レッドバーズ]] |
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** [[ナッシュビル・サウンズ]] |
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**[[ナッシュビル・サウンズ]] |
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** [[チャタヌーガ・ルックアウツ]] |
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**[[チャタヌーガ・ルックアウツ]] |
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</td><td valign=top> |
</td><td valign=top> |
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* |
*マイナーリーグ |
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**ウェスト・テネシー・ダイアモンド・ジャックス([[:en:West Tenn Diamond Jaxx|West Tennessee Diamond Jaxx]]) ([[ジャクソン (テネシー州)|ジャクソン市]]) |
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** |
**[[テネシー・スモーキーズ]] ([[:en:Sevierville, Tennessee|セヴィアーヴィル]]) |
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** |
**エリザベストン・ツインズ([[:en:Elizabethton Twins|Elizabethton Twins]]) |
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** |
**グリーンヴィル・アストロズ([[:en:Greeneville Astros|Greeneville Astros]]) |
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** |
**[[キングスポート・メッツ]]([[:en:Kingsport Mets|Kingsport Mets]]) |
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** |
**ジョンソンシティー・カージナルス([[:en:Johnson City Cardinals|Johnson City Cardinals]]) |
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* |
*[[マイナーリーグ]](バスケットボール) |
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** |
**[[ナッシュビル・リズム]]([[:en:Nashville Rhythm|Nashville Rhythm]]) |
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== 日本との関連 == |
== 日本との関連 == |
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== その他 == |
== その他 == |
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=== 同州出身者 === |
=== 同州出身者 === |
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*[[テネシー州出身著名人の一覧]]を参照。 |
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=== 交通 === |
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* 主要な[[州間高速道路]] |
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** [[州間高速道路24号線|I-24]]、[[州間高速道路26号線|I-26]]、[[州間高速道路40号線|I-40]]、[[州間高速道路55号線|I-55]]、[[州間高速道路65号線|I-65]]、[[州間高速道路75号線|I-75]]、[[州間高速道路81号線|I-81]] |
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* 主要な空港 |
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** [[メンフィス国際空港]] |
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** [[ナッシュビル国際空港]] |
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** [[ノックスヴィル国際空港]] |
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* 主要な鉄道 |
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** [[アムトラック]] |
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=== 州の象徴など === |
=== 州の象徴など === |
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* |
*州の鳥 - [[マネシツグミ]] |
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* |
*州の花(栽培種) - [[アヤメ属]] |
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*州の花(野生種) - トケイソウ属([[:en:Passion flower]]) 及び [[:en:Tennessee coneflower]] |
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* 州の木 - [[ユリノキ]] |
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* |
*州の木 - [[ユリノキ]] |
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* |
*州の歌 - [[テネシーワルツ]] |
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*州の石 - [[石灰岩]] |
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=== 日本の姉妹都市 === |
=== 日本の姉妹都市 === |
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* |
* [[北海道]][[室蘭市]] - [[ノックスビル (テネシー州)|ノックスビル市]] |
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* |
* [[山形県]][[三川町]] - [[:en:McMinnville, Tennessee|マクミンビル市]] |
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* |
* [[茨城県]][[那珂市]] - [[オークリッジ (テネシー州)|オークリッジ]] |
||
* |
* [[神奈川県]][[座間市]] - [[スマーナ (テネシー州)|スマーナ]] |
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* |
* [[山梨県]][[都留市]] - [[ヘンダーソンヴィル (テネシー州)|ヘンダーソンビル]] |
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* |
* [[長崎県]][[諫早市]] - [[:en:Athens, Tennessee|アセンズ]] |
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* [[岩手県]][[遠野市]] - [[チャタヌーガ|チャタヌーガ市]] |
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== 脚注 == |
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{{脚注ヘルプ}} |
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=== 注釈 === |
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=== 出典 === |
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{{Reflist|2}} |
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== 参考文献 == |
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*{{cite book|first=Paul H.|last=Bergeron|title=Antebellum Politics in Tennessee|publisher=University of Kentucky Press|year=1982|isbn=0-8131-1469-1}} |
|||
*{{cite book|first=Arna|last=Bontemps|title=William C. Handy:Father of the Blues:An Autobiography|publisher=Macmillan Company|location=New York|year=1941}} |
|||
*{{cite book|first=W. G.|last=Brownlow|title=Sketches of the Rise, Progress, and Decline of Secession:With a Narrative of Personal Adventures among the Rebels|year=1862}} |
|||
*{{cite book|first=Joseph H.|last=Cartwright|title=The Triumph of Jim Crow:Tennessee’s Race Relations in the 1880s|publisher=University of Tennessee Press|year=1976}} |
|||
*{{cite book|first=John|last=Cimprich|title=Slavery's End in Tennessee, 1861–1865|publisher=University of Alabama|year=1985|isbn=0-8173-0257-3}} |
|||
*{{cite book|first=John R.|last=Finger|title=Tennessee Frontiers:Three Regions in Transition|publisher=Indiana University Press|year=2001|isbn=0-253-33985-5}} |
|||
*{{cite book|first=Michael K.|last=Honey|title=Southern Labor and Black Civil Rights:Organizing Memphis Workers|publisher=University of Illinois Press|year=1993|isbn=0-252-02000-6}} |
|||
*{{cite book|first=Lester C.|last=Lamon|title=Blacks in Tennessee, 1791–1970|publisher=University of Tennessee Press|year=1980|isbn=0-87049-324-8}} |
|||
*{{cite book|first=James|last=Mooney|title=Myths of the Cherokee|year=1900|publisher=reprinted Dover, 1995|location=New York|isbn=0-914875-19-1 }} |
|||
*{{cite book|first=Herman|last=Norton|title=Religion in Tennessee, 1777–1945|publisher=University of Tennessee Press|year=1981|isbn=0-87049-318-3}} |
|||
*{{cite book|first=Ted|last=Olson|title=A Tennessee Folklore Sampler:Selected Readings from the Tennessee Folklore Society Bulletin, 1934–2009|publisher=University of Tennessee Press|year=2009|isbn=1-57233-668-4}} |
|||
*{{cite book|first=Richard T.|last=Schaefer|title=Sociology Matters|publisher= NY:McGraw-Hill|location=New York|year=2006|isbn=0-07-299775-3}} |
|||
*{{cite book|first=Carroll|last=Van West|title=Tennessee history:the land, the people, and the culture|publisher=University of Tennessee Press|year=1998|isbn=1-57233-000-7}} |
|||
*{{cite book|editor=Van West, Carroll|title=The Tennessee Encyclopedia of History and Culture|year=1998|isbn=1-55853-599-3}} |
|||
== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
||
* [[テネシー州の都市圏の一覧]] |
* [[テネシー州の都市圏の一覧]] |
||
* [[テネシー州の郡一覧]] |
* [[テネシー州の郡一覧]] |
||
* [[テネシン]] |
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* [http://www.tennessee.gov 州政府] |
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*[https://tnecd.com/japan/ テネシー州経済開発庁日本事務所] |
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*[http://www.tnvacation.com/ テネシー州政府観光局] {{en icon}} |
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*[http://www.jastn.com/ テネシー日米協会] |
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*[http://wikis.ala.org/godort/index.php/Tennessee Tennessee State Databases] – Annotated list of searchable databases produced by Tennessee state agencies and compiled by the Government Documents Roundtable of the American Library Association. |
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* [http://www.jastn.com/ テネシー日米協会] |
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*[http://tennesseeencyclopedia.net/ Tennessee Encyclopedia of History and Culture] |
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* [http://www.mrcusa.jp/ ミシシッピ・リバー・カントリーUSA 日本事務所] |
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*[http://www.tennessee.gov/tsla/ Tennessee State Library and Archives] |
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*[http://tonto.eia.doe.gov/state/state_energy_profiles.cfm?sid=TN Energy Profile for Tennessee] |
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*[http://state.tn.us/sos/bluebook/index.htm Tennessee Blue Book] – All things Tennessee |
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*Tennessee [http://www.cs.utk.edu/~dunigan/landforms landforms] |
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*[http://www.roanetnhistory.org/ramseysannalscontents.html The Annals of Tennessee to the End of the Eighteenth Century] – a history by J. G. M. Ramsey, 1853 |
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*{{Curlie|Regional/North_America/United_States/Tennessee/|Tennessee}} |
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2024年11月1日 (金) 00:21時点における最新版
- テネシー州
- State of Tennessee
-
(州旗) (州章) - 州の愛称: 志願兵の州
Volunteer State - 州のモットー: 農業と商業
Agriculture and Commerce -
州都 ナッシュビル 最大の都市 ナッシュビル 州知事 ビル・リー 公用語 英語 面積
- 総計
- 陸地
- 水域全米第36位
109,247 km²
106,846 km²
2,400 km² (2.2%)人口(2020年)
- 総計
- 人口密度全米第16位
6,910,840人
64.7人/km²合衆国加入
- 順番
- 加入年月日
16番目
1796年6月1日時間帯 UTC -5, -6
DST -4, -5緯度 北緯34°59' - 36°41' 経度 西経81°39' - 90°19' 東西の幅 710 km 南北の長さ 195 km 標高
-最高標高
-平均標高
-最低標高
2,025 m
270 m
54 m略称 (ISO 3166-2:US) US-TN
ウェブサイト テネシー州政府 上院議員 マーシャ・ブラックバーン
ビル・ハガティ
テネシー州(テネシーしゅう、英: State of Tennessee [tɛnᵻˈsiː] ( 音声ファイル)、略号: TN[1][2], Tenn.[1][2][3]、チェロキー語: ᏔᎾᏏ, ラテン文字転写: tanasi[注 1])は、アメリカ合衆国南部の州[2][3]。合衆国50州の中で陸地面積では第36位、人口では第16位でもある。南北戦争では南部連合側に属し、シャイロー、ナッシュビル、マーフリーズボロなどが戦場となった。
テネシー州は、州境で8つの州(西にアーカンソー州とミズーリ州、北にケンタッキー州とバージニア州、東にノースカロライナ州、南にジョージア州、アラバマ州、ミシシッピ州)と接している[4]。米国の中でこのような州はミズーリ州とテネシー州だけで、州東部にはアパラチア山脈がある。西側州境はミシシッピ川である[4]。
州都、および州の最大都市はナッシュビルである(2020年現在[5])。他の主要都市にメンフィス、ノックスビル、チャタヌーガなどがある。
州名の由来
[編集]テネシーとなった名前の変化形が最初に記録されたのは、1567年、スペインの探検家フアン・パルドがその探検隊員と共に、サウスカロライナから内陸に移動中に、「タナスキ」("Tanasqui")と呼ばれるインディアンの集落を通過したときだった。18世紀初期、イギリス人交易業者が現在のモンロー郡で「タナシ」("Tanasi"あるいは"Tanase")というチェロキー族の町に出くわした。この町は同名の川[注 2] 沿いにあり、1725年には既に地図に掲載された。フアン・パルドが遭遇した町と同じかどうかは不明であるが、最近の研究では、パルドの「タナスキ」はピジョン川とフレンチブロード川合流点、現在のニューポート市近くにあったとされている[7]。
テネシーという言葉の意味と語源は不明である。ユチ語の初期形態をチェロキー語で修正したとする説がある。意味としては「集会の場所」、「曲がりくねった川」、「大きな屈曲部の川」など諸説ある[8][9]。人類学者のジェームズ・ムーニーに拠れば、「解析不可能」であり、その意味は失われたとなっている[10]。
現在の綴りTennesseeの始まりは、サウスカロライナ植民地総督ジェイムズ・グレンに帰されている。1750年代には公式書簡でこの綴りを使っていた。1765年に出版されたヘンリー・ティンバーレイクの『チェロキーの国の概要』で使われて一般化された。1788年、ノースカロライナ州は現在のテネシー州中部では3番目の郡としてテネシー郡を創設した。このテネシー郡は現在のモンゴメリー郡とロバートソン郡の前身である。1796年に南西部領土から新州を組織化するために憲法制定会議が招集されたとき、州名としてTennesseeを採用した。
ニックネーム
[編集]テネシー州は「志願兵の州 Volunteer State」というニックネームがある。これは米英戦争のとき、特に1815年のニューオーリンズの戦いで、テネシー州の志願兵が傑出した働きをしたことから名付けられた[11]。
歴史
[編集]初期の歴史
[編集]現在テネシー州となっている地域には12,000年前からパレオ・インディアンが住んでいた[12]。パレオ・インディアンが入ってから、ヨーロッパ人による接触が起こった時までに、この地域に住んだ部族の名前は明らかでないが、考古学者が名付けた古代(紀元前8000年-同1000年)、ウッドランド期(紀元前1000年-紀元後1000年)、ミシシッピ文化(1000年-1600年)など幾つかの時代区分がある。ミシシッピ文化の支配者がテネシー川流域に住んだマスコギー族の文化的祖先とされ、その後にテネシー川水源地域にチェロキー族が移住してきた。
テネシー州となった領域へのヨーロッパ人による遠征として記録されている初期のものは、1540年のエルナンド・デ・ソト、1559年のトリスタン・デ・ルナ、1567年のフアン・パルドといったスペイン人探検家に率いられたものがある。パルドはインディアンの集落名から「タナスキ」という言葉を記録し、それが現在の州名になった可能性がある。当時のテネシーにはマスコギー族やユチ族が住んでいた。ヨーロッパ人が伝えることになった伝染病によってインディアン人口が激減した可能性があり、この地域は人が住まなくなった。北部でヨーロッパ人による開拓地が広がり、チェロキー族はバージニアと呼ばれていた南部から移ってきた。ヨーロッパ人開拓者が地域に広がってくると、マスコギー族、ユチ族、チカソー族、チョクトー族などのインディアンは南や西に追い出された。
テネシーで最初のイギリス人による開拓地は、現在のボノア近くにできたラウドン砦だった。当時は最も西にできたイギリスの前線基地だった。砦の設計はブラムのジョン・ウィリアム・ジェラードが行い、イギリス軍のレイモンド・デメア大尉が建設させた。砦が完成すると、デメア大尉は1757年8月14日に弟のポール・デメア大尉に砦の指揮を任せた。イギリス軍と近くに住む山岳部チェロキー族との間に敵対関係が生じ、ラウドン砦は包囲されて、1760年8月7日に降伏した。翌朝、ポール・デメア大尉とその多くの部下は待ち伏せにあって殺され、守備兵の残りの大半は捕虜になった[13]。
1760年代、バージニアの長距離を歩く狩猟者達がテネシーの東部や中部を探検し、この年代後半には最初のヨーロッパ人開拓者が地域に入ってくるようになった。18世紀の開拓者の大多数はイギリス人かその子孫だったが、20%近くはスコットランド・アイルランド系だった[14]。これら開拓者はチェロキー族から借りた土地に建設した地域社会、ワトーガ同盟を結成した。
アメリカ独立戦争の1776年、シカモア・ショールズ(現在のエリザベストン)にあったワトーガ砦が、イギリスのロイヤリストと同盟したチェロキー族の酋長ドラッギングカヌーとその戦士集団に攻撃された。これら反抗するチェロキー族のことを開拓者達は「チカマウガ」と呼んでいた。彼等はノースカロライナ州によるワシントン地区の併合と、さらに北と西でのトランシルベニア・コロニーへの入植に反対していた。ドラッギングカヌーの従姉妹ナンシー・ウォードからの警告により、開拓者の多くの命が戦士による最初の攻撃から救われた。このワトーガ川岸にあったフロンティアの砦は、1780年にオーバーマウンテンメンがアパラチア山脈を越えて遠征する準備地点となり、後にはノースカロライナ州でのキングスマウンテンの戦いでイギリス軍と対戦し、これを破った。
1784年、ワシントン地区の3郡(現在はテネシー州の一部)がノースカロライナ州から分離し、フランクリン州を結成した。連合規約下のアメリカ合衆国に加盟する試みは失敗し、1789年にはノースカロライナ州に復帰した。1790年、アメリカ合衆国政府が南西部領土を組織化し、ノースカロライナ州はこの地域を合衆国政府に譲渡した。新しい領土に入ってくる開拓者を奨励するために、1787年、母州であるノースカロライナ州が、クリンチ山の南端(東テネシー)からフレンチリック(ナッシュビル)まで、開拓者がカンバーランド開拓地に入るための道路を切り開かせた。この道は「ノースカロライナ道路」あるいは「アベリーの道」と呼ばれ、「荒野の道」と呼ばれることもあった。
州昇格(1796年)
[編集]テネシーは1796年6月1日に合衆国16番目の州として昇格した。アメリカ合衆国政府の管轄下にあった領土では最初に作られた州だった。建国時の13植民地に加えて、テネシー州の前にはバーモント州とケンタッキー州が作られており、そのどちらも合衆国政府の領土ではなかった[15]。テネシー州憲法第1条第31項に拠れば、テネシー州の領域はストーン山の最高点を通る線とバージニア州との州境が交わる地点に始まり、テネシーとノースカロライナ州を分けるアパラチア山脈の基本的に山頂を結ぶ線を辿り、インディアンのコウィーとチョタの町を過ぎ、そこからユニコイ山の主尾根を辿って南側境界に至る。こうして引かれた線より西にある全ての領土、土地と水域は、新設テネシー州の領域に含まれるとなっている。この規程の一部では、州の領域と管轄権が将来獲得する土地に及ぶことになっており、他州との交換で獲得する土地、あるいはミシシッピ川より西で獲得する可能性のある土地に言及していた。
マーティン・ヴァン・ビューレン大統領政権の時に、17,000人に近いチェロキー族と、その所有する約2,000人の黒人奴隷が1838年から1839年に掛けてその故郷を追われ、アメリカ陸軍の護衛で東テネシーの「移民の停車駅」(カス砦など)から、アーカンソー州の西にあるインディアン準州の地に行進させられた[16]。この移動中に推計4,000人のチェロキー族が死んだ[17]。この旅はチェロキー語で「Nunna daul Isunyi」すなわち「我々が泣いた道」と呼ばれた。アメリカ合衆国政府によるインディアン強制移住の結果としてチェロキー族のみならず多くの部族が移住を強いられ、特に「文明化五部族」が耐えた同様の行進は「涙の道」と呼ばれた。この言葉はチョクトー族の移住を表現するものとして始まった。
南北戦争とレコンストラクション
[編集]1861年2月、アイシャム・ハリス知事に率いられたテネシー州政府の分離主義者達が、アメリカ合衆国との結びつきを断ち切るための会議について有権者の承認を求めたが、州民投票では反対56%対賛成46%で否決された。脱退への反対が強かったのは東テネシーだった(後には北軍と同盟する州設立の動きがあった)。4月にサムター要塞への攻撃が起きた後、これに反応したリンカーンがテネシー州など諸州に軍隊の立ち上げを要求したことで、ハリス知事は軍隊の動員を始め、議会には脱退条例案を提出し、アメリカ連合国政府とは直接予備交渉を行った。1861年5月7日、テネシー州議会はアメリカ連合国と軍事同盟を結ぶ協定書を批准した。同年6月8日、中部テネシーの住民が著しく考え方を変えたことで、州民投票により脱退を決めた。テネシー州は脱退を決めたことでは最後の州になった。
南北戦争中に州内では大きな戦いが続き、その大半で北軍が勝った。1862年2月、ユリシーズ・グラント将軍とアメリカ海軍がカンバーランド川とテネシー川を掌握した。4月のシャイローの戦いで南軍の反撃を撃退した。6月にメンフィス市前のミシシッピ川で海戦があり、メンフィス市が陥落した。メンフィス市とナッシュビル市が落ちたことでテネシー州の西部と中部は北軍が支配した。1863年1月初旬、マーフリーズボロの戦いとその後のタラホーマ方面作戦で、北軍の支配は確固としたものになった。
東テネシーは、極端に南軍寄りのサリバン郡を除いて北軍寄りの感情が強かったが、南軍はここを支配していた。1863年初秋のチャタヌーガ方面作戦では南軍がチャタヌーガ市を包囲したが、11月にはグラント軍に駆逐された。南軍の敗北の多くは、ペリービルの戦いからチャタヌーガまで南軍のテネシー軍を率いたブラクストン・ブラッグ将軍のお粗末な戦略眼に帰することができる。
テネシー州での最後の大きな戦闘は、1864年11月に南軍が中部テネシーに侵略した時であり、フランクリンの戦いで阻止され、12月のナッシュビルの戦いで北軍ジョージ・ヘンリー・トーマス将軍の前に完全に潰えた。一方、エイブラハム・リンカーン大統領から文民のアンドリュー・ジョンソンがテネシー州軍政府長官に指名された。
奴隷解放宣言が発せられたとき、テネシー州はほとんど北軍の支配下に入っていた。このためにテネシー州は解放宣言で奴隷が解放された州とはならず、宣言は如何なる奴隷も解放しなかった。それでも奴隷となっていたアフリカ系アメリカ人は、公式の解放を待たずに自由を得るために北軍戦線の内側に逃亡した。老いも若きも、男も女も、子供達も北軍の近くで宿営した。数多い元奴隷が北軍側で戦争を逃れ、その数は南部全体で20万人近くになった。
テネシー州議会は1865年2月22日に州内で奴隷制度を禁じる州憲法修正案を承認した[18]。州民は3月にこの修正案を承認した[19]。また同年4月7日にはアメリカ合衆国憲法修正第13条(全州での奴隷制度を廃止)を批准した。
1864年、アンドリュー・ジョンソン(テネシー州のタカ派民主党員)がリンカーン大統領の副大統領に選出された。1865年4月にリンカーンが暗殺された後は大統領に就任した。ジョンソンの寛大な再加盟政策の下で、テネシー州は最初に合衆国へ再加盟した州となり、1866年7月24日には代議員をアメリカ合衆国議会に送り出した。テネシー州はアメリカ合衆国憲法修正第14条を批准していたので、レコンストラクション時代にも軍政府長官を置かない唯一の元脱退派州となった。
レコンストラクションが正式に終わっても南部社会での権力闘争が続いた。解放奴隷とその同盟者に対する暴力沙汰と脅迫行為があり、1870年代と1880年代にはテネシー州を始め南部中の州を白人民主党が政治的に支配した。その後の10年間で、州議会はアフリカ系アメリカ人を支配するために制限の強い法を成立させていった。1889年、州議会は選挙制度改革として4つの法を成立させ、田園部や小さな町に住むアフリカ系アメリカ人、さらには多くの貧乏白人から実質的に選挙権を取り上げた。この法には人頭税、有権者登録の時期、および記録の要求事項があった。数十万人の納税している市民が20世紀に入っても数十年間選挙権の無い状態に置かれた[20]。この選挙権剥奪には19世紀に成立したジム・クロウ法が伴い、州内での人種差別を課した。1900年時点でアフリカ系アメリカ人人口は480,430人、州人口の24%であり、大半は州中部と西部に住んでいた[21]。
1897年、ナッシュビルで開催された博覧会で、テネシー州は州昇格100周年を祝った(ただし実際の100周年は1896年であり1年遅れだった)。現在のナッシュビル市センテニアルパークには実物大のパルテノン神殿が建設された。
20世紀
[編集]1920年8月18日、テネシー州は女性に参政権を与えるアメリカ合衆国憲法修正第19条の批准に必要な36番目の州となった。アフリカ系アメリカ人や貧困層の白人に対する選挙権剥奪はいまだ続いていたが、それでもとりあえずは男女は同権になった。
世界恐慌のときに失業者のための仕事を生み出す必要性、田園部を電化する願望、テネシー川が毎年春に洪水を起こしていたのを制御する必要性、さらにテネシー川の輸送容量を改善する必要性など、これら全てが合わさって、1933年にTVA、テネシー川流域開発公社を設立させることになった。その推進力により、テネシー州は急速に国内でも最大の電力供給州となった。
第二次世界大戦中、TVAの豊富な電力を生かしたマンハッタン計画が推進され、東テネシーは兵器に使う核分裂性物質の生産と分離を行う主要地点の1つとなった。その施設と労働者を収容するために計画都市のオークリッジが一から建設された。この場所は現在オークリッジ国立研究所、Y-12国立安全研究所、および東テネシー工業パークとなっている。
貧乏白人の選挙権を制限する影響は認識されていたが、その後の州議会も全州をカバーするまで選挙権剥奪の法の範囲を広げていた。1949年、政治学者のV・O・キー・ジュニアは「人頭税の大きさは、それを払う不便さほどには投票を禁じてこなかった。郡役人は(ノックスビルでやったように)税を払う機会を与えることで有権者を規制し、あるいは支払をできる限り難しくすることで逆のことも図った。そのような税の操作、ひいては投票権の操作が都市における政治ボスと政治マシーンの興隆機会を与えた。都市の政治家は人頭税の領収書を大量に購入し、それを黒人や白人に配って、指示通りに投票させた」と論じた[20]。
1953年、州議会は州憲法を修正し、人頭税を撤廃した。それでも黒人や貧乏白人が有権者登録するために障害となっていたものが多くの分野で存在し、1965年の投票権法など全国的な公民権法が成立して、障害が取り払われた[20]。
1996年には州昇格200周年を祝った。「テネシー200」と題された祝祭が州全体で1年間続いたが、そのオープニングはナッシュビル市キャピトルヒルの麓で新しい州立公園(200周年モール)が開かれたことだった。
1918年に州内で起きた大列車事故は全米の歴史でも最悪とされる列車事故になった[22]。1865年4月、メンフィス市に近いミシシッピ川で起きたSSサルタナの爆発事故は、国内最大級の海洋事故となった[23]。
地理
[編集]- 関連項目:テネシー州の郡一覧
テネシー州は8つの他の州と隣接している。テネシー州は、北部でケンタッキー州とバージニア州に、東部でノースカロライナ州に、南部でジョージア州、アラバマ州とミシシッピ州に、西部でアーカンソー州とミズーリ州にそれぞれ接している。この州はテネシー川によって3等分される。州の最高地点はテネシー州の東部、グレート・スモーキー山脈国立公園内の、アパラチア山脈に属するクリングマンズ・ドームの頂上で、海抜2,025 メートル(6,643 フィート)である[24]。クリングマンズ・ドームは東部州境にあり、アパラチアン・トレイルでも最高地点である。テネシー州とノースカロライナ州の州境がその山頂を横切っている。州内最低地点はミシシッピ州との州境になるミシシッピ川であり、メンフィス市の最低地点でもある。標高は59 メートル (195 フィート) である。テネシー州の地理重心はマーフリーズボロにある。
テネシー州は地理的かつ法的に3つの大区分に分けられている。すなわち東テネシー、中部テネシー、西テネシーである。州憲法では5人いるテネシー州最高裁判所判事のうち各大区分の出身者が2人を越えてはならないとしており、特定の委員会や理事会でも同様な規則を宛てている。一般的に、西テネシーと中部テネシーの分離線をテネシー川、中部テネシーと東テネシーの分離線をカンバーランド高原とする。
地形的には6つに区分されている。すなわちブルーリッジ山脈、アパラチア山脈・渓谷地域、カンバーランド高原、ハイランド・リム、ナッシュビル盆地、ガルフ海岸平原である。州内では8,350個の洞穴が登録されており、国内最大となっている。
東テネシー
[編集]州東端にあるブルーリッジ地域がノースカロライナ州との境を形成している。この地域はブルーリッジ山脈の高山と岩が多い地形が特徴である。ブリーリッジ山脈はグレート・スモーキー山脈、ボールド山地、ユニコイ山地、ユナカ山地、ローン高原、アイアン山地など幾つかの支脈に分かれている。
ブルーリッジ地域の平均標高は5,000フィート (1,500 m) である。州内最高地点であるクリングマンズ・ドームがこの地域にある。この地域はほとんど人が住まず、チェロキー国立の森、グレート・スモーキー山脈国立公園、さらに幾つかの連邦保護原生地と州立公園で保護されている。
ブルーリッジ地域から西に約55マイル (88 km) 広がっているのがリッジ・アンド・バレー地域であり、多くの水流が合わさってテネシー渓谷のテネシー川になっている。この地域には肥沃な流域平野があり、その間をベイズ山やクリンチ山など森に覆われた尾根が分けている。テネシー渓谷の西部では低地が広く、尾根が低くなり、グレート・バレーと呼ばれている。このバレーには多くの町があり、州内で第3の都市ノックスビルと第4の都市チャタヌーガがあるなど、都市化された地域3つのうち2つがある。
カンバーランド高原がテネシー渓谷の西に立ち上がっている。深く切り込んだ谷で分けられた頂上の平たい山があるのが特徴である。標高は1,500フィート (450 m) から2,000フィート (600 m) である。
中部テネシー
[編集]カンバーランド高原の西にはハイランド・リムがあり、ナシュビル盆地を囲む高原になっている。その北部はタバコの生産量が多いことで知られ、ペニーロイヤル台地と呼ばれることもある。州内では主に南西部にある。ナッシュビル盆地は肥沃な農地になっており、野生生物も非常に多様である。
中部テネシーは18世紀後半から19世紀初期に、バージニア州からアパラチア山脈を越えて入ってくる開拓者の共通目的地になっていた。ナチェズ・トレイスと呼ばれる重要な交易ルートは、インディアンが造り多世代にわたって使われていたものだが、中部テネシーとミシシッピ川下流の町ナチェズとを繋いでいた。このルートは現在、ナチェズ・トレイス・パークウェイと呼ばれる景観道路の元になっている。
高木であるアメリカン・チェスナットの最後の生き残りがこの地域で自生している。この木は胴枯れ病に強い樹木を育成するために役立っている。
中部テネシーには州政府があることに加え、人口が集中し交通の中心になっている。州都ナッシュビル市、クラークスビル、マーフリーズボロなどの大都市がある。ナッシュビル市から半径600マイル (1,000 km) の範囲にテネシー州の人口の半分が住んでいる[25]。州間高速道路24号線、40号線、65号線がこの地域を3分している。
西テネシー
[編集]ハイランド・リムとナシュビル盆地の西は、ガルフ海岸平原であり、ミシシッピ湾状形成部が含まれる。ガルフ海岸平原はメキシコ湾に始まり、北のイリノイ州南部まで広がる広大な平原の一部である。テネシー州内では、東のテネシー川から西のミシシッピ川までの間であり、3つの部分に分けられている。
東の部分は幅約10マイル (16 km) であり、テネシー川西岸に沿った丘陵性の地域である。その西には、ミシシッピ川まで広がるうねりのある丘陵と水流の幅広い地域である。この地域はテネシー・ボトムとも呼ばれる。西端にあるメンフィス市では、ミシシッピ川を見下ろす険しい崖でテネシー・ボトムが終わっている。その西はミシシッピ川沖積平野であり、標高は300フィート (90 m) 未満である。この低地は氾濫原と湿地であり、ミシシッピ・デルタと呼ばれることもある。西テネシーではメンフィス市が経済の中心であり、州内最大の都市でもある。
1818年にチカソー族がテネシー川とミシシッピ川の間の領土を譲渡した時まで、西テネシーの大半はインディアンの土地だった。このチカソー族譲渡の一部がケンタッキー州に入っており、現在はジャクソン購入地と呼ばれている。
公有地
[編集]国立公園局の管轄地域には以下が含まれる。
- アンドリュー・ジョンソン国立史跡(グリーンビル市)
- アパラチアン・トレイル
- ビッグ・サウス・フォーク国立河川保養地域
- チカマウガとチャタヌーガ国立軍事公園
- カンバーランド・ギャップ国立歴史公園
- フットヒルズ・パークウェイ
- ドネルソン砦国立古戦場と国立墓地(ドーバー近郊)
- グレート・スモーキー山脈国立公園
- ナチェズ・トレイス公園道路
- オベッド天然景勝河川(ワートバーグ近郊)
- オーバーマウンテン・ビクトリー国立歴史道
- シャイロー国立軍事公園と国立墓地(シャイロー)
- ストーンズ川国立古戦場と国立墓地(マーフリーズボロ市)
- 涙の道国立歴史道
この他、広さ534 km2(132,000エーカー)を占める54か所の州立公園、さらにグレート・スモーキー山脈国立公園の一部とチェロキー国有林、カンバーランド・ギャップ国立歴史公園がテネシー州内に設けられている。ニューマドリード地震でできたリールフット湖は、深い森のあった痕跡があり、浅い水域を覆う蓮の花と共に、異様な美しさを与えている。
関連項目:テネシー州の州立公園リスト
気候
[編集]テネシー州の大半は温暖湿潤気候にある。アパラチア山脈の標高が高い冷涼な地域が例外であり、山岳性温暖気候あるいは湿潤大陸性気候に分類される。テネシー州の気候にはメキシコ湾が大きな影響を与えており、南からの風が年間を通じて雨水を運んできている。概して夏は暑く、冬は温暖から冷涼である。一年中降水がある。年間平均雨量は50インチ (1,300 mm) である。降雪量は、西テネシーでの5インチ (13 cm) から、東テネシーの高山での16インチ (41 cm) まで幅がある[26]。
夏は概して暑く湿度が高い。夏季の日中平均最高気温は90°F (32 ℃) 近辺である。冬は温暖から冷涼であり、高地では冷涼の程度が強まる。高山を除けば、夜間の平均最低気温は氷点近くである。過去最高気温は1930年8月9日にペリービルで記録された113°F (45 ℃)、過去最低気温は1917年12月30日にマウンテンシティで記録された-32°F (-36 ℃) である。
テネシー州は海岸から遠いので、ハリケーンの影響を直接受けることは少ないが、1982年の熱帯低気圧クリスのように、熱帯低気圧の名残が上陸して弱くなったもののかなりの降水量をもたらすことがある。年間平均で雷雨発生日が50日ほどあり、その中には大きな雹を降らせたり、暴風を伴うものがある。州全体で竜巻が発生する可能性があり、特に西テネシーと中部テネシーで多い。時には強力な竜巻が発生する[27]。年間平均発生数は15個である[28]。竜巻は激しいものになる可能性があり、死者を出した竜巻の比率では全米最大である[29]。冬の嵐も時としてやっかいなものになり、氷雨を伴う暴風が起こりやすい。スモーキー山地の大半では特に、霧が問題になっている。
各都市の月別平均最高最低気温 (°F)[30] | ||||||||||||
都市 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ブリストル | 44/25 | 49/27 | 57/34 | 66/41 | 74/51 | 81/60 | 85/64 | 84/62 | 79/56 | 68/43 | 58/35 | 48/27 |
チャタヌーガ | 49/30 | 54/33 | 63/40 | 72/47 | 79/56 | 86/65 | 90/69 | 89/68 | 82/62 | 72/48 | 61/40 | 52/33 |
ノックスビル | 47/30 | 52/33 | 61/40 | 71/48 | 78/57 | 85/65 | 88/69 | 87/68 | 81/62 | 71/50 | 60/41 | 50/34 |
メンフィス | 49/31 | 55/36 | 63/44 | 72/52 | 80/61 | 89/69 | 92/73 | 91/71 | 85/64 | 75/52 | 62/43 | 52/34 |
ナッシュビル | 46/28 | 52/31 | 61/39 | 70/47 | 78/57 | 85/65 | 90/70 | 89/69 | 82/61 | 71/49 | 59/40 | 49/32 |
人口動態
[編集]人口推移 | |||
---|---|---|---|
年 | 人口 | %± | |
1790 | 35,691 | — | |
1800 | 105,602 | 195.9% | |
1810 | 261,727 | 147.8% | |
1820 | 422,823 | 61.6% | |
1830 | 681,904 | 61.3% | |
1840 | 829,210 | 21.6% | |
1850 | 1,002,717 | 20.9% | |
1860 | 1,109,801 | 10.7% | |
1870 | 1,258,520 | 13.4% | |
1880 | 1,542,359 | 22.6% | |
1890 | 1,767,518 | 14.6% | |
1900 | 2,020,616 | 14.3% | |
1910 | 2,184,789 | 8.1% | |
1920 | 2,337,885 | 7.0% | |
1930 | 2,616,556 | 11.9% | |
1940 | 2,915,841 | 11.4% | |
1950 | 3,291,718 | 12.9% | |
1960 | 3,567,089 | 8.4% | |
1970 | 3,923,687 | 10.0% | |
1980 | 4,591,120 | 17.0% | |
1990 | 4,877,185 | 6.2% | |
2000 | 5,689,283 | 16.7% | |
2010 | 6,346,105 | 11.5% | |
2020 | 6,910,840 | 8.9% |
2020年の国勢調査では、テネシー州の人口は6,910,840人で、2010年国勢調査時点(6,346,105人)より8.90%の増加となった[5]。テネシー州の人口重心はラザフォード郡マーフリーズボロ市にある[31]。
近年のテネシー州には北部州、カリフォルニア州およびフロリダ州からの移住者が多く入ってきている。これには生活費が安いことや、医療および自動車産業が活況を呈していることが寄与している。ナッシュビル都市圏にはこれらの要素があることで、国内でも成長速度の高い地域である。
テネシー州の人口の6.6%は5歳以下、24.6%が18歳以下と報告され、12.4%が65歳以上である。女性は人口のおおよそ51.3%である。
人種及び祖先
[編集]2000年に州内で申告された祖先による構成比は以下の通りだった[32]。
自身をアメリカ人と申告する者の多くはイングランド系やスコットランド・アイルランド系である。推計で21ないし24%はイングランド人を祖先としている[33][34]。1980年国勢調査では、1,435,147がイギリス系あるいは大半がイギリス系と申告しており、当時の人口(3,221,354人)の45%に相当していた[35]。
2010年の国勢調査によると、この州の人種的な構成は次の通りだった[36]。
- 77.6% 白人(非ヒスパニック白人は75.6%)
- 16.7% 黒人
- 0.3% インディアン
- 1.4% アジア系
- 0.1% 太平洋諸島系
- 1.7% 混血
- 4.6% ヒスパニック
アフリカ系アメリカ人はかつてこの州の人口の28%を占めたこともあったが、現在の全人口比は16%台である。この州のアフリカ系人口はテネシー州西部及びナッシュビル市内に主に集中している。
2011年時点で、1歳未満の人口の36.3%は少数民族である[37]。
宗教
[編集]テネシー州の住民の会派別信仰の状況は次の通りだった[38]。
インディアン部族
[編集]チェロキー族、ショーニー族、カタウバ族、チアハ族、チカソー族、カスキナンポ族、モソペリア族、ムスコギー族、ナチェス族、オフォ族、タリ族、タスキギー族、ユチ族などのインディアン部族が全域に集落を形成し、農耕生活を営んでいた。
最大勢力のチェロキー族はテネシー州で4つの地域に渡り、100を超える集落・村を持った。ことに州南部のチャタヌーガは、「チカマウガ地域」と呼ばれ、「ランニングウォーター」、「ニッカジャック」、「ロングアイランド」、「ルックアウトマウンテン」、「クロウタウン」が「インディアン五大集落」として知られた。
白人入植者に対するインディアン部族の連合蜂起であるチカマウガ戦争(1776〜1794年)は同州にも及び、多くのインディアン部族が虐殺された。この戦いの中、1785年には、州東部が完全に白人に制圧され、一帯はベンジャミン・フランクリンにちなんだ「フランクリン州」とされた。
さらに19世紀にはこれらのインディアン部族はすべて他州へ強制移住させられた。残った部族も20世紀には「絶滅部族」としてアメリカ連邦政府から公式認定を取り消されて保留地(Reservation)を没収され、部族単位では存在しないことになっている。
テネシー州法廷は、1983年から2000年までと2003年以降にかけ、州インディアン管理委員会内にアメリカ連邦政府の部族認定に沿ったインディアン部族の認定基準を設け、これに基づく部族認定の許可権を与えた。現在まで、この手続きを使ったインディアン部族でテネシー州が認めたものは一つもない。1978年に一部族のグループだけが州知事宣言によって認定されたが、1991年12月5日、州司法長官はこれを無効と宣言した。インディアンが「インディアン部族である」としてアメリカ連邦政府・州政府から公式認定を受けるためには、連邦内務省や州議会に対して、大量の血統証明書類の提出が必要であり、申請活動が数10年に及ぶことは珍しいことではない。2004年以降も、6つのインディアン部族・団体が、連邦・州議会に対し、部族としての州認定要求を続けている。
アメリカ連邦政府に公式認定を要求中の部族・団体
[編集]
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インディアン・カジノ
[編集]テネシー州のインディアン部族はすべて絶滅したことになっており、インディアン部族が開設した「インディアン・カジノ」は一軒も無い。保留地を持たない彼らには、インディアン・カジノ開設の権利が無い。そもそもテネシー州自体が、誰であってもカジノ敷設及び運営を頑なに禁じている州である(それで州の住民はミシシッピ州のチュニカへ赴く)。
主要な都市と町
[編集]州都はナッシュビル市である。州内の市としてはメンフィス市が最大の人口を抱えていたが、2016年までに逆転し、ナッシュビルの方が大都市圏として見るとやや大きく、州の人口の20%以上を構成している。チャタヌーガ市とノックスビル市は、どちらも州東部のグレート・スモーキー山脈国立公園の近くにあるが、メンフィスやナッシュビルの人口のおよそ3分の1程度の人口である。ブリストル市(Bristol)、キングスポート市(Kingsport)とジョンソンシティー(Johnson City)の3つの都市は州の北東部の山岳地帯にあり、州の5番目の人口集中地となっており、しばしば「トライシティーズ」(Tri-Cities)と呼ばれている。ノックスビル、キングストン、マーフリーズボロ各市は過去に州都だったことがある。
順位 | 都市名 | 人口 |
---|---|---|
1 | ナッシュビル | 689,447 |
2 | メンフィス | 633,104 |
3 | ノックスビル | 190,740 |
4 | チャタヌーガ | 181,099 |
5 | クラークスビル | 166,722 |
6 | マーフリーズボロ | 152,769 |
7 | フランクリン | 83,454 |
8 | ジョンソンシティ | 71,046 |
9 | ジャクソン | 68,205 |
10 | ヘンダーソンビル | 61,753 |
州の主な都市を列挙する。
- ナッシュビル市 - カントリー・ミュージック産業の世界的な中心地。南部バプテスト連盟の本拠地がある。バンダーヴィルト大学とテネシー州立大学をはじめ、数多くの大学を擁する。プロスポーツ・チーム テネシー・タイタンズ (NFL)とナッシュビル・プレデターズ (NHL)の本拠地。
- メンフィス市 - ブルース音楽の中心地。エルヴィス・プレスリーが音楽活動を行った町である。メンフィス・グリズリーズ (NBA)の本拠地, メンフィス大学 (University of Memphis、旧メンフィス州立大学), 世界的な運送会社フェデックスの本拠地。キング牧師の暗殺が起きた。
- ノックスビル市 - テネシー大学の本校がある。グレート・スモーキー山脈国立公園が近い。テネシー州最初の州都だった。
- チャタヌーガ市 - 鉄道運輸の中心。愛称は「岩見る町」("See Rock City")。南北戦争の主戦場となった。
- オークリッジ - マンハッタン計画で有名なオークリッジ国立研究所がある。
- ブリストル市 - NASCARのレース場、ブリストル・モーター・スピードウェイの所在地
- リンチバーグ - テネシー・ウイスキー『ジャックダニエル』の製造所がある。
- スマーナ市 - 日産自動車の大きな工場がある。
- スプリングヒル - かつてはGMのサターンだったが、現在はシボレー自動車の大きな工場がある。
- カーセージ市 - 元副大統領で2000年アメリカ合衆国大統領選挙大統領候補だったアル・ゴアが幼年期を送った。アル・ゴア所有の農場がある。
- ローレンスバーグ市(Lawrenceburg)- 開拓者デイヴィッド・クロケットが住んだ。
- クラークスビル市 - オースティン・ピーイー州立大学(Austin Peay State University)がある。
- フォート・キャンベル(Fort Campbell)- アメリカ陸軍の第101空中強襲師団の基地がある。基地の本部と所在地はケンタッキー州となっているが、基地の大部分はテネシー州に属する。
- クリーブランド市 - チャーチ・オブ・ゴッドの本部がある。
- マーフリーズボロ市 - ナッシュビルの近郊に位置し、ミドルテネシー州立大学がある。テネシー州の地理重心。南北戦争の主戦場で、ストーンズ川の戦い別名マーフリーズボロの戦いがここで起った。テネシー州2番目の州都だった。
- レバノン市(Lebanon)- クラッカー・バレル(Cracker Barrel)レストランチェーンの本社と第一号店がある。近くにレース場「ナッシュビル・スーパースピードウェイ」がある。
- ピジョン・フォージ(Pigeon Forge)- カントリー音楽歌手ドリー・パートンのテーマパーク『ドリウッド』(Dollywood)がある。グレート・スモーキー山脈国立公園からも近い。
- ギャトリンバーグ市(Gatlinburg)- グレート・スモーキー山脈国立公園の西側の入り口にあたる町。観光地。
- ジャクソン市 - プロクター・アンド・ギャンブルの工場がある。シカゴ・カブス傘下のマイナーリーグAAのウェスト・テネシー・ダイアモンド・ジャックス(West Tennessee Diamond Jaxx)の本拠地。ちなみにホーム・グラウンドは、プリングルス・パーク・スタジアム。元福岡ソフトバンクホークスのフリオ・ズレータもここでプレーしていた。関西学院大学の姉妹校、ランバス大学(Lambuth University)がある。
- プラスキー市(Pulaski)- クー・クラックス・クラン発祥の地。
政治と法律
[編集]テネシー州知事の任期は4年間であり、連続して2期まで務めることができる。州知事のみが州全体の選挙で選出される。他の州とは異なり、副知事は直接選挙で選出せず、テネシー州上院が議長を選出し、副知事を兼務させる。
立法府であるテネシー州議会は、33人の議員による上院と、99人の議員による下院の両院制である。上院議員の任期は4年間、下院議員の任期は2年間である。それぞれ議長を選任する。憲法で規定する立法府の役人は両院の合同総会で選任される。
司法府の最高位にあるのがテネシー州最高裁判所である。主席判事1人と陪席判事4人が務める。テネシー州の地理的3大区分の出身者がそれぞれ2人を越えてはならないことになっている。テネシー州最高裁判所は州検事総長を指名する。この慣習は他の49州には無いものである。控訴裁判所と刑事控訴裁判所には12人の判事がいる[40]。連邦、巡回、地域の多くの裁判所が事件を扱っている。
現行テネシー州憲法は1870年に採択された。それ以前には2つの憲法があった。最初の憲法は1796年、テネシーが州に昇格した時に採択され、2番目の憲法が採択されたのは1834年だった。テネシー州憲法はその司法権内で戒厳令を違法としている。これは、南北戦争の後で、アメリカ合衆国政府の北軍が軍政を布いたことから生じた規程である可能性がある。
政治
[編集]年 | 共和党 | 民主党 |
---|---|---|
2008年 | 56.85% 1,479,178 | 41.79% 1,087,437 |
2004年 | 56.80% 1,384,375 | 42.53% 1,036,477 |
2000年 | 51.15% 1,061,949 | 47.28% 981,720 |
1996年 | 45.59% 863,530 | 48.00% 909,146 |
1992年 | 42.43% 841,300 | 47.08% 933,521 |
1988年 | 57.89% 947,233 | 41.55% 679,794 |
1984年 | 57.84% 990,212 | 41.57% 711,714 |
1980年 | 48.70% 787,761 | 48.41% 783,051 |
1976年 | 42.94% 633,969 | 55.94% 825,879 |
1972年 | 67.70% 813,147 | 29.75% 357,293 |
1968年 | 37.85% 472,592 | 28.13% 351,233 |
1964年 | 44.49% 508,965 | 55.50% 634,947 |
1960年 | 52.92% 556,577 | 45.77% 481,453 |
テネシー州の政治は、他州と同様共和党と民主党の二大政党が競い合っている。1920年代は全国的に共和党の大統領候補が大勝した時代だが、1920年のテネシー州は共和党のウォレン・ハーディングをオハイオ州知事のジェイムズ・コックスに対して辛うじて勝たせた。1928年は共和党のハーバート・フーヴァーをニューヨーク州知事のアル・スミスに対して大勝させた。これらを除けば1950年代まで民主党支持の強いソリッドサウスであり続けた。1950年代は共和党のドワイト・D・アイゼンハワーを2回支持し、その後はほとんど毎回共和党候補者を支持するようになった。
州の半分以上は共和党がやや優勢に支配しているが、民主党は中部テネシーの田園部と西テネシーの北部ではそこそこの支持があり、ナッシュビル市やメンフィス市では強い。大都市にはアフリカ系アメリカ人の人口が多い[41]。共和党は1960年代まで東テネシーで大変強かった。アメリカ合衆国下院議員選挙区の第1区と第2区は東テネシーにあり、南部でも数少ない共和党支持の区域だった。第1区は1881年以降、第2区は1873年以降連続して共和党を支持してきた。
対照的にアフリカ系アメリカ人は長く選挙権を取り上げられており、1960年の人口比率は16.45%と少数派だったので、白人共和党が1960年代まで州の残り地域における政治を支配していた。テネシー州の共和党は実質的に部分政党だった。1970年にウィンフィールド・ダンが州知事に、ビル・ブロックがアメリカ合衆国上院議員に当選し、共和党を州全体で選挙に勝てる政党にした。1970年以降、テネシー州知事は二大政党から選ばれている。
2000年アメリカ合衆国大統領選挙で、テネシー州選出アメリカ合衆国上院議員とアメリカ合衆国副大統領を務めたアル・ゴアが、その出身州で勝てなかった。これはあまり無い例である。共和党のジョージ・W・ブッシュに対する支持は2004年に増加し、対抗馬との支持率の差は、2000年の4%から2004年の14%となった[42]。南部州から大統領候補になった民主党員、例えばリンドン・B・ジョンソン、ジミー・カーター、ビル・クリントンは、北部の民主党員よりもテネシー州で良い結果を残しており、特に大都市圏以外の浮動票には顕著である。
テネシー州からはアメリカ合衆国下院に9人の代議員を送り出しており、2012年時点では共和党7人、民主党2人となっている。副知事のロン・ラムジーは140年ぶりに共和党員として州議会上院議長になった。2008年の選挙で共和党は州議会両院の多数派となったが、これはレコンストラクション時代以来のことになった。現在、州内有権者の30%は浮動票と考えられている[43]。
1962年のアメリカ合衆国最高裁判所による「ベイカー対カー事件」判決は、「一人一票」の原則を確立したものであり(一票の格差の是正)、テネシー州議会で田園部の偏見が入った議席指名に関する訴訟に基づいていた[44][45][46]。この重要な裁定によって、州内の人口配分に比例し、都市部や郊外部の議員と州全体の役人の比率が増加した。またアラバマ州など、昔から田園部少数派よって支配されていた多くの州でも適用された。
法の執行
[編集]州の機関
[編集]テネシー州には法の執行のために4つの機関がある。すなわち、テネシー州ハイウェイ・パトロール、テネシー州野生生物資源機関、テネシー州捜査局、テネシー州環境保護省である。
テネシー州ハイウェイ・パトロールはハイウェイの安全規制と、野生生物以外の法執行に集中する主要法執行機関であり、テネシー州安全省の管轄下にある。テネシー州野生生物資源機関は州立公園の外側で、野生生物、船遊び、釣りに関する規制を行う独立機関である。テネシー州捜査局は最新の操作設備を備え、州全体の刑事事件捜査を行う部門である。テネシー州のパーク・レンジャーは州立公園体系の中で全ての活動と法執行に責任を持っている。
地方政府の機関
[編集]地方政府の法執行は、郡保安官事務所と自治体警察署に分けられる。テネシー州憲法は各郡に選挙によって選ばれる保安官を要求している。州内95郡の内94郡では、保安官が郡内の法執行官の長であり、郡全体に管轄権を持っている。各保安官事務所は保証サービス、役所の安全保障、監獄の運営と郡の未編入領域における主要な法執行、ならびに自治体警察署に対する支援を行う。法人化された自治体は警察署を維持して、その領域内での警察サービスを行うことが求められる。
州内の3郡が都市圏政府の形を採っており、保安官を選ばねばならないという要求事項に対する紛争を解決するためにそれぞれが異なる方法を採用している。
- ナッシュビル市/デビッドソン郡は、メトロ保安官とメトロ警察処方の間で任務と権限を分けている。保安官はデビッドソン郡の法執行部門長ではない。デビッドソン郡保安官の任務は保証サービスと監獄の運営である。メトロ警察署長が法執行部門の長であり、メトロ警察署が郡全体の法執行を行っている。
- リンチバーグ市/ムーア郡は、より単純な形を選び、リンチバーグ警察署を廃止して、保安官事務所に統合し、全権限を与えた。
- ハーツビル市/トラウスデール郡は、州内で最も小さな郡ではあるが、ナッシュビル市と同様な仕組みを採用し、保安官事務所を維持しながら都市圏警察署も持っている。
経済
[編集]経済分析局推計では2011年の州内実質総生産は2,339億9,700万米ドルになっていた。2003年の一人当たり収入は28,641米ドルであり、国内36位、全国平均 31,472米ドルの91%に相当した。2004年の世帯当たり収入は38,550米ドルであり、国内41位、全国平均 44,472米ドルの87%に相当した。
テネシー州の主要産品は、繊維、綿花、牛、電力である。州内に82,000以上の農場があり、その内およそ59%は肉牛を生産している。テネシー州の初期に生産されたのは綿花だったが、テネシー川とミシシッピ川の間の土地が開放された1820年代になって、その栽培が始まっていた。ミシシッピ・デルタの上流端部がテネシー州南部に広がり、綿花を栽培できる肥沃な土地だった。西テネシーでは大豆も多く栽培され、特に州北西隅で多かった[47]。
主な会社など
[編集]テネシー州に本拠地のある企業には以下のようなものがある。
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テネシー州はその南側隣接州と同様に労働権の州である。組合活動は昔から低調であり、国内大半と同様に衰退し続けている。2011年11月時点での失業率は8.4%だった[48]。
税
[編集]テネシー州の所得税は給与や賃金には適用されないが、株式、債権、受取手形からの収入は課税される。単一対象では1,250米ドル、複数対象では2,500米ドルを超える配当や利子は6%課税される。大半の商品にかかる消費税と使用税の率は9.25%である。食品は5.5%と低いが、菓子類、ダイエット用サプリメント、加工食品は7%が課税される。地方課税管轄区による消費税加算は1.5%から2.75%の幅があり、足し合わせると8.5%から9.75%となって、国内でも高い方の部類である。無形資産は貸付会社、投資会社、保険会社あるいは有料墓地会社の株主持ち株比率によって評価される。評価率は資産価値の40%に税率を掛ける。テネシー州では一件の制限額(2006年以降、死亡者に対して100万ドル)を超える相続財産には相続税を課している[49]。
交通
[編集]州間高速道路
[編集]州間高速道路40号線が州内を東西に横切っている。その支線としてはメンフィス市の240号線、ナッシュビル市の440号線、ノックスビル市の140号線と640号線がある。州間高速道路26号線も東西方向であるが、ジョンソンシティの南、ノースカロライナ州との州境からキングスポート市で終わっている。州間高速道路24号線はチャタヌーガからクラークスビルに至る州内を斜めに横切る東西方向路である。州間高速道路22号線も東西方向路であり、メンフィスで240号線や269号線、アラバマ州バーミングハムで65号線と接続している。
南北方向の州間高速道路は55号線、65号線、75号線、81号線がある。65号線はナッシュビルを通り、75号線はチャタヌーガとノックスビルを、55号線はメンフィスを通っている。81号線はブリストルで州内に入り、ダンドリッジ近くで40号線に突き当たって止まっている。55号線の支線が155号線である。75号線の唯一の支線が275号線であり、ノックスビルを通っている。
空港
[編集]州内の主要空港は、ナッシュビル国際空港 (BNA)、メンフィス国際空港 (MEM)、ノックスビルのマクギー・タイソン空港 (TYS)、チャタヌーガ市営空港 (CHA)、トリシティーズ地域空港 (TRI)、ジャクソン市のマッケラー・サイプス地域空港 (MKL)である。ナッシュビル空港からは、2018年5月よりロンドン・ヒースロー空港への直行便が開設され、東京への直行便も誘致している。メンフィス国際空港はフェデックスのハブ空港なので、世界最大の貨物取扱空港となっている。
鉄道
[編集]メンフィス市とニューバーン市にはアムトラックの列車「シティ・オブ・ニューオーリンズ号」が停車する。この列車はシカゴとニューオーリンズを結んでいる。
ナッシュビル市は通勤鉄道のミュージックシティ・スターが運行されている。
教育
[編集]州内には、公立、私立、チャーターによる予備校から大学まで幅広い高等教育機関がある。
1920年代当時は聖書の教えに反する、としてダーウィンの「進化論」を教えることを禁止していた。(NHKスペシャル「映像の世紀〜それはマンハッタンから始まった〜」より)
単科及び総合大学
[編集]公立の高等教育機関は、テネシー大学システムとテネシー州教育理事会という2つの公立大学システムに指導を行うテネシー州高等教育委員会の監督下にある。さらに私立の多くのカレッジや大学が州内に鏤められている。
教育学区
[編集]公共の初等中等教育は郡、市、あるいは特別教育学区の単位で運営されている。教育学区はテネシー州教育省の管轄下にある。郡部には私立の学校も多い。
芸術・文化
[編集]音楽
[編集]テネシー州はソウル・ミュージック、カントリー・ミュージック、ブルース、ロックンロール、ロカビリーなどアメリカのポピュラー音楽の発展に重要な役割を果たしてきた。メンフィス市のビール通りはブルースの発祥の地とみなされており、W・C・ハンディなどのミュージシャンがそこのクラブで1909年には既に演奏していた[50]。メンフィス市には、エルビス・プレスリー、ジョニー・キャッシュ、カール・パーキンス、ジェリー・リー・ルイス、ロイ・オービソン、チャーリー・リッチなどのミュージシャンがレコーディングを始めたサン・レコードもあり、1950年代にはロックンロールが形になり始めた[51]。1927年のブリストル市で行われたビクター・レコーディングセッションがカントリーミュージックの始まりとされており、1930年代のラジオ番組「グランド・オール・オプリ」が、ナッシュビルをカントリーミュージック・レコーディング産業の中心にした[52][53]。煉瓦とモルタルで作られた3つの博物館が様々な形態の音楽ジャンルを育てたテネシー州の役割を留めている。すなわち、メンフィスロックン・ソウル博物館、ナッシュビル市にあるカントリー・ミュージック殿堂博物館およびジャクソン市の国際ロカビリー博物館である。さらにロカビリーの発展を記念するオンラインサイトとして、「ロカビリーの殿堂」がナッシュビル市を本拠地にしている。
こうした豊かな音楽文化を背景に、州では全米最多となる12曲もの公式な州歌を制定している[54]。代表的な楽曲は1911年に発表され1925年に最初の州歌として制定された“My Homeland, Tennessee”だが、一般的に有名なのは州公式ワルツの“テネシーワルツ”である。[55]
- My Homeland, Tennessee(「我が故郷、テネシー」、1925年制定)
- When It's Iris Time in Tennessee(「テネシーにアイリスの花咲く頃」、1935年制定)
- My Tennessee(「私のテネシー」、1955年制定)
- The Tennessee Waltz(「テネシーワルツ」、ピーウィー・キングが歌唱、1965年制定)
- Rocky Top(「ロッキーの頂」、1982年制定)
- Tennessee(「テネシー」、1992年制定)[56]
- The Pride of Tennessee(「テネシーの誇り」、1996年制定)
- A Tennessee Bicentennial Rap: 1796-1996(「テネシー州200年記念ラップ」、1996年制定)
- Smoky Mountain Rain(「スモーキー・マウンテンの雨」1980年にロニー・ミルサップが歌唱、2010年制定)
- Tennessee(「テネシー」、2012年制定)[56]
- The Tennessee in Me(「私の中のテネシー」、2023年4月17日制定[57])
- Copperhead Road(「カッパーヘッド・ロード」スティーヴ・アールが歌唱、2023年4月25日制定[57])
スポーツチーム
[編集]
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その他
[編集]同州出身者
[編集]- テネシー州出身著名人の一覧を参照。
州の象徴など
[編集]- 州の鳥 - マネシツグミ
- 州の花(栽培種) - アヤメ属
- 州の花(野生種) - トケイソウ属(en:Passion flower) 及び en:Tennessee coneflower
- 州の木 - ユリノキ
- 州の歌 - テネシーワルツ
- 州の石 - 石灰岩
日本の姉妹都市
[編集]- 北海道室蘭市 - ノックスビル市
- 山形県三川町 - マクミンビル市
- 茨城県那珂市 - オークリッジ
- 神奈川県座間市 - スマーナ
- 山梨県都留市 - ヘンダーソンビル
- 長崎県諫早市 - アセンズ
- 岩手県遠野市 - チャタヌーガ市
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ウィクショナリーの Tennessee #English も参照されたい。
- ^ 現在ではリトルテネシー川。
出典
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関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- テネシー州経済開発庁日本事務所
- テネシー州政府観光局
- テネシー日米協会
- Tennessee State Databases – Annotated list of searchable databases produced by Tennessee state agencies and compiled by the Government Documents Roundtable of the American Library Association.
- Tennessee Encyclopedia of History and Culture
- Tennessee State Library and Archives
- TNGenWeb Project- free genealogy resources for the state
- Energy Profile for Tennessee
- USGS real-time, geographic, and other scientific resources of Tennessee
- U.S. Census Bureau
- Tennessee Blue Book – All things Tennessee
- Tennessee State Facts
- Tennessee landforms
- The Annals of Tennessee to the End of the Eighteenth Century – a history by J. G. M. Ramsey, 1853
- Tennessee - Curlie
- テネシー州に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 地図 - Google マップ