「三陸沿岸道路」の版間の差分

一般国道自動車専用道路(B); （有料/無料）
	; ;
	三陸自動車道
路線延長	約224km
制定年	1987年（三陸縦貫自動車道）
開通年	1982年 -
起点	宮城県仙台市宮城野区
終点	岩手県宮古市
接続する; 主な道路; （記法）	記事参照
	■テンプレート（■ノート ■使い方） ■PJ道路

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2011年12月1日 (木) 05:07時点における版

三陸自動車道（さんりくじどうしゃどう、英語: SANRIKU EXPRESSWAY）は、宮城県仙台市宮城野区から岩手県宮古市に至る日本の高速道路（国道45号と宮城県道8号仙台松島線の自動車専用道路）である。略称は三陸道（英語: SANRIKU EXPWY）。

概要

宮城県仙台市の常磐自動車道（仙台東部道路）を起点とし、岩手県釜石市で東北横断自動車道釜石秋田線と連絡し、岩手県宮古市に至る、延長約224kmの三陸縦貫自動車道の道路名。常磐自動車道・三陸北縦貫道路・八戸久慈自動車道と一体となって三陸沿岸地域の物流を担う事になる道路である。東日本高速道路株式会社、宮城県道路公社、国土交通省が管理している。また、仙台港北IC - 利府JCT間は、常磐自動車道に並行する一般国道自動車専用道路である仙台東部道路・仙台北部道路間を結ぶ役割をしている。

高規格幹線道路の路線名は三陸縦貫自動車道。各区間の詳細はこちらの記事も参照されたい。

通過市町村

※開通済みの区間のみ記述。

宮城県
- 仙台市（宮城野区） - 多賀城市 - 宮城郡利府町 - 宮城郡松島町 - 東松島市 - 宮城郡松島町 - 東松島市 - 宮城郡松島町 - 東松島市 - 石巻市 - 登米市、気仙沼市
岩手県
- 陸前高田市 - 大船渡市、釜石市、下閉伊郡山田町、宮古市

接続高速道路

仙台東部道路（仙台港北ICで直結）
仙台北部道路（利府JCTで接続）

インターチェンジなど

IC番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。未開通のIC/JCT名は仮称。
接続路線名の特記がないものは市道。

IC 番号	施設名	接続路線名	起点からの距離	備考	所在地
仙台東部道路常磐自動車道方面
1	仙台港北IC	国道45号	0.0	4車線化事業中	宮城県	仙台市
-	多賀城IC	県道35号泉塩釜線				多賀城市
2	利府JCT	仙台北部道路	4.0			利府町
3	利府塩釜IC	県道3号塩釜吉岡線	5.6
4	利府中IC	県道8号仙台松島線	7.8	4車線化事業中 2012年 3月末完成予定
-	春日PA	-		2012年3月末オープン予定
5	松島海岸IC	県道144号赤沼松島線	11.8	4車線化事業中 2012年3月末完成予定
6	松島大郷IC	県道9号大和松島線	15.9	4車線化事業中 2014年3月末完成予定		松島町
7	松島北IC	国道346号	19.3	4車線化事業中 2014年3月末完成予定		松島町
-	鳴瀬奥松島TB	本線料金所				東松島市
8	鳴瀬奥松島IC	国道45号	26.1	4車線化事業中
-	矢本PA	-	30.6
9	矢本IC	県道34号矢本河南線	31.9
10	石巻港IC	県道251号石巻港インター線県道265号河南石巻港インター線	36.1
11	石巻河南IC	県道16号石巻鹿島台大衡線	38.5			石巻市
-	救急車退出路	石巻赤十字病院	39.0
-	石巻北IC	国道398号石巻北部バイパス
12	河北IC	国道45号（川の上バイパス）県道196号神取河北線	45.2
13	桃生豊里IC	県道30号河北桃生線	52.6
14	桃生津山IC	県道61号涌谷津山線	56.8
15	登米IC	県道4号中田栗駒線（浅水道路）みやぎ県北高速幹線道路（調査区間）	66.4			登米市
16	登米東和IC	国道398号	71.4			登米市
-	志津川IC	国道398号	82.5	事業中		南三陸町
-	磯の沢IC	国道45号	85.5
-	歌津IC	国道45号	89.7
-	名称未定(歌津中野付近)	国道45号
-	名称未定(卯名沢付近)	国道45号				気仙沼市
-	本吉IC	国道45号
-	大谷IC	国道45号
-	気仙沼IC	国道45号
-	名称未定(松崎北沢付近)
-	名称未定(大浦付近)	県道218号大島浪板線
-	名称未定(浪板付近)	県道26号気仙沼唐桑線
-	唐桑南IC	国道45号
-	唐桑北IC	国道45号
-	名称未定(気仙町付近)	国道45号		事業中	岩手県	陸前高田市
-	陸前高田IC	国道340号	157	事業中
-	通岡IC	国道45号	161
-	船河原PA^[1]	-		宮古方面のみトイレは設置されていない		大船渡市
-	大船渡碁石海岸IC	県道38号大船渡広田陸前高田線国道45号	164
-	救急車退出路	岩手県立大船渡病院	168
-	大船渡IC	国道45号	172
-	大船渡北IC	国道45号	176
-	三陸IC	国道45号	181
-	吉浜IC	国道45号	185	事業中
-	名称未定(唐丹町南付近)	国道45号				釜石市
-	名称未定(唐丹町北付近)	国道45号
-	釜石IC/JCT	国道283号東北横断自動車道釜石秋田線	210.6
-	釜石中央IC	国道283号
-	釜石両石IC	県道242号水海大渡線
-	釜石北IC	国道45号
-	大槌IC	県道26号大槌小国線		事業中		大槌町
-	山田南IC	国道45号	233.6			山田町
-	山田IC	国道45号	242.5
-	名称未定(豊間根付近)	国道45号		事業中
-	宮古南IC	国道45号				宮古市
-	宮古中央IC	宮古西道路（事業中）				宮古市
三陸北縦貫道路宮古盛岡横断道路

歴史

1982年 10月2日 : 松島大郷IC-松島北IC間開通。（この時は「仙台松島道路」）
1986年 9月27日 : 利府中IC-松島大郷IC間開通。（この時は「仙台松島道路」）
1993年 3月16日 : 新三陸TN開通。
1993年3月25日 : 松島北IC-鳴瀬奥松島IC間開通。（開通当初は「仙台松島道路」。1990年代途中から「三陸自動車道」に変更される）
1997年 3月27日 : 仙台港北IC-利府中IC間開通。
1998年 3月20日 : 鳴瀬奥松島IC-石巻河南IC間開通。
1999年 3月24日 : 大船渡IC-新三陸TN間開通。
2001年 6月6日 : 利府塩釜IC開通。
2001年8月1日 : 仙台港北ICで仙台東部道路と接続。
2002年 5月19日 : 利府JCT開通により仙台北部道路と接続。
2002年8月2日 : 山田南IC-山田IC間開通。
2003年 12月12日 : 石巻港本線料金所開設、同時に石巻河南IC料金所廃止。
2003年12月14日 : 石巻河南IC-河北IC間開通。
2005年 3月19日 : 大船渡碁石海岸IC-大船渡IC間開通。
2005年10月1日 : 日本道路公団の分割民営化により日本道路公団の管理区間が東日本高速道路株式会社に承継。
2007年 6月9日 : 河北IC-桃生津山IC間開通。
2008年 1月24日 : 鳴瀬奥松島IC-石巻河南IC間が無料開放。この為、鳴瀬奥松島本線料金所開設。同時に鳴瀬奥松島IC料金所・矢本IC料金所・石巻港IC料金所・石巻港本線料金所廃止。
2009年 3月15日 : 通岡IC-大船渡碁石海岸IC間開通。
2009年3月22日 : 桃生津山IC-登米IC間開通。
2010年 3月21日 : 宮古南IC-宮古中央IC間開通。
2010年3月22日 : 登米IC-登米東和IC間開通。
2010年7月15日 : 船河原PA供用開始。
2010年10月22日 : 利府JCTの仙台北部道路利府しらかし台IC方面 ⇔ 利府塩釜IC方面との連絡路の供用開始に伴いフルJCT化完了。
2010年12月19日 : 只越出入口-館出入口間開通。
2011年 3月5日 : 釜石両石IC-釜石北IC間開通。
2011年3月11日：東北地方太平洋沖地震発生により通行止め。
2011年3月30日：東北地方太平洋沖地震から早期復旧完了により全面開通。

主なトンネルと橋

多賀城高架橋（仙台港北IC-利府JCT） : 3734.0m
鳴瀬奥松島大橋（鳴瀬奥松島IC-矢本PA） : 142.0m
曽波神高架橋（石巻河南IC-河北IC） : 514.0m
鹿又高架橋（石巻河南IC-河北IC） : 527.6m
新天王橋（石巻河南IC-河北IC） : 426.6
日高見大橋（桃生津山IC-登米IC） : 825m
鴇波トンネル（桃生津山IC-登米IC） : 990m
新米谷大橋（登米IC-登米東和IC） : 522m
霧立トンネル（唐桑道路） : 2,039m
通岡トンネル（通岡IC-大船渡碁石海岸IC） : 1,230m
新三陸トンネル（大船渡北IC-三陸IC） : 2,226m

有料・無料区間

有料道路区間（仙塩道路は東日本高速道路株式会社、仙台松島道路は宮城県道路公社管轄）

仙台港北IC-利府中IC（仙塩道路）
利府中IC-鳴瀬奥松島IC（仙台松島道路）

無料区間（国土交通省管轄）

鳴瀬奥松島IC-桃生豊里IC（矢本石巻道路）
桃生豊里IC-登米IC（桃生登米道路）
登米IC-登米東和IC（登米志津川道路）
只越出入口-館出入口（唐桑道路）
通岡IC-大船渡碁石海岸IC（高田道路）
大船渡碁石海岸IC-三陸IC（大船渡三陸道路）
釜石両石IC-釜石北IC（釜石山田道路）
山田南IC-山田IC（山田道路）
宮古南IC-宮古中央IC（宮古道路）

矢本石巻道路以外は「暫定無料」の区間であり、将来的には有料化される可能性がある^[要出典]。しかし、矢本石巻道路は事業中の区間も含めて無料とする方針である為、それ以外の道路も有料化される可能性は低い^[要出典]。

道路管理者

東日本高速道路株式会社
- 東北支社仙台管理事務所 : 仙台港北IC-利府中IC
  （仙台管理事務所管理区間はこの他、東北自動車道白石IC-泉IC、山形自動車道村田JCT-笹谷IC、常磐自動車道山元IC-亘理IC、仙台北部道路利府JCT-利府しらかし台IC、仙台東部道路亘理IC-仙台港北IC）
宮城県道路公社 : 利府中IC-鳴瀬奥松島IC
国土交通省
- 東北地方整備局仙台河川国道事務所 : 鳴瀬奥松島IC-登米東和IC、只越出入口-館出入口
- 東北地方整備局三陸国道事務所 : 通岡IC-三陸IC、釜石両石IC-釜石北IC、山田南IC-山田IC、宮古南IC-宮古中央IC

車線・最高速度

区間	車線上下線=上り線+下り線	最高速度
仙台港北IC-利府JCT	2=1+1	70km/h
利府JCT-利府中IC	4=2+2	70km/h
利府中IC-松島海岸IC	2=1+1 4=2+2（4車線化予定）。	60km/h 70~80km/hに引き上げ予定。
松島海岸IC-松島北IC	2=1+1 4=2+2（4車線化予定）。	60km/h 70~80km/hに引き上げ予定。
松島北IC-登米東和IC	2=1+1	70km/h
只越出入口-館出入口		60km/h
通岡IC-三陸IC		70km/h
釜石両石IC-釜石北IC		70km/h
山田南IC-山田IC		70km/h
宮古南IC-宮古中央IC		70km/h

三陸自動車道は一部を除き暫定2車線により開通している。区間によって道路規格、道路管理者が異なる（宮城県道路公社、東日本高速道路株式会社、国土交通省）為、最高速度が異なる。

利府中IC-松島海岸IC間は2012年 3月末に、松島海岸IC-松島北IC間は2014年3月末に4車線化が予定されている^[2]。

交通量

24時間交通量（平成17年度道路交通センサス）

宮城県

仙台港北IC-仙台市宮城野区・多賀城市境 : 16,874
利府JCT-利府塩釜IC : 13,893
利府塩釜IC-利府中IC : 13,500
鳴瀬奥松島IC-矢本IC : 12,070
矢本IC-石巻港IC : 9,859
石巻港IC-石巻河南IC : 6,495
石巻市鹿又 : 5,836

岩手県

大船渡市盛町字下舘下 : 2,952
下閉伊郡山田町川向町 : 10,861

脚注

[脚注の使い方]

外部リンク

[1] 高田道路下り線・駐車場と展望台整備 15日午前10時から一般開放東海新報、2010年07月15日

[2] 宮城県道路公社 - 仙台松島道路4車線化事業

[1]

[2]