「常念岳」の版間の差分
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関連書籍 など |
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{{Infobox 山 |
{{Infobox 山 |
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|名称=常念岳 |
|名称=常念岳 |
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|画像=[[画像:Mt-Jounen in Azumino-Hotaka.jpg|300px]]<br/ |
|画像=[[画像:Mt-Jounen in Azumino-Hotaka.jpg|300px]]<br/>[[安曇野]]市穂高から望む常念岳 |
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|標高=2,857<ref name="hyoko">{{Cite web |url=http://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/MOUNTAIN/mountain.html |title=日本の主な山岳標高(長野県の山) |publisher=国土地理院 |accessdate=2011-04-19}}</ref> |
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|標高=2,857 |
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|座標={{ウィキ座標2段度分秒|36|19|32|N|137|43|39|E}} |
|座標={{ウィキ座標2段度分秒|36|19|32|N|137|43|39|E}}<ref name="hyoko" /> |
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|所在地=[[長野県]][[松本市]]・[[安曇野市]] |
|所在地=[[長野県]][[松本市]]・[[安曇野市]] |
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|山系=[[飛騨山脈]]([[常念山脈]]) |
|山系=[[飛騨山脈]]([[常念山脈]]) |
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|地図={{Embedmap|137.7275|36.3256|300}}常念岳の位置{{日本の位置情報|36|19|32|137|43|39|穂高岳(高山)|36.3256,137.7275|常念岳}} |
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|初登頂=[[ウォルター・ウェストン]] ([[1894年]]) |
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}} |
}} |
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{{mapplot|137.7275|36.3256|常念岳}} |
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'''常念岳'''(じょうねんだけ)は、[[飛騨山脈]](北アルプス)南部の[[常念山脈]]にある[[標高]]2,857 [[メートル|m]]の[[山]]である。山体すべてが[[長野県]]に属し、[[松本市]]と[[安曇野市]]にまたがる。[[常念山脈]]の主峰。[[日本百名山]]のひとつ<ref name="fukada">{{Cite book|和書 |author=[[深田久弥]] |year=1982 |month=7 |title=日本百名山 |publisher=[[朝日新聞社]] |isbn=4-02-260871-4 |pages=pp.213-216}}</ref>。 |
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[[画像:Karasawa&Zyonen.jpg|thumb|240px|right|[[涸沢]]から見た常念岳(左上)]] |
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[[画像:YariKamikohchiTagged.jpg|thumb|240px|right|北アルプス南部、左下に常念岳]] |
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'''常念岳'''(じょうねんだけ)は、[[飛騨山脈]](北アルプス)にある標高2,857mの[[山]]。山体すべてが[[長野県]]に属する。[[常念山脈]]の主峰。[[日本百名山]]のひとつ。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
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[[安曇野]]からは全容が望め、ピラミッド型のその |
[[安曇野]]からは全容が望め、ピラミッド型のその端正な山容は一目瞭然ですぐ見つけられる<ref>{{Cite web |url=http://tenki.jp/mountain/famous100/point-163.html |title=常念岳の情報(登山天気) |publisher=[[日本気象協会]] |accessdate=2011-04-20}}</ref>。常念岳のこの印象的な形状は東に隣接する[[前常念岳]]の峰が重なって見える安曇野市豊科以南から眺める場合で、安曇野市穂高以北になるとそれぞれの峰が独立して見えるためまた印象が違って見える。<br>なお、安曇野から眺められる北アルプスは、常念山脈が主役で、[[穂高岳]]、[[槍ヶ岳]]といった山々は、常念岳、[[蝶ヶ岳]]、[[大滝山 (飛騨山脈)|大滝山]]といった前衛の常念山脈に隠れ、場所によってその間から顔を出す程度である。[[安曇野]]のシンボルであり、[[長野県立こども病院]]のマークにも使われている。常念岳の北側の山体は[[花崗岩]]質からなり、南側の不変成古生層と大きく異なる境界となっている<ref name="jiten">{{Cite book|和書 |author= |year=1979 |month=3 |title=コンサイス日本山名辞典 修訂版 |publisher=[[三省堂]] |isbn=4385154031 |pages=p.258}}</ref>。東側の山腹には[[日本の断層一覧#長野県|常念岳断層]]が確認されている<ref>{{Cite web |url=http://www.nsc.go.jp/senmon/shidai/taisinbun/taisinbun019/ssiryo2.pdf |format=PDF |title=確率論的地震動予測地図の説明 |publisher=地震調査研究推進本部 |date=2005-03-23 |accessdate=2011-04-19}}</ref>。山頂部には花崗岩の岩塊が積み重なっている。 |
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== 常念坊と山名の由来 == |
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古くは乗鞍岳と呼ばれていた<ref name="jiten" />。常念岳の由来は、昔、毎年暮れに不思議な'''常念坊'''という山姥が酒屋に酒を買いに来たからという説や、[[坂上田村麻呂]]がこの地に遠征した際に、重臣である常念坊がこの山へ逃げ込んだとされることから付けられたという説など、いくつかの説がある。春に[[前常念岳]]の東北東の雪の斜面に、[[徳利|とっくり]]を手にした[[僧|坊さん]]の黒い姿の常念坊の[[雪形]]が見られ、安曇野に田植えの時期を知らせる雪形とされている<ref>{{Cite web |url=http://www8.shinmai.co.jp/yama/2009/04/23_009678.html |title=雪形「常念坊」くっきり 北ア・常念岳 |publisher=[[信濃毎日新聞]] |date=2009-04-23 |accessdate=2011-04-19}}</ref>。安曇野名誉市民の山岳写真家の[[田淵行男]]が、『山の紋章 雪形』の著書でこの雪形を紹介している<ref>{{Cite book|和書 |author=田淵行男 |year=1981 |month=7 |title=山の紋章 雪形 |publisher=[[学習研究社]] |isbn= |pages=[[ASIN]] B000J7X4HU}}</ref>。 |
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== 歴史 == |
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[[File:Jyonendake and yokotooshidake from River-Azusa 1996-4-29.jpg|240px|thumb|安曇野の[[梓川]]右岸から望む<br />常念岳・横通岳・[[有明山 (長野県安曇野市)|有明山]]<br />ピラミッド型の山容で、残雪部のほぼ中央に[[雪形]]の黒い常念坊が見られる]] |
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* [[1894年]]([[明治]]27年)[[8月8日]] - [[ウォルター・ウェストン]]が、外国人としての初登頂をした<ref name="Weston">{{Cite book|和書 |author=ウォルター・ウェストン |translator=青木枝朗 |year=1997 |month=6 |title=日本アルプスの登山と探検 |publisher=[[岩波書店]] |isbn=4003347412 |pages=pp.372-373}}</ref>。1891年に保福寺峠からその美しい山容を目にし、登頂を決意していた。 |
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* [[1906年]](明治39年)夏 - [[小島烏水]]が登頂し、1907年にその紀行文『信州常念岳』で常念岳を紹介した<ref name="fukada" />。 |
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* [[1917年]]([[大正]]6年) - 安曇野市立堀金小学校の校長らが「常念岳研究会」を発足させ、登山道の整備と団体登山の事業を行った<ref>{{Cite book|和書 |author= |editor=[[日本山岳会]] |year=2005 |month=11 |title=新日本山岳誌 |publisher=[[ナカニシヤ出版]] |isbn=4779500001 |pages=pp.942-943}}</ref>。 |
|||
* [[1919年]](大正8年)[[7月27日]] - 山田利一が[[常念小屋]]を開業した。当時は「常念坊乗越小屋」と呼ばれていた<ref name="koya">{{Cite book|和書 |author=柳原修一 |year=1990 |month=6 |title=北アルプス山小屋物語 |publisher=[[東京新聞]]出版局 |isbn=4808303744 |pages=pp.71-74}}</ref>。北アルプスでは、[[白馬山荘]]と槍沢ロッジに次ぐ3番目の開業となった<ref>{{Cite book|和書 |author= |year=2005 |month=10 |title=目で見る日本登山史 |publisher=[[山と渓谷|山と溪谷社]] |isbn=4635178145 |pages=pp.172-175}}</ref>。同年7月には、地元有志の「常念岳研究会」が前常念岳に避難小屋となる石室を建設した<ref>{{Cite book|和書 |author= |year=1987 |month=6 |title=北アルプス山小屋案内 |publisher=山と溪谷社 |isbn=4635170225 |pages=pp.146-148}}</ref>。 |
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* [[1922年]](大正11年) - [[深田久弥]]が常念小屋に宿泊して登頂した<ref name="fukada" />。 |
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* [[1931年]]([[昭和]]6年)3月 - 常念岳で、日本の近代登山史で初の二重遭難事故が起きた<ref name="koya" />。 |
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* [[1934年]](昭和9年)12月4日 - 山域が[[中部山岳国立公園]]に指定された。その西側が特別保護地区、東側が特別地域に指定されている<ref name="park">{{Cite web |url=http://www.env.go.jp/park/chubu/intro/index.html |title=中部山岳国立公園区域の概要 |publisher=[[環境省]]自然保護局 |accessdate=2011-04-19}}</ref>。 |
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* [[1993年]]([[平成]]5年) - [[郵便局]]が常念岳を背景とした『[[松本城]]とアルプス・長野県』のふるさと[[切手]]を発売した<ref>{{Cite book|和書 |author= |year=2007 |month=6 |title=切手と風景印でたどる百名山 |publisher=ふくろう舎 |isbn=4898062768 |pages=p.361}}</ref>。 |
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* [[2004年]](平成16年)[[7月24日]] - 東山麓に[[国営アルプスあづみの公園]]が整備された。 |
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== 動植物 == |
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標高約2,400 mの上部は、[[森林限界]]の[[ハイマツ]]帯で[[ライチョウ]]の生息地となっている。山腹には[[ホシガラス]]、[[メボソムシクイ]]の鳥類や[[ツキノワグマ]]、[[カモシカ]]、[[キツネ]]、[[ニホンザル]]などの哺乳類が生息していて、近代登山史以前から猟師の[[狩猟]]場となっていた<ref name="jiten" />。常念乗越など周辺の山域は、[[ミヤマモンキチョウ]]やタカネヒカゲなどの高山[[蝶]]が生息し、田淵行男が100回以上常念岳に登り<ref name="fukada" />、高山蝶の研究を行った<ref>{{Cite book|和書 |author=田淵行男 |year=1959 |month= |title=高山蝶―生態写真 |publisher=朋文堂 |isbn= |pages=ASIN B000JARCV6}}</ref>。当時9種類を確認し、タカネヒカゲは長野県の[[長野県指定文化財一覧#天然記念物|天然記念物]]に指定されている。ハイマツ帯には[[アオノツガザクラ]]、[[イワギキョウ]]、[[クロマメノキ]]、[[コマクサ]]、[[チングルマ]]、ハイマツ、[[ミヤマキンポウゲ]]などの[[高山植物]]が自生している<ref name="sawayaka">{{Cite web |url=http://www.nhk.or.jp/sawayaka/contents/program/2010/9/20100911_jounen.html |title=さわやか自然百景 北アルプス常念岳(2010年9月11日放送) |publisher=NHK |accessdate=2011-04-19}}</ref>。 |
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{| class="wikitable" |
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|- |
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! [[ハイマツ]] !! [[ライチョウ]] !! [[コマクサ]] !! [[チングルマ]]!! [[ミヤマモンキチョウ]] |
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|- |
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|[[File:Pinus pumila1.JPG|125px]] |
|||
|[[File:Rock Ptarmigan in Mount Akaishi 1994-7-30.jpg|140px]] |
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|[[File:Dicentra peregrina Komakusa in Enzanso 2002-7-27.jpg|125px]] |
|||
|[[File:Geum pentapetalum in Mount Cho 2003-08-02.jpg|110px]] |
|||
|[[File:Colias.palaeno.mounted.jpg|120px]] |
|||
|} |
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== 登山 == |
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=== 登山ルート === |
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安曇野側及び[[上高地]]側からのルート及び常念山脈の稜線上に[[登山道]]が開設されている<ref name="tizu">{{Cite book|和書 |year=2011 |month=3 |title=槍ヶ岳・穂高岳 上高地 |series=山と高原地図 2011年版 |publisher=[[昭文社]] |pages= |isbn=9784398757777}}</ref>。東の安曇野側にからは、[[中房温泉|中房]]登山口、一ノ沢登山口、三股登山口などが利用されている<ref name="azumino-tozan">{{Cite web |url=http://www.city.azumino.nagano.jp/kanko/enjoyazumino/tozan/tozan.html |title=観光案内・登山 |publisher=安曇野市 |accessdate=2011-04-19}}</ref>。安曇野の麓の中学生が夏休みに、一ノ沢の登山口から常念小屋に一泊して学校登山を行っている例がある<ref>{{Cite web |url=http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=2020001&type=1&column_id=212671&category_id=232&date=20100906 |title=常念岳登山 |
|||
|publisher=[[安曇野市立豊科南中学校]] |date=2010-07-22 |accessdate=2011-04-20}}</ref>。西側からは、上高地奥の徳沢や[[横尾]]などの登山口などが利用されている<ref>{{Cite web |url=http://www.kamikochi.or.jp/modules/info_area/index.php?content_id=14 |title=徳沢・横尾地区マップ |publisher=上高地公式Website |accessdate=2011-04-19}}</ref>。また他に大滝山を経由する中村新道や槍ヶ岳方面から大天井岳を経由した常念山脈の縦走路が利用される場合もある<ref name="guide">{{Cite book|和書 |year=2008 |month=5 |title=槍・穂高連峰 |series=ヤマケイ アルペンガイド7 |publisher=山と溪谷社 |pages= |isbn=9784635013512}}</ref>。山頂の岩場には、祠と方位図が設置されていて、360度の展望が得られる。 |
|||
かつて槍沢の一ノ俣谷出合には一ノ俣小屋があり、そこから一ノ俣に沿って常念乗越に至る上級者向けの谷コースがあったが、現在は廃道化している<ref>{{Cite book|和書 |year=1986 |month=10 |title=日本登山図集 |publisher=日地出版 |pages=pp.44-47 |isbn=45270023333}}</ref>。 |
|||
1919年の常念坊乗越小屋開業当時は、上高地から槍ヶ岳へのルートはまだ整備されておらず、「有明 - 中房温泉 - 大天井岳 - 常念乗越 - 一ノ俣谷 - 槍沢 - 槍ヶ岳」のルートが利用されていたが、その後小林喜作が整備した[[表銀座]]の喜作新道がメインのルートとなった。 |
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* '''中房登山口''' 中房温泉 - 合戦小屋 - [[燕山荘]] - 蛙岩 - 切通岩 - 大天井岳 - 東大天井岳 - 横通岳 - 常念小屋 - '''常念岳''' |
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* '''一ノ沢登山口''' ヒエ平 - 王滝ベンチ - 胸突八丁 - 常念小屋 - '''常念岳''' |
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* '''三股登山口''' |
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** 三股 - 前常念岳(一等三角点と石室) - 常念小屋 - '''常念岳''' |
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** 三股 - 本沢吊橋 - 力水 - まめうち平 - 蝶ヶ岳 - [[蝶ヶ岳ヒュッテ]] - 蝶槍 - '''常念岳''' |
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* '''横尾登山口''' 上高地 - 徳沢 - 横尾 - 蝶槍 - '''常念岳''' |
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* '''徳沢登山口''' 上高地 - 徳沢 - 長塀山 - 蝶ヶ岳 - 蝶ヶ岳ヒュッテ- 蝶槍 - '''常念岳''' |
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=== 周辺の山小屋 === |
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[[File:Yokotoshidake and Jyonengoya 2004-5-2.JPG|240px|thumb|[[常念小屋]]と横通岳]] |
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山頂北側の横通岳との鞍部である常念乗越には、[[山小屋]]の[[常念小屋]]とそのキャンプ指定地があり、そこから西に槍ヶ岳が東鎌尾根越しに見られる。また周辺の登山ルート上に以下の山小屋がある<ref name="tizu" /><ref>{{Cite book|和書 |year=2010 |month=12 |title=山と溪谷2011年1月号付録(山の便利手帳2011) |publisher=山と溪谷社 |pages=pp.159-160、[[ASIN]] B004DPEH6G}}</ref>。夏期のシーズン期間中に、常念小屋では[[信州大学]]医学部の[[夏山診療所]]が開設されている<ref>{{Cite web |url=http://square.umin.ac.jp/jonen/ |title=信州大学 医学部山岳部 常念診療所 |publisher=常念診療所 |accessdate=2011-04-19}}</ref>。 |
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{| class="wikitable" |
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|- |
|||
!画像 |
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!名称 |
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!所在地 |
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![[標高]]<br />([[メートル|m]]) |
|||
!常念岳からの<br />方角と[[距離]]([[キロメートル|km]]) |
|||
!収容人数 |
|||
![[キャンプ]]<br>指定地 |
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!備考 |
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|- |
|||
|[[File:Daitensou.jpg|70px]] |
|||
|[[大天荘]] |
|||
|大天井岳山頂<br />直下南 |
|||
| 2,850 |
|||
|<Div Align="center"> 北 3.3</Div> |
|||
| 200人 |
|||
|テント<br>30張 |
|||
|安曇野市 |
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|- |
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|[[File:Huts Jyonen 2004-5-2.JPG|70px]] |
|||
|'''[[常念小屋]]''' |
|||
|常念乗越 |
|||
| 2,450 |
|||
|<Div Align="center"> 北 0.9</Div> |
|||
| 300人 |
|||
|[[テント]]<br>40張 |
|||
|[[夏山診療所]] |
|||
|- |
|||
|[[File:Chougatake Hut and Yarigatake 2001-11-11.jpg|70px]] |
|||
|[[蝶ヶ岳ヒュッテ]] |
|||
|蝶ヶ岳山頂<br />直下北 |
|||
| 2,660 |
|||
|<Div Align="center"> 南 4.1</Div> |
|||
| 300人 |
|||
|テント<br>30張 |
|||
| |
|||
|- |
|||
|[[File:Otakisanso 2000-8-14.jpg|70px]] |
|||
|[[大滝山荘]] |
|||
|大滝山北峰と<br>南峰との鞍部 |
|||
| 2,610 |
|||
|<Div Align="center"> 南 5.9</Div> |
|||
| 50人 |
|||
|テント<br>10張 |
|||
| |
|||
|- |
|||
|[[File:Gthumb.svg|30px]] |
|||
|[[横尾山荘]] |
|||
|[[上高地]]奥の[[横尾 (松本市)|横尾]] |
|||
| 1,620 |
|||
|<Div Align="center">南西 4.4</Div> |
|||
| 300人 |
|||
|テント<br>150張 |
|||
|入浴施設あり |
|||
|} |
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== 地理 == |
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=== 周辺の山 === |
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[[File:YariKamikohchiTagged.jpg|thumb|240px|right|上空から望む常念岳周辺の山]] |
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[[File:Karasawa&Zyonen.jpg|thumb|240px|right|[[穂高岳#穂高岳の峰々|涸沢上部]]から望む常念岳(左上)と蝶ヶ岳]] |
|||
飛騨山脈南部に位置し、その主稜線上にある槍ヶ岳から[[表銀座|東尾根]]を経て派生する常念山脈のほぼ中央部にある<ref name="tizu" />。山頂からは東の前常念岳へと延びる顕著な尾根がある。前常念岳の山頂には点名「常念岳」の[[三角点|一等三角点]]が設置されている<ref name="kijyun">{{Cite web|url=http://sokuseikagis1.gsi.go.jp/|title=基準点成果等閲覧サービス|publisher=国土地理院|accessdate=2011-04-11}}</ref>。常念山脈の西側に[[梓川]]を挟んで、穂高岳と槍ヶ岳の山並みを眺める絶好の展望台となっている。また山頂付近からは、安曇野、[[浅間山]]などを望むことができる。 |
|||
{| class="wikitable" |
|||
!山容 |
|||
!名称 |
|||
!標高<ref name="hyoko" /><ref name="kijyun" /><br />(m) |
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![[三角点]]等級<br />基準点名<ref name="kijyun" /> |
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!常念岳からの<br />方角と距離(km) |
|||
!備考 |
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|- |
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|[[File:Tubakurodake from Enzanso 76 2000 7 22.jpg|80px]] |
|||
|[[燕岳]] |
|||
|2,762.<small>85</small> |
|||
| 二等<br />「燕岳」 |
|||
|<Div Align="center"> 北 9.1</Div> |
|||
|[[燕山荘]]<br /><small>[[日本二百名山]]</small> |
|||
|- |
|||
|[[File:Mount Ariake from Kisakusindo 2004-5-1.JPG|80px]] |
|||
|[[有明山 (長野県安曇野市)|有明山]] |
|||
|2,268.<small>34</small> |
|||
| 二等<br />「有明山} |
|||
|<Div Align="center">北東 8.3</Div> |
|||
|<small>日本二百名山</small> |
|||
|- |
|||
|[[File:Mount Yari from Mount Jonen 1999-8-1.jpg|80px]] |
|||
|[[槍ヶ岳]] |
|||
|3,180 |
|||
| |
|||
|<Div Align="center"> 西 7.4</Div> |
|||
|[[槍ヶ岳山荘]]<br /><small>日本百名山</small> |
|||
|- |
|||
|[[File:Otenshodake from Enzanso 1999-5-9.jpg|80px]] |
|||
|[[大天井岳]] |
|||
|2,921.<small>91</small> |
|||
| 三等<br />「天章山」 |
|||
|<Div Align="center">北西 5.0</Div> |
|||
|大天荘、[[常念山脈]]の[[最高峰]]<br><small>日本二百名山</small> |
|||
|- |
|||
|[[File:Yokotooshidake from jyounendake 99 8 1.jpg|80px]] |
|||
|[[横通岳]] |
|||
|2,766.<small>99</small> |
|||
| 三等<br />「赤樽」 |
|||
|<Div Align="center"> 北 1.9</Div> |
|||
| |
|||
|- style="background-color:#ccc" |
|||
|[[File:Mount Jonen from Mount Hotaka 2002-8-31.jpg|80px]] |
|||
|[[常念岳]] |
|||
|2,857 |
|||
| |
|||
| 0 |
|||
|<small>[[常念小屋]]</small><br />[[日本百名山]] |
|||
|- |
|||
|[[File:Mount MaeJonen from Mitsumata 2001-11-22.jpg|80px]] |
|||
|[[前常念岳]] |
|||
|2,661.<small>78</small> |
|||
| 一等<br />「常念岳」 |
|||
|<Div Align="center"> 東 1.0</Div> |
|||
|安曇野側の前衛峰<br />石室、祠 |
|||
|- |
|||
|[[File:Chogatake from Jyonendake 1999-8-1.jpg|80px]] |
|||
|[[蝶ヶ岳]] |
|||
|2,677 |
|||
|(三等「蝶ヶ岳」)<br />2,664.<small>32</small> m |
|||
|<Div Align="center"> 南 4.2</Div> |
|||
|[[蝶ヶ岳ヒュッテ]]<br />三角点の位置は旧山頂 |
|||
|- |
|||
|[[File:Mount Hotaka from Mount Jonen 1999-8-1.jpg|80px]] |
|||
|[[穂高岳]] |
|||
|3,190 |
|||
| |
|||
|<Div Align="center">南西 8.2</Div> |
|||
|[[飛騨山脈]]の最高峰<br /><small>日本百名山</small> |
|||
|} |
|||
=== 源流の河川 === |
|||
源流となる以下の[[信濃川]][[水系]]の[[河川]]であり、[[日本海]]へ流れる<ref name="tizu" />。常念乗越は、一ノ俣谷と一ノ沢との[[分水界|分水嶺]]となっている。 |
|||
* 本沢、一ノ沢、二ノ沢 ([[烏川 (長野県)|烏川]]の[[支流]]) |
|||
* 一ノ俣谷 ([[梓川]]の支流、山頂から1.5 km西に常念ノ[[滝]]がある。) |
|||
=== 交通・アクセス === |
|||
* [[東日本旅客鉄道|JR東日本]]の[[大糸線]][[穂高駅]]が、最寄りの駅である。 |
|||
* [[長野自動車道]]の[[豊科インターチェンジ]]が、最寄りのインターである。 |
|||
* [[松本空港]]が、最寄りの空港である。 |
|||
* [[常念小屋]]が、最寄りの山小屋である。 |
|||
== 常念岳の風景 == |
|||
=== 常念岳の山容 === |
|||
東側(安曇野)や西側などから眺めた時の、ピラミッド型のその山容がその特徴である。 |
|||
{| class="wikitable" |
|||
|- |
|||
|[[File:Mount Jonen from Mount Akaiwa 2003-9-14.jpg|170px|center]] |
|||
|[[File:Mount Jonen from near 2001-10-6.jpg|160px|center]] |
|||
|[[File:Mount Jonen from Mount Cho 2001-11-11.jpg|160px|center]] |
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=== 常念岳山頂からのパノラマ展望 === |
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山頂は[[蝶ヶ岳]]と共に、穂高岳から槍ヶ岳へと連なる山並みを望める絶好の展望台である。 |
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| <small>[[焼岳]] - [[穂高岳]] - [[槍ヶ岳]]、下方に[[梓川]] (秋の紅葉)</small> |
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== テレビ番組 == |
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常念岳の由来は、昔、毎年暮れに不思議な'''常念坊'''という山姥が酒屋に酒を買いに来たからという説や、[[坂上田村麻呂]]がこの地に遠征した際に、重臣である'''常念坊'''がこの山へ逃げ込んだとされることから付けられたという説など、いくつかの説がある。なお、初夏になると、山体に常念坊の[[雪形]]が浮かび上がる。 |
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* 『日本百名山 常念岳』 [[NHK衛星第2テレビジョン]]、1994年10月31日放送<ref>{{Cite web |url=http://archives.nhk.or.jp/chronicle/B10001200999410310130131/?n=0&q=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%99%BE%E5%90%8D%E5%B1%B1+%E5%B8%B8%E5%BF%B5%E5%B2%B3&o=1&np=100&or=t |title=NHKアーカイブス保存番組詳細(1994年10月31日) |publisher=NHK |accessdate=2011-04-19}}</ref> |
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* 『シリーズ山の歌(2)ふるさとは雲の上に 信州・常念山脈』 [[NHK総合テレビジョン|NHK総合テレビ]]、[[小さな旅]]、1998年9月12日放送<ref>{{Cite web |url=http://archives.nhk.or.jp/chronicle/B10001200999809120130122/?n=3&q=%E5%B8%B8%E5%BF%B5%E5%B2%B3&o=1&np=100&or=t |title=NHKアーカイブス保存番組詳細(1998年9月12日) |publisher=NHK |accessdate=2011-04-19}}</ref> |
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* 『週刊 日本の名峰 常念岳』 [[NHKデジタル衛星ハイビジョン]]、2006年11月19日放送<ref>{{Cite web |url=http://www.nhk.or.jp/meihou/osusume/jyounen.html |title=おすすめの山(常念岳) |publisher=NHK日本の名峰 |accessdate=2011-04-19}}</ref> |
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* 『谷川岳~白馬岳~常念岳 謎の殺人メッセージ』 [[テレビ東京]]、[[北アルプス山岳救助隊・紫門一鬼]]、2009年1月14日放送、[[梓林太郎]]の山岳ミステリー小説がテレビドラマ化された。 |
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* 『北アルプス常念岳』 NHK総合テレビ、[[さわやか自然百景]]、2010年9月11日放送<ref name="sawayaka" /> |
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* 『[[おひさま (朝ドラ)|おひさま]]』 NHK総合テレビ、2011年4月8日放送で、主人公の須藤陽子([[八木優希]])が学校行事で常念小屋に一泊して翌日常念岳でご来光を迎えるシーンがあった<ref>{{Cite web |url=http://www9.nhk.or.jp/ohisama/story/week01.html |title=おひさまのあらすじ(第1週) |publisher=NHK |accessdate=2011-04-19}}</ref>。1938年(昭和13年)当時に地元の小学校などでは、学校登山で常念小屋を利用して1泊2日で常念岳に登っていた<ref>{{Cite web |url=http://www9.nhk.or.jp/ohisama/info/ |title=おひさまの関連情報 |publisher=NHK |accessdate=2011-04-19}}、実際の撮影は安全性などを考慮して、常念岳ではなく[[美ヶ原]]の王ヶ鼻で行われた。</ref>。 |
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== 関連書籍 == |
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[[安曇野]]のシンボルであり、[[長野県立こども病院]]のマークにも使われている。植物は[[ハイマツ]]・[[コマクサ]]、蝶は[[ミヤマモンキチョウ]]・鳥類は[[メボソムシクイ]]が生息している。 |
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* {{Cite book|和書 |year=1981 |month=05 |title=白樺の木舟 常念岳二重遭難記 |author=寺島蔵之 |publisher= |pages=[[ASIN]] B000J7TN6G}} - ドキュメンタリー |
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* {{Cite book|和書 |year=1996 |month=06 |title=北アルプス常念刻々 小口和利写真集 |author=小口和利 |publisher=[[郷土出版社]] |pages= |isbn=4876633304}} - 常念岳の写真集 |
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* {{Cite book|和書 |year=1992 |month=04 |title=日本200名山 |publisher=[[昭文社]] |pages=p.163 |isbn=4398220011}} |
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* {{Cite book|和書 |year=1992 |month=08 |title=日本の山1000 |series=山溪カラー名鑑 |publisher=[[山と渓谷|山と溪谷社]] |pages=pp.418-419 |isbn=4635090256}} |
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* {{Cite book|和書 |year=1997 |month=03 |title=日本三百名山 |publisher=[[毎日新聞社]] |pages=p.161 |isbn=4620605247}} |
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* {{Cite book|和書 |year=2004 |month=06 |title=霧の常念岳殺人事件 |author=[[梓林太郎]] |publisher=有楽出版社 |pages= |isbn=440860271X}} - 山岳ミステリー小説 |
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* {{Cite book|和書 |year=2010 |month=09 |title=常念岳・燕岳 |series=週刊 ふるさと百名山 15号 |publisher=[[集英社]] |pages=ASIN B0046ZYQKU}} - 名山紹介ガイド |
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* {{Cite book|和書 |year=2011 |month=03 |title=山登りはじめました2 いくぞ!屋久島編 |author=[[鈴木ともこ]] |publisher=[[メディアファクトリー]] |pages=pp.33-76 |isbn=978-4840138093}} - コミックエッセイ |
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== 脚注 == |
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* 一の沢登山口―常念小屋―'''常念岳''' |
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* 三股―蝶ヶ岳ヒュッテ―蝶ヶ岳[[三角点]]―'''常念岳''' |
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== 関連項目 == |
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* [[常念山脈]] |
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* [[前常念岳]] |
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* [[常念小屋]] |
* [[常念小屋]] |
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* [[飛騨山脈]](北アルプス) |
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* [[中部山岳国立公園]] |
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* [[日本百名山]]、[[一等三角点百名山]] |
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* [[雪形]] (常念坊) |
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{{日本百名山}} |
2011年4月19日 (火) 20:47時点における版
常念岳 | |
---|---|
安曇野市穂高から望む常念岳 | |
標高 | 2,857[1] m |
所在地 | 長野県松本市・安曇野市 |
位置 | 北緯36度19分32秒 東経137度43分39秒 / 北緯36.32556度 東経137.72750度[1] |
山系 | 飛騨山脈(常念山脈) |
初登頂 | ウォルター・ウェストン (1894年) |
常念岳の位置 | |
プロジェクト 山 |
常念岳(じょうねんだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)南部の常念山脈にある標高2,857 mの山である。山体すべてが長野県に属し、松本市と安曇野市にまたがる。常念山脈の主峰。日本百名山のひとつ[2]。
概要
安曇野からは全容が望め、ピラミッド型のその端正な山容は一目瞭然ですぐ見つけられる[3]。常念岳のこの印象的な形状は東に隣接する前常念岳の峰が重なって見える安曇野市豊科以南から眺める場合で、安曇野市穂高以北になるとそれぞれの峰が独立して見えるためまた印象が違って見える。
なお、安曇野から眺められる北アルプスは、常念山脈が主役で、穂高岳、槍ヶ岳といった山々は、常念岳、蝶ヶ岳、大滝山といった前衛の常念山脈に隠れ、場所によってその間から顔を出す程度である。安曇野のシンボルであり、長野県立こども病院のマークにも使われている。常念岳の北側の山体は花崗岩質からなり、南側の不変成古生層と大きく異なる境界となっている[4]。東側の山腹には常念岳断層が確認されている[5]。山頂部には花崗岩の岩塊が積み重なっている。
常念坊と山名の由来
古くは乗鞍岳と呼ばれていた[4]。常念岳の由来は、昔、毎年暮れに不思議な常念坊という山姥が酒屋に酒を買いに来たからという説や、坂上田村麻呂がこの地に遠征した際に、重臣である常念坊がこの山へ逃げ込んだとされることから付けられたという説など、いくつかの説がある。春に前常念岳の東北東の雪の斜面に、とっくりを手にした坊さんの黒い姿の常念坊の雪形が見られ、安曇野に田植えの時期を知らせる雪形とされている[6]。安曇野名誉市民の山岳写真家の田淵行男が、『山の紋章 雪形』の著書でこの雪形を紹介している[7]。
歴史
- 1894年(明治27年)8月8日 - ウォルター・ウェストンが、外国人としての初登頂をした[8]。1891年に保福寺峠からその美しい山容を目にし、登頂を決意していた。
- 1906年(明治39年)夏 - 小島烏水が登頂し、1907年にその紀行文『信州常念岳』で常念岳を紹介した[2]。
- 1917年(大正6年) - 安曇野市立堀金小学校の校長らが「常念岳研究会」を発足させ、登山道の整備と団体登山の事業を行った[9]。
- 1919年(大正8年)7月27日 - 山田利一が常念小屋を開業した。当時は「常念坊乗越小屋」と呼ばれていた[10]。北アルプスでは、白馬山荘と槍沢ロッジに次ぐ3番目の開業となった[11]。同年7月には、地元有志の「常念岳研究会」が前常念岳に避難小屋となる石室を建設した[12]。
- 1922年(大正11年) - 深田久弥が常念小屋に宿泊して登頂した[2]。
- 1931年(昭和6年)3月 - 常念岳で、日本の近代登山史で初の二重遭難事故が起きた[10]。
- 1934年(昭和9年)12月4日 - 山域が中部山岳国立公園に指定された。その西側が特別保護地区、東側が特別地域に指定されている[13]。
- 1993年(平成5年) - 郵便局が常念岳を背景とした『松本城とアルプス・長野県』のふるさと切手を発売した[14]。
- 2004年(平成16年)7月24日 - 東山麓に国営アルプスあづみの公園が整備された。
動植物
標高約2,400 mの上部は、森林限界のハイマツ帯でライチョウの生息地となっている。山腹にはホシガラス、メボソムシクイの鳥類やツキノワグマ、カモシカ、キツネ、ニホンザルなどの哺乳類が生息していて、近代登山史以前から猟師の狩猟場となっていた[4]。常念乗越など周辺の山域は、ミヤマモンキチョウやタカネヒカゲなどの高山蝶が生息し、田淵行男が100回以上常念岳に登り[2]、高山蝶の研究を行った[15]。当時9種類を確認し、タカネヒカゲは長野県の天然記念物に指定されている。ハイマツ帯にはアオノツガザクラ、イワギキョウ、クロマメノキ、コマクサ、チングルマ、ハイマツ、ミヤマキンポウゲなどの高山植物が自生している[16]。
ハイマツ | ライチョウ | コマクサ | チングルマ | ミヤマモンキチョウ |
---|---|---|---|---|
登山
登山ルート
安曇野側及び上高地側からのルート及び常念山脈の稜線上に登山道が開設されている[17]。東の安曇野側にからは、中房登山口、一ノ沢登山口、三股登山口などが利用されている[18]。安曇野の麓の中学生が夏休みに、一ノ沢の登山口から常念小屋に一泊して学校登山を行っている例がある[19]。西側からは、上高地奥の徳沢や横尾などの登山口などが利用されている[20]。また他に大滝山を経由する中村新道や槍ヶ岳方面から大天井岳を経由した常念山脈の縦走路が利用される場合もある[21]。山頂の岩場には、祠と方位図が設置されていて、360度の展望が得られる。
かつて槍沢の一ノ俣谷出合には一ノ俣小屋があり、そこから一ノ俣に沿って常念乗越に至る上級者向けの谷コースがあったが、現在は廃道化している[22]。 1919年の常念坊乗越小屋開業当時は、上高地から槍ヶ岳へのルートはまだ整備されておらず、「有明 - 中房温泉 - 大天井岳 - 常念乗越 - 一ノ俣谷 - 槍沢 - 槍ヶ岳」のルートが利用されていたが、その後小林喜作が整備した表銀座の喜作新道がメインのルートとなった。
- 中房登山口 中房温泉 - 合戦小屋 - 燕山荘 - 蛙岩 - 切通岩 - 大天井岳 - 東大天井岳 - 横通岳 - 常念小屋 - 常念岳
- 一ノ沢登山口 ヒエ平 - 王滝ベンチ - 胸突八丁 - 常念小屋 - 常念岳
- 三股登山口
- 三股 - 前常念岳(一等三角点と石室) - 常念小屋 - 常念岳
- 三股 - 本沢吊橋 - 力水 - まめうち平 - 蝶ヶ岳 - 蝶ヶ岳ヒュッテ - 蝶槍 - 常念岳
- 横尾登山口 上高地 - 徳沢 - 横尾 - 蝶槍 - 常念岳
- 徳沢登山口 上高地 - 徳沢 - 長塀山 - 蝶ヶ岳 - 蝶ヶ岳ヒュッテ- 蝶槍 - 常念岳
周辺の山小屋
山頂北側の横通岳との鞍部である常念乗越には、山小屋の常念小屋とそのキャンプ指定地があり、そこから西に槍ヶ岳が東鎌尾根越しに見られる。また周辺の登山ルート上に以下の山小屋がある[17][23]。夏期のシーズン期間中に、常念小屋では信州大学医学部の夏山診療所が開設されている[24]。
画像 | 名称 | 所在地 | 標高 (m) |
常念岳からの 方角と距離(km) |
収容人数 | キャンプ 指定地 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
大天荘 | 大天井岳山頂 直下南 |
2,850 | 北 3.3
|
200人 | テント 30張 |
安曇野市 | |
常念小屋 | 常念乗越 | 2,450 | 北 0.9
|
300人 | テント 40張 |
夏山診療所 | |
蝶ヶ岳ヒュッテ | 蝶ヶ岳山頂 直下北 |
2,660 | 南 4.1
|
300人 | テント 30張 |
||
大滝山荘 | 大滝山北峰と 南峰との鞍部 |
2,610 | 南 5.9
|
50人 | テント 10張 |
||
横尾山荘 | 上高地奥の横尾 | 1,620 | 南西 4.4
|
300人 | テント 150張 |
入浴施設あり |
地理
周辺の山
飛騨山脈南部に位置し、その主稜線上にある槍ヶ岳から東尾根を経て派生する常念山脈のほぼ中央部にある[17]。山頂からは東の前常念岳へと延びる顕著な尾根がある。前常念岳の山頂には点名「常念岳」の一等三角点が設置されている[25]。常念山脈の西側に梓川を挟んで、穂高岳と槍ヶ岳の山並みを眺める絶好の展望台となっている。また山頂付近からは、安曇野、浅間山などを望むことができる。
山容 | 名称 | 標高[1][25] (m) |
三角点等級 基準点名[25] |
常念岳からの 方角と距離(km) |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
燕岳 | 2,762.85 | 二等 「燕岳」 |
北 9.1
|
燕山荘 日本二百名山 | |
有明山 | 2,268.34 | 二等 「有明山} |
北東 8.3
|
日本二百名山 | |
槍ヶ岳 | 3,180 | 西 7.4
|
槍ヶ岳山荘 日本百名山 | ||
大天井岳 | 2,921.91 | 三等 「天章山」 |
北西 5.0
|
大天荘、常念山脈の最高峰 日本二百名山 | |
横通岳 | 2,766.99 | 三等 「赤樽」 |
北 1.9
|
||
常念岳 | 2,857 | 0 | 常念小屋 日本百名山 | ||
前常念岳 | 2,661.78 | 一等 「常念岳」 |
東 1.0
|
安曇野側の前衛峰 石室、祠 | |
蝶ヶ岳 | 2,677 | (三等「蝶ヶ岳」) 2,664.32 m |
南 4.2
|
蝶ヶ岳ヒュッテ 三角点の位置は旧山頂 | |
穂高岳 | 3,190 | 南西 8.2
|
飛騨山脈の最高峰 日本百名山 |
源流の河川
源流となる以下の信濃川水系の河川であり、日本海へ流れる[17]。常念乗越は、一ノ俣谷と一ノ沢との分水嶺となっている。
交通・アクセス
常念岳の風景
常念岳の山容
東側(安曇野)や西側などから眺めた時の、ピラミッド型のその山容がその特徴である。
赤岩岳から望む 常念岳 |
南側の登山道から望む 秋の常念岳 |
蝶ヶ岳から望む 常念岳と前常念岳 |
槍ヶ岳から望む 常念岳とご来光 |
常念岳山頂からのパノラマ展望
山頂は蝶ヶ岳と共に、穂高岳から槍ヶ岳へと連なる山並みを望める絶好の展望台である。
焼岳 - 穂高岳 - 槍ヶ岳、下方に梓川 (秋の紅葉) | 南岳 - 槍ヶ岳 - 大天井岳、遠景は鷲羽岳 - 水晶岳 (春の残雪) |
テレビ番組
- 『日本百名山 常念岳』 NHK衛星第2テレビジョン、1994年10月31日放送[26]
- 『シリーズ山の歌(2)ふるさとは雲の上に 信州・常念山脈』 NHK総合テレビ、小さな旅、1998年9月12日放送[27]
- 『週刊 日本の名峰 常念岳』 NHKデジタル衛星ハイビジョン、2006年11月19日放送[28]
- 『谷川岳~白馬岳~常念岳 謎の殺人メッセージ』 テレビ東京、北アルプス山岳救助隊・紫門一鬼、2009年1月14日放送、梓林太郎の山岳ミステリー小説がテレビドラマ化された。
- 『北アルプス常念岳』 NHK総合テレビ、さわやか自然百景、2010年9月11日放送[16]
- 『おひさま』 NHK総合テレビ、2011年4月8日放送で、主人公の須藤陽子(八木優希)が学校行事で常念小屋に一泊して翌日常念岳でご来光を迎えるシーンがあった[29]。1938年(昭和13年)当時に地元の小学校などでは、学校登山で常念小屋を利用して1泊2日で常念岳に登っていた[30]。
関連書籍
- 寺島蔵之『白樺の木舟 常念岳二重遭難記』1981年5月、ASIN B000J7TN6G頁。 - ドキュメンタリー
- 小口和利『北アルプス常念刻々 小口和利写真集』郷土出版社、1996年6月。ISBN 4876633304。 - 常念岳の写真集
- 『日本200名山』昭文社、1992年4月、p.163頁。ISBN 4398220011。
- 『日本の山1000』山と溪谷社〈山溪カラー名鑑〉、1992年8月、pp.418-419頁。ISBN 4635090256。
- 『日本三百名山』毎日新聞社、1997年3月、p.161頁。ISBN 4620605247。
- 梓林太郎『霧の常念岳殺人事件』有楽出版社、2004年6月。ISBN 440860271X。 - 山岳ミステリー小説
- 『常念岳・燕岳』集英社〈週刊 ふるさと百名山 15号〉、2010年9月、ASIN B0046ZYQKU頁。 - 名山紹介ガイド
- 鈴木ともこ『山登りはじめました2 いくぞ!屋久島編』メディアファクトリー、2011年3月、pp.33-76頁。ISBN 978-4840138093。 - コミックエッセイ
脚注
- ^ a b c “日本の主な山岳標高(長野県の山)”. 国土地理院. 2011年4月19日閲覧。
- ^ a b c d 深田久弥『日本百名山』朝日新聞社、1982年7月、pp.213-216頁。ISBN 4-02-260871-4。
- ^ “常念岳の情報(登山天気)”. 日本気象協会. 2011年4月20日閲覧。
- ^ a b c 『コンサイス日本山名辞典 修訂版』三省堂、1979年3月、p.258頁。ISBN 4385154031。
- ^ “確率論的地震動予測地図の説明” (PDF). 地震調査研究推進本部 (2005年3月23日). 2011年4月19日閲覧。
- ^ “雪形「常念坊」くっきり 北ア・常念岳”. 信濃毎日新聞 (2009年4月23日). 2011年4月19日閲覧。
- ^ 田淵行男『山の紋章 雪形』学習研究社、1981年7月、ASIN B000J7X4HU頁。
- ^ ウォルター・ウェストン 著、青木枝朗 訳『日本アルプスの登山と探検』岩波書店、1997年6月、pp.372-373頁。ISBN 4003347412。
- ^ 日本山岳会 編『新日本山岳誌』ナカニシヤ出版、2005年11月、pp.942-943頁。ISBN 4779500001。
- ^ a b 柳原修一『北アルプス山小屋物語』東京新聞出版局、1990年6月、pp.71-74頁。ISBN 4808303744。
- ^ 『目で見る日本登山史』山と溪谷社、2005年10月、pp.172-175頁。ISBN 4635178145。
- ^ 『北アルプス山小屋案内』山と溪谷社、1987年6月、pp.146-148頁。ISBN 4635170225。
- ^ “中部山岳国立公園区域の概要”. 環境省自然保護局. 2011年4月19日閲覧。
- ^ 『切手と風景印でたどる百名山』ふくろう舎、2007年6月、p.361頁。ISBN 4898062768。
- ^ 田淵行男『高山蝶―生態写真』朋文堂、1959年、ASIN B000JARCV6頁。
- ^ a b “さわやか自然百景 北アルプス常念岳(2010年9月11日放送)”. NHK. 2011年4月19日閲覧。
- ^ a b c d 『槍ヶ岳・穂高岳 上高地』昭文社〈山と高原地図 2011年版〉、2011年3月。ISBN 9784398757777。
- ^ “観光案内・登山”. 安曇野市. 2011年4月19日閲覧。
- ^ “常念岳登山”. 安曇野市立豊科南中学校 (2010年7月22日). 2011年4月20日閲覧。
- ^ “徳沢・横尾地区マップ”. 上高地公式Website. 2011年4月19日閲覧。
- ^ 『槍・穂高連峰』山と溪谷社〈ヤマケイ アルペンガイド7〉、2008年5月。ISBN 9784635013512。
- ^ 『日本登山図集』日地出版、1986年10月、pp.44-47頁。ISBN 45270023333{{ISBN2}}のパラメータエラー: 無効なISBNです。。
- ^ 『山と溪谷2011年1月号付録(山の便利手帳2011)』山と溪谷社、2010年12月、pp.159-160、ASIN B004DPEH6G頁。
- ^ “信州大学 医学部山岳部 常念診療所”. 常念診療所. 2011年4月19日閲覧。
- ^ a b c “基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2011年4月11日閲覧。
- ^ “NHKアーカイブス保存番組詳細(1994年10月31日)”. NHK. 2011年4月19日閲覧。
- ^ “NHKアーカイブス保存番組詳細(1998年9月12日)”. NHK. 2011年4月19日閲覧。
- ^ “おすすめの山(常念岳)”. NHK日本の名峰. 2011年4月19日閲覧。
- ^ “おひさまのあらすじ(第1週)”. NHK. 2011年4月19日閲覧。
- ^ “おひさまの関連情報”. NHK. 2011年4月19日閲覧。、実際の撮影は安全性などを考慮して、常念岳ではなく美ヶ原の王ヶ鼻で行われた。
関連項目