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横尾山荘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
横尾山荘の位置(日本内)
横尾山荘
横尾山荘の位置

横尾山荘(よこおさんそう)は中部山岳国立公園内、長野県松本市安曇上高地にある山小屋。上高地から槍ヶ岳穂高連峰蝶ヶ岳へ向かう登山道の分岐点、横尾に建つ。梓川左岸の標高1,620 mの位置にある。上高地から徒歩で約3時間10分要する[1]

沿革

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  • 1947年昭和22年)横尾小屋(のちの横尾山荘)を山田利一が建設。(山田利一は常念小屋、一ノ俣小屋も創設している。)
  • 1955年(昭和30年)客室棟を新築。(二代目山田宏吉による)
  • 1972年(昭和47年)本館・食堂棟を改築。
  • 1999年平成11年)浴室を改築、浴場棟「悠湯館」完成。
  • 2008年(平成20年)客室棟を改築。(三代目山田直による)

小屋のデータ

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 営業期間 

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  • 4/27 - 11/5 2011年(平成23年度)

 施設データ 

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  • 客室 30室
  • 宿泊定員 250名
  • 浴場「悠湯館」、売店、食堂  
  • 宿泊料金 1泊2食付 9,500円[2]

 周辺施設 

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  • 横尾大橋
  • 国設横尾野営場(テント100張)、冬期避難小屋

携帯電話

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  • auは、蝶ヶ岳ヒュッテのアンテナを前穂高岳の屏風岩に向けて電波を発射し、山岳反射させる手法で横尾山荘周辺を通話可能区域としている[3]

地理

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周辺の山小屋

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周辺の登山ルート上には、以下の山小屋がある[1][4]

名称 所在地 標高(m) 収容人数 キャンプ指定地 備考
横尾山荘 横尾、梓川左岸  1,620  250人  テント100張 入浴施設「悠湯館」
槍沢ロッジ 上高地奥の横尾  1,850  150人  テント30張 入浴施設あり
常念小屋 常念乗越(常念岳と横通岳との鞍部)  2,450  300人  テント40張
蝶ヶ岳ヒュッテ 蝶ヶ岳山頂直下北の肩  2,660  250人  テント30張
氷壁の宿 徳沢園 上高地徳沢  1,560  100人  テント200張 入浴施設あり
徳沢ロッジ 上高地徳沢  1,550  100人 入浴施設あり

周辺の山

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周辺には以下のがあり、それぞれの山に登る登山者が利用している[1]

山容・画像 名称 標高(m)
[5][6]
横尾山荘からの
方角と距離(km)
備考
槍ヶ岳 3,180
北西 7.1
日本百名山
常念岳 2,857
北東 4.3
日本百名山
横尾山荘 1,620     0 横尾、梓川左岸
穂高岳 3,190
 西 4.6
日本百名山
蝶ヶ岳 2,677
 東 2.5
蝶ヶ岳ヒュッテ

脚注

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  1. ^ a b c 『槍ヶ岳・穂高岳 上高地』昭文社〈山と高原地図 2011年版〉、2011年3月。ISBN 9784398757777 
  2. ^ 奥上高地 横尾山荘ホームページ”. 横尾山荘. 2011年4月15日閲覧。
  3. ^ 山の岩壁が巨大な"反射板"に!? 北アルプスに電波を届ける驚きのアイデア”. KDDI (2016年10月20日). 2019年9月25日閲覧。
  4. ^ 『山と溪谷2011年1月号付録(山の便利手帳2011)』山と溪谷社、2010年12月、pp.159-164、ASIN B004DPEH6G頁。 
  5. ^ 基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2011年4月15日閲覧。
  6. ^ 日本の主な山岳標高(長野県の山)”. 国土地理院. 2011年4月15日閲覧。

参考文献

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  • 『北アルプス槍・穂高連峰』山と溪谷社〈ヤマケイ アルペンガイド7〉、2008年5月、p.116頁。ISBN 9784635013512 
  • 『山と溪谷2008年11月号』山と溪谷社、2008年10月、pp.148-151、ASIN B001GZK9OK頁。 

関連項目

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外部リンク

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