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2008年2月14日 (木) 17:57時点における版
エイリアン | |
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Alien | |
監督 | リドリー・スコット |
脚本 | ダン・オバノン |
製作 |
ゴードン・キャロル デイヴィッド・ガイラー ウォルター・ヒル |
製作総指揮 | ロナルド・シャセット |
出演者 |
シガニー・ウィーバー トム・スケリット ヴェロニカ・カートライト |
音楽 | ジェリー・ゴールドスミス |
撮影 | デレク・ヴァンリント |
公開 | 1979年 |
上映時間 | 118分 |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
次作 | エイリアン2 |
エイリアン(Alien)は、リドリー・スコット監督の1979年のアメリカ映画。キャッチコピーは「In Space, No One Can Hear You Scream.」〈宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない〉。1976年のアカデミー賞では視覚効果賞を受賞。1980年第11回星雲賞映画演劇部門賞受賞。作品中に登場する異星生物の通称でもある。その後シリーズ化された。
あらすじ
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
宇宙貨物船ノストロモ号は、他恒星系から鉱石を搭載して地球へ帰還する途中、未知の異星文明の物と思われる電波信号を受信する。人類初となる異星人との遭遇のために、惑星LV-426に降り立ったクルーは宇宙船と化石化した宇宙人を発見、調査をしていくうちに、更に謎の巨大な卵のような物体(エッグチェンバー)を発見する。そして、この物体の動作を調べようとしたクルーの航海士ケインは、中から飛び出した巨大な手か蜘蛛に似た生物(フェイスハガー)に襲われ、ヘルメットのゴーグルを突き破って顔に張り付かれてしまう。
その未知の異星生物は、ケインの顔に強固にしがみ付いたまま貨物船に収容され、無理に剥がそうとすれば長い尾でケインの首を絞め、指のような部分の切断を試みるも、強酸性の体液で貨物船の床を何層にも渡って溶解させるという事態に、クルーらも手の出しようが無かった。やがてその生物は顔からはがれて死んでしまい、ケインも順調に回復したかのように見えた。だが回復後にクルーらと食事中、突然ケインは苦しみ出し、その胸部を食い破って奇怪な寄生生物(チェストバスター)が姿を表す。それこそまさにエイリアンの幼体で、口から体内に侵入され幼体を産み付けられていたのである。
恐怖に慄くクルーは、逃げた寄生生物を捕獲・処分すべく行動を開始するが、その捜索中、クルーの機関員ブレットの前に姿を現したのは、脱皮を繰り返し、二本の腕と巨大な頭部を持つ、人間よりも大きく凶暴な二足歩行の捕食生物(ビッグチャップ)に成長した恐ろしいエイリアンだった。ブレットの殺害を機関員パーカーが目撃し、警戒を強める中で船長のダラスもが殺され、更にエイリアンの生物兵器転用の可能性を目論む会社が送り込んだアンドロイド・アッシュの裏切りに、残りのクルーたちは追い詰められていく。クルーたちはアッシュを破壊し、エイリアンを抹殺すべく奔走するが、その途中でパーカーと女性航海士のランバートも殺害されてしまう。
一人残された女性クルーのリプリーは最終手段として、巨大で入り組んだ貨物船のどこかに潜んでしまったエイリアンを貨物船ごと切り離し爆破する。しかし、彼女が同船の生き残りである猫のジョーンズと冷凍睡眠で地球に帰還するため、最後に逃げ込んだ脱出シャトルこそが、その行方の知れなかったエイリアンが潜んでいた場所であったのである…
スタッフ
- 製作総指揮 ロナルド・シャセット
- 製作 ゴードン・キャロル、デイヴィッド・ガイラー、ウォルター・ヒル
- 監督 リドリー・スコット
- 原案 ダン・オバノン、ロナルド・シャセット
- 脚本 ダン・オバノン
- 撮影 デレク・ヴァンリント
- 美術 マイケル・シーモア、(ロジャー・クリスチャン ※アンクレジット)
- クリーチャーデザイン H.R.ギーガー
- クリーチャー造形 H.R.ギーガー、ロジャー・ディッケン
- クリーチャー効果 カルロ・ランバルディ
- 音楽 ジェリー・ゴールドスミス
- 提供 20世紀フォックス、ブランディワインプロダクションズリミテッド
キャスト
- ダラス(トム・スケリット)
- ノストロモ号船長。一人でエイリアンを捕獲しに行くが、エイリアンに襲われ繭にされてしまう。
- エレン・リプリー(シガニー・ウィーバー)
- 航海士。
- →詳細は「エレン・リプリー」を参照
- ランバート(ヴェロニカ・カートライト)
- 航海士。女性。ケインからチェストバスターが飛び出したとき一人だけ嘆いていた。
- ブレット(ハリー・ディーン・スタントン)
- 機関員。パーカーの相棒で口癖は「そのとおり」。成体エイリアンに背後から襲われ、ダラスと同様繭にされる。
- ケイン(ジョン・ハート)
- 航海士。フェイスハガーに寄生され、最初の犠牲者となる。
- パーカー(ヤフェット・コットー)
- 機関員。黒人。自分とブレットの給料が少ないことに不満を訴えていた。
- アッシュ(イアン・ホルム)
- 科学・医療担当者。その正体はウェイランド社の密命を受けたアンドロイド。リプリーを襲うがパーカーによって破壊、焼却される。
※表記順
日本語吹替
- 1980年10月10日(金)フジテレビ「ゴールデン洋画劇場」
- 1992年8月30日(日)テレビ朝日「日曜洋画劇場」
備考
- シガニー・ウィーバー本人の談によると、脱出用シャトル内で冷凍冬眠を行う為、服を脱ぐシーンは下着姿ではなく、すべて全裸で撮影する予定だったとのこと[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。。
- 本作の続編である『エイリアン2』は本作よりも大きな興行収入を上げたが、Internet Movie Databaseでの評価は本作のほうが上回っている。
- エンディングシーンは当初3種類あり、エイリアンの存在をリプリーが気がつかず一緒に地球に帰還する、エイリアンとともに宇宙の藻屑となる、そして採用案のエイリアンを倒し無事地球に帰還するのそれぞれが用意されていた。
脚注
外部リンク
星雲賞メディア部門 | ||
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第10回 1979年度
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第11回 1980年度 『エイリアン』
リドリー・スコット監督 |
第12回 1981年度
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