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中蒲原郡

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日本 > 中部地方 > 新潟県 > 中蒲原郡
新潟県中蒲原郡の範囲

中蒲原郡(なかかんばらぐん)は、新潟県にあった

郡域

1879年明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、以下の区域にあたる。

歴史

郡発足までの沿革

  • 慶応4年
  • 明治元年
  • 明治2年
  • 明治3年
    • 3月7日1870年4月7日) - 新潟県(第2次)の管轄となる。
    • 7月 - 越後国内で大規模な領地替えが行われる。菊間藩領が消滅(管轄は上表参照)。
  • 明治4年
  • 明治初年 (4町378村)
    • 万年新田が上木山村・下木山村・小須戸村分・平潟村分・櫛笥・平潟新田分・庄瀬村分・牛崎村分・田中村(現・新潟市南区田中)・戸頭分・浦梨村・上道潟村・下道潟村・万年村・鍋潟村・蔵主に分村。
    • 牧村が上牧村・下牧村に分村。
    • 新飯田村新田が新飯田村に、田尾村が戸石新田にそれぞれ合併。
    • 祖父新田が祖父興野に改称。
  • 時期不明 - 石山新田より西山二ツ新田が分立。(4町379村)
  • 明治8年(1875年)(4町373村)
    • 鍋潟新田より姥ヶ山新田が分立。
    • 庚村・下和田村が合併して和田村となる。
    • 向新保新田が金沢新田に、下道潟上新田・下道潟中新田が茨曽根村に、市右衛門新田が古田新田に、茨新村が茨曽根村に、寺沢村が吉沢村にそれぞれ合併。
  • 明治9年(1876年)(4町370村)
    • 久蔵興野より網川原新田・大島新田が分立。
    • 上所島新田より下所島新田が分立。
    • 本楚川新田・西楚川新田が合併して楚川新田となる。
    • 中新田村・満願寺村・大安寺村・上金沢村・下金沢村が合併して互賀村となる。
    • 嘉喜新田の一部(木津中島新田)が楚川新田、残部が嘉木村にそれぞれ合併。
  • 明治10年(1877年)(4町348村)
    • 近江新田より堀之内新田が分立。
    • 下木津村・中木津村・上木津村が合併して木津村となる。
    • 上早通村・下早通村が合併して早通村となる。
    • 中谷内村が嘉瀬村、米津新村新田が町屋村に、獺ヶ通新田・庄助新田が西酒屋村に、上深川村・下深川村が六郷村に、苗代新田が楚川村に、高山新田が亀田町に、虫見堂新田・浦新田が二本木村に、江崎新田が茗荷谷新田に、金鉢山新田が西山新田に、海老ヶ瀬新田が海老ヶ瀬村に、石仏新田が寺山新田に、下新田が楚川村に、笹淵新田が馬越新田に、鴉又新田が鴉又村に、中村新田が下木戸村に、下北潟新田が庄瀬村に、中村(現・五泉市)が長橋村にそれぞれ合併。
  • 明治11年(1878年) - 赤羽下村が赤羽村に改称。

郡発足以降の沿革

  • 明治12年(1879年)(4町346村)
    • 4月9日 - 郡区町村編制法の新潟県での施行により、新潟県蒲原郡のうち4町350村に行政区画としての中蒲原郡が発足。郡役所を新津町に設置。
    • 脇川新田の所属郡が三島郡に変更。
    • 上牧村・下牧村が合併して牧村となる。
    • 3ヶ所存在した田中村が北田中村(現・新潟市南区北田中)、南田中村(現・五泉市)、中田中村(現・新潟市南区田中)にそれぞれ改称。
    • 2ヶ所存在した四ツ屋村が西四ツ屋村(現・五泉市西四ツ屋)、東四ツ屋村(現・五泉市東四ツ屋)にそれぞれ改称。
  • 明治13年(1880年) - 下木越村が木越村に合併。(4町345村)
  • 明治16年(1883年)(4町346村)
    • 横越村より城所村(枝郷城山村・所島村より)・袋津村が分立。
    • 吉原村が川瀬村に合併。
  • 明治17年(1884年)(4町341村)
    • 互賀村が中新田村・満願寺村・大安寺村・金沢村に分村。
    • 上新田新田が上新田に、牛崎新田・牛崎村分が牛崎村に、櫛笥・小須戸村分が櫛笥村に、平潟村分が平潟村に、戸頭分が戸頭村に、鵜森新田が鵜森村にそれぞれ合併。
  • 明治18年(1885年) - 粟蒔新田が東酒巻新田に、小平次新田が臼井村に、小見新田が下八枚村にそれぞれ合併。(4町338村)
  • 明治20年(1887年) - 中田中村が田中村(現・新潟市南区田中)に改称。

町村制以降の沿革

  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により以下の町村が発足。特記以外は現・新潟市。(7町59村)
  • 明治35年(1902年)4月1日(7町31村)
    • 白根町・浄楽寺村が合併し、改めて白根町が発足。
    • 庄瀬村・菱潟村および小吉村の一部(沖新保・上道潟・下道潟)が合併し、改めて庄瀬村が発足。
    • 林村および小吉村の残部(万年・櫛笥村・平潟・平潟新田・蔵主・戸頭)が合併して小林村が発足。
  • 大正3年(1914年)4月1日 - 沼垂町が新潟市に編入。(6町31村)
  • 大正8年(1919年) - 石山村の一部(馬越)が新潟市に編入。
  • 大正12年(1923年3月31日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正14年(1925年
    • 7月1日 - 亀田町・早通村が合併し、改めて亀田町が発足。(6町30村)
    • 11月1日 - 阿賀浦村・満日村が新津町に編入。(6町28村)
  • 大正15年(1926年6月30日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和14年(1939年)11月1日 - 荻川村が新津町に編入。(6町27村)
  • 昭和18年(1943年
    • 6月1日 - 大形村が新潟市に編入。(6町26村)
    • 12月8日 - 石山村・鳥屋野村が新潟市に編入。(6町24村)
  • 昭和26年(1951年)1月1日 - 新津町が市制施行して新津市となり、郡より離脱。(5町24村)
  • 昭和29年(1954年11月3日(4町20村)
    • 七谷村が加茂市に編入。
    • 五泉町・巣本村・川東村・橋田村が合併して五泉市が発足し、郡より離脱。
  • 昭和30年(1955年
    • 3月31日(4町8村)
      • 村松町・大蒲原村・川内村・十全村、菅名村の一部(石曽根・千原および木越の一部)が合併し、改めて村松町が発足。
      • 菅名村の残部(今泉・町屋および木越の残部)が五泉市に編入。
      • 白根町・新飯田村・庄瀬村・臼井村・大郷村・鷲巻村・根岸村・小林村・茨曽根村が合併し、改めて白根町が発足。
    • 4月1日 - 金津村・小合村が新津市に編入。(4町6村)
    • 11月1日 - 須田村が加茂市に編入。(4町5村)
  • 昭和31年(1956年) 4月1日 - 加茂市の一部(上新田)が白根町に編入。
  • 昭和32年(1957年
    • 3月18日 - 新関村の一部(小口・大関・岡田・安部新・次屋・浦沢・安養寺・市新・下新・金屋・北・新郷屋・牧ケ鼻・六郷・羽下)が新津市、残部(下条・船越・猿橋・田屋)が五泉市に分割編入。(4町4村)
    • 5月3日 - 大江山村・曽野木村・両川村が新潟市に編入。(4町1村)
  • 昭和34年(1959年)6月1日 - 白根町が市制施行して白根市(現・新潟市)となり、郡より離脱。(3町1村)
  • 平成8年(1996年)11月1日 - 横越村が町制施行して横越町となる。(4町)
  • 平成17年(2005年3月21日 - 亀田町・小須戸町・横越町が新潟市に編入。(1町)
  • 平成18年(2006年)1月1日 - 村松町が五泉市と合併し、改めて五泉市が発足。同日中蒲原郡消滅。

行政

  • 歴代郡長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 明治12年(1879年)4月9日
大正15年(1926年)6月30日 郡役所廃止により、廃官

脚注

  1. ^ 1955年に東蒲原郡から編入。
  2. ^ 西島村、西島村古料に別れて記載。西島村古料は全域が桑名藩預地。
  3. ^ 粟蒔新田、遺留新田に分かれて記載。
  4. ^ 記載は上新田。
  5. ^ 記載は本楚川新田に含む。
  6. ^ 牛崎村分、櫛笥、小須戸村分、庄瀬村分、平潟村分、平潟新田分、万年、蔵主、上木山分、下木山分、鍋潟村、上道潟村、下道潟村、田中村、浦梨村、戸頭分に分かれて記載。
  7. ^ 「旧高旧領取調帳」に記載なし。ただし蒲原郡内の同名村は記載あり。
  8. ^ 上牧村、下牧村に分かれて記載。
  9. ^ 村松上町、村松城町、村松下町に分かれて記載。

参考文献

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 15 新潟県、角川書店、1989年9月1日。ISBN 4040011503 
  • 旧高旧領取調帳データベース

関連項目

先代
蒲原郡
行政区の変遷
1879年 - 2006年
次代
(消滅)