リンドシェーバー
リンドシェーバー | |
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品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
生誕 | 1988年3月3日 |
死没 | 2016年10月14日 |
父 | Alydar |
母 | ベーシィド |
母の父 | Cool Moon |
生国 | アメリカ合衆国 |
生産者 | フレデリック・ガシン |
馬主 | (株)デルマークラブ |
調教師 | 元石孝昭(美浦) |
競走成績 | |
生涯成績 | 6戦4勝 |
獲得賞金 | 1億1003万2000円 |
リンドシェーバー(1988年 - 2016年)は日本の競走馬、種牡馬。アメリカで産まれて日本に輸入された外国産馬である。主戦騎手は的場均。
※馬齢は旧表記で統一する。
戦績
3歳夏
リンドシェーバーがデビューしたのは1990年7月8日の新馬戦。圧倒的な1番人気に応え、8馬身差で圧勝した。
続くクローバー賞では、不良馬場に苦しみながらも素質馬ノーザンドライバーを振り切り優勝。重賞初挑戦となった函館3歳ステークスでは、不良馬場と悪化し始めていたソエの影響もあってかミルフォードスルーの2着と初の敗北を喫する。その後はソエの治療に専念し、ぶっつけで朝日杯3歳ステークスで挑むことになった。
朝日杯でレコードタイム樹立
朝日杯では本命馬が不在で混戦が予想される中、リンドシェーバーは1番人気に推された。レースでは4コーナー2番手から直線であっさりと抜け出して快勝。マルゼンスキーが樹立した1分34秒4のレコードタイムを14年振りにコンマ4秒上回った。
この朝日杯での勝利が評価され、リンドシェーバーはこの年のJRA賞最優秀3歳牡馬(旧称。現在のJRA賞最優秀2歳牡馬)を受賞した。なお、この年の最優秀3歳牡馬の候補馬の中には阪神3歳ステークスを同じくレコード勝ちしたイブキマイカグラもいたが、得票数は圧倒的にリンドシェーバーが上であった。更に現役馬としては、異例の9億円のシンジケートが組まれることが早くも決まった。このことからも朝日杯のレコード勝ちがいかに競馬関係者に強烈なインパクトを与えたかが分かる。
4歳
明け4歳となったリンドシェーバーは、ヒヤシンスステークスを4馬身差と楽勝した後、弥生賞に出走するが、直線でイブキマイカグラに差され、2着に敗れた。そして、次走へ向けての調教中に骨折が判明、既にシンジケートが組まれていたこともあって、このまま引退することになった。
競走成績
以下の内容は、netkeiba.com[1]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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1990. 7. 8 | 札幌 | 3歳新馬 | 芝1200m(良) | 6 | 5 | 5 | 1.4 (1人) | 1着 | 1:11.5(36.7) | -1.3 | 的場均 | 53 | (グレンワカタケ) | 484 | |
8.26 | 函館 | クローバー賞 | OP | 芝1200m(不) | 11 | 3 | 3 | 1.8 (1人) | 1着 | 1:12.6(38.6) | -0.1 | 的場均 | 53 | (ノーザンドライバー) | 484 |
9.23 | 函館 | 函館3歳S | GIII | 芝1200m(不) | 11 | 3 | 3 | 2.7 (1人) | 2着 | 1:12.8(38.2) | 0.1 | 的場均 | 53 | ミルフォードスルー | 476 |
12. 9 | 中山 | 朝日杯3歳S | GI | 芝1600m(良) | 13 | 5 | 7 | 4.3 (1人) | 1着 | R1:34.0(36.0) | -0.2 | 的場均 | 54 | (ビッグファイト) | 478 |
1991. 2. 2 | 東京 | ヒヤシンスS | OP | 芝1400m(良) | 8 | 5 | 5 | 1.2 (1人) | 1着 | 1:22.3(35.5) | -0.7 | 的場均 | 58 | (ニホンピロラック) | 482 |
3. 3 | 中山 | 弥生賞 | GII | 芝2000m(良) | 10 | 5 | 5 | 1.6 (1人) | 2着 | 2:01.7(37.4) | 0.0 | 的場均 | 55 | イブキマイカグラ | 476 |
引退後
引退後、種牡馬になったリンドシェーバーはスワンステークス、ファルコンステークスを勝ったギャラントアロー、4歳牝馬特別を勝ったサイコーキララなどの重賞勝ち馬を輩出し、実績を残している。
1992年から過ごしていた日高スタリオンステーションを2008年3月6日に退厩し、同年春からJBBA日本軽種馬協会十勝種馬場で種牡馬生活を送ることになった。2011年に種牡馬を引退し、森山智晃牧場で余生を過ごしていた[2]。
代表産駒
- 1993年産
- レインボークイーン(クイーンステークス)
- 1994年産
- フジノジーニャス(サラブレッド大賞典)
- 1995年産
- キングフィーバー(とちぎ大賞典、太平記記念、ばん阿賞)
- 1996年産
- 1997年産
- 1998年産
- ルスナイクリスティ(ファルコンステークス)
- マルハチマエストロ(南部駒賞)
- 1999年産
- サルサクイーン(東京プリンセス賞)
- 2000年産
- 2001年産
- メイショウムネノリ(兵庫チャンピオンシップ)
- サンマルアンサー(道営記念、瑞穂賞、ノースクイーンカップ)
- セトノシェーバー(兼六園ジュニアカップ、新春ペガサスカップ)
- 2002年産
- スマートシェーブ(南部駒賞)
- 2003年産
- シルクウィザード(福山スプリントカップ)
- 2004年産
- ダンディシャーク(メトロポリタンジューンカップ)
- 2006年産
- アグリヤング(福山2歳優駿、福山市長杯ヤングチャンピオン、若駒賞、キングカップ、福山ダービー、福山チャンピオンシップ、鞆の浦賞)
母の父としての代表産駒
- フィールドルージュ(母メジロレーマー、川崎記念、名古屋グランプリ)
- オースミハルカ(母ホッコーオウカ、府中牝馬ステークス、クイーンステークス2回、チューリップ賞)
- オースミグラスワン(母ホッコーオウカ、新潟大賞典2回)
- マコトスパルビエロ(名古屋グランプリ、日本テレビ盃、マーキュリーカップ、マーチステークス)
- サンアトム(九州ダービー栄城賞)
- シールビーバック(サマーカップ、読売レディス杯、オータムスプリントカップ)
- レオカーディナル(名古屋記念)
- オリオンザクロノス(吉野ヶ里記念)
- シンワコウジ(尾張名古屋杯、名港盃)
- オオエライジン(兵庫若駒賞、園田ジュニアカップ、園田ユースカップ、兵庫ダービー、黒潮盃、岐阜金賞)
- エンジェルツイート(平和賞、東京2歳優駿牝馬)
- ミータロー(北海優駿)
- サルサディオーネ(マリーンカップ、クイーン賞、スパーキングレディーカップ、報知グランプリカップ)
- ファイナルボス(파이널보스/Final Boss)(コリアンダービー、ブリーダーズカップ (韓国競馬))
血統表
リンドシェーバーの血統(レイズアネイティヴ系 / Nearco5×4=9.38% Bull Lea5×5=6.38%) | (血統表の出典) | |||
父 Alydar 1975 栗毛 |
父の父 Raise a Native1961 栗毛 |
Native Dancer | Polynesian | |
Geisha | ||||
Raise You | Case Ace | |||
Lady Glory | ||||
父の母 Sweet Tooth1965 鹿毛 |
On-and-On | Nasrullah | ||
Two Lea | ||||
Plum Cake | Ponder | |||
Real Delight | ||||
母 *ベーシィド Bersid 1978 青鹿毛 |
Cool Moon 1968 黒鹿毛 |
Nearctic | Nearco | |
Lady Angela | ||||
Mamounia | Chanteur | |||
Minaret | ||||
母の母 Polondra1968 黒鹿毛 |
Dount King | Determine | ||
Kong | ||||
Strayed | War Admiral | |||
Summer Girl F-No.23-b |
脚注
- ^ “リンドシェーバー”. netkeiba.com. Net Dreamers co.LTD. 2019年4月21日閲覧。
- ^ 引退名馬詳細情報 リンドシェーバー 引退名馬紹介サイト-名馬.jp 2012年4月26日閲覧
- ^ リンドシェーバーの死亡について
関連項目
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビJBISサーチ
- リンドシェーバー(USA) - 競走馬のふるさと案内所
- リンドシェーバー - 引退名馬(名馬.jp)