郡市対抗県下一周駅伝大会
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郡市対抗県下一周駅伝大会(ぐんしたいこうけんかいっしゅうえきでんたいかい)は、毎年2月中旬に3日間に渡って開催される長崎県の各地区対抗の駅伝大会。主催は長崎新聞社・長崎陸上競技協会。
概要
[編集]長崎県内広域をコースとする駅伝としては1928年(昭和3年)9月16日に開催された「県下青年駅伝競走」がその最初となる。長崎新聞社(現在の長崎新聞社とは別経営)が日曜長崎版の発刊を記念して行ったもので、長崎県庁舎前から雲仙神社前で折り返し長崎新聞社前までの約128kmで12チームにより競われた。
第二次世界大戦後、1952年(昭和27年)に第1回の「県下郡市対抗駅伝」が行われた。長崎民友新聞社と長崎県陸上協会の主催で、佐世保市と長崎市の間93.4kmを7区に分けて競われた。以後、区間の変遷を経て、第30回大会以降はおおむね現在の形態となった。しかし2020年の大会後、コロナの影響で3年開催されず、24年1月26日から28日まで開催された第70回最後の大会で西彼・西海チー厶が優勝した[1]。
日程及びコース
[編集]離島と西彼杵郡長与町を除く長崎県下の全市町域を通過する。 2020年の第69回大会では全距離407.3Km、42区間に分かれる。
- 1日目
- 2日目
- 3日目
参加チーム
[編集]2010年の参加チーム(五十音順)。色名はチームカラー。
- 壱岐(壱岐市)赤白
- 諫早(諫早市)茶
- 大村・東彼(大村市・東彼杵郡)柿
- 五島(五島市・南松浦郡)黄緑
- 佐世保(佐世保市)青
- 島原半島(島原市・雲仙市・南島原市)桃
- 西彼・西海(西彼杵郡・西海市)水
- 長崎(長崎市)赤
- 対馬(対馬市)黄
- 平戸(平戸市)紫
- 北松・松浦(北松浦郡・松浦市)緑
関連項目
[編集]- 九州一周駅伝 - 九州全域をコースとして各県対抗で行われる。
市町村対抗駅伝を行っている他の都道府県
[編集]- 青森県(青森県民駅伝競走大会)
- 岩手県(一関・盛岡間駅伝競走大会)
- 山形県(山形県縦断駅伝競走大会)
- 福島県(市町村対抗福島県縦断駅伝競走大会)
- 栃木県(栃木県郡市町対抗駅伝)
- 新潟県(新潟県縦断郡市対抗駅伝競走大会)
- 長野県(長野県市町村対抗駅伝競走大会)
- 神奈川県(市町村対抗かながわ駅伝競走大会)
- 静岡県(しずおか市町村対抗駅伝)
- 愛知県(愛知県市町村対抗駅伝競走大会)
- 三重県(美(うま)し国三重市町対抗駅伝)
- 和歌山県(和歌山県市町村対抗ジュニア駅伝競走大会)
- 兵庫県(兵庫県郡市区対抗駅伝)
- 香川県(郡市対抗源平駅伝)
- 徳島県(徳島駅伝)
- 高知県(県市町村対抗駅伝)
- 佐賀県(郡市対抗県内一周駅伝大会)
- 鹿児島県(鹿児島県下一周市郡対抗駅伝競走大会)
参考資料
[編集]「長崎県スポーツ史」(1988年、長崎県体育協会長崎県スポーツ史刊行委員会編、長崎県体育協会・長崎新聞社刊)
脚注
[編集]- ^ “西彼・西海が有終V! 大会を通じチーム成長…立役者はエース小林 県下一周駅伝・最終日”. 長崎新聞. 2024年1月29日閲覧。
- ^ 1日当たりの距離としては、ニューイヤー駅伝(100km)や箱根駅伝(往路107.5km、復路109.6 km)よりも長く、確認できる限りでは国内最長である。