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しずおか市町対抗駅伝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

しずおか市町対抗駅伝(しずおかしちょうたいこうえきでん)は、毎年12月最初の日曜日の前日の土曜日に静岡県で開催される、静岡県の市町対抗の駅伝大会。正式名称は第10回大会までは静岡県市町村対抗駅伝競走大会[1]、第11回大会以降は静岡県市町対抗駅伝競走大会である。2019年で第20回大会を迎える。

概要

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静岡市葵区静岡県庁前から同市清水区清見寺前を経由し、同市駿河区草薙陸上競技場までを、小学生から一般・40歳以上までの全12区間(第7回大会までは全10区間・第17回大会までは全11区間)でをつなぐ。距離は第1回大会のみ42.220km、第2回大会以降は42.195kmとなっている。市の部と町(町村)の部の2部制で行われるが、スタートは同時である。

大会運営

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第24回大会(2023年)時点[2]

  • 主催
一般財団法人静岡陸上競技協会、静岡新聞社静岡放送
  • 共催
静岡県静岡県教育委員会、公益財団法人静岡県スポーツ協会
  • 特別後援
公益財団法人静岡県市町村振興協会、静岡市
  • 後援
参加市町、参加市町議会、参加市町教育委員会、参加市町体育(スポーツ)協会、静岡県市長会、静岡県町村会、静岡県市議会議長会
静岡県町村議会議長会、静岡県校長会、静岡県高等学校長協会、静岡県私学協会、静岡県高等学校体育連盟、静岡県中学校体育連盟
  • 協賛
学校法人常葉大学スズキ株式会社、セキスイハイム東海株式会社、株式会社杏林堂薬局鈴与グループ、ダイドードリンコ株式会社
東海旅客鉄道株式会社、第一生命保険株式会社、はごろもフーズ株式会社、西日本電信電話株式会社静岡支店、日本製紙株式会社
共和レザー株式会社、株式会社シラトリ、株式会社静岡銀行、エヌ・イー ケムキャット株式会社、中部電力株式会社
  • 協力
静岡県警察陸上自衛隊板妻駐屯地第34普通科連隊国土交通省静岡国道事務所、公益社団法人静岡県看護協会、静岡市自治会連合会
静岡市清水区各地区交通安全会、静岡市交通指導員会、静岡市清水区連合交通安全推進本部長会、静岡市スポーツ推進委員連絡協議会
静岡市清水区連合体育会、日本ボーイスカウト静岡県連盟静岡地区・清水地区、長谷通り商店街振興会・同周辺町内会、しずおかRC、清水健走会、草薙激走会
麻機学区体育振興会、西奈南学区体育振興会、NTTドコモショップ静岡安東店、しずおか焼津信用金庫長谷支店、静岡保険代弁株式会社、JA静岡市あさはた支店
株式会社JA静岡市やすらぎセンター、鳥坂自治会、サーラ物流株式会社静岡営業所、サクライ石油株式会社鳥坂SS、株式会社合同物流
飯田庵原地域包括支援センター、セントケア清水、静岡市袖師生涯学習交流館、榊屋、株式会社ミライサポート、鈴与自動車運送株式会社、港トラック運送株式会社
静岡市役所清水区役所、しずてつジャストライン株式会社
  • 運営協力校
静岡県立静岡高等学校静岡県立静岡城北高等学校静岡県立静岡東高等学校静岡県立静岡西高等学校静岡県立駿河総合高等学校
静岡県立静岡農業高等学校静岡県立科学技術高等学校静岡県立静岡商業高等学校静岡市立高等学校城南静岡高等学校静岡雙葉高等学校・中学校
静岡県立清水東高等学校静岡県立清水西高等学校静岡市立清水桜が丘高等学校東海大学付属静岡翔洋高等学校静岡北高等学校
静岡市立城内中学校静岡市立清水第六中学校静岡市立清水第七中学校静岡市立葵小学校静岡市立清水袖師小学校

コース

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第18回大会より、第9区に小学生区間が追加され、12区間となった。[2]

区間 距離 起点 終点 備考
1区 3.673km 県庁本館前(中堀2周) 二之丸橋 中学生・高校生(女子)
2区 1.903km 二之丸橋(中堀1周) 二之丸橋 小学生(男子)
3区 1.715km 二之丸橋 長谷通り(西草深町東交差点) 小学生(女子)
4区 3.549km 長谷通り(西草深町東交差点) JAあさはた支店 中学生・高校生(女子)
5区 6.855km JAあさはた支店 鳥坂自治会館 中学生・高校生(男子)
6区 3.911km 鳥坂自治会館 清水六中前 40歳以上(男女不問)
7区 3.564km 清水六中前 袖師生涯学習交流館 中学生(男子)
8区 3.02km 袖師生涯学習交流館 清水清見潟公園 中学生(女子)
9区 1.619km 清水清見潟公園 榊屋 小学生(男女不問)
10区 3.051km 榊屋 清水区役所 一般(女子)
11区 4.31km 清水区役所 清水七中 中学生・高校生(男子)
12区 5.025km 清水七中 草薙陸上競技場 一般(男子)

チーム編成

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  • チームは監督1名、コーチ1名、選手20名の計22名以内。
  • チームは市町単位、政令市は行政区単位とする。行政区の場合は隣接した行政区の連合チームでも出場可。
  • いずれの市町・行政区でも複数のチーム参加ができる。
  • 市町村合併の進捗状況を考慮し、合併前後どちらの行政単位でも出場できる。

歴史

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東海道400年祭を契機とし、県内市町村相互の交流促進、県民スポーツの振興をはかるとともに、県内スポーツ選手の発掘・育成・強化、県民の体力向上を目的として、2000年11月23日に第1回大会が開催された。前日に行われた開会式に於いて、当時の県知事石川嘉延は「大会が回を重ねる中で、本県が得意としなかった長距離部門の盛り上がりを期待したい。出来ることならば、3年後に開催される静岡国体で成果が表れることを切望します」と語った[3]

第1回大会では74市町村から74チームが参加。市の部は富士市が優勝。その後の大会では御殿場市浜松市、静岡市が優勝を分け合う展開を続けている。第1回大会町村の部は浅羽町が優勝。その後は長泉町が圧倒的な強さを見せ、2008年の第9回大会から2012年の第13回大会まで5連覇を達成した。

大会記録

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歴代優勝チーム[4]
区間数 距離 市の部 タイム 町の部 タイム
第1回 2000年11月23日 10 42.220km 富士市 2時間16分12秒 浅羽町[5] 2時間23分54秒
第2回 2001年11月23日 42.195km 静岡市 2時間15分34秒 長泉町 2時間22分32秒
第3回 2002年11月30日 御殿場市 2時間16分10秒 長泉町 2時間22分27秒
第4回 2003年12月6日 浜松市 2時間15分34秒 森町 2時間22分07秒
第5回 2004年12月4日 浜松市 2時間14分48秒 函南町 2時間19分47秒
第6回 2005年12月3日 御殿場市 2時間15分07秒 長泉町 2時間19分28秒
第7回 2006年12月2日 静岡市静岡[6] 2時間15分13秒 函南町 2時間21分07秒
第8回 2007年12月1日 11 浜松市中央[7] 2時間15分20秒 新居町[8] 2時間19分36秒
第9回 2008年12月6日 浜松市西部[7] 2時間17分04秒 長泉町 2時間21分21秒
第10回 2009年12月5日 静岡市静岡A[9] 2時間16分17秒 長泉町 2時間19分06秒
第11回 2010年12月4日 浜松市西部[7] 2時間14分44秒 長泉町 2時間20分37秒
第12回 2011年12月3日 浜松市西部[7] 2時間13分15秒 長泉町 2時間23分11秒
第13回 2012年12月1日 浜松市西部[7] 2時間13分29秒 長泉町 2時間18分18秒
第14回 2013年11月30日 浜松市西部[7] 2時間11分17秒 小山町 2時間16分48秒
第15回 2014年12月6日 浜松市西部[7] 2時間11分58秒 小山町 2時間16分57秒
第16回 2015年12月5日 浜松市北部[7] 2時間12分09秒 函南町 2時間17分11秒
第17回 2016年12月3日 浜松市西部[7] 2時間11分07秒 小山町 2時間18分46秒
第18回 2017年12月2日 12 浜松市北部[7] 2時間12分39秒 函南町 2時間18分43秒
第19回 2018年12月1日 御殿場市 2時間11分44秒 函南町 2時間16分30秒
第20回 2019年11月30日 御殿場市 2時間9分29秒 清水町 2時間17分13秒
第21回 2020年12月5日 浜松市北部[10] 2時間10分49秒 清水町 2時間14分59秒
第22回 2021年12月4日 浜松市北部 2時間12分16秒 吉田町 2時間17分53秒
第23回 2022年12月3日 浜松市北部 2時間11分30秒 清水町 2時間14分25秒
第24回 2023年12月2日 御殿場市 2時間11分21秒 長泉町 2時間16分16秒

なお、人口1万人(第21回大会からは1万5000人)以下の市町の最高順位チームに対し、ふるさと賞が贈呈される。

また第15回記念大会は福島県会津若松市チームが参加した(オープン参加という形で、順位には反映されていない)。

中継

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静岡放送(SBSラジオ・SBSテレビ)で生中継される。

また、YouTubeを用いたWeb中継も行われる。

ラジオはスタート前より完全生中継。

テレビはJNNニュース全国枠のみ中断され、JNNニュースのローカル枠はニュースを伝えず、枠内で中継が行われる(放送上はニュースの終了である12時まで中断と案内される)。

センター実況・フィニッシュ実況はテレビ・ラジオ別に配置されるが、スタート・各中継所実況はテレビ・ラジオ共通となる。

また、一部中継所は中継所担当が配置されず、センター実況が実況を行う。

実況は基本的に静岡放送アナウンサー(フリーだが実質的に静岡放送所属の鬼頭里枝含む)が担当するが、毎年TBSテレビCBCテレビより1名ずつアナウンサーが派遣される(2019年は伊藤隆佑(TBS)・江田亮(CBC)。2020年は両局ともに派遣せず)。

Web中継の実況音声はテレビ・ラジオのどちらかが使われる。

中継車はTBSテレビのものが使用されている[11]

公式テーマソング

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公式テーマソングは、静岡放送で番組を担当しているアーティストの楽曲が使用されることが多い。

公式テーマソング一覧
開催年 タイトル アーティスト
第8回(2007年)以前は不明
第9回 2008年 風をきって CRaNE
第10回 2009年
第11回 2010年 JOIN
第12回 2011年
第13回 2012年 Ready Go! Sissy
第14回 2013年 スタートライブ STRIKE
第15回 2014年 1%でも僕は挑むよ ROYALcomfort
第16回 2015年 Are you ready? ポタリ
第17回 2016年 未来DELIGHT UNIONE
第18回 2017年 風を追い越して 渡邊ヒロアキ
第19回 2018年 スタートダッシュ スピラ・スピカ
第20回 2019年 ボルテージ! フレンズ
第21回 2020年 ハジマリ Hakubi
第22回 2021年 トライミライ she9
第23回 2022年 GODSPEED ももいろクローバーZ
第24回 2023年

市町村対抗駅伝を行っている他の都道府県

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脚注

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  1. ^ 静岡県の村は2005年に龍山村が浜松市と合併したことにより消滅したが、第1回大会以来の名称を守って『市町村対抗駅伝』と称していた。村としての最後の出場チームは第6回大会の磐田市豊岡
  2. ^ a b 大会要綱
  3. ^ 市町村対抗駅伝ダイジェスト版
  4. ^ 大会記録室[1]
  5. ^ 現・袋井市。
  6. ^ 旧静岡市域。旧清水市域は「静岡市清水」として出場。
  7. ^ a b c d e f g h i j 東区中区南区は浜松市中央、西区北区は浜松市西部として出場、浜北区天竜区は浜松市北部として出場。
  8. ^ 現・湖西市。
  9. ^ 旧静岡市では葵区・駿河区に分けるのではなく旧静岡市から2チーム編成するという方針にしたため、『静岡市静岡A・B』というチーム名になった。
  10. ^ 前年までの浜松市北部と浜松市西部が浜松市北部として出場した。
  11. ^ 鬼頭里枝のTwitterより 2017年10月期のTBS系列日曜劇場、「陸王」のポスター・ロゴなどで装飾されたTBSテレビの中継車が確認できる。

外部リンク

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