滝尾駅
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滝尾駅 | |
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駅前(2009年8月) | |
たきお Takio | |
◄*大分 (5.1 km) (2.7 km) 敷戸► | |
所在地 | 大分県大分市大字津守[1] |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■豊肥本線 |
キロ程 | 5.1 km(大分起点) |
電報略号 | タキ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
307人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1914年(大正3年)4月1日[2][3] |
備考 |
無人駅[4] 駅集中管理システム導入駅[5] |
滝尾駅(たきおえき)は、大分県大分市大字津守にある、九州旅客鉄道(JR九州)豊肥本線の駅である[1]。
歴史
[編集]当初は現在の滝尾駅よりもやや南、現在の敷戸駅に近い位置に駅が設けられる計画だった。しかし、当時の滝尾駅の周辺には製糸工場、酒造所、醤油工場等があり、工場関係者が燃料とする石炭の運輸のために地元住民に働きかけて期成会を結成して陳情を行うとともに、用地を寄付して現在の位置に駅を誘致した[7]。
1961年(昭和36年)に大分自動車専修学校が当駅の近くに移転してからは、学校の生徒で賑わった[4]。
年表
[編集]- 1914年(大正3年)4月1日:鉄道院(後に日本国有鉄道)犬飼軽便線の大分 - 中判田駅間の開業に伴い開設[2][3][8]。
- 1928年(昭和3年)12月2日:路線名改称に伴い、豊肥本線の駅となる[2]。
- 1966年(昭和41年)4月1日:業務委託化[4]。
- 1971年(昭和46年)10月1日:貨物取扱廃止[9]、無人化[4][10]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、九州旅客鉄道(JR九州)の駅となる[2][3]。
- 2012年(平成24年)12月1日:ICカード「SUGOCA」の大分地区でのサービス開始に伴い、当駅での供用を開始する[11]。
- 2018年(平成30年)3月17日:駅遠隔案内システム「ANSWER」を導入[5]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅である[1]。互いのホームは構内踏切で連絡している。
無人駅で出札口があるだけの駅舎(出札小屋)のほか[1]、小屋の外に自動券売機がそれぞれ設置されている。この出札小屋は日豊本線の別府大学駅で使用していたものを当駅へ再利用したもので[1]、新しく書き直された下に薄く「別府大学駅」の文字を確認することができる[12]。
ICカード「SUGOCA」は入出場のみ対応しており、当駅でチャージや購入はできない。
ホームと出札小屋以外にはこれといった施設はなく、駅の付帯施設としては駐輪場と自動販売機があるのみである。なお、「JR 滝尾駅」の駅名看板は駐輪場部分に掲げられている。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | ■豊肥本線 | 下り | 大分方面 | |
上り | 豊後竹田・宮地・肥後大津・熊本方面 | |||
2 |
利用状況
[編集]2020年度の1日平均乗車人員は307人(前年度比 -69人)である[13]。
1日平均乗車人員[14] | |
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年度 | 人数 |
2000年(平成12年) | 267 |
2001年(平成13年) | 267 |
2002年(平成14年) | 282 |
2003年(平成15年) | 292 |
2004年(平成16年) | 275 |
2005年(平成17年) | 276 |
2006年(平成18年) | 289 |
2007年(平成19年) | 288 |
2008年(平成20年) | 298 |
2009年(平成21年) | 284 |
2010年(平成22年) | 279 |
2011年(平成23年) | 288 |
2012年(平成24年) | 304 |
2013年(平成25年) | 319 |
2014年(平成26年) | 330 |
2015年(平成27年) | 384 |
2016年(平成28年) | 408 |
2017年(平成29年) | 409 |
2018年(平成30年) | 395 |
2019年(令和元年) | 376 |
2020年(令和 | 2年)307 |
駅周辺
[編集]駅正面側(北西側)には住宅地が広がる。裏側には碇山があり、碇山公園と熊野神社がある。その周囲には農地が広がっている。
- 碇山
- 曲石仏 - 大分県指定史跡
- 滝尾百穴横穴古墳群 - 大分市指定史跡
- 大分社
- 大分滝尾郵便局
- 大分市立滝尾小学校
- 大分市立森岡小学校
- 大分市立滝尾中学校
- 碇山温泉
- 大分自動車学校 - 徒歩15分
- 大分自動車道
- 大分県道56号中判田下郡線
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f 『週刊 JR全駅・全車両基地』 38号 大分駅・由布院駅・田主丸駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年5月12日、26頁。
- ^ a b c d 朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 27号・豊肥本線/久大本線、曽根悟(監修)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月24日、14-15頁。
- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年10月、747頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c d 荘田啓介『豊肥線物語』大分合同新聞社、1987年2月、314頁。
- ^ a b 『大分市内の一部の駅が「Smart Support Station」に変わります』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2018年2月16日。オリジナルの2018年6月19日時点におけるアーカイブ 。2020年2月7日閲覧。
- ^ 九州鉄道百年祭実行委員会・百年史編纂部会 編『九州の鉄道100年記念誌 鉄輪の轟き』(初版)九州旅客鉄道、1989年10月、221頁。
- ^ 梅木秀徳『大分歴史散歩 - ふるさとの駅 (15) 滝尾・中判田』大分合同新聞社、2007年6月8日、6頁 。
- ^ 祝 豊洲鉄道佐伯線・犬飼軽便線 大分市内6駅 高城駅・鶴崎駅・坂ノ市駅・幸崎駅・滝尾駅・中判田駅 開業100周年 (PDF) 九州旅客鉄道株式会社、2014年3月20日
- ^ 「日本国有鉄道公示第402号」『官報』1971年10月1日。
- ^ 「通報 ●豊肥本線原水駅ほか3駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1971年10月1日、11頁。
- ^ 『交通新聞』交通新聞社、2012年12月4日、1面。
- ^ 西崎さいき『珍駅巡礼 日本全国の「ヘンな駅」をゆく!!』イカロス出版、2010年2月、72頁。ISBN 978-4863202702。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年9月16日閲覧。
- ^ 統計年鑑 - 大分県
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 滝尾駅(駅情報) - 九州旅客鉄道